ばら色☆ハートフル・ニット



<オープニング>


 真っ赤な糸が縒り合わされ、一枚一枚の花びらは丁寧に編み込まれ。凝ったニット素材で出来た薔薇の花が、黄金色の髪で揺れている。ベロア生地のチョーカーに小さな紅水晶の薔薇が揺れている。
 お気に入りの装いで固めたら、今日も一日頑張ろうという気になるもの。
 そう、お洒落って、女の子にとっては一種の武装。
 自分を演出し、より可愛らしく、より美しくあろうとする。その心構えだけでも一割ぐらいは女が上がるのだ。

 お洒落な店の立ち並ぶ石畳の路地に、こぢんまりとして、けれどとても素敵なお洋服の並ぶお店がありました。
 ぐるりと見渡せば全てが分かってしまう、そんな本当に小さな空間です。見本のお洋服が数点ほど掛かっていて、綺麗な花の彫刻を浮かべた背の低い棚には、バッグや靴などの小物がさりげなく置かれています。座り心地の良さそうな二人がけのソファは深い赤のビロード張り。見本帳の置かれた小さな低い机に、鮮やかな黄色のコサージュが華奢な一輪挿しへ花を活けるように挿してあるのが目を惹くことでしょう。
 そして、一見面妖ながらも、そんな乙女達の強い味方がそこにはいたのです。

 ようこそ。私達の小さなお城へ。

「ねぇガーネット、そろそろあの季節じゃなぁい?」
 ちくちくお針子の仕事を進めながら、真っ赤なスーツ姿のルビィが妹(?)に聞く。
「ああ、そうねぇ。恋人たちの季節ねっ!」
 黄色い声を上げ、ガーネットは顔を上げた。きらきら輝く瞳は恋する乙女のように純粋(?)だ。
「恋人とくれば、手作りじゃなぁい?」
「手作りとくると……手編みのセーターとか」
 先日の感謝セールで発注されたドレスの仮縫いを進めながら、二人の雑談は止まらない。
「あっ、そういえばニットは作った事なかったわねぇ。今年は挑戦したいかも?」
「でも編み物については素人でしょう?それを売り物に出すのってどうかしら……それは、私達器用だからすぐ慣れるでしょうけど。ポリシーに反するわ」
 ふう、とぶっとい指を頬に添え、黄色い妹が溜息を吐く。趣味や外見はいろいろアレだが、お洋服に対してはどこまでも真摯なガーネットである。
「そうねぇ。じゃあ、とりあえず今年は編み物のお勉強をしましょうよ」
「じゃあ、毛糸を沢山仕入れないとね!」
「そうよねぇ。来年までに売り物にするには、かなり練習しなきゃならないし」
 そうとなれば仕入れである。仕入先の候補を次々挙げていくが、満足いく品質を得る為にはそれなりに遠出しなければならないという事に気付いた。
「やっぱり気合を入れるには本物から入らなきゃ駄目よね」
「素材に妥協したら絶対駄目よ。幸い編み物なら失敗しても解いて再利用出来るし」
「大体、最初は自分の服からになるものねぇ……安物なんて絶対身につけたくないわ!」
 お洒落に前向きというより前のめりな態度の二人は、旅する勢いで買い付けに行く事に決定した。

 そこで、二人ははたと気付く。
「ああっ! でも冒険者ちゃん達やマダム達のお洋服を仕上げなきゃ!」
「ううん……仕方ないわね。ガーネット、貴方が私の分も見てきて頂戴! 機動力の足りない分はお針子部隊を増やして対応するわ」
「そうね。時間は待ってくれないから、善は急げですものね」
 がっしと力強くスクラムを組み、二人は覚悟を決めた。
「私はお洋服を全力で仕上げるわ!」
「私は最高の毛糸を山ほど仕入れてくるわ!」
 二人のデザイナーは、新たな素材の研究へ向けて、前進を始める。

●ハートフル・ニット
「依頼だ。
 毛糸の生産で有名な村までの道を案内して欲しいという。
 その村は知る人ぞ知る、と言われた素晴らしい毛糸を生産する職人が居るのだが、いかんせん微妙に……道が険しくてな。
 間が悪い事に、唯一の道にも盗賊が高級毛糸の出荷を狙って出没するようだ。
 盗賊を倒し、依頼人を無事山奥の村まで案内してくれ」
 霊査士はそこで微妙に声を落とし。
「……で、依頼人は男好きのオネエサマの為、男性は自衛のこと。今回は黄色い方ひとりだけらしい。
 まあ嫌がる相手にまで手を出す程悪い奴ではないから、過剰防衛にならない程度にな」
 またかと生温い笑みを浮かべる冒険者。
「で、山道の詳細だが。
 山奥の村に着くまでに2つ程気をつけなければならない道がある。
 ひとつは山を巡るようにして細く張り出した山道。短いが足場が限られる為、防衛にも戦闘にも気を使う必要がある。気を付けるべきは……後ろと、頭上。落石、あるいは矢だな。
 もうひとつは村の入り口にあたる場所で、山頂へ向かうまっすぐな道だが、これが急勾配でな。下手をすると転げ落ちる……まあ、お前さん達なら怪我まではしないだろうが。こっちは上からやって来るようなので、対策練って転げ落ちないようにするんだな」
 どちらにしろ、一般人は大怪我かも知れん、と大変物騒な事を言う。
「この二つの要所に分かれて、盗賊達が潜伏している。各所十名程が現れるだろう。相手は地の利がある。一般人相手とはいえ、気を引き締めて行けよ?
 成功条件は……依頼人を安全に村へ案内する事。盗賊二十名の捕縛……あるいは掃討。以上だ。じゃあ、気合入れて行って来い」

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参加者
温・ファオ(a05259)
鈴花雪・ソア(a32648)
まじかるすないぱー・ユキナ(a36082)
久遠と悠久を背負いし者・ルティア(a44491)
小さな薬師・マナ(a45817)
地を駆ける金狐・シャンティ(a48412)
幻葬舞踏・エミリオ(a48690)
天邇岐志国邇岐志・ニニギ(a56977)
白き虚空の紋章術士・フーキ(a58727)
秋のつむじ風・ネム(a59791)


<リプレイ>

「ガーネットは御洒落が好きなんじゃな。そのうちわしの召し物も繕うてくれぬか?」
「いいわよぉ。ニニギちゃんの着てるような服って作った事無いから、ちょっとお勉強が必要かも知れないけど」
 天邇岐志国邇岐志・ニニギ(a56977)はガーネットに自己紹介しながら、楓華風の着物を指してちと寒くての、と言い添える。金属鎧と長剣を身に着けたその姿はりりしく頼もしい。対して、カールしたお髭がチャームポイントのガーネットは、流石に山に向かうとあって、動き易く暖かな格好をと気をつけて来たようだ。しっかりしたソールの皮ブーツに、身に添う形の芥子色のロングコートは毛織で、裏地も厚くしっかりとしている。
「ニニギちゃん、ねぇ、寒くなぁい?」
「結構じゃ」
 何故か手を広げ待ち構えているガーネット。下心付きの申し出は、すっぱり切り捨てられる。二人の距離は護衛に問題ない程度に微妙に開けられていた。ニニギの警戒に擦り寄れず、やや残念そうだ。
 重傷の身が堪えるのか、顔色の悪い久遠と悠久を背負いし者・ルティア(a44491)が「あ〜、お久しぶりですね」 とおざなりに声を掛け、どこか頼りない足取りで前へと向かうのが見えた。
「教室、無事開催出来るといいですね」
 ふかふかと暖かいセーターやマフラーに包まれる幸せ。その素となる毛糸を手にする事は、とても重要な第一歩だ。温・ファオ(a05259)は、薔薇姉妹達の情熱や心意気に感心し、一見面妖ではあるが仕事に熱心なガーネットへ純粋な親しみを込めて笑顔を向けた。
「まあ、ありがとうファオちゃん。お怪我してるみたいだけど、無理しちゃ駄目よ?」
 にこにこと笑顔を浮かべ返される言葉に、平気ですよと傷の痛む身体を堪えてファオはなおも微笑む。
「うっわぁー! 素敵なお姉さんです!」
 逞しさイコール美しさという、なかなか素敵な感覚を持つ地を駆ける金狐・シャンティ(a48412)がきらきらした目でガーネットを見る。
「あらぁ、シャンティちゃんったらお目が高いわっ!」
 ぽっと頬を染めくねくねとしなを作るごついオネエサマは、余りに目に優しくなかった。そっと視線を外す一同。どうしたらそんなに逞しくなれるんですかっ! と続くシャンティの言葉など聞いちゃぁいない。

 ……にぎやかな紹介など終えて、のんびりとことこ、晴れ渡る秋の空の下をノソリン車が進んでいた。
 向かう山はすぐに見えて来た。峻厳なたたずまいの山は白茶けて、どこかいかめしく男性的だ。その姿を確かめるように見据えて、冒険者は気合を入れなおす。
 相手は山賊。決して、油断は出来ない。


「うーん、ここまでですかねー」
 何故かツーテールに可愛らしいドレスで装った鈴花雪・ソア(a32648)が、御者台で困ったように首を傾げると、答えるように足を止めたノソリンがなぁ〜んとひと鳴き。
「そうですね。道を踏み外したら大事ですし、ここで帰してしまった方が……」
 先行する者の中でヒトの紋章術士・フーキ(a58727)が振り返り、冷えた風にマントを掻き合わせて頷く。
「あらぁ、ソアちゃんどうしたの?」
「そろそろ降りて行った方が良いみたいですねー」
 荷台から顔を出したガーネットが問うと、ソアが道の状態を説明する。山肌に刻まれたような張り出した道が徐々に狭まり、そろそろ荷台を通すには難しくなっているのだと。
「多分襲撃場所も、この近くなのでしょうね」
 そろそろ中腹に差し掛かったのだろうか。木々の乏しい、岩肌がすぐ横に見える狭い道に差し掛かり、周囲を見遣ってフーキが呟く。霊査士の言った襲撃場所の条件に綺麗に合致していた。
 山道は人通りが少なくないのか、思ったより整えられてしっかりとしていた。なだらかな斜面を持った下腹部は、背の高い木々は少ないが、雑草や低木の類は岩肌の合間に豊富に見られ、放牧された羊や野生の動物がそれを食んでいるのが見える。
 護衛を少数残し、先行する者らが盗賊を倒していくというのが、今回の作戦である。
「ここまでありがとう。気をつけて帰るんだよー」
「なぁ〜ん♪」
 ソアにぽんと背を叩かれると、空になった荷台を連れて、ノソリンがのんびり山道を下っていく。帰巣本能に従うだろうから、このまま帰しても問題は無いだろう。

 旅人を装い、戦闘担当の7名はゆっくりと進んでいった。その後を少し離れてガーネットを伴った護衛役3名が追う。ごうごうと音を立て吹き抜ける風は季節もあって冷たい。この先の道は、純粋に人の足のみで越えなければならない。それを思うと、『知る人ぞ知る』 の高級品なのも、何だか納得出来る気がした。
 こんな険しい道を越えなければ、それを手に入れる事が出来ないのだから。


「いよいよ、かしらね?」
 徒歩で暫く歩き二人が並んでやっとという細い道に至る。冒険者はいよいよ警戒を深めて慎重に前へ進んだ。
 麦藁帽子にマントを羽織った秋のつむじ風・ネム(a59791)は、襟元に手を遣って、もう一度纏めた髪が……特に金木犀の花が咲く髪の先が……隠れているかどうか確認する。
「これからの季節、毛糸製品は大事ですもんね。さて、オネエ様の代わりに頑張りましょう」
 まじかるすないぱー・ユキナ(a36082)は何故か女性的な旅装……長いスカート姿で張り切る。水のような髪はあえて隠さずにいた。
「うわぁ、本当にこんな所で遭ったら大変そうですねぇ……」
 小さな薬師・マナ(a45817)は不安そうに上下左右上下左右と、あちこちを見回して大仰に怯えて見せる。山賊が出る事は周知されており、その点では警戒するのもおかしなことでは無かったのだが、少々大げさな身振りでもある。
(「……あれ、影が」)
「……皆さん。上に、人影が……」
 マナが足元に落ちる影を指差して、皆に警戒をと促した。

「以前お話した男の子に誕生日プレゼントを贈ったんです……」
「まあ、それでそれで?」
 月眺める探求者・エミリオ(a48690)は、本日も入念に女らしく装い、依頼人の気を逸らしておこうと努力していた。
 囮役を務める者達と比べ、おかしな程に和やかである。
 ドレス姿のソア、落ち着いた色ではあるが黄色いコートのガーネットとも相まって、後続は奇妙に華やかだ。
「指輪をプレゼントしたんですけど、とっても喜んでくれて、左手の薬指に嵌めてみんなに自慢してくるって言ってくれたんです。私、幸せです♪」
 なおこの話には真実も含まれますが、実際の人物、団体などには関係なさげです。

「おう、待ちな。荷物は全部置いていって貰おうかぁ」
 予想した通り、それは細道の先よりやって来た。冒険者は目配せし合うと、怯えたふりをしておびき寄せる……。手筈で、あったのだが。

 離れた後続の者への合図と、外装を増やした黒き糸が呼び戻される。それがルティアの手に収まると同時に、背には虹色の髪を持つ異形が現れた。
 その不可思議な光景に、山賊達は己が何と相対しているかを悟った。
「ぼ、冒険者だぁ!」
「な、何だ何だ!?」
 山賊どもはわあっと声を上げ反転するものの、後ろから続く者は何が起こっているか分からずに、狭隘な場所であった事も災いしてその場でおしくら饅頭状態。
「ば、化け物!?」
 一回り上の道で待機し弓を構えていた者は、驚いた拍子か、あるいは未知の物に対する反射であるか、番えていた矢を放してしまう。飛来する矢に呼応するように、忽然と姿を現す召喚獣。
 作戦とは違うが、相手が混乱したのは確かだ。
「っ……仕方ありませんわね、おとなしくしなさい!」
 ネムが山賊へと走り寄り、気恥ずかしさを堪え気合を込めて声を上げる。マナ、シャンティの眠りへ誘う旋律が響き、ファオより広げられた蜘蛛糸が絡む。
「うおおおっ!?」
「ちょ、どいてくれ!」
「足踏むな足!!」
 ひとまとめにされた網の中、どすどさ、と痛そうな音が山道に響いた。

 ひゅるりと山道を寒風が吹きぬけ。
 ……足元のもごもご動く塊をロープで縛りなおし、護衛達に預ける。
 割とあっさり捕まってくれたのはいいが、潜伏していた者までは対応出来ずに逃してしまったようだ。木々や岩、はては高低もあって全てを視界に納めるのは難しい。
「……まあ、先に進みましょうか」
 ユキナの言葉に、皆が頷く。


「これは確かに」
「すごい角度、です……」
 フーキとシャンティが半ば呆れて最後の難関である急勾配を見上げた。低木や岩など、掴まる場所は豊富にあるので、慎重に登れば誰でも通れそうであったが……。
 先ほどは矢。ならばここはやはり岩?
「怯えて逃げるだけの俺達だと思うなよ畜生! これならば冒険者もかわせねえだろう!」
 山賊どもは坂の上で大威張りすると、またこそこそと岩を運び始めた。

「……ちょっと、大変そうですね」
 ファオが皆を振り返って、困ったように首を傾げた。

 ごろごろごろごろと、大小の岩が落ちてくる。
「乙女の思いは岩をもくだーく!」
 嬉々として拳を撃ち込み岩を砕くシャンティ。
「危ないモノは無くしちゃいましょう」
 のんびりと紫電を纏う矢を放つユキナ。 
「まあ、当たったら痛いですよ」
 ファオが紋章を描くと木の葉と共に風が巻き起こり、落下する大岩の勢いを緩め。
「そろそろあきらめないかしらね?」 
 呆れたようにネムもまた、手ごろな岩に拳を撃ち込んで。
 ぼかんぼかんと壊されていく岩に、上から数人がかりで大岩を動かしていた山賊達も驚愕する。
「やや、やっぱり人間じゃねぇ!」
 失敬な。むかっとした冒険者だが、手が止まったのを幸いとしてまたしても眠りの歌と、蜘蛛糸が飛んだ。


 総勢二十名の若者は、村まで連行されると別人のように大人しくなり事情を話す。
 大人しくなった理由がどこかの黄色い人のつまみ食いのせいだなんて、ツーテールーの可愛い子の脅しが効きすぎただなんて、きっとまあ小さな事だ。ちょっぴり涙目だったが。
 何と羊追いを生業とする村の余りに地味な生活に嫌気が差し、都会に出る為の資金稼ぎとして盗賊行為を行っていたとのことだ。幸い死人は出ていないが、大怪我を負った者も居たということで、村人達は協議して厳重に罪を問う事とした。しばらくは監視の目も付いて、悪さは出来ないだろう。

 山里は、とてものどかだった。こぢんまりとした平屋の家が並び、柵を回した中に黒い顔の羊がぽそぽそと草を食んでいる。山賊を退治した事で感謝された冒険者は、火を入れた暖炉の前に招かれて、暖めたミルクを振舞われ、ようやく一息つく。
 おかしな山賊を相手にしていたのもあってか、随分長い旅でもした気分だ。
「さーて、これからが勝負どきねっ!」
 ガーネットがふんふんと鼻息荒く精力的に交渉に動くのを、思わず黙って見送った。

「お待たせ。じゃあ帰りましょうか」
 行きの荷物と大して変わらない様子のガーネットに、皆は首を傾げた。
「あれ、ガーネットさん毛糸は持ち帰らないんですか?」
 フーキの問いに満面の笑みのガーネットが答える。
「うーん、糸を染めて貰ったり糸の太さ違いを用意して貰ったりとかもあるでしょ? 職人さんにお願いして、後で完成品を送って貰うのよ。こういう山道ってねぇ、荷運び専門の、すっごい大きな荷物を背負って行き来するおばあちゃんとかいるのよ。凄いわよね!」
「そうですか。素敵な毛糸が出来るといいですね」
 何だかはしゃいだ様子のガーネットに、にこにことユキナが同意する。ふわふわ暖かなニットが、しかも綺麗な色に染め抜かれている様子を考えると、なかなかに素敵だ。
「成程のぉ。毛糸とやらも色々あるんじゃな。まあ、帰りも気を抜かずに行くとするかのぉ」
 感心したニニギはうむと頷き、ガーネットに浮かれて転げ落ちないようにと釘を刺す。

 万事が纏まり、毛糸の発注も済むと、今度はまたそれなりに辛い下りが待っている。……とはいえ、体も温まったし、もう山道に山賊も出ない。
「それじゃあ、帰りましょうか。ガーネットお姉様」
「そうねぇエミリオちゃん。さっきのお話の続きでもしながら行きましょうか」
 え、まだ続くのと皆は少しばかり身構えた。

 山の上から見下ろせば、秋の終わりと、冬の到来を感じさせる風景が見渡せる。
 帰り道は、のんびりと風景を眺めながら、穏やかな会話で埋められた。


マスター:砂伯茶由 紹介ページ
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作成日:2006/12/08
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