【微妙対戦ナンジャコリャー】最 大(左舷)



<オープニング>


 突如現れた、規格外の怪物!
 金属質な肌。
 カクカクしたフォルム。
 見た目はギアっぽい。でも、ギアじゃない。
 だって、怪我したら血が出るから!

 奴の特徴は、何と言っても色々な事が規格外で最大級な所。
 生物なのに無機物っぽい外観もさること、サイズも中々の規格外!
 自在に曲がるぶっとい三脚で、鈍い光を放つ胴体を高く高く持ち上げている。
 その高さたるや、見上げた首が翌日凝ってしまう程!
 だが、別に胴体の部分が弱点とかそう言うことはない。
 脚を殴っても色々効くらしい!
 敵ながらとても嬉しい親切(?)設計!
 だが!
 それ以外の部分は喜べない!
 とにかく最大。耐久力とか、攻撃力とか、反射率とか。
 お買い得セール風に言うならば。
 硬い!
 痛い!
 遠い!
 の、三拍子!
 見た目に違わぬ硬質さで、直撃以外のダメージは殆ど帳消し。
 それどころか、そんなにでかい図体の癖して、ひょいひょいと脚を退け、攻撃をかわした日には!
 胴体の背中側に付いてる眼のような部分から、反撃光線をお見舞いしてくるという嫌っぷり!
 そして、最大の脅威。
 奴の唯一の武器にして、最も恐ろしい攻撃法。
 光条大解放!
 空を見上げるようにくわわっと限界まで開いた眼より、何十、何百、ともすれば何千とも思しきごんぶとな光線が、全周囲数十メートルに渡って隙間なく降り注ぐ。
 地面抉れ放題!
 拡散女神砲もびっくり、エンブレムシャワーに至っては真っ青必至のシロモノ。
 しかも、使用は十秒ごと。嫌っぷりも最大だ!

 なので!
 こっちは人海戦術!
 部隊を三つに分け、三脚のそれぞれを襲撃だ。
 この部隊の担当は、敵の左舷前方の脚。
 一応、奴にも前後ろはある。何故なら、奴はいつも同じ方向を前にして進んでいるからだ!
 例え間違っても、他の部隊と混じらなければそれで万事解決!
 なお、脚から脚までの距離はとても遠い。ほんと遠い。隣の部隊の回復とかは届かないから絶対あてにするな。約束だ。
 約束破ったら、多分、死ぬぞ! 冗談抜きで!
 なお、状況によっては脚から十メートル圏内も余裕で光条大解放を食らう。後ろの奴も気を抜くな!

 酒場に集った冒険者達よ!
 この何だかよく判らない規格外野郎を、規格内に納めてやれ!

マスターからのコメントを見る

参加者
月穿つ豹の爪牙・セリオス(a00623)
戯白狐・シェーラ(a04437)
慧眼の静風・キルレイン(a12779)
生涯未完・ジェド(a17065)
黒衣の天使・ナナ(a19038)
銀蒼の癒し手・セリア(a28813)
空言の紅・ヨル(a31238)
暗夜の半身・トルティア(a32514)
全開・バリバリ(a33903)
超神機・シーセア(a35894)


<リプレイ>

●登場
 荒野を吹き抜ける風。
 巻き上がる砂嵐よりもなお高く、ぎらりーんと陽光を跳ね返す硬質な巨躯!
 刹那、中央隊で何かが光った気がする!
「ナンジャコリャー最終回、はじまるなぁ〜ん♪」
 まるでそれが判っていたかのように宣言する、黒衣の天使・ナナ(a19038)!
 ちなみに、まだ敵は豆粒だ!
「ふむ……ほんとになんだこいつはといいたくなるような相手だな……」
 そんな敵影を捕捉、流天月輝・セリオス(a00623)がしみじみと……歩くの速ー!?
「でっけー奴なぁ〜ん」
 流石規格外、歩幅のせいで見る見るでかくなってくるその姿に、全開・バリバリ(a33903)は闘い甲斐のある奴に出くわしたと、やる気十分!
 そんな中、慧眼の静風・キルレイン(a12779)は手早く鎧聖降臨を開始。
「何だかよく分かりませんが最後のボスです。撃破させて頂きましょう」
「今回で最終回か……思い返せば長かったよねェ……」
 最後、という言葉に、詐欺師・シェーラ(a04437)は今までの思い出を走馬灯のように……あれ、三つくらいしか浮んでこないぞ?
 そこはそれ、細かい事は気にしない主義なので、全く気にせずウェポン・オーバーロード!
「泣いても笑っても、これが最後」
 キルレインとあわせて鎧聖降臨を行使しつつ、空言の紅・ヨル(a31238)もまた、今までの想い出を振り返る。
 駄菓子みたいのにお腹を壊しそうになったり、天秤型のに体重を量られたり。
 数はそう多くないが、色々あった。
「……なんだか、淋しいですね」
 そうこうしているうちに、一歩一歩、格段にでかくなってくる敵。
 徐々に視線が上向いていくのを感じながら、探求する銀蒼の癒し手・セリア(a28813)がぎらーんと輝く胴を見上げる!
「遂に最終回ですか……総力戦ですね。流石ラスボスです……大きいです……!」
 そして、眼前に迫り来る規格外!
「なんなんスか、あのデカさは……俺、何だか見てて、首が痛くなってきましたッス……」
 軽くこきんと首を鳴らして、タイタンギア消防長・ジェド(a17065)もまた、胴の辺りを……あれ、なんか、変な紙が張り付いてるっスよ。
 いや、まぁ、それはさておき。
「硬い・痛い・遠い……こんな時だけは、看板に偽り有りでOKッスよ、ホント」
 早い・美味い・安いとかの方が親しみ易いッスから、そう零すジェドとは対照的に、一撃殺虫・シーセア(a35894)はただ静かに敵を見据える。
 相手がなんであれ破壊する……それがデストロイヤー。
「勝利以外に興味はありません」
 必ず規格内に納めてご覧に入れましょう。
 そんな眼前に、遂に達する規格外!
 バリバリは陽光をまるっと覆い隠すその巨躯に対して腕を組み。「漢(おとこ)は黙って拳で語る」
 語り上げるは男気一つ!
「ヴィクトリア・ロード特攻隊長バリバリ、強敵求めて推参なぁ〜ん!」
 鎧聖降臨を受け特攻服と化した着衣が、背に浮ぶ銀のマントと共にぶわさぁーっと風に靡く!
 ……?
「動かないな」
 見上げたまま、首を傾げるセリオス。あ、音が。
 はて、と見回せば……どうやら、右舷隊がまだ準備中らしい。
 ゴゴゴゴゴ……といった風体で、三脚を全く同じ角度に開き、堂々と静観する規格外!
 と、そんな胴の真下に向け、暗夜の半身・トルティア(a32514)が即行で走り出す!
 真下なら光条を避けられる? そんな思いで一目散!
 それでも動かない規格外。
「攻撃しなければいいのでしょうか」
「律儀ですね」
「今の内に左脚に近付いて、エンブレムフィールド張っちゃうなぁ〜ん」
「突撃を開始します」
 盾を前面に押し出すようにして、殲術の構えを取ったシーセアが、いち早く接敵を開始する!
 シーセアに続けとばかり、目標の脚に向け距離を詰める左舷隊!
 その進行方向右前方には、同じく中央の脚に向けて猛ダッシュの中央隊の面々が見て取れる。
 あともう少し!
 そして、辺りを包む巨大な紋章の領域。
「今までの敵とは格が違うから、気合入れていくなぁ〜ん!」
「さあ、最後にふさわしく、華々しく散ってもらいましょうか」
 にこりと笑うヨル。
 刹那、右舷の準備完了を察した規格外の眼がくわっと開く!
 視界が、真っ白に輝いた。

●最終決戦!
 きゅーんきゅーんきゅぃぃぃーん。
 ずごごごごごーん。
 断続的に響く轟音!
「くっ、流石に効くな」
 直撃によろめくセリオス。しかし彼はそのまま眼前の脚に向け、掌に生み出した貫き通す矢を、煌く刃の一閃に乗せ……た、その眼前!
「反射します」
 凄いや殲術の構え!
 盾と剣を巧みに操り、シーセアを直撃するはずだった光条の一閃が、残撃となって高く高く聳える胴へと弾き返る!
 揺れる三脚!
 そんな脚の中へ、セリオスの叩きつけた矢が、鈍い手応えと共に消えていく!
 効いているのかいないのか、無反応に佇む硬質の脚。
 そんな脚の、ちょっと上の方に、何かが張り付いた!
 とぐろを巻いた青蛇の中心、トルティアがなんと、粘り蜘蛛糸で脚をよじよじ!
 胴の真下も結局光線にやられるので……というか、どうやら、微妙に吹っ飛ばされて第一関節部分に着地、あわや落下しそうだったのを、粘り蜘蛛糸で耐えて、揺れるから登っちゃえの心。
「……回復が届かないのでは……?」
 大分怪我をしているのに……射程距離の関係で大解放に巻き込まれずに済んだキルレインが、防塵ゴーグル越しに不安げな視線!
 そんなキルレインの引き絞る弓から、痛々しい形状の矢が、召喚獣の吐息を纏わりつかせて風を切った。
 矢は、大きく弧を描き……脚の関節部分にジャストミート!
 深々と潜り込む鮫牙の矢。
 ぶぶしゃぁーっ、と噴出する鮮血。
 わぁ、本当だったのか……!
 よじ登りながら、ちょっと感激するトルティア。
 いや、それ所ではないと、ナナが立ち昇るようにヒーリングウェーブの光を届ける。
「あんまり離れると届かないなぁ〜ん!」
「無茶しちゃ駄目ですよーぅっ!」
 ヨルも呼びかけながらできるだけ、できるだけ範囲に入るように位置を取り、続けてヒーリングウェーブ!
 ……あ、あ、遠く、遠くなっていく!
「せめてガードできますように……!」
 祈りながらセリアもヒーリングウェーブだ!
 しかし、彼女の召喚獣はペインヴァイパーだったりもして。
 そんな有様に。
 あぁ、やっぱりナンジャコリャーなんだなぁ。
 と思った人がいるとかいないとか!
「血溜まりのスケールも規格外なぁ〜ん」
 出血の続く左舷脚元、肉薄したバリバリが、握り締めた拳に心を託し……殴る!
 未だかつて無い衝撃を腕に感じた瞬間、バリバリと三脚を包む、微妙にバランスの悪い、でも広さ(?)だけは最大級な二人だけの世界!
 長く短い時間。
 バリバリから流れ込む熱い闘士に、何を感じたのか。
 屈伸運動する三脚。
 コンパスみたいに円を描く三脚。
 その円でけんけんぱを始める三脚。
「……嬉しいのかなぁ〜ん?」
 あ、跳ねた。
 直後、引き戻される意識!
「つまり、向かってくる相手がいて喜んでるんだなぁ〜ん」
 流石ラスボスなぁ〜ん。
 何だか判らないが、バリバリはそう感じたらしい!
 と、そんな脚の間合いへと、ジェドが双剣を構え、無造作に侵入する!
「っても、この大きさだと間合いもへったくれもない気がするッス」
 一握の寂しさは投げ捨てて、装甲へ叩き込まれる達人の一撃!
 確かに、硬い。
 しかし、今の一撃に思った以上の手応えを感じ、ジェドが首の痛さをおして見上げれば。
 やる気なくしてる……!
 なんとなーく力を無くした脚が、自重で地面に沈み込む。
 そこを狙い澄まし、シェーラが渾身の闘気を巨大剣に詰め込んで、脚元へ!
「狙いやすさも一塩だねェ」
 炸裂する、デストロイブレード!
 だが、伊達に硬くない。叩きつけた巨大剣が、反発力と闘気の爆発で吹っ飛ばされるように弾き返り、そのまま数歩後退するシェーラ。
 が、今の一撃でまたやる気を取り戻したのか、沈んでいた脚が、ごぉっと風を裂く音を立てて持ち上がる!
 ゆ、揺れっ、気持ち悪いー。
 トルティア酔いそう。
 ずごーんと、新しい位置に脚を動かし、出血のせいかちょっぴり潤んだ眼が、再び見開かれた!

●CM明け
 ずんぼこぼこぼこ、ごごご、ごわわー!
 最早どういう擬音を発していいやら!
 そんな光条大解放が!
「今度は俺がお返しなぁ〜ん!」
 返っちゃったよ無風の構え!
 バリバリから迸る衝撃波が、遠く遠く天に聳える胴を直撃!
 また揺れる三脚!
 傷だらけな上に気分悪そうなトルティア!
 その手の中に、不吉な絵柄のカードが浮かび、自身を取り巻く召喚獣の吐息と共に……ぷすり。
 黒い染みが!
 と、その脚がまた、激しく揺れた。
 直後、頭上を駆け抜ける高速の光条!
「っ、反撃光線の射程に限界はない、と」
 大解放の届かぬ位置にまで帰ってきた光条――自身の攻撃の威力に険しく目を細め、軽く膝を折るキルレイン。
 その身体を、ナナから広がる癒しの光の端が捉える!
「流石にこれは厳しいなぁ〜んね……でも負けないなぁ〜んよっ!」
「ちっ、全くでかい図体の癖してよくもここまで動けるものだ」
 キルレインの一矢を避け、持ち上がった脚が再び地に付いた瞬間を狙い、セリオスが最接近!
 携えた槍に込めた闇色の矢はばっちり装甲内部へ!
 それに続けとばかりにジェドの携えた双剣に稲妻が走る。
「今度は痺れるッスよ!」
 しかし、悲しいかな帰って来たのは手応えではなく、眩しい光。
 すかさずヨルが、最終回っぽい、勇猛でありつつちょっとしんみりした感じの凱歌を高らかに歌い上げる!
 そんな、回避に持ち上がった脚の巨大な影を視線だけで追い。
「よく動くねェ、全く」
 踏まれぬよう、今は距離を取り、次の大解放に備え巨大剣を盾のように翳しながら、シェーラが嘆息。
 その時。
 突然、トルティアが落ちてきた。
 一体何事かと、皆が顔を上げれば。
 中央の脚より広がった氷炎が、胴を介し、なんと、こちらの脚にまで及んでいる!
 氷炎は見る見る脚先にまで達し……それを追う、全員の首と視線の動きは、まるで光を追う猫のようであったという。
 これは好機と、中途半端に浮き上がったままの脚に向け、シーセアが走る!
 直撃以外が帳消しだというのなら。
「直撃させればよいだけの話です」
 そして叩き付けられるは、デストロイブレード……空振ったっ。
 刹那、もうシーセアに直撃してる光条。
 脚はなんか絶妙な角度!
「そんな状態で攻撃を避けないでください……! 避けるなと言ったら避けたくなるんでしょうけど!」
 シーセアの心を代弁するように突っ込んで、セリアがすかさずのヒーリングウェーブ!
 しかし、先ほどトルティアのつけた不幸の証が、この氷炎を長引かせ、次の大解放を防いでくれるだろう。
 闘いは、これからだ!

●決着!
 一時は有利かとさえ思えた戦況。
 だが、脅威の反撃と、ほぼ休みなく降り注ぐ光条の雨に、次々倒れ、時に肉体を凌駕する魂で立ち上がり、またうっかり倒れたりする冒険者達!
 そんな犠牲を乗り越え、皆はなおも闘い続ける!
 何度目かの大解放にけぶる戦場。
 しかし、勝利の女神はまだ、冒険者を見捨ててはいない!
「これでも食らえなぁ〜ん!」
 それは最強の反撃。
 バリバリから飛んで行く衝撃波が、三脚の胴を揺さぶる!
 いや、それだけではない!
「左舷の弾幕が薄いのは定番でしょう」
 自らを打ち抜くはずの光条を切り裂いて、シーセアから真っ直ぐ返る斬撃!
 ……あ、右舷からも斬撃が。
 そんな恐るべき反撃三連打に、ついさっきまで元気そうだった規格外が傾ぐ!
 そんな戦場に、残り少なくなったナンジャコリャーエンディングテーマ(多分)が、一層高らかに響き渡る!
「形勢逆転です!」
 ヨルが声援と共に歌い上げる高らかな凱歌に背を押されるかのように、キルレインが残る最後の鮫牙の矢を番え、弓を引き絞った。
 異常を呼ぶガスを巻きつけて、痛々しき矢が風を切る!
 どっぶぁーっ。
 剥げ気味の装甲から、本日一番の大出血!
 深い傷に、がくんと膝……膝? 関節を折る左脚。
 どーんと横たわったその膝っ小僧(っぽい部分)に、セリオスが剣に乗せて貫き通す矢を埋め込む!
 その様を、既に大解放の範囲外に離脱したジェドが見つめる。
「くっ、口惜しいッス」
 どうにも、能力の相性が悪く、ガードと回復が噛み合わないと、あっと言う間に撃沈。
 でも、一回は肉体を凌駕。
 尚、セリオスやキルレインも相性はよくないが、復活の機会が三回とか、遠射程で大解放範囲外に居たりとかで、持ち堪えている次第!
 と、シェーラが剥き出しの傷口目掛け、走る!
「この期に及んで避けたりなんかしないよねェ?」
 握る剣に篭るは闘気!
 叩き付けられる、デストロイブレード!
 刃は傷口深くに潜り込んで炸裂、装甲を内側から弾き飛ばし、更に傷口を広げる!
 見渡せば、他隊も一気に勝負に出ている。
 召喚獣と黒炎の力に気合も込めて、セリアが癒しの光で皆を包み込む!
 その眼前で、がくりと折れる右の脚。
「もう一息です!」
「次が来るなぁ〜ん!」
 ふんばれーと光を発するナナの声が、大解放の轟音に消える!
 光が消えた数刻後、遂に中央が折れ、全ての脚が膝を着く。
 そして、眼前の脚を……わっしと抱え上げるバリバリ!
 それがなんと、右舷・中央も同時。
 気合&友情ぱぅわーでずごごと持ち上がる脚、いや、規格外の身体!
「とどめなぁ〜ん!」
 と、飛んだァーッ!
 それは、敵の大きさからすれば、僅かなもの。
 だが、最大の敵は、その凄まじい衝撃によって、あらゆる関節部を破壊されたのであった。

●撤収!
「これで終わり……ですね」
 唐突なまでの静けさに包まれた戦場、動きを止めた敵を見上げるセリア。ナナは勝利のポーズ!
「正義は勝つ! なぁ〜ん♪」
 その時。
 右舷から、全力退避の掛け声が!
 急げや急げ、左舷隊も一斉離脱!
 直後、最大の体は、光条大解放に引けを取らない騒々しい音を立てて崩れ落ちた。
「流石はボス……といったところですか。まさに規格外の敵でしたよ」
 防塵ゴーグルを髪の上にずらし、その様子を遠く眺めるキルレイン。
「まぁ、最後には相応しい……ですかね」
 夕陽を背に、ヨルもまた滝涙で。
「ナンジャコリャーよ、永遠に……」
 余った凱歌でエンディングテーマを高らかに歌い上げれば、世界はなんだかセピア色!
 だが、バリバリは。
「これが最後のナンジャコリャーとは思えないなぁ〜ん」
「と、言うと?」
「いつか第二・第三のナンジャコリャーが……」
 お約束だ!
 ……そういえば、一人足りない。
 皆が見回しても、中央の誰かが胴の残骸でVサインしている姿くらいだ。

 ――平和な地に留まっている暇などない、それが真のヒーローというものさ!
 煤けた背中で語りつつ、トルティアは既に帰途。
 ……本当は、崩壊で逃げ遅れて吹っ飛ばされたというのは、彼女だけの秘密だ!

 有難う冒険者!
 君達の活躍を忘れない!


マスター:BOSS 紹介ページ
この作品に投票する(ログインが必要です)
冒険活劇 戦闘 ミステリー 恋愛
ダーク ほのぼの コメディ えっち
わからない
参加者:10人
作成日:2006/06/12
得票数:冒険活劇13  戦闘2  コメディ5 
冒険結果:成功!
重傷者:生涯未完・ジェド(a17065)  暗夜の半身・トルティア(a32514) 
死亡者:なし
   あなたが購入した「2、3、4人ピンナップ」あるいは「2、3、4バトルピンナップ」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 マスターより許可を得たピンナップ作品は、このページのトップに展示されます。
   シナリオの参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。