≪幻想睡眠局≫結社設立ですよぅ(雑談スレ)
 細々した手続きが終わり、無事結社『幻想睡眠局』が設立した。
 しかし、サラ・モラトリアス(スリーピングビューティー・b36309)は、ため息をついた。
 これから、やらねばならぬ事が山積みなのだ。
 入荷した商品を陳列していると、活動内容に興味を持った瀬戸谷・ことぶき(孤独なお月様・b41521)が顔を覗かせた。
「わたくしは売り子かしら? ふふふっ面白そう」
「売り子に限らず、商品企画等やっていただいて構いませんよ♪」
 サラは大きな抱き枕を並べながら答えた。
「企画……それも面白そう。そういえば、どんなオモチャがあるのかし……はぅっ!!」
 まるで雷に打たれたような衝撃で、ことぶきはサラが並べている抱き枕に釘付けになった。
「サンプル品は使ってみても構いませんよ」
 サラは笑顔でサンプル品を渡す。
 おねだりしたように思われたくないことぶきは、両手を振り回し断る。
 が、抱き枕をサラから渡された瞬間、名品抱き枕『癒し』の効力が存分に発揮されたのだ。
 ことぶきが枕を抱きしめ、眠りに付くまでにわずか数秒足らずだった。
 可愛らしい寝息を立て、熟睡していることぶきにタオルを掛けながらサラは囁く。
「はぅ、可愛いですねぇ♪ ……私も眠くなってきましたよぅ……」
 うららかな午後、少女たちは眠りに落ちた。

 ──先に目が覚めたのは、ことぶきだった。
 目をこすりながらサラを見る。
「あれ? サラも寝てる……? ふふ……あはははは」
 黒い笑い声をたてながら、ことぶきはサインペンを持ってくる。
「一度やってみたかったの……あははっ! ピエロにしてあげる……腕には……」
 サインペンをサラの顔に、腕に走らせる。
 くすぐったかったのか、サラはむっくりと起き小さなあくびをして、慌てて姿勢を正す。
「はぅぁ! こ、ことぶきさんおはようございます」
「あら、サラ? 起きたのかしら? もう少し眠っていてもよかったのに……ふふふ! 素敵な寝顔でしたわ」
 真っ黒に塗られた頬を弄りながら、サラは照れくさそうにした。
 そんなサラをニヤニヤと笑いつつ、ことぶきは問う。
「サラ今、何時かしら?」
「はい? ……はわっ!? い、いつの間に!? ちょっと落としてきますよぅ」
 サラは自分の腕に描かれた腕時計の絵を見て驚き、洗面所へ走り去った。

「はぁぅっ!」
「ふふ……あははははははは!!」
 そして、洗面所からはサラの悲鳴とも叫びともつかぬ声が響き、売り場では、ことぶきの高らかな笑い声が辺りを包んだ。
【マスター候補生:リョータ

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