≪水家 −Aqua Villa−≫真冬の南海ピクニックツアー



   


<オープニング>


●波間に揺れる麗しの
 ざざーん。ざざーん。ざぱーん。
 文字にすると何だか間抜けだが、のんびりと寄せては引く波の音は旋律に似て心地いい。
 晴れた空を見上げれば、やはりそれは冬色の空なのだけれども――よく見れば自分の知る冬空よりも深い、知らない色に見えて心が浮き立つ。
(「ホントに南の海に来てるんだな――」)
 一同はそれぞれ感嘆の息をついた。
 青く澄んだ波間に揺れる、なんだかやたらと大きなワカメの影に向けて。

●海だワカメだピクニックだ!
 旅団『水家 ―Aqua Villa―』のメンバーは今、とある海辺にいた。
 元から海辺に存在する『水家』に所属している為、海を見慣れている面々ではあるが、此処は旅団のコテージが浮かぶ海よりもずっと南に位置する為か何となく新鮮に映る。
 勿論雪は積もっていないし、夏ほどではないが春の半ばくらいには暖かい。水温も高いので、今でも遊泳可能だと案内してくれた地元の人が胸を張った。更に何がどう影響したのか定かではないが、とても大きくて美味なワカメが取れるのだという。

「確かにあのワカメのサイズは尋常じゃなかったね……」
「わ、ホントに砂の下があったかいでするー!」
 団員達が納得する横で、砂を掘っていた咲き初めの・ケイカ(a30416)が砂から伝わる温もりに声を上げた。
 近くから沸く温泉が下を通る影響からか、砂に身を埋めれば砂蒸し風呂が体験出来るほど暖かい、というのは本当だったらしい。
「この一帯には奇跡の海と言う異名があるそうだからね。あながち誇張でもないだろう?」
 引率役の黒運命卿・セレノがのんびり告げると、一堂はそれぞれに同意の頷きを返す。
 ちなみに、此処は具体的にランドアースのどの辺りなのだろう、などと考えるのは無粋だから誰も考えない。
「やー、ある所にはあるもんだな」
「実際あるんだからあるんですよね」
「そうね、そういうものよねー」
 うふふあはは。
 何だか深くツッコんではいけない感じのオーラが漂って消えると、絶妙のタイミングで団長であるケイカの元気な声が響く。

「じゃー皆様、そろそろ準備を始めましょか!」

 そしてある者は大物ワカメを求め、ある者は新鮮な海の幸を求めて、更にある者は美と健康のために砂風呂を掘りに浜辺へと駆け出す。
 こうして何だか色々起こりそうな『水家 ―Aqua Villa―』の南海一日ピクニックは幕を開けた。

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参加者
黒羽・アキナ(a10680)
金色の世界の中で踊る・ヤタ(a22254)
馳蛟龍・イサヤ(a30041)
咲き初めの・ケイカ(a30416)
蒼天の守護者・ツカサ(a30890)
モノクロームドリーマー・カナタ(a32054)
微睡む御伽草子・シィン(a36569)
空謳いの・シファ(a40333)
蒼銀の風謳い・ラティメリア(a42336)
青荊の狂戦士・アイラ(a44254)
蒼銀の竜騎士・ラティメリア(a45031)
絶えぬ波音・アニス(a50019)
NPC:黒漣の医術士・セレノ(a90102)



<リプレイ>

●南海日和
 白く細やかな砂が広がる砂浜は、素足で踏んでも思いっきり倒れこんでも痛くはない。背の高い椰子やずんぐりした蘇鉄の下では、大きなヤドカリの影がのんびりと横切る様も見える。
「本当に不思議な海ねえ。今が冬だって事を忘れてしまいそうだわ」
 サングラス越しに煌く波間を見つめながら、青き荊棘・アイラ(a44254)は水着の上から羽織った派手なシャツを指先で摘む。あまり自分らしくない格好で少しくすぐったいけれど、同時に女性陣の水着姿が見られるのは嬉しい。
 白いビキニにオレンジの花柄パレオを着た咲き初めの・ケイカ(a30416)に可愛いわね、などと軽い褒め言葉をかけると、褒められた方も嬉しそうにアイラの格好を「新鮮で良い」と褒めた。
 続いてケイカは砂浜に視線をめぐらせ、竈作りにいそしむ蒼銀の竜剣士・ラティメリア(a45031)に声を掛ける。
「あの、メリーさま、カカさまを預かっててもらえないでしょか」
 メリーはケイカの声に顔を上げると、微かに首を傾げて笑んだ。
「ええ、構いませんよ。行ってらっしゃい」
 お願いしますと頭を下げて、ケイカは駆け出す。後ろをとことこと微睡む御伽草子・シィン(a36569)が続いた。
 波打ち際は意外なほど綺麗だ。けれど所々に海藻の切れ端が(大きさからして件の特大ワカメだろう)打ち上げられているから、普段は地元の人々が回収でもしているのだろうか。この海は大切にされているんだなと考えて、シィンは和やかな気持ちになる。直後に浮上してきたケイカの手にしたワカメに、わ、と少年は思わず小さな声を漏らした。
 あれっと振り向くきょとんとした顔に、少し慌てる。
「えと、じっと、見る目が 怖い……?」
 困って考え、考え、考えた後に、
「……じゃあ、少し離れて見たり…見て…見ちゃ駄目、なのか?」
 自問自答でおろおろしだすシィンに、ケイカは屈託なく笑った。
「いいえっ。あ、シィンさまもいかがですかー?」
 ワカメ以外にも貝や魚といった戦利品片手に「色々あってたのしーですよう」と手招く団長に、暫しの逡巡の後でシィンはこくりと頷く。
「……うん。……どうやって、取れば、いい……?」
 彼が一歩を踏み出した瞬間、波と砂が柔く足をくすぐった。

「うーみだーーー!!」
「これはもう楽しまないと損だろ!」
 モノクロームドリーマー・カナタ(a32054)とヘソ出し軽口お兄さん・アキナ(a10680)もまた、満面の笑みを浮かべて海に飛び込んだ。
 水中に潜れば、眼前には漂う巨大なワカメと群れ泳ぐ色とりどりの魚たち。海面を見上げれば、差し込む光が青く輝きながら波の動きにあわせて踊る様が見える。
(「夕飯がかかってるので、気合いも入るのですよ……!」)
 カナタは拳を握り、ワカメの他にも食べられそうな魚貝類を見繕っては拾っていく。
「これも修行の一環です」
 辛く厳しいばかりが修行ではない。蒼天の守護者・ツカサ(a30890)は試しに海に潜ってみようと、軽く準備体操をしていた。
 水泳初挑戦、そして場所が海となると高確率で何かのフラグが立ちそうだが気にしない。ツカサは「狙うは大物ワカメです!」と気合を入れて海へ入っていく。
 そして数分後。
 波間を漂うワカメだらけの彼の姿が在った。
「おい、大丈夫かツカサ!?」
「うわああ何か凄い事に! しっかりー!」
 近くの岩場で、二人してヤタの手作り釣り竿で魚を釣っていたアキナと来来幸福・ヤタ(a22254)が思わず叫ぶ。アキナの肩に乗った子猫のレンも、気遣わしげになぉうと鳴く。
 するとツカサは海中から、震える腕を持ち上げた。
 その手には艶やかな肉厚の特大ワカメ。
「……や……ヤリマシタ」
「「ツカサーぁぁ!!」」
 アンタ、アンタ漢だよ――拳を握るアキナとヤタの頬を飛沫が伝う。
 ワカメだらけの腕は震えた後、また力なく海中に沈んだ。ほぼ同時に、波を割って蒼銀の怠け娘・ラティメリア(a42336)が顔を出す。どうやら彼女も今まで海中に潜っていたらしい。
「……あー。この状態は、アレかな。回収してった方がいい?」
 海中で捕まえたと思しき海老や海栗を片手に首を傾げるラティに、岩場の二人は全力で頷いた。
 ラティは妹であるメリーにも声を掛け、二人がかりでツカサを浜に上げると戦利品を手に木蔭へ向かう。メリーが海にいる間、白蛇は予想通り海でも真っ黒な黒運命卿・セレノ(a90102)が預かっていた。丁度いいや、とラティはセレノに「ケーカさんに海栗の魅力について語ってあげて」と幾つか海栗を渡す。是非とも海栗の旨みを教えなくては、と言えばセレノは目を細め、夕食の時にでもねと頷く。
 そして当のケイカはというと。
「目標を確認でありまする! 3・2・1……ファイヤー!」
「ファイヤー……?」
 シィンと一緒にイソギンチャクに指水鉄砲をあてたり泳いだり、元気良く遊んでいた。

●砂浜と俺とお前とワカメ
「しかし……凄いワカメだな」
 海の様子を見つめつつ馳蛟龍・イサヤ(a30041)が零した呟きは限りなく素であった。
 先程から仲間達が一生懸命引き上げて来るワカメはどれも長い。普通のワカメも全長2メートルくらいにはなると言うが、此処のワカメは幅も長さも倍はありそうで、カナタが干すのに苦労しているのも頷ける。
 凄いな南の海、と呟きながら、イサヤは召還獣の首筋を軽く撫でた。水着の上からパーカーを羽織った姿でグランスティードの背に跨り、長い長い浜辺を思いっきり駆け始める。
 途端、走り始める前の心配は何処へやら。やはり自分の一部、何の齟齬もなく優美な獣は砂を蹴立てて走った。煌く南海を横目に、潮風より速く駆ける心地良さにイサヤは暫し夢中になって駆け続ける。
「ふふっ。みな元気さねぇ。さて、あたしは……」
 賑やかな仲間達を眺め、ふむ、と絶えぬ波音・アニス(a50019)はのんびり首を傾けた。
 彼女の視線は砂浜に向けられる。砂風呂は美と健康に良いと聞くと、破顔して「そりゃいいねえ」といそいそ借り物のスコップで砂を掘り始めた。
「埋めるのは任せて!」
 黒いビキニにパレオ姿で、砂堀りを手伝いつつ拳を握る天穹に閃く一陣の風・シファ(a40333)の目は輝いている。セレノもアニスの頼みを受けて埋めるのを手伝った。
「あまり身動きしないようにね。逆に動き辛くなる」
 冷えたら砂を足し、熱く感じたらどけて貰えば良いと告げた所で、イサヤが慌てた様子で戻って来た。セレノに食材探しを助けて欲しいと声をかければ、構わないよと呑気な答えが返る。
「サンキュー♪」
 そしてイサヤの後について歩き出したセレノの背を、じいっとヤタが見つめていた。
(「海に落としてみるのもよし、って天の声も聞こえた気がするし……ターゲット・ロックオン!」)
 気配を消して慎重ににじり寄る。途中、自分のキルドレッドブルーと砂風呂に入っているツカサと目があったが、彼はにっこり見て見ぬ振りをした。同志よ、と密かにサムズアップしつつヤタは前進する。
 今度は共に釣った魚をバケツに入れ、木蔭に運んでいたアキナと目が合う。アキナはにんまりすると、ヤタとは反対の方向からターゲットに接近しだした。

 砂風呂で波の音を楽しんでいたアニスはふと、そういえばもう結構な時間埋まっているけど、と首を傾げた。
「……どれくらい入ってればいいんだろうね?」
「目安は大体15分らしいですよ」
「あら、それじゃ随分な長風呂になったね」
 薪を集めていたメリーの言葉に笑うと、アニスはようやく砂風呂から脱出して海へと向かった。
 砂だらけのまま波に飛び込めば、纏わりつく砂が肌から流れていく。暫し心地良さを堪能していると、その視界を何か緑褐色の塊が過ぎった。思わず波間に顔を出せば、体にワカメを巻きつけたイサヤだという事に気づく。
 面白がるような視線に気づいたイサヤは、暫し沈黙した後で「俺はワカメじゃねえぞ……」と小声で言い切った。大丈夫、わかってるよとアニスは声を立てて笑う。
 浅瀬でワカメを取っていたアイラも目を丸くした後、微笑ましげに目を細めた。
 彼は海に入るのも泳ぐのも初めてだが、その心地良さをすっかり気に入っていた。進む程に段々足がつかなくなってくるのだが、大丈夫よね、と楽観的に考える。
「海ってこんなに光と生命に溢れた、美しい所なのね」
 ほうとため息をついた瞬間、ぴき、と不吉な感覚が足を走った。
 同時に足がうまく動かせなくなり、体が思うように浮かばなくなる。
 ――これはひょっとして。
(「……攣った!」)
 慌てて手足をじたばたさせるアイラの姿に気づいて、浜辺に居たメリーは急いで海へ向かう。
(「見張って欲しいって、こういう事だったんですね」)
 一人納得しつつ、なんとか自力で浜に戻って来たアイラに手を差し伸べる。アイラは苦笑しながら、そういえばセレノさんは無事なのかしら、と視線を動かした。
 すると丁度いい事に、じりじりと黒尽くめの男の背後に忍び寄る影が見えた。髪色と背丈から察するにヤタとアキナだろうか。
 どうなるのかと二人して眺めているうちに、あまり緊張感の無い声がしてセレノは思いっきり突き落とされる。二方向からの同時攻撃、しかも片方はストライダーの武道家である。反応速度で勝てる筈が無い。
 アイラとメリーは海に漂う黒尽くめに、黙って合掌した。

●夕陽とともに
 やがて太陽が傾く頃になると、一部除いて冒険者達は夕食の準備に取り掛かる。
 一部というのは行動不能、あるいはサボり組である。ラティはたくさん泳いで疲れたし、材料も提供したからと何処かに姿を消し、情けなさと寒さでダウンしたアイラは火に当たりながら膝を抱えていた。焚き火の前ではカナタが串に刺したマシュマロとワカメ、ヤタ達が釣った魚が並んでじりじり焼けている。ピクニックの定番もワカメと並ぶとシュールだ。
「そんなに気にするものではないよ。誰だって攣る時は攣るさ」
 あまりフォローにならない台詞で励ましてから、セレノはシャツを絞りつつのんびり夕餉の火を眺めた。

 メリーとアニスが集めてくれたお陰で薪は充分。しかもメリーの力作・竈まであるので調理もスムーズに進んでいた。
「いや、大漁だのぅ」
 シファは嬉しそうに仲間と自分の戦果を眺めながら、茹でた小松菜にワカメとあらかじめ用意しておいた液体調味料を合わせる。これであっと言う間に一品完成だ。イサヤはさっと茹でたワカメを加えたシンプルなサラダを作り、手作りの胡麻ドレッシングなどを添える。
「コレなら簡単に出来てしまうのです」
 えへん、と胸を張るケイカが作ったのはワカメと貝のミルクリゾット。どれも美味しそうですねと微笑みながら、ワカメスープを作り終えたツカサはカナタの手伝いに回る。
「……料理は得意ですよ? ほ、本当ですってば!」
 ホントですよと主張しながら、カナタはワカメと魚貝類をあわせたカレーを作っていた。ワカメの塩分も考えてバランスよく丁寧に味つけをし、時々周囲に味見を頼む。その度にあちこちで美味しい、と笑顔が咲いた。
 ヤタはメリーと共に、だし汁で炊いたご飯に細かく刻んで塩もみしたワカメを混ぜてワカメご飯を作っていた。食べやすいように、アキナにも手伝ってもらっておむすびにしていく。
「あれ、あの二人は?」
 ふと人数が足りない事に気づいたヤタは、きょろりと辺りを見回した。

 密かに抜け出したイサヤとシファは、沈み行く夕陽を見ながら浜辺を散歩していた。
 ゆっくり歩くイサヤのグランスティードの背に横座りしたシファは、背中に感じる彼の体温に心地良さげに目を細める。
「夕日、綺麗だのぅ……」
 呟く彼女の声は柔らかく、つられてイサヤの表情も和む。
「いい思い出が出来たな」
 二人は暫し夕陽を楽しんだ後、再び仲間達の待つ場所へと戻った。
 戻った途端にヤタ始め、皆にやたらとイイ笑顔で迎えられた事は言うまでもない。

●南の夜は穏やかに
「それじゃ、ご飯にしましょか。皆さま、集まってくださりませー!」
 ケイカの号令とシィンの笛の音に合わせて、一同は夕食を取るべく集まった。
「いっただきまーす!」
 シファのかけ声に、それぞれが頂きますと続く。
「ふふ、いつもメリーと二人だったりだから、こういう大勢のは賑やかでいいね」
「そうですね……」
 いつの間にか戻って来たラティは、楽しげに薄っすら微笑んで皆が作った料理を順に味わっていく。メリーも顔をほころばせてサラダにスープにと仲間のワカメ料理を楽しむ。
「ワカメって、こんなに色々な料理に使えるのね」
 何だか元気出た。とアイラは嬉しそうに一品食べては、変わっているけれどこの歯ごたえが結構いけるとか、海の味と手作りの味がすると丁寧に感想を述べた。
「味付けも焼くのもセルフサービスだからね」
「あ、ワカメ焼けてますよー」
「魚もね! 俺とアキナで釣ってきたんだ」
 焼き網の上でアニスが採ってきた貝は、潮の香りと共に次々と口を開ける。熱い殻に注意しながら口に運べば、豊かな旨みが広がった。カナタが差し出したワカメを手にしたケイカは、カレーもこれも美味しい、と笑顔を向ける。
 ヤタからこんがり焼けた魚を受け取ったアキナは、嬉しそうにそれを食べながら仲間達の話に耳を傾け、また自分も今日一日の思い出を語った。
「ん、美味いな」
 シファの和え物やケイカのリゾットなど、実に多彩なワカメ料理をイサヤも感心ながら平らげていく。
「うーん……たまにはこういうまったりとした時間もいいのぅ」
 あれもこれも美味しい、と舌鼓を打っていたシファがほうと息を吐く。
 シィンが採ってきた果物で作ったフルーツポンチは、女性陣を中心に絶賛を受けた。褒められて本人は困ったような照れたような、曖昧な表情を浮かべて呟く。
「なら……良かった」
 自分でも口にしてみたデザートは確かに良い味で、少年は微かに笑んだ。

 メリーの用意した昆布茶を手に、皆で一息ついた後はまた自由時間。
 焚き火の傍で寛いだり、浜辺に星を見に出た仲間達を眺めてから、ケイカはセレノに声をかける。
「きれーな場所を見つけてくださって、ありがとーござります」
 丁寧に頭を下げ、水家が出来てからの事を少し話す。好きな時に来て好きなように過ごす場所だったので、一緒に何処かへ行ったりする事は今回が初めてなのだと。
 皆と、それからセレノと出かけられた事が嬉しいと感謝を告げれば、男は目元を緩めた。
「楽しんで貰えたのなら幸いだ」
 笑って軽く髪に触れ、ぽんぽんと撫でる。私も此処に居られる事が嬉しいよと告げて、良い一日だったねと今日を振り返った。
 振り仰げば満天の星空に月が昇り、海に柔らかな光を投げかける。
 全力で遊んだ心地良い疲れは穏やかな波音に包まれて、きっと今宵の眠りは優しいものになるだろう。
「んー。はぁ、今日も良い日だったねぇ」
 アニスののんびりとした声が、星明りに煌く波間に跳ねた。


マスター:海月兎砂 紹介ページ
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参加者:12人
作成日:2007/01/31
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