蛍の宵



<オープニング>


 あの小さき光は何故に心惑わすのか

 森の闇に浮かぶ光の軌跡

 瞬き程の命を持つ小さな虫が呼ぶ一夏の不思議

 人によっては、死人の魂が其れといい

 人によっては、夏の妖精といい、

 どれにしてもけして現実のものでない……

 だから矢張り、僕は、あの虫が嫌いなのだ。



 ライムは、深闇に現れるあの小さな光る虫達があまり好きでは無かった。
 然し、一人の霊査士に誘われると何となく断り辛かった。最近少し元気を無くしている事を知っているからである。
 勿論、素直にうん、とは言わなかったけれど。

「あんな虫が好きだとは思わなかったな。よく見ろ。あんなのただの黒い虫だ」
「……綺麗ですわ。癒されますし……昔から人はホタルに何かを求めてしまうんです」
「求められても虫には願いをかなえる義理は無いだろう……?」
「そうね……」
 ベルフラウは可笑しそうに笑った。
「……では付き合ってくださらない?」
「甘いものがあるならば話は別だ」

 ふん、と腕を組み、浴衣姿のエンジェルはベルフラウを睨みつける。
 すっかり行く気ではあるのだった。ただし一人ではちょっと怖かったが。

「条件はあんみつだ。とびきり甘いのを用意する様に」
「そうね。美味しそうね」

 くすくすと笑うベルフラウ。ライムは笑われる為に言ってるのでは無かったが、今日のところは許してやろうと思うのだった。

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参加者
NPC:三日月王子・ライム(a90190)



<リプレイ>

●蛍の宴
「キル様、探検なぁ〜ん」
 宵を迎え薄暗さを増してゆく森林の別荘。メロディは其の庭の奥へと駆け出した。植物と土の香りが強くなり、道の先はあまりよく見えない。
 転ばぬ様にと声をかけ後を追うキルは赤金魚の浴衣で駆け行くメロディの可愛らしさに目を細め。然しその姿が闇に消え行く様で心配になり、漸くその帯に手が届いた時……。
 二人の足元から一斉に光の玉が浮き上がる。闇はまるで昼間の様に明るくなった。幾百幾千の蛍。感激で足を止める二人の頭上を彼らは静かに通り過ぎて行く……。

「玉子とクロワッサンどっちがいい?」
 オルフェの差出す品を見て、どちらも欲しいは駄目?とじっと見つめるライム。夕闇の薄暗色の空に覆われた森の別荘。其のテラスにイ草の茣蓙を敷きつめ、其処に蛍見のお茶会の席は作られていた。
 皆が差入れてくれた御菓子の山に三日月王子は御機嫌である。
「友も辛い事があったようだが、甘い物は傷心を癒すものさ」とナジュムが妹からせしめた餡蜜を片手に言う。その餡蜜がとても美味なのはその際に得た額の大きな瘤の賜物か。
 青地に金魚模様の浴衣のミルフレア、藍地に花柄の浴衣のダイアナ、紺地に薔薇の染め抜き柄の浴衣のネフェルの仲の良い乙女達が、テラスの客人達に水出し煎茶と水羊羹を出してくれた。
 こないだ作り方を覚えたばかりなんだ、と手作り水羊羹を渡してくれたミルフレアに、ライムは美味い!と唸って答える。
 作るのも食べるのも好きだからきっとボクたち気が合うんじゃないかな?と微笑む彼女にライムは、僕は食べるのは好きだが作るのはさっぱりなんだと真面目な顔で答えた。
 自分達の為に3人の席を作りつつ、空を見上げたダイアナは、綺麗……と呟き視線を止めた。つられて見上げた人々も一斉に感嘆の息を零す。黄金の光粒が、森の深みから次々姿を見せたのだ。先程まで闇に沈んでいた広葉樹の森は突然幻想の衣を纏い、現は夢幻へと身を翻す。
 蛍達は明滅を繰り返す大群となり別荘を覆う。まるで今宵一夜の客人達を皆で揃って見物しに集まっているのかも知れなかった。

 そうして蛍の夕べは幕を開ける。
 一夜限りの幻想の夜の始まり……。

●恋人達の蛍宵<庭>
 玉砂利を敷き詰めた別荘の庭園。石灯籠の隙間を蛍達は戯れる様に舞い続けていた。その蛍を追い「ゎーv蛍綺麗やねぇ〜」無邪気に声を響かせるチルカ。
 ルルナは不思議そうに彼女を眺める。誘われるままに訪れたがルルナはチルカの事をあまり知らないのだ。
 実はね、不意に真剣な表情になりチルカは彼女を見つめて言う。
「ちぃルルナちゃんの幼馴染やったんよ」
 吃驚し表情を失くすルルナ。過去の記憶が彼女には無い。チルカは其も知っていて優しく微笑いこう続けた。
「改めてゆぅんは変な感じやけどこれから仲良ぅしてなぁv」
 差し伸べられた暖かそうな掌。ルルナはそれに手を重ねゆっくり頷くのだった。

 緩やかな明滅。惑わす様な夢幻の光の輪舞。
 懐かしい、シャナは目を細めた。幼き頃に見た蛍を再び見られた事、この景色を彼と見られた事……両方の喜び。
 蛍達の光の帯の向こうでペルルククは彼女を見上げその手を優しく握って名を呼んだ。
「ペルはね、シャナのことが好きなんだ。だから、ここにこうしてシャナと一緒に居られるのが嬉しくてたまらないんだよ」
 シャナは瞬きし彼を見つめ、そして嬉しそうに頷いた。
「まぁ! ペル様、私もペル様のことがとても好きですわ!だってとってもとってもお優しいのですもの」
 その返事に彼は優しく微笑む。真意は矢張り伝わらぬ。でも其でも構わない。今はこうして一緒に蛍を愛でられるだけで幸せなのだから。

●恋人達の蛍宵<森>
 足元から一斉に舞上がる蛍の光。灯篭頼みの闇森は突然明るくなった。
 偶然見つけた小川の傍の岩の上。其処に腰掛け、夢幻の光に包まれ、照らし上げられたキョウカは、綺麗だな、と嬉しそうに目を細める。ヒサギはその傍らに寄り添い、キョウカの伸ばした指に留る蛍を共に見つめ、淡い光の乱舞だな、と微笑いかけた。
「ヒサギさんの傍は凄く落ち着く」
 キョウカはヒサギの横顔を見つめて呟く。ヒサギは頷き、「そうか俺もだ」と答えた。例え過去の記憶が消えても、二人の時は新しい時間を紡ぎ続ける。此れからも。

 彼女はまだ俺を知らない。草を踏み乍らラスは思う。夢路を行く様な蛍の森。死人の魂が蛍の光ならば、魂の絆で結んだ人の縁を追う彼も又一つの蛍。
 やがてその視界に一人の少女が映る。淡い紫髪のヒトノソリンの少女。
「はじめまして、なぁん」
 マヒナは緊張して彼を見上げた。
「初めましてマヒナ。俺が……ラスです」
 前髪を弄り、彼も緊張して答える。何か話したい。けれど直ぐには言葉が出なかった。代りに蛍の森を散策する二人。泣かないで笑顔でいてくれと義兄とは約束した。けれど今、頬に伝う熱いものを感じマヒナはラスに気づかれぬ様、空を仰ぐ。沢山の蛍が其処にも揺れていた。

「あの、お口にあいます……か?」
 顔の前を横切る蛍に照らし出された彼女は頬を染めていた。クロシェットの手にある抹茶かん餡蜜はミラーが手作りした物。水の代りにお豆腐を練り込むと白玉は時間が経っても柔らかいんです……と工夫を話す彼女の声を聞き乍ら彼は一口頂いた。甘過ぎずとても美味い……。喜んで貰えた事を知ったミラーはほっとして、蛍の森に目を移す。仄かに舞う蛍の空が其処にある。
「此の光を故人の魂と言う人も居るそうですね」
 寂しさを感じ再び彼を振り向くと、彼はミラーの直ぐ側にいて優しい眼差しで寒くないか? と告げたのだった。

 ローブを頭から被り、虫除け、と称してビョウは笑った。全身鎧のサルテスには無用の心配かも知れない。
 蛍の舞う森をそぞろ歩き、二人は小川を見つけて其処に佇む。灯篭の灯りをビョウが消すと辺りは蛍の楽園だった。……綺麗なものだね、ビョウが呟く。サルテスは立ち尽くした侭、「儚さを秘めてその身を輝かせ 闇に描くは夏の星空」と呟く様に詠んだ。
 そして少し恥かしそうにする彼を相棒は笑う。次の歌をせがむ様に気づけば蛍達は一層増えた様に思えた。

――……夜の、海みたい……だね。
 視界を埋め尽くす宵闇。其処に浮かぶ明滅の光達。沈黙の森に一人佇みオキは自らの矛盾を問い続けていた。此の侭でいたい……いや前に進みたい。相対する己の望み。拳を握り自分は如何したいのだと責めていた。
 その彼を見守る影が一つあった。ミアはその彼を片隅で見つめ側に行きたい気持ちを我慢する。彼が待つ人とは誰だろう……小さく不安に思いながら。
 オキは瞼を伏せる。一つだけ変わらぬ思いが胸に宿る事を見つけた……これから先何があっても貴方だけは幸せな笑顔の侭で在れます様に。この祈りだけは真実。
 拳を握り締め微笑する彼がふと見上げた先、ミアの青い瞳が不安げに彼を見つめていた。

 そしてもう一人。
 彼らよりも森の深きに分け入ったストラタムは、大樹の根に寄り添い、指に留まる蛍を見つめている。
 ……義姉は今何処にいるのかしら。蛍に聞いても答えはすまい。然し闇に散る光を見つめると如何してもその面影を思い出す。
 寂しい彼女は一人静かに酒を飲むのだった。

●蛍宵<テラス>
 別荘の庭に面したテラスには気づけば溢れんばかりの蛍が舞う、夢幻の空間と化していた。賑やかな人の一角とは少し離れた場所に、ガルスタとオーディガンは茶会用のテーブルを見つけて、紅茶を並べて蛍の宴の鑑賞を楽しんでいた。
 すっかり蛍に見惚れ犬尻尾を揺らすオーディガンの様子を微笑ましく思いつつ、手作りのシフォンを振舞うガルスタ。改めて見上げると幽玄の舞を披露する蛍達は忽ち言葉を忘れさせる。何処で何時見ても蛍の光は不思議で、美しい……、やがてオーディガンが吐息の様に呟き。そうだな、とガルスタが頷くと、彼は君に何時も感謝しているのだ、と告白する様に笑って言った。ガルスタも友へ招待の感謝を告げると、一人で見る蛍も良いが、友と眺むる蛍も良いなと笑い……空を見上げた。

 チョコプリンの差入と共にライムは蛍嫌いなの?とファスティアンに問われ、憮然とした表情で彼は首を傾げた。
「君は虫が寄ってきて嬉しいか?」
 彼は笑った。
「僕は好きだよ。闇に舞う光はただ綺麗だから」
 ライムは其が嫌だと更に顔を顰める。……若しや、悪戯心で彼は、ライムの耳に囁き尋ね。そういえば恐がりって本当?
「……」
 彼はプリンを食べ、美味いと呟くとそれきり背中を向けてしまった。
「1人3枚ずつね、喧嘩しないでよ」
 と笑って友人達にメイプルシロップクッキーを配るシグレ。カエデとヤナギは先程からシグレの持ち物を気にしていたので、有難い配給を幸せに受け取った。
 其から隅っこで拗ねているライムに挨拶しに行き、ついでに蛍の話にもなった。
 シグレは暗い中の光は夢や希望とのイメージとも重なり、其が沢山飛ぶのは幸せな心地になりますと言い、ヤナギは虫とか妖精だとかそういう事はどうでもよくてただ綺麗だから好きと笑った。カエデは蛍の光は求愛行動だから体を光らせるのは我等の言葉と同じなんだよ、恋でも恋でなくても、その必死さを考えばこの美しい光は幻想的というより、身近に感じられないか?と諭す。
 ライムは3人の意見を頷き乍ら聞き、近くにいたベルフラウを見た。彼女は静かに頷き「皆様の言うとおりだと思いますわ」と優しく微笑む。
 その傍らで葛切を頂いているティーは、テラスに集まる蛍達を見つめ囁く様に話した。
「本当に暖かな輝きだよね……何かを求めてしまいたくなるくらい……」
「ええ」
 ベルフラウは頷き瞼を伏せる。綺麗な綺麗な蛍。明滅し乍らまるで何か話そうとしている様にすら思えて。

 ……貴方はだぁれ?

 沢山の大切な人を失ったから思い当たる人が沢山い過ぎて。戯言と知りつつも聞けない事が悲しく涙溢れそうになる。然し彼女はぎりぎりで留まった。並んで蛍を見ていたシイナが先に小さく鼻を鳴らしたから……如何して先に4人も逝ってしまうなんて。失った人達を思う涙がその頬を伝う。
 蛍を見て悲しくなるのは人の心が悲しみを知っているから、なんだ。
 シイナの呟きを彼女は黙って聞く。ティーが心配そうに二人を見上げていた。
 ライムは黙していたが、その肩をつつきリリカは彼に金属箱を差し出した。
「たべーるか? この日の為に奮発したんだお……うまいお?」
 き、君はっ! ライムは驚き、然し息を整え金属の重々しい箱を開く。中には最高級ブランデー入りチョコレートがあり……ってちょっと待て。
「酒が入った物は貰えない」
 吐息をつきライムは箱を丁重に返した。リリカは何か言おうとしたが、その時には彼はもう戸外に霊査士を連れ立ち去っていた。

●恋人達の蛍宵<個室>
 別荘の静かな個室。宵も更けると空気も冷えて、団扇でそよぐ風も心地よき物。
 開け離した小窓から迷い込む小さな光をラザナスとカレンは寝台で寄添いながら見上げている。
 綺麗だ……然し少し物悲しい気分になるのは何故だろう。ラザナスは口に酒を運び思い、ふと視線が合った恋人に「カレンは駄目ですからね」と微笑い苺ミルクのカップを渡した。彼女は少しだけむくれたが然し彼の肩に頬を当て、今この時の綺麗な光景を彼と二人で見られる幸福を心の底から思うのだった。夜を彩る蛍達は祝福するかの様にきらきら輝き恋人達を優しく見守り続けた。

 仄かな小さな光はジラルドとフローライトの部屋にも静かに忍び入る。冷酒と杯を差出すジラルド。やっぱり酒は付き物かね、と彼女は笑い、じゃあ肴には此れはどうだ?と手作りの餡蜜を取りだした。みるみる顔をしかめる甘い物が苦手な彼に、俺が折角作ったのにと瞳潤ませる彼女。然し彼は笑顔で辞退し兎も角乾杯しましょうと杯に酒を注いだ。
 熱い液体が喉に滑り、吐息と共に見上げるさして広くは無い部屋の中。闇に潜り込む蛍達がゆらゆらと魅了の舞いを披露する。蛍は懐かしき人の魂が戻ってきたもの、ジラルドは不意に思い出し寄添う恋人を意識しながら、儚い光に小さく何かを誓ったのだった。

 昔はただ綺麗だと……そう思っていたのだけど……。
 レラは部屋に零れて光を放つ2匹の蛍の縺れ合う様な舞いを見上げ何故か胸が詰まる心地を感じていた。レラ、どうした?と恋人の様子の変化に気づき、ガイはレラを見つめた。
「昔はただ綺麗だと……そう思っていたんだけれど、今は綺麗すぎて、……でも悲しくて」
 闇に舞う光が何故かとても悲しいの、とレラは涙を落としガイの腕に持たれた。
 酒の所為? いや……。ガイは彼女を抱き締め、きっと大人になったからだろう、と囁いた。子供の頃の無邪気さを何時までも人は持って生きられないから。そして涙するレラを抱き寄せ、目元の涙を拭うとガイは優しい口づけをくれたのだった。

●蛍庭
 夜道に出るとノリスが用意した青色硝子の鞠提灯が外を照らしていた。
 歩むベルフラウに、この場に誘ってくれて有難うと小さな蛍の置物を渡す彼。元気の無い微笑を浮かべ彼女は受け取り礼を告げる。
 その横を一陣の風の様にセイレーンの人が通り過ぎた。何処かで見た人……、振り向くが人影は無く、代わりに道先に小箱と雛菊の花が在った。
 拾い上げて彼女は、セレーネさんと仰ったわねと呟き花を撫でた。悲しむ婦人を慰める為雛菊の花で丘を飾ったそんな昔話と縁ある依頼で出会った人。そうね……。漸くベルフラウは僅かに微笑み、シイナとティーに、元気を出しましょう私達、と声をかけた。

「よく解らないがうまくいった様だ」
 団扇で身を仰ぎ乍らライムが呟く。ナジュムが良かったな友と笑い、「じゃ僕は野暮じゃないからそろそろ退散するよ」と背中を向けた。
 ライムの傍らには、其の浴衣の袖の端を掴み彼を見上げるアリスがいた。ひらひらした桃色の浴衣の少女はとても可愛かった。
「あ、あの、迷惑だったら離しますっ……!」
「いや迷惑じゃないよ」
 ライムはアリスに答える。彼女の餡蜜は彼にとって今宵の最高だった。
 その時だ。
 森の奥から蛍を纏い少女が幽玄の雰囲気と共に現れた。
「君は」
 ライムは彼女を見ると、アリスに少し待ってて、と告げて側に寄る。
「今宵の蛍は夢蛍……夢か真か私もまた然り」
 少女は微笑み彼を見上げた。
「エイル君だな」
 ライムは顔を顰める。瞬きで応じ「貴方が幸せそうで良かった。一つだけ聞きたくて。あの時の言葉の意味を……」と彼女は問うた。
「蛍は嫌いだ」
 ライムはエイルを睨む。
「現か夢か分らなくさせるものは嫌いだ。今の君は幻に見える。早く戻っておいで」
 ……君の為に。君の友の為に。
「そうでなきゃちゃんと話せない」
 ライムは真直ぐな瞳で言うと、アリスの元に戻っていった。

 光の泡沫、一夜の宴。
 美しき眩惑の森は其々の人々の思いを抱き、静かに更け行くのであった。


マスター:鈴隼人 紹介ページ
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作成日:2006/08/06
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