花と光の饗宴〜ホタルブクロとホタルを探して〜


<オープニング>


「山へ登ってホタルブクロとホタルを眺めに行きませんか?」
 運命予報士の神凪・ロゼスタ(小学生運命予報士・bn0176)がそう言った。
 山奥に、群生している野生のホタルブクロがあるという。
 初夏に花茎を伸ばし、高さは最大で八十センチほどにもなる。色は赤紫や白があるが、今回見られるのは紫色のもの。キキョウ科の多年草で、数個の釣り鐘型の花をうつむかせて咲く美しい花だ。
 ホタルも夏の風物詩とうたわれる代表的なもの。淡く光を発し飛ぶさまは、辺りを幻想的に映すだろう。その両方が楽しめる場所があるという。
「昼間は山の上の方で花を眺めて、夕方になったら山を少し下って川辺でホタル狩りを楽しもうと思うんです」
 しばらく山を登ったところで、ホタルブクロが群生しているなだらかな傾斜に辿り着く。到着は昼ごろになるだろうから、昼食をとりながら皆でのんびりできるだろう。
 夕方頃から山を下り、川辺へと移動になる。そこで各々の時間を過ごしながら、ホタルが飛ぶのを待つ、というわけだ。
「一般人の方はいませんから……使役ゴーストさんたちも連れてきて大丈夫ですよ」
 敵がいるわけではないからアビリティの使用は厳禁だが、本業能力の猫変身や狼変身などでのんびり日向ぼっこをしてもいいだろう。
「あの、もしよろしければ、動物姿の皆さんとも遊んでみたいです」
 ぬいぐるみを抱きしめて、ロゼスタはおずおずと言った。
「一般人の人は絶対に足を踏み入れない場所です。その代わりに……えと、道が険しいんですけどね」
 私も……頑張ります。ぐっと拳を握ったロゼスタ。何がなんでもホタルブクロを見に行くと決めているらしい。
 道はほぼ一本道であるため迷うことはないが、あまり人が入らないところなので準備は必要だろう。
「あ、でもせっかく咲いているので花は持って帰らないようにしましょう」
 このところ、山菜や高山植物をむやみに持って帰ってしまう人の話をよく耳にする。
 自然に咲いているのだから、それはそのままにしてあげてください。
 そう言ってロゼスタはぺこりと頭を下げた。
「この日くらいは、日頃の勉強や戦いのことは置いておいてのんびりしましょう」
 にっこり笑って言ったロゼスタは、次の学生に声をかけるべく駆けていった。

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参加者
NPC:神凪・ロゼスタ(小学生運命予報士・bn0176)




<リプレイ>

●陽が降り注ぐ場所
 快晴。からりとした心地よい風が吹き抜けてゆく、そんな気持ちのいい日だった。大人数の彼らが足を踏み入れたのは、苔むした木々の合間で優美に咲く濃淡様々な紫色の花が広がる静かな場所。
「うわぁー綺麗ー♪ 素敵だねー」
「にゅ、みぃみぃ、にゃう♪」
 アリスは顔を輝かせ、アイリスはひなたの手にある猫じゃらしにじゃれつき。お昼にしようとお手製のサンドウィッチを広げた彼女へ、二人は喜んで寄って行く。
 後方をついていた神凪・ロゼスタ(小学生運命予報士・bn0176)は、とうとうしゃがみ込む。そんな少女にマグはもっと体力をつけた方がいいぞと声をかけ、アウラとともに狼へと姿を変えた。目的は鬼ごっこ! 無論少女にそんな体力はなく、お昼食べてからと上がった情けない声にどっと笑いが起こった。
 大丈夫? と心配げに声をかけたのは水澄花と龍麻。
「あ、もしよかったらジュース飲む?」
「はい、飴あげる」
 甘い物は疲れを取るしねと微笑んだ彼に、ロゼスタははにかんで手を差し出す。隣に腰かけた輝がお昼にしようとおにぎりを差し出せば、少女は大きく頷いて礼を口にする。もう片側には彼女のお気に入りのぬいぐるみが鎮座していた。

「ホタルブクロは……見るの初めてですねぇ」
 澪はそう呟きしきりにその姿をカメラに収め、思い思いの場所に散らばった彼らは目を細めて花に見入った。
 腰を下ろしたところで差し出された人魚のお弁当に口をつけた圭吾は、「これ全部手作り……!?」とぱあっと顔を輝かせ。
 その一瞬後、別に感動なんか……と視線をうろうろ。喜んでくれてよかった、と彼女は嬉しそうに笑い、腹ごしらえの後は運動だと狼姿になった彼の尻尾を掴んだ。
「……何きゃんきゃん吠えてるの?」
 早起きしたから眠いの、ところんと横になった人魚の枕にされた圭吾。ぽかぽか陽気の下、上がったのは静かな寝息だ。
「一応、手作りよ。色んな感謝を込めて作ったわ。美味しく食べるよね?」
 にっこり言った璃琉歌に靜が断定かよ、と思ったのは秘密。
「今……心の中で何か思ったでしょう?」
 頬笑んでカマをかけた彼女に靜は、いえいえと首を振り同じく微笑む。
 まばらに人が散る中、楚々とした風情の花を見つめスケッチするのは玻璃。淡い色の毛波をした狼の姿になったレネは覗き込む。
「写真よりもあったかい感じがするね」
 彼女の言葉に、玻璃は嬉しげに微笑んだ。
「……山の中こそ原生の草花が自然のまま楽しめるんですよ? ホタルブクロはキキョウ科で東北から南……」
「薀蓄もいいですけど、記念写真撮りましょうです♪」
 滔々と語り出した喪作の腕を引っ張り、麻璃流はいい場所を探してきょろきょろ。いいでしょう、と苦笑した喪作が、
「あ、ロゼスタさーん、一緒に写真を撮りましょう」
 と手を上げれば、彼女は口を尖らせる。
「……二人の写真もお願いできますか?」
「はい、もちろんですっ」
 くっついて撮るのもいいけど隙をついてほっぺに……という麻璃流の行動は読まれ避けられた。まったく人前で恥ずかしい、と喪作が肩の力を抜いた瞬間。
「はい、チーズ♪」
 容赦なくフラッシュが焚かれ。抱きつき抱きつかれた二人の瞬間が切り取られた。
「あ、私達とも撮りましょう」
 声をかけてきたのは璃琉歌。
「ゴメンね、先輩。好きな人とじゃなくて」
「ん? 結構楽しいですよ? ほら、もっと寄って……レンズ見て」
 片手にカメラを構える靜。満面の笑みのロゼスタを囲んでシャッターが切られる。
 切り取られたその瞬間の時間が宝物。
「もふもふなんだよ〜」
 猫になった弥勒とじゃれ合っていたのは遥樹。
「にゃ〜」
「わあっ!?」
 唐突に肩にかかった重みに、ロゼスタは驚きの声を上げる。振り返れば澄んだ瞳がすぐ傍にあり、見つめ合う二人。
「これ、人に迷惑かけちゃいかんぞー」
 ひょい、と誉が彼をつまみあげ、ぷらぷら三つ編みで誘っている鈴之介へ差し出す。
 しばらくもつれ合い、転がり合って陽気と花を楽しんだ彼らもランチタイムへ突入。
「さぁさ遠慮せずにぎりめしでもどうぞ!」
「はい遥樹、あーん……って甍のおにぎりでっかい!?」
 ぎょっとした声が上がり、ハルミはじーっとたこさんウィンナーを見つめる。
「はいっ! デザートも忘れずに」
 クーラーボックスを取り出しカップアイスを配った遥樹。笑い声が弾け、にゃーという鳴き声は止む事がなかった。

 花を踏み荒らさないように、というルールの元始まった鬼ごっこ。しばらくしてロゼスタは膝に手をつき、その隣でアウラも意外に難しいなと座り込む。
「もふもふしたい者はおるか」
 小首を傾げて尋ねたマグに、迷わず手を上げるロゼスタ。優しく揺れる花の中、猫変身したひかりもロゼスタの傍でのんびり日向ぼっこをし、彼らは揃って平和に欠伸をしたのだ。
 暮れてきた景色、そよそよと揺れる紫の花々。その中で一人と一匹――雛姫と里奈は静かに寄り添っていた。猫の姿を取った雛姫はつと顔を上げ、二人の視線が絡み合う。
 胸に浮かんだ言葉は同じ。
 ――世界で一番、大好き。

 風に揺れる優美な花は、鐘の音を響かせるかのように見える。花開いたホタルブクロは、ふんわりと香りを振りまいていた。

●静かなる光の世界
 さらさらと流れる清涼な水の音、柔らかな光を点滅させながら流れるように空を舞う姿に彼らはほう、と息をついた。
 繋がれた手が、熱く感じる。川辺は涼しいのにと思いながら、秋野は乱舞する光に目を細め微笑んだ。
「ねえ、歩垂さん……ほたるは、好きなのよ」
 告げられた言の葉に、歩垂は照れくさそうに頬をかいた。
「浴衣とは風流な装いだな、すごく似合っているぞ」
 空は白蓮の姿に目を細め、彼女の頭を撫でる。我ながら日本的な考えだと彼女も笑い、飛び回る蛍へ目をやりながら狼変身した空へ手を伸ばす。
 お前なら好きなだけ撫でていいよ、と言外に告げた数分後、耳に届く静かな寝息。
「エスコートしますヨ、My Dear」
 幸せそうに微笑み手を差し出したシグナスは、たまての手をしっかりと握り彼女を支える。
 本物を見るのは初めてだと見とれた恋人にシグナスは、タマテサンが一番キレイに見えると赤面しながら伝える。月光と蛍の姿を楽しみながら、二人は静かに寄り添った。
「虫が光ってんのか、綺麗なもんだなあ」
「シュカさん、お口開いてますよ」
 口を開けて見回しているシュカブラに雛は笑いかける。迷子になるなよーと告げられた言葉に元気よく返事をした雛も光の乱舞に見とれた。
「あ! あそこに沢山いるぜ」
 はしゃいだ声を上げたタヱの手を引いた達磨。
「おお〜、本当に光っている〜。凄いですね、凄い……技術です!」
 暗がりで手を引かれることに密かに照れながら、浴衣を着てくれば良かったかなぁ、と思いを巡らせるも嬉しい事に変わりはない。
 次は浴衣で花火大会でも行こうと告げられた言葉に彼女は頷き、微笑んだのだ。
 他の人達から少し離れた所で直人は、皐来とともに川辺に座り込む。笑い声や話し声を遠くに感じながら、そっと手に包んだ蛍を皐来の手に乗せれば小さなそれは光を放ちながら数秒止まり、そしてまた飛び交う仲間の一匹に加わる。
 安らいだ時間にほっと息をつき皐来はこつりと彼の肩に頭を預けた。
「本当に……素晴らしい。綺麗です、ティアリスさん。……あ、あの、ほ、蛍が……!」
 微妙な言い方をしてしまったことに慌てた柳に、後輩の少女はふんわり微笑んだ。
「蛍って、言葉の代わりに光を放って自分の想いを伝えているのですよね……」
(「ボクの気持ちもこの光に乗って届けばいいのに」)
 伝えたい事は沢山あるのに……、と息をついた彼女の隣りで柳は顔の熱さに目を白黒させていた。まさか、まさかと思い当たったばかりの想いを口にする事はできなくて。
「光があれば、いつか私にもできるのでしょうか……」
 呟かれた言葉を、優しく光が包んでいった。
「えっと、今日は……ご一緒、有難うございます」
 初デートに照れながら神楽は陵を見上げて礼の言葉を口にした。それに笑って答える陵。川辺に向かいのんびり月と蛍の双方を楽しむ。
 来年も見に来れたらいい、と照れ笑いしながら言った彼女を陵は優しく抱き寄せた。
「蛍って綺麗な水辺でしか生きられなくって、この水辺が蛍達を育んでるンだよー」
 輝は水が苦手な恋人と腕を組み蛍達を指差す。驚いたように更紗は輝を振りかぶった。
 それでもそれより前へ進めない彼女を、輝は後ろからそっと抱きしめた。これなら安心できる? と告げられた言葉に、更紗も笑んで腕に手を添える。
「私も蛍みたいなものかも……。輝がいないと……生きていけないものね」
 連れてきてくれてありがと。その一言が何よりも恋人を喜ばせた。
「こんな景色の中にいられるなんて、夢みたいだ……!」
 ジングルは感極まったように目を輝かせ、それを見た二人の友人は嬉しそうに笑う。同じように蛍へ手を伸ばしたが失敗に終わり、文句を言い合うも自然と口元は緩んでゆく。
 偶にはこうゆっくりするのも悪くない、と笑った春一の肩に一匹の蛍が舞い降りた。
 今度こそ皆をあっと言わせたる! と玲樹が用意した夜食――に他のメンバーは絶賛尻込み中。命は大事にすべし、と逃げた陸はともかく、口にした海斗は涙目になって千鶴のチョコケーキと陸の紅茶をがぶ飲み。
 虫は苦手だった玲樹だったが、目の前をゆく蛍には素直に感動を示し、
「うふふ待てーこの恥ずかしがり屋さん♪」
 光るステッキを手に先を飛ぶ蛍を追いかけ、同様に陸と千鶴も足を踏み出す。どさくさに紛れて向かってきた陸から海斗は笑顔で逃げ、元気な笑い声が響いた。
「……む。上手に蛍さんの真似ができない」
 口に手をやりながら夏輝は白燐蟲を飛ばす。点滅するか持続して光るかの違いだが、どちらも美しい事に変わりはない。
「ん? おお、そうじゃな」
 モーラットのタマにつつかれ、命は頭上へ向けていた視線を蛍へ移す。夜空の星が地上でも瞬いているようだと一人と一匹は目の前の光景に見とれた。
 ウィルは目を細めて景色を楽しみ、シャーロットも周りの人へ紅茶を勧める。
「今日はどうもありがとう」
 誘われてくれたお礼を口にした真珠に、陽はこちらこそと笑う。そしてひょいっと草先に止まった蛍を手に取り、そっと彼女の掌へ。自身の顔を寄せパチリと軽い音がした。
「不意打ちツーショットですけど、これも良い思い出ですよね」
 悪戯っぽく笑った彼女に、真珠も笑み崩れた。
 綺麗だけどやっぱり虫は少し怖い、と距離を置いて翔太と二人でいた紫唖だったが、急に後ろから抱き締められてびっくり。
「ひ、人いるよ大勢!」
 恥ずかしい、と弱く抵抗するも背後で彼ががっくりするのがわかるから、それ以上強く出られずおろおろ。ぼんやり暖かいな、と思いながら熱くなった顔を俯かせれば、回された彼の腕がほんの少し力を強めた。
「ありゃ、今何か光っ……わぁ凄い凄い! いっぱい飛んでるよー!」
 人の多い川辺より少し離れた所で立ち上がったのばらはココナの手をきゅっと握ってはしゃいだ声を上げた。
「ピカピカなん。綺麗なんよ〜」
 ココナもしばらく見とれていたが嬉しげに笑い、流れ星と同じように蛍もお願いを聞いてくれるなら、と揃って目を伏せる。
 願うことは、ただ一つ。
 もっともっと仲良くなれますように。

「蛍、綺麗だな……」
 輝の呟きに、ロゼスタもにっこり笑って相づちを打つ。目の前に広がる光景は本当に綺麗なものだった。大切そうにぬいぐるみを抱き直した時だ。
「うひゃあ!?」
 すっとんきょうな声を上げ、ロゼスタは首を押さえる。首筋に息を吹きかけられたから。
 びっくりしたのと思いがけないほど辺りに声が響いたので、ぷんぷんする少女へまがやは飄々とお休みを口にする。
 つられて就寝の挨拶を言ったロゼスタはぷうとむくれたがそれも一瞬の事。猫変身した輝が膝で小さく鳴いたのを聞いて、そっと指を毛並みに走らせる。
 横からにこりとした笑顔とともに差し出されたお茶。省吾だ。微笑み返し、再び小さく光る虫たちに目を移す。
 ゆったりと昂夜は川辺に沿って歩く。その隣には同じく浴衣を着た緋雨が。草木といわず水面といわず乱舞する蛍に目を細め、二人はちょうどいい岩場に腰かけた。
 白燐蟲の光などよりよほど美しい、と口にした緋雨に、昂夜は静かに首を振り返す。
「白燐も……それぞれの美しさがあると俺は思う」
 呟かれた言葉にそっと頷き、彼女はそっと蛍へ手を伸べた。
「これだけ明るいと足もとも危なくないですね」
 ケインは氷魚の手を取り、木々を縫って歩く。舞う光を静かに眺める恋人の耳元へ、私達がいちゃついているのも見えてしまうかもと悪戯っぽく囁いた。
 強く抱きしめられた氷魚が思うのは、この時間がずっと続けばいいのにという切ない願い。
「繭先輩、浴衣とても似合ってますよ」
 自分も浴衣を持ってくれば良かったと思いながら、葬は繭から手を繋ぎたいと言われ目を丸くし、次いで顔を赤くする。それは自分も思っていたことだから。
 モコナが足元を飛び跳ねる中、繭はそっと彼の頬へキスをする。大好き、の言葉と共に……。
 水面を走る風が心地よい、と川辺に座った朔は灰那の手を握りしめる。ずっと一緒にいて、と……。周りの自然の中、灰那は改めて彼女の大切さを知った。そして誓う。彼女の笑顔を、約束を、そして幸せを守り続けようと……。
「紡、身長伸びてる」
「……いや、お前の方が伸びてんだろ。無駄に」
 何一つ去年と同じじゃないんだねと口にしたリナリアは、胸中で寂しく思う。だが、それでも彼が自分にとって大切な存在であることに変わりはない。ふと思いついて足が疲れた、帰りにおぶってくれと冗談っぽく言えば、紡は苦笑した。
 団扇で捕まえられないか、と雨吉に渡されたそれを手に、巴は虫苦手なんだけどと呟きながら蛍へ突進。
「うきちゃん、巴ちゃん蛍、捕まえられないかしら?」
 イーファはその様子を眺め、居眠りを始めた雨吉の顔を見て何やら思いついた様子。起きた彼がどんな顔になっているか見物だった。
 水の中から見る蛍も一層幻想的でいいんだと言った蛍に、比鶴は自分も見ている気持ちになれると頬に手をやる。また遊びに行きたいんよと口にした彼女と共に、蛍は満月を見上げた。
 信長はレナと手を繋ぎあそこがいい場所だと指差す。小さいケド将来が楽しみ、と背中を見ながらレナは信長の先導に任せていた。そこにさりげない、レナさんの方が綺麗という一言。
 照れながら礼を言った彼女は、休もうと提案。快諾した彼の膝を借りて寝転ぶ。
「私、幸せよ……あ、帰りは猫になるから送ってね」
 大きく振られた首に、レナは柔らかく微笑んだ。

 静かな夜。月光の下止まる事なく舞い続ける虫達の姿は、初夏の香りを運び淡い光の幻想を見せ続けた。


マスター:一沢夕貴 紹介ページ
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いまいち
参加者:91人
作成日:2008/06/16
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