いってみよう秋祭り〜食べて、作って、みんなで遊ぼう!


<オープニング>


 11月2日、とある地方都市の競輪場を利用して、青年会が主催するお祭りが開かれる。
 とくに今年は、青年会もお祭りに力をいれているらしい。とくにお祭りのメインイベントは話題になり、あちこちから取材の話も持ち上がっているという。
 そのイベントとは、世界一の長さのさんまの押し寿司を作るというもの。
 ギネス登録も狙い、目指すは世界一の長さである115メートル。しかも、その押し寿司を200人の一般参加者の力を借りて作ろうというのだ。
 さらに、そこには他にも様々な秋めいたイベントが用意されているという。
 
「みんなでそのお祭りに行かないかしら? 押し寿司に参加するには朝10時から配られる整理券を手に入れなければならないようだけど、他にも楽しめるものがあるようなのよ」
 夜取木・楓(高校生魔弾術士・bn0017)はチラシを手に、誘いの言葉を口にする。
 何しろその日は、その町中で沢山のお祭りが開かれているという。このお祭りもそのうちの一つなのだと、楓は手にするチラシを覗き込む夏越・ちがや(中学生運命予報士・bn0062)と八重崎・円花(ロゼット・bn0135)に告げる。
「他にも楽しめるイベントというのは、落ち葉のプールで遊ぼうというのと廃油でエコ体験教室というのなのよ。これはどちらも11時から開かれるから、どちらか一つしか参加できないけれど……」
 楓によると、落ち葉のプールには宝物の番号が書かれたボールが隠されていて、参加すればその番号の品物が手にいれられるという。ただし、小学生以下しか参加できないらしい。
 また、エコ体験教室では手作りロウソクを作りを見学できる。油を湧かしたり固めるのは薬品や火を使用するため危険なので手を出せないが、ロウソクの色を指定して自分の好きな色のものを作ることができる。さらに、2色までなら色を上下に重ねたカラフルな自分だけのロウソクを作り、持って帰ることができる。
「どっちもたのしそうだね」
「本当ですわ」
 ちがやと円花は、楓の説明に瞳を輝かせる。
「メインイベントのさんまの押し寿司作りは、お昼の12時からはじまるのよ。ちょうどお昼時だから、参加しない人はお腹がすいてしまうと思うのよね。そういう人は、会場内の屋台で食べ物を買って食べることができるわ」
 売っている食べ物は、ドライカレーとウインナーをナンで包んだナンカレードッグとチリトマト風味のチキンミートボールをピタパンに入れたチキンボールピタパン。飲み物はそのどちらにも合う、バナナ味とキウイ味の2種類のラッシーだ。
 会場内には、簡単なテーブルと椅子が用意された休憩所が用意されている。そこに座れば、競輪場のオーロラビジョンに映し出されるサンマの押し寿司作りを見つつ、それらの味に舌鼓を打つことができる。
「こういうお祭りも、とても楽しいと思うのよ。遊ぶことができるだけじゃなく、美味しいものも楽しめて、世界記録にも挑戦できるのですもの。ただし、普通のお客様も来ているから、人の迷惑になるようなことだけは慎んで欲しいわ」
 真剣な顔で釘をさした楓は、神妙に頷く2人に優しく微笑みかけた。

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参加者
NPC:夜取木・楓(高校生魔弾術士・bn0017)




<リプレイ>


 朝から気持ちのよい秋晴れで、今日はまさにお祭り日和。
 落ち葉のプールとサンマの押し寿司に参加する者は、整理券配布の列に並ぶ。
「ギネス更新してもやっぱ切るのかな、勿体無い……」
 アメフト部の仲間と参加するエルは小さく呟く。橙泉はそんなエルを人波から守り、押し寿司レシピを頭の中で復唱する。ダンテとジョフロア、隼人も、楽しげに押し寿司について話し合う。
 落ち葉のプールは、参加者が50人と参加賞がもらえるということで大人気。あっという間に整理券が売り切れる。
 参加券が必要でないエコロウソク作りでも長い列が伸びている。
「カサンドラはこういう祭りは初めてか? たのしいか?」
 カイトの言葉にカサンドラは小さく頷く。
「廃油から蝋燭か……まさにエコって感じだね。でもあまり蝋燭って使う機会ないかなぁ……」
 沙羅の言葉に弥琴は、
「クリスマスケーキにどーんと刺してプレゼントとか……」
 と返す。想像するだにその光景は、あまりロマンチックではなさそうだ。
 沙羅と弥琴の会話を耳にする凛は、
「就寝の時の明かりは蝋燭に限ります……」
 とぽつりと呟く。
「って凛、蝋燭灯りに使ってんの?」
 壱球は凛の言葉に、驚いて目を丸くする。そういう壱球は、エコ体験をエロ体験と間違えていたと白状する。みんなが壱球のぼけに突っ込む中で紫空は、
「は……真っ赤な蝋燭にして、鞭を持つべきなのか……」
 と呟き、同じ勘違いをしていそうな柾世に視線を向ける。紫空の言葉に柾世は、
「そんな勘違いするのキューだけ……」
 と真顔で応え、生暖かい視線を壱球に送る。
「廃油に薬品混ぜる事で油が綺麗になるのか? それとも、別に綺麗にしなくても固めてロウに出来るもんなのか?」
 英二の疑問は、エコロウソク作りに置いてかなり重要な点をついている。
 廃油は濾して不純物を取り除いてあるが、取りきれなかった香ばしい香りがする。その上、未使用の物より色も濃いのだ。しかし、それは杞憂のようだ。
「エコは大事ですね」
 散人はメモを取りながら、エコ体験係員の手順を真剣に見つめる。
 散人メモによる手順はこうだ。
 温めた廃油に市販の油凝固剤を混ぜ、削ったクレヨンで色をつけ、バニラエッセンスなどで臭いを消す。芯になる凧糸を縛り付けた割り箸をロウソクの容器となる瓶の口に渡し、色をつけた廃油を注ぎ入れ、下の色が固まったら次の色をいれ、後は冷やして固まるのを待つと、綺麗なロウソクが出来上がる。
 その手順の通り、ロウソク作りには薬品や火を使用するため体験参加者は手を出せない。そう楓も説明していのだが、一からロウソクを作れると思っていた者もいたようだ。
 ここでできるのは、ロウソクの色を指定することだけである。
「全部自分で作れないのは残念だけど、自分好みの色で作れるのは楽しいな」
 水澄花は恋人の星司を見上げ、明るく笑う。
「そうだね。ロウソクが廃油から作れるのは知ってたけど、実際に見たり作ったりするのは初めてだよ」
 星司は水澄花に穏やかに微笑み返す。
 ロウソクは好きな色を2色まで重ねることができる。そんな心理テストがあることを思い出した2人は、互いが選ぶ色について楽しげに話す。
「色えらべるんだな。何色にする?」
「お前の瞳の金色と私の瞳の赤色」
 カイトの問い掛けにカサンドラは迷うことなく応える。
 金のクレヨンはないため黄と赤のロウソクになってしまったが、その応えに彼女らしいと感心するカイトも同じ色のロウソクにする。
 黄色と橙色を選んだウィルは、楽しそうに色を選ぶテルに頬を綻ばせる。
 ロウソクは固まるのに時間がかかるため、クーラーボックスに仕舞われ、帰る際に受け取ることになる。
「皆さん、出来上がったらそれぞれ箱に入れて、かえっこしませんか?」
 凛の言葉に、壱球と沙羅、弥琴、紫空、柾世は笑顔を浮かべ、固まるまでのひと時を楽しく待つために、祭りの中に散った。


 そんなエコ体験コーナーの近く、落ち葉のプールでは数人の小学生たちが整理券を手に、開始を待ち望んでいる。
「うにゅ、すぐにボールを見つけて、1番に宝物を手にいれてやるもんね」
 命は伸び上がってプールを覗き込む。早く見つけるためにイグニッションもいいかもと呟くが、すぐにそれはまずいと思い直す。
「鉄太に誘われてきてみましたけど、結構面白そうですね。今日だけは、ゴーストの事は忘れましょうか」
 小学4年ながら落ち着いた雰囲気の鷹は、彼を誘った鉄太に視線を落とす。
 少し下で落ち着きなく揺れる茶色の頭の持ち主は、山育ちなためもあり、興奮冷めやらぬ状態であるようだ。
「早く始まらないかなあ」
 宝物の番号を記したボールをプールに隠す大人たちに、鉄太はじれたように呟く。
「入っていいですよ」
 係員の声で、子どもたちが歓声とともにプールに飛び込む。
 落ち葉のプールに入る子どもたちは、服の上に黄や青の大人用の大判Tシャツを着ている。服にちくちくした葉っぱがくっつかないようにという、主催者側の配慮らしい。
「むー、落ち葉いっぱいくっついたー」
 長い髪に絡む葉っぱを気にしつつTシャツの落ち葉を払う舞夢は、
「絶対げっとするよ!」
 と叫んで落ち葉に潜る。
「鷹! はやくはやく! すっげえねえ。山を思いだすなあ」
 落ち葉に潜ったり、鷹に向けて投げる鉄太の笑顔は、無邪気で明るい。
 本気でポールを探す命は、1番のボールを1番に見つけて主催者の青年にボールを渡す。引き換えに渡された参加賞はシャボン玉と風船セット、いくつかの駄菓子だった。
 舞夢もボールと引き換えに参加賞を貰う。彼女の袋には、シャボン玉と水風船セットが入っている。
 さんざん遊び倒した鷹と鉄太も参加賞を手に入れる。鷹の袋には水ピストルが、鉄太の袋には組み立て飛行機が入っている。
「そっちの方がかっこいいなあ……」
 袋の中を見比べながらの鉄太の言葉に、鷹は袋を彼の手に渡す。
「あげますよ。楽しかったですか、鉄太?」
「すごーくたのしかった! おなかすいた!」
「お昼ご飯でも食べにいきましょうか」
 2人は仲間たちが食事を楽しむ屋台に向かった。


 サンマの押し寿司作り開始には、まだ時間がある。
「始まる時間は12時からか。昼食を取ってしまわないといけないな」
 整理券を首尾よく手に入れた翔は、押し寿司作り前にナンドッグとピタパンも手に入れ、休憩所に向かう。
 押し寿司に参加する予定の楓(b46118)も、その前の腹ごしらえとばかりにナンドッグとピタパン、ラッシーを堪能する。
「えっと、楓先輩……もし良かったら一緒に回ってもいいですか?」
「いいわよ。私は押し寿司にも参加するけど」
 緊張しきっている彩夏に楓は笑顔を向け、一緒に休憩所に向かう。
 ナンカレードッグを頬張る綾は、傍らでバナナラッシーを口にする円花に話をふる。それは、
「ところで、最近新刊の出来具合はどう?」
 というものであった。
「素敵なネタが降ってくれば筆も進むのですけれど……」
 溜息とともに返された円花の言葉に綾は、いろいろネタ振りをはじめる。
「どちらも美味しそうです……! 折角の食欲の秋、お腹いっぱい食べなくてはですね♪」
 綾と円花の腐った会話を聞くとは無しに耳にする莱鵡は、お財布の赦す限り食べるつもりのようだ。
 壁際の人目につきにくいテーブルでは。
「頬に、ソース付いてるわよ。とってあげるから、ちょっと、動かないでね」
「ね、姉さま……そんな、人前で……」
 頬についたソースを都和子の唇で掬い取られ、彩は頬を赤らめる。
 意地悪な物言いに拗ねる彩とそんな彼女が可愛くて仕方がないとからかう都和子。
 2人は甘いひと時を楽しんでいるようだ。
「サンマの押し寿司には出遅れたけど、こういうのもいいよね」
 チキンボールピタパンとキウイ味ラッシーを手にするれいあは、ナンカレードッグとバナナラッシーを手にする柚流に話をふる。
「そうだね。それにしても、あれ秋刀魚何百匹分だろ?」
 2人が見上げるオーロラビジョンには、長い押し寿司の木製型が映し出される。2人はその場で押し寿司を作る人たちにエールを送る。

 そんなエールを受ける参加者たちは、115メートルの型の前に立つ。
 押し寿司用型が乗せられる長机には、60センチ程の間隔ずつテープで印が付けられている。その長さが1人の割当区間らしい。
「115mのサンマの押し寿司って、どんだけーって感じですね。一体、何匹のサンマを使うんだろう?」
 列の真ん中あたりに並ぶ龍麻は、左右を見回して感心する。
 そんな彼らの手に、すし飯入りのパックが3つずつ配られる。まだ温かなすし飯からは甘い酢の香りが立ち上る。
「押し寿司作るのは初めてだからな。巧くできると良いな」
 少し緊張した様子の翔は、意気込みを口にする。
「とりあえずまずは、目指せ世界一! でしょうか」
 ひょろりと伸びた体を小さく縮こませる晶は、真剣にすし飯を並べる。
 長い型にラップが敷かれ、そこにすし飯を詰めることになる。
「こう、バランスが、ちょっと……あああ、はみ出るはみ出る。こっちはこっちでご飯がたりないー!」
 虹湖が苦戦しながらご飯を詰める傍ら、
「聞いているだけでは簡単な作業なのに、時間かかり難しいですね」
 と志津乃は溜息を漏らす。
 宗吾はすし飯詰めをユリアに任せる。その分、押すのは任せて欲しいと申し出る。そんな2人を見つめつつ、雅樹も真剣にすし飯を詰める。
 続いて、酢で締めて凍らせたサンマの開きが3枚ずつ配られる。
「お魚を触れない女性って多いような気もするけど、夜取木は、大丈夫?」
「生きてる訳ではないから、大丈夫よ」
 龍麻の問い掛けに、開きをすし飯に乗せる楓は応える。
「サンマは、なるべく隙間が空かないように並べて下さい」
 その言葉に、こっそりサンマ2枚重ねを実行していた定義と実行しようとしていた暁虎は大人しく諦める。そんな2人を冷たくあしらう一郎は、真面目に作る滝の手つきを褒めまくる。
 最後は、ラップでサンマとすし飯を包んで蓋を乗せ、その蓋を人力で押す。
 ダンテは殺気を込めて蓋を力任せに押しまくる。
「ダンテ! それは……押しているのか? ライン戦か?」
 思わずジョフロアが突っ込めば、エルは隼人の手つきに対抗心を燃やし、橙泉は黙々と蓋を押し、隼人はそんな皆への冷静なツッコミを心の中で入れる。
「1、2、サンマ!」
 虹湖と志津乃、楓は妙なかけ声で蓋を押す。
「……ええと、どうすれば、良いの、ですか、ね? 押す?」
 学生寮agapes所属の世寿は、困ったように仲間に救いを求める。
「……わ、私もよくわかんないんだよー。パパの真似すればなんとかなるよねー?」
 ベルナデッドは、幼平の手つきを観察する。
 作り方の説明を聞いていなかった2人の言葉に紡は熱弁を振るい、ラッシーを呑みながら彼らを応援する月姫の独り言に双と幼平は超反応を見せる。
「これだけ長い物を作るとなると、周りとの呼吸を合わせる事が重要です。集中して……一意専心!!」
 型が壊れないよう晶は、気をつけて蓋を押し込む。
 一頻り押した後、係の手で蓋と型、ラップを外された押し寿司は、綺麗に繋がった姿を彼らの前に晒す。
「日本一達成です!」
 歓声とともにくす玉が割られ、参加者たちの万歳三唱が沸き起こる。
「わわっ……! すっごぉ〜い! やりましたね巴さん♪」
「えっ!? まじか! やったなぁ!」
 遙と巴は、明るい笑顔をかわし合う。
 オーロラビジョンにもその光景は映し出される。
「……こう、長く繋がっている物を見ると、気前良くスパーッといきたくなるな」
 物騒なことを呟く豹衛は、シルフィアの髪を飾る青いリボンを撫でる。彼の腕にくっつく、いつもより甘えたがりなシルフィアは、その手を目を細めて見守った。


 押し寿司は一人割当の60センチを三等分にカットし、一人一切れを持ち帰ることができる。
「秋の脂ののったサンマって美味しいのよね……夜取木さんはサンマ好き?」
 虹湖の言葉に楓は小さく頷く。そんな2人と作った押し寿司を見つめる志津乃は、幸せそうに微笑む。
「せっかくですし、ここで少し食べましょう」
 ユリアの言葉に宗吾は笑顔で頷く。
「……えー押し寿司1m分とか、普通食べませんよね?」
 宗吾の食べっぷりに、雅樹は思わず突っ込む。
 巽は、戻ってきた楓の元に小さな包みを手に近づく。
「遅れましたが誕生日のお祝いを。当日にお祝いできなくて本当にすみませんね……」
「ありがとう」
 巽の言葉に楓は瞳を輝かせ、包みを大切そうに仕舞う。
「楓さん、ろうそく作ったのですが色合いどうですかね?」
「綺麗な色ね」
 上が黄色、下が水色の智明のロウソクに、楓は目を細める。
「楓様とお寿司を巻きに来たわけですけど♪ ダメでしたわ♪」
 明るい笑顔で報告する睦美は、エコ体験でもいろいろ残念な目に遭った。それでも挫けず、食べ物と飲み物を楓が仲間と休む休憩所に持ち込む。
「そう言えば、彩夏さんは楽しそうにお寿司作りを見てたわね」
 サンマの押し寿司入りパックを手にする楓は、会場から見えた彩夏の様子を思い出して問い掛ける。
「皆さんがお寿司を作る姿に、義兄の姿を重ねてしまったんです……」
「大好きなお兄さんなのね」
 その言葉に彩夏は笑顔で応える。
「本当、美味しい物いっぱいのお祭りだよねー」
 柚流は笑顔でれいあに、ナンカレードッグの味見を勧める。
「あ、柚先輩、頬にカレーソースついてるよ」
 れいあは柚流の頬についたカレーソースをハンカチで拭う。
 頬を拭うれいあの頬が赤くなる。見つめる柚流も照れ臭くなる。甘い空気に耐えられなくなったれいあは、
「口が辛くなっちゃったから、何か甘い物買ってこようかっ」
 と慌てて席を立ち、屋台に駈けていく。
 ナンカレードッグを食べる豹衛は、それらの味とシルフィアとのひと時を楽しむ。
(「寒空の下、暖かい物食べるってのは、身体の芯から温まる感じがして良いものだが、好きな人と一緒だと尚更だな……」)
 辛いと騒ぎ、ラッシーと辛いピタパンを交互に食べる彼女を見つめる豹衛の頬は、温かいものを食べただけではない赤味が差していた。
 冷えて固まったロウソクを受け取った水澄花は、自分のロウソクと星司のロウソクを見比べる。
「クリスマスにはキャンドル灯してロマンチックに過ごしたいかな……」
 水澄花の言葉に、ロウソクを手にする星司は笑顔で頷く。
 赤と白のロウソクを受け取ったテルも、いつロウソクに活躍して貰おうかというウィルの言葉に、クリスマスに使いたいと応える。
「今日は楽しかったぞ、有難う」
 ロウソクを受け取ったカサンドラは、カイトへのお礼の言葉を微笑みとともに口にする。
 沢山の思い出を手に入れた彼らの顔には、明るい笑みだけが浮かんでいる。
 澄んだ秋空の下には、明るい歓声がいつまでも響いていた。


マスター:縞させら 紹介ページ
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楽しい 笑える 泣ける カッコいい 怖すぎ
知的 ハートフル ロマンティック せつない えっち
いまいち
参加者:59人
作成日:2008/11/20
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冒険結果:成功!
重傷者:なし
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