ゴースト退治は無人島で〜島を闊歩するもの


<オープニング>


 夏休みは、海にプールにカキ氷、そして夏休みの宿題や自由研究など、やる事がたくさんあります。
 しかし、忘れてはならないのは、学校行事の臨海学校でしょう。
 銀誓館学園では、瀬戸内海の浜辺(銀誓館学園の私有地)で、8月10日〜12日の3日間、臨海学校が行われます。
 この臨海学校で、普段の授業では得られない様々な体験を楽しんでみましょう。

 なお、今年の夏は、瀬戸内海の小さな島(無人島)で、妖獣の発生が確認されているようです……。
 
「今年の臨海学校、瀬戸内海にあるビーチで行うことになったみたいだから」
 集まった能力者達に告げた運命予報士は、更に言葉を続ける。
「理由はね、瀬戸内海の小さな無人島に多数の妖獣が現れているという事がわかったから」
 無人島である為一般人への被害はまだ無いが、被害が出てからでは遅い。
「臨海学校を利用して一気に駆逐してしまおう、ってことらしいね。当然、君達にも妖獣退治に出向いて貰うって事なんだけど……君達の相手は鹿なんだ」
「鹿なの?」
「うん」
 黒板に描かれた珍妙な4足歩行動物を見ながら首を傾げる石蕗・紗夜子(小学生土蜘蛛・bn0143)へ予報士は首を縦に振ると、ポケットへと手を突っ込む。
「そして、これが行ってもらう無人島の大まかな地図」
 取り出され広げられた地図と続く説明によれば島は東と西に小さな山を持つ東西に長い瓢箪形の島で、妖獣達の数は4体だと言う。
「妖獣達の攻撃はナイトメアランページに似た自分の残像を一直線に駆けさせて敵を蹴散らす攻撃と角を駆使した強力な近接攻撃のみ。回復手段は持たないけどちょっとタフかな」
 妖獣達は二つの山を往復するよう行動しており、どちらかの山の頂上か山と山の間で待ち伏せることで容易に遭遇できるらしい。
「妖獣は簡単に見つかると思うけど、油断だけはしないように」
 予報士は真剣な顔で釘を刺した。
「それから、島までの移動方法だけど……漁船を借りておいたから行きは送って貰えると思う」
 もちろん帰りも迎えに来ては貰えるものの、妖獣を倒す頃には夕方になって、海に出るのは危険と予想される。よって迎えの漁船は翌朝の到着となるらしい。
「そこで、妖獣を倒した後は、無人島のキャンプを楽しんでもらえると良いかな」
 サバイバル道具や調味料の持ち込みは許可という事なので、無人島でサバイバルというのも、臨海学校の1日目としては良いかもしれない。
「回りは海だし、泳ぐのも良いかもね。もちろん、みんなのキャンプだから何をするかはみんなが決める事だけど」
 楽しい1日目になると良いねとと予報士は微笑む。
「じゃあ、楽しんできてね〜」
 踵を返す能力者達を激励の声と揺れる手が送り出した。さぁ、臨海学校に行こう。
 

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参加者
神元・道孝(事象を歪める者・b01249)
戒・蒼魔(戒刀乱魔・b02671)
高天崎・若菜(土蜘蛛の大黄龍将・b19366)
楢芝鳥・俊哉(半人前な図書室の主・b20054)
フィアレス・セルシウス(無情のリブラ・b20813)
蒼崎・洵(鮮紅の妖精・b21925)
白羽・命(白夜虫・b23300)
十六夜・鷲魅(八咫鴉・b23498)
ルキウス・ラスカリス(ケーリュケイオン・b25995)
真木・真由(使い捨て型徒蜘蛛・b35785)
NPC:石蕗・紗夜子(小学生土蜘蛛・bn0143)




<リプレイ>

●懸念
「ありがとうございます」
 上陸前、頭を下げた楢芝鳥・俊哉(半人前な図書室の主・b20054)の言葉に軽く手を振って応じた船長は既に目視では確認できないほど小さくなっていた。漁船であればまだ認められたが、船の姿は随分と小さく遠くなっている。
「まさかゴーストもバカンスに来たっていうんじゃねえだろうな?」
「足が無いから逃げることが出来ないね。勝てばよいのだけど」
 ルキウス・ラスカリス(ケーリュケイオン・b25995)はポツリと呟いた戒・蒼魔(戒刀乱魔・b02671)から視線を海上の漁船に移し、胡麻粒ほどの漁船が視界から消え去るまで見送ってから仲間達の方へと振り返った。
「夏の恒例臨海学校ですか」
 言葉を口にする神元・道孝(事象を歪める者・b01249)が浮かべる表情には喜びが溢れていた。例えそれが妖獣討伐という一面を持っていたとしても、楽しい学校行事には違いないのだから。
「……また、ずいぶん大規模な作戦……です」
「……妖獣退治さえなければ……ただの臨海学校で済むと云うのに……」
 島の土を踏みしめる面々の顔を見てからフィアレス・セルシウス(無情のリブラ・b20813)は海へと視線を向け、十六夜・鷲魅(八咫鴉・b23498)は仲間の声に続くように言葉を紡いで、言葉の端に嘆息を添えた。この人数でのゴースト退治など珍しくもないが、似た光景が五十前後の島で繰り広げられるのだ。大規模というのもあながち間違いでないのかも知れない。
「去年の事もありますし、また大きな戦争に繋がるなんて事にならなければいいのですが……」
「あ、ですね」
 眉を寄せ呟いた高天崎・若菜(土蜘蛛の大黄龍将・b19366)の言葉に相づちが返ってきたのは、似た懸念を抱いた仲間がいたと言うことだろう。
「まぁ、せっかくの学校行事ですし、楽しみましょう」
 皆さんと怪我無く仲良く過ごせれば万事OKですよねと蒼崎・洵(鮮紅の妖精・b21925)は言葉を続けて、沈みかけた空気を入れ換える。これが良い方へと働いたのだろう。
「そうだな。とにかく早めに倒してキャンプでも楽しむとするか」
「ええ、キャンプの準備を長く取りたいですし、早めに問題は解消してしまいましょう」
 空気に付与されかけた重さが何処かへ飛んで行き、会話に活気が戻ろうとしていた。同時に海沿いから出発の時も近づきつつある。
「最初に黒燐奏甲。その後効果が被らないように土蜘蛛の檻でいいのよね?」
「はい。では、紗夜子様……よろしくお願いします……」
 戦闘時の打ち合わせを確認していた石蕗・紗夜子(小学生土蜘蛛・bn0143)は肯定の言葉と挨拶の言葉を受けて嬉しそうに微笑みつつ挨拶を返した。
「……あ、そうです石蕗さん。これ……持ってて下さい……」
「う?」
 打ち合わせを終え、声に振り向く紗夜子へ真木・真由(使い捨て型徒蜘蛛・b35785)が差し出したのはザクロの果実。
「……再生や希望なんて意味が……あったりします……妖獣の供養に置いて下さい……」
「では出発します」
 続く言葉に紗夜子はこくりと頷き、声に促されて他の仲間達と共に山へと歩き出す。妖獣が往復する山の片、側西の山の頂を目指して。

●登山
「うにゅ、鹿妖獣か。そういえば、鹿の肉は食べたことがなかったなー」
「鹿とはいえさすがにゴーストは食えないよな」
 既に起動を終え双眼鏡を覗き込んでいる白羽・命(白夜虫・b23300)の呟きに仲間からつっこみが入るが、まぁ妖獣死体を残さないことだしおそらくは冗談なのだろう。地面が傾斜を始め、山登りを実感させるようになって数分。今のところ妖獣との遭遇はなかった。
「油断はしないようにしないとね」
 もっとも、妖獣の通りそうな場所をコースから外して歩いてるが故の事態でもあったのだが。想定外に備えて注意を喚起する声に、何人かの能力者が頷く。
「大丈夫ですか?」
「ありがとう、平気なの」
 人の住まぬ島の道なき山道は望まぬ客を拒むかのように険しい。気を遣い声をかけてきた洵へ、笑顔と共に礼の言葉が返る。
「みゅう、……来たみたいだね」
 一呼吸置いて、双眼鏡を覗いていた命が呟きと共に双眼鏡を降ろした。藪を掻き分けるような音が複数現れ能力者達へと向かってくる。
(「全部居るな」)
 音と茂みの揺れ、更には藪から突き出した角の数で妖獣の数を計り俊哉は心中で呟いた。これであればはぐれた妖獣が作る別働隊への注意を喚起する必要はない。
「来るぞ」
 むしろ別のことに注意を喚起する必要があった。いつの間にか先頭の鹿妖獣が足を止めていたから。駆け抜ける妖獣の姿は止まったことが幻であるかのような錯覚を起こさせたが、あくまで残像。藪を掻き分け、残像の蹄と角が犠牲を求め能力者を襲う。
「『縁』っと」
 マホウノホンにペンを走らせながら展開した魔法陣越しに残像を飛ばした妖獣が見えた。
「分散の甲斐がありました」
 道孝の伸ばした蛇が妖獣の胴を一打ちし、スカルロードの振るう死神の大鎌が妖獣の角とぶつかり合う。残像は能力者一人を巻き込んだのみで消え去り、被害は最小限で抑えられた。
「……早く終わらせて、キャンプ楽しむ……ですっ」
 言葉に続き、フィアレスが戦闘態勢をとると身体を金色のオーラが包み込む。
「体の大きさは、伊達ではありませんからね……」
「紗夜子様、ご無事ですか?」
 その前と隣で白と黒、二種の蟲が舞いそれぞれ詠唱兵器を包み込み、呼び出したリフレクトコアに周囲を旋回させながら問う鷲魅は言葉を向けた相手が首を縦に振るのを見た。
「今度はこっちから行くぜ!」
 間を置かず飛び出す蒼魔が破邪万刃の刀身に氷を宿して斬撃を見舞う。斬撃の生んだ傷口が凍り付き、ピシピシと音を立てながら凍結は妖獣の全身に広がって行く。攻撃が決まり妖獣が氷に封じられた、先頭の1体だけは。
「ぐあっ」
 少し遅れて続いた2体は左右から仲間を傷つけた敵を狙い角を繰り出した。全てを避けきれず、装着主のダメージを肩代わりした銀星蒼雨に幾つもの傷が生じる。
「妖精の様に舞い。蜂の様に刺す。でしょうか?」
 4体全てが手負いの敵を取り囲もうとしたところで、妖艶な微笑みを浮かべて飛び込んだ踊り手が危険な輪舞曲を舞った。
「さぁ、一緒に踊りましょう?」
 流麗な動きで繰り出される二本のレイピアが妖獣達を刻む。白燐蟲が仲間の傷を癒す所を視界の端に捉えながら。
「……一応言います、期待しないで下さい……!!」
 舞に代わって戦場を彩るは無数の糸と滅び行く世界の救世主の如き超絶技巧の演奏。それは、角による一撃を繰り出そうとした妖獣の動きを止めた。

●屠鹿
 真由とルキウス、どちらの技が功を奏した結果かというとおそらくは後者だろう。
(「……次は当てないと、封術なんて……」)
「『十字架』っと」
 攻撃を外したショックでかふらつく前衛の仲間を見なかったことにしつつ、放たれた十字架型の模様が術の縛めを受けなかった妖獣へと重なる。
「行く……です」
 妖獣と重なっていた模様にまた同じものが重なる。
「ピィィッ」
 繰り返された輪舞曲に伴いレイピアの突きに穴を穿たれた妖獣の一体へ弾丸の嵐が襲った。二人がかりで行われた連射に妖獣の身体が弾けるように踊る。見た目からして頑丈な妖獣だったが、連携からなる連続攻撃は充分に脅威だった。
「侮るなかれ……蜘蛛の力! アッ―――!」
「侮るなかれなの」
 若菜が手に持った宝剣が燃える。宿された炎が軌跡を描きながら一撃が叩き込まれた瞬間、炎は妖獣へと移り激しく燃えさかる。直後に着弾し弾けた黒燐蟲が貫いたのは、既に力尽き消滅し始めた妖獣の骸だった。動きを止められたもののまだ健在な残る妖獣達へも蟲は飛んだが、余波をまともに食らったのは1体に過ぎず、硬い角に弾かれるかあるいはかわされるにとどまる。
「この調子で倒していきましょう」
 ただ、能力者の攻撃はここで終わりではない。道孝の撃ち出した気の塊が妖獣の毛皮に弾け、同じ部分へ大鎌による斬撃が見舞われる。
「ピィッ」
 この痛みが原因という訳ではないだろうが、痺れから1体の妖獣が解き放たれ、反撃に角を繰り出した。
「……あなたに怨みは……ありませんが……」
 繰り出された赤手の一撃と角が交差して、朱の花が咲く。双方共に傷を負ったが、倒れたのが能力者側だったのは想像に難くない。攻撃を受けやすい場所に耐久値の低い防具で立っていたのだから。
「うにゅ、さっさと倒して、お楽しみタイムに行くよ」
 命が呟き、次に山中を駆けたのは妖獣の残像ではなくナイトメアだった。
「僕達が援護するから」
「回収をお願いする……です」
「わかりました」
 2体の妖獣へ馬蹄の跡を残してナイトメアが去り、俊哉とフィアレスによる二度目の連射を援護を受けつつ、倒れ伏した真由を若菜が回収する。
「邪魔だ」
 鷲魅の撃ち出したエネルギーの槍に串刺しにされた妖獣を糸がまるで檻の様に覆う。糸の牢獄は瞬時に消え去ったが妖獣の身体を蝕み始めた痺れは消えない。
「トドメだぜ!」
 冷気の白いもやがたゆたい、斬撃は妖獣の断末魔までをも凍り付かせた。蒼魔の斬撃が妖獣の体躯を両断し、断ち切られた死体が藪に埋没しながらゆっくりと消滅して行く。
「踊り疲れるにはまだ早いですよ?」
 洵の輪舞曲に似た攻撃は未だ動けぬ妖獣達を容赦なく襲う。タフであるし角の一撃は侮れなかったが、動きさえ封じてしまえば手数の差もあってどうにかなりそうだ。10秒前後で一体ずつ妖獣が倒れ行く戦況はそう語っているかのようだった。
「はい、これでおしまいだよ」
 ルキウスの脚が描く軌跡に交わった鹿の角が折れ飛び、もぎ取られそうになるほど深く首が抉れて3体目の妖獣が崩れ落ちると、氷と痺れと言う2つの縛めから妖獣が解放されようとも能力者達の勝利は揺るぎなかった。
「ピィィッ」
 死神の大鎌が断末魔ごと妖獣の命を刈り取り、先頭は終わりを告げる。能力者達は戦いに勝利した。

●さぁキャンプだ
「流石にもう妖獣は居ないようだな」
 戦闘を終え、蒼魔の提案で軽く島内の見回りをしたが妖獣は他に発見できなかった。
「火が無きゃ料理できないしねー」
「原始的に摩擦で火をつけるのもありだけどね」
 ただし、捜索の終了はキャンプの開始でもあって、緊張した雰囲気が消えた一行の声がテント設営地に響く。荷物からマッチを取り出しつつ呟く俊哉にルキウスが応じ、続いて荷物から取り出されたのは大きなテントだった。
「……俊哉の手伝い、する……ですっ」
「それじゃ、そっち持ってもらえるー?」
「……ん、わかったです」
 要請を受けてフィアレスがテントの端に手を添える。風雨をしのげる場所のない無人島でのキャンプならテントの設営は欠かせない。
「紗夜子……お手伝いお願いできますか?」
「うーみゅ、海に魚取りに行くけど石蕗さんも来るかな?」
 既に何人かが参加しているテント設営へ、加わろうとしていた紗夜子もかけられた二つの声に少し考え込んでから答えた。
「テント設営のお手伝いが終わったら海に行こうと思うの。それで……どう?」
 所謂折衷案というものだが、命は納得したのか一足先に海へと歩いてゆく。
「流石に小学生の命さんだけでは色々と心配なので、私も潜って魚を獲ってきます」
 設営する仲間達に断って、洵も後追い海へ向かった。
「……えと、このくらいで大丈夫でしょうか?」
 真由はロープを引きながら首を傾げる。テントの設営も人数の為か順調に進んでいて、地面に寝そべってぺたんこだったテント達は支柱とロープの力で起き上がり、平面から立体に成長していた。
「そろそろ海に行こうと思うの」
「私は山に入って食材等の探索でも……」
「紗夜子様、途中間で一緒に行きましょう」
 テントが完成すると、食料調達への離脱者が出始める。道孝は宣言通り山の方へと姿を消し、鷲魅は宣言した紗夜子を見やって進み出た。
「お日様も沈み始めてますし、あまり遅くならないようにして下さいね」
 若菜は出発して行く仲間達へ手を振って見送ると、荷物の方へと歩み寄った。米。野菜、水。あらかじめキャンプ一式と最低限の食料は用意してある。下ごしらえだけなら先にできるという訳だ。まずはご飯を炊く。ご飯ものメニューでなければある程度の対応はできるし時間も節約できるからだ。
「魚捕れたー」
 その頃海では、陽光に煌めきながら魚が踊っていた。どうやら大漁であるらしい。
「お待たせ。テントの設営終わったの」
「こっちは大漁ですよ」
 更なる援軍が漁獲量の増加をもたらすかは未知数だったが、先行していた二人は笑顔で迎え入れた。
「野草と茸、少ししか採れませんでしたが」
「変なものは採ってないからな」
 1時間ほど経って山に向かった面々が設営地に戻り更に1時間が経った。
「キャンプ定番のカレー作りがいいでしょうか」
「でしたら、シーフードカレーがいいかと」
 材料を前に腕を組み考え込んでいた所へ声は割り込んだ。声の方を見れば海へ出かけていた面々が魚を手に立っている。
「ただいまなの」
「おかえりなさい」
 全員が揃って、調理は始まった。
「……ん、どんなできか楽しみ……です」
「料理は上手なので期待してください」
 野草や茸を刻む音、湯の煮えた鍋が立てる音。臨時の調理場はリズムに溢れている。
「……私、一人でしか料理しないので」
「……作り方とかわからなければ私が教えて差し上げますよ?」 
 呟けば横から救いの手が差し伸べられ、料理の完成は刻々と近づく。
「「いただきまーす」」
 十数分後、料理が出来上がって星空の下で複数の声がハモった。
「紗夜子様……どれくらい召し上がりますか……? もっと食べたければ遠慮せず云って下さい……」
「ありがとう、それぐらいでちょうど良いと思うの」
 笑顔で受け取った器に盛られているのは当初の予定通りのシーフードカレー。
「帰るまでに、皆さんと一緒に記念撮影をしたいですね」
「あぁ、いいね」
「きっと、イイ記念なる……ですっ」
 頬張り堪能する合間に洩らした若菜の呟きは何人かの同意者を集めることに成功する。食事を終えた後、シャッターの切れる音が周囲に響いた。良い思い出になることだろう。
「うーみゅ、去年と今年の臨海学校はゴースト退治込みだったけど、来年はどうなるのかな?」
 満天の星空の下、呟きが一つ漏れた。


マスター:聖山葵 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:10人
作成日:2008/08/11
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