ホワイトロック攻防戦〜決戦〜



<オープニング>


●ホワイトロック攻防戦
 ホワイトガーデンは閉ざされた浮き島の一角にある白い岩山、ホワイトロックと呼ばれる岩塩の塊は、今や複数のギアの秘密基地と化している。
 エンジェル達が貴重な塩分を確保する数少ない生命線は、エンジェルを捕獲し戦争の道具として駆り出すギア部隊によって支配されていた。
「その存在が判明した以上、奴等を野放しにしておく訳にはいきません。周辺地域の安全のためにも、冒険者の力をお貸し下さい」
 言いながら、エンジェルの霊査士・エリアードは集まってきた冒険者の顔を見渡すと、今回の依頼の趣旨を説明する。
 ギアの略奪部隊によるエンジェルの村への襲撃は日増しに増加の一途を辿り、もはや、一刻の猶予もない。
「皆さんには、ホワイトロックに駐留するギア部隊を排除して頂きます。奴等を排除すれば、周辺地域の安全も多少は取り戻せるでしょう」
 しかし、確認されているギアの大半は普通のギアであるが、数が数だけに、少人数の冒険者では太刀打ち出来ないだろう。
「今回の作戦は敵の戦力を考慮して、複数の冒険者グループによる共同作戦となります。是非とも、皆さんの協力をお願いします」
 そう言うと、エリアードはそれぞれのグループに対して作戦の説明を開始していた。

●封印
「ホワイトロックは天然の要塞であり、外部からの攻撃には非常に強固な作りとなっています。そのため、外部と内部から同時に制圧するのが望ましいでしょう。
 皆さんには、ホワイトロックの断崖に穿たれた通気口から内部に侵入し、内部からホワイトロックの制圧をお願いします」
 陽動作戦が成功すれば、ホワイトロックの内部に残存する戦力は少なくなるため、侵入にさえ成功すれば内部の制圧は決して難しくないだろう。
 とは言え、こちらは内部の構造が不明なことと、全体的な作戦の成功度に大幅に左右されるため、危険性は最も高くなる。
 万が一退路を断たれるようなことになれば、彼等は敵地に孤立することになり、熟練の冒険者でも命の保証は出来ない。
「大変な任務です。個人の実力だけではなく、仲間への信頼も必要になるでしょう。おそらくは、内部にはギア部隊の指令塔のような存在もいるはずです。これを見付け次第排除して、ホワイトロックを本来の持ち主であるエンジェルの手に取り戻して下さい」
 いずれにしても、今回の作戦の成否は彼等の肩に懸かっているだろう。
「どうか、ギアの脅威に悩まされている多くのエンジェルのためにも、作戦を成功させて下さい。
 皆さんの健闘をお祈りしています……」
 そう言って、エリアードは頭を下げると、戦地に赴く冒険者を送り出すのだった。

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参加者
赫風・バーミリオン(a00184)
邪風の黒騎士・ツキト(a02530)
朱の明星・エトワール(a07250)
闇夜の夢見師・ルシア(a10548)
闇夜を護る月の刃・カルト(a11886)
金色の闇・シャア(a12391)
天皎・ルーシェン(a16220)
光と風のセンリツ・ウィンダム(a19114)
風薫る桜の精・ケラソス(a21325)
春風そよめく舞蝶円舞曲・ミア(a41826)
NPC:鉄の魔女・マグナス(a90244)



<リプレイ>

●探索
 外の喧騒とは裏腹に、ホワイトロックの内部は異様に静まり返っていた。
 まるで、闇の中から浮かび上がるように、通気口から静かに舞い降りた二つの影は、周囲に敵の気配がないことを確認すると、待機している仲間に呼び掛ける。
「大丈夫ですわ」
 闇の灯・シャア(a12391)の言葉に応じるように、狭い通気口の内部から冒険者が次々と這い出してきた。
 その間にも、闇夜を護る月の刃・カルト(a11886)は周囲への警戒を怠らない。
 彼等は最後の一人が降り立ったのを確認し、周囲の様子を観察する。冒険者の掲げるランタンの明かりに照らされて、岩塩をくり貫いて作り出された空間は塩の結晶がキラキラと浮かび上がり、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
 だが、ここはギア部隊の駐留する秘密基地である。油断は出来ない。
 どうやら、そこは小さな部屋だったらしく、何もないと判断した彼等は部屋の外へと移動していた。
 部屋から左右に伸びる通路は、ゆっくりとカーブを描きながら、闇の中へと伸びている。
「静かだな……」
 見たところ、周囲に敵の気配はない。
 今も外部で戦い続けているであろう仲間の活躍に感謝しながら、鉄の魔女・マグナス(a90244)達は先を急いでいた。
 時折、何処かから聞こえてくる歯車の回転する音や何かの機械の駆動音が、不気味な雰囲気を漂わせているが、彼等は気にせず探索を続ける。
「こちらには、何もありませんね……」
 手にしたランタンで照らし出しながら、幻焔魔狼・ツキト(a02530)は通路の所々にある部屋を確認していた。
 光の中に浮かび上がるのは、およそ人が使うそれとはかけ離れた殺風景な空間であり、所々にギアを格納するためのくぼみが備え付けられている。
「ふむ、これは……」
「調査は後から出来ますから、今は中枢部を目指しましょう」
 途中、正体不明の物体が転がっており、マグナスが興味深げに観察していたが、星狩人・エトワール(a07250)の言葉に促されて渋々その場を立ち去っていた。
 彼等が目指すのは、ホワイトロックの中枢部。指令塔がいるなら、そこしかないだろう。
 だが、彼等の前に立ち塞がるように、通路の先から規則的な足音が近付いてくる。
「何か来ます」
 闇夜の夢見師・ルシア(a10548)が小声で注意を促すと同時に、通路の先から三体のギアが姿を現していた。
 三体のギアは冒険者の姿を見咎めると、一瞬逡巡するようにお互いに音と光で交信していたが、やがて、彼等を敵と判断したのか一斉に襲い掛かってくる。
 どうやら、戦闘は避けられそうにないらしい。
「迎え撃つよ!」
 赫色の風・バーミリオン(a00184)が即座に反応し、長剣を抜きはなっていた。同時に、彼と同化したキルドレッドブルーの力が氷炎の一撃となり、目の前のギアに叩き付けられる。
 バーミリオンの一太刀を浴びたギアの全身が凍り付き、炎に呑み込まれていた。
 後方から放たれたエトワールの矢が突き刺さり、そこに、闇翳る月明・ルーシェン(a16220)達が繰り出したエンブレムシャワーが、追い打ちを掛けていく。
「やったかのぅ?」
 しかし、彼等の目の前で、生き残ったギアは残骸を乗り越えると、冒険者に襲い掛かっていた。
 ツキトは振り下ろされるギアの一撃を受け流すと、返す刀で電刃衝をお見舞いする。
 一撃を受け、火花を散らしながらその場に崩れ落ちる仲間の様子を確認し、残されたギアは逃走を開始していた。
「逃がさない、なぁ〜ん」
 そこに、春風そよめく舞蝶円舞曲・ミア(a41826)の放ったホーミングアローが追いすがり、ギアの装甲を撃ち抜いていく。
 その隙に、ギアに追い付いたカルトが背後から一撃を叩き込むと、ようやく、最後のギアは活動を停止していた。
「とりあえず、何とかなったみたいだね」
 それが動かないのを確認し、カルトはホッと溜息を漏らす。
 だが、いずれにせよ、あまり時間は掛けていられないだろう。
「……行こう、ぐずぐずしている余裕はない」
 光と風のセンリツ・ウィンダム(a19114)の言葉に応じるように、彼等は探索を再開していた。
 それにより、分かったことといえば、彼等の通っている通路が綺麗な円を描いているらしいこと。それを証明するように、探索を続ける彼等の前には、最初に入ってきた部屋がある。
「目印があるから、間違いないよ」
 持ってきたチョークをひらひらさせながら、バーミリオンは最初に付けた目印を指し示していた。
 どうやら、道に迷わないように目印を付けていたらしい。
 ようやく見付けた階段の先も似たような構造になっているらしく、ホワイトロックの内側は円形の通路が幾重にも積み重なり、リングの外縁に無数の部屋が作られていると考えられた。
「変わった構造ですわね……」
 積み重なったドーナツを思い浮かべながら、風薫る桜の精・ケラソス(a21325)は怪訝な表情を浮かべている。
 何故か妄想のドーナツに齧り付いているミアはさておき、彼女はリングの内側を指し示していた。
「でしたら、こちらには何がありますの?」
 言われて、冒険者は彼女の指し示す方向を見詰める。
 ホワイトロックの内部に刻まれた円形の通路。その内側には、何かがあるはずなのに、そこへ至る道は見付かっていない。
「のう、ひょっとしてこのパイプを辿れば、中枢部へ辿り着けないかの?」
 ルーシェンの発した何気ない一言に、冒険者は顔を見合わせていた。
 確かに、何に使うのかは分からないが、パイプらしき物がどこからともなく伸びている。それを辿れば、中枢部に辿り着けるかも知れない。
 それから、彼等の行動は素早かった。
 途中、何度かギアとの接触はあったものの、彼等はギアをやり過ごし、あるいは、仕方なく排除しながら、パイプの集約する場所を目指していく。
 やがて、中枢部への入り口らしい扉を発見した彼等は、そこを厳重に警備していたギアを排除すると、ホワイトロックの中枢部へと踏み込んでいた。
「確かに、いましたわ」
 ハイドインシャドウを駆使して偵察していたシャアの言葉を受け、彼等は戦闘準備を整える。
 エトワールとマグナスの発動する鎧聖降臨が仲間に加護を与えていき、それを確認したシャアはウェポン・オーバーロードを発動して得物を呼び寄せていた。
「来たれ、首刈りウサギ」
 シャアの手元に二本のサーベルが現れると同時に、ケラソス達の身体を黒炎覚醒が包み込んでいく。
「では、行きますわよ?」
 彼女の言葉に、冒険者は無言で頷くと、決戦の舞台へと一歩を踏み出していた。

●遭遇
 ホワイトロックの中央にあるだだっ広い円形の空間は、何層もの階層を貫く吹き抜けになっており、無数に立ち並ぶ岩塩の柱に彩られた空間は、ひんやりとした空気も相まってさながらギアの聖堂と言った雰囲気を醸し出している。
 その空間の中央には、祭壇のような機械があり、幾つものパイプやケーブルが取り付けられた祭壇の前には、一体のギアが鎮座していた。
 まるで、祈るように、眠るように。
 機械が発する光の中に浮かび上がるのは、六枚の翼を背中に生やした強化型ギアの姿である。
 それこそが、ホワイトロックに駐留するギア部隊の指令塔だろう。
 強化型ギアは冒険者の気配に振り返ると、両腕から光の刃を発生させ、動き出していた。
「気を付けて!」
 ウィンダムの警告と同時に、二条の閃光が冷たい大気を薙ぎ払い、冒険者に襲い掛かる。
 しかし、シャアはイリュージョンステップの力を借りて一撃を回避すると、無音の一撃を繰り出していた。
 打ち込まれるシャドウスラッシュを、強化型ギアは軽やかな動作で受け流す。
「これなら、どうだい!?」
 そこに、バーミリオンが破壊の一撃を繰り出し、強化型ギアの装甲を叩き付けていた。強烈な一撃を完全には受け止めきれず、深い傷跡が刻み込まれる。
 だが、体勢を立て直す間を与えず撃ち出されたエトワールの貫き通す矢は、寸前の所で避けられていた。
「速い……?」
 当たれば確実にダメージとなる一撃も、避けられてしまえば意味がない。
「逃がしませんわ!」
 ケラソスは強化型ギアに狙いを定めると、ミレナリィドールと同化して虹色に輝く緑の業火を撃ち出していた。
 緑の業火に直撃され、強化型ギアの全身は炎に呑み込まれる。
「いける……?」
 それを受けて、ルシア達も一斉に緑の業火を撃ち出していた。
 何しろ、この場には五人の紋章術士が集まっている。彼等の一斉攻撃は、強力なギアを相手にしても遜色ない火力を有しているだろう。
 容赦のない連続攻撃に、強化型ギアの全身が悲鳴を上げる。
 それでも、強化型ギアは光の翼を羽ばたかせると、まとわりつく炎を振り払い、冒険者を睨み付けていた。
「何か……来る!」
 咄嗟に身構える冒険者の目の前で、強化型ギアの肩口にある機関が展開する。そこから撃ち出された無数の光条が何もない空間で屈折し、冒険者に向かって一斉に降り注いでいく。
 次々と降り注ぐ光の雨にその身を貫かれ、冒険者は苦痛に顔を歪めていた。
「そう簡単にはいかぬのじゃ」
 即座にルーシェン達が高らかな凱歌を奏でると、清浄なる歌声が彼等の傷を癒していく。
「いい加減に……放してあげなって!」
 前方では、影の中から躍り出たカルトの繰り出すシャドウスラッシュが、強化型ギアの体内に囚われたエンジェルを拘束する接合部に死角から叩き込まれていた。
 だが、不可視の障壁が刃を遮り、傷一つ付けることは出来ない。
「……っ、効かない!?」
「こいつを止めないと無理です!」
 後退するカルトと入れ替わるように、ツキトは達人の一撃を繰り出していた。研ぎ澄まされた太刀筋が強化型ギアを圧倒し、相手の戦意を奪い取っていく。
「そこなぁん!」
 そこに、ミアの放った貫き通す矢が、強化型ギアの装甲を撃ち抜いていた。
「いくよっ!」
 強化型ギアの体勢が崩れたところに、ウィンダム達の緑の業火が一斉に襲い掛かる。
 次々と撃ち込まれる燃え盛る木の葉が強化型ギアの装甲に突き刺さり、容赦なく焼き払っていた。
 攻撃を封じられた強化型ギアは、それでも、冒険者との距離を確保すると、光の翼で全身を包み込む。光の翼に覆われた箇所が淡い光に包まれると、そこが見る間に修復されていく。
「……再生する!?」
 それを確認したエトワールは、即座に鮫牙の矢を生み出すと、強化型ギアに向かって射出していた。ギザギザの逆トゲが生えた矢が強化型ギアの装甲に食らい付き、自己再生を無理矢理押し止める。
 だが、それほど長くは保つまい。
「その前に仕留められれば良いんだけど……」
 それが希望的観測でしかないと頭の片隅で考えながら、バーミリオンはデストロイブレードを叩き込んでいく。
 破壊の刃が強化型ギアの装甲を打ち付け、ひしゃげさせていた。
「…………っ!」
 その間にも、シャアは強化型ギアの死角に回り込み、シャドウスラッシュを叩き込んでいく。
 ウェポン・オーバーロードに裏打ちされた凶刃は、強化型ギアの装甲を容赦なく引き裂いていた。
 しかし、注意しても孤立する危険性は大きい。
 強化型ギアも即座に体勢を立て直すと、シャアに向かって光の刃を閃かせる。
 避ける自信はあった。
 だが、イリュージョンステップやダークネスクロークの力を借りても、避けられない時は避けられない。
「……っ、油断しましたわ」
 肩口を大きく貫かれ、それでも、辛うじて意識を繋ぎ止められたのは、鎧聖降臨の加護か、はたまた、生来の体力のお陰か。
 しかし、強化型ギアの攻撃は止まらない。
「シャアさん!」
 それを確認したエトワールは、彼女の危機に飛び出していた。

●崩壊
 地面に鮮血が広がっていく。
「エト様!?」
「……シャアさんが無事なら、何よりです」
 孤立したシャアを咄嗟に庇ったエトワールは、強化型ギアの一撃を受けてその場に崩れ落ちていた。
 だが、それに気を取られている余裕は冒険者にはない。
「援護します!」
 ルシアが強化型ギアの注意を惹き付けようと、緑の業火を撃ち込んでいく。
 タイミングを合わせるように、カルトも強化型ギアの背後からシャドウスラッシュを叩き込んでいた。
 それにより、強化型ギアは正面の冒険者に向き直る。
 さらに、ケラソス達が緑の業火を集中放火し、強化型ギアを火力で圧倒していた。
 たまらず、強化型ギアは後退する。全身の損傷が激しい。だが、距離を確保しながらも、強化型ギアは無数の光条を撃ち出し、目障りな冒険者を蹂躙していく。
 次々と降り注ぐ光の雨に貫かれ、ルシアはその場に倒れ伏していた。
「……ルシア!」
 カルトが慌ててカバーするも、ルシアの反応はない。
 ケラソスやミアも光線に撃ち抜かれて倒れ込んでいたが、肉体を凌駕する魂が、彼等をその場に踏み止まらせる。
「みんな一緒に、笑顔で帰るのなぁ〜ん!」
 ミアの撃ち出すライトニングアローが強化型ギアの装甲を撃ち抜いていた。
 それに応じるように、ツキトは強化型ギアを攻め立てる。
「隙は与えません!」
 繰り出されたデストロイブレードは、本来の性能を発揮して強化型ギアの装甲を引き裂いていた。
 そこに、ケラソス達の緑の業火が叩き込まれる。
「これ以上、誰も傷付けさせぬ!」
 最後にルーシェンの放った緑の業火が止めとなり、強化型ギアは燃え盛る炎に呑み込まれながら、その場に崩れ落ちていた。

 焼け落ちる強化型ギアの背中から、光の羽根がヒラヒラと舞い落ちていく。
「……なぁん……?」
 まるで、真冬の雪のように目の前に舞い降りるそれを、ミアは咄嗟に受け止めようとしていたが、彼女の手の平に触れた途端、小さな羽根は音もなく砕け散っていた。
 降り積もることなく消えていくそれを、冒険者は暫し無言で眺めている。
 だが、戦いは終わりではない。
 ギア部隊の指令塔を倒したとは言え、彼等にはやるべき事が残っている。
「大丈夫ですか?」
 ツキトは崩れ落ちた強化型ギアの体内から、囚われたエンジェルの少年を助け出していた。
 彼等はエンジェルと怪我人を守りつつ、ホワイトロックを脱出しなければならない。
 そんな時、彼等の耳に不吉な振動音が聞こえてくる。
「な、何?」
「まずい……崩れるぞ!」
 どうやら、先程の戦闘で相当脆くなっていたらしい。
 咄嗟に身を翻す彼等の目の前に、周囲に立ち並んでいた塩の柱が崩れ落ちてくる。
 それらを避けながら、彼等は崩壊するホワイトロックからの脱出を試みていた。もはや、一刻の猶予もないだろう。
 彼等の前に立ち塞がるギアさえも、崩れ落ちる巨大な岩盤が押し潰していく。
 そんな光景を尻目に、彼等は何とか出口へと辿り着いていた。
「急げ!」
 待っていてくれたのか、外にいた冒険者が急き立てる。
 その言葉に、彼等は最後の力を振り絞り、崩壊する白い岩山を脱出し……そうして、ホワイトロック攻防戦は冒険者の凱旋により幕を閉じるのだった――。


マスター:内海直人 紹介ページ
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