≪坐主罵組≫秋の味覚か断崖か



<オープニング>


「ゲァッハッハハッハッハァア!!」

 秋の山に、豪放な笑い声が響き渡った。
 モンスターの出現か。否――、轟音・ザスバ(a19785)である。
「良い眺めだ」
 断崖に立ち、満足げに、眺望を見回した。
 あとから追い着いてきた坐主罵組の面々が、崖から乗り出して、絶景に息を漏らす。
 たまには気分を変えて山にでも登ってみるか、とやってきた一行である。
「えらく上機嫌だな、お頭。煙となんとかは高いところが好きと言うが――」
「ほほう、ウルカが、綱なしバンジーで度胸を見せてくれるそうだぞ」
「ちょ――、待っ……この高さは……!!」
 ザスバの腕が、不完の盾・ウルカ(a20853)の首をがっしりと固めた。
 無理矢理、のぞかされた断崖は、目もくらむような高さだ。
「……ん、どうした、モーリ」
「……いや、別に……」
 海風の追人・モーリ(a90365)は、そんな様子を遠巻きに見守り、崖には近寄ろうとしなかった。
「おめぇ、まさか、高いところが怖――」
「今日の飯はどうする」
 モーリが訊いた。
「……。ふん、それなんだがな」
 ザスバは腕を組み、組の連中の顔ぶれを見遣った。
「せっかく山に来たことだ。山の幸をとってきて食うがいいだろう。……しかし、それだけじゃあな。ここはひとつ、皆にてめぇの腕と頭の効くところを見せてもらおうじゃねぇか」
 にやり、と口の端を吊上げ、ザスバが持ちかけたのは――

一つ、2組に分かれ、山の幸をとってきてその収穫量を競う
一つ、より多く収穫できた組が勝ち、相手の収穫も含めて、秋の味覚を堪能できる
一つ、負けた組の面々は、この断崖絶壁からバンジージャンプで根性を鍛え直す。今回は特別に命綱をつけてもよしとする
一つ、相手の組に怪我をさせるような行為はせぬこと。ただし、バッドステータスで牽制するくらいはいいだろう(『混乱』とかはやめておけよ?)

 ――といった、勝負であった。
「バンジージャンプだと。この崖からか……」
 ごくり、とモーリが喉を鳴らした。
「面白そうじゃねぇか」
 不敵な笑みのウルカ。
「そうと決まればさっそく始めるか。組分けはだな――」
 こうして、秋の味覚収穫バトルの幕が、切って落とされたのである。

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参加者
静穏なる銀鱗・ヴァイナ(a15850)
轟音・ザスバ(a19785)
紅華の忍び・アヤナ(a20363)
雪ノ下・イージス(a20790)
不完の盾・ウルカ(a20853)
嘲笑う壊れた凶戦士・イルズィン(a25172)
斬空術士・シズマ(a25239)
玲瓏なる紫昏・カナタ(a26377)
燃龍ブ・ルース(a30534)
仮面収集家・カムロ(a33272)
かはたれのひかり・オーロラ(a34370)
牙時雨・ヤクシ(a34390)
誰が為の太陽か・レイフ(a49860)

NPC:海風の追人・モーリ(a90365)



<リプレイ>


「なななななななっ!?」
 っていうか、この高さからバンジーて。
 誰が為の太陽か・レイフ(a49860)は、ごくり、と喉を鳴らした。
 無理だ。確実に死ぬ。
「ぜってぇバンジーはしないぜ!」
 傍らで堅く誓うのは仮面収集家・カムロ(a33272)。声に実感のこもった恐怖がにじみ出ている。だが、行われたチーム分けでは、レイフとカムロは別の組だ。決意もむなしく、どちらかは犠牲にならねばならぬ勝負の非情。
 カムロと同チームである海風の追人・モーリ(a90365)も、いつにも増して押し黙っていた。
「堂々とお頭に反逆できるたぁ、実にいい日だな! 今日の鍋は一段と美味いに違いねぇ!」
「ふん!? 俺と勝負して勝とうなんざ二億年と四日ほどはえええ!!」
 不完の盾・ウルカ(a20853)と轟音・ザスバ(a19785)の睨みあい。
「狩りねぇ……、血が騒ぐぜぇっ!」
 嘲笑う壊れた凶戦士・イルズィン(a25172)が不敵な笑みを浮かべた。燃龍ブ・ルース(a30534)は準備運動で身体をあたためながら、
「っしゃ、手心は一切なしだ。気合い入れていくぜ」
 と意気込む。
「美味しいお鍋のため……というよりバンジー回避のために、全力で挑みますわッ!」
「馬鹿頭とかトイレ掃除頭とか……いつまでも組ヒエラルキーの最下層に甘んじている姐さんだと思ったら大間違いなのマス!」
 対する相手チームからはぐれ天使中庸派・オーロラ(a34370)と紅華の忍び・アヤナ(a20363)が声をあげた。
 両チームとも気合いは十分である。
 そんな中、雪ノ下・イージス(a20790)はちらり、とザスバを見遣って、
(「組長と、同じ班……少し嫌な、予感、するけど……」)
 とひそかな不安を抱き、静穏なる銀鱗・ヴァイナ(a15850)は、
「せっかく秋の山に行楽に来てまで、競争しなくとも、みなさんで楽しめばよろしいのに」
 と、嘆息を漏らすのだった。

 さて、チーム分けは以下の通りだ。

<小粋な親分と愉快な組員チーム>
ザスバ、イージス、イルズィン、シズマ、カナタ、ルース、レイフ

<明日などない反逆者たちチーム>
ウルカ、ヴァイナ、アヤナ、カムロ、オーロラ、ヤクシ、モーリ

 ザスバの号令が、勝負のはじまりを告げる。
 ザスバは、相手方がはじまりと同時になにか仕掛けてくるのではと警戒し、身を挺して待ち構えていたが、はたして、敵は散開して山の中へと消えていく。
 それを見送りつつ、にやり、と残忍な笑みを、彼は浮かべるのだった。


 かッと閃いた白光は、斬空術士・シズマ(a25239)のスーパースポットライトである。
 マヒした野兎を、短剣で仕留める。
「小物だけど、数を稼げばいいでしょう」
 組長チームのシズマは玲瓏なる紫昏・カナタ(a26377)とルースの3人で連れだって狩猟に勤しんでいた。
 ルースが、少し遠くにシカの姿を見つけ、仲間にハンドサインで知らせる。無言で頷いたカナタは、落ち葉などを踏んで音がするのを避けつつ、風上に立たぬよう慎重に位置をとって、獲物に向けてチャクラムを放った。それに乗せられた影縫いの矢がシカの自由を奪う。
 3人は順調に獲物を獲得していった。
 去り際には、万全を期して、狩りの痕跡を消し去りながら。

 一方、反逆チームでは、アヤナ、カムロ、そして風車の・ヤクシ(a34390)とが、それぞれ狩猟に挑んでいた。
 アヤナは樹木についた爪痕からクマの通り道を見つけ、餌を仕掛けて自分は風上にハイドインシャドウで潜み、獲物を待った。やがて通りがかったのはクマではなくて野兎だったが、矢を射かけて、これを射止めた。運悪くクマ自体は見つからなかったが、獲物がないよりマシだろう。
 この日、全体を通して(まっとうな方法で)もっとも成果をあげたのはヤクシだったと言える。慣れた様子で山中を進み、キジを射落としたり、イノシシの居場所をうまく探り当てたりして、十分な収穫を得ていた。
 カムロも、故郷ワイルドファイアとは勝手は違えど、動物の足跡を追跡するなどして、シカを一頭、粘り蜘蛛糸で絡め取るのに成功した。とらえた獲物の首元にさっと太刀を走らせ、一瞬でとどめを刺す。
 両チームとも健闘である。
 ここまでなら、まったくいい勝負だったのだ――。

「親分よぉ、どうやらこっちに動いているらしいぜぇ……?」
 押し殺したイルズィンの囁き。
 傍らにはザスバ。ふたりは秋山の風景になじむ服装に、頭巾という隠密仕様で、ハイドインシャドウで気配を断ち、その痕跡をたどっていた。
 ふたりが追うのは動物ではない。
 前方にカムロの姿をみとめ、ふたりは顔を見合わせた。このうえもない残忍な笑みとともに。
 カムロは、獲物を取り合いにならぬようにと慮ったのか、他の面々とはあえて違う方角から山中に分け入った。
 だが、今日この日に限って、単身でこの山をうろつくことがいかに危険か、気づくべきだったのだ。
 ある意味、モンスター以上に危険な存在が、そこにいたのだから。
「ゲアッハハッハハハッハ!!!」
 空気を震わす裂帛の気合!
「!?」
 突如、襲ってきたザスバの紅蓮の雄叫びに、たちまちカムロの四肢がマヒする。
「その獲物は、こちらがいただいたぜぇっ!!」
 イルズィンが、せっかくカムロのしとめたシカを強奪する。
「……!!」
 あっと言う間の出来事だった。なすすべもなく、ふたりがグランスティードに乗って逃げ去るのを見送るよりない。
 ザスバとイルズィンの所業は、誰がどう見てもたちの悪い山賊以外の何者でもなかった。


 しかし、反逆チームのほうが、ただ大人しく狩りをしていただけかというと、決してそうではなかった。
 茂みの中を、匍匐前進で進む男がひとり。――ウルカである。
 衣服には土や木の葉がつけられて、風景に溶け込んでいた。
 その視線の先には、組長チームの狩猟班の姿があった。
「……ん」
 カナタが小さく声をあげる。
 どうかしたか?と仲間たちが顔を向けるのへ、しっと唇に指をあて。
「……殺気!」
 石を放り投げた。
「てっ!!」
 ごつん!と軽妙な音が、茂みの中からあがった。
「何しやがる!」
 次いで、ウルカがあらわれた。頭にヒットしたらしい。
 対峙する冒険者たち――最初に動いたのはシズマだ。チキンフォーメーションで反応速度は高めてあった。スーパースポットライトが閃く。だが……ウルカの自由を奪うには至らなかった。ひと呼吸遅れて、ウルカもまたスーパースポットライトを輝かせた。光対決だ。
「っ!」
 よもやウルカのほうが光り具合が凄かった――というわけではないのだろうが、3人がマヒさせられる。
 そして、せっかく地道に狩った獲物を根こそぎ奪われてしまうのだった。
「くっくっく、勝負の世界は厳しいんだ。悪くは思うな」
 去り際、ウルカは3人の服に、香水を垂らしていく。
 この後、香気を放っているがゆえに野生動物を狩るのが格段に難しくなってしまった。なんという非道!
 山盛の獲物を手に、意気揚々と凱旋するウルカ。ルースはその姿をにらみつけながら、今度会ったときは粘り蜘蛛糸で縛り上げたうえ、簀巻きにして木の枝に吊るしてやる、と復讐を誓うのだった。

「これは怪しい……かな」
「あ、毒ですね。避けておきましょう」
 その頃、イージスとレイフのふたりは、平和に採取活動に勤しんでいた。
 イージスは山歩きに慣れているし、食べられる木の実などを集めるのがもともと得意だ。加えて、レイフは植物知識が豊富だったから、毒キノコなどはうまく回避して、アケビやムベの実、カキなどを中心に収穫を得ていた。レイフの背負うリュックの中には、栗なども入っている。
 だが――平穏は長くは続かなかった。
 ふたりに、危険がそっと忍び寄っていたのだ。
「ござるマッシャァァァッ!!」
 気づいたときにはもう遅い!
 ふたりとも警戒していなかったわけではないが、ハイドインシャドウで身を隠したアヤナが、突如として奇襲をかけてきたのだ。放たれた粘り蜘蛛糸にあえなく絡め取られてしまう。
「ほーっほっほっほ、この収穫の数々は、姐さんが献上品としていただいていくのマス」
 勝ち誇るアヤナ。
 ごっそりと収穫物を奪い取り、それから、ついでとばかりに、筆を取り出して、イージスとレイフの顔に、睫等だの鼻毛だのを落書きしてゆくのであった。
「ちょ、酷――」
 レイフの抗議も耳には入らぬ。
 しかし、獲物を奪ったのだから、早々に立ち去るべきであった。
「姐さん……」
「なにマスか、今、ぐるぐるほっぺを描くのに忙し――……ひぃぃっ!?」
 イージスが、拘束から解き放たれてそこにいた。
 卑劣な所業への怒気のオーラが、ゆらりと立ち上る。
「……戦いたく、なかった……けど、仕方ない……ね」
 鳴り響く雷鳴!(っぽい雰囲気)宿命の対決が今ここに……
「ごめんなさい、姐さんが全面的に悪かったマス」
 ……なんという変わり身! 一瞬で、土下座!
「……。バンジー、嫌なの、わかるけど……勝負は正々堂々と……」
「隙ありぃ!!」
 ぼわんっ、と煙幕――もとい、ミストフィールド。
「しからばドロンなのマス!」
 高笑いとともに逃げ去ってゆくアヤナ。
 ただ、ぼろぼろと獲物をこぼして行ったので、なにもかもを盗られなかっただけマシというべきか……。


 ヴァイナとオーロラは、採取で成果をあげていた。
「ムカゴ発見、ですわー♪」
「ということは……ヤマイモも掘れますね。ちょうど根が太りはじめる季節ですし」
 ヴァイナは山菜類を探すのが得意なようで、シイの実、クルミ、アケビ、と多彩な収穫が得られ、キノコなども穫ることができていた。
 ムカゴのついた蔓をたどり、ヤマイモを掘り出し終えた、ちょうどそのとき。
「ゲアッハハッハハハッハ!!!」
 顔を見合わせる。どこかで、聞き覚えのある声が響いていた。
「あれは……」
「沢のほうですわ」
 ふたりは声のしたほうへ駆けた。
 そこには清浄な渓流が流れていたのだが――
「モーリさん!?」
 モーリが水死体のように淵に浮かんでいる!
 あわててオーロラが癒しの聖女を送った。
「……! や、やられた――」
 モーリが言うには、彼はここで釣りをしていて、アユやヤマメをずいぶん釣ったらしいが、突然、ザスバとイルズィンが襲いかかってきて、獲物を強奪されたらしい。

「!」
 ヤクシは、その存在に気づいても、すぐには行動に移らなかった。
 気づいていないフリをしつつ、そっと小石を拾うと、突然、あさっての方向に投げる。
「そこっ!」
 そしてぱっと振り向きざま、粘り蜘蛛糸を放った。
「うお! ち、畜生!」
 小石に注意を削がれたか、イルズィンが網にかかった。
「おのれ、小癪な! 覚えておれよぉおおおお!」
 悪党そのものの捨て台詞を吐いて、イルズィンの首根っこを掴んで引きずりながら、ザスバが退却していく。
 やれやれ、とヤクシは息を吐いた。
「まったく、油断も隙もない。……まあ、何度も同じ手はこないでしょうし、今ので、しばらくは狩りに専念できそう――」
「ゲアッハハッハハハッハ!!!」
「また来た!? しかも早っ!」

 ザスバとイルズィンは、何度も相手チームに襲いかかり、獲物の強奪を繰り返した。
 この2人は強奪が専門であって、あとのものたちが狩猟・採取に専念し、役割分担をきっちりと行ったのが、組長チームの戦略だったのだ。
 対して反逆チームは、狩猟・採取をしながら隙あらば相手チームの妨害や襲撃を行い、個別には成果をあげたが、単身で動くものたちが何度もザスバとイルズィンに各個撃破されることを許したのが、全体として手痛い損失となってしまった。
 その結果……

「ゲアッハハッハハハッハーーーッ!! 言っただろうが、おまえらが俺に勝とうなんざ、五十六億七千万年早ぇえとなっ!!」
 ひときわ、豪快なザスバの高笑いが、紅葉の山に響き渡り、その声だけで飛ぶ鳥も落さんばかりであった。
「みな、お疲れ様だったな」
 カナタが仲間を労う。
 両チームが集めに集めた肉や木の実、果実にキノコは、かくして、すべてザスバチームのものとなったのである。
「な、何故だ……」
 がくり、とウルカが膝をつく。
「へっ、まぁ当然の結果だよなぁ? バンジージャンプを肴に、飯でもかっ食らうとすっかねぇ?」
 イルズィンが笑った。高笑い×2。
「みんな、ごめん、ね……」
 イージスがすこし申し訳なさそうな顔をしながらも、いそいそと準備された鍋からは、しだいに旨そうな匂いがただよいはじめる。レイフが手際よく、調理を進めてくれた。
 新鮮なシカやキジ、ウサギの肉が煮えはじめる。山菜やキノコ、果実を含め、食卓は豪華だった。
「大自然の中で食べる、美味しい料理……日々の疲れなど吹き飛びますね」
「さあ、食べましょうか」
 感慨深く言ったシズマ。レイフが料理の完成をつげると、ザスバの音頭で乾杯が行われた。
「体を動かしたあとの食事は最高だな。さすが味覚の秋だ。格段に美味いぜ」
 ルースが歓声をあげた。
「うむ、美味い! さぁて、ではそろそろ飛んでもらおうか、そこの連中」
 ぎろり、とザスバの双眸が崖っぷちに並んだ面々をねめつける。
 負けチームの面々は、足首にロープが縛りつけられていた。
「そうそう、怪我をしても大丈夫だぜぇ? 屋敷に戻ったらオロナイソ風呂の用意はしてあるからなぁ?」
「……ちょ、頭、なにを!」
「ロープに切れ目を入れておるに決まっておるわ! 当然の権利だろうが!」
 ヤクシの声を無視して、ザスバが嬉々として、バンジーの「準備」をする。
「……」
 ヴァイナはそんなザスバをちらり、と見遣ったが、やがて観念したように息をつく。
 勝負は勝負だ。
 しかし、ザスバはヴァイナのロープにだけは切れ目を入れなかったのであるが。
「た、高すぎやしないか?」
 ちらりと、下をのぞきこんで、カムロが言った。
 だが、そんなことで許されるはずもない。
 意を決して、カムロが、ヴァイナが、モーリが、崖から飛びたってゆく。
 オーロラは、墜ちてゆきながらその脳裏でぐつぐつ煮える鍋へと思いを馳せた。
「うわぁあああああん!?」
 アヤナの泣きべそがひときわ高らかに断崖に響く。
 念入りに切れ目を入れられたヤクシのロープは案の定、ぷっつりと切れたが、ひそかに仕込んでいた粘り蜘蛛糸で崖に貼り付いてことなきを得た。
「畜生、お頭、次はねぇぞおぉぉぉぉぉ……」
 そしてウルカの怨嗟の声が、最後に、崖の下へと消えてゆくのであった。
「ゲアッハハッハッハッハ」
 ザスバは哄笑を響かせながら、鍋にパクつく。
 だが、このあと、オーロラがこっそり鍋の具に忍ばせてあったオロナイソ粒を噛み砕いてしまい、負けチームの誰の悲鳴よりも大きい咆哮とともに火炎のブレスを噴くことになるとは、さすがのザスバも予想していなかったのであった。


マスター:彼方星一 紹介ページ
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