春の雪割大作戦〜ノソリン除雪隊出動せよ2



<オープニング>


 雪に閉ざされていた山あいの街ラウスに春がやってきた。隣街とラウスを結ぶその街道は、夏の間は開通しているが、冬は雪に閉ざされて使えなくなっていた。春になり、毎年恒例の街道の除雪作業が行われることになった。

「その街道は、冬の間は雪に埋もれて使われていないんだけど、春になると雪解けを早めるために除雪することになってる。除雪っていっても、ノソリンで雪を踏み固めて道を作り、雪解けを早めるために黒土をまくのさ」
 霊査士のアリシューザは、キセルを一服すると続けた。
「除雪に使われるノソリンは全部で4頭。『グレダ』『ポクレン』『ブルドザー』『ロタリー』って名前がそれぞれ付いてる。街に4頭しかいない除雪ノソリンで、今回は全部出動するそうだよ」
「で、俺達は何をすればいいんだ?」
 冒険者の問いに、アリシューザは頷いた。
「除雪ルート上の林で、狼の群れが出没したそうでね、冒険者に除雪作業の護衛を頼みたいそうだよ。あたしが『見た』限りでは、狼の群れは十頭弱。大した敵ではないけど、ノソリンには脅威であることには違いないね」
 アリシューザは、キセルを煙草盆の縁に叩き付けた。
「街からはノソリン使いと数名の作業員が出てきて、黒土をまいたりするそうだけど、人手が足りないから手伝って欲しいって言われてる。まあ、護衛というよりは、作業を手伝って欲しいってのが、あちらさんの本音らしいけどね。あんたたちがやる仕事っていうと、大体こんなところかね」
 眼鏡を指で押し上げたアリシューザが、メモ用紙を差出す。鮮やかな毛筆書きの達筆で記された、メモ用紙には以下の仕事が記されていた。
・ノソリンの護衛
・ノソリンの進路上に先行して、障害物や危険物の確認や除去
・人力での除雪作業
・融雪用の黒土まき
・今年のフキノトウは、小振りだが美味
 最後の1行は、仕事とは違うだろうと冒険者達が顔を見合わせると、キセルに火を入れ直したアリシューザは目を細めた。
「天気の良い日を見計らってやるっていうから、作業そのものは楽だと思うね。街道沿いには小川が流れてて、この時期だとフキノトウとか、ネコヤナギなんかも見られるかもしれないよ。あたしとしては、取りたてのフキノトウに溶いた小麦粉の衣を付けて、油で揚げた奴を肴に、雪割酒といきたいねぇ。作業は一日がかりらしいから、お弁当片手に、たまにはのんびりするのもいいんじゃないかとあたしは思うよ。ま、依頼自体は難しくないから、あまり肩ひじ張らずに、頑張っとくれ」
 そう締めくくってから、思いだしたようにアリシューザはつけ加えた。
「作業の陣頭指揮はあたしが取るよ。ちなみに、狼との戦闘が起きたら、あたしは気を失うから、フォローの方、頼んだよ」

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参加者
NPC:妖煙の姐御霊査士・アリシューザ(a90061)



<リプレイ>

●ササラと酒瓶
「あねさん。ノソリン使いさんが、ササラが到着したって」
「道具はササラに積んであるから、自由に使っていいって言ってます」
 白閃空・エスペシャル(a03671)とヒトの牙狩人・レビルフィーダ(a06863)が、妖煙の姐御霊査士・アリシューザ(a90061)に言った。
「ありがとう。あんたたちは、みんなにそろそろ出発するよって言っとくれ」
 無言で頷き、駆け出すエスペシャルにレビルフィーダが尋ねる。
「あの人がボスだよね? あねさんとか呼び捨てしていいの?」
「んー。多分。あねさん、そんなこと気にする人じゃないから」
「アリシューザ、ノソリンは4頭じゃなかったのか?」
 蒼の閃剣・シュウ(a00014)が、5頭いるノソリンを見た。
「除雪用は4頭だよ。けど、『ササラ』には融雪用の黒土やら道具やらが積んであるからね」
 アリシューザがササラと呼んだ5頭目のノソリンには、荷台に融雪用の黒土や作業用のシャベルが積んであった。
「じやあ、アレは?」
 アイギスの赤壁・バルモルト(a00290)の視線の先には、荷台の横にくくり付けられた木箱から酒瓶が頭をのぞかせていた。
「決まってるじゃないか。酒だよ」
「酒って……わざわざ持ってきたんですか?」
 白き一陣の旋風・ロウハート(a04483)が驚いた声をあげた。
「フキノトウだけじゃ寂しいじゃないか。あれを飲みたきゃしっかり稼ぎな」
「お酒あるのね。なら、頑張らなくっちゃ」
 バニーな翔剣士・ミィミー(a00562)が、荷台の酒瓶を見てにっこりする。
「あのね、フィルさん」
 ササラの荷台から下ろしたシャベルを手渡そうとした、赤き征裁・フィル(a00166)に、蒼空に紡ぐ優しき翼・サリア(a03777)が耳打ちした。
「お弁当……作ってあるから」
「えっ? ホントか?」
 頬を染めてサリアが無言で頷く。おっしゃーと大げさにガッツポースするフィル。
「じゃ、出発するよ!」
 アリシューザの声が、晴れた冬空に響き渡った。

●ただ今除雪中
「なあ〜ん、なぁ〜ん」
 雪原に、黄色い服を着たノソリンのロタリーが突っ込み、体をよじらせながら雪を漕いでいく。その横を同じように、朱色の服を着たグレダが雪を漕ぎ、後退すると再び雪原に突っ込む。
「ロタリーもグレダもえらいですぅ。ブルドザーは寒くないですかぁ?」
 陽だまりの昼寝猫・エリス(a00091)が、ノソリン1頭1頭に声を掛けていく。青色の服を着たブルドザーが雪を踏み固め、緑色の服を着たポクレンが道幅を広げていく。
「シャル、そこの雪の壁、削っとくれ」
「分かったにゃり」
「うん」
 アリシューザの言葉に、エスペシャルと、凛花姫・シャルラハ(a05856)が同時に返事した。顔を見合わせたエスペシャルが困った顔をし、シャルラハがくすくす笑った。

 剣を片手に、黄昏の黒狼・ソウル(a05564)が周囲を警戒する。暖かい春の日差しが心地よかった。息を弾ませながら、銀鷹の翼・キルシュ(a01318)が戻ってきた。
「どうだ、キルシュ?」
「狼らしい足跡は見当たらないね。これだけ人数が多いから、狼も警戒して近づかないんじゃないかな」
 眼鏡を指で押し上げるキルシュに頷くソウル。
「そうして欲しいぜ。こんな日は、戦いたくねぇよ」
「そうだね」
 
「キャロル、この先に川がある。川の周りは雪洞になってて、足場がはっきりしないから、前の連中に注意するように言っとくれ」
「うん、分かった」
 地図を睨んでいたアリシューザの言葉に、レグルスに吹く爽やかな風・キャロル(a02583)が頷くと、それを伝えるために前に行く。ノソリンの前方を進んでいた氷輪に仇成す・サンタナ(a03094)が叫んだ。
「アリシューザ、ここに大きな倒木が埋まっとるぞー!」
「そこはノソリンを通すから、倒木が見えるようにしとくれ!」
 倒木の周りを射干玉の捜索者・カルーア(a01502)と自然の守護者・シャモット(a00266)が二人がかりで掘りだそうとした。
「これって、思ったより大きいんじゃない?」
「わたしもそう思いました。他の人に手伝ってもらった方がいいかも」
 シャモットが手伝ってもらおうと、仲間を呼んだ。
「そんなもん、適当にアビリティかなんかで吹き飛ばせばいいだろうが」
 ぶつぶつ言いながら、朽澄楔・ティキ(a02763)が近づこうとしたときだった。
「うわぁッ」
 雪面に胸まで沈み込むティキ。背後から近づいたシュウが笑いながら、動けないティキの耳を引っ張った。
「シュウ! てめぇ笑ってないで助けろよ! こら、人の耳を引っ張るんじゃねぇ!」
「うんうん。助けてやるとも……うわっ」
 ティキの隣で、シュウも腰まで沈み込んだ。
「あんたたち、随分楽しいことやってるわね」
 戦う商人・リフィ(a06275)が笑った。
「手を貸してくれ、リフィ」
「あたしの手助け料は高いわよ」
「ったく、何やってるんだよ。この辺は、川が流れてて、雪洞があちこちにあるから、気をつけろって、さっきアリシューザの姐さんが言ったばかりだぞ?」
 ソウルが、リフィと二人がかりでシュウとティキを引っぱり上げる。
「そういえば、川岸にタラの芽が出てましたね」
「え? どこどこどこ?」
 キルシュの言葉に目の色を変えて周囲を見回すリフィ。
「あっちの川岸に……」
 キルシュの答えが終わる前に、リフィは川岸へとダッシュした。

「こうやって撒くでスカ?」
 梁山泊専属料理人・シュハク(a01461)が、慣れない手つきで、黒土を撒く。
「そういや、そろそろ昼飯だな」
 ニュー・ダグラス(a02103)が、汗を拭った。
「フキノトウの料理なら、任せてほしいデス」
「おう、期待してるぜ、シュハク」
 エルフの医術士・ミリアム(a03132)がダグラスに言った。
「ねえ、ダグラス。あたし、お弁当作ったんだよ」
「何ぃーっ?!」
「驚いた? みんなの分も作ったんだよ。ダグのはねぇ、特に腕にヨリを掛けて作ったから、期待しててね。」
(「そ、それはマズイ、マズすぎるぞ」)
「ミリアム、すまんが一人で作業しててくれ。俺は用事を思いだした」
「ち、ちょっとダグラス〜? んもう」

「昼回っちまうけど、除雪を先に終わらせちまうか」
 地図を見ていたアリシューザが呟くと、黒土撒きをしていたシュハクを呼びつけた。
「シュハク、あんたは手すきの人間連れて、フキノトウを取りに行きな」
「作業はしなくていいんですカ?」
「今んところ、人手足りてるからね。みんな腹空かしてるから、ひとつ美味い天ぷらを頼むよ」
「では、私もお手伝いさせていただいてよろしいですか?」
 対話を求める者・ペンタ(a02474)の言葉に頷くアリシューザ。
「分かりマシタ。美味しい天ぷらを揚げるデス」
「じゃ、私は薬草茶を用意しますね」
 立ち去る二人と入れ違いにやってきたストライダーの紋章術士・ユティト(a04895)をつかまえるアリシューザ。
「ユティト、前の連中にこのまま先行するように言っとくれ」
「でも、もうそろそろお昼だよ?」
「分かってるよ。あと1時間も進めば、実はこの先の除雪は終わってるんだよ。だから、先に除雪を終わらせちまうのさ。それをみんなに言っとくれ」
 頷いたユティトがそれを知らせるべく、出ていった。

●昼食の攻防
「さあ、料理するデスヨ!」
 腕まくりをしたシュハクが、包丁片手にフキノトウの料理を始めた。シュハクの傍らには、ティキやリフィが集めてきたフキノトウや、少々のタラの芽や小振りながらフキが並んでいた。
「薪、集めてきましたぁ」
 緑の拳・シャリアーナ(a04082)が、薪代わりの枯れ枝を集めてきた。キャロルが、たき火を起こし、鍋が掛けられる。
「こんな感じでいいかな、シュハク?」
「ありがとうございマス」

 料理が出来るまでの間、大の字になって、雪原に倒れ込むエスペシャル。
「んー。雪人拓」
 起き上がったエスペシャルが見ると、エリスがねこやなぎをのぞきこんでいた。興味を覚えて一緒にのぞきこむエスペシャル。
「ネコみたいにふかふかしてるですぅ」
「ねこ?」
「だからねこやなぎって名前がついたんだよ」
 アリシューザがキセル片手に言った。
「花が咲いたら、その毛はなくなっちまうけどね」
「本物の猫さんみたいで、可愛いですぅ」
 エスペシャルとエリスの様子をアリシューザは微笑ましく見つめた。

「ほら、美味しいかい?」
 ノソリン護衛士・タッスル(a00179)が、ふきのとうをノソリンたちに与えていた。両手に抱えたフキノトウ目掛けて、5頭のノソリンが一斉にタッスルを取り囲んだ。取り囲まれて、喜びの歓声をあげるタッスル。
「何やってるんだアイツは?」
 バルモルトの問いに、ミィミーは苦笑いした。
「いいのいいの。タッスルはノソリンと遊んでるだけだから」
 バルモルトには、ノソリンに取り囲まれているタッスルは、まるでノソリンに食べられているようだった。

「ダメですヨ、リフィさん。つまみ食いしちゃア」
「固いこと言わない言わない。んー、なかなかイケるじゃない」
 シュハクの手によって次々と揚げられるフキノトウの天ぷらを、横からつまみ食いするリフィ。
「シュハクさん、フキノトウが切れたにゃりよ」
 シュハクの隣で、フキノトウを料理するシャルラハ。
「じゃあ、衣が足りないので小麦粉を溶いてクダサイ」
「私も何か手伝いましょうか?」
 カルーアが顔を出すと、ペンタが傍らで暖めていた薬草茶の味見をしながら、並べられた天ぷらを指さした。
「では、それをみんなの所に持っていっていただけますか?」
「それはなんですか?」
「こっちは薬草茶です。それは、甘酒ですね」
 ペンタが、甘酒をカルーアに差出した。
「あ、美味しい」
「でしょう? お酒の飲めない人には甘酒を振る舞おうかと思いまして」
「シュハク〜、天ぷら追加お願いね」
 顔をほんのり赤く染めたミィミーが、皿を持ってやってきた。
「はいー、今出来立てが上がるデスヨ〜」

 ユティトがにこにこしながら弁当箱を開いた。中にはおむすびが入っていた。その一つを手に取って口にする。
「隣いい? あー、美味しそうねそのおむすび」
 ユティトの隣に腰を下ろしたレビルフィーダが、同じように弁当の包みを開くと、中にはサンドイッチが入っていた。
「私のサンドイッチと取り換えっこしよっか?」
「うん、じゃあ僕のおむすび一個あげるね」
 ユティトたちが弁当を交換している少し離れた木陰では、サリアとフィルが二人の時間を過ごしていた。
「サ・リ・アのお弁当〜」
 弁当箱のフタを開けたフィルの顔が嬉しさで崩れた。サリアの手作りのその中身には、唐揚げと卵焼きとプチトマトが入っており、ご飯の上には、ふりかけでフィルの顔が描いてあった。
「この玉子焼きは自信作なんです。はい、あーんして」
 サリアが微笑みながら、箸でつまんだ玉子焼きを差出した。それを口で受け取るフィル。
「う、美味いぞぉー!」

「くーっ、酒が美味いって幸せだねぇ」
 除雪の終わった一角で、車座になって酒をあおる一団がいた。シュウは、シュハクの揚げた天ぷらを、岩塩をつけながら口に運ぶ。
「あー、幸せ〜。お腹一杯〜」
 アリシューザに寄りかかりながら、ミィミーが至福の表情を浮かべる。
「アリシューザさん、杯が空ですよ」
 ロウハートが、アリシューザの杯に酒を注ぐ。
「おや、気が利くねぇ。ソウル、あんたも飲みな」
 ソウルに、アリシューザが杯を手渡すと酒を並々と注いだ。
「じゃ、御相伴に預かるぞ」
 ソウルが杯を開けた。リフィが、箸を手にフキノトウの天ぷらをかすめ取る。
「あ、リフィ、それは俺の天ぷらだぞ?」
「ざーんねんでした。あ、コレ美味しい」

「はい、お弁当だよ」
 ミリアムの隣で、ダグラスは弁当を開いた。ミリアムが作ったという弁当は、見た目は美味しそうだった。
「サンタナとバルモルトはどうした?」
「サンタナはお弁当あるからいいって。バルモルトは、一人で食べるからっていなくなったよ?」
 不安になって周囲を見回したダグラスが見たのは、弁当箱を握りしめたまま雪面に倒れているバルモルトの姿だった。
「食べないの?」
「お、おう、じゃあ頂くか」
 冷汗混じりの漢(おとこ)笑いを浮かべつつ、ダグラスは覚悟を決めると、ミリアムの弁当を口にした。ミリアムの弁当の呪縛を逃れたサンタナはというと、
「アイシャ殿の弁当は美味ですじゃ」
 ペンタの薬草茶をすすりながら、一人黙々と弁当を楽しんでいた。

●作業を終えて
「なあ、サリア」
 帰り道、フィルはサリアに言った。
「また、こういう機会があったら、弁当作ってくれるか?」
「はい。フィルさんのためなら」
 頬を染めてフィルの手を握るサリア。
「ダグラスさん、大丈夫ですか?」
 青色吐息のダグラスに、ペンタがそっと小さな包みを差出した。
「胃薬です。よく効きますから、お大事に」
「わりいな、ペンタ」
「んもう、どうしてみんなあたしの弁当で倒れるのよ!」
 ミリアムは、ササラの荷台に転がっているバルモルトとそれを介抱するキャロルを横目に、ふくれっツラだった。一人胸を撫で下ろすサンタナ。
「ふかふかー」
「ねこやなぎ、可愛いにゃりね」
 シャルラハとエスペシャルは、帰り道に手折ったネコヤナギを手に御機嫌だった。
「もうちょっと暖かくなれば、ウドとかイケたんだけどなぁ」
 フキノトウやタラの芽がつまっている手提げ袋を手に、今度は一人で来ようと誓うリフィ。
「シュハクさん、フキノトウのお土産は残ってるですかぁ?」
「ありますヨー」
 エリスが、お土産のフキノトウをシュハクから分けてもらった。
「まあまあ楽しめたな」
「雪に埋まってたけどな」
 ティキの言葉に突っ込むシュウ。
「春の山菜とお酒、美味しかったわ」
「ピクニックみたいだったね?」
 レビルフィーダとユティトが、今日の除雪作業の感想を話し、その横では、シャモットとタッスルが、除雪ノソリンの話に花を咲かせていた。
「この平和が続くといいですね」
 キルシュはぽつりと言った。
「そうだね。あたしもそう願いたいよ」
 アリシューザは、キセルをくゆらせる。
「街が見えてきました」
 カルーアが指さした方向には、夕陽に浮かぶラウスの街が見えた。
「除雪の打ち上げはやらないんですか、アリシューザさん?」
 ロウハートのせりふに、シュウが手を上げた。
「お、いいなそれ」
「さんせー」
 ミィミーの言葉に、笑う一同。
「そう言うだろうと思ったよ。ラウスの街に、いい温泉宿がある。飲み直したいなんら、そこで打ち上げやるかい?」
 アリシューザの言葉に、一同から声があがった。
「じゃあ、日が暮れる前に除雪ノソリンと道具を返しちまうか」
 
 その夜、ラウスの街の温泉宿で、アリシューザたちが除雪の打ち上げ(と称する宴会)を開いた。が、その話はまたいずれどこかで。


マスター:氷魚中将 紹介ページ
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作成日:2004/03/15
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