綺羅星市場〜赤月と鉱石〜



<オープニング>


●双子星と赤い月
 きらきらと星の瞬く夜に、何処からか灰色の外套を纏った人が集まってくる。厳密に言えば、尖った耳や柔らかな尻尾。最近では夜の藍に映える美しい花を髪に飾っている人もいるのだからヒトだけではない。だが、皆々目深にフードを被っているの所為で詳しくは分からなかった。深い夜に、枝先から滑り落ちてくる灯りは月しかは無かったから。
「何になさいます?」
 彼等はその言葉だけでしか、問いかけない。上質な布の上、並べられた鉱石は色とりどり。だが、照らすものは月明かりだけとなればまたそれも分からない。何色かと問えば、彼等は「貴方には何色に見えますか?」と問い返す。灯りを持ち出すは無粋。望む色になりましょう。と彼等は言う。月の灯りを受けた石は、貴方の望む色となる。だが、応える色は細かくなければならない。赤もただ一つでなく、青もただ一つでは無いのだから。
「石を選べば、後は彼等がそれを砕き対の細工を作り上げる」
 指輪に腕輪、首飾り。まぁ、一番多いのはピアスかしら。
 蒼月の医術士・リュシス(a90209)はそう言って、白磁のカップを置いた。断熱材代わりにポットにおいていた布巾がするりと落ち、テーブルの上に広がる。
「時期としては、ランララも過ぎから揃いの一品があるのも良いとは思わない?」
「それ、僕に聞いているわけ?」
 かぽ、と音をたててジャムの蓋が開いた。せっせとジャムを紅茶に入れる庭園の守護者・ハシュエル(a90154)にリュシスは小さく笑った。
「フォルテより貴方の方がいろいろつけるでしょう」
「そりゃぁ、ね。嫌いじゃないけど。でも、それって対なんでしょ? 一人で2つなんてわびしいから厭だ」
「そうねぇ……彼等は一つの石を砕いて対の品を作ることを好むから、頼み込めば一つだけでも作ってくれるでしょうけれど、一人で2つ欲しい、というのは無理ね」
「まぁ、石を見に行くのも面白そうだけどね」
 甘くなった紅茶に口をつけたハシュエルは満足気な笑みを浮かべる。このジャムを作ったのが、フォルテというのだから色気の無い話だ。見学できるんでしょ? と問う彼にリュシスは頷き、一口だけ紅茶を飲んだ。
「彼等も顔を見てじゃないとものを作ってはくれないから、同じ石のものが欲しいのならばその相手と行くべきねあの市に。市は決まって月が染まる日に行われるわ」
 月が赤く染まって見える日の夜に、小高い丘にて開かれる小さな市。灯りを持ち込むことさえなければ、彼等は客を拒まない。
「少し変わった市場でアクセサリーを探してみるのも良いかと思うの。皆もいかが? 赤月の下で、石を選び手に入れたそれをどう思うかは人それぞれだけれど」
 いかが? と問うリュシスの後ろで、フォルテが顔を出す。鼻先香ったスコーンの香りに、リュシスは少しだけ笑った。

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参加者
NPC:蒼月遥夜・リュシス(a90209)



<リプレイ>

●綺羅星市場
 天蓋を綺羅星が飾る。今宵限りと月は赤く染まる。
「赤い月夜……明かりのない小高い丘に、謎めかしい細工師達……か。なかなか興味深いな……?」
 イブキは楽しげなユウナへと向き直る。赤い月を見ていた彼女はイブキちゃんの瞳と一緒の色だね。と微笑んだ。
「ほら、あそこ、みて……きらきらお星様、きれい……ね?」
 柔らかに微笑むユウナの手を取る。寒くはないか。と聞くイブキの頬が染まった。
「貴方には何色に見えますか?」
「石は雪のような淡い白色ですが、きめが細かく、暖かさを内包しているような質感です」
 夜にあって尚響く双輪を鎖が繋いだ一品にセインはそっと触れた。
 桜雪のようなあの方にシンハは思う。過ぎるドス黒い黒煙を振り払い細工師を見た。対の品で無くとも構わないという細工師に月光のような淡い桜色。と告げた。
 不思議そうに月を見上げるイサヤにシファは顔を上げた。足を止めた彼が見ていたのはブルーグリーンにに白い紋様がある石。
「希望の石……」
 同盟領においては「希望」という言葉は意味が深い。イサヤはシファを見た。頷いた彼女に見、細工師に向き直る。
「ペアリングにしてもらえるか?」
 頷く細工師にシファは「有り難うございます」と伝えた。対の品は目に見える繋がりに想えた。それが指輪なら尚更。
「指輪の裏の文字には、儂からの愛を……ありったけ詰めて」
 イサヤは視線を上げた。彼が希望の石に願ったのは、シファとの仲もこれまで通りに幸せに、と。

 お手をどうぞ、お嬢様。
 悪戯っぽく笑ってユズリアはそっとハナに手を差しだした。頬を染めた彼女は嬉しそうに握り返す。細工師の元までユズリアを引っ張ったのはハナの方だ。空いた手にはクマさんがいる。
「貴方には何色に見えますか?」
「色は蒲公英のような、明るい黄色。贈る相手の笑顔のような、キラキラと輝く色がいい」
 ユズリアはそう言って冷たい鉱石を見る。ハナは綺麗なルビーを選んでいた。
「いつだって、邪魔にならないように。貴方の傍で、輝くの……」
 ピアスに加工するように頼んだハナはにこ、と笑みを浮かべユズちゃんと呼ぶ。
「いつもいつも、ありがとう……ね……」
 愛しい彼女の名をローランはそっと呼んだ。月明かりは心許ない。そっとジョゼフィーナの手をとって指先を絡め取る。
「ジョゼ、足元暗いから注意気をつけてな」
 緊張する足を進め、近づいた距離にジョゼフィーナは頬を染めた。
「赤い月夜の晩に、こんばんは……」
 口角を微かに上げ、くすくすと笑う。ゆったりとした外套をつい、と引きウィーはローを見た。同じように纏った外套はローの武器を隠していた。細工師の問う声に、ウィーはそっと口を開いた。


「真っ赤なルビーをあしらった、小さなイヤリングが欲しい」
 裡にあるイメージを紡ぎ出し、セリアは大切な友人のことを思った。
「ぁう……自分じゃどんなのが似合うか分からないですし、石はハシュエルさんに選んでほしいですッ!」
 似合うもの、と呟くとハシュエルはシグリアを見た。浮かび上がった色は暖かな色。

「柘榴石のような深い紫の混じっているような赤ってどうでしょう……?」
 自分の赤とリョウの雰囲気の紫が交じった色。頬を染め、問うアンシュにリョウは抱き締めたくなる衝動を必死に抑えた。頬染めたアンシュは、選びとった石を月に翳した。これは双子石。二人でつければ、離れていても互いを感じ取ることができるという話があった。
「これ……どうですか?」

「離さないから、な」
 ミズの手を繋ぎ、アソートはそう言った。はぐれる可能性から繋いだ手だが、照れる自分がいる。
「その、失った信頼を回復するのは長い時間がかかると思う。お互い、お爺ちゃんやお婆ちゃんになるかもしれんが……その長さに付き合って欲しい」
 頬が染まる。ミズの唇が震えた。触れあった手に幸せを思いそっと石の色を選んで欲しいと囁いた。
 月明かりの下で見える輝きは求める色や心を映すのかもしれない。細工師の問いかけに、尊敬する彼女の姿を思い浮かべファオは凛と澄んだ露草色を、と紡いだ。
「貴方には何色に見えますか?」
「……燃える赤を。尽きることのない情熱の色を」
 形を告げるルシェルの唇が震えて止まる。聞き間違えるはずの無いあの人の声。深い緑を。と続けたシューファは大好きな人に贈るのよと言った。口に出した言葉はいつもと変わらず、ただ意味だけは違う。内緒で参加し、出会った彼は細工師に同じ言葉を告げた。この夜を二人で過ごすことの記念に、大好きな人に贈るのだと。出来上がった腕輪を手にシューファはルシェルを呼んだ。
「受け取ってね、ルシェル」
「受け取って下さい、シューファさん」
 滅多に口にすることの無い、名前を紡ぎ、ルシェルは受けとった腕輪と彼女に渡した腕輪を見た。今度は指に輝くモノをお渡ししますね♪ と微笑んで。

 贈り物かと響く声にオウカは瞠目する。熱くなる頬を抑え、えーっとぉ。と言葉を濁し、頷いた。色は赤。紅玉は魔よけと幸福をもたらすとも言う。あの方の幸運を祈って。
 今の自分の心に似合う宝石を選んでもらねいか、とムジカが問えば細工師は瞠目し笑った。
「雪降る白銀の世界のような美しい白を」
 光の無い丘を歩けば、知らず心が躍る。天蓋飾る綺羅星は驚く程に美しい。
「……あの星……あの日の星のきらめきに、似てる……」
 寒さに震える身を抱くようにして小さく息を吐くとリオルーナは細工師達のいる場所を目指した。
 素敵な石だと、鉱石を手に取ってウィンディはにっこりと微笑んだ。
「この石でピアスを作ってもらえるかしら?」
 独り身の疎外感にセイカはアクセサリーを探しに来たのだと頭を振った。寝転がっていた体を起こし、細工師達の元へと向かった。
「貴方には何色に見えますか?」
 静かに問いかける細工師にヤーウェは瞳を細める。ハイドランドの瞳は紅。自分は藍。
「二人の色を混ぜた、紫の石が欲しいな」
「紫、デスカ……良いかもシレマセンネ」
 紫、と呟きしハイドランドは彼を見た。二人の瞳の色が混ざったような紫。けれども、彼の色に近い色を求めるのならば。
「菫色、カ」
「菫……かな?」
 紡いだ言葉は夜の闇に溶ける。同じ色名を言っていると笑うハイドの声が心地よい。
「望む色になると言うのナラ、同じ色を思ったこの石は、その通りの色なのデスカネ……?」
 クリストと問われ、顔を上げる。月明かりに色の真実を探ることはできなくとも、手を伸ばした石は僕らの望んだ色なのだろう。
 赤い月が似合う方へ。誕生日の贈り物をと頼まれていたティーフェは問いかける細工師に思い浮かぶ色を紡ぐいだ。少しばかりお洒落をして市に訪れたクリストフェルは、細工師の問いかけに白と紡いだ。
「頭にヴェールのようにかける形状の髪飾りを。……銀髪に良く、映えるように」
 
 はしゃぐ気持ちでミアは細工師の前に立ち、問う細工師に口を開き「赤い月に染められて出来上がる綺麗な桜色、ぅなぁん?」と言った。色を聞かれれば自分なら赤だと思ったクィンクラウドの裡に静かな夜のような深い青が裡に浮かぶ。レインの色だ。自分の思う彼女の色。息をつき、細工師の問いに答えている彼女を見た。
「石は……今日のような静かな夜のような深い青色」
 そして私の想いも一緒に石に閉じこめようとレインは思った。いつでも想えるように。私をいつでも傍に置いて欲しいと願いを込めて。
 ク今回この対の石を持つことで、もっと彼女の存在を傍に感じて、もっと彼女のことを好きになれそうな気がする。そこまで考えて、クィンは我ながらクサイ台詞だと笑った。


「綺羅星と赤い月、面白い曲が作れそうだ。そうそう、その赤い月と綺羅星だけでは残念ながら俺の曲は完成しそうもない」
 揃いのものを作らないか、という誘いだけには頷いた蒼月の医術士・リュシス(a90209)が首を傾げる。口角を上げて、リューは意地の悪い笑みを浮かべた。
「……リュシスの選んだ品と綺羅星、赤い月3つそろってから俺の作る曲というのを聴きたいと思わないか?」
 リュシスは笑みを浮かべ、自ら求める言葉を横に流す。それでも、私が選んだものをどう使ってくれるのかは気になるわ。と言って微笑んだ。

「まっくらまっくらくらくらなぁ〜ん♪」
 紅い月を見ても機嫌の変わらぬゴーシェは、そのまま細工師の前に立った。
「……あ、兄ちゃ〜ん、この石ちょうだいなぁ〜ん☆ チョーカーか首飾りにしてくれると嬉しいなぁ〜ん」
「あの瞬間を閉じ込めた様な石で、どうか、作り上げて欲しいの……」
 彼と、彼の故郷で見た夕暮れの朱金に染まる空と海の色。脳裏に描いた光景に目を開き、ウピルナは細工師を見た。彼と共に心に抱く、想い出の形を。と。
 アルタは婚約者の誕生日プレゼントを作って貰いたいのだと告げた。
「彼女に私の色である、深い蒼の石が嵌った指輪を贈りたいのです」
 彼女の守石として私がいつも傍に居ると。願いを込め、アルタはそっと彼女を思った。
「……あのぅ……、ハシュエル様、ボクに似合いそうなものを見立てていただけないでしょうかぁ……」
 おずおずと、ウィックはハシュエルに声をかけた。頷く彼に、フォルテ様もリュシス様もとても大人びていて。と言葉を濁した。暫く話をすれば分かった大人である事実にウィックは純粋に驚いた。暗闇に慣れぬ手を引かれ、品が出来上がれば緊張で強ばっていた表情も緩められた。
「ありがとうございますぅ!」
 
 繋いだ手。自分でも頬が赤くなる感覚はあるというのに、真っ赤になったリリクスが可愛いゼランには感じられた。きっと、もう、自分は完全にまいっているのだろう。ペアリングに刻む銘は久遠の標。ずっと導き合えるようにと言う彼女の頭を撫で良い名前だとゼランは言った。
 月を仰ぎシュリはうっそりと笑った。映える鮮血に似た月に彼の姿が重なった。
「セラトさんへの贈り物選びにはお誂え向きな日かな」
 大切な仲間。信頼と感謝と、そして親愛。言葉で伝えきれない沢山のことが浮かびあがる。色を問う細工師に、シュリは赤い月を見上げた。
「ふふ、あんな色がいいな。相手の髪の色と、同じ色」
 血紅の柘榴を絞りきったような赤を。

「淡い緑色の宝石を使った……ブレスレットをお願いできますか?」
 脳裏に描いたのは愛する人の髪の色。それと似た色をとファルクは細工師に頼んだ。
 仄かな月明かりが照らし出す世界は、幻想的でもあった。アムは髪をそっと抑え石は、今この時を表すかのような昏く妖しい紅石をと告げた。
「わざわざこんな夜更けに着いてきてもらって悪い」
 夜の空気を感じながらリゼルはマリィを見た。首を振った彼女は「キルシュさん、喜んで下さると良いですね♪」と微笑んだ。二人思い浮かべたのは艶やかな銀の髪と美しい紫玉。色を答えるリゼルを見ながら、マリィはリゼルとキルシュの幸せを願った。
 女性への贈り物だといいサレストは細工師に「サファイアのように透き通った青いもの」と告げた。
「ぱぱとお揃いがほしーなぁ……。つけなくてもいーの、お揃いが欲しいの」
 繋いだ手を引かれる感覚に、フォルテは悩んだ後に彼女の髪をくしゃりと撫でる。
「? ぱぱ」
「作るんだろ? お揃い」
 頷き、チェリートは近くに居た細工師に声をかける。色に悩んだ後にくるりと尻尾を振りそうな勢いで振り返った。

 ツェルトリヒは細工師の問いかけにただ一人を思い浮かべる。
「そらいろの、髪。には。草原の。石」
 空は昼と夜で違う色。
 これが。いい。

 想い人でもいるのかという細工師の言葉にルドは軽く吹き出した。
「なんて言それとはちょっと違うけどね。……いるよ」
 細工師の手元にある、鉱石を指差す。
「その石みたいにさ、真っ暗なトコロでも優しく光ってる……とっても大切なヒト」
 気紛れな月光に照らし出されたその石は、柔らかな白。トンボは頷いた。
「えぇどすね。ほな、うちはその石を贈り物のアクセサリーとして頂きたく思います」
 セロさんがいっしょだから平気ですっとソウェルに握られた手が暖かい。心細い訳では無いが、暖かい手は人の温もりを伝え不思議に心を安心させてくれる。
 目を輝かせ、石を見たソウェルはセロを仰ぐ。柔らかな色の瞳がそっと頷く。
「だいだい色とかピンク色がまざった、あったかい色ですー」
 灯りに翳して色を確かめるのが楽しみだと思いながらペンダントを受けとったセロの手をソウェルがひく。
「四季のおうちに戻ったら、ソウェルにもつけてくださいですよー」
 脳裏に描いたのはあの日の星の輝き。赤い月。深い藍。綺羅星は海を彷彿させる。ほんの少しだ、えとオキは目を伏せた。夜の風を感じ、細工師の問いかけに口を開いた。
「鮮やかで色褪せず……うん……この夜空の赤い月に似ていると思います」

●赤い月
 細工師の問いかけにディートリッヒは唸った。何色がいいのか。恋人の姿を思い描き、選んだのは深い赤。型は結局ブレスレットにしてもらった。それでも不安で、見付けたリュシスに問う。
「気に入ってくれるかな……?」
「貴方がその人のことを思って選んだのでしょう」
 大丈夫。とリュシスは笑った。
 包み込むように繋がれた手。頬が熱い。感じた視線にユエは顔を上げた。赤い月とよく似合う。いつもより大人っぽく見える、かな。とガラッドは零す。かぁ、と頬が熱くなる。本当はこうやって一緒に出かけることができるだけでも、すごくすごく幸せなのに。
「ユエ?」
 彼の声に今は答えを置いて、赤月を仰いだ。
「……ずっと一緒に居れますように……」
 願いを込めて紡いだ言葉。ユエはこてん、と彼の肩口に凭れた。
 指輪を嵌めてくれかと問えば、フォルテは小さく笑った。そっととられた指に、ベアリクスは頬が熱くなる。指に触れた感覚。ありがとう、と唇に乗せればフォルテは似合っていると告げた。
 静かな丘でマイトが弟子を呼べば、ティーナはゆっくりと顔を上げた。
「師匠様」
 すい、と伸びた手がそのまま薄い闇を切り裂くように横へと流れる。楓華風の舞。
 先を見据えるその背中がこれからも無事でありますように。
 赤く照らす月が緋色の彼の進む道を導きますように。
 深紅の石に祈り込め、ティーナはそう願った。
「我、彼の地より必ず戻らんことを、ここに誓わん」
 赤い月の下、緋色の髪を靡かせたマイトはそう言った。
 アル。と短く名を呼び、ケインは彼女の手をとって指輪を嵌めた。
「この石みたいに、全く変わらない思いをお前に」
 誓いの言葉を紡ぎ、アルフィレアを見た。指が引かれ、自分の指先が彼女にとられる。
「黒は何事にも染まらぬ色。変らぬ愛を誓って」
 誓いの言葉はただ一つ。そのまま手を繋いだ。
 赤い月はまだ空に。細工師達の問いかける声が響いていた。


マスター:秋月諒 紹介ページ
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参加者:61人
作成日:2007/03/05
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