Magasin d’arme



<オープニング>


「キミたち。武器を、新調する予定は、あるかい?」
 軽く首を傾げて、烏珠の霊査士・モニク(a90270)が言った。普段なら狙い定めた相手の後ろにそっと立ち、声をかけるのだが。今日は珍しくも気まぐれに、正面から声をかける事にしたようだ。
「行きつけの、武器店に、行く。私は、出来上がった鎖を、引き取りに、行くだけだ。だが、店までの、案内くらいは、する」
 そう言って、モニクは少し考える様子を見せた。
「強力な武器は、作れない。だが、それなりの物を、作ってくれる。なにか、作って欲しい、武器が、あるのなら、頼んでみるのも、いいだろう。たまには、とてもいい物が、出来る事もある、そうだ」
 モニクはそう言った後、黙って頷く。そして視線を動かし。
「で、キミたちは行くかい?」
 軽く髪を揺らして尋ねた。

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参加者
NPC:烏珠の霊査士・モニク(a90270)



<リプレイ>

●Pour stocker
「突然ですが、あなたが自らの武器に求める物ってなんですにゅ? それ即ちポリシー。その人物の個性と言ってもいい物にゅ」
 どこか明後日の方向を見つめて、アリシアが言う。どうやらカメラ目線で話しているつもりだったらしい。
 冒険者たちは望む武器の形状を悩みつつ、モニクの案内で店へと向かう。

 戦友であり、よきライバルでもあるオズロとエレン。エレンに声をかけられ、オズロはこの場へやって来た。
「そろそろ俺も、相棒と呼べるような武器が欲しいと思っていたところだ」
「今使っているモノは刃毀れが酷い。お互い、よい物が見つかるといいのだが、な」
 笑うオズロの言葉に、エレンはそう返す。相棒と呼べる武器を欲してはいたが、口に出さずにいたその気持ちをエレンに汲まれたようで、オズロはすごく嬉しく思っている。誘ったエレンは軽い気分転換になるだろうと、考えていた。

 武器を買いには来たけれど、こう言うのも、デートと言うのかなとラテルは考え首を傾げた。ラテルの隣には恋人のルナンガの姿がある。
 武器が欲しいのならと、恋人に言われ、リュキアはこの場にやって来た。モニクの紹介と知り、モニクに礼を告げようと向かったところ、当の恋人もモニクに礼を告げる為に来たらしく、顔を合わせる。
「よければ一緒に行ってみる?」
 顔を合わせたシェルトはリュキアへ、そう声をかけ、2人は店まで一緒に向かった。

 今回はよろしく頼むと、モニクへ声をかけるオルガ。
「モニクさんは初めましてぇ! 世話んなる。よっろしくお願いしやす」
 アトリは勢いよく、モニクへそう挨拶の声をかける。
 シュシュはモニクの姿を見つけると、すぐに挨拶の声をかけ、これから向かう店を紹介してくれた礼の言葉を告げた。
「僕、楽器の武器が欲しいんだっ☆ なんて言っても吟遊詩人だからねっ♪ あるといいなっ☆」
 明るく元気よく、モニクにそう話しかけるヒナ。言われたモニクは、多分あったと思う。と答える。全ての楽器が手に入るとは言えないが、それなりに魔楽器も置いてあると、そう言う事なのだろう。
「あなたが行きつけになるお店ですから、腕のよい武器職人がいるのでしょうね」
 モニクに挨拶の声をかけ、ストラタムはそう話しかける。言われたモニクは少し考え、そうかもしれないと答える。
 同じくモニクへ挨拶の声をかけたエストリアは、兄とその恋人の姿を見かけ、邪魔をしないように気を遣い職人の元へ向かう。

 店先で希望する武器について妙な語りを入れるアリシアに、武器職人たちは引きつった表情を浮かべる。ともあれ、他の冒険者たちは次々、自らが求める武器を探して店へと足を踏み入れた。

●Recherche d’arme
「おー……たくさん武器があるな。なんつーか、壮観ってのはこんなのを言うのかね?」
 そう呟いて軽く首を傾げるコウ。その後で職人に声をかけ、戦い方の癖や手の形などを見せた上で、コウは狭い場所で振るえる長剣を頼んだ。
 ヒースクリフはざっと店内を見回し、望む武器はないと判断する。強力な武器は出来ないと言われていた事もあり、当然だろうと思ってはいるようだ。
「ランドアースには故郷にない物がいっぱいあるなぁ〜ん」
 ヴァレリオはそう言いながら、店の中を見回す。皆の役に立てる立派な冒険者になろうと考えているヴァレリオは、弓を職人に頼んだ。
 オレサマは武器職人に、義父の形見である長剣を鍛え直して欲しいのだと申し出る。亡き養父の言葉を思い出し、今なら持つ事が出来るかもしれないと考え、頼む事にしたのだ。
 威力よりも見栄えを武器に望んだルナンガは、さっさと希望の武器を手に入れ、ラテルの武器作りに付き合う。長さや重量、効率よく使える巨大剣が欲しいのだと武器職人に説明するラテル。
「おやおや、ラテル、あれなんかどうですか?」
「……あ。ごめん。クラウン。……うにゅ」
 ルナンガがラテルの手を繋ぎ、1本の巨大剣を示す。望んだ形状に近い物を目にしたラテルは素直に頷き、近しい物をと職人に頼んだ。

「こう言う杖を作ってもらいたいんだけど、大丈夫かしら?」
 望む杖の形状を伝え、エストリアは尋ねる。
「……どうか相手を傷つけずにすむ、武器を作ってくださいですの」
 マリウェルはそう武器職人に頼む。守る為、威力を見せる事で引いてもらう為の剣をマリウェルは頼みたいようであった。
 フェネクスは武器職人に、ある紋章をつけた懐剣を作ってくれるように頼む。
 力なき人を助ける為に冒険者となったミクは、しかし力が及ばない事で、多くの命を失う事となった。
「私は……もっと強くなりたい……もっと多くの人を助けたい……」
 ミキは同時に尊敬する女性冒険者と同じく、魔楽器を手にしたいのだと、武器職人に伝える。
 目指す力量には及ばず。エレンは、隣で武器を選ぶオズロに力量で負けられないと思っている。オズロはエレンがどんな武器を選ぶのか聞いたりしながら、真剣に欲しいと思う巨大剣を探した。

「こういう長剣を作ってもらいたいんだけど……」
 シェルトはそう言って、贈り物となる長剣の説明をする。
「ボクにとって大切なものを護る為に、使い続けられる槍、お願いしたいな」
 リュキアはそう職人に頼み、手になじむ槍をと頼んだ様子。
 シャノは刀を作る武器職人を探し、希望する武器についての詳細を伝え始めた。希望するのは大太刀。全長を伝えた段階で、職人に扱いづらくはないかねぇと首を傾げられたが、冒険者だし大丈夫かもしれないねと納得してもらえたようだ。
 軽く扱いやすいサーベルを頼みたいと、オルガは武器職人へ声をかける。

 召喚獣を呼べるようになったその記念にと、ツァドは武器を探しに来た様子。武器の見目ではなく、性能や扱いやすさに重点を置き、ツァドは望ましい蛮刀を探す。
「武器は人を傷つける物。でも、私はそれを、人を守る為に使いたい」
 手に合った武器は人を守る助けになると信じるイリシアは、白銀のサーベルを作って欲しいと職人に頼んだ。
 店に並ぶ武器をインサニアは見回した。職人の想いが込められているであろう武器を見た上で、好ましい武器を探す。彼女は杖の先端に石がはめ込まれた物を見つけ、謂れなどを聞いた上でインサニアの想いを込めた仕上げを職人に頼んだ。
 望む武器の形状を、ヨイクは武器職人へ伝える。武器へ想いが込められるところを見たいからと、槌を打っているところを見せてくれないか、武器職人に尋ねるヨイク。許可を得たヨイクはモニクも見てはどうかと誘いをかける。誘われたモニクは少し考えた後、辞退の言葉を告げた。

 ジストは過去に起きた出来事をまず話す。自らの力が未熟で至らず、起こった出来事と数多の犠牲。恨まれ、責められるその事実。業を背負いつつ前に進む事、自らがなすべき事をする為の戒めとなり、楔となる武器を望んでいるのだと、武器職人へジストは説明した。
「どうかお願いしますにゃ」
 真剣な表情と瞳で、ジストは深く頭をさげる。やってはみようと、職人は頷いた。
「ふむ」
 並ぶ武器を眺め、レイティスは呟く。武器を振るう為の、確固たる意思があれば。武器は護る為、救う為、あるいは未来を切り開く為の鍵となるでしょう、ね。そう考えながら、レイティスは武器職人に蛇腹剣の作成を頼んだ。
「かーいい新米重騎士に贈りてぇんだ」
 そう言って、アトリは贈った相手の励みになるような武器を頼みたいと言う。かわいい女の子への贈り物だから、細工は可愛くして欲しいとも言い、よろしく頼むとアトリは職人へ頭をさげた。

「長い事使って来た愛用の弓がだいぶ痛んできたんで、それに変わる物を求めて来たんやけど……」
 職人の邪魔はしないように遠慮しつつ、そう声をかけるシャル。再び手にする武器も弓がいいと望むシャルの曖昧な意向に沿った弓を、職人は作ってくれそうだ。
「……ガラでもないな」
 店へと足を運び、ツヴァイは呟く。恋人に贈る物を選びに、来たらしい。短剣を送るのは味気ないとも言えるが、同時にらしいと言えばらしいかと、ツヴァイはそんな事を考える。彼は恋人を思い浮かべ、相手に似合いそうな素材の短剣を頼んだ。

●Arme de votre main
「大事なものを離さない為に、片手は空けておく必要があるんだよ。ケド、なにも切り払えない武器じゃ意味がねぇのさ」
 ランパードはそう、武器職人へ切り出す。
「頼めないか? 俺のもう一つの、牙を」
 望むのは長剣。ランパードの言葉に、武器職人はやってみようと頷いた。
 リュミィルは白い術手袋を武器として選び、甲の部分には金糸で三日月を入れて欲しいと伝える。亡くした友人の称号と、ある人との約束と、誓い。今、新たに誓いを刻み、行く先へ抱き続けて行く為の象徴が彼女にとっては三日月なのだろう。
 強いだけの武器ではなく、人を守る為の武器をヴァレンティアは望む。大切な人を、大切な人たちの笑顔を守る為の武器が欲しいのだと、自らが立てた誓いを伝えた後で職人へと尋ねかける。
「ティアに、ティアとティアの大切な人たちを守る、力をくれる?」
 ヴァレンティアが望む武器は槍。大切な人たちの剣にも盾にもなれる物が欲しいのだと彼女は言った。

 冒険者としてはまだ、小さな力しか持たず。いずれ必ず大きな力を持つ為に。そして今は亡き主と仰いだ人の為に歌った歌で、より多くの人々を救う為に魔楽器を望むと、ナネッテは穏やかに職人に伝える。職人は仕事を引き受け、ナネッテは職人へ礼を告げた後、場を紹介したモニクへも礼を告げた。
 生きている事を実感する為に、生と死の境界で戦う事を好むリカーシュは、死者を送る為の鈴をつけた武器を望む。生を望むものを、殺し、なにもない場所へと送る。その最後に聞かせる鈴がついた太刀を、リカーシュは武器職人に頼んだ。
 どんな武器を作ってもらおうかさんざん悩んだルラは、幼い頃よく遊んだブーメランを手にしていた。もちろん、木製のおもちゃだが、作ってもらう武器の参考にはなるだろう。形や色も参考にしてくれるよう、ルラは職人に頼んだ。
 知り合いが武器を探しているのを知り、ガルスタはこの場に足を運んだ。しばらく武器を見て太刀がいいのではないかとガルスタは考える。美術品のようにも見え、扱いも他の武器と異なる。奥の深い武器だとガルスタは太刀を眺めて思っていた。
「誘ったのはリオンなんだから、新調したい武器の目星ぐらいついてんだろ?」
 リュートはリオンへそう尋ねる。尋ねられたリオンは頷き、おそろいの武器が欲しいのだと答えた。
「……ぺあるっく……?」
 リュートは微妙な表情で呟くも、一応、いい事にしたらしい。どんな武器がいいかと考えながら、意外と真剣に並ぶ杖を見る。同じ色は恥ずかしいしなどと呟いたリュートは形状が同じで、色違いの杖を2本見つけてリオンにどうかと尋ねた。

「心を強くする武器が欲しいですわ」
 少し考え込み、シュンは口を開く。日々の暮らし向きをよくする為に、村から出た。けれど、目新しい事や賭け事に心奪われ、抜け出せずにいる。
「お願い出来ますでしょうか?」
 シュンはそう言って、武器職人に両手剣の作成を頼んだ。
「こいつが使うの。寸法取るならこいつのね」
 大事に思う相手が常に傍らにおき、自らの代わりに護ってくれるような剣が欲しいのだと、タツキは職人に伝える。常に傍にいる事が叶うならそうしたいが、それは無理と言う物。だからと、キリランシェロの腕を引き、タツキは職人に寸法を測る相手を伝えた。
「武器か……俺が必要と言うよりは……」
 そう呟いて考え込んだキリランシェロは医術士である人物に贈る為の両手杖をと考え、並ぶ杖を眺めて頭を悩ませる。
「んー、武器ねぇ。小宝珠って一応武器、だよな?」
 少々疑問に思ったらしいヒサギはそう言ってタツキとキリランシェロに尋ねた。しばらく考え、二度と後悔しない為に、ヒサギは武器を望む。職人に望む武器の形状を伝えようとするヒサギの背中に、タツキが負ぶさりかかり軽く体重をかける。
「んー、ヒサギはなにを頼んでるのかな?」
 笑顔で尋ねるタツキへ、小宝珠をと、ヒサギは答えた。

 大切にしてはいたが、今の武器は調子が悪いのだとキズスは武器職人に伝える。これ以上使って壊すのは嫌だから新しい武器を望むのだと、そう説明した。その上で、キズスはお守りのように思っている石がはめ込める作りの術手袋が欲しいと頼んだ。
 ノリスは店内に並ぶ武器をじっくり観察する。戦う以外でも使えるような物があればと考え、鍛冶道具と併用出来そうな、槌を頼みたいとノリスは武器職人に依頼した。
 せめて守るものの為の覚悟が、手にした武器に宿りますように。そう願ってストラタムは弓を職人へ頼む。
「んー……私が使ってる『鴉羽』はこのくらいの大きさですから……」
 そう言いながら、エスティアは新しい武器の大きさやバランスを整えてもらう為、武器職人に説明をする。同時に今使っている武器の、バランスや重さを実感してもらった。
 武器を新調する気はないバルアだが、武器店をたまにのぞくのは悪くないと考える。店の中に並ぶ武器を眺め、懐かしく感じる太刀を見つけた。今は亡き相棒が、似た武器を使っていたのだ。手にとってしばらく眺めた後、バルアはその武器を購入した。
 もっと強くなる為に、強い武器が欲しいのですとガウラは武器職人に伝え、鋼糸を作ってくれるように頼む。
 スノーは自らの分身と思えるような両手杖を求め、やってきた。辛さも楽しみも、共に分かち合えるような杖を欲しているのだと、希望する形状と共に武器職人に伝える。作る様を見ていたいとも希望し、スノーは杖が出来るその瞬間を目にした。
 カインは武器職人に長剣を頼んだ。
「俺は武器を、命の一部だと思ってる。だからこそ、作成を手伝わせてくれ」
 武器へ自らが持つ思いを込めたいのだと、カインは続けて申し出る。さすがに否とは言わず、武器職人は申し出に頷いた。
「刃がある武器は、少し苦手で」
 シュシュは武器職人へ、そう言って少し困った笑みを浮かべる。刃があろうとなかろうと、傷をつける事実には変わらない。だから、偽善だろうとは思うのですけどと言うシュシュ。自らが力を振るう時、傷つき血を流す存在がいる事を忘れない為、小さな刃を彼女は望んだ。

「無理してない? してないなら別にいいけれど」
 ヒースクリフはそんな風に、鎖を引き取ったモニクへ声をかける。なにについての無理だかわからなかったモニクは表情を変えず、首を傾げた。
「たまには面倒臭がらずに、感情剥き出しにしてもいいんじゃない?」
 そうヒースクリフに言われ、感情の事らしいと理解はしたものの、やっぱりモニクは首を傾げる。どうやらモニク、表情に感情を出しているつもりだったらしい。ちょっぴり困った空気を漂わせながら、モニクは首を傾げていた。


マスター:月草 紹介ページ
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参加者:49人
作成日:2006/10/20
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冒険結果:成功!
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