窮屈からの脱出



<オープニング>


 確かに蒸し暑かった。だがそれにしても、午後の霊査士・イストファーネがスカートでばっさばっさ風を起こしている姿があまり見苦しいので、烏の雛・ミルコムは苦言を呈することにした。
「イストさん、おぎょうぎがわるいですよ」
「堅苦しいことを言いますね。ミルコム君こそ、見てるだけで暑苦しいから止めて下さい、その格好」
「こ、これはぼくのポリシーなのです」
 仮面を目深に被り、マントを身体に巻きつけてポージングするミルコムを呆れ顔で見下ろしながら、イストファーネは依頼の解説に入る。
「さて、逆に堅苦しい世界から脱出したがる少年の話です」

 さる町の上流の家庭に生まれた少年ミハイルは、成長すると共に家の厳格な躾に反発を示し始め、七歳となった今年からは幾度かにわたる家出事件をも引き起こすようになった。
 怒った両親は人を使って家の周囲を常に見張らせるようにし、それからはミハイルも家出することが出来ず、しばらくの間は大人しくしていた。

 ところが先日のこと。
 ヴィッテルスバッハ家でささやかな夜宴が催され、当主の息子であるミハイル・ヴィッテルスバッハも当然ながら出席した。
 当節流行の、特徴を過剰なまでに強調した服装――侍従に持たせていなければ引きずってしまうほど尾っぽの長い燕尾服だの、踵が高すぎてよろよろとしか歩けないヒールだの、色々――を見せびらかしたい人たちで溢れかえり、夜宴は賑やかに過ぎていった。
 そして家の人々が気づいた時には、ミハイルの姿が消えていたのだった。

「夜宴中も常に見張りがいたのにどうやって家出を、と家人が訝しんだのも翌朝まで。
 身代金を要求する手紙が届き、ミハイルが誘拐されていることが分かりました。ミハイルを助けて誘拐犯達を捕えて下さい。

 誘拐犯は身代金を受け取るために、町外れの小屋で待っています。人数はひとり、人質がいる以外にはどうということもないチンピラです。

 それとは別に、夜宴に出ていた者、つまりヴィッテルスバッハ家と関係のある誰かが誘拐に加担しているようです。この人物がミハイルを唆して連れ出し、チンピラに引き渡したわけですね。霊視で分かりました」
「じゃあチンピラのひとをつかまえれば、協力者がだれかもわかりますね」
「これも霊視で分かりましたが、チンピラは後々の報復を恐れて口を割りません。拷問は町の掟で禁止されています。ミハイルも恐怖のあまり事件の記憶を閉ざしてしまいます。
 というわけで協力者については、推理と調査で当たりをつけて下さい。

 夜宴は屋敷内の大きなホールで行われ、出席者のうち徒歩で来たものはクロークに荷物を預け、ノソリン車で来たものは車内に荷物を置いていたようです」

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参加者
ほおずきみたいに紅い塊・グラ(a00110)
想いの歌い手・ラジスラヴァ(a00451)
魔性の黒き雌豹・アレクシス(a01693)
黒の狼牙・バルド(a16025)
緩やかな爽風・パルミス(a16452)
決して軽薄な男じゃありません・ジン(a32218)
紫燕奏魅・レイ(a61133)
三千世界の流離人・ウォレス(a62892)
高機動爆撃騎・ミーヤ(a63081)
好奇心の塊・エール(a63449)
NPC:烏の雛・ミルコム(a90247)



<リプレイ>

「いやぁ、金持ちの人たちも色々気苦労があるんだなぁ……こんな贅沢な暮らししてて良く逃げたくなるもんだ」
 決して軽薄な男じゃありません・ジン(a32218)はヴィッテルスバッハ邸内を眺め回し、気楽そうに言った。
「……あれだ、ミハイルを助けたらたんまり美味いもん食わせてもらえるのか!?」
「それはもう。料理ぐらいいくらでも」
 卓を挟んだ向こう側の椅子からジンに返事をしたのは、依頼人でありミハイルの父でありヴィッテルスバッハ家当主のヨーゼフ。

「ヨーゼフさん、身代金を持っていく役はあなたにやって頂きたいのです」
 三千世界の流離人・ウォレス(a62892)が普段より少し気を遣った口調で切り出す。
「ミハイルくんを大切にするご両親の思いが空回りしているのを、何とかしてあげたいんです」
 怪訝そうな顔をするヨーゼフに、想いの歌い手・ラジスラヴァ(a00451)は意図を説明した。
「両親がそういう事をしてこそ、親子の間の溝も埋まろうというものです」
「分かりました。お気遣い痛み入ります」
 ウォレスが更に畳み掛けると、ヨーゼフは頷いて諾意を示した。
「途中まではオレも護衛として付き添います。小屋へは犯人を刺激しないようラジスラヴァと二人で向かって下さい」
 小屋の周囲には既に仲間の冒険者が張り込んでいるはずだが、万一のことも考慮し、ヨーゼフには伏せておいた。

●救出
 町はずれにぽつんと建っている小屋。
 緩やかな爽風・パルミス(a16452)はハイドインシャドウを使用して小屋の裏手にぴったりと身を寄せ、聞き耳をたてて中の音を聞き逃すまいとしていた。弓騎兵・ミーヤ(a63081)と闇の中の一筋の光を求め彷徨う・レイ(a61133)は少し離れた場所に潜み、誘拐犯の仲間が接近しないか警戒しているはずだ。
 小屋からは時々、よわよわしい泣き声と若い男の毒づく声が聞こえてきた。一つずつしかない扉と小窓を閉められているため見ることはできないが、ちんぴらとミハイルが中にいるのは間違いない。また、演技とは思えない声の調子から狂言誘拐ではないことも分かった。

 何事も起こらないまま、ミーヤは茂みの中で息を殺し続ける。やがて大きな袋を背負ったヨーゼフが、ラジスラヴァに連れられてやって来た。
「身代金を持って来ました」
 ラジスラヴァが声を上げると、小屋内から返事があった。小窓を開けて身代金を投げ入れろ等の指示があり、ラジスラヴァとヨーゼフは言われた通り動く。
「良し。身代金は受け取った。お前らは帰れ」
「む、息子を返してくれるのでは」
「俺が完全に逃げ切ったらな」
「せめて一目会わせてあげて下さい」
「失せろ。こいつの指切り落とすぞ」
 ラジスラヴァとヨーゼフが必死にごねた末、また指示が飛ぶ。好い加減に疲れて判断力も鈍っていたのだろう。二人が両手を上げて小屋から遠ざかったことを小窓から確認すると、チンピラは扉を開けて出てきた。
 恐ろしげな表情だが、元の顔立ちがかなり端正なためか、演劇めいた感じがする。だが恐怖に竦むミハイルの首筋に突きつけたナイフは、間違いなく本物だった。
「ほら、よく見ろ。これで満足したら早く消え」
 ようやく姿を見せたチンピラの背後から慎重に位置取りしていたパルミスが粘り蜘蛛糸を放ち、台詞が終わる前に拘束した。

 レイは潜んでいた茂みから立ち上がる。向こうの方で同じく立ち上がったミーヤと目が合うと、二人は同時に首を振った。誘拐の協力者が姿を見せることはなかった。

「おぅ、ミハイル。無事かー?」
 ラジスラヴァ達について来て物陰に隠れていたジンが、怯えきって呆然としているミハイルに陽気に声をかけた。手早く猿轡と縄を解き、解放してやる。ミハイルはやっと安心したのか、盛大に泣き始めた。
 ラジスラヴァが放蕩の宴を使うと、ヨーゼフも人前であることを忘れてぼろぼろと涙を零す。親子は泣きながら抱き合って再会を喜んだ。
「ま、これでひとまずはめでたしだな」
 後からやって来たウォレスが微かに笑った。

●調査
 ミハイルが救出される前に話は戻る。
 聞き込みを始めようとする仲間達に、ミーヤが自分の考えを述べている。
「ミハイル君が自力で家を出れるはずも無く、かと言って見知らぬ者が誘拐したならば大声の一つも上げて良さそうな所。
 誘拐の協力者はミハイル君がのこのこついて行くぐらい信用されてる人物ってことね。チンピラは単なるミハイル君の監視役。
 ボクが傭兵をやってた頃の経験だと、上流階級の人達がチンピラと直接依頼しあうような関係は想像し難いわ。
 ……そうね、屋敷を度々抜け出せても怪しまれずチンピラがたむろするような場所に出入りしてそうで、ミハイル君が信頼を寄せ、当直の見張りも顔パス素通りの人物……ボクは『執事』さんを重要参考人として指名!」
 参考にして、と言い残して、ミーヤは町はずれの小屋へ向かったのだった。

「むむむ……考えすぎて頭がぐるぐるですの……」
 好奇心の塊・エール(a63449)は銀の鶏冠に灰の柔毛の頭を抱え、考えを纏める。
「誘拐犯だけでなく協力者の方も捕まえなければ、また同じような事件が起こってしまうかもしれませんし……」
 エールもミーヤと同様、ミハイルを連れ出したのは執事や給仕など、普段から身近にいる者では考えた。そういった人間なら警戒心を抱かせることなく、警備の穴をぬって連れ出せそうに思ったのだ。
 その仮説を念頭に置きながら、見張りの者達から情報を集めることにした。

「夜宴の途中、抜けられた方は居ませんでしたの?」
 屋敷の一室。エールはこの日もう何度目かの同じ質問を見張りの一人に投げかける。
 聞き込みは、話を合わせられないよう一人ずつ行ったが、見張りの人間は誰も似たような印象をエールに与えた。実直そうな顔付きの男で、自責のためか沈んだ雰囲気をしているが、少しでも役に立てばと思い冒険者の問いにはっきりと答える。
「はい。大勢おられました。途中で退席されたお客様や、所用で外に出る使用人など……ですがその中にミハイル様はおられませんでした。いえ、実際にはおられたのでしょうが、私共の目には留まりませんでした。当主様のご命令ですから、目に留まれば絶対にお引き止めしたはずです。
 あとはあからさまに怪しい人間が屋敷に近付こうとすればそれも止めたでしょうが、そういう者はいませんでした。
 私共は交代で常に全ての出入り口を見張っておりましたし、見落としはなかったはずです」
「そうですの。ご協力ありがとうございましたの」
 今までに話を聞いた者達とほとんど同じ答えを、エールは紙に書き取る。残りの者達からも話を聞いたが、内容はほとんど一致していた。

「一筋縄ではいかなそうだわネ」
 豪奢な屋敷に相応しいドレスに身を包み、魔性の黒き雌豹・アレクシス(a01693)が言った。
「まぁ、あんまりガキの好奇心抑えんのも……どうかたぁ思うが」
 黒の狼牙・バルド(a16025)は何となくミハイルに親近感を抱いている。
「少なくとも、悪い大人にはお仕置きしねぇとな」 
 そう結んだ彼の服装はやたらに裾の長い燕尾服で、ミルコムが裾を持って歩いていた。
 アレクシスがくす、と笑いながら、「バルドにも上流階級の屋敷に相応しい格好をしてもらうわねん♪ そう、パーティーに参加していた人達みたいな服装を、ネ」と鎧聖降臨でバルドの服を変化させたのだった。

「さて、できれば他に聞かせたくないんで一人ずつ話をさせて欲しい」
 居並ぶ執事や家政婦に、バルドが言う。
「え、ひ、一人ずつですか?」
 余所の人間に慣れていないのだろう。年端のいかない家政婦達はお互いに顔を見合せ、手を取り合って不安気だったが、バルドが更に優しく頼むと警戒を解いておずおず従った。

「今、仲間の有力な冒険者がミハイルを助け出す為に動いている」
 別室で、バルドとアレクシスは使用人一人ずつと同じ話を繰り返した。
「は、はい。ミハイル様のためにありがとうございます。……冒険者様が助けて下さるのだから、きっとご無事ですよね、ミハイル様は」
 素直そうに若い家政婦が答える。バルドは会話して怪しい所がないか調べたが、特に見つからなかった。年経た家政婦も執事達も、使用人は誰も同じようなことを言い、同じように不審点はなかった。

「どんなに細かいことでも良いんだ。見張り中に違和感を感じる事はなかった? 特に頭上とかに。矢文や伝書鳩で連絡したことも考えられるから」
 ほおずきみたいに紅い塊・グラ(a00110)はエールの聞き取りが終わった見張りや、園丁達に訪ねた。
「私共の気づきました限りでは、頭上には特に何も。違和感といえば、最近高貴な方々が身につけておられるご衣裳は私共下々の者からすれば……すみません。関係ありませんね」
「ミハイル君は少しも変な行動をとらなかった?」
「屋敷内には見張りもおりませんし、当夜は人も多く当主様や使用人達も多忙でしたようで、ミハイル様の行動はしかとは分りかねます」
「事件に関する噂とかは?」
「私共は聞きませんが」
「ミハイル君の部屋は何処かな?」
 グラは使用人に案内され、ミハイルの私室へと足を運んだ。

「ミハイル君は字が読める?」
「ええ。読み書きがお好きではありませんが一応は」
 ミハイルの世話係と話をしながら、グラは床から天井まで部屋中をひっくり返して調べる。ミハイルと協力者が事前に打ち合わせしたような書面はなかった。
「う〜ん……無くなってる物はないかな? 何か大切な物を持ち出していたなら、宴会会場より前に接触があった事の裏づけになるから」
「特にはございませんようですね。この小箱に外で拾ったガラクタ……じゃなくて宝物を仕舞っておいでなのですが、手つかずのようです」
「そう」
 一通り調べ終わったグラはふと仲間達のことを考える。
「皆、上手くやってるかな」
 その時階下でどよめきが起こり、屋敷の人々の喜びの声でミハイルが無事に帰ったのが分かった。

 屋敷へ戻る道中、ジンが話をして気づいたことだが、ミハイルはやはり事件に関する記憶を心の奥底に封じ込めたらしい。昨夜から今までのことをほとんど思い出せないようだった。
 ラジスラヴァは放蕩の宴を使ってチンピラを尋問したが、怯えて叫ぶだけで有益な話は何も出なかった。

●推理
 親子を水入らずにして、冒険者と使用人達は夜宴が催された大ホールに集まっていた。調査の結果をお互いに教えあう。全ての情報はグラが近隣の住人から可能な限り収集した話と矛盾しなかった。
「家督相続権がミハイル君の次の者が〜、彼を排除しようと画策したとういのはどうでしょう〜? チンピラさんはミハイル君を人買いに売り飛ばす筈だったけど〜、裏切ったんです〜」
「ミハイル様の次に相続権がおありなのは弟のヤークブ様ですが、現状どちらが相続なされても誰かにとって大きな差は出ませんかと」
 老執事がパルミスの説を消した。
「共犯者はミハイルさんと仲が良かった人じゃないでしょうか? というか誘拐のためにミハイルさんに近づいた。家出が増えたのもある意味その人の影響と思うのが自然です。
 何より記憶を閉ざす理由も分かります。大切な人が犯人なら覚えていたくないですから」
「ミハイル様と特に仲の良い者は屋敷の内外に幾たりかおりますと存じます。その中の誰なのです?」
 レイと老執事は首を傾げて考える。
「予想を話し合うより、手口から考えてみましょう」
 アレクシスはそう言うと、効果時間が切れて普通の格好に戻っていたバルドにまた鎧聖降臨をかける。
「手口っていうとやっぱり」
「そうですよね〜」
 グラとパルミスの予想通り、バルドは張りの大きい大輪のスカート姿に変えられていた。
「こういう服装の人は夜会にいたわよネ?」
「ええ。過剰な服装が流行りですから」
「ミルコム、バルドのスカートに潜ってみて?」
 ミルコムは四つん這いで羽根を畳んでできるだけ小さくなり、バルドのスカートの中に入る。
「暗くてよくみえないし、窮屈です」
「これで外からはミルコムが見えないわネ? 二人とも、そのまま歩けるかしら?」
 バルドとミルコムは足と脇腹を触れ合わせてお互いの動きが分かるようにし、慎重に進んでいく。
「歩けるが、ゆっくりとしか無理だぜ?」
「あ。踵の高い靴でよろよろ歩く人が沢山いれば、ゆっくり慎重に歩いても怪しまれないね」
 グラがぽん、と手を叩く。
「あまり長い距離歩くとボロが出るかも知れないから、おそらくノソ車を使ったでしょうネ」
「事前に相談なしでミハイルに言うことを聞かせてスカートの中に入れちゃうんだから、やっぱり親しい人間なのは間違いないね」
「仕事のある使用人はこんな不便な格好をしませんから〜、協力者は来客で〜、ミハイル君と親しくて〜、大輪のスカートで〜、ゆっくり歩いて〜、ノソリン車を使った人の可能性が高いですね〜」
「この条件なら人数を絞れるんじゃないかしら?」
 アレクシスが使用人達に問うと、彼等は当夜の記憶を突き合わせ、容疑者を一人に絞った。
「その条件に当てはまるのはリーケ様しか」

●解決
 冒険者達とヨーゼフはヴィッテルスバッハ家と同等の大きさの家へ赴き、リーケと面会した。
「やだ。そいつ喋ったの?」
 年の頃十四、五歳で以前からミハイルと仲も良かったというリーケは、一行が連れていたチンピラを見るなり言った。チンピラは青くなって首を振る。
 アレクシスが事の次第を説明すると、リーケは犯行を素直に認めた。
「貴方達の言う通りよ。
 動機? 退屈だったし、町で知り合ったそいつがお金が欲しいっていうから。そいつ、可愛い顔してるでしょ? だからつい手伝ってあげたくなって。脅しておけば私のことは喋りっこないし、もし捕まっても私ならお父様の力ですぐ釈放して貰えるしね。
 前から懐かれてたミハイル君は誘拐にちょうど良かったの。ごめんねヨーゼフ小父様」
 悪戯っぽく笑うリーケにヨーゼフが怒鳴った。
「自分が何をしたか良く考えろ! お前の親にどれだけ力があろうが、すぐ釈放なんかされるわけないだろうが!」
「お父様は何だってしてくれるわ!」
 二人の言い争いを聞きながら、役目が終わったことを冒険者達は悟った。後に聞いた話ではリーケはチンピラと同様に重い刑を受けたそうである。

「いいか? どうせなら家出とかじゃなくて自分が成長したところ見せ付けてやらんといかんぞ?」
 事件解決のお礼にこれでもかというほど御馳走になったジンは、しゃがんで目線を合わせ、ちょっと大人な雰囲気を漂わせる。
「うん。わかった。何があったか良く覚えてないけど、ありがとう、ジンさん」
 ミハイルは随分落ち着いた様子だった。
「時が来たら世界に出て見聞広めんのも、良い教育だと思うぜ?」
「ええ。良く考えてみます」
 バルドの言葉にヨーゼフと妻は頷く。

 去りゆく冒険者達に屋敷の住人は総出で手を振り続けた。


マスター:魚通河 紹介ページ
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参加者:10人
作成日:2007/07/17
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