終の闇と少年少女



<オープニング>


 自らの指先すらも確かめられぬほどの闇――。ただ葉擦れの音が頭上に生い茂る緑の存在を伝え、吹き抜ける風の確かめられぬ実在を照明し、夜空の高きに千切れながら流れるであろう雲を想像させる。
 鉄の覆いを元の位置に戻すと、少年とは油のなくなったカンテラを傍らに置いた。そこには木の根が張りだしていたため平らではなく、鉄の箱は転げ落ちてにぎやかな音をたてた。袖が誰かに強く引かれて、彼は腕を伸ばした。その慎重な仕草は、柔らかに波打つ髪へと触れながらうなじの側を通り、少女の肩へと指先が届けられるまで続けられた。
 少女は、自らの指先すらも確かめられないのに、ただ自分ではない誰かのことは確かなものと感じられていた。あまりに疲弊しているために言葉を交わすことは少なくなっていたが、呼吸や鼓動が重なり合えば嬉しいと思う――眠ってはいけないとわかっていたが、彼女は眠りについていた。
 
「依頼です。急ぎ――とある森へと赴いて、深い闇に取り残されたふたりの年若い職人たちを助けだしていただきたいのです」
 卓上に広げられていたのは、複数の紙片が張り合わされた大判の地図で、五つの集落の位置、それらを繋ぐ街道や小径、それに、地図の中央の大部分を占める瓢箪の輪郭をした森、その内部を南北に貫くようにして流れる川のうねる形が描かれていた。青白い指先が、地図の右辺――東の方角――を示し、街道を左方向へと進み、森の入口に到った。
「ここから森へと足を踏みいれ、西の方角へと急いでください。小径を急げば、流れる川の畔へと行き着くはずです。問題は、この森の道を歩いていた職人たちに悪さをし、彼らの目を眩ましてしまった奇妙な生物たちが、未だに畔のどこかに残っているであろうことでしょう。それに、少数ですがこの森には……」
 薄明の霊査士・ベベウの唇から離れた言葉は、『猪グドン』という冒険者にとっては聞き慣れた言葉であった。三十ほどの個体が、群れなすことなく木々の合間をめぐり、おそらくは芋の類や木の根を掘り返しているのだろう――ベベウは言葉を続けた。
「あたりを漆黒の闇で包みこみ、マティアスとトリィ――少年と少女の名です――を迷わせてしまったのは、兎のようですね。黒い毛皮の背に星形の白い斑点がひとつ浮かんだこの小さな獣が、奇妙な力を有してしまったようなのです。数は……三匹か四匹といったところでしょうか。水辺の、盛りあがった土手に棲処を持っているようです」
 青白い指たちを絡めてしまうと、手首を絡める輪から伸びる鎖をひきずり、机の上に玲瓏な響きをたてながら、霊査士は言葉を継いだ。
「終わるからこそ始まるものがありますが……潰えてしまっては二度と戻らないものもある……。トリィとマティアスのこと、どうか無事に救ってやってください」

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参加者
静穏なる銀鱗・ヴァイナ(a15850)
終色の薔薇・ラゼンシア(a29324)
紫月姫・シュビレ(a31087)
博士・ユル(a32671)
隠れ家ヘよーこその看板盗んだ・フォッグ(a33901)
御手先・デン(a39408)
嵐を呼ぶ風雲児・ミミュ(a42672)
雪椿・ピムリコ(a48442)
十陽炎・ギャリ(a53878)
悲愴想曲・シエラ(a59476)
漆黒の風追い人・サイカ(a61137)
樹霊・シフィル(a64372)


<リプレイ>

(「子供は宝、未来の希望……なんて、ね。真っ暗な世界で怯えてるなんて可哀想な状況は、なんとかしないとな」)
 彼はまだ年若いが、その赤茶の鱗の磨きあげられた感じといい、まとう外衣の特徴的な形状の襟といい、どこか世慣れていて、洗練された感がないでもない。紅き草・ギャリ(a53878)は、視界の先――カンテラの明るい輪のなかに、ひとつの小さな影を見いだした。声を発する。
「暗き森の兎さんや、ちぃっとばかしおいたがすぎる。お仕置き、させてもらうよ!」
「いましたね!」
 清澄なる光を秘めた翡翠の明眸を見開かせて、その少女は、森現れた闇の、夜陰よりも遥かに深い内奥を見据えている。解き放たれた力は、彼女の、繊細な体躯の裡が内側から現れて、おぞましい嗚咽を響かせているのではないかと錯覚させるほどの影となり、方々に散り、空間という空間を貫き、やがては、白い星形の紋様が浮かんだ獣の体躯を縦横に引き裂いた。そうして、終色の薔薇・ラゼンシア(a29324)は短い吐息を胸元に落とした。
 あたりに白日を思わせる輝きが広まってゆく。葉は裏側から透かされて、樹木の幹は明るく浮かびあがり、不思議と静寂がその密度を増しているかのような感覚が訪れる。引き裂かれ、もう兎としての形を失った亡骸を、嵐を呼ぶ風雲児・ミミュ(a42672)はのぞきこんだ。頭上に光り耀う輪を浮かべる少年は、不意に、足元に肉体の欠片を散らして獣が死んで、たちこめていて不可思議な闇――夜陰よりも遥かに深い――が失せていることに、彼は気づいたのだった。
 ギャリが歌っている。彼の、少しばかり気取った感はあるが正確に旋律をなどる歌声に答えたのは、枝から枝への滑空を得意とする、脇腹に幌を持つ獣だった。
 仲間が得た情報を頼りに、ミミュたちは森の道なき道を急いだ。その途中、頭上に光の輪を浮かべる少年は、腰のベルトに結わえつけた小さな袋から、ひとつ、またひとつ――と白い何かを零していった。河原で拾いあげたつやつやとした石を、通った道の目印として残して残していた。
「マティアスさ〜ん。トリィさ〜ん。いたらお返事くださいなぁ〜ん! 冒険者が助けに来ましたなぁ〜ん! もし、声が出せないなら、大きな音を出してくださいなぁ〜ん!」
 ミミュの発した元気な声は、闇に包まれたあたりに吸いこまれるようにして消えた。音は返ってきた。だが、それは闇に閉じこめられた少女と少年が発するには、あまりに獰猛すぎる、危険な呼吸を伴っていたのだった。
 襲撃者の棍棒によって打ちすえられた仲間たちのために、ラゼンシアは、終の閃きを宿すという霊剣『終煌葬花』を鞘からしりりと引き抜き、我が身からは、淡い光耀の波となってたゆたう癒やしの力を立ち昇らせた。樹木の幹をおののかせ、生い茂る葉たちを震えあがらせる咆哮――発せられたのは、ミミュの小さな身体からだった。毛皮の体躯を強張らせ、その小さな眼だけは怯えさせている敵へ、ギャリは笑いかけたようだ。だが――その右腕は空を切り裂いて振りぬかれており、その整えられた指先からは念の白刃が飛びたっていて、グドンは頸部を貫かれ、即座の死を向かえざるを得ないのだった。
「助けにきましたー! お返事お願いしますー!」
 白い掌を口元に添えて、少し前のめりともなりながら、ラゼンシアが声を響かせている。その傍らで、ミミュはやはり白い小石を地に落としているのだった。
 
 夜の闇にあってもそれとわかる――光彩と波のようなうねりとを含んだ金の髪が、少女の語るに合わせて揺らめいている。
「わたくし、夜の森は好きですわ……まるで雪の夜のように静かですもの。ですが……ゆっくりしている暇はございませんわね。今は一刻も早く、なさねばならぬことがありますから」
 竜の鱗を思わせる鉄片が寄り合わされた甲冑には、その足元に優雅に尖った爪先が備えられていた。雪椿・ピムリコ(a48442)は、腰元の立ちへと指先を絡めたまま、あたりを見渡した。土はぬかるみ、夜気は冷たく、木葉たちのざわめきは湿っていた。
 あまりに痩身であるがゆえに、彼が腰を折って足元をのぞきこむ姿は、嵐に煽られながら育った荒野の灌木が、よく晴れた昼の日向であっても奇妙に歪んだ影を維持する様に似ている。博士・ユル(a32671)は、手折られた茎を鈎状に折り曲げられた指先ですくいあげると、その断片を睨め付けた。そして、口の両端を頬に吊り上げさせると、痙攣的な微笑みを浮かべた。
「ん……」
 呻きみたいな音が発せられて、ピムリコが振り返ると、そこには手招きをする仲間の姿があった。彼はしゃがみこんで、腰の裏側に生やした犬の尾を宙に舞わせている。追跡者・フォッグ(a33901)は、足元にまで達する外衣の長い裾を翻して立ちあがると、同行者たちに伝えた。
「グドンどもに踏み潰されているが、人間の足跡とみて間違いないな」
 青白い指先で紙片を手繰りよせ、それを展開させると、ユルはカンテラの灯りを頼りに何事かを書きこみ始めた。――彼が地図への記述を終えようとした、ちょうどその時だった。不意に深い闇がたちこめてきて、たちまちのうちに常ならぬ眺めが作りだされた。ユルは、その指先に燃える油の熱は感じていたが、その歪められた形を目にすることはできなかった。カンテラの光でも払えぬ闇の正体とは――自らの認識が正しかったことに、ユルは件の痙攣的な笑いを浮かべていたが、誰もそれを目にするできなかった。
 指先に気を収斂させる――。フォッグは、記憶していた茂みのあたりから聞こえてきた、小さな獣が身を揺する物音に反応し、朝露のごとき光を帯びる線条を指先から拡散させた。そして、彼は泥濘の張られた地をゆっくりと歩き、茂みをかきわけ、爪先に触れた肉体へと指を伸ばした。
 玲瓏な響きを残して、その闇のような太刀は刀身を鞘の内側に収めた。あの不可思議な闇が退いてゆくのを感じながら、ピムリコは、誰彼となしに言った。
「荒事は得意でも好むところでもございませんが、それが務めとあらば、ね?」
 
 錆びついた刃が周囲を行き交っている。短躯の兵らはその数を増していたし、獰猛な呼吸をさらに高めてもいた。――甲冑の上からひっかけた正紺の外衣をはためかせ、御手先・デン(a39408)は手にする両刃の戦斧で空を引き裂いた。空間から呻りが起こり、重厚な刃からは苛烈な衝撃が迸り、グドンらに次々と断末魔の叫びをあげさせてゆく――。
 優美な線にのみ縁取られる彼女のうなじには、夜空で明るく佇む月影を思わせる白の、細かな鱗が集まり重ねられている。彼女が息を飲むと、すべらかな喉元には蠱惑的ですらある動きが生まれた。森に立ち入ってからというもの、幻想の旋律者・シエラ(a59476)はすでに何度かの襲撃を受け、それを避けていた。彼女は、弟に言い含めるふうでもある穏やかさで歌声を紡ぎ、癒しを仲間たちに届けて、短躯の兵らと戦っていた。
 肩を揺するような仕草をみせたあと、背に白亜の翼を宿したその少女は、フレイルを振りあげ、鎖によって繋ぎとめられた鉄球で虚空の一点を打ち砕いた。現れた紋章術の結実たる輝きに、月光姫・シュビレ(a31087)はさらに意味ある言葉を封じこめ、その瞬くような光耀を高ぶらせた。放たれた魔弾は速やかな跳躍をみせ、叫声をあげるグドンを捉え、上肢を吹き飛ばした。
 逃亡を図ったグドンを追い、彼らが彷徨いこんだのは、森の内奥に秘められた拓かれた空間だった。そこで彼らは、奇妙な闇の球体が震えるようにしながら膨れあがり、草地の中心を締めるを見た。そして――瞬秒の後、彼らは見えなくなっていた。
 慎重さを求める声がする。それは、シュビレのものだった。デンは腿の裏側への打撃を感じ、喉の奥から怒気を含んで重たげな呻きを響かせた。グドンらは鼻が効くらしい。
「俺だ、ちょっと悪いが……」
 短く断りを入れると、デンはまずシュビレの腰に腕をまわし、さらにはシエラの身体も同じようにだきあげて、後方へと何度かの跳躍を繰り返した。闇の球体の外部へと逃れようとしたのだった。木々の合間へと退いた彼らは、その輪郭を震わせながらも存在する球体を見つめ、それが失われてゆく様も目にした。露わとなった草地に佇んでいたのは、刃を手にする二体のグドンであり、その一体は、口元に血液混じりの唾液を垂らしていた。
 儚げではあるが強い癒しの光波をまとい、シュビレの美しい姿態がその像を朧気なものへと変えている。傷の癒えたデンは、その岩のかたまりのような体躯を慌ただしく上下させる走りで草地を過ぎり、標的を目指している。彼を追い、彼の刃が達するよりも先にグドンへと届けられたのは、シエラの口ずさんだ静かなるしらべ――それは、聴くものを深い眠りの淵へと誘うものだった。刃の欠けた斧が二度にわたって振りおろされ、頭部を叩き潰されたグドンらは赤黒い臓腑を露わにして、奇妙な花となって草地に横たわった。
 カンテラの赤い輪のなかに、シュビレは兎の亡骸を確かめた。きっと怯えていたのだけのだろう――恐ろしかっただけなのだろう――。血の匂いの立ちこめる場所から離れると、シエラは闇に向かって歌いかけて、夜になると姿を現す獣たちから行方知れずのふたりに関する情報を集めた。デンは慌てていた。ここが森のなかだということをふと忘れ、煙管に火を入れようとしてしまったからだった。
 
「確かに暗いけど……これってその小さい獣の仕業じゃないんだよな?……マティアスとトリィか……早く見つけて助けてやらないとだな……」
 腕組みを解くと、腰の裏側に黒猫の尾を生やした少年は、空を見あげた。老木が倒れて作りだされたわずかな空間で、漆黒の風追い人・サイカ(a61137)は久方ぶりに夜空を目にすることができた。彼の尾も、心なしか空に向かうかのような仕草を見せている。凍える星々を絡めとろうとでもいうのだろうか。
「夜の闇に安らげるのは、朝が必ず訪れることを知っているからなのだと、私は思います」
 静穏なる銀鱗・ヴァイナ(a15850)はそう言うと、銀の円盤を宿したかのような灰の瞳を目映くもないのに細めた。痩せた彼女の身体は闇色をした衣服に包まれており、また、明るい灰の鱗はその色彩によく映えた。リザードマンの忍びは言葉を続けた。
「ですが……明けることなき闇の中に取り残される……その不安と恐怖は並大抵のものではないでしょう。一刻も早く、お救いして差しあげなければ」
 朽ち果てた老樹の傍らを抜けて、再び、灯りもなしでは自らの指先すらも確かめられぬ闇へと向かったふたり――。仲間の後を追いながら、そして、この森のどこかで身を寄せ合う少年少女のことを思いながら、樹霊・シフィル(a64372)は微笑んでいる。茜色の、小花を思わせる清楚な唇がわずかに開かれ、紅い舌の先がのぞいた――シフィルは悪戯を思いついた少年みたいな面持ちとなった。
(「ふふふ、ふたりの男女が遭難……これは恋の予感ですわ」)
 後方にドリアッドの少女がやってきたのを確かめると、サイカはカンテラの灯りの行き先を、頭上に生い茂る枝葉や地上に隆起する根元、そして、白い幹と幹との合間に差し向かわせた。
「……目に頼れないときは、耳と手触りで周りを感じるのではないでしょうか。水音が聞こえる川沿いまでたどり着いていれば……ですが」
 そう言ったのはヴァイナだった。最後に、樹木のうろをのぞきこんでしまってから、サイカは進路を変更した。森を南北に分かつ川の流れがどちらにあるのかは、森で暮らす一族に生まれたシフィルがよく理解していた。
 彼女たちが水辺へと戻り、西岸を北へと向かってからしばらく後のことだった。鉄の覆いを外して、油の残量を確かめているうちに、シフィルは自らの指先すらも確かめられなくなり、煌々と灯る照明を揺り動かしても、明るい輪が朧に浮かぶだけなのを知った。左右の指先を絡めあわせ――その掌中には縫い針をひそませ――て、長い睫毛に縁取られる瞼を閉じて、シフィルは祈りを始めた。だが、その夜陰よりもなお暗い闇は失われない。彼女たちの視覚に問題が起こっているのではなく、あたりに不可思議な力が展開されているのだ。
 足元へと垂らした指先に気を収斂させ、ヴァイナは、闇を払うような仕草で腕を振った。煌めく糸たちは、拡散し、宙をたゆたった後、静かに地へと舞い降りて、白い星形の紋様が浮かんだ獣の体躯を絡めとった。
「心苦しゅうございますけれど……」
 瞳を閉じたまま、シフィルはそう呟いた。心地よいことではなかったが、兎を仕留める役割はサイカが引き受けてくれた。鉄の冴えを思わせる閃きが闇に起こる――しばらくすると、奇妙な闇が嘘のように退いてゆき、わずかな月影を宿す水面が姿を現した。
 道に迷ったふたりが、闇雲に森を歩き、同じ場所をめぐっては、終いに力尽きてしまってはいないだろうか――。静かに水辺を歩みながら、ヴァイナは不在に苛まれていた。
 
 少年は眠りかけていた。油のなくなったカンテラはもう冷え切っていて、彼らが身体を動かそうとしたときに音をたてるだけだった。豊かに波打つ髪の裏側――トリィの肌は温かく、その呼気は静かだが愛おしい。目を開いているのか、閉じているのか――彼は微睡んでいたからよくわからなかった。
 
 ――眠る森の住人たちよ
 ――今宵の騒ぎを許しておくれ
 ――帰らぬふたりを探しているのだ
 ――奇妙な兎に悪さされ
 ――光を無くした者たちを
 ――闇に彷徨う二人を
 ――心優しき森の住人よ
 ――どうか我らに教えておくれ
 
 奇妙な震えを帯びた歌声が聞こえてきて、少女は頬を預けていたマティアスの胸から身を起こした。深い森の闇は変わらないはずだったが、不思議と心は明るい。木々の合間に赤い光がちらついて、トリィはマティアスの肩を揺すった。
 
「ところで、なぜこんな森に来ていたの」
 尋ねてきたのは、美しい金の髪をした娘だった。マティアスは、自分たちが寄せ木細工の職人見習いであること、その新たな材料を求めていたことを説明した。
 トリィは、青い髪に同じ色の尾をした青年から水袋を受けとり、赤い果汁の甘さにうっとりと瞳を細めている。彼女は冒険者に礼を言い、まだ重たい水袋はマティアスに手渡した。
「さぁ……帰還しようか」
 そう言った男の、痩せていて尖った肩の縁には、丸く渦巻く尾の齧歯類が座りこんでいたが、するすると腕を伝い足を伝って地に降りると、そのまま森の暗がりへと駆けていってしまった。マティアスとトリィは手を取り合って立ちあがった。
 ふたりは思うのだった。
 終わりの闇に朝は来る。その幸せにも人は慣れてしまうから、その歓びを忘れてしまいがちになる。だけど、今朝のことは忘れられそうにない――と。


マスター:水原曜 紹介ページ
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