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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月16日 00時
な……何を仰るんですか! しばらく狐さんのままでいようと思いましたけれど、やはり運気が戻り次第雪女に戻りますっ。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月16日 00時
でも……ありがとうございます。長い話になってしまいましたが、聞いていただいて。随分と、胸が軽くなりました。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
…考え方によっては…スッポンポン…だね。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月16日 00時
(と、突然腕をすり抜け元に戻り)や……やっぱり、この姿は……なんだか、水着や肌着姿よりも恥ずかしい気がします。毛皮以外何も着ていないからでしょうか。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
…(もふもふ)。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月16日 00時
(銀狐が目を閉じて微かに頷いた。尾をゆらゆらさせながら。)
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
(ぎゅーっと抱き締めながら)。分かり難い言い方だったけど、ひさめは自分を守っただけ。本当に豪いと思うよ。だから…今日から事故を自分の所為と思うのは止め…だ。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月16日 00時
(おとなしく膝の上におさまった。尾をゆらゆらさせている。)
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
(胡坐の中にスペースを作る)。おいで(にこ)。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
それだけが本当の事だと思うよ。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月16日 00時
(銀狐が、撫でてほしそうに頭を垂れている)
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
ただの事故。でも、そういう事だと考えると、ただの事故じゃなくなる。それぞれがそれぞれの本当の神様(この言い方が嫌い。けど、当てはまる言葉が分からない)に出会ったんだよ。自分の中のね。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
ひさめは無意識であったとしても、自分の中の大事なものを守ろうとして村を出た。事故があった事で、村人は人柱が大事ではなかった事に気が付いた。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
…大丈夫だよ。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月16日 00時
やっぱり、お話ししてよかった。ずっとずっと、怖かったのです。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
…。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月16日 00時
……わたくしには、何一つとして『本当のこと』がありません。名前も、村では名前がなかったので、学園に拾われたときに氷のような雨が降っていたと聞いて、それでいいと。生まれた日も、学園に編入が決まった日。どうでもいいと、思っていました。あの頃は。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
それを知らしめる為のシンクロ…そんなふうに考えたらどう?
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
誰もが一人一人がそうだって事。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
神様とか…そういう言葉は好きじゃないけど、神様と呼ばれているものは他の誰かや何かじゃなくて…
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月16日 00時
……本当、ですか…?
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月16日 00時
それはただの事故だよ。無事でなかったとしても、ひさめは何も関係ない。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
一つ。人の祈りは時には本当に奇跡を起こす。だけど、誰かが犠牲になって起こる奇跡なんか有り得ない。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
学園に問い合わせたなら、はっきりするかも知れません。ですが、確かめることはできませんでした。無事であれば……世界結界が、村人の記憶も曖昧にしていることでしょう。それでよいと……
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
……雪女には、村一つ守るような力は備わっておりませんけれど。わたくしが来訪者で、人の祈りが何十年、何百年と重なったのなら……そういった事も起こりうると…思います。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
ひさめが逃げ出した事で、村が消えた…と思っている?
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
……はい。何でございましょう?
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
一つ聞いても良い?
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
どうしてだろう。その笑顔がさ、切ない。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
どこをどうやって、どこまで行ったのかもわかりません。気がつけば、学園のかたに保護されており、しばらくは病院で静養しておりました。現代に適応するのには…人の倍はかかりましたけれど。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
そんなふうに思う必要なんか…なかったのにね…。ひさめの意思がそこには無かったと思うから…(カリ)。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
そうして……逃げました。何か、崩れるような音も聞こえましたけれど……その時は逃げ出すことしか考えられず。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
…(落雁に手を伸ばす)
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
騙していたと、思いました。何十年か何百年か……わかりませんが。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
相変わらず記憶は戻らぬまま。ただ、『雪女』だということだけ、思い出したのです。それからは…毎日が恐怖のうちに過ぎていきました。本当に神様であれば、願いの一つも叶えられそうですのに。雪女を祀っても、何のご利益もありませんから。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
目覚め…?
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
銀の雨。何が起こった?
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
銀の雨とは、不思議なものですね。村人達には見えない雨に当たって、そうして初めて、己が『雪女』ということに気がつきました。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
いえ、おそらくそうだったと思います。社にいること、祀られること、何の疑問も持っておりませんでしたから。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
おっと。微妙にフライング。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
そっか。。。この学園の誰かが来るまで、永遠にそんな事を続けていたのかも知れない。。。って事か。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
え、と。それで……ずっとそのまま、社の中にいると思っておりました。冬の、祭の時だけ外に出て、村人に姿を見せるのですけれど。そのとき、偶然……銀の雨が、降りました。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
あ、でも……学園には、色々な髪や瞳の色をした雪女の一族が、大勢いますね。驚きました。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
たぶん、人、の集落だったと…思います。わたくしのような髪や目の色をした者は、一人もいませんでした。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
それは『雪女』の集落?どちらにしても、生き神様っていうか…そういう風習がまだあったなんて。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
ずっと、鳥居の見える社の中におりました。奥には氷室のような、細い洞窟が広がっていて。祭の時期には、太鼓や笛の音がどこまでも追ってきて……今も、そういった音は、苦手です。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
うん(お茶を一口)。…!
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
目覚めていた、とは少し……違いますね。『目を開けていた』だけ。殆ど意思もなく、言われるがままに『神』を演じておりました。皆がそう言うのだから、そういうものなのだろうと。不思議と、己が異質であることだけは、わかっていたのです。
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斎姫・伽藍(翠嵐の蹤跡・b35932) 2010年02月15日 23時
え?そんなつもりは無かったけど、ちょっと力んでたかも。
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氷桜・ひさめ(蒼銀珠・b56811) 2010年02月15日 23時
あの、あまり畏まらないでくださいませ。緊張…しますから。(お茶一口)
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