生姜祭り〜駆け抜ける白馬と風切る矢羽根


<オープニング>


 生姜祭り。そう呼びならわされる神事が地方の一都市で行われる。
 車二台がすれ違えるほどの公道を駆け抜ける白い二頭の馬。その上に跨がる騎士は、古式ゆかしい狩装束である狩衣に身を包み、その手に弓矢を具している。
 沿道に居並ぶ観客達。
 彼らの前を駆け抜ける馬上の騎士の手から放たれた鏑矢が、公道に設置された3つの的を次々に打ち抜いていく。
 その神事は、かつて流鏑馬と呼ばれ、武士の鍛錬の1つとして行われていたものでもある。
 
「その流鏑馬神事が、今週末に行われるというのよ。みんなで見に行ってみないかしら?」
 夜取木・楓(高校生魔弾術士・bn0017)はパソコンからプリントアウトしたと思われる用紙を見ながら、微笑みを浮かべた。
 流鏑馬神事は、午後2時から4時頃まで行われる。それが行われる馬場でもある公道では、空駆け、生姜撒き、扇子撒き、的矢の順で神事が執り行われる。その中でも、空駆けしながら撒かれる生姜と扇子は縁起物として、沿道の者たちがこぞって受け取ろうとするものである。とくに生姜は福が授かる縁起物として、沿道の出店でも売られているほどのものなのだ。
「結構人手があるから受け取れるかわからないけど、挑戦してみるのもいいと思うわ。それに、午前中には境内に繋がれた神馬に触ることができるし、流鏑馬と同時刻に神楽殿では浦安舞を見ることもできるそうよ」
「それ以外にも、出店とかあるんだよね?」
「そうね。生姜の他にも、普通のお祭りと同じ出店があるわ」
「楽しそうだね。僕も参加するよ」
 そう言った夏越・ちがや(中学生運命予報士・bn0062)は、満面の笑みを浮かべる。
 流鏑馬という古来からの行事にふれながら、日常を忘れて楽しむ。そんな1日もいいかもしれない。
「あ……、人目があるから、イグニッションはもとより、本業能力を使うのも控えた方がいいと思うわ」
 楓はそう釘を刺すと、柔らかく微笑んだ。

マスターからのコメントを見る

参加者
NPC:夜取木・楓(高校生魔弾術士・bn0017)




<リプレイ>


 流鏑馬神事が執り行われるという神社は、城跡の高台の上にひっそりと建っていた。
 空堀の上を渡された丹塗りの太鼓橋。そこを通ると仁王像が収められた山門があり、その先に本殿が控えている。銅葺きの唐破風を備える神社は、千数百年の歴史を持つ由緒正しいものだ。
 常ならば静寂に包まれているであろうそこは、今日ばかりは賑やかな活気に溢れている。
 神社の前を横切る市道には、数々の出店とそれを冷かす人の姿がある。その光景は、境内の中も同じだった。石畳の参道の両脇にも出店が賑やかに建ち並んでいる。
「うにゅ、楓さん、一緒に屋台巡りに行こうよ」
 白い浴衣を纏った命は、本殿の前で手を合わせる楓に駆け寄る。
「そうね。流鏑馬は午後からだし、いいわよ」
 楓は微笑みながら命の誘いを受ける。
「うにうに、今日は楽しもうねー」
 重そうな財布を振り回し、命は満面の笑みを浮かべる。
「こんな、なんでもない日常を護る為にも……みんなで頑張らないとな」
 賽銭を投げ込み手を合わせ、裕太は心の中の思いを呟く。彼は眼鏡越しに人波を見やると、目当ての出店へ真っ直ぐに向かう。
「本当にここの男共は女のコを見る目が無ぁい! ……と言うか腐ってますぅ!」
 ウェープがかった長い髪のゆいは、黙っていれば男が放っておかないような美少女だ。しかし、そんなことを叫びつつりんご飴を噛み砕く少女に声をかけるものはいない。
 そんな光景とともに楽しい祭の幕が開いた。


「それにしても、白馬か。一度でいいから、乗ってみたいな……」
 嗚唖は二頭の白馬を見ながら呟く。さらに、
「王子が乗っていたら、奪ってしまうぐらいに好きだ……」
 などということを呟く。実は嗚唖は馬が大好きすぎて、自分も流鏑馬ができると思って祭に参加したのだ。だがそれは叶わないことだった。その現実で沈んだ心の隙間を埋めるように、嗚唖は馬に触れる。
「お馬さん、お馬さん。レディ、お馬さんとお友達になりたいデスの。宜しいデスかしら?」
 小首を傾げて馬の澄んだ瞳を見つめるレディの瞳は、いつもよりきらきらと輝いている。
 白馬たちは杭に繋がれたまま、濡れた黒い瞳に彼らを映す。綺麗に手入れされた尻尾が、レディの言葉に応えるように揺れる。
 銀麗は、レディが声をかけた方とは違う神馬の前に立つ。
「お嬢ちゃんたち。危ないから後ろに回ったりしないで、前から手を出すんだぞ」
 そう声をかけてきた老人の声に従い、驚かせることがないようにそっと手を差し出す。
 長い睫毛に縁取られた目を銀麗に向けた馬は、差し出された手にブルルルという声とともに鼻息を吹きかける。
 それに銀麗はくすぐったさを覚え、軽い笑い声をたてながら鼻面に触れる。
 そんなふうに構われる馬の下に歩み寄る2つの影がある。
「綺麗な馬ですね」
 リシェルは、互いに絡み合わせた手の持主であり、自分の恋人でもある直矢を見上げる。
「……リシェルも触らせてもらいに行くか?」
「ええ。直矢さんも一緒に行きましょう」
「じゃ、決まりだな♪」
 直矢は、微笑みながら紡がれたリシェルの言葉と美しい馬の姿に惹かれるように、その傍らへ歩み寄る。優しく馬に触れるリシェルを見つめる内、我知らず浮かんだ微笑みとともに自らも白馬に触れる。
 馬とのふれあいを楽しんだ二人は、その場で馬番の老人に頼み、馬と一緒の記念写真を撮って貰う。
 思い出が収められたカメラをしまったリシェルは、直矢の腕に腕を絡めると賑やかな出店へと向かう。
「おっきいわね」
 生きた馬を初めて見る紗々は、藍色の瞳に白馬を映す。常に無表情な彼女の顔に、僅かな驚きの色があるようにも見える。紗々の義兄である友環は、そんな彼女の様子に淡い笑みを零す。
「生姜撒きも見るんだろ。早めに場所取りにいくか?」
 頷く小柄な少女を見つめながら友環は、
(「少し後方でも構わないかもしれんな。見えないようなら紗々は抱き上げてやれば済む事だし」)
 などということを考えていた。
「こんにちは、夜取木さん。一緒に神馬と記念撮影しませんか?」
 暁が通りがかった楓に声をかける。
「いいのかしら?」
「もちろん」
 楓は馬の前に立つと、優しくその鼻面を撫でる。
「夜取木さんは動物は好きですか? 私は特に猫が好きなんですが……」
 笑顔でカメラを構えながら、暁は自分の家でもある猫屋敷について語る。その話を楽しそうに聞く楓と熱く語る暁の耳に、
「うにゅ、馬刺っておいしいのかな?」
 という命の呟きが入ってくる。
「楓さん、私たちも一緒に写真を撮りませんか?」
 馬を構っていた志津乃が、微笑みながら楓にカメラを示す。
「志津乃さん……、そうね。みんなで撮ったら楽しいでしょうね」
 その答えで、志津乃は老人にカメラを渡し、丁寧に撮影のお願いをする。カメラの前に集まった者たちは、馬の前で思い思いにポーズを作る。
 そんな彼らから少し離れた場所では、
「つーか、お前何? 絵書くのん? 馬触ったりはしねぇの?」
 というつかさの不思議そうな声が、スケッチブックを抱えるシュトラールへとかけられていた。
「んぅ……ホントはちょこっとだけ触ってみたいけど、疲れさせちゃうからやめておくの。お馬さんって、とってもデリケートだって聞いたんだよぅ?」
 そう応えるシュトラールは、絵が描ける場所を探してきょろきょろしている。
「お前、いい子だなぁ。んでも、こんだけ人手多いと無理なんと違うか? どっか、馬が見えて絵描けそうな場所、探すかー」
 つかさの言葉にシュトラールは彼を見上げ、満面の笑みとともに大きく頷いて肯定の意を表した。
「今日は頑張ってくださいね。私もちゃんと見に行きますから」
 雹は馬たちに優しい微笑みを向ける。きびきびした行動からきつく見られがちな彼女の雰囲気が、ふいに甘く和らぐ。
 そのいたわりに満ちた言葉に応えるように、二頭の神馬は鼻を鳴らした。


 流鏑馬神事が始まる少し前。神社前の市道へ向かう人波に逆らうように足を勧める数名の仲間たちがいる。彼らは流鏑馬神事と同時刻に始まる浦安舞を鑑賞するため、神楽殿へと向かう者たちだ。
 神楽殿の前にはパイブ椅子が置かれ、すでに数名の観客たちが舞いが始まるのを今や遅しと待ちかねている。
 そんな浦安舞を見せようと華凛と雪那を誘った紅羽は、見つめていた舞台の上から華凛へと視線を向ける。
(「『浦安』は『心の安らか』という意味……平和を祈る心の舞。……舞を見てる一時でも、華凛さんの心が安らかでありますように」)
 そんな紅羽を雪那はちらりと見つめ、首を傾げる。
(「南雲さんが華凛に手を差し伸べようとしてるのは応援するつもりだし、見守ろうって思ったのも事実なんだけど……。えっと、何で今私がここに居るかなー」)
 そんな気持ちが嵩じ、
「ね、南雲さんは華が欲しいの? それとも華が見たいだけかな?」
 と問いかけてしまう。その問いかけにどきりとしながら、紅羽は華凛に視線を向ける。その先には、不思議そうに紅羽を見つめる華凛の赤い瞳があった。
「……また、一緒に出掛けてもらえるかな? ……出来れば、今度は二人で」
「……今度? ……そうね、考えておくわ……」
 あくまでもクールな華凛の物言いにも紅羽は舞い上がる。
 そんな彼らから離れた場所に座り、舞いを見つめる少女が1人。
 巫女装束の上に千早を重ね、天冠を戴き、神楽鈴を手にした二人の巫女が中央に歩みでる。雅楽の調べも、舞う巫女たちも、舞台が近いために細部まで見て取れる。
「……素晴らしいですね」
 1人の少女、氷魚はうっとりと、ひらめく袖と舞いをさす指先の動きに目を奪われる。
 見ているだけで、神聖な気持ちを抱かされ、身が引き締まる気持ちがする。そんな思いを感じる氷魚は、ただひたすら繰り広げられる舞いを見続けていた。


 660年の歴史を持つという神事は、厳かに始まりを迎えた。
 海からくみ上げてきた塩水を使った禊ぎの後、馬たちの空駆けが始まる。その際に観客が前へ飛び出すことがないよう、沿道沿いには弊がひらめく荒縄が渡してある。
「生姜祭り……生姜という単語で最初に頭に浮かんだのは生姜焼きだった……」
 翔は眼鏡の奥の瞳をお祓いを受ける馬たちに向け、そんなことを独り言ちる。
 そんなことを呟く彼の周りは、おば様たちでぎゅうぎゅうだ。
(「こういうイベントでの強敵はおばちゃま連合になると思っていたが、まさに祭な激戦が繰り広げられそうだな。が、頑張ろう……」)
 そんなことを翔は心の中で思う。
「昔のお武士さんが戦で暑さにやられちゃった時、もらった生姜を食べて元気になったのが、このお祭りの由来だそうです」
 祭の由来を口にする優は土蜘蛛の巫女ということもあり、弓を使う流鏑馬に興味がある。だが一番の目的は、縁起物の生姜を手に入れ、祖母へのお土産にすることだ。
「生姜撒き、取れるかな?」
 優は禊ぎを終えた神馬に視線を向け、そんなことを呟く。
「こりゃ凄いわ。むっちゃ押されると違う? ほい。潰されへん様にしのは俺の前な」
 焔は細いしのの体を庇いながら、最前列に陣取る。
「ああ、四方好き勝手に押されておりますともさ。仕方ないとは云え……ああ、有難うよ」
 しのは不機嫌そうに、自分の体を庇うように後ろに立つ焔を見上げる。
 彼らと同じように二人組で参加した桔梗と鏡夜も、沿道に現れる。境内や出店を回る際、桔梗は孝女の鏡のように鏡夜の後を三歩下がって歩いていた。だが、今は彼の隣を歩いている。鏡夜が気にするために隣を歩くことにしたのだが、この状態は桔梗にとっては気恥ずかしいものだ。
「お兄ちゃん、扇子取ってね」
「わかった、がんばってみるな」
 そんなことを口にしながら沿道に向かうのは、護と雪の兄妹である。
「また一緒にイベントに来れて嬉しい」
 満面の笑みとともにそんなことを口にする紗夜に微笑みを向けながら月夜は、
(「……たまには月夜が誘うべきなのかしら」)
 と悩む。
 志津乃と楓も、神馬とともに沿道に移動してきている。志津乃が扇子撒きに参加したいというのもあったのだが、
「夜取木も一緒に生姜撒きに参加してみない?」
 という龍麻の誘いがあったためだ。
「龍麻さんは、とれる自信はあるのかしら?」
「自信はないよ。お店でも買えるらしいけど、こういうのはやっぱり行事で直接貰いたいよね」
「「そうよね」」
 楓と志津乃は、微笑みながら紡がれた言葉に力強く頷く。
 そんな彼らを少し羨ましそうに見るのは、文だった。
(「縁起物は必要な人に自然と訪れるものだから、狙うことに意味はないかもしれないけど……」)
 そう思っていても、扇子が手に入ることを強く願ってしまう。
「夏さん久しぶりー」
 人ごみを前にして考え込んでいるちがやに、弥琴が声をかける。
「あ……八伏さん、久しぶりです」
「良かったら一緒に扇子取りに行ってみない?」
「はい。実は……1人だと心細かったんです」
 そうして笑顔のちがやと弥琴は、沿道の人ごみに向かう。
「人の多い場所は苦手だが、これからの依頼の参考になるだろうから、流鏑馬だけは是非見たいな……」
 そんなことを呟く宗影も、彼らの後を追うように沿道の人波へと向かう。
 騎士が手綱を引くと、馬は蹄の音高く彼らの前を駆けていく。
 駆け抜ける際、騎士は手にした扇子をバラバラと観客目がけてまき散らす。
「今ですわ! 超・ミラクル・大ジャーンプ!!」
 日本のヤブサメナイトが撒く縁起物を手に入れる。
 そんな思いを抱くリタにとってこの祭は、一種の競技ともいえるものとなっている。リタは、スピードとパワー、人混みの間を抜くテクニック、そして運を使い、華麗なるジャンプを決める。
 扇子をコレクションしている彩華も、懸命におばさんたちに押されながらも扇子目がけて手を伸ばす。
「いけっ、飛べ杏!」
「らじゃです!」
 骨太に肩車された杏はその言葉で宙を舞おうとするが、ここは人ごみ。バランスを崩して落ちかけたところを踏みとどまるため、骨太の髪を掴んで堪える。
「大丈夫か、杏」
「え、あ……大丈夫です(多分……)」
 そう応える杏の手の中には、骨太の髪の毛が沢山握られている。
「あれ? お前取れへんかってん? んじゃ、コレやるわ」
 焔は手に入れた扇子をしのへと差し出す。
「有難うよぅ。悪い気もするけど貰っておくね」
 先ほどまでの人ごみの中での不機嫌さの欠片もないしのは、差し出された扇子に機嫌良く応える。
「さすがに流鏑馬は無理でしょうけど、帰ったら弓道をやってみたいなあ」
 的矢を行う人と馬のかっこよさに見惚れていた藤次郎は、そんな思いを口にする。
「これで、十分良いことかも」
 などと呟くと、手に入れた扇子をぱちりとならして微笑みを浮かべる。
「これ、留守番してる彼女に渡したら?」
「その……ありがとう……」
 円が手に入れた扇子を寅靖は、お礼の言葉とともに受け取る。
「そのまま扇子でも持ってれば、もう少しおしとやかに……イテ!」
 影郎の言葉に円が怒りの鉄拳を下す。
「何だかんだで仲が良いんだな」
「「ンなワケあるかー!」」
 寅靖の言葉に、円と影郎は綺麗にハモる。
「夜取木さーん。……こういう「取りモノ」系って、やっぱりおばちゃんが強いわよねぇ。最強のライバルだと思うわ」
 虹湖は溜め息を吐く。動きやすい服装にし、手を振ってアピールもしたのだが、おば様たちのパワーの前にはなす術もなかった。
 人影も疎らになった沿道で休む虹湖は、ジュースを飲みながら傍らの楓に声を掛ける。
「本当に、そうよね……」
 どこかげっそりした楓は、彼女の言葉に同意したのだった。


「あ、あのさ。気合入れて買いすぎちゃったんだけど、どれか食べない? ……いやさ、図書館でよくお世話になってるからそのお礼、ってことで一つ」
 裕太は見かけた楓に、出店で得た数々の戦利品を差し出す。その言葉に甘え、楓は裕太からお裾分けを貰う。
「生姜が手に入れられてよかったな」
「そうですね。今夜は頑張って疲れた体を生姜湯で癒しましょうね」
 章人の言葉に、縁起物の生姜を手にした是空が笑顔でそんなことを口にする。
「鏡夜殿、その、今日は楽しゅうございました……。お付き合いくださりありがとうございます……」
 頬を薄く染めながら、桔梗は鏡夜にお礼の言葉を紡ぐ。
「こっちこそ……とても楽しかったです」
 初々しい二人は、そのまま互いに照れ合う。
「また、来年一緒に来ましょうね」
「ええ」
 紗夜の言葉に月夜は笑みを浮かべる。月夜の手には、扇子が一本握られていた。
 目的のものが手に入れられなかった者も、手に入れられた者も、ただ願うのは縁起物が授けてくれるという福が得られること。親しい人に、愛する人に、それを願う対象は様々だが。
 そんな願いを運ぶように生姜の香りと人々の熱気をはらんだ風が、彼らの間を吹き抜けていった。


マスター:縞させら 紹介ページ
この作品に投票する(ログインが必要です)
楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:50人
作成日:2007/10/06
得票数:楽しい10  ハートフル6 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
   あなたが購入した「2、3、4人ピンナップ」あるいは「2、3、4バトルピンナップ」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 マスターより許可を得たピンナップ作品は、このページのトップに展示されます。
   シナリオの参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。