紫刻館


 兵庫県、神戸市。
 歴史を感じさせる貿易港の北部に連なる山中に、一軒の洋館の廃墟があった。
 かつて『紫刻館』と呼ばれていたその洋館のたたずまいは、無人の廃墟と化した今もなお、独特の古めかしさと異国情緒を感じさせる。

 戦前に建造されたこの洋館に暮らしていたのは、神戸に移住したフランス人の一家だった。
 彼等『異人さん』の生活は当時の日本人と較べて裕福なものであり、周囲の住民にとって、その生活と彼等の纏う異国の空気は、憧れの対象であったという。

 だが、その館には、憧れを裏返したかのような、不気味な噂も伝わっていた。
 周辺の街から、何者かに連れ去られて行方不明となる子供達。
 そして、紫刻館から異人達の歌声に紛れて聞こえた、幼くか細い悲鳴……。
 やがて2つは結びつき、行方不明となった子供達は異人によって忌まわしき儀式の生贄とされ、命を奪われたのだと、まことしやかに囁かれるようになっていた。
 しかし、その真実が明らかとなる事はなく、噂は噂として終わったのだ。

 そして時を経る中で、主は故国へと去る。
 人気のない館の中で多くの子供達の霊を見たという者が現れるが、そんな噂も常識という壁に阻まれ、館は存在すらも忘れ去られていった。

 だが、時を経た現在。
 館の廃墟を訪れた能力者達は、むせ返るような悲嘆と悪意を感じ取った。
 ゴーストという新たな主を得た屋敷は、来客を歓迎するかのように扉を開く……。
シナリオタイプ:メインシナリオ
公開日:2007年11月14日
総制覇数:40859



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