Encore au magasin



<オープニング>


「キミたち。服や小物を、買いに行く、かい?」
 軽く首を傾げて、烏珠の霊査士・モニク(a90270)が言った。
「去年も、案内した覚えがあるが、行きつけの、店に、行く。ドレスやタキシードのような、フォーマルウェアも、それなりに取り揃えた店だ。衣装の種類は、幅広い。衣装に合わせた小物も、色々と、取り揃えている」
 モニクはそう言って、冒険者たちを見回す。
「去年、割りと冒険者が多く尋ねてくれたので、今年もぜひと、そんな声がかかった。それと、今年はビーズ細工や、シルバーの簡単な細工を、教えてくれる教室も、開催するそうだ」
 モニクはそう言った後、黙って頷く。そして視線を動かし。
「で、キミたちは行くかい?」
 軽く髪を揺らして尋ねた。

マスターからのコメントを見る

参加者
NPC:烏珠の霊査士・モニク(a90270)



<リプレイ>

●Pour stocker
「フォーナが近いからか、たくさんの人が集ってますね」
 周囲を見回してモニクへ挨拶の声をかけ、シュシュは笑顔を浮かべて言う。
「今日行くお店には、暖かいコートはあるでしょうか?」
 モニクへ挨拶の声をかけたストラタムはそう、モニクへ尋ねた。ストラタムは暖かいコートを義姉へ贈る為に欲しいのだと、そう説明する。モニクは軽く頷き、あると答えた。
 去年も同じ店へ顔を出したリュウ(a36407)は、あれからもう1年経ったなんて、感無量だよと笑う。
「運よくこんな機会にめぐり会えてよかったよ」
 贈り物に悩んでいたナガレは嬉しそうに言った。とは言え、品揃えがよすぎてかえって迷い、決めかねた彼は結局、自らの手でシルバー細工のアクセサリーを作る事にした様子。
「へぇー、シルバー細工を教えてくれるんだね」
 二十歳の誕生日に特別な物を贈りたいと思っていたローズウッドは、せっかくだから少しがんばって作ってみようかと考えた。
「よし、がんばろー」
 少し考えた後、ローズウッドはアクセサリーを作る事に決め、気合を入れる。

 フォーティスはある人物への贈り物を探す為に来た。並んだアクセサリーを見回し、贈る相手に相応しい物を選ぶ。
「それでは……これにしようかな……」
 そう言ったフォーティスの手にはシルバーのクロスペンダントがあった。
 シルヴァはある女性の姿に気づき、非常にこっそり行動していた。手作りは避け、アクセサリーが並ぶ一角へ足を運ぶ。
「気に入ってもらえるといいんだけど」
 シルヴァはそう呟いて、シンプルなネックレスを手にした。
 モニクへ紹介の礼を告げた後、アルギュは楽しそうにアクセサリーの並ぶ一角へ足を運ぶ。
「うーん……」
 彼は多数取り揃えられたアクセサリーに、目移りしている様子。迷いつつも、アルギュは一つのアクセサリーを選んだ。

「確かかわいい物が好きらしいんですよね……」
 少々慌てた様子で、誕生日が過ぎてしまった人物への贈り物を探しているエルサイド。手当たり次第にかわいい物を手に取り、彼は最終的に鳥をかたどった風変わりなブローチに行き着いた。裏に小さな細工があり、弄ると鳥のさえずりに似た音が鳴るようになっている。エルサイドはしばらく音を鳴らし続け、手にしていたブローチを買う事にした。
 恋人へ、靴を贈ろうと考えたレイクスは靴はあるかと店員へ尋ねる。あまりヒールの高くない、正装用の靴を望んでいると彼は伝えた。
 去年、結婚式の衣装を買う為に訪れたガルスタは今年、黒革のベルトを新調するつもりでいる。
「さて、ベルト……どれも同じに見えるのだがな……」
 並んだベルトを見てガルスタは少し考え、手近な物を選んだ。

「モニク様、男性への贈り物って……された事はございますの?」
 そうモニクへ声をかけるメィリィ。メィリィはその場で徐々に赤く染まる頬に、両手を添える。一応あると答えたモニクへ、メィリィは微笑みを向けて贈り物への助言を求めた。
「自分はこう言うファッションに疎いので、本当に助かる」
 ノリスはモニクに対し、店の紹介の礼を告げた後、そう言う。その後で礼装で使えそうな、白い革手袋を手に入れるべく、手袋を並べた一角へ足を運んだ。

●Accessoire
 真紅の透き通ったビーズを選んだフィードは、ある人物を思い浮かべていた。その人物の憂う様子に心痛め、少しでも元気になってもらえたら。気持ちを軽くしてもらえたらと思いながら、フィードはその人物が生まれた日に感謝を込めて、ビーズ細工を作っていた。
「手作りで気持ちを込めて……なんて柄じゃないんだけど」
 そう呟いた、アニエスはビーズを使ったヘアコームを作り出す。大切な友人に贈る為の品を作るのだ。彼は講師に度々質問をしながら、丁寧に贈り物を作りあげた。

 去年も店へ顔を出したヒースクリフは、模様をかなり細かく入れた指輪を作るべく、真剣な表情でシルバー細工に取り掛かっている。途中、モニクへシルバー細工の参加を勧めてみたが、こちらは冒険者何人かに服やアクセサリー選びの助言を頼まれているからと断られたようだ。
「シルバー細工が、作れるんだってな? 物を贈りたい相手がいるから……作り方教えてくれっ♪」
 明るく元気よく、講師へそう声をかけるリュウ(a46253)。彼はシンプルなペーパーナイフを作り、持参した石を埋め込みたいと、方法を教わる。
「簡単なピンなら……私にも作れるかな……?」
 少々不安そうではあるものの、そう呟くニニ。
「……使っても大丈夫でしょうか?」
 ニニは持参したオレンジ・ジェダイドを埋め込んでもいいか尋ね、許可を得た。
「喜んでもらえるといいな……」
 出来上がったピンを眺め、ニニは嬉しそうに呟く。
 親友から、いつも身につけている耳飾りを借り受けたスノーは、耳飾りのデザインにあわせた腕輪を作り始める。たくさんの優しさをくれた親友が、いつも優しさと幸福に包まれる事を祈りながら、スノーは丁寧に腕輪を作っていた。
 変わった物を好む恋人、ヒカリへ贈る婚約指輪をシルバー細工で作るクロス。恋人のヒカリもこの場にいる事はいるが、彼女はドレスを選びに向かったようだ。相手を思う気持ちを込めて、クロスはダイヤモンドを埋め込んだ指輪を作りあげた。

 ルシファーは互いに忙しく、なかなか会えない友人への贈り物にシルバー細工で耳飾りを作る事にした。身に着ける物なら、目につく度に思い出してくれるかもしれないと考えての事らしい。
 セリアは以前、いくつかもらった贈り物のお返しを兼ねた贈り物を用意する為に来た。
「いつもつけている指輪以来、作ってませんけど……まあ、なんとかなりますよね。多分」
 そう呟き、セリアはブレスレットを作り始めた。
「……器用なタチやないけど……、……大切な人へ贈りたい思てるもん、ありますから……。気張りましょか、ね」
 ヴィオラはそう呟いて、シルバー細工に取り掛かる。心を込めて、アクセサリーを作っているようだ。
 意外と不器用なリュウ(a36407)はかなり一生懸命にシンプルなシルバーの指輪を仕上げている様子。
「ふふ、他の皆さんの素敵な細工には負けませんわよ」
 笑みを浮かべてそう呟き、チェリッシュはシルバーで雪の結晶を模したペンダントを作り始める。様々な想いを込めて、チェリッシュは手作りに挑戦していた。
 フォーナで出来れば手作りの指輪を贈ろうと、クロイツはシルバー細工に挑戦する。贈る相手へ更に多くの幸せが舞い降りるように願い、四葉のクローバーを模した指輪を作っているようだ。
 楽しそうにシルバー細工を始めたフォーティアは作っていくうちに、贈りたいと思う相手を思いついたらしい。
「二重奏。に。なるで、しょうか」
 丁寧に楽しく作った鈴を見て、フォーティアは嬉しそうな笑みを浮かべた。
「……ロッカは不器用だから……心配だけど……」
 おどおどしながら呟いたロッカは、シルバー細工を作ろうと決めた様子。なにを作るか迷い、いつでも身につけていてもらえる物をと、ロッカはブレスレットを作った。
 クロウハットはもくもくと腕輪作りに取り組んでいる。誰かに贈る為ではなく、自らが身につける為の品だ。シンプルな腕輪が出来上がると、クロウハットは腕輪を眺めて満足げな笑みを浮かべた。
「むぅ……」
 細工すべきシルバーを目の前に、ヒリュウは迷う。人に贈る為の銀細工は初めてなのだ。その為、デザインに迷っているらしい。作り出してからも色々と葛藤には事欠かなかったようだが、なんとか目指す物を作った様子。
 自らの誕生日がフォーナ当日であるスノウは、自分を祝う贈り物として、シルバー細工の指輪を作る。真剣に指輪を作り、仕上がった指輪を眺めて満足そうな笑みを浮かべるスノウ。彼女はその後で、この指輪が似合う冒険者になりたいと静かに願った。

●S’habiller vers le haut en hiver
「たまにはこう言う買い物もいいよな」
 店内を見回し、シエンはのんびりと目当ての服を探す。比較的カジュアルな作りのジャケットをシエンは選んだようだ。
 数多くのドレスに目を奪われ、贈り物用にドレスを選ぶベルスーズは一着のドレスに目を留めた。
「これなら、きっとよくお似合いに……」
 可憐でたおやかな相手がドレスを身につけた姿を想像し、ベルスーズは嬉しそうな笑みを浮かべた。
 周囲を見回し、色とりどりのドレスに目を奪われ、ため息をつくロスクヴァ。
「着る機会があるかは、わからないのですけれど……」
 そう呟きつつも、試着を勧められれば嬉しそうにまとってみる。ロスクヴァは自らへのご褒美として、ドレスを1着手に入れた。
「サイズはよく分らないんだが、細身でね……」
 こんな感じなんだがと、店員に話しかけ、ボサツはフォーマルなドレスをいくつか選んでもらう。しばらく考えた後、彼は並んだドレスの中から淡い水色のドレスを選び、購入した。

 以前、アクセサリーは入手ずみであるティラシェルは、マヒナと共に行動している。マヒナはと言えば、こちらはドレスを持っている為、ドレスに合わせた靴を探しているようだ。
「それを着て、フォーナでお出かけするんですかなぁ〜ん?」
「一緒にいて釣り合うようなの着たいし……」
 試着したドレスのうち、少し大人びたドレスを手にするティラシェルへ、マヒナが尋ねる。マヒナの言葉にティラシェルは真っ赤になって照れながら頷き、そう答えた。
「さて、タキシードかフロックコートか……」
 悩むカイエンはいくつか衣装を選び、どれがいいかマルエラに尋ねる。
「やっぱり、黒が似合う気がするなあ」
 広げた衣装を見回し、マルエラはそうカイエンに答えた。
「どれが似合うかな」
 どれも似合うはナシねと言った、マルエラはカイエンに露出の高いドレスを渡される。
「やるとは思ったけど……本気で怒るよ?」
 冷たい目線と怒りオーラを向けて答えたマルエラ。カイエンはさすがにこの後はまじめに選んだドレスを勧めた様子。青いイブニングドレスを身につけたマルエラへ、カイエンは似合ってると言い、きわめて小さく綺麗だぜと声に出した。

 慣れない場所に足を踏み入れ、ユイシィはきょろきょろと周囲を見回す。初めてドレスを買う為、かなり迷っているのだ。
「私のドレス姿……喜んでくれるかな?」
 店員の助けを借りて選んだドレスを抱え、ユイシィは呟いた。
 実は以前から気になっていた、レースやフリルたっぷりのかわいらしいドレスをと、シュシュは並んだ衣装を見回す。
「フォーナ……あれから……もう1年になるんですね」
 リラは去年、想いを伝えた相手を思い浮かべてしみじみと呟いた。想いを込めたドレスをリラは作ってもらう。想いを伝えた相手の前では、一番綺麗な自分でいたいとリラは思い、自らの考えに頬を染めた。
「今後、正装の入用もありそうな気がするからね」
 フォーナで着飾る予定はないらしオリエはそう言いつつも、アユナの手を引き、ドレスの並ぶ場所へ足を運ぶ。
「こうして、ドレスを選んでいるだけでも、ドキドキしてきちゃう……」
 こんな調子で、密かに思っている相手との都合がついても出かけられるのか、アユナは心配そうだ。ともあれ、せっかく来たのだ。ドレスを選んでおこうと2人はそれぞれ、かなり違ったデザインのドレスを手に取った。
「どれにしようかな〜。いっぱいあって迷っちゃうよ〜」
 シルバー細工に向かったクロスを気にしつつも、ヒカリは初めてのドレスに目移りしている。あれこれ試着し、かわいいと思ったドレスを買う事に決めたようだ。
 並ぶ衣装に目を奪われつつ、マシェルはアイラと衣装のコーナーへ向かう。言葉遣いが女性っぽいアイラがどんなタキシードを選ぶのか、マシェルは興味津々らしい。
「どう?」
 気に入った黒いタキシードを試着したアイラに尋ねられ、似合っているとマシェルは頷く。あなたはどんな衣装を選ぶの? とアイラに問われたマシェルは、どうしようとうろたえた。
「ドレスはほとんど着る機会がないし、シルバーアクセの方がいいかなぁ」
 迷うマシェルの様子をアイラは見守る。さんざん迷ったマシェルは1着のドレスを選び、とてもよく似合うわとアイラは微笑んで頷いた。

「モニクさん、よければ見立てていただけないでしょうか?」
 店へ足を踏み入れた後、しばらくドレスに見とれ、目移りしまくっていたユーリはそうモニクへ声をかける。赤いドレスが欲しいのだと言うユーリの言葉に、モニクは頷き、いくつかのドレスを探し出した。
「うわ。可愛い」
 様々なドレスに目を奪われ、リオは歓声をあげる。色々なドレスを試着し、迷っているようだ。
「この青いドレスどうですか? 似合ってますか?」
 かなり気に入ったドレスを試着したリオは、モニクを呼び止めて尋ねる。聞かれたモニクはいいと思うと答え、リオはそのドレスを購入した。
 セラはドレスを探しつつ、モニクの動向を探っている。モニクの衣装が気に入ったらしく、不躾とは思いつつも服の選び方を参考にしたいと思っているのだ。なんとかモニクへ声をかけたセラは、モニクからドレス選びの助言をもらう事が出来た。

「重厚な武具もいいものですが、煌びやかなアクセサリーもまた、いいものですね」
 店へ足を踏み入れ、ファルコネットはしみじみ呟いた。
「……よぉし、皆で皆を着せ替え人形だ! ドレス買わない人でも、逃げちゃダメだぞ♪」
 サラが明るくそう、声をかける。
 和装の事ならともかく、洋装の見立てには慣れていないマイは、自らのドレスもうまく選べるか非常に心配そうだ。最も、サラを初め、ルミナやモイモイ、ファルコネットと、共に行動する者は多く、それほど心配しなくとも似合ったドレスを見つける事は出来そうである。
 既に白いドレスを持っているルミナは後で、イヤリングを買うつもりでいる。自らよりも年上の女性たちがドレスを纏う姿は、大人っぽく綺麗に見え、ルミナは羨ましそうな顔をしていた。
「ファルコネットさんは金髪が映える、白のドレスはどうなぁ〜ん?」
 モイモイはファルコネットへ、白い柔らかなドレスを勧めたが、ファルコネットは華やかでも鉄板の仕込まれたドレスを選ぶ。
「……これ、変じゃないですよね?」
 実際にドレスを纏ってみたマイは恐る恐ると言った感じで、同行している女性陣に尋ねた。似合っていると言われたマイは普段、あまり見せない穏やかな笑みを浮かべる。

 こうして、思い思いに店の中を回った冒険者たちは、それぞれが目当ての品を手に入れる。贈り物だったり自らの為の物だったりと、目当ての品も多種多様。今年も店は盛況だったようで、来店した冒険者たちや冒険者へ声をかけたモニクへ、店員から感謝の声があった模様。
 充分な時間をかけて買い物やビーズ細工、シルバー細工を楽しんだ冒険者たちは手に入れた品物を手に、それぞれ帰路に着いた。


マスター:月草 紹介ページ
この作品に投票する(ログインが必要です)
冒険活劇 戦闘 ミステリー 恋愛
ダーク ほのぼの コメディ えっち
わからない
参加者:53人
作成日:2006/12/10
得票数:恋愛3  ほのぼの34 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
   あなたが購入した「2、3、4人ピンナップ」あるいは「2、3、4バトルピンナップ」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 マスターより許可を得たピンナップ作品は、このページのトップに展示されます。
   シナリオの参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。