Happy Wedding!


<オープニング>


 矢代・美樹(高校生運命予報士・bn0107)は曰くありげな笑みを浮かべて、集まった能力者達を見た。
「いらっしゃい。今日はちょっと変わった依頼なんですよ……つまり……モデルとかどうですか?」
 能力者達は怪訝な顔をした。

 銀誓ウェディングホールという古い結婚式場が、チャペル新設記念のガーデンパーティをやるという。誰でも参加できて、ケーキ他の菓子類、オードブル、結婚式のコース料理のサンプル試食もあって、バイキング形式の食べ放題だ。
「でも目玉は無料で衣装を試着して、ガーデン付属の新しいチャペルで記念写真を撮ってくれるという企画です。こちらはさすがにチケットがいるんですが、ホラ」
 美樹は10枚のチケットをひらひらさせた。

 貸衣装はウェディングドレスを初めとして和装洋装のドレスと小物、和装の白無垢打掛、紋付き袴。スーツ類などの男性用や、子供用のドレス、スーツ、和服もある。婚礼衣装に限らず、お洒落なパーティドレスや振り袖などももちろんある。
「結婚式場で貸し出しそうなものは大体あります。コスプレはできませんけどね……女性はヘアメークつきです」
 ペアで撮ってもいいし、一人でもOKだ。もちろん、写真なしでひたすら食べるのもアリだろう。

 途端に笑顔を浮かべる者もいるが、美樹は言った。
「但し、リビングデッドを片付けてくれる方のみ、参加可能です」
 や、やっぱりーと声があがるが、彼はさっさと内容を説明する。
「このホールには地下倉庫があって、そこに鼠のリビングデッドが1ダースほどいるんです」
 イベントの日は本館裏手の倉庫付近は無人になるのでチャンスだと美樹は言う。物品は当日は運び出されており、戦闘を妨げる物は何もない。鍵も開いているはずだ。
 鼠は噛みついたり引っ掻いたりでこれといった特別な能力は持ち合わせていない。婚礼会場の美味しいものに妄執した鼠なのかもしれないが、大した敵ではないだろう。
「パーティーに気をとられて誰も戦闘に気づく人はいないと思います。一般人の安全のためにも、まずゴースト退治をお願いします」
 その後は食べるなり写真を撮るなりご自由に、と美樹はチケットを皆に渡した。

「皆さんには簡単な依頼ですが、放っておくとパーティに来た人々に被害が出るかもしれませんから、きっちり鼠退治お願いしますね」
 俺達一般人にはゴーストはどうしようもありませんから、と美樹は頭を下げた。

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参加者
風見・玲樹(プリンスメロン・b00256)
高田・瀬良(黒鶴・b00689)
笹原・るえる(黄金の林檎姫・b01819)
允雪・守元(剣術見習い・b16983)
天津・蒼馬(恋翼は蒼天の彼方・b21874)
シャナ・ジェンド(中学生魔剣士・b24783)
御崎・芳華(奔放な風華・b25815)
火牙・龍慈(古の焔龍を宿す者・b25830)
三島・東(兵隊蜘蛛・b32872)
伽・暁子(保健室の白い悪魔・b34212)



<リプレイ>

●前菜は鼠退治
 地下倉庫の入り口を突然大蜘蛛が塞いだ。
「すまんなあ、ちび。不味いじゃろ?」
 見事逃げようとしたゴーストを仕留めた蜘蛛童に、三島・東(兵隊蜘蛛・b32872)が声をかけた。自身も逃げ回る鼠の中に躍り込み、暴れ独楽で攻撃する。
「死んだもんがニンゲンに迷惑かけたらいかんで!」
 銀誓ウェディングホールの地下倉庫では、能力者達による大掃除が行われていた。
「ねずみさんぱぱっと倒して、遊ぶですー」
 皆の気持ちを代弁するかの様にシャナ・ジェンド(中学生魔剣士・b24783)が言い、えいっと黒影剣で一匹を攻撃した。
 高田・瀬良(黒鶴・b00689)もヘビィクラッシュを叩きつける。すばしこい鼠に、少々苦戦しつつも頑張った。
 風見・玲樹(プリンスメロン・b00256)は静かな攻撃をと、影の腕を放って敵を裂く。
 天津・蒼馬(恋翼は蒼天の彼方・b21874)が念動剣で攻撃し、田中さんもといフランケンシュタインBが雷を見舞う。前の戦いの傷が癒えぬ蒼馬の手助けにと、七と九一も戦っていた。
 笹原・るえる(黄金の林檎姫・b01819)も光の槍奥義を惜しみなく連発する。
 さくっと片付けちゃうから、ちょっと待っててねー……手をふり外で別れてきた十造の元に早く駆けつけたい。
 一方、恋人を背に守り、頑張る者もいる。
「悪いけど、あるべき姿に戻ってもらうよ。さっさと終わらせて琴音と楽しみたいから……ね!」
 允雪・守元(剣術見習い・b16983)は言いつつ攻撃し、琴音の方に向かう鼠には特に、怒りの一発をお見舞いする。
 伽・暁子(保健室の白い悪魔・b34212)は魔道書を手に魔弾の射手を発動し、討ち損ねを攻撃しようと待機していた。が、出番がなく、余裕があったので周囲を見回ることにした。
 火牙・龍慈(古の焔龍を宿す者・b25830)は今日のメンバーには珍しく、戦闘を楽しみに来た。彼女の御崎・芳華(奔放な風華・b25815)に誘われた時も、ん〜…血が騒ぐねぇ…早く暴れたいよ、と邪悪な笑みを浮かべたほどだ。今もエンチャントをかけ、やる気満々である。
「さー、ちゃっちゃとお掃除やっちゃおー!」
 芳華が元気よく光の槍を撃ち込むと、龍慈が獣撃拳を決め、息のあった連携攻撃で順調に鼠退治だ。
「雑魚が俺の前をうろちょろするな、目障りだ……」
 倒した敵にさらりと言い捨てるのも忘れない。

 ほぼ全員の活躍で、あっという間に動いている鼠リビングデッドはいなくなった。
「……鼠如きじゃ俺の殺戮衝動は抑えられねぇな……ふふ」
 龍慈は穢れを取り除く様にハンマーを振り払って凄みのある笑みを浮かべる。そんなゾンビハンターに守元が尋ねた。
「もう残っていませんか……どうです、火牙さん?」
 龍慈は死人嗅ぎを発動させ、
「いや、まだ……」
 突然甲高い鼠の鳴き声がした。隠れていた最後の一匹が暁子に飛びかかる。思い切り囓られて、彼女は鼠を蹴り潰す。咄嗟に服の汚れが気になったが、イグニッションを解除すれば大丈夫だと思い出す。傷は芳華が治癒符で治してくれた。
「折角この後パーティーなんだから、怪我じゃ面白くないでしょ?」 
 るえる達が後始末を抜かりなく終え、これで本当に鼠退治は終了だ。

 穴蔵から出ると日光が目にしみる。ガーデンパーティには最高の天気だった。
 白いクロスの長テーブルには、各種飲み物、ケーキ、婚礼料理サンプルなどが満載だ。あちこちにテーブルが置かれて、人々が歓談していた。落成したばかりのチャペルでは写真撮影が始まっている。
 皆はテーブルの一つで、まずは喉を潤した。お菓子や食事を次々に運んでお楽しみの時間の始まりだ。

●ロンリーガール
 そんな中、暁子は一人立ち上がり、長テーブルへ向かった。
「みんな、笑顔が眩しすぎ」
 大皿に洋菓子をどっさり盛りつけつつ、華やかなムードを皮肉に思う。
(「これだけの惨事だったというのに知らずパーティー、とはね」)
 世界結界のお陰で幸運にも一般人はゴーストとは無縁なのだった。ため息を吐きつつ周りを見回すと隅の空いたベンチが目に入る。暁子は真っ直ぐそこへ向かい、一人お菓子を堪能することにした。皆の笑顔を見るのはどうにも苦手だった。

●約束
「僕の家にも色々な服があるけれど、さすがに婚礼衣装まではないからね」
 衣装室で、財閥子息の玲樹は樹里のための一着を選ぶ。
「これ、とても綺麗だよ、まじゅりん。これを着て記念撮影をしよう」
 自身も白いタキシードに着替えて彼女を待つ間、未来の二人を思わずにはいられなかった。モデルじゃなくて、本当の――。
 純白のウェディングドレス姿で樹里が微笑んだ時、彼は言葉を失った。
「何て……綺麗なんだろう……その言葉しか思いつかないよ、今の貴女には」
 花嫁をエスコートして、庭園を進む。映画みたいに腕を組んで二人は歩いた。
 チャペルで本当の結婚式の様に向き合って、玲樹は囁いた。
「今日は写真のモデルだけど、いつか本当にここで……それまで大切な言葉はとっておくよ」
 額に羽のように落ちるのは、誓いのキスだった。花の様な笑顔で樹里が言った。
「その言葉はいつか、ちゃんとした所できちんと聞きたいね」

●お嫁さんは淑やかに
 身長約149cm。銀色の髪に赤い瞳……いつもと同じはずだけど、全然違う。
 鏡の中、美容師さんの手で変身していく自分を、シャナは飽きず眺めていた。お嫁さんメークも、白いドレスも初めての経験だ。瞳と同じ色のアクセサリーを選んでもらって、チャーミングな花嫁さんのできあがり。
「お嫁さんはおしとやかにです」
 チャペルへしずしずと歩き、カメラに微笑む間中、ブツブツと自分に言い聞かせる。年若い花嫁は充分清楚で可憐だった。

●幕間1
 撮影を終えて、シャナは淑やかさの追求よりもケーキを選び、普段の調子でぱくつきはじめた。彩りよく皿に盛られたケーキは本当に美味しそうだ。
 守元はチケットを確かめつつ、一体予報士がどこから手に入れてくるのだろうと不思議に思った。何にせよ、琴音が喜んでいるからいいのだけど、とお菓子をほおばる恋人をさりげなく見守る。
 玲樹と樹里も撮影を終えて緊張がとれたのか、仲良くお菓子を食べている。
 そんなカップル達を芳華がじーっと見ていた。彼女は他のカップルの様子が気になって仕方ない。龍慈と付き合って3ヶ月強なのに、それらしー事をやってない気もするのだ。
「芳華ぁ〜」
 その彼は思いに耽る彼女の肩をラブモード全開で抱こうとしたが、ぱちんとはね除けられた……。
「お二人は恋人同士なんでしょう?」
 守元が一瞬の沈黙を埋める様に尋ねた。
「……相方」
 芳華の言に、シャナが食べるのをやめて微妙な視線を向けた。他にも幾つか視線が突き刺さる。
「……そっ、そんな目でみるなああああ!」
 芳華が照れの限界を突破し、龍慈が又ちょっかいをかけ、シャナはケーキに再び挑む……。

●両手に花?
 蒼馬は、連れの二人と衣装室に向かった。七のタキシードと薔薇はすんなり見つかった。 蒼馬はウェディングドレスを、九一は白無垢を着て両手に花と行きたかったのだが、さすがに女装したいと言える雰囲気ではなかった。何しろヘアメークも女性のみだったから、記念撮影は二人とも白いタキシードを選んだ……が、試着室にドレスを持ち込むのは何とか成功した。
 七に見せたくて、蒼馬は華奢なカラダに花嫁衣装をつける。
「ダーリン、どうかな?」
 純白のドレスで恥じらう彼はまさに乙女だった。白無垢は残念ながら試着不可能だったが――何にせよ、愛は変わらないのだ、愛は!

●女の子のひみつ
 マーメイド調の純白ドレスにマリアベールをつけて、瀬良と蜜琉は笑い合った。薔薇のブーケだけが色違いで、瀬良は赤、蜜琉は黄色だ。親友どうし、お揃いのウェディングを着る機会なんて滅多にないだろう。
 衣装を選びながら話したことは、周りの男の仕様の無さ……! 苦笑を交えつつ語らう彼女らだったが、見つけたドレスには夢がいっぱい詰まっていた。
(「まぁ何だかんだ言って蜜琉は、しっかりとしたひとを捕まえそうだけれど。心配はしていないが、そのときはちゃんと教えてくれよ?」)
 瀬良は親友の肩をぽむと叩いた。二人並べば、大きく開いた背中がドレスに負けず眩しかった。
 蜜琉の友人の香折とグリュネイスもデザインが対になっているモダンドレスを着ている。香折は黒、グリュネイスはモスグリーンだ。
「ほらグリューネ、せっかくの綺麗なドレスなんだから恥ずかしがらないで!」
「恥ずかしいに決まってます! 胸元が開いているなんて聞いていませんから!」
 賑やかに4人はカメラの前に立つ。
 香折がグリュネイスに抱きついて微笑む。グリュネイスはすっかり慌て顔だ。
 瀬良と蜜琉は仲良く肩を並べた。落ち着いて笑顔と思うがやはり緊張してしまう。
「はい、撮りまーす!」
 カメラマンの声は容赦なく、4人の思い出を写真に閉じこめた。

●いつか王子様と
 十造が鏡を覗き込むと、白いタキシードの見慣れない自分がいた。
(「白いドレスを着るなら、横に居てくれるのは十造先輩じゃなきゃダメなんだもん」)
 目を潤ませて一緒に来て欲しいと頼んだるえるの顔を思い出す。とにかく、彼女の為に一緒に写真を撮るのだと覚悟を決め、隣室に迎えに行ったら……。
 妖精みたいな白いドレスのるえるがそこにいた。ショートベールからくるんとカールしたヘアが覗く。サイドをこめかみで結び、白リボンとピンクの花飾りも愛らしい。
 彼女はいそいそと十造に寄り添い、笑顔で
「似合うかなぁ?」
 と腕を絡ませた。手にしたブーケはピンクの花に姫林檎の実がアクセントだ。
「似合います、よ」
 やっとそれだけ、彼氏は渦巻く想いを口にした。
 写真撮影の前、るえるが袖口を引っ張ってこそこそおねだりをすると、十造の顔が赤くなり青くなる。が、王子様はやっぱり願いを叶えてくれるのだ。
 早くして下さーい、とカメラマンに急かされて、十造はえーい、と彼女をお姫様抱っこした。その頬にるえるがキスし、その瞬間をカメラはちゃんと捉えた。
「今日はご一緒してくれてありがとうね。ずっとずーっと大好きだよ」
 大好きな林檎と同じ赤い頬をして、未来の花嫁は大好きな人と今日を歩く。

●幕間2
 テーブルでは相変わらず洋菓子が大人気だった。
 蒼馬と七と九一は仲良く並んで座っていた。両手に花には変わらずで仲良く薔薇を愛でて来た。
「ダーリン、ケーキだよ」
 嬉しそうに蒼馬がお皿に盛った洋菓子を七に渡した。

 一方女子4人組もケーキを手に落ち着いていた。
「今日の写真を、皆の恋人や想い人に見せたら、どんな反応が返ってくるんだろうな?」
 瀬良がフォークを手にそんなことを言う。甘い物を口に運べば、話題はやっぱり気になる人の方へ流れていった。
(「将来的には今回のドレスよりずっといいものを着せて貰えるよう、期待したいところだ」)
 誰かの顔を思い浮かべながら彼女は思うのである。

●……むー
(「ああいったのが着たいなんて琴音も女の子なんだな〜」)
 守元は慣れないタキシードを彼女のドレスに合わせて着てみたが、どうも落ち着かない。狐の尻尾と耳はそのままなので余計だ。
 が、そんな事はノックの音に吹っ飛んだ。
(「こと……ね?」)
 普段は余り着ない洋装、しかもウェディングドレスで琴音が微笑んだ。緑の髪に白いベールが美しい。アップにした髪のせいか、いつもよりぐっと大人っぽく艶めいて見えた。
「むー……似合……う?」
「あ〜。うん……似合ってるよ」
 そう言いつつ、守元は顔を背ける。赤くなった頬を見られたくないのだが、じたばた振られる尻尾が全てを語っていた。
 チャペルでポーズを取るとき、なぜか顔を並べて撮ろうと琴音がこだわった。シャッターが降りる瞬間、
「うぇ…!?」
 守元のほっぺに素早くキスして彼女は嬉しそうに言ったのだ。
「……勝ち……」

●かめら
「若いもんは仲睦まじくてええなあ」
 東がほのぼのと呟いた。彼女がいるのはモデルとは反対のプロのカメラマンの側だった。三脚に鎮座しているモノ、カメラマンの首に下がっているモノ、名前は知らないが高価そうなカメラばかりだ。
 東は最近、写真撮影にハマって勉強してみたいと思っていたので、カメラマンに傍で見学させてもらえないか聞いてみたのだ。
 お邪魔はせえへんので、と頼み込むと意外にあっさり承諾してくれた。本格的なカメラを見るのは初めてなので緊張しつつも興味津々だ。
(「かめらってすごいのう……。幸せって気持ちを、形にしてくれるんじゃから」)
 そんな東もとてもハッピーな表情をしていた。ぱちり、とシャッターの音がして彼女ははっとする。
「いい表情が撮れたから、あとで送ってあげるよ」
 カメラマンが親指を立てて笑った。

●相方の意味
 芳華と龍慈は衣装を選んでいた。花嫁衣装は気になるけどこっぱずかしいので、芳華はオレンジ色のカクテルドレスを手にした。
「これ、どうかな?」
 龍慈はチラとオレンジ色を見る。どんなドレスかなんてどうでもいい、色が付いていてしかもウェディングじゃねぇ……。
「あっ。これなんかどうだ? これにしようぜ、決まったな!」
 カクテルドレスをひったくり、かわりに白いドレスを押しつけた。係員を呼び、芳華をドレスと共に手際よく更衣室に送り込む。いささか強引だったが文句言わなかったから彼女もOKだったに違いない。
 ……などと自分もタキシードを着て一人頷く龍慈だったが、結局ノックアウトされたのは彼の方だった。ウェディングドレスの芳華は彼にとって余りにも可愛くてキレイだった。
「婚約記念に一枚撮っておくぞ」
 いきなり二人の仲は進展したらしい。恥ずかしーっと腕を組んで庭を歩く間、芳華は照れまくる。カメラの前に並び、彼を見上げると
「そぅ恥ずかしがるなよ」
 龍慈は優しく瞳を見つめて頬に手を添える。カメラはその一瞬をとらえ、周囲から冷やかしの声が湧く。
「……そっ、そんな目でみるなあああ!!!!」
 花嫁の声は元気よく青空に散った。

●順番待ち
(「運命予報士、だったかしら? 撮影順に関しては、あの人さえいればどこにいたってそう問題にはならないわよね?」)
 暁子はお菓子を堪能しつつ、遠目に仲間達が次々と写真撮影をするのを見ていたが……。
「間もなく撮影受付は終了します。チケットをお持ちの方はお急ぎ下さい」
 放送を聞きつけて暁子は慌てて立ち上がった。予報士って依頼だけして自分は出て来ないのだ!

 やがて……
「お気に召しましたら是非ご婚礼婚の際には当館をご利用下さい〜」
 そんなアナウンスが流れて銀誓ウェディングホールの一日は終わった。
 ――本日は当イベントにお越し下さいまして真に有り難うございました。


マスター:水上ケイ 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:10人
作成日:2007/11/11
得票数:楽しい5  ハートフル10  ロマンティック4 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
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