【読書の時間?】クイズタイム翔剣士



<オープニング>


「クタの町のさるセイレーン貴族が領地振興のために考案した興行……それがクイズタイム翔剣士だ」
「クイズですか。得意分野です」
 そぞろめくりの千ページ・カロリナは焼いた革靴を切り分けながら言う。その珍妙な食事風景にも三日月を思わす笑みを崩すことなく、紺碧の子爵・ロランは応じた。
「残念ながら、君の知識は役に立たない」


 クイズタイム翔剣士。一般人の憧れ、翔剣士に関する問題ばかり出題されるクイズである。
 クイズには一人から数人のチームで挑戦する。
 挑戦者は事前に服の下に水着を着用しておき、司会が出すクイズに答える。複数人チームの場合、問題毎に誰か一人が代表して回答する。
 一問間違える度、誰かが衆人環視の前で服を脱ぎ水着姿にならなければならない。全員が水着になった状態で更に間違えた場合、罰として床が開き、全員が熱湯風呂に落とされて失格となる。
 落とされることなく規定の回数を正解すれば挑戦は成功、賞品獲得である。


「貴族の働きかけにより会場も整い、スタッフも集まった。いざ興行を開始したならば、立見席まで観客で埋め尽くされることは間違いない。
 ただひとつ問題なのが、肝心の挑戦者への立候補がないことでね。
 そこでまず諸君が挑戦者となり、この愉快な興行に挑戦することのこの上ない栄誉と快さを遍く領民に知らしめてくれたまえ。それが今回の依頼だ」
「それで、どうして私の知識が無駄なんです?」
「興行は長く続ける予定でね。初回の挑戦者達が立て続けに正答してしまっては、後に続くべき領民が萎縮してしまう。
 加えて企画の主眼は懸命に努力する挑戦者が脆くも浴槽に落とされる、その儚き様にある。
 私の言わんとしている所は理解できるだろう?」
「おそらく把握していますが、齟齬が生じている可能性も……」
「諸君は正解を控えて貰いたい」
「わざと間違うわけですか。やらせですね?」
「より多くの観衆の歓心を買い、ひいては最大多数の領民の最大幸福が追求されるために不可欠な演出……そう心得て貰えるならば、幸いこれに過ぎることはない」
「仕事なら仕方ありません。間違います」
「何よりだ。
 ところで貴族の礼儀として、あまり不躾な質問を口に登らすことは本来ならば憚られる。ただ食事内容から推察される君の経済状態を慮った場合、否応なく惹起されるある種の懸念を払拭してくれるだけの材料が私の側にはないため、立場上どうしても……」
「どうぞ御遠慮なく」
「水着は持っているかい?」
「持っていません」
 カロリナはきょとんとして訊く。
「下着では駄目なんですか?」
「下着と水着の間には大いなる隔たりがある。必ず誰かから借り受けてくれたまえ」
 ようやく用件を済ませたロランは端正な面差しに些かも疲労の色を滲ませることなく、優雅に辞去した。

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参加者
想いの歌い手・ラジスラヴァ(a00451)
凱風の・アゼル(a00468)
緩やかな爽風・パルミス(a16452)
心の震える歌を・ブリジット(a17981)
久遠の旅路を歩む者・フェイ(a41383)
爽風の重騎士・ティラ(a42868)
修行中の翔剣士・ニコラ(a46814)
老いたる白虎・テツノシン(a50694)
寵深花風なリリムの姫宮・ルイ(a52425)
煌白の閃光・キュリア(a62285)
NPC:次のページへ・カロリナ(a90108)



<リプレイ>


「人前で鱗を晒すのは初めてです……会場を盛り上げる為にも一肌脱いで最善の努力は致しますが」
「う〜、間違えたら水着ですか〜? そんなの恥ずかしいです〜」
 まだイベントは始まっていないが、二人は水着姿になることを想像しただけでも恥ずかしいようだ。煌白の閃光・キュリア(a62285)と緩やかな爽風・パルミス(a16452)は恥ずかしさを堪えながら更衣室のカーテンを閉めた。

「良く考えられたイベントですね。むむ、こういう依頼は初めてですので頑張らねば」
 久遠の旅路を歩む者・フェイ(a41383)はぎゅっと拳を握る。それから周囲を見回して、
「水着を持ってないので誰かに借りて……」
「2着ありますので、よろしければ1着お貸しいたします」
 そう言ったのは凱風の・アゼル(a00468)だった。片手に黒いワンピース、片手にセクシーな水着セットを持っている。
「もちろんセクシーセットを」
 爽やかな笑顔で、フェイにセクシーな方を突きつけた。フェイは首を傾げて一言、
「サイズが合うでしょうか……」

「いいですか、今回の依頼は」
 依頼の心得を滔々と弁じているのは想いの歌い手・ラジスラヴァ(a00451)。聴き手がカロリナなのでマネキン相手にスピーチの練習でもしている風である。
「……です。ですから、カロリナさんも身だしなみを整えなくちゃいけません」
「はあ、分かりました」
 とカロリナが返事する前、説明中から既にラジスラヴァはカロリナの服を剥き始めていた。丸裸にして浴室で良く洗うと、用意していた衣装を着せる。


「お待たせ致しました。第一回クイズ・タ〜イムショウケンシ! いよいよ開幕です」
 司会の口上と拍手の中、挑戦者達がステージ上に姿を現す。
「今後が上手くいくか行かないかは自分達次第……」
 修行中の翔剣士・ニコラ(a46814)は満員の客席を見渡してそっと呟いた。
 寵深花風なリリムの姫宮・ルイ(a52425)は青いラインの入ったセーラー服のワンピースに帽子、白いタイツという出で立ち。老いたる白虎・テツノシン(a50694)の手を取って支えながら、自信一杯の笑顔で手を振っている。
 高所に颯爽と現れ、回転しながらステージに飛び降りての登場はフェイ。だが運動神経が余り良くない彼女は、顔面から着地してしまった。
「ぼ、冒険者は……が、頑丈……です! 何か……頭から抜け落ちた気がしますが」

「なお、挑戦者の募集はまだ締め切っておりません。自分も挑戦したいという方はこれが最後のチャンス! 客席から挙手をどうぞ」
「は〜い」
 台本通り、客席に居た心の震える歌を・ブリジット(a17981)とパルミスが立ち上がる。つられて一般の参加者も出てくれるかもという目論見だったが、それは失敗に終わった。

「では飛び入りの御二人が準備する間、挑戦者へのインタビューです。テツノシンさん、三名様での御参加ですが、チーム名などは」
「チーム名は……なんじゃったかのぅ?」
 爽風の重騎士・ティラ(a42868)とルイに振り向いて尋ねる。
「『ハヤサカ一家』なの♪」
「そのハヤサカ一家は一部でチャンピオン候補と目されていますが」
「ふぉっふぉっふぉっ。出される問題が一つの職業に限定されたものなのじゃろう? ならば、わしにも答えられそうということじゃ。何しろ、わしの職業は………職は……」
 心配そうな視線がテツノシンに集中する。
「…………翔剣士じゃったな。……忘れてはおらんのじゃよ?」
「良かった忘れてなくて! そう、テツノシンさんは翔剣士なのです。というわけで余興として、ステージ上で生の技をご披露頂きましょう!」
 歓声が沸き、運ばれてくる木偶人形。テツノシンは仕込み杖を抜き放ち、二体の残像を伴う三方向攻撃で人形を四分割してみせる。そして腰から鈍い音をさせてへたり込んだ。
「……誰か……癒してくれんかのぅ? ……こ……腰が……」


「色々ありましたが全五チームの準備は整いました。早速始めましょう」
 ちなみに内訳はラジスラヴァ・カロリナチーム、アゼル・ニコラ・キュリアチーム、パルミス・ブリジットチーム、フェイ単独チーム、ハヤサカ一家である。
「『早押しのルイ』の名に賭けて、負けませんの!」
「お父さんもルイも頑張って、優勝目指して頑張りましょうか」
「では、第一も……」
「はいはいはーいなの!」
 精一杯に背を伸ばして両手を振るルイ。
「薔薇なのっ!」
「……正解です」
「わーい」
 うっかり正解してしまったルイは呑気にぴょんぴょん飛び跳ねている。

「ええ、続いて第二問。同盟の代表的な翔剣士であるティ」
「温泉エルフ」
 アゼルのフライング気味の回答に、沈黙する司会。アゼルはワタワタ慌てて答えを羅列する。
「ではなくて、チキンレッグがだいこうぶつ……20歳、人妻、巨乳!」
「残念、どれも不正解です。アゼルさんチームには誰かが脱衣するペナルティが与えられます!」
 わっ。歓声が起こり、アゼルは着ていたクリスタルローブを脱ぎ始めた。白い細身の背中が遮る物もない白日の下に晒されていく。ローブがハラリとステージに舞い落ちた後には、背中を大胆に開いた黒いワンピース水着のアゼルがそこに居た。

「続いて第三問。粘り蜘蛛糸はどんなアビリティか?」
「あ〜、これは判りますよ〜」
 パルミスがのんびりと挙手する前に、
(「先程のアゼルさんの様にやれば……」)
 勝手が分からず様子を見ていたキュリアが手を上げる。
「納豆ネバネバ!」
 不正解に脱衣が命じられ、キュリアは諦め顔で脱いだ。汚れのない光沢の白鱗が、不特定多数の前に初御披露目となる。
「……あら〜? 遅かったみたいです〜」

「第四問。翔剣士と言えば薔薇の剣戟、では……」
「愚問、ですね」
 フェイはずれた眼鏡をくい、と直す。
「答えは……! カレーライス大盛りです。あ、人参は無しで」
「不正解、フェイさん脱いでください!」
「うう……は、恥ずかしい……です」
 盛況な会場の観客数のため、登場時から恥ずかしさに赤らんでいたフェイの顔が、更に火照りを増した。本当に火を噴いているかのような熱さを顔に感じる。それでももじもじと服を脱ぎ、アゼルに借りた水着(着れた)姿をステージ上に差し出した。

「第五問。ゴージャス斬りのアビリティの威力の源は何?」
「相手の人を魅了するゴージャスなボディライン」
 誤答したラジスラヴァのチームに脱衣が命じられた。いやいや、と首を振ってラジスラヴァはカロリナにおねだりする。
「お願いですカロリナさん。先に脱いで下さい」
「はあ、分かりました」
 聖衣の上っ張りを手際良く脱ぐカロリナ。最初から見えそうで見えないデザインなので露出は大して変わらない。

 安心して胸を撫で下ろした(という演技をした)ラジスラヴァだったが、第六問をカロリナが誤答して遂に脱ぐことになった。
 嫌そうに肢体をくねらせて、その実観客を挑発する。両手でそっと服のすそを掴み、じわじわと布を下ろし、取り去って身体のラインを露にしていった。

「第七問。ミラージュアタックは残像を出るほど素早い攻撃を仕掛けるアビリティですが、残像はいくつ現れるでしょう」
「え〜と、え〜と……」
 しばらく分からないふりを続けるブリジット。
「三人ですぅ。……え、二人?? そうでしたっけ?」
 脱衣することになったブリジットは、
「きゃ〜、いや〜〜、おか〜さ〜ん」
 と叫び、パルミスに抱きつくなど一頻り騒いで、水着姿となった。

「第八問。翔剣士も使用する武器で、もともとは魚をさばく時に使用する、肉厚でするどく尖った三角形の刃物と言えば」
「出刃包丁」
「……ですが、二問前の答えはなんだったでしょう? という問題でした」
 間違えてどんより落ち込んでみせるニコラ。涙の球がコチコチ打ち合わせられているように見える。上・下・ブーツの順で脱ぎ、脱いだ服をきちんと畳んで後ろに下げた。

「第九問。翔剣士のアビリティに共通する事は何でしょう?」
「翔剣士の技に共通するもの……それは……『腰に負担がかかる』じゃぁ!」
「正解は華麗であること。テツノシンさんのチームは誰か脱いで下さい!」
 とうとうテツノシンが水着姿を披露する。

「第十問。翔剣士に必要でない物は次のうちどれか?
1、優美な細剣
2、お洒落な戦装束
3、リッチな財産
4、ノソリン」
「あ〜、これは判ります〜」
 今までのんびり過ぎて答える機会のなかったパルミスに此処でチャンスが来る。
「翔剣士さんは〜、攻撃を避けるのが身上ですから〜、防具は不要なんですよ〜。答えは2です〜」 
「違います」
「え〜、そんな〜。私の知り合いの翔剣士さん(男)は〜、いつも褌一丁ですよ〜。ナンジャk」
「ええ、それは特殊な例だと思われます。パルミスさんは脱衣をどうぞ!」
「くすん。どうしても脱がないと駄目ですか〜? ……判りました〜」
 パルミスが恥ずかしさを堪えて服を脱ぐ。下に着ていたのは全身を覆って肌の露出が全く無い、濃紺のウェットスーツだった。
「う〜、もうお嫁に行けないです〜」
「世の中にはこっちの方が興奮する人もいるかも知れませんしね」
 本気で言っているらしいパルミスと、客席に言い訳する司会。クイズは続く。

「第十一問。翔剣士がよく使う技は?」
「真空飛び膝蹴りね」
 ティラが訳知り顔で述べる。
「その昔、サワムラという翔剣士が一ヶ月の山篭りで編み出した伝説の技よ。その威力は天をも震わせるというわ。……嘘だけれど」
「嘘はいけません。脱いで下さい!」
 ウケを狙ったピンクの水玉ビキニを披露する37歳のティラ。恥かしそうに手で隠して観客に視線を送る。
(「おばさんの水着姿なんて受けるのかしらねぇ」)
 会場はそれなりに沸いていた。

「では、次の……」
「はいはいはーいなの! ロラン様なのっ!」
「違います」
「やっぱり薔薇だったのかしら……?」
 タイツを下ろしながら、ティラとテツノシンに向かって小首を傾げる。帽子もワンピースも、子供っぽくぬぎぬぎ。下にはちょっぴり大胆な白のビキニを着ていた。
「間違えてごめんなさいなの」
 頬を染め涙目で観客とチームの二人に謝る。お尻の後ろに手を回して可憐にもじもじ。


「さて、瑞々しい水着姿が九つ、熟れた水着姿が一つ、枯れた水着姿が一つという展開になってしまいました。次から間違えたチームは熱湯風呂に落とされます。
「そんな中での第十三問はジェスチャークイズ。アゼルさんがジェスチャーを行い、同チームの御二人が当てて下さい」
 御題の紙を見せられたアゼルは変な踊り……じゃなくてジェスチャーを始めるが、キュリアとニコラは当然分からない。
「時間切れです。ちなみに正解は『薔薇の剣戟を華麗に決めて、気障な格好で流し目を送るロランさん』でした」
 三人の立っている床が抜けた。キュリアは踊りながら落下する。アゼルは熱湯風呂を大げさに熱がって大慌てで飛び出し、舞台袖に用意されている水風呂に飛び込んだ。
 ニコラは床が抜ける直前跳躍し、数瞬宙に浮く。
「伝説の漁師シリーズ。最初に、俺が釣れない魚はマリンキングボスだけだ!! のゴンザレス老」
 誰だか知らないが変にリアルな漁師の物真似をしつつ落ちた。
「ニコラさんの細かくて伝わらない物真似でした。ちなみにこの名人は実在します」
 司会の注釈。
 浴槽に落ちたニコラは慌てて出ようとして足を滑らせ、また落ちた。更にキュリアを引っ張り上げようとして逆に浴槽に引き込まれるなど、一通りやった後、三人は退場した。

「第十四問。翔剣士の行動スピードを一時的に引き上げるアビリティは?」
「落ち着けば、簡単ですね! 答えは……えと……その……あの……あれ?」
 恥ずかしさで真っ赤なフェイの顔も回答も、落ち着きとは程遠いものだった。
「そ、そうです……! こ、答えは革靴のステーキ! 人参のグラッセは抜きで!! ……あれ?」
 床が抜ける。
「あ、あら……せ、正解はチキンスピードでしたぁぁぁ!」
 派手な水飛沫があがる。
「こ、この程度の熱湯などっ! 心頭滅却すれば……熱っ?! 熱、熱いですっ!」
 自分のイメージが崩れてしまったような……そう感じつつ、フェイは退場した。

「第十五問。素早い身のこなしで連続した攻撃を浴びせ続けるアビリティは」
「スピードラッシュですぅ」
 ブリジットがほのぼのと回答。
「……スピードラッシュですが、では、不思議な剣舞を舞って対象を混乱させるアビリティは? という問題でした」
「きゃ〜」
 騒ぎながら、ブリジットとパルミスは浴槽に落ちていった。

「第十六問。翔剣士の特別なアビリティを同盟にもたらした種族は何?」
「鶏頭さんたちです〜」
「ラジスラヴァさん不正解」
 カロリナの胸部皮下脂肪を一とすると十ぐらいありそうなラジスラヴァのおっぱいが過剰なまでに揺れる。ポロリを期待させるため揺らしながら落下しているのだ。着水して水飛沫が上がった。
「ああっ。ラジスラヴァさん、胸が……」
 先に着水していたカロリナがいかにも期待させる台詞を言う。水飛沫が収まった後、現れたラジスラヴァは……なんともなっていなかった。
「なんともなっていませんね」
 退場する二人。

「第十七問。十三人の翔剣士が洞窟の中で輪になって雨宿りをしています。それぞれが『翔剣士』という名前のノソリンを二頭連れ、そのノソリンの背中にはそれぞれ『翔剣士』という名の猫夫婦が乗っていました。洞窟の真ん中ではヒトノソリンの翔剣士が、頭の上にリクガメを乗せて雨やめダンスを踊って見せています。さて、洞窟の中に翔剣士は何人?」
「この問題はランドアースの危機を伝えているんだ!」
 上手いボケを思いつかなかったティラが適当なことを言ってしまった。
「な、なんですってー!」
「翔剣士は何らかのアナグラムなのよ。……だとか何とか」
「『翔剣士』、『しようけんし』、『死よ、受けん、死』。い、言い換えただけで不吉に! それはそれとして落ちて下さい!」
「きゃぁ〜☆」
 ルイの黄色い悲鳴と共に、最後の三人も落下することとなった。みっつの水煙があがり、収まると、
「ほぅ、中々良い湯加減じゃのぅ」
「御爺様、100まで数えませんといけませんの?」
 どうやら時間が経って良い具合に冷えていたらしい。
「ふぉっふぉっふぉっ、風呂には入れるとは参加して良かったのじゃよ」 
 満足気なテツノシン。
 と、その時、白いビキニの上部分がぷかりと湯船に浮かぶ。
 観客達は即座に事態を理解した。無数の欲望に満ちた視線が、護るものとてないルイの上半身に突き刺さろうとする。だが僅かに早く、司会が合図して幕を降ろさせた。客席とステージが分断される。
「なんと第一回クイズタイム翔剣士は挑戦者全員失格という結果に終わってしまいました。また次回にご期待下さい。初優勝は貴方かも!」


 客席を、冒険者達はそっと覗く。沢山の笑顔。
「喜んで頂けたようで良かったですね」
 誰ともなしにそう言った。


マスター:魚通河 紹介ページ
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参加者:10人
作成日:2007/05/01
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