<人狼アーダン放浪記>


 人工島の戦いに現れた指揮官級の人狼騎士のうち、唯一撤退に成功した漆黒の剣・アーダン。
 彼は日本国内を転々とした末、一般人の老人の家で一時の安らぎを得ます。
 老人と、その孫と共に過ごす、戦いから離れた、安息の日々……。
 ですが、老人が妖獣に襲われたことで、それは終わりを告げました。
 安らぎを捨てて旅立つアーダン。果たして、その彷徨する魂の行く手に待つものは……。

■現れた少年

 運命予報を受け、漁村に現れる妖獣から老人を助けに向かう能力者達。運命予報士は、能力者達が到着した際、そこで妖獣と戦う何者かがいる事を告げていました。
 現場に赴いた能力者達は、そこで妖獣と戦う少年、アーダンと遭遇します。
 アーダンと共闘し、妖獣を退治した能力者達。ですが、アーダンは銀誓館学園の名を聞くと共に態度を一変させ、姿を消してしまいました。
 そして、銀誓館学園に戻った能力者達は、アーダンが人工島の戦いの敗戦後に逃げ延びた人狼騎士であると知ることになります。
アーダン・ディンドルフ

↓関連する依頼はこちら↓

平穏を抜けて

■放浪する人狼騎士

 深夜に食料品店のシャッターが破壊され、食料品だけが盗まれるという事件が発生。
 運命予報士は、下水道に潜んだ何者かが事件の犯人である事を突き止めます。

 下水道に潜入した能力者達は、そこでアーダンと再び遭遇します。
 老人の元を離れたアーダンは、故国へ戻る術もなく、商店を襲って糊口をしのいでいたのです。
アーダン

 アーダンを説得し、銀誓館学園に来るよう促す能力者達。
 ですが、『夢の中のネジ』に洗脳されたアーダンは、能力者達がゴーストの相手をしている間に、逃走してしまいます。

↓関連する依頼はこちら↓

【平穏を抜けて】抜けた先には下水道

■アーダンつかまる

 運命予報士は、三度アーダンの出現を運命予報します。
 今度の現場は森の中。
 能力者達は妖獣の群れと戦うアーダンを助けます。
 再び逃げようとしたアーダンですが、能力者達もそれを予期していました。
 能力者達はアーダンを気絶させると、銀誓館学園に連れて帰ります。

アーダン
↓関連する依頼はこちら↓

【平穏を抜けて】不思議の森の人狼騎士

■一人旅の終わり

 アーダンを連れて帰った能力者達は彼がまだ16歳と聞かされ、激しく動揺します。
 それはさておき、能力者達はメガリス『ティンカーベル』の力で夢の中に入り、アーダンの夢の中のネジを取り除きます。
 目覚めたアーダンから、銀誓館学園と吸血鬼への憎悪は消えていました。
アーダン

  かくしてアーダンの一人旅は終わり、銀誓館学園は新たな仲間を迎えたのです。


↓関連する依頼はこちら↓

【平穏を抜けて】そして悪夢を抜けたなら