<リプレイ>
●建物を破壊せよ! 建設中の建物へと向かった一行。現場へと突撃する前に、槍を持って進む者・ベディヴィア(a63439)と合金紳士・アロイ(a68853)が手分けして、ドラグナーに対応する際、前衛となる者たちの鎧を強化していく。 そうして準備が整ってから、目標である建物へと向かい始める。 「何はともあれ、建物ぶっ壊すこと優先だな? 具体的に何かはしらねぇが、ドラゴン界にとってちょびっとでも不利な状況を作れるんならやるしかねぇよな!」 そう口にして、レインボーアフロな嫉妬殿下・シヤン(a07850)は、皆の先頭を一直線に、建物へと飛んでいく。 「ドラグナーだ! 当たると痛てぇと噂のドラグナーだ!」 四角錐のような建物を建設しているドラグナーたちを見て、シヤンはそう声を上げるもののそのドラグナーには向かわず、建物目掛けて飛来した。 「破壊といったらこれだ! その名の通りのデ・ス・ト・ロ・イッ!!」 刀身が透明に、そして柄が虹色に変化した巨大剣に、極限まで闘気を凝縮させ、建設中の建物に向かって、シヤンは一撃を放った。壁と刀身が触れ合った場所が爆発を起こし、砕けた瓦礫が崩れ落ちる。 「やれるだけの事をやらねば」 呟き、赫焉・ラズリ(a11494)は篭手を装着した拳に力を込めると、建物に向かってその拳をまっすぐ突き出した。建物の壁に亀裂が出来る。 「こちらを優先するです」 自分たちが作り上げている建物を破壊していく冒険者たちに、ドラグナーたちが襲いかかろうとするけれど、それは対ドラグナー班である仲間たちが倒してくれる。余程、接近されない限り建物の破壊を優先するべく、ベディヴィアは三日月状の刃のついたポールアームを構えると、その武器の重量を活かし、強烈な一撃を建物の壁へと向かって、放った。ラズリの攻撃により亀裂の入っていた部分に、穴が開く。 「そこっどいて〜! わたし、この技使ったことないから、どうなるかわかんないよっ!」 粉塵避けにマントとゴーグルを身に付け、足場が悪くても動きやすいようにブーツを履いたジャグラーガール・リロイ(a21739)は飛来しながら、先に建物の破壊をしていた仲間たちに向かって叫んだ。 「……いっくよ〜!!」 両の手に構えた蛮刀と槌に極限まで闘気を凝縮させ、一撃を建物へと叩き込む。壁と武器とが触れ合うと、そこで爆発を起こし、瓦礫が崩れ落ちていった。 「私の正義は、熱く紅く……燃えている!」 アロイは叫び、ポールアームを構える。そして、その武器の重さを活かし、壁を叩き割るような強烈な一撃を放った。先の爆発で脆くなっていた壁が崩れていく。 「……っと、危ないなっ!」 建物の破壊を繰り返すラズリのすぐ傍まで、ドラグナーに対峙している仲間たちの目を掻い潜って、来ていた。手にした大きな槌をラズリに向かって、振るうけれど、寸前のところで気が付いたラズリは、それを避ける。 放っておくには行かないため、ラズリは自身の体内で闘気を極限まで高めると、それを一気に解放した。空気の渦が発生し、攻撃してきたドラグナーを巻き込む。巻き込まれたドラグナーは渦の回転に合わせて、上空へと吹き飛ばされ、渦が消えると地面へと叩きつけられた。 「叩っ斬る!」 更にやって来ていたドラグナーに、シヤンは巨大剣に極限まで闘気を凝縮させ、一撃を放つ。刃とドラグナーの身体が触れ合った瞬間、爆発を起こし、その一撃で絶命させた。 今のところ、掻い潜ってやって来たドラグナーはその2体だけだったようで、ベディヴィア、リロイ、アロイの3人は、建物を破壊するべく、その建物に向かって、それぞれの技を放つ。 ドラグナーたちを倒したラズリ、シヤンも加わり、彼らは徐々に建物を破壊していった。
●そうはさせない、ドラグナー! 建設をしていたドラグナーたちは、その建設中の建物を破壊し始める冒険者たちを止めようと、それぞれ手にしていた作業道具を手に、攻撃を仕掛けようとした。 けれど、冒険者たちも丸腰で破壊すべく突っ込んできたわけではない。 「さて、仕事中の仲間の所にはいかせないぜ。ドラグナー!」 攻撃を仕掛けてきたドラグナーたちの前に、偽神の少年鏡・ゼロ(a50162)や夜と暗黒の世界の天使・ノゾミ(a57530)たちが立ち塞がった。 (「ギョロリと飛び出した両の目に、爬虫類のような肌……まるで、カメレオンみたいだな……」) 敵の姿を確認したゼロはそう思いながら、両手剣を構えた。その剣から、神の裁きを思わせるような、強烈な電撃を目の前のドラグナー1体に向かって放った。命中した電撃は、ドラグナーの体内を駆け巡り、大きな痛みを与える。 「さて、お仕事なのです……」 背に1対の大きな翼を生やし、小さい守護者・ツルギ(a48040)は呟く。少し離れたところから、ドラグナーたちの様子を確認し、狙いを定めると、無数の黒く鋭い針を作り出し、それをドラグナーたちに向けて、飛ばした。勢い良くドラグナーたちに向かった鋭い針は、四肢を貫き、痛みを与える。 「貴方たちなんかに……私の大好きな人たちを、傷つけさせはしないから……っ!!」 蒼穹の小さな守護天使・ゼフィ(a35212)は声を上げ、清らかな祈りを捧げ始める。 「ぇ、えっと、大きな戦いで怖いですが、が、頑張ります」 上空を飛びながら、黒百合の魔女・リリム(a50830)は小さく呟いた。 ドラグナーたちが多そうなところに向け、その身体から無数の呪われた鎖を放つと、動きを取れなくさせる。 リリムは麻痺を受け、身体が動かしにくくなってしまうけれど、その拘束によって、全体の3分の1ほどのドラグナーたちは動きを制限されてしまった。 残るドラグナーたちは、作業のために手にしていた道具を武器として、反撃してくる。 前衛へと立つゼロがその攻撃を受け止めた。時には避け、中には建物の建設に用いていた土を固めた煉瓦のような物を投げてくる者も居たけれど、烈風を常に纏ったゼロがその攻撃を防ぐことで、代わりにその物は投げたドラグナーへと跳ね返された。 数体のドラグナーは、隙を突いて、建物を破壊している仲間たちの方へと向かった。けれど、見れば建物を破壊する手を止めて、そのドラグナーたちへと攻撃しかけている姿が見える。 「さあ、ワタシのニードルスピアをくらいなさい!」 叫ぶことで、ドラグナーたちをおびき寄せ、ノゾミは無数の黒く鋭い針を作り出すと、彼らに向けて放った。 ドラグナーたちの身を貫くように、無数の針は刺さり、ドラグナーたちは命を落としていく。 ゼロは一度、剣を収めると、近付いてきたドラグナー1体に向け、抜き打ちの一撃を与えた。ツルギは、先ほどドラグナーたちからの攻撃を一挙に引き受けたゼロの傷を癒すべく、その身から淡く光る波を発した。ゼロが受けた傷が癒され、回復していく。 ゼフィは祈りを続けた。リリムの麻痺して動きづらくなっていた身体が回復していく。アビリティを使えない状態になっていたゼロも使える状態へと回復した。 身体の動くようになったリリムは、先ほど拘束させていたドラグナーたちに向け、黒く鋭い針を放った。鋭い針は、ドラグナーたちの四肢を貫き、命を奪っていく。更にドラグナーの後方にある建物にも当たり、壁を崩す。 残っているドラグナーたちは、建物を必死になって護ろうと、目の前に対峙する冒険者たちへと一斉に襲い掛かった。 冒険者たちはそれを避け、集まってきたドラグナーたちに向かって、ノゾミが黒く鋭い針を放った。針はドラグナーたちに勢い良く飛んで行き、次々と痛みを与えていく。 「皆さん、あちらから……っ!」 後方に控えていたゼフィが、建物とは反対の方向の空を指差した。 1体のドラゴンが建設中の建物目掛けて、飛来してきていたのだ。
●建物、崩れるとき 「もう少しなのにっ!」 ラズリはそう言いながら、飛来してきたドラゴンの方へと向かった。 「リロイとアロイはそのまま、建物の破壊を! 残りの皆は、破壊し終えるまで、何とか牽制を!」 シヤンやベディヴィアはラズリに続いて、ドラゴンの方へと向かう。 「……もう少し、もう少し頑張って!わたし達もがんばるから!」 ラズリの指示に、リロイとアロイはそのまま建物の傍に残り、もう少しで完全に崩れそうなその建物に、それぞれの技を繰り出した。 飛来したドラゴンは、一番に彼に気付いたゼフィに向かい、首を伸ばして噛み付こうとする。 「大事な仲間をやらせはしない!」 ゼロは叫び、ゼフィとの間に入り込むと、彼女を庇った。それから、一度収めていた巨大剣で、抜き打ちの一撃をドラゴンの首へと打ち込む。 ラズリは全身の神経を極限まで指先に集中させると、篭手を纏った手の方をドラゴンの急所に向かって、鋭く突き出した。 「崩れました!」 ドラゴンと向かい合う冒険者たちの後ろから、アロイの声が響く。 「退くぜ!」 シヤンが仲間たちに、声をかける。 それを合図に、ベディヴィアはポールアームで地面を削った。生じた砂礫と衝撃がドラゴンを襲う。舞い上がった砂礫はめくらましとなり、その隙に一行は崩れた建物から離れるのであった。
終。

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参加者:10人
作成日:2007/11/16
得票数:冒険活劇12
戦闘2
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冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
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