修学旅行2008〜巴里の空、オムレツの匂いは風にのって


<オープニング>


 銀誓館学園の修学旅行は、毎年6月に行われます。
 今年の修学旅行は、6月24日から7月1日までの8日間。
 この日程で、小学6年生・中学2年生・高校2年生の生徒達が、一斉に旅立つのです。

 今年の行き先は、なんとヨーロッパ!
 ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、ギリシャを4つのコースに別れて周遊します。
 歴史あるヨーロッパで日本とは違う文化に触れる事は、とてもよい経験になる事でしょう。
 さあ、あなたも、修学旅行で楽しい思い出を作りましょう!

 ※※※※

●巴里(ぱり)オムレツ観光大作戦概要
 【シャンゼリゼ・クレマンソー駅】からスタート。
 駅を出て左手に【グラン・パレ】&【プチ・パレ】を眺めつつ【シャンゼリゼ大通り】へ向かいます。
 朝の街道をウキウキ歩きながらパリジャン気取りで【凱旋門】を目指しましょう。
 凱旋門頂上からパリ市内を一望したあとは【クレベール駅⇒トロカデロ駅】間をメトロに乗って移動。
 駅を出たら【シャイヨー宮】をさくっと通過して【トロカデロ庭園】へ到着。
 そこから【エッフェル塔】が見えるので記念撮影はいかが? 塔の全体を写せるのでお勧めです。
 【イエナ橋】を渡って塔の足下に着いたら、展望台へ上る人はエレベーターで昇ってください。待ってる人はその間に【シャン・ドゥ・マルス公園】付近を軽く散歩しましょうか。
 次に、その足で駅まで歩きましょう。RERと呼ばれるもうひとつのパリ鉄道に乗って、
 【シャン・ドゥ・マルス・トゥール・エッフェル駅⇒サン・ミッシェル・ノートルダム駅】間を移動。
 ……名前が途方も無く長いけど、乗車時間はきっとそれほどでもないはず! 大丈夫だよ!
 シテ島といえば【ノートル・ダム大聖堂】! 駅を出たらさっそくご対面。もちろん、中にも入りますよ。
 だいたい14:00頃を目安に、ルーヴル美術館方面へ徒歩で移動します。そろそろお腹が空いてくると思うので、近くのカフェかレストランへ入りましょうか。特にお店は決めてませんからお好きな所へどうぞ。モンブランの美味しいカフェとか、和食屋なんかもあるみたいですよ。
 親しい友達や好きな子を誘って初夏のパリでランチを楽しんでくださいね!
 ゆっくりランチを済ませたら徒歩で【チュイルリー公園】内を抜けて【コンコルド駅】へ。
 そこからメトロに乗ってモンマルトル方面の【アベス駅】で下車。一路【テルトル広場】を目指します。その後は【サクレ・クール寺院】や【サン・ピエール教会】などを少しだけ見て周りながら、暗くなる前にメトロを乗り継いで【夜の凱旋門】へ。最後はパリの夜景を凱旋門の上からお楽しみください。

「わーーーすごーーーーーい!!!」
 鼎は旅のプラン表を受け取ってからはもう大はしゃぎ!
「パリって憧れちゃうよね! なんかさ、響きがオシャレっていうか〜♪」
 今からそんなに張り切っちゃって……、現地で迷惑かけちゃダメだよ?
「ぼんじゅー、さばー? めぁすぃー♪ あんしょぉんて! ……フランス語ちょっと勉強しとこうっと♪」
 そうだね、前もって自分で勉強しておくのは良い事だね。
「あ!!」
 ……鼎はあなたを見つけて、いきなり声をあげましたよ!
「ねえねえねえねえ!」
 嬉しそうな顔で勢いよく近寄って来ると、ちょっと面食らって佇むあなたに鼎はこう言います。
「修学旅行生だよねっ? パリ行くよねっ!? じゃーーん、これ見て! すごくない!?」

 みんなはパリ観光どこらへんまわる?
 もし良かったら一緒にパリ巡りしようよ!

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参加者
NPC:桃之井・鼎(ドリームハンター・bn0030)




<リプレイ>

 【シャンゼリゼ・クレマンソー駅】
 朝の巴里、駅は市内観光をしようと集まった銀誓館の生徒達で賑やか。
「…この駅名は、東西に走るシャンゼリゼ通りと駅の有るクレマンソー広場に由来しているようだな」
 物知り顔の玲は駅にまつわるエピソードをひとしきり講釈して、皆からの感心を集めました。
「皆さん、そろっていますね? 結社長と団体行動が苦手な奴を除いた全員が、結社長の故郷たるヨーロッパに来る事となりました。ロンドンでは無事過ごせましたので、ここ巴里の地でも、油性ペンで落書きしたり、迷子になったり…って、話を聞きなさい、話を!!」
「ぐちゃぐちゃうっさい! みんな好きにやってるのに、そんな前置きいらないわよ。あたしたちは、修学旅行という名の観光を全力で楽しめばいーの。今日一日、めいいっぱい楽しむわよー!」
「どう読むんだ? 外国語ってローマ字じゃねぇのか?」
 結社・妄想円形闘技場の面々は、灰兎の前説をことごとく無視して好き勝手にお喋り。鳴神も告天子と額つき合わせて、ガイドブックの中のアルファベットに頭を悩ませている様子。
「あ、お兄ちゃん? 心配…してない? ううん、あのね、昨日は結社長さんの地元のお料理をね」
 六花は話の途中で勝手に国際電話つないでるし。
 こんな調子でいつもと何も変わらない(?)様子で銀誓館の生徒達は巴里での一日を出発するのでした。…大丈夫かしら?

 【シャンゼリゼ大通り】
 さて、一行は凱旋門を目指して巴里の街道をひた歩きます。
「あっ、あれがグランパレ! …かな、たぶん?」
 そうだよ。
 鼎が指差した通り沿いにある宮殿のような建物がグラン・パレとプチ・パレ。国立のアートギャラリーとして有名な場所だそうですね。
「わあ〜、すごーーい!! なんか、急にパリに来た実感がわいてきたー♪」
 朝の空気と、行き交う人々の顔立ち…街の匂いや鳥の声、空の色まで違って見えるから不思議。
 巴里ってこういうところなんだ〜♪
「♪こっこでは更紗が外人さーん」
 鹿苑寺百合組の仲良し三人も皆について並木道をウキウキ歩いて行きます。
「パリはブランドの本店とかも多いらしいわよ。大きくなったらいってみたいわね〜♪」
 キリエはお洒落に興味があるみたいね。
「しゃんどぅーなんとか駅ってどこー?」
 シャン・ドゥ・マルス・トゥール・エッフェル駅のことかな? エッフェル塔の近くにあるよ。ここからだと直線距離でも4km以上離れてるね。
「しゃ…しゃん、どぅ、まり…? やっぱり言えない!」
「お〜Champs-Elysees〜♪」
「うるせぇ、騒音撒き散らすんじゃねぇ」
「えーシャンゼリゼいうたらこの歌やろーっ、騒音て酷いわー」
 気持ちよく歌ってたのにいきなり幾也にローキックかまされて、テンマはちょっと不満の表情。
「どこの読経かと思ったぜ」
 音痴なくせに妙に発音の良い歌についイラッときてしまったが、思えばテンマの祖母は確か、フランス人だったっけ。
「テン…お前…。連行されるぞ?」
「ガキの頃これでもばーちゃんに誉められたんに…って、連行とかやっくん酷すぎる…」
 通りのカフェから届くコーヒーの香りに心地よさを感じながらウルも並木道をゆっくりと歩けば、すれ違う巴里の女性のお洒落な装いにも目を奪われます。戦いでしか旅をしたことのない彼女には初の観光…今日は是非、平和な異国の空気を満喫してね。
「ふむ、あれが凱旋門だな」
 目抜き通りの一番向こう、耶神の指す方に、小さく見覚えの有る形が見える。

 【凱旋門】
「っしゃー、凱旋ー!」
「凱旋…なのか?」
「まあ気分だ気分」
「ばーちゃん…俺は帰ってきた! きっとこのパリのどっかにおるんよな…」

「こいつは予想してたよりも…カッコイイな!」
 彼の名は凱門。
 念願の出会いに心から感動しつつも、中学生の彼はそれを巧い言葉で表現できずに出てきた言葉が『カッコイイ』だった。
「漢、雁河家・凱門。パリ凱旋門の前に立つ!」
 近くの人に頼み、ポーズを決めて記念撮影!
「うわ〜! TVで見るよりずっと凄いですね〜。え、これ上がれるんですか? 凄いです〜」
 『凄い』を連発する真名はやや興奮ぎみに凱旋門を上がっていきました。
「巴里は燃えているかー! って燃えてたら大変ですよね〜♪」
「うぉー!!」
 清和の雄叫びが巴里に吹く風に乗ってこだまする。
 その横で同じく銀誓館の男子生徒らしき人影が、巴里の街並を見下ろしながら満足そうに頷いていたような…。
「ほらほら皆、もうちょっと寄って! その辺にいる人に英語で頼めば写真とってくれるかしら…」
 鹿苑寺百合組は、ここでも元気いっぱい!

 【トロカデロ庭園】
 メトロに乗ってトロカデロ駅へ着いた一行はシャイヨー宮をぬけて、噴水と彫刻の美しい庭園へ。
「俺が最強だぜッ!」
 鳴神は駅から猛烈な勢いでダッシュして一番乗りにエッフェル塔の見晴らしが良い場所を確保してくれたおかげで、皆もベストポジションで記念撮影が出来そう。
 休日ということもあってか、庭園には人がたくさんいます。
「なんですか、いきなり、ゼィゼィ…びっくり、ハァハァ…するじゃないですか…」
 必死についてきた灰兎の背中を鳴神はバシバシ叩いて励ましてるつもりなんだけど、灰兎的には余計に咳き込むばかり。
「すげぇなぁ! てっぺんは、どうやって運んだと思う?」
「さあ…? ヘリコプターか何かで持ち上げたんじゃないんですか?」
「ふっふっふ。どうなんだろうなぁ…?」
 よし、じゃあ皆で記念撮影したら塔へ行こう!

 【エッフェル塔】
「ガリアの戦士、ローマの戦士、アラブの戦士…そしてこれがギリシャの戦士、か。一度は見てみたいと思っていたが…想像以上だな」
 イエナ橋を渡るにつれ、だんだんとその存在感を大きくしていくエッフェル塔。
「本物だー…」
 写真ではよく見かけるけどね。目の前にした巨大な塔は本当に感動するよね。
「これは是非とも記念撮影だよねー!」と、夜子祈はカメラを振り回しながら道行く人をとっ捕まえて写真に収まろうと動き出した。
「すいませーん、誰か写真撮ってー。むしろあたしと一緒に写ってくださーい! あ、鼎さん一枚どう?」
「え、私?」
「うん、そう! 一緒に写真撮ろ!」
「オッケー!」

「エッフェル塔…本物、…すごい、大きい…だねぇ…。思わず、見上げて…しまう、だよ…」
「すげぇでござんすよね。荘厳というか何てーか」
 風来と華音亜、今日は二人だけのデート。
「エッフェル塔…バックで…記念撮影…したいな…」
「よっし、それじゃ今誰かに頼んでみるでござんす! …日本人に」
 決死の覚悟で人ごみをずいずいと掻き分けていく風来とはぐれないように、華音亜は彼の裾をきゅっと掴んで。
 あ、日本人ぽい人発見!
「あのーすみません、写…」
「…!?…」
「蒼殿…!」
「あ、蒼先ぱい…」

「記念撮影ですわ♪」
 らびと城も塔を背景にハイ、チーズ!
 …せっかくの海外旅行だし、願わくば今以上に仲良くなりたいな。そんな城の左手がふわふわと泳ぐ巴里の午前11時43分。

「あ、桃之井だ! なあに、暇してんの? よかったら買い物付き合ってよ♪ 六花がお兄さんにお土産買いたいんだってさ」
「あ、いいよ〜♪ どんなのがいいかな」
 シャン・ドゥ・マルス公園の脇っちょにあるキオスクで鼎は告天子に声を掛けられました。
「お兄ちゃんに…、これ、どうかな!?」
「え゛?」
 思わず告天子は変な声を出しちゃったよ。だって…。
「あ、良いんじゃない? 分かりやすいよね。Tシャツなら普通に着れるし」
「喜んでくれるといいな!!」
「絶対喜んでくれるよ! だって六花ちゃんのお土産だもん!!」
 という六花と鼎のやりとりを、告天子は「えー…」と思いながら眺めていました。
 そうして六花は無事にお兄さんへのお土産をゲット!
「桃之井先輩、一緒に写りませんか?」
 真名が手を振ってます。こちらでも鼎は記念撮影のお呼ばれ。
「はーい♪」
 今日はモテモテだね。よかったね!
 その後、真名の希望で四人は展望台にも上りましたよ。こうやって眺めていると、巴里の街ってセーヌ河を中心に栄えてきたんだなぁ、って感じがするね。
「すごーい…」
 四人とも言葉を忘れてしまいました。

 【ノートル・ダム大聖堂】
「……」
 貴浩は一人で祈りを捧げています。
 彼を取り囲んでいるのは大きなステンドグラスの窓、宗教画、そして歴史に名を残した偉大なる戦士であり指導者でもあった女性の像など…。
「…これほどとは。想像以上に素晴らしい物だな」
「私たちの貴婦人、聖母マリアに奉げられたるカテドラル」
 成章は独り言の様に唱えました。
 そこは開放感溢れる、神聖な空間。
 光を透かす、美しいステンドグラス。
 穏やかなキャンドルの灯り。
 洗練されたシャンデリアの灯火。
「歴史を見続けたこの聖堂は、とても穏やかで、優しい。うんざりするような人ごみなんて本当に忘れてしまいます」
「…これが大聖堂…! 祈りと言う力を理屈ではなく感じる気がします。日本もフランスも、通じるものが確かにあるのですね」
「サスガ…『我らが貴婦人』というだけの…聖堂デス」

 こちらは塔楼を登る結社Cub×Ismの面々。
「嵐ふらふら…抱っこする?」
「抱っ…だ、大丈夫です。鳩様が大変です…!」
「…じゃあ、手」
「嵐は大丈夫か?」
「はい、なんとか。皆様本当にお優しい…」
「あ、皆。疲れも飛ぶ景色だよ」
 薄闇を切り開いて広がる外の光。巴里の風を感じる…。
「登った甲斐があったな」
 なびく髪を掻き揚げながら斎が皆をねぎらいます。
「エッフェル塔が見えるよ、ほら」
 白鳩は満足そうに目を細めて、歓びをかみしめました。
「ありがとう…この景色、忘れません…」
 嵐は目に涙を。
「一緒に来られて良かった」
 黎も自然と笑みがこぼれます。
 折角だからと斎は近くにいた人に撮影を頼みます。
「Est-ce que vous prendrez une photographie?」
「oui」
 ゴーン、ゴーン、ゴーン…。不意に鐘が鳴り響きます。

「この歯車の名を乗せ世界に響き渡るが良い!」
 そう叫びながら狂ったように鐘を打ち鳴らす日本人がその日いたとかいなかったとか。

 ※※※

 14時過ぎです。
「ねー、まだ? ご飯まだ??」
 りょくろが何度も聞きに来ては待ちきれない様子ですし、そろそろご飯にしましょう。
「オムレツ♪ オムレツ♪ 沢山食べるぞ〜♪」
 …なぜか皆がランチに選んだメニュー、オムレツが圧倒的多数を占めていました。
『巴里オムレツ観光大作戦概要』
 行く前に見せたこれのせいか。そうなんだな。
「じゃあ、せっかくだから…」
 みんなでオムレツ食べにいきましょ!

 ※※※

「…ふわふわでとろり…やっぱり本場は違いますね。あ、いけない。楽しむだけじゃなくってしっかり勉強もしないと…」
 氷凪はナツキと一緒に本場のレシピを持ち帰ろうと、熱心に研究中。月代神社の仲間も巻き込んで食い倒れるまでやるつもりみたい。
「うにゃ、それじゃおかわり下さ〜い♪」
 銀誓館の女の子たちはよく食べるねぇ。
「ふわふわ〜。おいしいですね♪」
「なんか山桜さんの食べるの見てると、こっちもいっぱい食べたくなってきちゃう!」
 麻里も鼎の隣でかなりの量を食べています。
「幸せです♪」
 洵は葬とお土産をどうするか相談しています。

 【チュイルリー公園】
「わぁ〜、素敵な公園です!」
 東の方にはルーヴル美術館が続くチュイルリー公園。噴水や彫刻、フランス庭園の広がる広大な場所です。思わずはしゃいでくるくる回りたくなってしまうような美しさですね。
 ここの庭園は、かのヴェルサイユ宮殿と同じ庭師が手がけたんだとか。
「きれいな所ですわね。城さんと一緒に来れて嬉しいですわ♪」
 カフェオレを飲みながら、らびと城は良い雰囲気の中。
 遊具で遊ぶ子供たちや鳩を追う女の子。あちこちのベンチでは地元のアベックも穏やかな時間を過ごしています。
「…らびちゃん」
「はい?」
「だいすきだよ♪」
「私も…じょ、城さんの事すきですわ。これからもよろしくお願いしますわ」
 さて、一行は公園をぬけ、次の目的地をめざします。

 【コンコルド駅】
「フランス人権宣言の文面、か…なかなか感慨深い物だ」
 ヨーロッパの国々というのは、様々な分野で最先端でありながら日本人的感覚からするとどこか変な部分があるもので、地下鉄などは一つの良い例かも。
「これ、降りるときは自分で開けないといけないんだよね」
 閉まるのは自動なのに、開けるのは手動。…なんで?
 それはそれとして、西洋らしい文化習慣がこの駅にもありました。路傍生演奏ですね。
 この日迅が出会ったミュージシャンはスウィングを演奏するバンドでした。
「この街の音楽に出会えてかなり興奮!」
 皆が次の目的地へ出発するのもお構いなしで、彼は心底嬉しそうに耳を傾けていました。

 【モンマルトル方面】
 巴里から北へ少し外れた小高い丘の上に広がる地方。画家という意味をもつテルトル広場はその名の通り、現在も多くの画家達がここで絵を売っています。そろそろ日も暮れそうな時間だというのに、人でいっぱいです。
「あっ、クレープ屋さんだ!!」
 …この娘はもう放っときましょう。あら、でも女の子達はやっぱりそっちへ流れていくのね。
 刻人と新弥はこの場所でお土産を探すようです。並べられている絵画を眺めていると、たまに脇からうるさい声で似顔絵の呼び込みを当てられますが、気にせず自分の気に入る絵が見つかるまでじっくり探してみましょう。
 広場を出てすぐ横にはサン・ピエール教会。道路を挟んでサクレ・クール寺院が建ち並んでいます。時間のある人は少し中を見ていきましょうか。
 そうこうしている内に辺りはだいぶ薄暗くなってきましたね。そして見えますか、あちらの方……。
 …エッフェル塔です。
「わあ…」
 薄闇に照明が浮かび上がって、これはこれでまた美しい景色…。
 どこかの民家では夕飯の支度が始まったのでしょうか。良い感じにバターの焦げる匂いが風に乗って一行の鼻をくすぐります。今晩のメニューは何でしょうね。
 …クロックムッシュ、はたまたフレンチトースト? …やっぱりオムレツかな?
 さて、もう暫く眺めていたい所ですが、少し急ぎましょう。
 日が沈みきる前にメトロへ駆け込んで次の場所へレッツゴー!!

 【夜の凱旋門】
 綺麗にライトアップされた花の都。足下をせわしなく行き交う自動車がまるでおもちゃのよう。
「エトワール凱旋門で、夜空の星を見るのも風流なものじゃな」
「…僕は繭先輩と見たかったなぁ」
 夜空には葬の想い人の笑顔が。
「それはそれとしてストラップストラップ」
 テラはお土産を漁りにさっさと下りてしまいました。

 …楽しかった巴里旅行ももうすぐおしまい。
 駆け足だったけど、色んな場所が見られて良かった。
「お腹すいたね」
 ホテルに戻ったら晩ご飯が楽しみだね!


マスター:楠司志雄 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:54人
作成日:2008/07/07
得票数:楽しい21  ハートフル1  ロマンティック3 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
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