リトルラヴァーズ



<オープニング>


●過ぎ去りし
「聖花祭は楽しかったかね?」
 足を組んで眼鏡を拭きながら、エルフの霊査士・モルテ(a90043)は集まった冒険者達に声をかける。
「モルテ兄さんはあの日、何してたのー?」
 モグモグと川魚のパイを口いっぱいに頬張りながら、金狐の霊査士・ミュリン(a90025)は義兄の顔を見た。
「いつも通りだよ」
 つまり、寝ていたということらしい。
「色気や食い気などといったものは、霊査士になる前に使い果たしてしまったしね」
 そして残っているのはもはや眠気だけ、とでも言わんばかりにあくびをするモルテ。
「でも、この前の依頼のおみやげの豆料理はおいしそうにたべてたよね〜」
「味覚が無くなったわけでもなし。まぁ、たまにはね」
「前の日がモルテ兄さんの誕生日だったんだよね。必要ないって言うから何もしなかったんだけど、よかったの〜?」
 残念そうに指を口元にあてるミュリン。
 ――彼女が残念なのはケーキが食べられなかったことのようだが。
「もう誕生日を祝われて嬉しい歳でも無くなってきたことだしねぇ……」
 と、不用意に口にしたその言葉に、酒場のあちこちから鋭い視線がモルテに突き刺さる。
「……あー、その、なんだ。実はあまりいい思い出が無くてね」
 それを感じてか、誤魔化すようにぽりぽりと頬を掻いた。
「あのねー、モルテ兄さんって昔……もごもごっ」
「余計なことは言わなくてよろしい」
 抱えるようにミュリンの口を塞ぐと、モルテは話を切り替えるのだった。

●返花
「さて。今回の君らの使命だけれど」
 そのドリアッドの村には、聖花祭のお返しに花を贈る『返花』という風習があった。
 村から木立の中を半時ほど歩いて開けた場所に辿り着くと、そこには一面の花畑が広がっている。
 その花畑の一帯は生命力に満ち溢れていると言われており、そこに咲く花は他よりも長く咲き続けるという。
 その花を相手に贈ることで、二人の関係も長く続くようにと願いをかけるのだ。

 しかし、気候が穏やかになり、春の蕾がようやく開き始めた頃。
 ある蝶の姿が目撃されるようになると、その花畑には誰も立ち入ることができなくなってしまった。
「どうやらその蝶は何らかの力で人を惑わすようなんだ」
 蝶の力を垣間見た者達は、恐怖のためかその時のことをあまり口にしようとしない。
 我を忘れてしまったとか、意識を失ってしまったとか、とにかく不可思議な事態に陥っているようだ。
 そして、いつの間にか花畑の外で倒れていることに気付くのだという。実害らしき実害は今のところ出ていないようだが……
「放置しておくわけにもいかないからね。その蝶の退治をしてほしいというわけさ」
 流れは分かったかな、と確認するように冒険者達に目をやるモルテ。
「目的地までは村の少年が一人、案内役に名乗りをあげてくれている」
 少年の名はフレッドという。ドリアッドである彼と離れない限り、森で迷うことは無いだろう。
「どうしても君らに着いて行くと聞かなくてね」
 余程『返花』にこだわっているものと思われる。
 他にも何人かの青年が名乗り出てくれているため、案内役を増やすことは可能だ。
 反面、優先して守らなければならない対象が増えることになるので注意が必要になる。
「その『返花』というのは、私達も参加しても構わないのかな」
「いいんじゃないかな」
 他に何か質問はないかというモルテに、口を押さえられたままだったミュリンが義兄の手から逃れて一言。
「そのお花畑に、食べられるお花ってあるのかなぁ?」
「……」
 モルテは無言で両の目を瞑ると、こめかみを押さえて深く溜息をついた。

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参加者
斬鬼・ルシール(a00044)
猫の日広報活動中・ヨナタン(a00117)
紅蓮の嵐・ルーンティア(a00141)
空華の現・ジュリアス(a01333)
疾く走る黒き狼犬・ファルク(a01733)
無限の旅人・セイン(a04603)
闇黒の死を告げる蒼の伐剣者・アシル(a06317)
冷厳たる十三夜月・アキトキ(a06986)


<リプレイ>

●硝子の瞬き
「よろしくお願いします!」
 勢いよく冒険者達にお辞儀をするフレッド少年。
 その瞳には、確かな決意の光が籠もっていた。
「ああ、こちらこそ」
 自ら手をさしのべて、紅蓮の嵐・ルーンティア(a00141)はフレッドと握手する。
「でも、何故そんなにその『返花』にこだわってるんだい?」
 ちょっと不思議そうに、空華の現・ジュリアス(a01333)は尋ねた。
「聖花祭でお菓子を貰うことができたんだ。いつもは上手く話せないんだけど……だから今度は」
 ――花と共に、その想いを贈りたい。
 ありのままの、少年の恋心だった。
「……」
 そんな少年の姿を見、七宝に守護を誓った者・アキトキ(a06986)は依頼話を聞いた時に彼に抱いた感情を改め直すのだった。
「……よし、行くか」
 フレッドと皆を促して歩き出す悪を断つ竜巻・ルシール(a00044)。
 特に別行動を取りたいという者がいなかったため、道案内はフレッド一人だけということになった。

 初仕事ということで多少緊張している感のあるアキトキだったが、村を出る前に基本に忠実に聞き込みを行っていた。
 だが、蝶に遭遇したという村人達は、前情報通りあまり話をしたがらない。
 ようやく聞き出せたのは、その蝶は姿形もどこか特殊であるということだ。
 同じように村人から話を聞いていた疾く走る黒き狼犬・ファルク(a01733)だったが……
「蝶が現れるのは花畑、現れるようになったのは春の初めか……最近だなあ」
 そこまでは今更聞くまでもない。新たに分かったと言えそうなのは、蝶は特定の場所――花畑以外には現れないということだ。
「その時期に咲き始めた花は?」
 その問いに対するフレッドの答えは、『春の花』だった。これと限定できるものはないというのだ。
 ジュリアスは森に棲む獣達にも話を聞いていたが、目新しい情報は得られなかった。
「期待してはいなかったが……」
 蒼き眼の死神・アシル(a06317)は腕を組んで考え込む。彼は彼で危惧するものはあったのだが……
 結局、原因らしきことは分からずじまいであった。
 そんな中、ファルクはまだ誰も蝶に傷つけられてはいないという事実に目を付けていた。
「思うに、その蝶って花畑を護りたいだけなんじゃねーのかな?」
「故意ではないということもありえますね」
 ファルクの考えに、黄昏の導師・セイン(a04603)が反応する。蝶の力が自己防衛の力であることは間違いないとは思う。
「蝶と話すことができればなー」
 だが、どれだけ特殊な力があっても蝶は蝶。和解するのは難しいかもしれなかった。

 いつの間にか冒険者達は目的の花畑の手前までやってきていた。
「皆さん、ちょっとお待ちを」
 事前にセインが人数分準備していたため、とりあえず全員がマスクや布のようなもので口元を覆った。
 人を惑わすという蝶の力は、鱗粉によるものではないかと彼らは疑ったのだ。
 猫大好き紋章術士・ヨナタン(a00117)に至っては目や肌をも覆って備えていた。その格好は一種異様ではあったが、用心に越したことはないので仕方ない。
「迂回して風上に向かおう」
 マスクにくぐもった声のヨナタン。これも同じく鱗粉対策だった。
「しかしこの花畑……けっこう広いな」
 蝶を操る者がいるとしたら、自分達を狙う者がいるとしたら、それは花畑の外からに違いない。
 林の中を歩きながら、アシルは常に警戒を怠らなかった。出来ることならば、攻撃される前に見つけ出したい。

「どうですか、ルーンティア?」
 何とか蝶の生態が分からないかと、ルーンティアは花畑から片時も目を離さずにいたのだが……何しろここは『一面の花畑』である。
「どこもかしこも蝶達の食事場所ってことか」
 水場でさえも、花畑の内に存在するとのことなので、この群生地だけが生活圏内に違いない。
「蝶の飛ぶ軌道がとか、分かりませんか?」
 ヨナタンはいわゆる『蝶道』のことを聞いているのだろう。
「みんなも見ていて分かると思うけど……」
 遠目に見る分には、そもそも蝶が飛ぶこと自体が少ない。たまに姿を見せたかと思っても、単独で現れる。
「群れないタイプか……」
 危険は少ないにせよ、それはそれで面倒だとジュリアスは思う。
 
「そろそろ始めよう」
「それでは、準備はいいですか?」
 その言葉と共に、セインを中心とした地面が淡く光り始める。
「フレッドさんをお願いしますね、アキトキさん」
「ああ」
 任せてくれとアキトキは頷くと、フレッドと共にその場から少し引き、周囲を警戒し始めた。
 時を同じくして、アキトキ以外の剣の使い手が、慎重に花畑に侵入する。
「皆、あまり離れるなよ……」
「おっ、いたぞ!」
 先頭を歩くファルクの声に、彼らの視線は自然とその蝶に集中した。
 その不可思議な模様の羽。こんな羽の蝶は誰も見たことがなかった。
 ゆらゆらと踊るように舞い昇るその蝶の動きは、その蝶の羽の模様と相俟って……
 その時、ファルクが膝からがくんと崩れ落ちた。
「ファルク!?」
 駆け寄ろうとするルシールの声に反応したファルクは、振り向きざまに彼を斬りつけた。
「くっ……目を覚ませ、ファルク!」
 続けざまに迫る斬撃を辛うじてかわすルシール。
 ファルクの双剣が普段の鋭さを持っていたら、危なかったかもしれない。
 彼らの横では、お互い正気ではないルーンティアとアシルがその剣を交えていた。
「下がって、ルシール!」
 退くルシールと入れ替わるように、穏やかな風とヨナタンの声が花畑を吹き抜ける。
 その風の力によって、混乱状態に陥っていた三人も正気を取り戻したようだ。
 とにかく一旦引き、体勢を立て直すことにした。
「視覚に訴えかけて惑わすようですね」
「厄介だな」
 蝶を見ることによって幻惑に囚われてしまうのでは、手に負えない。
 全員が対策をしているので分からないが、或いは予想通り鱗粉にも幻惑作用があるのかもしれない。
「下手に一緒に行動しない方がいいかもしれないな」
 幻惑の力。個人の力が高い冒険者だからこそ危険な能力と言えるかもしれない。

 ジュリアスの前方で、また一匹の蝶が飛び上がった。
「ヨナタン、あそこだ」
「はいはい♪」
 描いた紋章から放たれた光線が、不規則に動く蝶を撃ち抜く。
「皆、花を傷つけないようにな」
 舞い踊る蝶をできるだけ直視しないよう、アシルはそれを薙ぎ落とした。
「もちろん」
 皆も心得てるとばかりに頷く。
 幸い、個々の蝶は普通の蝶と変わらないのではないかというくらい、あっさり倒すことが出来た。
「一匹でも逃す訳にはいかないからな……」
 危険を覚悟の上で、花畑をしらみつぶしに歩き回る。それは駆除とも言うべきものだった。
 全てが終わる頃には、日も随分傾き始めていた。
 溜息をついて、ファルクはその場に座り込む。
「結局、あの蝶自身が攻撃をしてくることはなかったなあ」
「他の何者かが現れることも……」
 そして唸るアシル。
 彼らが思っていたより、事は単純だったのだろうか。
「生命力に満ちあふれている土地、か」
 アキトキはモルテの言葉を思い出す。
 或いは、それが一因となっているのかもしれない。

●リトルラヴァーズ
 平穏を取り戻した花畑には、それぞれの想いを抱いて村人達が集まることになる。
 アキトキの保護から離れたフレッドは、花畑へと走り出していた。
 あの花を贈ろうと決めていた。それはこの辺りでは、この花畑にしか咲いていない花だった。
 出来上がった福寿草の花飾りを、フレッドは呼び出した少女の髪に留める。不器用ながらも彼が一生懸命に作ったものだ。
 一言二言言葉を交わし、不意に少女は少年の頬に幼いキスをした。
 返花は見た目だけではない。その気持ちこそが一番大切なのだ。

「フレッドくん……良かったね」
 さほど年が離れていないルーンティアにとって、フレッドには共感できるものがあった。だから、彼の恋が実ったことはとても嬉しく思う。
 次は自分の番だ。
「……これだ!」
 悩みに悩んで決めたその花――アルジェンタは、その香りも良く、彼の思い人もきっと喜んでくれることだろうとルーンティアは確信する。
 小さく可憐なその白い花は、まるで彼女のようだったから。

「私も用意しましょうか」
 ピンクに赤、紫や青。様々な色と様々な形の花を摘み集めるヨナタン。
 これら全てがアネモネだった。
 それは春を告げる、そして愛を告げる花。
「〜♪」
 鼻歌を口ずさみながら、手慣れた手つきで花と葉物を並べて巻いていく。
 仕上げにピンクのリボンを根本に止めると、綺麗な花束ができあがった。
「伝わりますよね、きっと」
 その花々のように、様々な彼女の表情を思い出し、ヨナタンはフフッと笑う。
「早く会いたいですね」

 晩春、或いは初夏の花であるそれは、まだこの花畑に咲き誇るまでには至らなかったが、確かに存在していた。
「受け取ってくれるか?」
 薔薇。その花は様々なものの形容として扱われる。
 だが、中でも代表的なものを上げるとすれば――『愛』。
「その髪には敵わないかもしれないけれど」
「あら、私は好きですわよ?」
 色とりどりの薔薇の花束にその顔を寄せると、蒼穹を見上げ歩む者・イレーヌ(a06766)はにっこりと微笑った。
「これは、お返しですわ」
 アシルの瞳の色のカンパニュラの花束。
 後ろ手に隠していたそれを、イレーヌは手渡した。
「その……これからもよろしくな」
「なんですの、それ」
 改めて何を言ったものか困ったアシルに、クスッと可笑しそうにするイレーヌ。
「こちらこそ、ね」
 これが、二人の『返花』だった。

 ジュリアスと木漏れ日を揺らす風姫・ナナ(a00225)は二人で仲良く同じ花を探していた。
「ああ、これだね」
「わぁ、可愛いわね」
 探していたのは、苺の花。
 その葉に比べると小さい白い花弁は、五つに分かれて一杯に開いていた。
「ここの花は長く咲き続けるんだそうだ」
「ふぅん。でもそれって、実はどうなるのかしら」
 主に切り花にした時に目立つこの地の花の寿命が、その実にどのような影響を与えるのか。真実の程は定かではない。
「……みんな、喜ぶだろうな」
 どこまでも『家族』のことを想うジュリアス。
「……もう、ジュリアスってば」
「何か言ったかい?」
「ううん、別に」
 きっと彼は、今でもナナの気持ちには気付いていないのだろう。
 それでも、一緒にいられるだけで幸せだった。
 鉢に移された苺の花は、彼らの将来を表すかのように白く輝いていた。

「花なんてよく分からないからなぁ……そうだ!」
 どうしようかと頭を捻るファルクだったが、閃いたとばかりに走り出す。
「お〜い、フレッド。なんかこう、元気がいい感じの花ってないか?」
「う〜ん、そう言われてもなあ」
 頭をかいてフレッドは花畑を見回す。彼も別段、花に詳しいというわけではないようだ。
 寒い冬を堪え忍び、ようやく蕾を開く春の花は、控えめで可愛らしいものが多い。
 だが、だからこそ、目立つものは目立つ。
「あ、それなんかどうかな」
「おぉっ! いいな、これ!」
 鮮やかなオレンジが眩しく、力強く群生して咲き誇っている。
 ファルクは迷わずその花を選び、いそいそと積み始めた。
「喜んでくれるかな〜?」
 花の名は、スプリングフラッシュという。

 セインはようやく目的のものを探し出していた。
 咲くのに長い時間を要するからか、季節が違うからか。まだ花芽ではあったが、恐らくこれが胡蝶蘭に違いない。
「まだ咲いていないのでは鉢植えの方が良いのでしょうか……」
 不安になったセインは、フレッドに相談してみることにした。
「多分、花挿しでもちゃんと咲くと思うよ」
 この土地で育った花ならば、とフレッドは答える。
「そうですか……ありがとう」
 セインはその想いを籠めて、摘んだ胡蝶蘭を花束にしていく。
 二人の間のように、まだ開かぬ小さな花芽。
 僅かに赤みがかったそれは、彼女の下でどんな花を咲かすのだろうか。

「『返花』か……」
 冒険者になって間もないアキトキは、聖花祭に参加していないし、まだ心に決めた人もいない。
 だから『返花』自体は彼には縁がないものだ。
 でもいつか、そんな人が現れたなら。
 その時は心のこもった物を贈りたいとも思う。
「まあ、せっかく来たんだしな」
 旅団へのお土産にしようと思って持参した鉢を取り出すと、アキトキは桃色のゼラニウムを選んで、その鉢に移した。
 土臭い匂いの中に、甘い香りが際立つ。そんな癒しの花を胸にアキトキは帰途につく。

 仲間と離れた場所で一人、ルシールはぼんやりと花畑を眺めていた。
 思い出の中に少女のままで生き続ける幼友達のことを、彼は今も想う。
「……リーナ」
 思いついたように摘んだ一房の薄紫のリラの花を、丁寧に散切って両の掌に集める。
 その時、一陣の風が森の中を吹き抜けた。
 春風に舞い上がった小さな花片は、少女への手向けとばかりにちらちらと花畑に降り落ちる。
「……お前、いや俺達の夢は必ず果す。見ていてくれ」
 仲間の呼ぶ声に振り返ったルシールは、思い出の世界を後にして、再び現を歩き出すのだった。

●花言葉は誠実
「これ、お二人へのお土産です」
 ヨナタンらによって、モルテの元へと菫の花のシュガーコートが届けられた。これに決めたのはジュリアスだ。
 菫の花にしたのはモルテの髪の色に因んでのことだったが、エディブルフラワーをシュガーコートにしようとしたのはミュリンの一言が効いていると言えた。
 自分にも食べられるお土産がいいなと思っていたファルクなどは、大賛成していたのだが。
「それじゃ、ありがたく戴こうかな」
 砂糖に固められた菫の花をひとつまみすると、口の中へ放り込むモルテ。
「うん。どうかと思ったけど、割といけるね」
 ジュリアスの提案を受けて、手を加えたのはアキトキだ。修行中とはいえ菓子職人としての力を遺憾なく発揮してくれたようだ。
 結局大半はミュリンとファルクが食べてしまうことになったが、皆でシュガーコートを味わったのだった。
「そういえば、昔のモルテの誕生日に、一体何があったんだい?」
「ああ、それはね〜」
 ちょっと興味を惹かれたジュリアスに、ミュリンが躊躇いもなく口を滑らす。
「あっ、馬鹿」
「女の人達がモルテ兄さんの家の前でバトルロイヤルを繰り広げたんだよ〜」
「バっ……」
 その言葉に酒場の喧噪が一瞬にして凍り付く。
「……一体何があったんだ」
 想像できないような、想像に難くないような。

 その後、モルテはただ、寝たフリをし通した。


マスター:和好 紹介ページ
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参加者:8人
作成日:2004/04/02
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