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さておきまして。
3章はいつものように、銀誓館の主なできごとを、シナリオソースとして解説しています。 そして4章は、もうひとつの目玉。ゴーストタウンを舞台にしたシナリオが、なんと六本。くわえて、さまざまなゴーストタウンシナリオを創るための解説コラムも収録。こちらにも新たなゴーストがたっぷり登場しています。 とにかく、これがあればゲームマスターは、シナリオに困りません。そして「はじめてゲームマスターしてみたい」方にも使っていただけると思います。 オートシナリオを使うと「チャプターごとに別のプレイヤーがマスターする」なんて遊び方もできるので、試しにGMをやってみる、なんてことも可能なのですよ。 |
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さてさて、JGCにお話を戻しましょう。 先にも書きましたように、今回は三人のゲームマスターが、あわせて4回、参加者のみなさんとシルバーレインRPGのセッションを楽しみました。 シナリオの内容は、いずれこのシルバーレインプロジェクトで公開予定です。 なので詳細は省略しますが、二重構造になっております。過去に、PCたちが出会った事件を、オートシナリオを使って、その場で作成する、という展開が用意されています。 ベテランゲームマスターがそろっていますから、もうアドリブで作成とか、なんの問題もありません。なあ、安道。 というわけで、その時、創られた物語がどういうものだったのか、簡単にご紹介いたしましょう。記憶で書いてるので、脳内アレンジが若干くわわっておりますが。 オートシナリオを使えば、何もない状況から、カードを引いて、さまざまな表(意外なオチ表とか、いろいろ)を参照するだけで、こんなお話がその場で作れてしまうのです。 「すごいですね、オートシナリオ」 「痒いところに手が届いてる」 「すごく便利そうですね。買います。で、ほかのゲームのシナリオを創るのに使います!」 ……え、ええ、たぶん現代伝奇ものなら、いろいろと応用はききますが、用語とか特定してあるので、できればシルバーレインRPGで遊んでください(笑)。 |
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不安定な「龍脈」の乱れにより、からくも脱出する能力者たち。 リリスが手にした書物は、生贄の儀式により、この「龍脈」の光景を、現代によみがえらせる方法を記していたのです。 彼女を倒さねば、数千、いえ数万のリリス軍団がよみがえってしまうでしょう。そうなれば、またもや銀誓館学園は戦争に巻きこまれます。いま、生命賛歌用に破壊できるメガリスはあったっけ? とあせる能力者たち。 そして、能力者たちは、決死の戦いを挑み、謎のリリスを屠ることに成功するのでした。リリスは「ゆりゆりさま……」と呟いて、滅んでいきます。 |
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二十年の後、少女は、美人ながらも気難しい、村の獣医となっていました。少女をいじめていた同級生の一人は、都会に出て、悪徳開発会社につとめていたのです。その会社は、村に、無謀な開発計画を持ちかけており、獣医となった少女は、反対派のリーダーでした。 そして雪男は、彼女と別れた小猿の、変わり果てた姿だったのです。 能力者たちは、獣医に幼い日の約束を思い出させ、妖獣の恨みの気持ちをなだめる道を選びます。彼女と妖獣を再会させた時、雪男がさまざまな襲撃を重ねたのは、すべて獣医となった旧友を守るためだったことがわかるのでした。 その時、土石流が能力者たちと二人を襲います! あの、いじめっ子だった同級生が、邪魔者を始末しようと仕組んだのです。 ですが、超巨大な一発のフレイムキャノンが、襲い来る土石流を吹き飛ばしたのでした。 悪徳開発会社は官憲に摘発され、村には平穏が戻ります。 雪男は、ただの小猿に戻り、そして消え去っていきました。獣医とともに、その墓を作った後、能力者たちは銀誓館に戻っていったのでした。 |
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一部の土蜘蛛系能力者からは「葛城山の土蜘蛛が銀誓館に負けたのは、その組織とぶつかり、疲弊していたからだ」と主張しはじめる(笑)。 そして「伊藤竜太」は、その組織の残党であり、マケドニア・チャリオットのメガリスゴーストとともに、葛城山土蜘蛛のゆかりの人物を殺害していたのだ。 太田健をも狙った敵と、能力者たちは戦い、これをついに討ち果たす! そしてしばらく後、銀誓館学園に一人の少年が転校してきた。彼は、自分を救ってくれた少女と再会する……。 |
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それぞれ、まったく別のお話ですが、こういったものが、なんとわずか三十分ほどで完成していったのです。 三人寄れば文殊の知恵とはいいますが、プレイヤーとGMをあわせれば、その倍の六人もいるわけですから、そりゃあまあ、いい知恵もでまくりますわね! この三つはSNEのゲームマスターが担当した卓で創られた物語なのですが、上村さんの卓では、はたしていかなお話になっていたのでしょうか? (上村:ああ……とても言えない! 「終わらない夏を繰り返す熱海で、触れた者が必ず死ぬ呪いの剣を作り出した刀鍛冶の操るリリスを倒す為に、熱海に作られた7つの砦をタウンページ見ながらクリアしていくシナリオ」だったなんて、とても言えない!!) (友野:ちょ、な、それ、それぞれのキャラの好きな本とかリストアップしてるんですって休憩時に聞きましたが、マジで全部のせかい! げらげらげらげらげら、わ、笑い死ぬ) ぜひ、みなさんも『幽世奇談』を入手して、スピード感あふれる、物語作成にチャレンジしてみてください。 今月下旬から、このシルバーレインプロジェクトで「オートシナリオをもっと使いこなす講座」を2回から3回にわたってお送りする予定です! さておいて。 では、その他のJGCシルバーレインイベントについて、ご報告しましょう。
刊行予定が決まらない小説についてや、それがいつ出るか決まれば、小説のジョブも含めた次のサプリにつなげていきますよ、などという予告もありまして。 その時はストームブリンガーとルナティックエンプレスがPBWに参戦しますから、あわせて小説作者(他人事のように書いてますが、ワタクシですね)も何かするかも? そして、前にも予告した通称「悪サプリ」なので、銀誓館以外の能力者組織や、見えざる狂気にハマった能力者PCなんてのも、ご希望が多ければアリになるかも、かも。ナイトメアビーストの力が使えるPCとかは……まあ、よほど熟練のGMでないとしんどいかな? なんつっても、真ジョブのデータを、PBW参戦からあまり長くお待たせできないですからねえ。 そして後半は、集まってくださった参加者のみなさんによる「自分が実際に体験した、怖い話不思議な話」のトーク。今年は語りの上手な方が多く、けっこう鳥肌を立たせていただきました。 で、そのなかに「今日、ホテルの部屋で仮眠していたら、女性の悲鳴が聞こえたんです。窓のすぐ外からでした。……部屋は24階でした」というお話があり……。 そのお話が終わった、その時……。 トークショールームに……。 甲高い悲鳴が響き渡ったのです!! いや、私が叫んだんですが。 ちょっと脅かしすぎたか、女性参加者さんが二人ほど泣き出されてしまい……。 ついた異名が「女泣かせの友野」。いや、トークショーの間だけでしたけど。 |
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そのほかにもシルバーレイン関係の企画がありました。 そのひとつが、日曜の午前中に行われた、鈴木銀一郎先生(アナログゲーム会の大長老で、友野も上村さんも、御前に出ると直立不動になります)と河村有木生さん運営のライブRPG。 百年に一度、世界がまじりあう日、四つの世界の四つの学園が、学園祭を共にし、そして互いに競い合う……そんな設定。ただし、後半には、それぞれの世界の暗黒勢力を撃退しなくては……という話になっていきます。 その四つの学園は、それぞれ異なるTRPGに登場する学園なのですね。 まずは、理事長代理の赤羽くれは……の中の人、みかきみかこ先生(とサポートにエンターブレイン編集部の橋井さん)率いる輝明学園(ナイトウィザード)。 美術部顧問の九月姫先生が率いる門星明華学園(モンスターメーカー学園)。 そして是空とおる先生が率いる尚敬高校是空中隊(Aの魔法陣〜ガンパレードマーチ)。 そして我らが銀誓館学園。 威風堂々たる能力者たちの前に、のこのこあらわれるマント姿の不審人物。 「どーも、銀誓館学園のほうからきましたー。教頭先生っぽい人ですー」 私です(笑)。 ライブRPGというのは、要するに生身で集まって、オフラインのリアルタイムイベントをやるようなものだと思ってもらえば、わかりやすいでしょう。 TRPGのセッションとも、オンラインとも違う、独特の楽しみがあります。 今回集まったのは80人ほどのプレイヤーさん。その人々が20人前後のチームとなってぶつかりあいます。 初対面でも、あっという間に打ち解け、一つのチームとして難関に挑む楽しさは、ほかではなかなかあじわえません。 まず第一部は個人戦。どんどん、お互いに戦って、経験値を稼いで、自分のレベルをのばしてゆきます。 私の役目は「送り出し」。 「いってこい!」「まだまだやれる」「よくやった!」「くじけるな」「校長先生に恥ずかしくない戦いを」 肩を抱き、背中を叩き、握手をして、生徒たちを戦いへ送り出すのが先生のお仕事です。 続く第二部は、世界を守る魔法陣を完成させるための団体戦。 で……なぜか、私の手元にマイクが回ってきたもんですから、ついついパフォーマンス。先生のせいで、内部情報はだだもれだったかもしれません。反省。 そして、クライマックスとなる第3部は、学園同士の激突! 各生徒が戦いあい、どちらかの生徒がいなくなるまでのつぶしあい。そして最後は先生同士の対決。 トーナメント形式で、うちはまず、さんざん舌戦で競いあった尚敬高校是空中隊と対決でした。 銀誓館は優秀なり! 先生対決は引き分けたものの、生徒数は銀誓館が余裕で勝利。 そして、決勝は門星明華学園さんとになりました。 うちの生徒さんたちは、運気を教頭っぽい人に残してくれようとしたため、敵生徒五人を残して全滅してしまいます。 ただ独り、銀誓館の運命を背負って、先生同士の対決。 ダイスを6つふっての、出目勝負 ……勝った! そして、残る相手側生徒さん四人との対決。 あきらめたらそこで試合終了。「いいか、私は負けたが、銀誓館学園が負けたのではない。だって、銀誓館のほうから来たとはいったが、銀誓館の人間とは言ってない」という負け惜しみも、伏線は仕込んであったわけですが。 ダイスをふる……勝利! ダイスをふる……勝利! ダイスをふる……勝利! ……マジで? そして、最後のダイス。 門星明星学園生の出目は……6dして26!? でかい!! (平均の出目は21です) 「生徒のみなさん、みなさんの力を、ちょっとずつ先生に分けてくださーい! ……とりゃ!」 ……6の……10の……20の……二十と……七! 勝った! 勝った! 勝ったよ、みんなの支えのおかげだ。いえー、全員とはいたっちー。 というわけで、直接対決は、我らが銀誓館学園の勝利となりました。 総合得点での勝ちは、輝明学園さんにおゆずりしましたがね。 銀誓館の生徒のみなさん、おつかれさまでした。あの時点で学籍のなかった人も、いまはきっとちゃんとした銀誓館生徒になってくれていると、先生、信じてます(笑)。 |
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さて、四日の土曜と五日の日曜のお昼には、トミーウォーカーJGCオフも併催されていたのですが、それについては、私がレポートするまでもなく、リアル情報局や、参加されたみなさんのレポートが、こちらにアップされていますから、ご参照ください。 シルバーレイン(とエンドブレイカーと、他にも多くのゲーム)を熱く熱く楽しんだ横浜の二泊三日でした。 みなさんも『幽世奇談』を使って、もっと熱くシルバーレインを楽しんでください! では、発売後サポート対談(もしくは独り語り)で、またお会いしましょう! |
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