標的は翔剣士



<オープニング>


 荒野にポツリと小さな廃窟があった。かつてはここで何か採掘をおこなっていたのかもしれないが今では誰が何を求めて穴を掘っていたのかはわからない。ただ、何時の頃からかこの廃窟あたりに異形のモノ達が居座り続けた。漂泊のモノ達が何故ここに棲みついたのかはわからない。彼等は廃窟付近をあてどなく永遠にさすらう。彼等の本当の時間はとっくに終わっていて、かりそめの時間には救いとなる筈の終わりはない。


「荒野をさまよっているのはかつては冒険者であった者達なのですわ。今はかつての面影はありませんの。土や岩が集まって出来た無骨な人形の様な姿をしていますわ」
 エルフの霊査士・マデリン(a90181)は絵を描こうとして止めた。そして土塊の下僕が大きくなった様な姿だと告げる。

「過日荒野を旅していた芸人の一座がこのモノ達に襲われました。その折り、一座で軽業の芸を披露していた若い男性が逃げ切れずに殺されてしまいましたわ」
 彼等は他の誰にも目を向けず身のこなしが軽いその男だけを追い回し、確実にその命を奪った。それでも異形のモノ達は攻撃を止めず、とうとうその軽業師の身体は原型を留めなくなるまで破壊された。その間一座の者達はまったく狙われることはなく逃げ切ることが出来たのだった。
「異形のモノ達は3体……医術士、重騎士そして牙狩人の力を使いますわ。皆様には彼等を全て倒して欲しいのですけれど、身ごなしの軽い動作をする者――特に翔剣士への憎しみはは皆強く抱いておりますの。それだけ気をつけて欲しいのですわ」
 様々困難に立ち向かい、打ち勝ってきた同盟の冒険者達ならばどうか旅の安全を図って欲しいとマデリンは願う。

「くれぐれも気をつけてくださいませ。きっとこれからも皆様のお力を必要する事が数多起こるのでしょうから……」
 それは霊査で見たものなのか……マデリンは曖昧に口を濁した。

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参加者
生命実る緑風・ヴァリア(a05899)
業の刻印・ヴァイス(a06493)
護りの蒼き風・アスティア(a24175)
斬空術士・シズマ(a25239)
祈りの花・セラフィン(a40575)
濃藍の鷲・キースリンド(a42890)
仁吼義狭・シリュウ(a62751)
ギアクラッシャー・ライヴス(a65125)


<リプレイ>

●赤い風の死闘
 荒野に乾いた風が吹く。砂混じりの風の中、遠くに敵の姿が見える。かろうじて人の形をしているが、外見は巨大な泥人形にすぎない。けれど、かつては冒険者であり今も人を簡単に屠る力を持った恐ろしい人形であった。

 護りの蒼き風・アスティア(a24175)のいる場所から重騎士型と思われる敵の姿は見えない。けれど長い杖を手にした医術士型と思われる泥人形がゆっくりと動いている姿は捉えることが出来た。低い姿勢から立ち上がるには勇気がいる。敵は翔剣士――アスティアの冒険者クラス――を狙ってくるのだ。
「……」
 ちらりと振り返り黒衣の天使・ナナ(a19038)に微笑みかけるとアスティアは走り出した。身体が羽毛の様にふんわりと軽い気がするが、それは先ほど使ったアスティアの『力』のせいだろう。乾いた砂混じりの風に青く健やかな髪が夜空をゆく流星の尾の様になびいている。
「半分受け持つ……」
 足元にベインパイパーを絡みつかせた業の刻印・ヴァイス(a06493)は修飾語を省き生命実る緑風・ヴァリア(a05899)の腕を掴んでぼそっとつぶやく。この誓句は必ず相手に触れていなければならないのだ。ヴァリアもまた敵に狙われる冒険者クラス、翔剣士であった。
「忝なく御礼申し上げます」
 どこか古風でなんとなくしっこりと来ない口調ながらヴァリアはヴァイスに礼を言う。
「ん……お互いドジ踏まないようにいこうぜ」
 もう前線へと走りはじめていたヴァイスは振り返って言うと、すぐに前を向く。
 長い銀色の髪を背に払い、祈りの花・セラフィン(a40575)は黒く燃える炎を喚ぶ。ミレナリィドールの髪が虹色に輝き、直後にかき消えた。炎は月の雫で創られたかのようなセラフィンの身体を浸食するかのように覆っていく。
「わたくしも、いつか彼の者達の様に何かに餓え求めながら流離う様になるのでござりましょうや……」
 セラフィンはすがるような瞳を隣に立つ夜蝶嬢王・ペテネーラ(a41119)に向ける。笑顔で首を横に振る彼女の姿には寄る辺ない心を包み込む強い力があるように見える。
「もうアスティアは出たのか」
 漆黒のグランスティードに騎乗した濃藍の鷲・キースリンド(a42890)は走るアスティアの背を見ていた。『力』のためか鼓動がいつもより強く早く耳に響く。その熱くたぎり駆けめぐる血がキースリンドに戦いを渇望させ、キースリンドは走り出した。医術士型の敵に向かうアスティアとは別の――牙狩人型がいるだろう方向へだ。穏かに流れ往く・マシェル(a45669)をグランスティードの背に乗せ疾走する。
「さて、行きますよ」
 斬空術士・シズマ(a25239)も『咬哭』を抜き医術士型へと向かって走り出した。気力の充実した今なら敵の攻撃も素早く見切れるだろう。敵との距離が見る間に詰まる。
「他のはいなさそうだな……じゃ、遠慮無くいかせて貰うぜ」
 赤い鎧をつけたグランスティードにまたがり、仁吼義狭・シリュウ(a62751)は一気に杖を持つ泥人形へと走る。その気になればアスティアやヴァイスを追い越して敵を攻撃する事も出来ただろうが、突出して孤立することを避ける。
「予定通り敵の医術士型から攻撃は敢行されるとみなし……されど私は牙狩人の牽制を行います」
 やや違和感はあるが丁寧な口調で宣言すると、ヴァリアはキースリンドが向かった方へと走り出した。医術士型の敵を倒してしまうまでなんとか牙狩人型の敵を抑えておきたかったのだ。
「僕はキースリンドさんと牙狩人を担当ですね」
 まだ幼さの残るギアクラッシャー・ライヴス(a65125)はキースリンドとヴァリアが向かった方角へ走る。敵は翔剣士を狙い、今この戦場には3人の翔剣士がいる。彼等が孤立しないように戦うべきだが、どうすればいいのか具体的な方法は思いつかない。ただ目の前を走るヴァリアを守らなくてはと思うだけだ。

 杖を持つ泥人形が立つ辺りの地面が不意に明るくなった。消して強すぎない暖かく優しい光がいつまでも消えずに残っている。
 重騎士型と牙狩人型の敵はまだ戦闘に気付かない。

 アスティアは淡く光る地面を気にすることなく敵の姿が射程に入ると攻撃に移った。凄絶な蒼に染まったサーベルが閃く。目にも止まらない程青いサーベルを振り動かし衝撃波を起こす。破壊の力を秘めた目に見えぬ力は真っ直ぐに敵へと走り命中する。泥人形の身体が波打ち声なき悲鳴があがる。ヴァイスは手にしたカードをダメージに啼く泥人形へと投げた。土色の身体がカードが命中した部分だけ更に黒く染まっていく。セラフィンは木の葉を喚ぼうとして止めた。まだ杖を持つ医術士型の泥人形は拘束されているわけではない。左右を見渡すが他の敵2体の姿は見えない。小さくうなずくと今度こそセラフィンは虹色に光る木の葉を喚んだ。木の葉は炎に包まれながら杖を持つ泥人形へと飛ぶ。シズマは漆黒の刃を素早く袈裟懸けする様に振るった。その動きのままに衝撃波がまっすぐに飛び、泥人形に命中する。またしても泥人形が大きな口を開けるが、先ほどよりは苦しがってはいない。シリュウの手にした天狼から電撃が走る。
「斬って捨てる……止められるなら、止めてみろ!!」
 杖を持つ泥人形がとうとうガックリと膝を着いた。2度、3度と電撃が泥人形の身体を巡る。鈍い痛みが傷のない胸に響きヴァイスが唇を噛む。まるで見えない敵に攻撃されたかのようだ。

 キースリンドは弓を持つ敵を捉える。マシェルをグランスティードから降ろすと銀の刃を持つ双斧を両手に持ち、敵へとまっしぐらに走る。我が身でもあるグランスティードは両手を離した上体でもキースリンドを振り落とす様なことはない。2振りの武器に渾身の力を込め、キースリンドは真上から真っ直ぐ振り下ろす。弓を持つ敵は既に黄色い矢をつがえていた。攻撃を喰らっても矢をヴァリアめがけて放ち、放つと同時に移動した。暗い穴の様な目は攻撃してきたキースリンドではなくヴァリアだけを見つめていた。マシェルとヴァリア、そしてライヴスは何がなんだか一瞬でわからなくなってしまった。闇雲にマシェルはヴァリアに掴みかかり激しく打つ。たったそれだけなのにヴァリア深刻な傷を負った。『君を守ると誓う』の効果なのかヴァリアは気にせずにライヴスへと剣を振るう。ライヴスもヴァリアと同程度の重い傷を負った。けれどやはりライヴスも長剣を抜いてマシェルへと襲いかかる。マシェルはこれを上手く受けてダメージを軽減する。

 杖を持つ泥人形は淡く光る地面からゆらりと立ち上がった。忌まわしい黒い染みも身体から消え、ヒーリングウェーブの淡い光が溢れて広がる。けれどその光は遠くに離れている別の泥人形へは届かない。

 アスティアはもう泥人形のすぐ側にいた。回復をしたようだが敵は全快したわけではなさそうだ。蒼い刃を振るい素早い攻撃が2回3回と続く。その度に泥人形の身体が崩れそうに震え、身体の一部が飛び散っていく。ヴァイスは再度暗い絵柄のカードを投げた。カードは命中し黒い染みがまた浮かび上がった。状況は先ほどとほぼ変わっていない。セラフィンもまた虹色の葉を投げる。シズマの衝撃波が走り、シリュウが放った電撃は両膝をついた泥人形に畳みかけるように撃つ。

 移動する弓を持つ敵に追いすがり、キースリンドは再度真上から斧を振り下ろした。敵の頭部に微かな波が起こり身体中に広がっていくが、まだ倒れる様子はなく今度は桃色の矢をヴァリアへと向かって放つ。マシェルは我に返り『高らかな凱歌』を奏でる。ヴァリアの目はまだ虚ろだがライヴスは数回まばたきをした。ヴァリアは虚ろなまままたしても剣をライヴスへと振るう。回避することも受け流すことも出来ず、たった今消えたばかりの痛みがまたライヴスを襲う。それでもライヴスは頭上に火球を出現させるとそれを弓を持つ敵へと向けた。
「貴様らの行動目的が義憤から来るものであったとしても、いわれ無き民を惨殺した以上許す訳にはいかない! 此処で砕け散れ!」
 既に自我も知性もなく動く残骸と成り果てた泥人形達が義憤で動くはずもない。わかっていても、ライヴスはそう叫んで攻撃した。冒険者であった時の彼等には翔剣士に復讐するに足る理由があると信じたかったのか、何か別の意図があるのか……真意はライヴスしかわからない。

 杖を持つ泥人形の身体から黒い染みは消えず、身体から泥の血が流れていく。杖にすがるように立つ泥人形の身体からまたしても光が溢れて広がる。

 敵にはアスティアやシズマを攻撃する余裕はなさそうであった。全く攻撃を受けることなくアスティアは再度衝撃波を放つ。ナナの身体が淡く光、その光がヴァイスの奥でくすぶる痛みをすっと柔られげていく。残る敵はまだ現れないかヴァイスは淡く白い蜘蛛の糸を手の先から放った。ふわりとレースの様に繊細な糸が泥人形の身体に投網の様に引っかかる。泥人形は動けなくなる。そこへまたもセラフィンの木の葉が襲いかかった。幻の葉は虹色に輝き燃えながら泥人形に命中した。シズマは武器を激しく振るい衝撃波で泥人形を撃つ。シリュウもまた漆黒の刃から雷撃を放った。今度は1度しか攻撃は発生しない。

 弓を持つ敵は彼の敵が来た――杖を持つ敵がいる方角へと移動しつつあった。2体の敵と戦う仲間達の姿が見え始める。同時に別の方向からもう1体が姿を現した。それもやはり泥人形であったが手には長剣のようなものを持っている。
 キースリンドは攻撃の手を緩めない。どれほど移動しようともグランスティードに騎乗したキースリンドからは逃れられない。またも大きく振りかざした銀色の刃が泥人形を痛打する。泥人形の身体が一部千切れ飛ぶ。けれどまだ動きを止めることは出来ない。黄色い矢が飛んだ。3人とも混乱に陥る。マシェルとヴァリアがライヴスを攻撃する。通常攻撃だがそれはライヴスには耐えきれなかった。ガックリと倒れたライヴスはそれきりピクリともしない。

 剣を持つ泥人形が杖を持つ泥人形へと寄っていく。歩きながらも手の中の剣はひとまわり大きくなった。杖を持つ泥人形は『ヒーリングウェーブ』を使う。苦労して叩き込んだダメージが一瞬で戻ってしまう。その光が別の2体へも届く。移動しつつある弓を持つ敵の動きが安定してくる。なんとなく好き勝手に徘徊していた3体の泥人形が集結した。

「もう切れてしまったのですね」
 アスティアは効果がなくなってしまった『ライクアフェザー』を再度使う。ナナの身体から淡い光が溢れ出しそれが戦場を広がる。ヴァリア達のダメージが軽減されるが、当人達はわかっていない。倒れたライヴスは動かない。ヴァイスは3つめのカードを喚ぶ。
「どんだけ翔剣士に恨みがあったのか知らないが、いい加減倒れろ!」
 不吉な暗い絵柄のカードが飛ぶ。それは杖を持つ泥人形に命中し、命中した辺りが黒く染まる。ペテネーラの雄々しい歌が戦場に響いた。敵が集結したということは、味方も集まったということだ。歌は仲間達全てに届き、怪我を癒していく。けれどマシェルは虚ろな目のままだ。ヴァリアはハッとしたように首を振る。
「……私は一体」
 けれど戦いは続いている。セラフィンは虹色の葉を喚び、それを剣を持つ泥人形へと放った。
「グリモアを失っても欲するモノがあるとしても……もはやそれは許されぬのでござります。疾く消えん!」
 虹色の葉は燃えながら飛び命中する。
「長い戦いになりそうか……だが我慢くらべなら負けんぞ」
 キースリンドは巧みにグランスティードを駆り弓を持つ敵の射線に入る。身体を張ってでも狙われた仲間を守るつもりだった。そのまま双斧を振り、弓を持つ敵を頭部から真っ直ぐ下へと叩き降ろす。
「我が刃に……斬れぬモノ無し!」
 シズマは漆黒の刃を振るった。衝撃波が走る。アビリティは惜しまず使い尽くすつもりで攻撃をすると決めていた。『イリュージョンステップ』の効果は切れていたが、アスティアとずらすために次回使うことに決め、攻撃に専念する。敵が倒れるか……それとも自分が倒されるか。シズマは攻撃の後移動し剣を持つ敵へと向かう。

 弓を持つ泥人形はヴァリアへと向かって桃色の矢を放った。心を奪われなかったのはヴァリア、アスティア、キースリンドだけであった。

 マシェルが我に返る。歌が仲間達を支援する。けれどセラフィンとシリュウ、シズマの目が虚空を見つめている。シリュウが剣をヴァリアに向けた。致命的な程キレの良い痛打がヴァリアを襲った。戦闘の意志奪われヴァイスは昏倒した。同時にヴァイスも強烈な痛みを感じて立っていられなくなる。

 杖を持つ泥人形の身体から光が溢れ、剣を持つ泥人形が剣を倒れたヴァリアに突き立てるように打ち下ろした。ヴァリアはもう動けない……そしてヴァイスも腹の奥に焼け付く痛みを覚える。

 そこからの戦いは冒険者側のじり貧であった。倒れたヴァリアとライヴスにはヒーリングウェーブも高らかな凱歌も効かないが、これ以上敵の攻撃を受けたら死んでしまう。2人を庇いながらも更に戦いは続いた。アスティアは果敢に杖を持つ医術士型を攻め、ナナは『ヒーリングウェーブ』を使う。ヴァイスは胸や腹の耐え難い痛みに耐え、カードを投げ、ペテネーラの歌が皆を鼓舞し続ける。セラフィンとシリュウが魅了から逃れる。セラフィンは即座に銀色の狼を喚び剣を持つ敵へと攻撃を指示し、キースリンドはアスティアに駆け寄り『君を守ると誓う』。

 シズマの漆黒の剣はヴァイスへと切っ先を向けた。とうとうヴァイスが倒れる。

 桃色の矢が飛ぶ。シズマを狙って放たれた矢が命中し爆発が響く。マシェルとシリュウがシズマを攻撃する。更に剣を持つ泥人形がシズマを強打した。集中攻撃にシズマも倒れる。杖を持つ泥人形は『ヒーリングウェーブ』を使った。

「ここで終わりにしてあげたかったけど……退きましょう」
 アスティアは唇を噛んだ。3体の泥人形達は穴の様な暗い目でアスティアを見据えている。次、狙われるのは多分アスティアだ。
「俺とアスティアで囮になる。その隙に撤退してくれ……いいな、アスティア」
 答えも待たずにキースリンドはアスティアの背を押した。そして自分は泥人形達へと向かっていく。アスティアの動きに3体の泥人形達は惹かれて動く。
「ナナ様、ペテネーラ様、どうかわたくしにご助力くださりませ。なんとしても皆様を無事に……」
 セラフィンの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。マシェルとシリュウも我に返り、4人を引きずるようにして撤退した。


マスター:蒼紅深 紹介ページ
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死亡者:なし
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