世の闇、青紅の輝き



<オープニング>


 未だに潰えることを知らぬ、夜ごとの、悪夢のような光景――。
 憎悪の『少年』は、再び石段のなかほどを駆けぬけはじめた。四肢を地に這わせて歩くその少年は、まるで燃えさかる火焔のような髪を逆立て、顔には憎悪の表情を浮かべている。胴は髪の色彩とは異なる、闇色の毛皮で包まれていた。手足の指先には、まるで研ぎ澄まされた刃のような爪が、禍々しいまでの光沢を帯びている。
 反逆の『少女』は舞台へと舞い戻り、その縁を逆さになって歩く行為を再開した。地を逆さにして歩くその少女は、さらさらと梳かしあげられた金の髪を垂らし、顔の造作を覆い隠している。胴は一糸まとわぬ裸体であるが、皮膚はヒトのものとも、リザードマンのものとも違った。まるで翡翠のように、輝きを帯びて、透けている。
 
「戦いとなるのは、地を刳り貫くようにして設けられた円形の舞台。かつてそこでは舞踏会が行われていたようですね。中央には石材の敷き詰められた舞台が残され、また、その周囲を囲むようにして数十の石段が設けられています」
 薄明の霊査士・ベベウは言葉を継いだ。
「地を這う少年の姿を象る化生は、石段の観客席の中程を、舞台を中心として円を描くような軌道で駆け続けている。そして、天地を逆さにして、裸足の足を夜空へと向かわせて歩む少女は、舞台の縁をめぐっているのです」
 熟れすぎた果実のように弾けた肉塊が、観客席の最上段付近に残されているであろうことに触れた後、霊査士は同業者たちに言った。
「危険な戦いとなるでしょう。どうか皆に、希望のグリモアの加護がありますように」

マスターからのコメントを見る

参加者
灰眠虎・ロアン(a03190)
風切羽・シリル(a06463)
赫焉・ラズリ(a11494)
鮮紅を纏いし者・ファーラ(a34245)
月のラメント・レム(a35189)
白と舞う翠櫻・リタ(a35760)
夢現の迷人・レイティス(a42194)
ギルガメビウスクライン・リバーサイド(a46542)
叫鴉・エドワード(a48491)
繊月・マヒナ(a48535)
虚無の疵に喘ぐ囚人・レイス(a50675)
狂天童・リカーシュ(a57358)


<リプレイ>

 静かに吹き抜ける風が翡翠のように透ける光を帯びた若い葉たちをざわめかせ、そのかすかな囁きを流れにのせて伝えてくる。頬に触れる風は濡れているように冷たかった。清冽さを帯びていて、足元に広がる空間を見つめるために細められた彼女の目元に、凛とした感触を残したのだ。風切羽・シリル(a06463)は息を飲む――その赤褐色の双眸で、古寂れた舞台をめぐるふたつの影を見つめる。腰にさげられた鞘へと伸ばされた指先が細かな震えを帯びていた。
 二体の化生が描く軌道は正しい円に近いものだった。互いが最も離れた位置に達した瞬間――それこそが、灰眠虎・ロアン(a03190)たちの定めた好機、戦いの火蓋の切られるべき間である。彼は視線を、他の仲間たちから一歩退いた位置に立つ、小柄な同族の少年へと急がせた。掌をかざして、ストライダーの武道家の細く引き締まった体躯に渦巻く、紐状で真紅の防具へと鎧聖の力を注ぐ。赫焉・ラズリ(a11494)は、『蓬皇』に起こった変化にも、同族の少年がその瞳に秘めた想いにも気づいていた。忘れられない敵がある――臙脂色の瞳が向かった先には、黒くただれて醜い、肉塊が堆く積もれていた。
 傾斜を降って舞台へと向かういくつかの影を、彼は傾斜の最上段に立って見送った。けれど……ただ、何もせずにいたのではない。彼は握りしめた掌中に白い輝きを含ませている。流鎖の射手・レイティス(a42194)の唇が言葉を漏らした。
「一度の討伐で倒せない程の強敵……ですか」
「私は知りませんでしたなぁ〜ん。でも、こんなところで動き続けるなんて……哀れ過ぎますなぁ〜ん」
 踵を浮かせて背伸びをした後、陽光陰る蝕・マヒナ(a48535)は朔月弓『アオ・クゥエナ』を構えた。一切の光沢を帯びぬ不可思議なその弓に、ヒトノソリンの牙狩人は青い輝きが迸る魔弾をつがえる。愛らしい瞳が細められ、その紅玉を思わせる色彩がさらに深められる。
 倒し損ねた敵があろうとも、無念に思う者があろうとも、彼には関係のないこと。蒼穹穿つ紫電の射手・リバーサイド(a46542)が古寂れた歌劇場へとやってきた理由、それは、目前の魔を貫くため――それだけだった。『炎の始まり』を意味する弓弩に、禍々しい姿の魔弾――茨のような細かな刃を並べる――を装填し、言葉を吐く。
「刻限はとうに過ぎた……幕を引いてやるぞ、大根役者!!」
 傾斜を降った仲間たちよりも早く、魔弾は舞台の縁に浮遊する『少女』の、月影を帯びて翡翠のように透ける体躯へと達した。
「舞台違いではありますが……そろそろ幕引きとしましょうなぁ〜ん」
 マヒナの声が途切れるなり、弦の震える音が続いて、さらに――『少女』の貫かれた腹部から玲瓏な響きが起こった。青い光条が駆けめぐった虚空に、刹那の後に続いて現れたのは、白い輝きの波のようにうねる軌跡であった。レイティスが仲間の背へ支援と諫めの言葉を投げかける。
 月影によって梳かしあげられた金の髪は、逆さに立つ『少女』が呼吸のような仕草を繰り返すたびに、まるでその束のひとつひとつが意志を持ってでもいるかのように揺らめいて、ラズリの心に奇妙な感慨を抱かせた。だから、彼は微笑むことにした。右足に鉄の冴えを思わせる輝きをまとわりつかせ、少女の首に鋭い蹴りを叩きこんだ際にも。
 鋭い鉤爪の生えた『少年』の四肢は、傾斜する足場を苦もなく躍動し、並び立つ冒険者たちの合間をめぐっては、複数を同時に切り裂いた。――切り裂かれた腕の痛みが、こめかみのあたりに奇妙に凍てつくような感触を与え、視界には激しい赤いの色彩を加えても、その少年は顔色を変えなかった。いまにもこぼれ落ちてしまいそうな微笑みを湛える灰の瞳で、獰猛な『少年』の姿を捉えている。狂い童・リカーシュ(a57358)は化生の小さな額を貫きたくてしょうがない。『別ツ糸』は振りぬかれ――顔面は貫けなかったが、色の明るい毛の腹が切り裂かれた。
 地を這う『少年』の獰猛さがリカーシュたちを苛んでいる頃、宙を歩む『少女』の無慈悲が剣士たちを襲っていた。彼は『少女』の放った光弾をまともに受けてしまった。臓腑という臓腑が潰されたような感触に次いで、うねる舌の表裏に鉄錆の味が溢れかえる――叫鴉・エドワード(a48491)は酷い咳をひとつした。そして、背に負う風の魔剣へと左右の腕を向かわせながら、舞台の縁に浮遊する化生へと駆け寄り、口元から血まみれの唾液を吐き散らしながら、啖呵を切った。
「神鳴る力、喰らうがいい」
 鞘の口から神々しいまでの輝きが漏れた瞬秒の後、『宗州草薙』の刀身は化生の薄い胸に達し、翡翠の肉体の半ばに埋もれていた。――傷ついた『少女』の元には、もうひとりの影が近づいていた。
「この間の借り、返しにきたよ。もちろん倍返しでね」
 目映い空の元で懐かしい顔でも見つめるみたいに、虚無の疵に喘ぐ囚人・レイス(a50675)は瞳を細め、化生の美しい造作を眺めていたが、その両手には惨憺たる虐殺の眺めを想起させずにはいられない大剣が掲げられていた。『少女』の唇を奪うのではないかと思われるほど近づけていた顔を引っこめると、レイスは大剣を振りおろした。破壊の衝動に震える大剣は、化生のすべらかな腿を切り裂き、丸みを帯びた腹部に深い傷を刻んだ。
 勇ましい神への加護を願う紋様が刺繍された衣をまとい、ロアンは戦いに挑んでいる。柔らかそうな黄金の髪が頬に触れても、彼はかまうことなく拳に力をこめ、『少女』の体躯に突きを打ちこんだ。舞台へと降りたって戦う彼らの姿を、彼女たちは石段の中途から見守っていた。二手に別れた前衛たちを左右に見て、ちょうど彼らを繋ぎ合わせることのできる場所に位置している。そのうちのひとり――髪先に桜の花を散りばめるドリアッド――が、穏やかながらも悔しさを噛みしめるような口調で想いを口にした。墨染めの桜花・リタ(a35760)の言葉に応じたのは、絹のようになめらかな光沢を帯びた白い髪と濡れたように耀う真紅の瞳が印象的な少女――大福ゴー・レム(a35189)だった。さらに、もしも叶うならと前置きをして、鮮紅を纏いし者・ファーラ(a34245)が言葉を口にした。それは、人々に幸せを分け与えるような舞いこそ『少女』が求めるものではないかということ。そして、その『少年』もそれを望むのではないかということ。理性があれば――最後にそう言い添えると、紅い髪の娘は旋律に詩をのせた。
「その涙で虹を呼び皆を癒す歌と成せ――」
 
 なぜ『少女』が舞台の縁を『少年』へと漂っていったのか――それは、誰にも知る由のないこと。化生の髪とよく似た黄金の輝きが、幾条もの光弾となって舞台の上に拡散した。もうあんな悔しい思いをするのはごめんだ――そう心の裡で呟くと、レイスは大剣で虚空を切り裂いた。彼はわが身に迫る帯状の光を巨剣で撫で斬りとし、返したその威力で『少女』の体躯を傷つけた。シリルは左の肩を貫かれていた。『少年』と対峙する彼女たちの元へも、『少女』の展開する光弾が届けられたのだ。その痛みは戦いがさらに熾烈なものとなる知らせでもある。石段の中途に立って、レムは黄色い杖『金鳳花』で空を払った。白のレースで縁取られた黒衣の裾が翻され、その波のような動きが静まると、少女の小さな身体から淡い輝きの波が起こった。
 鉤爪の生えた左右の腕を揃え石段に座りこんでいる。リカーシュが気づいたときには、すでに化生はその体躯に刻まれた傷の治癒に成功していた。標的を貫くために研ぎ澄まされた白銀の剣を手に、その刀身を視線とほぼ水平に保って、シリルが地を這う化生へと迫る。彼女の左右にはその姿にそっくりな、覚束なく震える輪郭の幻影が浮遊していた。リカーシュは彼女の動きに追随した。幻影を従えて標的へと肉薄し、三方から一点へと収束する攻撃を仕掛ける。レイティスは仲間たちの後方に控える位置から戦場を俯瞰し、次なる一手をまるで影のように存在が希薄な矢と定めた。衝天弓『月影』から射られた魔弾は、地を這う『少年』の影へと飛びこみ、影を縫いとめ、実体から自由を奪った。『少年』と『少女』との距離がまた少し遠くなる。
 生き物のように蠢く黄金の髪が虚空になびいて、『少女』の周囲からあたりへと散らされた力が、次々と冒険者たちの体躯を貫いてゆく。リタはその胸に激しい痛みを覚えていたが、かろうじて呼気を整え、顔をあげ、光の槍に見舞われて身を強張らせる仲間たちがないか見渡した。揺れる胸の裡を抑えつけるようにして掌を這わせ、歌声を紡ぎはじめる。
「同胞の血肉を蝕む呪よ、闇に帰せ……悠久なる時の流れのまにまに」
 石段の中途に『少年』が釘付けとされている間に、『少女』と対峙する冒険者たちは攻勢を強めた。涙しながらかしずき祈る乙女の姿が『緋殺女』の刀身に浮かびあがる――ヒトの武人は豪快な一閃によって『少女』から発せられた黄金の光弾を切り裂き、その力を術の使用者自身へと逆流させた。なびくファーラの紅い髪から視線を視線を外し、マヒナは観客席の上段から舞台の縁に立つ『少女』の姿を見おろした。『アオ・クゥエナ』には、誰かの見た夢のように朧な形が浮かんでいる。それはマヒナ自身が弓に与えた力だった。
 手首を護る紅の篭手と、長すぎるかにも思える白銀の刀身からなるラズリの武具『緋旻』は、主の頭上に浮かべられた白亜の守護から授けられた重厚なる力とともに、『少女』の胸へと振りおろされた。次いで魔弾が突きたてられた、透けていて翡翠のような体躯から液体が滴り落ちる。それは舞台上に達する前に蒸発し、月影に消えた……。
「いかに見惚れるほどの円舞であろうとも、終わらない舞台などない。せめて……美しき散り華、ここに咲かせるがいい……」
 薄く開かれたリバーサイドの唇は、言葉が終えられてもすぐには閉じられなかった。秘めやかな呼吸の後、彼は弓弩から魔弾を放っていた。それは、漆黒の天蓋を貫く稲妻のごとき輝きからなる、苛烈な一矢だった。青い輝きに貫かれて『少女』はだらりとさげていた片腕を失った。ロアンは舞台を蹴って飛びあがり、空中で身をひねって、さながら太刀のようとも形容すべき光を帯びた片足を、化生の薄っぺらな胴に打ちこんだ。黄金の光によって苛まれた肉体からの悲痛な知らせには耳も貸さずに、エドワードは『宗州草薙』を振りあげる――斜の軌跡で化生の喉元を切り裂くために。
 今度こそ、確実に、この場所に、真の静寂を――。嗤うレイスの手により、巨大な片翼とも思しき大剣が振りぬかれると、『少女』は上肢と下肢に切断された。そして、舞台の上に長い髪を這わせると、その大きな花のような金の輪で、自らの亡骸を囲った。
 
「膝をつく事は許しませんわよ!」
 戦場に響いたのはレムの声だった。その響きには、少女らしい声音とは裏腹の、戦いを楽しむかのような抑揚が秘められているとも思える。先端が花のように開いた杖『金鳳花』を胸に、癒しの光波をたゆたわせる。漆黒の地にただひとつだけ紅い線条が揺らめく手套をはめて、『少年』の傾斜に這いつくばる姿を見つめていたリタは、指先をやおら掲げて、そこに思念を収束させた。彼女の全身に蔓延っていた魔炎は、蠢きながら流れてゆき、やがて、人差し指の先に滴のように集った。言葉を発しながら、リタは黒炎の象る蛇を放つ――。
「戦友の痛みの代償、今こそ払っていただきましょう」
 血まみれとなり、怒りに震えているようだった。それに――眷族を失った『少年』の姿はどこか物寂しげでもあった。レイスが観客席の段差を一足飛びに駆けあがる。その爆発的な闘気のかたまりが猛威を奮った直後、ロアンは化生に掴みかかっていた。
「……舞台はもう終わってる。観客ももう帰る時間だっ……!」
 中空を幾度かにわたって旋回した後、『少年』の身は観客席の中程に叩きつけられたが、それで終いではなかった。身を起こそうとした化生の腕を掴み取り、再びその体躯を浮きあがらせた者があったのである。それは――ラズリだった。
 淡い光の帳のあちら側から、リタが微笑みかけてくる。躊躇いがちな視線は足元へと傾けられ、唇の形はこちらを気遣う言葉を音にしようとしていたが声としては聞こえない。癒しの光波にその身を包みこまれた後、エドワードは駆けだした。魔剣は背の鞘に戻されて、あの青い輝きを秘密裏に迸らせている。再び、あの刹那の斬撃を打ちこむためだった。リバーサイドの弓弩から飛んだ白い輝きは、薄暗い空間をうねるようにして『少年』の体躯へと向かった。化生は飛び跳ねたが、鎌首をもたげるようにして進路を変えた魔弾からは逃れられない。さらに、同様の一矢が追随する。石段の最上段からマヒナが光の矢を射ていた。
 石の地面で痙攣的に身を強張らせた後、『少年』は最期を悟ったか、捨て身の攻撃を繰りだしてきた。その鋭い切り裂きは、素速く身を翻すリカーシュとシリルの身体をも逃さなかった。だが、ちょうど天蓋に座す月によく似た輝きをまとうレムが、その身から揺れる光波を展開させると、翔剣士たちに刻まれた傷はわずかな疼きだけを残して癒やされた。
 ミレナリィドールの頬に触れ、指先に冷たさを感じながら、ファーラは名らしきものを口にしたようだった。『緋殺女』が振りぬかれ、その切っ先から魔弾が発せられる。その色彩は、ミレナリィドールの髪と不思議なほど似ていた。漆黒に朱色の斑紋が浮かびあがる弓――月影――に、稲妻を思わせる輝きからなる矢をつがえ、レイティスは緊張を湛えながらも澄んだ心地でいる。指にかけた弦を極限まで引くと、腕を震わせながら彼は言った。
「ここにて終幕を……穿て、雷閃!」
 熾烈な輝きに背を貫かれた『少年』の元に、その左右から夢のように瞬く花の欠片たちが迫る――。その内側には、銀の剣を構えるシリルの姿があった。そして、彼女の刺撃が化生の四肢を貫いてゆく様を、心躍るといった様子を隠せないまま見つめる少年の姿がある。標的の傍らから仲間の姿が退き、『少年』の獣のような眼に未だ残る獰猛さを見てとると、彼は飛び跳ねるようにしてかけだし、『別ツ糸』を振りあげた。実体も幻影も、リカーシュたちは同じ言葉を吐いていた。
「さァ! 斬り殺す、裂き殺すゥ!」
 
 冒険者たちは舞台の傍らに、化生となった人々のための墓を掘った。そして、『青紅の輝き、夜の闇、偽りの夢』の順で、土の底に亡骸たちを横たわらせた。
 物言わぬ亡骸となって果ててから、化生たちはようやくと隣り合わせることができた。けっして触れあうことのない輪を、それぞれに象り続ける必要は、もうどこにも存在しない。
 いつの間にか――風にでも舞ったのだろうか――金色の髪が伸ばされていて、その先端はさも愛おしそうに、隣り合う肉体に重ねられていた。


マスター:水原曜 紹介ページ
この作品に投票する(ログインが必要です)
冒険活劇 戦闘 ミステリー 恋愛
ダーク ほのぼの コメディ えっち
わからない
参加者:12人
作成日:2007/05/05
得票数:戦闘12 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
   あなたが購入した「2、3、4人ピンナップ」あるいは「2、3、4バトルピンナップ」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 マスターより許可を得たピンナップ作品は、このページのトップに展示されます。
   シナリオの参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。