≪● L O H A S 庵 ●≫* 結社SS用・ロハスでお祭に行ってみたRP *
 場所は神社、今宵はお祭り! 辺りは陽気な電飾を施した屋台と、浴衣姿の人々で溢れている。

 甚平姿に妙な馴染み方をしている極彩色のクマ頭を被った一は、鮮やかな手つきで焼きそばを作っていた。
「おいしい焼きそばはいかがッスか〜!!」
 それを見つけた紫の浴衣に身を包んだ庵は、浴衣姿にはやや浮き気味の帽子を気にしているリュカの袖を引く。
「はじめちゃんが焼きそば作ってる〜。リュカ、一緒に食べよう〜。紅ショウガは庵さんの分もあげるからね〜あとキャベツの部分もっ」
「良いよ。って、庵さん? 何故キャベツと……紅ショウガ!?」
「好き嫌いしてちゃおっきくなれふぁいはよ〜」
 はぐはぐと焼きそばを食べる庵に便乗したのは、負けじと食い意地を張ったミリアリア。
「これは美味しくなかったからリュカにあげる〜」
「ちょっとミリアリア、僕は紅ショウガ苦手……って、何時の間にか僕の焼きそばが紅ショウガで覆われてる!?」
 清楚なはずの浴衣姿で紅ショウガの押し付け合いをして騒ぐ三人の背後には、まるで父母のようにそれを宥める焔弥とアルファリアがいた……のだが、何やらいい雰囲気なのか、笑顔の焔弥に対してアルファリアの顔は赤い。
 庵は出来立ての焼きそばを熱がるリュカに気を遣いつつ、「一番アツイのはアレだと思うのよね〜」とその二人に意味深な視線を送った。
 伊良子は綿飴をもふもふと食べながら賑やかな祭りの雰囲気を楽しんでいる。
 その近くでは、隆斗におごってもらったカキ氷を嬉しそうに食べている灯雪の姿。
 そして射的の屋台では、ヒットマンモードになった清音がいる。瞬も同じく射的に興じていたが、いつの間にか大量にゲットしていたぬいぐるみを前にして困惑していた。
 初めての浴衣で支度に時間がかかってしまったシズクは、心細い思いで辺りをうろうろ。単身グルメの旅に出ていた丶がそれを見つけてやっと合流したが、次の屋台に連れ浚われてやはり皆とはぐれる事になる。
 メンバーは三々五々、祭りを楽しんでいるようだった。

 その賑わう中、だいたいまとまっている一行は絶賛迷子中のひなたを発見した。迷子でも存分に祭りを楽しんでいたひなたの両手には食べ物から金魚まで荷物がいっぱい。焔弥は父親よろしく荷物を持ってやると、手の空いたひなたは嬉々としてアルファリアと手を繋ぐ。
 ヨーヨー釣りで絶好調だったツバサは仲間達に戦利品を配るべく、会場内を駆け回っていた。
 ベンチからそれらを眺めていたヴィントミューレは空を見上げて想う。
 今宵は、いい夜だ。

 ……その賑やかな場から半径800mほど離れたところに、白地に紺のストライプ柄をした浴衣姿の男が一人。
「おう? お祭りにしては随分と閑散としているじゃないか。おかしぃな……まさか、お約束というやつなのかっ」
 秀都は後に静流が引っ張りにきてくれるまで、会場から離れたそこらをさ迷ったのだった。

 祭りの夜は、まだまだ続く……。
【マスター候補生:遊弥

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