七夕──鵲の羽伝説


   



<オープニング>


 七夕────それは、恋焦がれながらも、川を挟み離れ離れに暮らす恋人達が一年一度出会える唯一の日。
 川で隔てられた二人を引き合わせる役目を持っていたのは、鵲(かささぎ)という鳥だ。彼らはその羽を橋とし、一夜の架け橋となったのだ。
 この織姫と彦星の話は、幼い頃から聞かされるロマンスの一つとして有名だろう。
 そうしてここ鵲神社には、一つの言い伝えがあった。
 七夕の夜。社の橋の上で鵲の羽を持った恋人達は永遠の愛を誓えるだろう────と

「とても素敵な言い伝えです……。是非とも行って見たいです」
 くっと拳を握り締め、頬を染める薔子に、話を持ってきた妃は僅かな驚きを見せた。
「薔子君には、誓いを立てたい人がいるのかい?」
「いません。私はその光景をしかと見届けたいのです」
 驚きに当然気付いた様子なく、薔子はさらりと否定すると自らの望みを口にした。
 行って、見たい。
 なるほど言葉通りである。恋愛に興味があるのだろう、と妃は強く止めはせずに「ほどほどに」とだけ告げた。
 首を縦に振りつつ、薔子は妃を見上げて問いかける。
「こういうものは時間という名の調味料が必要と聞きます。行くのならばやはり夜でしょうね?」
「もちろんだよ。折角の七夕なのだしね。それに愛を誓うのもそうだけれど、願い事をするのも夜の方が星に届くと思わないかい?」
「願い事、ですか?」
「短冊に願いを書いて、笹の葉につるすのだよ。こちらの方が一般的ではないかな? 修学旅行で記帳出来なかった分、行ってこようと思ってね」
 そちらを誘おうとしていたのだという。普通のお祭りと同じく屋台などもあり、それだけで十分楽しめるだろう。そして件の鵲の羽は模造品ではあるけれど、社でお守りと同じように売られているらしい。夏も間近とあって、着物や浴衣でやってくる人も多いとか。
「遊ぶのも楽しそうです、ね」
 ぐぐぐっとお祭りにも心惹かれた様子で薔子は悩む。
「行ってから行動を決めるのも良いのではないかな?」
「そうですね」
 妃の言葉に薔子はうんうんと頷いた。

 七夕の夜。何を貴方は願いますか────?

マスターからのコメントを見る

参加者
NPC:御護・妃(高校生運命予報士・bn0035)




<リプレイ>

●楽祭
 瑠璃色の空に暖かな光が連なり浮かぶ。何処からともなく太鼓と笙の音が流れる。
「おねーちゃん、何か買って」
 深緋の浴衣に珍しく自慢の長い髪を可愛く結い上げたとものは、紺青の浴衣を楚々と着こなす桜子の手をぐっと引いた。その目は玩具に向けられていた。
「……プラスチックモデルは駄目です」
 林檎飴を一つ買うと、とものは嬉しそうに桜子の手をきゅっと握った。

 暁は浴衣をぱたつかせ食べ物の屋台を巡り、途中、束砂に口元を拭われた。
「幼馴染というより、親子みたいだぞ、お前達」
 銀狼はしみじみと漏らす。藤色の浴衣が束砂の大人びた印象を強めたのだろう。
「にゃはは、お姉ちゃん、だーいすき♪」
 三人手を繋いで歩いていると中央の暁が突然告白。束砂は一度銀狼にも顔を向け微笑んだ。
「うむ。余も暁と銀狼が大好きだぞ」
 その言葉に銀狼は只管どぎまぎさせられた。
「あ、いや。その、俺もだ」
 絞り出せたのはそんな台詞だった。

「ガードが固いのぅ」
 天の川にちなんだ寒天を配ろうとしたが、そこはやはり祭。巡回する警備員の隙のなさに法眼は唸った。
「射的でもやってみるか」
 腕に自信のある榛那は三葉を射的に誘う。
「こういうのは得意なのよね…可愛いものは絶対にお持ち帰りよ」
 三葉はやる気満々に浴衣の袖を軽く捲る。そんな恋人の姿を微笑ましく思いながら、榛那も鉄砲を構えた。狙うはぬいぐるみだ。

●星願
 天まで届きそうな笹がさらさらと心地よい音を立て揺れる。吊るされるは密やかな願い。けれど知りたいと思うのが人の常。
「ヒハヤー見せてー! 隠すのぉはなしだぞぉ! 俺ぇのことでも書いたかー!」
 覗こうとするブラッディに甕速は、肯定せず見せもしない。『ブラッディにこれまで以上の幸せがあるように』等と照れ臭い。騒ぐブラッディも『ヒハヤが一生俺のことを好きでいてくれますように』と書いていた。
「願い事、何て書いたの?」
 黒兎が聞くと未亜は恥ずかしそうに団扇で隠し「黒兎さんは何て書いたのですか〜」と逆に訊ねる。
「未亜ともっと仲良くなれるように」
 そっと頭を撫でられ未亜は、素直に答えた。
「おまえって、ホント可愛いヤツ!」
「ちょ、ちょっと、場所考えてよ〜」
 せがむジェノに根負けして短冊を見せた由紀は抱きしめられて頬を膨らませる。普段とは違う橙の浴衣姿でそんな可愛らしい様子を見せられジェノはますます腕に力を込めた。

「妃お兄ちゃんは、もうお願い事決まったの?」
「来る前から決めているよ」
 パンダ柄の浴衣を着た愛紗の問いかけに、妃は微笑んで答えた。
 紺の甚平に兎の簪。身軽な装いで刹莉は何て書いたんだ、と興味津々に身を乗り出す。
「あ、けどやっぱ聞かないぜ。願い事叶わなくなるし、秘密ってのも楽しいしな」
「叶わなくなるかはともかく、秘密は楽しいね」
 グローリアは手帳を見ながら赤いペンで「明日も晴れますように」と書く。
「妃のオネガイも、カナウ、するといいデスネ」
「ありがとう。君の願いも叶うといいね」
 金魚が泳ぐ水色の浴衣を着た亜子はマジックで自分の不得意の上達を願う。その横では弘一が筆で流麗な文字を綴った。亜子の覗く気配に隠して笑う。
「こういう物は秘密にしておいた方が叶う気しない?」

 七夕を知らないヴィヴィとクロは春菜の説明を聞いてから願い事を書いた。ヴィヴィは天上の二人に見られても恥ずかしくないように『この世界が永く続きますように』と。クロは『月ちゃんが元気でありますように』と書いた。こっそり二人の短冊を覗き、春菜は嬉しそうに『ずっとみんなと一緒にいられますように』と書き込んだ。
 譲羽は長い髪を結い上げ、紺地に曼珠沙華の浴衣を着ていた。あまり着た事がないという彼女に妃は弱った顔をした。
「え、合わせが逆って…何のこと…?」
 直すとも言えず、通りかかった女性に助けを求めた。
 偶々妃を見つけた根室は、書き途中の短冊に一人書き足す。『コハルや、狭山や、女顔の男より背が伸びるように』名はまだ聞いていない。
「御護さま、ありがとうございますね…」
 鳥は妃に今宵の祭の礼を述べ、これまでの縁とこれからの縁を一層大切にしようと願いを書き込む。

 終凪の前には雪那と華凛が揃いの浴衣を着て、仲良く短冊を書いていた。雪那は皆の事を、華凛は雪那の幸せを。二人とも自分以外の為に願う。
 終凪が『好きな娘に振り向いてもらえますように』と書いていると「好きな子〜? 上手く行くと良いわね」と当人から切ない言葉。思わず雪那…と呼べば、不思議そうに笑われるだけだった。
 響夜は妹の為に筆を執る。『妹がこれからも健康に、幸福に過ごす事が出来ますように』と真剣な面持ちだ。
『ずっと一緒にいられますように』
 願いはもっと深く、けれど迦藍は持参した筆ペンで少し不器用にそれだけ書き綴った。
 なぜに、届かないっ。
 紫陽花の散る浴衣を着た千乃は短冊を手に背伸びのままぷるぷると震えていた。章はあまりの可愛らしさに打ち震えていたが、千乃を軽々と抱えると笹に近付ける。他愛無く時は過ぎて行くけれど、幸せな時をいつまでも過ごせたならと思う。
「お手数なのですが…私の書いた短冊、吊るして貰っても構わないですか?」
 紅い花が咲き乱れる紫の浴衣の袂が揺れる。喜んで、と請け負う妃に雪葉は短冊を託した。高い笹へとそれは吊るされた。
 臙脂の帯に紫陽花柄の白い浴衣を着こなす淳子は定義の姿に溜息を吐く。浴衣に下駄でサングラスとセカンドバックはないだろうと。定義は淳子の思いに気付くことなく願い事を書いていた。
「定義のそういうトコ、好きよ」
 言葉が零れ落ちた。
 洋恵はぼんやりと『もっと知りたい』と書き、空白に名前を書きかけ我に返る。
「…何を書いてるのかしら、あたしは」
 別の短冊を手に取った。
 リスティアは周囲を見回してから、短冊を吊るしてそそくさとその場を去る。そこには『大きくなりますように』と書かれていた。
 絶佳は随分と長く悩んだ末に『強くなりたい』と願う事にした。能力者としてだけではなく、揺るぎ無き強さを秘めた心を持ちたいと願ってのこと。

 道行くカップルを覗く薔子を見つけ、雹は短冊を書きに行こうと誘う。悩んだ末『今年こそいい人が見つかりますように』と書く。
「薔子さんは何を書いたんでしょうか?」
「世界に愛が満ちますように、です」
 相乗効果で願いが叶うだろうか。
 龍麻は何とも寂しい思いを抱えていた。途中、薔子の姿を見つけ、カップルを見物しつつ、屋台で楽しそうに遊ぶ様子に思わず笑みが浮かぶ。

●恋告
 永遠の愛を誓う鵲の橋。そこに集うは恋人ばかりでなく。
「世界が獣っ子満たされますように!」
 銀司は大声で三回唱えた。奇妙がる周囲の声は幸いにして永琳が来た頃には収まっていた。永琳は銀司を見上げ、顔を赤らめながら思いの丈を告げる。
「前から…七鞘さんの事が好きでしたの。私と付き合ってくださいません…?」

 遼二は曖昧な形を拒絶し、一歩踏み出す。
「僕と…付き合って欲しい。このままでいいかとも思ってたんだけどさ。やっぱりダメだ。好きなんだよ。…嘘じゃない。本気でそう思ってる」
 明は居た堪れない気持ちで俯きながら、ぽつりと「…ありがとう」と顔を赤くした。
 竜兵を呼び出した結姫は緊張から妙なことを口走ったり口篭ったりしつつ、勇気をくれるように握られた手に、漸く思いを告げる。
「あの…こんな駄目な先輩だけど、次からは恋人として、手、繋いでくれないかな…」
 告白されて気付く。声を聞き、抱きしめたいと思う気持ち。
「…そっか、俺…先輩の事好きなんだ」
 竜兵は満面の笑みを浮かべた。

 白地に赤い蝶の舞う浴衣を着たみさをはふと紅星の名に触れた。
「…そういえば、紅星の名前もお星様がある、ね」
「ああ、確か丁度生まれる頃に赤い星みたからとか何とか母さん言ってたけど」
「…紅星も、お星様みたいに明るく輝いてて、優しくて…そんなところが、好き、かな」
 少し頬を染めるが、囁きのような言葉が届いたかはわからない。さて、帰るかと動き出せば、お約束の様にみさをは躓いた。
 リコは天から七夕の話を聞いて、空によかったですねと呟く。これからも幾千の出会いがあり、そして別れがあるのだ。
「あの星のような輝く思いが私にもあったら…」
「そのなんだ…リコは今好きな人とかいるのか?」
 思いを輝かせ、傾けてはくれまいかと願う。

 薄桃色の浴衣を着た春日があちこちに気を向けていると相棒の信彦から注意が飛んだ。大丈夫だと請け合いながら、まだ気を向ける春日に信彦は告白した。
「はるひ…好き、ですよ」
「…んーと。僕も…信彦が好き…だよ?」
 突然の事に顔を赤くしながらにっこり答えた。
 玲綺は黒地にひまわりの咲く浴衣を着ていた。螢と二人で歩き、やがて羽を差し出される。
「俺は、玲綺を愛してる」
 いつまでも、こうして過ごしたいという気持ちに、玲綺は照れながらも羽を受け取った。
 玄蕃は朗に差し出された扇子で涼を取るうちに緊張を解し、意を決した。
「なあ、織原。突然ですまんが、聞いて欲しい事がある」
「どうしたの?」
「その……俺は、君の事が好きだ。乾玄蕃は、織原朗のことが大好きだ!!」
 朗はその真っ直ぐな告白に優しく微笑んで、手の中にある羽を彼へ差し出した。

●戀想
 青藍に染まる空に明りが瞬く。空を流れる川は雄大で美しい。
 撫子色に桜柄の浴衣を着て芽衣は、傍らの咲左衛門を見上げる。見慣れてるはずの彼は浴衣のせいかいつもと違って見える。そんな彼が立ち止まって、袖袋から何かを取り出した。
「咲ちゃんも買ってたの?」
「って、考えること同じかよっ」
 巾着に仕舞った羽を取り出す。可笑しさに笑い合い、そっと寄り添う。言葉などいらないのだ。
「永久の愛の誓いより、一緒に居られればいいなって思うの」
 お気に入りの紺地に桔梗柄の浴衣を着て更夜は告げる。それならと火零は更夜を抱きしめてキスをした。
「また来年も、ここで天の川を見よう」
 思いがけず先手を取られてしまった更夜は嬉しそうにお返しと頬に口付けた。
 ゆまは紺地に赤い金魚の浴衣を着て、アシュトンと他愛無いお喋りをしていた。ゆまは緊張しつつ、傍らの彼の手を握ってみた。途端歩みが止まり、そして伸ばされかけた腕が止まる。アシュトンは謝りながら、手の温もりに言葉を迸らせた。
「私はゆまを――……離したくない」
 そこには万感の思いが込められていた。

 英世と千絵子はハンカチを手に奇妙な攻防戦を繰り広げていた。結局、最後まで譲らなかった千絵子がその手を拭う。それから二人で星を見上げた。
「千絵子クンが望む限り──ずっと、君の傍に居よう」
 英世の真摯な言葉に、どうすれば長く一緒にいられるだろうと考えていた千絵子は微笑んだ。
「もしアリス様が願い事ををするなら…どんなことを書きますか…?」
 アイリスの問いにアリスは逆に何を願うのか聞き返す。
「あ、あの…その…ずっと…一緒に」
「そうね…一緒にいるのは…良いと思う」
 真っ赤になるアイリスに対してアリスの様子に変化はないように思える。けれど、声音が柔らかなのは気のせいだろうか?
 龍一郎から鵲の言い伝えを聞いたクラシャは、元気に藤の浴衣を翻し、羽を探す。そんな様子に龍一郎は、でも、と再び口を開く。
「こうしてクラシャが居て、二人で星空を見あげることができて…永遠の愛は誓えなくても間違いなく今幸せだって言えるのですから、いいですよ、ね?」
「うん…」
 クラシャは微笑んで大人しく身を任せるとそっと口付けられた。
 羽を交換した十太と莉那は、もしお互いが川に隔てられたらどうすると話をしていた。
「泳ぐ練習を沢山してきっときっと逢いに行くにゃ」
「ハハ、二人とも思う事は一緒だな。もし本当にそうなったら、俺が莉那ちゃんかっさらいに行くからさ…」
 ずっと一緒にいよう。

「星が綺麗だな…あーなんだ。その、手繋いでいいか?」
 片羽が徐に手を差し出すと、萌は少し驚いた様子を見せてから「喜んで」と微笑む。逸れたら迷惑だろうから、と取る側に少しのすれ違いがあったけれど、共に過ごす時間への思いは同じだった。──幸せなのだと。
 咲夜は桜色の地に紫陽花柄、帯には濃淡の橙を使った浴衣を着ていた。やってきた螢の青と白の縦縞の浴衣姿に感嘆する。
「そいえば、この橋の上で羽持ってるカップルは幸せになれるんだと…俺達も幸せになれるかな?」
「なれるわよ、絶対に。今だって…幸せなんだから」
 二人静かに抱き合った。紡ぐ言葉は互いが知っていればいい。
 慊人と蒼鵐は二人して天上の恋人達を思った。
「もしかしたら、俺達が逢えたこともまた、織姫と彦星の恩恵かもしれないしな」
 ぽそっと飛び出した言葉に慊人は蒼鵐をまじまじっと見つめ、必死で弁明する姿にその顔を緩ませた。
「今日という日にお前と共に過ごせたのは、織姫と彦星からの俺への誕生日プレゼント……なのかもしれないな」
 来年もその次も、一緒に空を見上げような? という慊人に蒼鵐は無言で頷いた。

「あ、と。今日は宜しくお願いしますね。悠緋」
 真紅の浴衣に目を奪われながら、龍稀は腕を出す。絡まる腕に落ち着かない。対する悠緋はとてもはしゃいでいた。そんな彼女に願い事を聞いてみた。
「…ジューン・ブライド?」
 んー、と考えてからくすりと笑う。それは是非とも叶えたいなと龍稀は微笑する。
 椿は斑鳩の姿にくらりときた。紫陽花柄の藍染めの浴衣、そして細い指には銀のリング。二人は願い事を明かす。
「わたしは…椿と長く。できるならずっと一緒にいたいって…。椿は…?」
「…斑鳩の事、守れるくらい強くなれますように。それと…斑鳩と、ずっと一緒に居れますように、って」
 いつもとは違う呼び方は心地よく耳に馴染み、抱き寄せられ囁かれた言葉に心は震える。
「好きだよ、シキのこと。だから…傍にいさせて。ずっと、ずっと」
 白地に青い蝶が舞う。星を見上げそのまま飛んでいってしまいそうな識にリーシャは告げた。リーシャの浴衣は黒地に天色の羽根が散っていた。識は答えの代わりに彼女を抱き寄せてキスをした。
 柾世に後ろから抱き寄せられ温もりを分けてもらっていた紫空は羽を取り出す。
「これ、もってたら…永遠の愛、誓えるらしいぞ」
 誓うか? という問いに何だか壮大過ぎるな、と漏らし柾世は続ける。
「そんな言葉にしなくても、互いの誓いはきっと伝わるよね…」
 その手にも羽があった。
 鮮やかな青の帯に白藍の石楠花と白茶の菊が散る白地の浴衣姿のココは、鵲と鶴の勘違いをすぐ訂正しなかった玲紋を怒っていた。
 教えて下さればいいのに! と非難し続けると玲紋に羽を渡され「…ずっと一緒にいような」と降ってきたキスに機嫌を治した。
 玲紋は大人しくなったココの巾着にこっそり小さな袋を忍ばせる。

 天上で星は静かに瞬いた。


マスター:神月椿 紹介ページ
この作品に投票する(ログインが必要です)
楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:86人
作成日:2007/07/15
得票数:楽しい1  泣ける1  ハートフル8  ロマンティック18  せつない1 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
   あなたが購入した「2、3、4人ピンナップ」あるいは「2、3、4バトルピンナップ」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 マスターより許可を得たピンナップ作品は、このページのトップに展示されます。
   シナリオの参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。