お猫様円舞曲



<オープニング>


●お猫様・三度
 贈りものをしたり語り合ったり。人によっては泣いたり叫んだりした(え?)、ランララ聖花祭。
 それから数日経ったある日。

 金狐の霊査士・ミュリン(a90025)が冒険者の酒場で、1通の手紙を読んでいた。
「……どうした?」
 何やらにんまりと嬉しそうなミュリンの様子に、冒険者達が声をかける。
「あ。みんな……招待状が来たんだよ〜♪」
「招待状?」
 零れる笑顔の彼女に、首を傾げる冒険者達。
 それに頷いて、ミュリンは冒険者達に手紙を差し出した。

『ミュリン様並びに冒険者の皆様へ
 先日は私達の村、フェーレースを2度に渡ってお救い戴き、誠にありがとうございました。
 今日現在この村が平和であるのも、冒険者の皆様と『お猫様』のお陰。本当にありがたいことでございます。

 さて、本題でございますが、2月下旬より我が村で『お猫様のお猫様によるお猫様のための祭り』を開催致します。
 以前のお礼と言うのにはあまりにもおこがましいのですが、冒険者の皆様をその祭りにご招待させて戴きたく思いまして、お手紙を差し上げました。
 冒険者の皆様の中にも、お猫様を大切にされている方がいらっしゃると伺いました。皆様の可愛いお猫様を是非私共も拝見したく存じます。
 大したもてなしはできませんが、是非皆様や皆様のお猫様に祭りを楽しんで戴けたらと考えております。
 心より皆様のお越しをお待ち申し上げております。

                                    フェーレース村 村長』

「……『お猫様のお猫様によるお猫様のための祭り』ぃ?」
 手紙を読み終えて、冒険者達がすっとんきょうな声をあげる。
「ああ、みんな知らないんだっけ? フェーレース村って、ちょっと変わった風習があるんだよ」
 ミュリンが言うには、フェーレースの村には、その昔、神の使いと名乗る美しい猫が村の危機を救ったと言う伝承が残っているらしい。
 それ故、その村で猫は神聖な動物としてとても大切にされているのだそうだ。
 そんな不思議な伝承が残るフェーレースでは、年に何度か『お猫様』を奉るお祭りが開催され、2月下旬に行なわれるこの祭りは『新しい縁と新しいお猫様を呼ぶ』として外に広く公開され、猫の品評会をしたり、村で生まれたお猫様の里親を探したりととても盛り上がりを見せるらしい。
「モルテ兄さんにこのお手紙見せたらね。わたしも行ってもいいって! 折角だし、みんなで行ってみない?」
 そう言うミュリンに、喜んで頷く冒険者達。
 それに、ミュリンはぴょんぴょんと嬉しそうに飛び上がった。
「やた〜♪ 決まり決まり〜☆ アヤノちゃんも一緒に行くんだよね〜!」
「いや……まあ、行くのは全然構わないのだが……」
 やっぱり今回もモルテに目付け役を頼まれてしまったらしい。月夜の剣士・アヤノ(a90093)が少し遠い目をする。
 まあ、破壊的に不器用なミュリンを野放しにしたら、どこで転んでいるか分からないと言う保護者の心配も分かる。
「……俺達も手伝うから」
 ほろり。
 何だか冒険者になって早々苦労の多いアヤノを冒険者達が励ましていると、ミュリンはそうそう……と思い出したように向き直った。
「猫の品評会に参加する人は、自分の猫さんを連れて来てね☆ どんなお猫様に逢えるかなぁ……」
 既に想像で胸が一杯。お祭りに行く前からおおはしゃぎの彼女に、冒険者達とアヤノは顔を見合わせて微笑えむ。
「ほらほら、ちゃんと準備しないとお祭りにも行けないぞ」
 ミュリンにそう促しながら、冒険者達も出立の準備をするのだった。

マスターからのコメントを見る

参加者
NPC:金狐の霊査士・ミュリン(a90025)



<リプレイ>

●勇者の帰還
「おお、フェーレースの村。心の故郷よ〜♪」
「懐かしいなぁ〜」
 感激しきりのヨナタン(a00117)とミサリヤ(a00253)の声。
 そして村人に丁寧に挨拶をしたエリス(a00091)とナナカ(a00009)。彼らを覚えていた村人達は大層喜び。
 続々とやって来る冒険者達に、村人達は拍手で歓迎の意を表した。
「猫だけのお祭り……なんてすばらしいのでしょう……」
 うっとりと呟くレイン(a00872)の目に、既に人間は入っていないらしい。
「どんな仔がいるか楽しみですね」
 楽しげに言ったエルフィード(a00337)に仲間達も頷き。
「猫耳、つけたい方はどうぞ〜♪」
 そしてお揃いの猫耳エプロンドレス姿のマーリーシス(a04902)とリーザ(a03988)が一緒になりきりグッズを配っていたり。
 こうして『お猫様のお猫様によるお猫様のための祭り』は幕を開けたのである。

●里親探し
「うわぁ〜っ。猫さんがたーっくさん居るーっ!」
 そうミュア(a05511)が叫ぶ程に、そこにはフェーレース村を始め他の村からやって来た猫など様々な猫達が集まっていた。
 仮設の柵の中に、沢山の猫達がころころと走り回ったり眠ったりしている。
「私と仲良しになってくれる子が見つかるでしょうか……」
「ボクの新しい家族になってくれる子猫さん……いて欲しいにゃ」
 そんな事を呟きながら会場を巡るベル(a00069)。お気に入りのコートを着たミミ(a05801)もちょっと興奮気味にキョロキョロと辺りを見回している。
「素敵なお供が見つかるといいなぁ」
 そう言うプリムローズ(a05324)も里親希望だ。
 魔法少女に使い魔のお供は必需品〜♪ と言う事らしい。
「おいでおいで♪」
 ヴェノム(a00411)が楽しそうに仔猫達を呼び寄せる。
「最近、辛い事が多くてさ……」
 そして、仔猫達と戯れながら溜息をつくウルフェナイト(a04043)。
 男前がどうしちゃったのさ? と言う感じだが……彼にも色々あるらしい。
 彼らは一緒に遊んで一番懐いてくれた子を連れて帰るつもりのようだ。
「ふに……でもどの猫さんも可愛くらしくて決めがたいですね」
 悩むリシュ(a04462)だが、運命の出会いと言うものは必ずある。
 足元に擦り寄って来た茶色の仔猫に、微笑んだ彼女はその子を抱き上げた。
「可愛いねぇv」
 もうすぐ妹の誕生日。それまで、この子の事は内緒にしておかなくては……。
 そう考えながら擦り寄るブルーグレーの仔猫に微笑むリゼリアル(a05362)。
 その横で、ミュアが腕の中の仔猫に、ピンクのリボンを結んでいる。
 どうやら彼女も運命の猫に出会ったようだ。
「どれも一緒に見えるが……」
 周りが猫探しで懸命になる中、沢山の猫を前に困惑気味なのが1人。
 ルシール(a00620)に仔猫を選んでくれと頼まれて、バルト(a01466)は思案中らしい。
「きゃ〜っ! 何てことするのっ!」
 近場にいた猫を適当に掴んだ為に、彼女に怒られるバルト。
 しかし、その白い猫は2人をとても気に入ったようだった。
「捕まえてくれーっ」
 その声に振り返ったアリア(a00742)は走って来た赤毛の仔猫を抱き上げる。
 返そうとしたが彼女の胸に張り付いて離れなくなった為、そのまま引き取る事となった。
 シエスタ(a06178)はナタル(a06179)が何かを一心に見つめている事に気がついて、ふと足を止めた。
 息子の目線の先には、2匹の仔猫。
「……気に入ったのかい?」
 その言葉に、ナタルが僅かに楽しそうな顔をする。
 ナタルは感情の薄い子だが、決して笑わない訳ではない。少し分かり難いだけだ。
「……お前、俺と一緒にくるか? ……お前みたいに小さいヤツ……好きだ」
 伸ばされた手に仔猫達はぴょんと飛び乗って来た……。
「にゃはーーー!!」
 沢山の猫を見て大興奮のイオン(a02329)。
「にゃはーーー!?」
 様々な猫に目移りしながら歩いていたら、仔猫の足を踏みつけ、尻尾の先に齧りつかれたらしい。
 結局その子を引き取る事になるのだが……忙しい人である。
「私、白い猫がいいわ。ナイジェルは?」
 仔猫を大事そうに抱えるクローディア(a01878)の言葉に、ナイジェル(a02553)は首を傾げる。
「んー。俺、本当は猫2匹目なんだけどな……」
 そう言いながらも、彼女の黒髪のような猫を選んで。
 しなやかな手つきで猫を撫でる彼を見て、何となくムッとするクローディア。
 それを宥めるように、彼女の髪に軽くキスをする。
 それで機嫌を直し、腕の中の仔猫にキスする彼女を見てナイジェルが微笑み、そしてアヤノはどうしているかと目で探す。
 ……何だか知り合いの大男2人に抱えられて連れて行かれる彼女が目に入ったような気がしたが、楽しそうだから良しとしよう(エ)。
 そんな中、ソフィーシア(a06585)は独り寂しそうな顔をして歩いていた。
「み〜」
 そんな彼女の様子を気遣うように擦り寄って来る仔猫。
「あ……一緒に来る?」
 その仔の返事をするような一声。
 仔猫を抱き上げた彼女の顔から、自然と笑みが零れた。
「ミアにはこの白猫などどうでござろう?」
 コテツ(a02120)の声に、猫を撫でていたミア(a00968)が振り返る。
「可愛い。名前はコテツさんがつけて下さい」
 そう請われて、ではヴァイスと、と答えるコテツ。
 嬉しそうに微笑んだミアは、黒い仔猫を彼に差し出した。
「名前はクロウです。2匹共も仲良くしてくださいね」
 両手に仔猫を抱えるミアを見て、目を細めるコテツ。
 思えば、この子に親子らしい事をしてやるのはこれが初めてかもしれない。
「さあ、品評会も見るでござろう? 行くとしようか」
 目の前に差し出された義父の大きな手。それをそっと取るミア。
「僕達も行こうか、ルフト」
「にぃ〜」
 嬉しそうに擦り寄る仔猫を肩に乗せ、エルフィードも歩き出す。
 猫を飼うのに必要な物も揃えなくちゃ……。
 そろそろ始まるであろう品評会を見がてら、移動を始める彼であった。

●食い倒れ? 猫倒れ?
「むぐ〜」
「ふふ、そんなに慌てて召し上がらなくても大丈夫ですわよ」
 村名物の『お猫様焼き』を口一杯に頬張るミュリンを見つめてにこにこと微笑むナナカ。
 しかし、そこには『殿方に立ち入る隙は与えませんわ』と言う無言の気迫があって。
 傍らに立つアルテア(a01578)とアルシェンド(a01411)との間に、奇妙な緊張感が漂っていた。
 特に、友人の気持ちを知ってしまったアルシェンドとしては苦笑を浮かべるしかなく。
 それでもミュリンが転ばぬようにと気を配っている辺りが彼らしくて涙を誘う。
 一方のアルテアはと言うと。
「ネコはどこにいるんだ?」
 とかすっとぼけた発言をしていて。
 どうやら、彼は海の上を飛ぶ『ねこ』しか見た事がないようだった。
「酒はないのか?」
 そんな若人の複雑な事情をよそに、ひたすら食べているダウザー(a05769)。
「あ、あんなところにも猫が!」
 賑やかな祭りの様子に大喜びのルーディ(a06160)。
「うわぁ。『お猫様焼き』美味しいですね〜」
 レン(a04563)も名物を頬張りながら頷いて。
「俺の尻尾でじゃれないでくれよな……」
 傍らで、早々に貰う猫を決めたエノコ(a03838)が猫じゃらしを片手に猫をあやしている。
 彼らは村を訪れた事のあるミサリヤに案内して貰っていた。
「ここの店も美味いんだよ〜」
 ミサリヤの声に、『お猫様飴』に飛びつく3人。
 村の名物を頬張りつつ屋台を巡り、そして道往く猫を撫で回すと言う、にゃんこパラダイスを目一杯満喫していた。
「冒険者にも休息は必要。いつも気を張っていてはいざという時に力が出せないからな」
「そうだよ」
「アヤノちゃんは猫、好きかい?」
 そして、あまり猫には縁がなさそうなカズハ(a00073)に猫を抱えて微笑むアリアとファンバス(a01913)。
 人混みの中、彼女の騎士に手を引かれてアヤノは赤面しつつ頷く。
「1匹、連れて帰ろうかと思ってるんだ……いいかな?」
 何を問う事があるのか。アヤノの言葉に頷くカズハ。
 それに傍らのアリアも微笑んで。
 大切に思えるものが出来るのはいい事だと、ファンバスも本当に嬉しそうだった。
「か……可愛い」
 クレープ片手に散策をしていたネフェルが、可愛い仔猫を見て思わず笑みが零れる。
「猫と遊ぶネフェルもいいね」
 などと渋く決めたアーサスだが、足やら手やら猫に集られていて何だかアレである(何)。
 そんな彼の様子に笑いを堪えながら、仔猫に頬擦りするネフェル。
 そんな彼女をジト目でアーサスが見て。
 何だかデートと言うよりは漫才と言う感じがしなくもない2人。それはそれで祭りを楽しんでいるようだった。

●品評会の行方
 一方。
 品評会の会場では、ちょっとした異変が起きていた。
「ハイそこ、変な目で見ない!」
「恥ずかしいですにゃ……」
「がおーー!」
 猫達に混ざって陳列状態のタイガーハニー(a00404)、リーザ、ジャム(a00470)。
「まあまあ、追い出されなくて良かったじゃないですか♪」
 シオシオのタイガーハニーをヴェノムが宥める。
 ちなみにタイガーハニーは手違い、リーザはマーリーシスの陰謀、ジャムは自分の希望での参加だったりする。
「お猫様の祭りなンだから、当然お猫様の格好しなきゃ怒られるンだよ?」
 と言うジャムの言い分により、アヤノも露出度の高い猫スーツでここに並ぶはずだったのだが……。
 それは色々な意味で危険と判断したカズハとファンバスによって、アヤノごと回収されて叶わなかった。
 先程ナイジェルが見た光景はこれである(をい)。
 まあ、そんな事があったりもしたが、無事に品評会開始となった。
 1番手で登場したのは、ナナカの愛猫ナナ。愛嬌たっぷりな動きで審査員に愛想を振り撒き、魅了する。
 続いてエリスのチャーリーとうにちゃんだ。
 チャーリーは美しさの中に愛嬌あり、うにちゃんは賢さと愛嬌で微笑ましさを呼ぶ。
 ヨナタンのトムは愛嬌と長〜い尻尾がチャームポイント。
 マリエさんは優雅な横座りが何ともセクシーで。
「わたしは猫じゃなくて虎なのです」
 次に登場したのはタイガーハニー。そう主張するものの、『虎猫』として判断されたらしい。
 彼女は納得しないだろうが、愛嬌の票が多く集まった。
「カイン、いらっしゃい」
 優雅に登場したのはアゼル(a00436)とカイン。
 主人に言われてやって来たが、何をするでもなく座って大人しくしている。
 その姿が美しいと好評を博した。
 そして続くジャム。着ぐるみ(尻尾は自前)で『そるれおんだんす』を係員に止められるまで披露。笑いを多く集めた。
「ココだよぉ〜。お花の輪くぐりするの〜!」
 バルトとルシールに応援されて、トコトコと出て来たのはアンジェリーナ(a00810)とココだ。
 花輪に通そうと頑張るアンジェリーナだが、ココは花輪を遊び道具だと思ったらしく、くぐらずに掴んで猫キックしている。
 そんな中。
「キャ〜! このコ可愛いニャ〜♪」
 興奮のあまりその場で転がっているイオン。
「ありえんっ。俺がここまで目を引きつけられるなどと……!?」
 猫と言うものがどれほどのものかと、見物しに来たティキ(a02763)もアゴカックン状態。
「ごはーーーっ!!」
 そしてライル(a04324)はカクカクしながら吐血している。彼はラブリーなものを見ると吐血すると言う厄介な体質なのだ!
 とりあえず彼らは置いといて進めましょう(え)。
 次はレインのクロさんと、シュゼット(a02935)のシロさん。
「いやぁ、飼い主に似るっていうけど嘘だよね〜」
 とはタキシードで決めたシュゼットの談。
 ちなみに、優美な白猫の方がクロさんで、愛嬌のある黒猫の方がシロさんである。
 この2匹姉妹らしい全く似ていない。しかし仲睦まじい様子はさすが姉妹と言った感じで見る者を楽しませる。
「メアですわ〜」
 そう自分の猫を紹介しながら壇上にやって来るビクトリア(a01407)。
 黒いビロードのような体赤いリボンをつけ、カギ尻尾が可愛らしい。
「……来い。シルゥ」
 シンキ(a03641)の呼びかけにシルゥが軽やかに踊り出る。
 『永久の蒼空』という称号を持つだけあって、雄雄しく、威厳を感じる。
 蒼の美しい毛並みに野性味溢れる姿は、観客を圧倒、魅了した。
「この仔はシュレティンガー。あだ名はひーちゃんです」
 何故、と言う総ツッコミの中に立つのはウルフェナイト。
 美しい銀の長い毛と仔猫の愛らしい仕草に、飼い主が一番やられていたのはまあお約束で。
「たっくる君で〜す。用が有ると、何故かタックルをかまして来ま〜す」
 そう言って登場したのは、アリステア(a04106)と愛猫たっくる。
 名前は行動から由来したのか、とても分かりやすい。
 灰色に黒の縞のいわゆる横に広い、通好みな猫で。タックル希望者が後を絶たなかったとか。
「こんにちは〜! みかんちゃんです〜!」
 グリューネ(a04166)が抱えて来たのは、名前の通りみかん色の猫。
 彼の腕の中で丸くなって寝ていて、ミカンと一緒にしておいたら見分けがつかないかもしれない。
 それは見ているだけで、幸せな気持ちにさせてくれた。
「ゴフッ」
 ……まだ吐血してましたか。大丈夫ですか、ライルさん。
 そんな彼に連れて来られたのはブオウ。
 貫禄のある黒白猫で、可愛いと言うよりは愛嬌のあるヤツである。
 そんな事言ってるうちに飼い主が血の池に沈みました。ダメみたいです(え)。
「リーザさん、何やってるにゃ?」
 マーリーシスの呼びかけ。
 終わりに近付く品評会。最後の最後まで猫として居残ってしまったリーザは何だか泣きたい心境だ。
「ええい、こうなったらヤケにゃ!」
「そう来なくっちゃ♪」
 マーリーシスがフォーチュンフィ−ルドで場をライトアップし、リーザと共に踊り出す。
「な、何で俺までーー!?」
 何かティキが巻き込まれちゃったよーですが、それは彼の宿命だろう。うん。
「さあ、皆さん、ご一緒に〜!」
 リーザの声に誘われるように、冒険者達や村人も踊り出す。
 こうして予想外の展開を見せた品評会だが、最後にレインのクロさんが『にゃんバ〜ワン・にゃんこ』に選ばれ、大好評のうちに終了した。

「昔から、親を亡くした動物を拾ってきては、よく親を困らせていたっけ……」
 祭りも終わりに近付いた頃、里親希望の会場に現れたキルシュ(a01318)。
 残った子を引き取ろうとしたその時。
 彼は見た。見てしまった。
 コッソリやって来たダウザーが、照れ臭そうに仔猫を抱えて行く姿を……。
「猫は色々な人を魅了するんだね」
 にっこりと微笑んで、その場をそっと後にした。

 こうして、『お猫様の祭り』は終わりを告げた。
「楽しい一日、いい夢見て眠れそうだな♪ 」
 ミサリヤが新しい家族を抱えて、町を振り返る。
「あら? ミミさんは?」
 キョロキョロと辺りを探すビクトリア。
 マタタビ料理に一発KOされたミミが忘れられそうになったのは、また楽しい逸話である。


マスター:猫又ものと 紹介ページ
この作品に投票する(ログインが必要です)
冒険活劇 戦闘 ミステリー 恋愛
ダーク ほのぼの コメディ えっち
わからない
参加者:49人
作成日:2004/03/04
得票数:ほのぼの42  コメディ4 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
   あなたが購入した「2、3、4人ピンナップ」あるいは「2、3、4バトルピンナップ」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 マスターより許可を得たピンナップ作品は、このページのトップに展示されます。
   シナリオの参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。