ごしきのまりゅうをしたがえるぞ!


<オープニング>


『われこそはきんのせいりゅうおう!』
『わらわはぎんのおうじょりゅうじゃ』
『おれさまはしんくのまえんりゅうだぜ!』
『くっくっく、しっこくのふはいのあるじりゅうさんじょう』
『ももいろはないろさくらいろ! ぴんくのまほうしょうじょりゅう☆』
 ごしきのまりゅう、どうくつにつどう!
 さいずはぜんちょう50せんちだ!
 みためははねつきでっぷりなとかげさんだ!
 がうがう。
 ぼー。
 あちあちあち。
 ぺちぺち。
 ふー。
 がおー!

 以上、ジオラマによる再現と穂村・勇史(高校生運命予報士・bn0292)による完全アテレコでお送りしました。

「『五色の魔竜』かよ!」
「ちっちゃいよ!」
「つかアテレコなのになんでピンクの竜だけ空気違うんだよ!」
 一斉に突っ込みを入れる能力者達を、勇史はまぁまぁと宥める。
「いいか、これは天之羽羽矢のメガリスアクティブだった天童・つむじから、視肉の願いとして伝えられた真剣な依頼だ」
 差し出されたのはシンプルにドラゴンフルーツのソーダ水。
 名前に反して甘い口当たりが、今回の妖獣を体現している気がする。
「今回はこの五匹の凶悪な魔竜を、誠意ある説得と力を示すことで視肉の肉を口にさせ、マヨイガの住人とすることだ」
「凶悪とは」
「まだ人間襲ったことないぞ! あと生命力だけは滅茶苦茶高いぞ! そしてがぅとかきゅいーとかぽぽーとか鳴くぞ!」
「凶悪な可愛さですね」
「うむ」
 重々しく勇史は頷く。
 まぁ視肉さんの詳しい意図はわからないが、ともあれ大規模な戦いに巻き込まれちゃいそうなちみゴースト達を救おうという崇高な依頼なのである。多分。
「で、誠意ある説得と力を示すとは?」
「なんか強そうな相手にはじゃれついて来るので、そこで勝負っぽいことして勝つと言うこと聞くから視肉の肉を食べさせてマヨイガに連れてきてくれ。あ、他にも肉は好きだから餌付けもありじゃねぇか」
 真剣勝負ができるほど強くないが、すぐやられるほどじゃないので組みついたりロデオしたり方法は自由だ。
 逆に下手に出ると踏みっとかされるのでそういう趣味の人はどうぞ。
「ま、とにかく遊び倒してくれ。はいこれ場所。あと視肉の肉は出発するときにもらってきてくれ。よっぽどのことがないと本気で襲ってきたりはしないが、その状態じゃ肉を食べちゃくれないから注意してくれ」
 そう一気に言って、勇史はぐっと親指を立てた。
「この言葉を使うとはな……ドラゴンテイマー候補、頼んだぜ!」

マスター:旅望かなた 紹介ページ
 いつもお世話になっております。旅望かなたです。
 ごしきのまりゅうと転がり回ったり相撲とったりご自由に。

●ごしきのまりゅう
・人気のない山の外れの洞窟できゃっきゃしてます。
・喋りません。鳴きます。
・ブレス(近接1ダメージ)にご注意ください。
・連れて帰る時は大型犬用のケージを預かっています。
・人がいないと元気に五匹で覇権争いをしているので、妖獣動物園にでも連れてけばいいんじゃないかな! かな!
・あと視肉のお肉をもらうシーンはリプレイに描写されませんがもらってます。

 それでは、竜を従える旅にご案内を……。

参加者
椎名・悠(深緑のねぼすけ娘・b20132)
雪吹・玲螺(小学生真妖狐・b61805)
マクシーヌ・ミルズ(フラットアウトダッチェス・b68417)
福井・義充(悲歌の守護者・b70106)
花月・胡華(天照・b73566)
コノハ・フジモリ(真まんごーさんといっしょ・b75825)
夢野・楚那(エンドレスドリーム・b81288)
高橋・二二子(アナザージオタクシス・b83417)



<リプレイ>

「あれかの」
 雪吹・玲螺(小学生真妖狐・b61805)がモーラットヒーローを抱いて指した先に、小さなまりゅう達の吐く小さなブレスがきらきらと舞っていた。
「相手がごしきのまりゅうなら、わらわははいいろのまじょとでも名乗るとよいのじゃろかの?」
「ファンタジー世界の力の象徴『竜』……しかも色付きが五人も。将来性はばっちり、だね♪」
 椎名・悠(深緑のねぼすけ娘・b20132)がちらりと視線を向ける。

 がうがう!
 がー。
 がおー。
 かぷー。
 きゅいー。
 ぼぼー!

「なにこのかわいいの」
 花月・胡華(天照・b73566)の瞳がハートマーク。
「こいつはー凶悪な魔竜だね。やべぇ可愛い、きゅんてするね」
 高橋・二二子(アナザージオタクシス・b83417)が猫の手ガントレットでまじかる☆ばーるのようなものを握ってゆらゆらと揺れている。
「いやぁ、この子たちが一般の人に見つからなくてよかったよ。見つかってたら被害者甚大だったろうし」
「……今は、まだまだだけど!」
 見るからに先の丸い牙とか見ながら、胡華の言葉に悠がうんうんと頷く。
「ウェールズに生まれた以上ドラゴン使いになるのは……憧れ!」
 ぐぐぐっとマクシーヌ・ミルズ(フラットアウトダッチェス・b68417)が拳を握る。
「国旗に描かれているような伝説の竜を友達にして冒険するのって憧れだったのよ!」
 でん、せつ……?
「竜と友達になれたら、何よりすっごいことよ!」
 上に乗れそうにはないが、もちろん竜には違いない。
 飛び出していく彼女の後方では――福井・義充(悲歌の守護者・b70106)が頬を掻いていた。
「別にドラゴンテイマーになりたい訳じゃねーケド。にここと一緒になんかちびっちゃい怪獣と遊ぶのもイイかなと思って……そういう軽い気持ちだったんだケド……」
 膝上丈の濃灰と黒のストライプスカートが、白いフリルと共にふわりと舞う。
 ……スカート?
「何で女装なのっ!」
「フクイセンパイやべえよ、動いてやがる! やべえ可愛い!」
「ににこー!」
 マジカルロッド代わりにリボンや花で可愛く装飾した剣をぶんぶん振り回す義充。胸の大きなリボンがゆらゆら。
 はっと二二子が振り向いて――後ろに回ってぽむ、と義充を押し出した。
「へ!?」
「ここで会ったが百年目ー、最強の魔法少女を決めるよ、魔竜さん! ににのーご主人様、まじかる☆よっくんとはーこの人だよ!」
 そう!
 今日の義充と二二子はにゃーんできゅりんっな魔法少女とそのにゃんこ使い魔なのさ!
 ちゃんと二二子も猫耳帽子で猫尻尾パーカーと付け尻尾で猫の手ガントレットなのさ!
「まっ……まじかるっ……」
 もごもごしていた義充が覚悟を決めた様子で、「どっちが強い魔法を使えるか、勝負!」と叫ぶ。
「ていうかかわいい。ほんとなにこのぷりちーさ」
 七支刀を胸の前で持ってきゃぴきゃぴしていた胡華が、慌ててはっと顔を上げる。
「いや、そんな事言ってる場合じゃない。世のため平和のためにも全力で遊……相手するよ!」
「こんな楽しそうな……もとい、大事なお仕事任せてくれた視肉さんには感謝してもしきれぬの」
 わくわくと玲螺が続く。抱き締められていたしらたまが、ぴょんっとその腕から飛び出した。
 楽しみすぎて昨日の夜は十時間しか寝られなかったしらたまである。
「もっきゅもー♪」
「モラ族の勇者再びとな。ゆくがよい、しらたま!」
「きゅっぴもー♪」
 どらごんていまー隊、出勤!
 白くて赤い勇者がまえんりゅうにげきとつだ!
「ともあれ、未来のラスボスのために、ちょっと頑張ってみようか♪」
 悠がそんな仲間達とまりゅう達の様子に、思わず微笑みながら呟いて。
「われこそは どらごんていまー このは と ふうだ!」
 その向こうではコノハ・フジモリ(真まんごーさんといっしょ・b75825)が真シャーマンズゴースト・ファラオのフウと一緒に腕を組んで立ちはだかる。
「ごしきのりゅうよ いざ われらがもとへ!」
 気合いを入れれば気分は新人ドラゴンテイマー!
「思う存分あそぶぞー!」
 そう一声叫んだ後で、夢野・楚那(エンドレスドリーム・b81288)はぶんぶんと首を振った。
「……ううんこれはしんけんしょうぶ」
 どのくらいしんけんしょうぶかって言うと、ピコピコハンマーを周到に用意してきているくらいしんけんしょうぶである。
「われこそは、ゆめのまじょだ。せいせいどうどうとしょうぶしろ」
「ぐるるー!」
 黒のまりゅうがぐるんと振り向き、ニヤリとどうもうに笑みを浮かべる。
 一人と一匹が距離を詰め――手を伸ばす!
 とす。
 ぽふー。
 ぎゅむぎゅむぎゅむ!
 正面からぶつかり合って首を絞めると言う名目で、思いっきり抱きつく楚那。
「ふぁいと! いっぱつ! し・ら・た・まー!」
「もきゅぴ! もきゅぴ!」
「がるるー! がうー!」
 その向こうでは玲螺が、背中に乗る権利を賭けて戦いを繰り広げるしらたまと赤のまりゅうを応援していた。
「貴方は炎を使うのかしら?」
「きゅう?」
 そんな赤のまりゅうにマクシーヌがそっと声をかける。
 その間にしらたまが背中に乗って勝利宣言しているが気付いている様子はない。
「もしそうだとしたら奇遇ね、私も炎にはとても縁深いのよ」
「ぐるー!」
 とりあえず飛び掛かって来る赤のまりゅう!
「ブレスでも飛びつきでもかかっていらっしゃい!」
 さっと構えを取ったマクシーヌは――次の瞬間思わず膝から崩れ落ちた。
 だってほらなんかあったかくてぷにぷにしてるの。
 ブレスがドライヤーのあったかさくらいでぽぽーってしてるの。
 さらにその上にしらたまがうれしそうにのってるの。
「痛くないけどロマンよね、ブレス!」
 もうぷにぷにもふもふで大変なことになっていた。
 そんな隣では、義充と二二子がピンクのまりゅうとのしとうを繰り広げている。
(「ごめんなー不死鳥……」)
 義充の謝罪に応えるのか、いつもより何だか格好いいフェニックスのオーラ。
「ににこ! いけ!」
「おー!」
 二二子が思いっきりまじかる☆バールのようなものを振り上げ……!
 ごつ。
「痛!?」
「あー火の粉かかってる痛そー」
「ご、ごめん」
 思わず謝る義充。
「へへー、可愛い奴め……痛ェ、ちょっと待つね!?」
「きゅー! きゅー!」
 かと思ったら、二二子がほっぺたをかぷかぷされていた。

「せいりゅうおう、プロレスで勝負だ!」
 ゴーストフォートレスで編んだ黄金の鎧をフウに着せ掛け、コノハが堂々と宣言する。
 フウがファイティングポーズを取って軽くパンチの軌道を魅せれば。
 金のまりゅうがてーん! と地面を蹴ってくるんと回転して……ぽて、とこけてから慌ててポーズを取り直す。
『ふ、なかなかおやくそくというものがわかっているな』
『ふむ。おぬしもせいりゅうおうにいどむものとしてふさわしい』
 そんな感じで睨み合ってから、おもむろに掴み合う二匹。
 フウがぽーんと金のまりゅうを投げれば、そのまま回転した金のまりゅうが華麗なキック。
『おぬし、やるな』
『どちらがおうごんにふさわしいか……しょうぶ!』
 コノハの心のアテレコは早くもクライマックス。
 地面をごろごろする二匹を、コノハは心のファインダーにぽちっと記録した。
 同じくその光景を目に焼き付けながら、悠がクーラーボックスから食べ物を取り出す。この乱闘具合だと出番はまだかもしれないが、きっと喜んでくれるだろう。
「洞穴以外の世界には、君たち以外に強い人もいるのよーっ?」
 赤のまりゅうの口元を掴んで、後ろからぎゅっと抱きしめるマクシーヌ。じたばたするまりゅうに、己の強さを教え込む。
「私に勝てると思ったやつ、かかってこーい!」
 胡華が可愛らしい姿に思わず手を広げ……違う違う、七支刀を構えてどーんと立ちはだかる。
 ……誰も来ない。
 割とみんな忙しそうである。
「……よ、弱い? 私弱い?」
 思わずがっくりと膝をつく胡華の前に、銀のまりゅうがゆうがにつばさをひろげてぽてぽてっと飛んできた。
 踏みっ。
「踏まれた!?」
「ぐーるるー♪」
 勝ち誇る銀のまりゅうを、ていっと胡華が跳ね除ける。
「ええいおうじょりゅうめ! 下剋上だ!」
「きゅきゅー!」
 銀のまりゅうと栗色の少女。二人の軌跡が正面からぶつかり合う!
 転がり合う!
 うりうり撫で回されるまりゅう!
 かぷかぷ甘噛みされる胡華!
 ぷらーんとぶら下げられる銀のまりゅう!
 ここー! と銀のブレスを噴きつけられて顔が銀色になる胡華!
 仰向けに寝っ転がらせてお腹をぷにぷにされる銀のまりゅう!
 いやーんえっちーって感じにのたのたする様子に心がKOされている胡華!
 かつてないほどえげつなく、容赦ない攻撃が繰り広げられていた。
「こうさんするのならいまのうちだぞ」
「ぐぐー!」
 楚那と黒のまりゅうが取っ組み合いをしながらごろんごろんと彼らの前を横切って行く。
 何とかマウントポジションを取った楚那が、ピコピコハンマーでぽかぽか!
「どうだ、わたしのじつりょくをおもいしったか」
「ぐるるー!」
 尻尾でぺちぺちして抵抗する黒のまりゅう。
「ひゃん!?」
 おっと尻尾が見事に楚那の脇の下を攻撃!
 くすぐったさにこけたところを逆に乗っかり、ぽふぽふと黒いブレスを吐く黒のまりゅう!
「けふけふけふこれならどうだ!」
 咳き込みながら慌てて枕をちらつかせれば、弾けた悪夢爆弾に巻き込まれぽてんと黒のまりゅうの体が地面に横たわる。
 そこを後ろから抱き上げ……なんとくすぐり始める楚那!
「きゅー! きゅいー! きゅいー!」
 なんてひれつな! くすぐりじゃ起きられないじゃないですか!
 まさにあくむ!
「よっくん! 今だ連携攻撃!」
 折りしも今まさしく、猫のように俊敏な二二子がピンクのまりゅうに飛び掛かるところだ!
「え? ニ対一じゃ、なんかピンクにずるいじゃん」
「えー!?」
 猫の手ガントレットがピンクのまりゅうのほっぺたをぷにぷにする。ピンクのまりゅうのひっぷあたっくが二二子の顔を圧迫する。
「えーい!」
「おうふ!?」
 そこを返して投げつけられたピンクのまりゅうを、思わずキャッチする義充。
「つーか、なにこの可愛いトカゲ」
 後ろから義充にお腹ぷにぷにされながら、ピンクのまりゅうは勝ち誇った顔で二二子にピンクのキラキラを吹き付ける!
「ぎーっ!? 熱ィ!?」
 慌てて下がった二二子は、さっと猫の手ガントレットを後ろに下げる。
「いや、俺の使い魔の方が可愛いけど」
 慌てて言った義充にはお構いなしに!
「必殺使い魔魔法、まじかるぷろみねんすぱんち!」
 それは太陽の力を体に灯し、至極物理的に殴りつける大技である!
 ぼっかり。
「きゅむー!」
 すっ飛んで行ったピンクまりゅうの前に、悠がそっと歩を進めた。
 相手の正面からゆっくりと、大きな足音を立てないように。動物を驚かせないような、そして敬意を持った歩み方だ。
「ぐぐー?」
 唸り声を上げるまりゅう達ににっこり微笑んで、そっと食べ物を並べて見せる。
 ドッグフードにビーフジャーキー、ウィンナー。ちょっと趣向を変えて、にぼしにチーズ、きゅうりまで。
 心からの笑みを浮かべて、手招きしてみる。ちょこちょこと寄って来て、ふんふんと臭いを嗅いでみるまりゅう達に、怖くないよと悠はビーフジャーキーを一口かじってみせて。
「……がう!」
「むぐ! むぐー!」
 次々にまりゅう達が食べ物を頬張る。金のまりゅうは高貴にウィンナー、銀のまりゅうは渋くにぼしが気に入った様子。
「きゅきゅー!」
「ふふ、可愛いなぁ」
 ピンクのまりゅうはドッグフードにチーズを乗せて、悠の手から食べるのが嬉しいようだ。もっとないの、と勢い余ってどーんと悠を押し倒し、そのままごろんごろんと一緒に転がる。
「お近づきの印にもし食べてくれるのなら……実は私がお腹空いているの」
「ぐー?」
 赤のまりゅうが目をぱちくりさせて、マクシーヌの手からビーフジャーキーを恐る恐る咥える。美味しかったのか、がつがつと食べてマクシーヌの分まで美味しそうと見つめる。
「甘〜いミルクティもあるわよ。甘いものとお肉の組み合わせ、お薦めよ」
 差し出した紅茶をぺろりと舐めて、気に入ったのか赤のまりゅうは首を突っ込んでごくごく。
「わたしのつかいまになったらこのにくをやろう。わるいはなしではあるまい」
 楚那がマンガ肉を持った手をひらひらと振る。美味しいものにありついていた仲間達を羨ましそうに見ていた黒のまりゅうが、大きな口を開けて飛びついてくる。
「ふふふふ、どうだほしいか? ほしかったらここまでくるのだな」
 逃げる楚那に追いかける黒のまりゅう。「きゅぃー」と情けない声を上げて降参した黒のまりゅうに、楚那がそっと肉を差し出せば、目を輝かせてがぶりとかじりつく。
「ほら勝ったぞー♪ よし食べていいよ」
 悠もピンクのまりゅうを組み敷き、勝利宣言しながらご飯を差し出す。がつがつと口いっぱいに頬張るまりゅうの頭を、「大きく育て♪」と撫でて。
 そこに漂って来るのは、とっても美味しそうな香り。
「ほれ、こっちにも肉があるでの。食べるかえ?」
 一斉に振り向いたまりゅう達としらたまとフウに、たっぷりのお肉を焼きながら玲螺は楽しげに微笑んだ。
「皆の分もあるでの、仲良く食べてくりゃれ♪」
 その言葉に、お腹を空かせた能力者達も一斉に飛びついた。

 もちろん最後の料理にしてメインディッシュは、視肉のステーキ。
「マヨイガに行ったら貴方たちのお仲間がもっと沢山いて、ここより毎日が遊園地みたいに楽しくなるかもしれないわよ?」
「私達、もっとドラゴンさん達と遊びたいな。マヨイガにおいでよ!」
「がう!」
「がうがう!」
 マクシーヌとコノハの言葉に、じゃれかかるまりゅう達。
「はい、あーん……旨ぇのかなー? ににもちょっと食べたいなぁ……」
「視肉に言ってみたらどうだ?」
 視肉にかぶりつくまりゅう達を羨ましげに見つめた二二子に、義充が声をかける。
「さあ、これをたべてわたしといっしょにらくえんにいこう」
 楚那の言葉は何だか意味深だが、まさしくその通り。
 これで彼らは、人を襲わずマヨイガで楽しく暮らせるのだから。
「これで私達は強い絆で結ばれた仲間だ!」
 ぱしん、と胡華が楽しげに銀のまりゅうとハイタッチ。
 こうしてゴーストともみんな仲良くやれたらいいのに、と心の中で呟いて。
 ぎゅ、と金のまりゅうを抱き締めて、そっとコノハがゲージの中へご案内。
 マヨイガーゼットにうさぎさん達も元気だと良いな、と微笑んで。
「こうやっていろいろな存在と仲良くなって、輪が広がって行くんだね。美海子にいい土産話ができたよ」
 夢の中の親友にまた一つ語れる話が出来たと、楚那は嬉しげに微笑んだ。

「……女装した意味あったの? センパイ?」
「言うな! こんなん結社の連中にバレたら……っ! コイツら早くマヨイガつれてくぞー!」


マスター:旅望かなた 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:8人
作成日:2012/05/02
得票数:楽しい12  ハートフル8 
冒険結果:成功!
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