【お姉さま天獄】キウイのお姉さま



<オープニング>


 その日の午後、はじまりは・プルミエールはふと、葵桂の霊査士・アイのテーブルにきてみた。
「お、ちょうどいいところにきたな。食べるか?」
 アイの手には、ちいさなナイフと丸い果実。ころころした実は薄茶色、細かな毛におおわれている。
「あ、キウイですね!? たべますたべますー」
 それはキウイフルーツ、木になる気になるあまずっぱい果実。
「そろそろシーズンも終わりだがな、まあ、それゆえ熟れきっていて美味だぞ」
 とアイはいってキウイに刃をあてる。当然、皮をむいて切り分けてくれるものとプルミーは思う。ところが、
 スパーン!
 キウイをまんなかからふたつに切って、「はい」とアイは半分をプルミーに渡した。
「ご、豪快ですね〜」
「そうか? スプーンならそこだ」
 ともあれたしかによく熟れて、あざやかグリーンのキウイの実だった。ざくざくして美味しい。

●むてきびきゃくのおねえさま
 冒険者たちがあつまってきた。
 キウイを口にするもの、紅茶を入れるもの、はたまたプルミーのアゴをなでてみるもの(プルミーは「にゃー」と鳴いた)、ありようはみなそれぞれだが、もちろん視線と耳は話者のアイにむかっている。
 モンスター退治の依頼である。野性のキウイが熟する場所に、その怪物はあらわれるという。
「およ? もしかして、まんまるでかわいい鳥のモンスターの登場ですか?」
「いやいや、そうではなくてな……ほら、あれだ、最近ときどきでてくる不謹慎なやつだ。これまでも戦ってきただろう? 苺とかメロンとか……」
 ああ、とプルミーは手を叩き、謎の流し目をした。
「お姉さまぁん、のモンスターですね」
「へんな鼻声はよせ」
「鼻声じゃないですよぅ! セクシーボイスですよう」
「無視」
「はぅ!」
 例によって例のごとく、敵がモデル級の美女であることはいうまでもない。シャープな身のこなし、褐色の肌、きれいにそろったボブカット、ビキニ姿にパレオを巻いて、ツンとした仕草でこちらをうかがう――そんな敵だという。寒そう? いや、温暖な場所ゆえ平気のようだ。
「警戒すべきはその脚だ。すらりと長く、いわゆる美脚だが、変幻自在の足技をつかってくる。素足なれど蹴りで岩をも両断し、飛び道具すらはじいてしまうらしい。連続蹴り、旋風脚、流れるようにくりだしてくるから、その動きをつかむだけでも大変だろう。蹴るだけではなく絞め技も得意で、この足でがっちりロックされてしまえば窒息するは必定、ジャンプして両脚で首に飛びつき、相手を倒す攻撃までもこなすという」
 ともかく攻撃は多彩のようだ。近づきすぎず遠ざかりすぎず戦うのがよいだろう。これを聞きつつ、プルミーはうなる。
「むむぅ、美女のふとももで絞められるだなんて……ちょっと経験してみたいような……」
「プルミー、きみはオッサンか?」
 敵はこの一体ではない。五体もの丸い手下をつれているらしい。手下は大太鼓ほどのサイズで、キウイフルーツそっくりの色で長い毛並みをもっている。
「やっぱり鳥さんもいるんですね? かわいい?」
「いや、遠目にはかわいらしいが、その表面に気合いの入った鬼の顔がついている」
「かわいくなーい」
「やつらの攻撃はとにかくジャンプして体当たりし、角で刺してくるというもので、射程は狭いが接近されると思わぬ大ダメージを受けそうだぞ」
「なるほど……、ところでみなさんにお願いです」
 プルミエールは今回は参戦できないので、冒険者たちに無茶なことをいったりする。
「私もモデル並の体型になりたいので、キウイのお姉さまに脚を長くするほうほうを聞いてきてください☆」
 これは聞きながしつつ、きっちり戦って勝利してほしい。

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参加者
嵐を呼ぶ蒼き雨・レイニー(a35909)
天に抗う誓約者・トワイライト(a43304)
チキンレッグの伊達ペンギン・マカロニ(a43490)
戦争屋・ヒレン(a47525)
数多の武具を求める収集家・シルト(a48677)
綴るは忘却の零色狂想花・メビュルス(a49563)
手のひらの鼓動・アールコート(a57343)
荘厳な・オペラ(a60053)
銀之刀匠・クオン(a65674)
碧色重騎・ルシエラ(a66054)


<リプレイ>

●幕開けはいつもさりげなく
 嵐を呼ぶ蒼き雨・レイニー(a35909)は本日も怒濤のマイペース、
「ふん、また美女怪物とな。美女は妾だけで充分じゃ!」
 断言。素敵である。だがチキンレッグの伊達ペンギン・マカロニ(a43490)が、クチバシきらん、光らせていう。
「レイニー君か。将来有望とは思うけれど、美女というにはいささかフェロモンが足りない気がするんだよ」
 なにおう、とレイニー、鼻息あらくこたえる。
「いまにボンっキュっボ〜ンと母上みたいになるのじゃ! そうなってから謝っても侍らせてはやらぬぞ?」
「すぐ謝るから将来は頼みたいところだよ。挟んでもらいたいね」
 再びクチバシきらん。
 天に抗う誓約者・トワイライト(a43304)としては、とりあえず突っ込まずにはおれない。
「なにを挟んでもらう気だ? って、冷静に考えてみりゃ大陸の命運かかってる直前になんつーやりとりだよ、コレ」
 思わず軽い自己嫌悪におちいるトワイライトだ。
 まあまあ、とトワイライトの頬をぷにぷにとつつきながら、魂の・オペラ(a60053)は むふふんと笑った。
「気にしすぎたらハゲるのですよん。気の張りすぎは体に毒、たまにリラックスして仲間とお姉さま退治、それでまた大戦への鋭気が養われるってもんですねん」
「う……なんかオペラいま、すげーいいこと言ってるような……しかし、ぷにぷにはよせ」
「では私をぷにぷにしますかなん?」
 セクシャル展開の予感!? 手のひらの鼓動・アールコート(a57343)が慌てて駆けつける。
「え、えとえと、女の子をぷにぷにする場合は場所に注意ですっ」
「しないしない! ぷにぷになんかしないって!」
 トワイライトも慌てて否定する。なんていうかこのメンバーだと、話はけっして深刻にならない。だがそれがいい、とトワは思うのである。
 かく騒ぐ面々を尻目に、戦争屋・ヒレン(a47525)は口をひらいた。
「……、最近さぁ」
 ヒレンは小声でいう。
「年上もアリかな、って思うようになってきたんだけど。これって重症?」
 色無き少女を護る盾・シルト(a48677)は、ヒレンの告白に内心驚きつつ、
「いえ、悪いことではありません。年上のセクシーなお姉さまには、十代にはない魅力があるものですから……ハッ!」
 シルトは凍りついた。なぜか? それは背後から声がしたから。
「シルトさん、私、十代ですけどなぁん?」
 盾に護られし色無き配奏者・メビュルス(a49563)だ。そう、今回はとうとう本当に、シルトの恋人である彼女が参戦しているのである! 振り向いて見たメビュルスの顔は、笑っているけれど少々ぷっちん気味、こめかみのあたりに小規模地震発生中という様相だ。
「……ドウシテアナタガココニイルデスカ?」
 シルトは青ざめた。
「せくしぃモンスターがシルトさんに変な事しないように見張るためですなぁん」
 メビュルスはいいながら、シルトの手をぎゅううっと渾身の力で握った。 
「……お取り込み中のところ申し訳ないのですが……」
 銀の刀匠・クオン(a65674)が静かに告げる。
「敵が現れたようです」
 カオティックな状況でも冷静沈着、それがクオンの良いところ。
「あのスラリと長い美脚! 師母サマに勝るとも劣らないしなやかさなのですっ、なぁん」
 解説しているのは碧色重騎・ルシエラ(a66054)の声だ。どうやらキウイのお姉さま、颯爽と出現した模様、一行は声のもとへと馳せるのである。

●魅惑の太股、必殺の足技
 ルシエラの声はなおもつづく。
「ああ、でもガクガクブルブル、私、キウイは栄養価がとても豊富で経済的だからと、四週間毎日食事をキウイづくしにされたトラウマがあって……あー!」
 あー! は蹴飛ばされたときの声である。どさっとルシエラは仲間たちの足元に落ちてきた。
「うわわ、大丈夫ですか。ヒーリングウェーブ、行きます☆」
 アールコートが駆けつけ癒す。そんなかれら冒険者たちの前に、キウイのお姉さま、五体の手下をひきつれ大登場。これまでのお姉さまとはちがい、すらりとした立ち姿が特徴的だ。毅然とした顔つきは美しいが、どこかサディスティックなものを感じさせる。クオンは思った。
(「凛とした表情、無駄のない褐色の体躯……まさに人間型凶器といった様相ですね」)
 クオンはストイックな武人であるゆえ、敵ながらその姿には感じ入るところがあるようだ。なにより、胸の脂肪が過剰でないところがいい(?)。
 マカロニも激しくチェックを入れる。
「うん、バストはいまいちだけど、たしかに足、とりわけ太股がムッチりしててすばらしいね。それとあの服装、水着ということだろうか? だけどいままでのお姉さまのパターンから考えると、あのパレオの下……怪しいね」
 きらん、きらん、目とクチバシとトサカが過激にキラキラするマカロニだ。
「マカロニ、なんか知らんがワクワクしすぎ!」
 トワイライトは叫びつつ、後退して土塊の下僕をどんどん召喚する。今回もなにか策があるようだ。
「うっ、さすがモデル級体型っ」
 すらり長い脚に思わずシルトは感嘆のことばを……、もらしかけて大急ぎで口をつぐんだ。
「なにが『さすが』なんですなぁん?」
 メビュルスが氷のような視線を向けてきたからである。
「い、いや、恐ろしいモンスターとその手下め! 覚悟しなさいっ!」
 シルトは変なポーズでジャンプして、キウイ鳥に似た丸々な手下たちに駆けていく。
 ギャース、鳥どもは不気味な声をあげて襲いかかってきた。便宜上『鳥』と書いたが、その正面には般若のごとき顔がついている。
「ええーい! そんな顔のインパクトで目立とうなどと姑息な奴ばらよ! 一番目立つのは妾なのじゃー!」
 もうほとんどいいがかりのようなことを口走りながら、レイニーはがっつんと大剣を振りまわした。瀑凌剣その名は『蒼雨』、あんまり剣が大きなものだから、レイニーが剣を振りまわしているというより、剣のほうがレイニーを振りまわしているように見えないこともない。だがどう見えようと効果はお墨付き、レイジングサイクロンが暴れ狂う。ギャースとわめきながら球状の手下たちは吹き飛ばされる。レイニーは麻痺してしまうがメビュルスが、ちゃんと回復させてくれていた。
 キウイ玉を襲うのはそれだけではない。
「さーあさぁ最初に潰れるのはどの子かなーん?」
 いいながらオペラ、エンブレムシャワーをぶちかます。降るわ降るわ光の雨が、どしゃぶりのように鳥をたたきのめす。
「……ことごとく、討ちとりましょう……」
 クオンも剣を構え突入する。デュエルアタックで攻撃、しかも手下をうまく誘導し、わずかずつだがお姉さまから遠ざけている。手下がクオンを突き刺そうとすればするほど、彼女の狙いは効をなす。たしかにクオンも怪我をするが心配はいらない。
「わ、やっぱり、お姉さまもんすたーはとっても綺麗ですね☆ でも、クオンさんも綺麗なのです☆」
 アールコートがそんな応援のことばとともに、休まず回復してくれるからだ。アールコートは、クオンのスレンダーなところも好きだった。しかし実際、クオンのバストは発達していないように見えるが、それは彼女の着る和服のマジック、すなわち単なる『着やせ』によるものだということをアールコートは知らない。
 
 ヒレンはいちはやくお姉さまの前に躍り出た。太刀構え、一足一刀の距離。敵はヒレンの力量を見抜いたか、片足をゆらりと上げるや膝のところで折って止め、毅然たる表情で出方を待った。
 達人と達人、にらみ合うその空間に緊迫した空気が流れる。
 だがこのとき、ヒレンが最初に発したのは攻撃ではなく、問い。
「足を長くする方法ってどんなん?」
 え? てなもんである。怪物にはことばは通じないから意味はなさそうだが、それでもタイミングを外されいささか拍子抜けしたように見える。それはそうとしてヒレン、なんかキャラ変わってないか。
 このわずかな隙、それこそマカロニが待っていたものであった!
(「ヒレン君、ナイスだよ」)
 横合いから一気にキウイのお姉さまとの間合いを詰めマカロニは、砲丸投げの弾のように飛びだした!
「魅惑の肢体、いただきだよーー!」
 きらん、きらん、あちこちきらん!
 マカロニはお姉さまの胸にとびついた。
「いやーん」
 お姉さまは叫んでブラ紐をおさえる。しかしマカロニ問答無用、むしりとるようにしてブラの結び目を解いてしまう。
「マカロニ君のえっちー♪」
 お姉さまはどこか嬉しそうに叫んで、両手で胸を隠すのだ。さあ、ここでマカロニ神速の動きで、お姉さまのパレオの下に頭部を突っ込んで検査検査!
 …………もうおわかりかと思うが、数行上の『いやーん』からここまでは全部、マカロニの想像である。実際、胸にとびつかんとしたとこでマカロニは、切れ味抜群の蹴り技を受け、ぼほっと血の華を咲かせながら吹き飛んでいった。さらば、勇ましき伊達ペンギンよ。

●涙の決着
 ヒレンとお姉さま、激闘はつづいている。
「上等だ! 足腰立たなくなるまで踊ろうぜぇ!?」
 足技をぎりぎり防いでいるが、一撃一撃が信じられないくらい重い。この均衡、あまり長くはもたないようだ。合間にブラッディエッジを狙うが、効果をあげているとはいいがたい。
 ヒレンの頬を蹴りがかすめた。かわしたが、風圧だけで頬が薄く切れる。
 かぎりなくシリアスなこの空間に闖入者あり。
「いっけー、今週のラスー!」
 トワイライトがハッパをかける。『ラスゼータ』と書かれた紙を背にはりつけた土塊の下僕軍団が出現したのだ。下僕たちはいずれも手に『ブス』と失礼なことばを書きなぐった訴状(?)をもっていた。
「さて、どーなっかな」
 トワイライトはニヤリと笑うが、お姉さまは下僕たちをてんで無視した。怪物は字なんか読めないし、読めたとして興味ないだろう。
「ならば派手に散ってこい。願わくば締められてこい!」
 緑の突風、トワは下僕たちを吹き飛ばしせめてもの抵抗とした。
 その勢いにのりルシエラも飛びかかる。
「スラリと長いその美脚! 師母サマに勝るとも劣らないしなやかさなのですっ、なぁん!」
 デストロイブレード、真芯でとらえることはできなかったが、かなりの痛手は与えたはずだ。
 しかし敵もさるもの、ダメージとともに受けた衝撃をばねに、高く跳び上がった。
「くっ」
 声をあげたのはヒレンだ。その顔はいま、やわらかなお姉さまの腿にがっちりと挟まれている。
「しまった……っ」
 次の瞬間、ヒレンの視界が上下逆転した。
「ヒレンさん、素早くお姉さまの両手をつかんで自分の両足をお姉さまの脇の下にあてがい、全腹筋を使って起き上がり小法師の要領で脱出するんでですっ、なぁん!」
 そんなこと急にいわれても、無理。ヒレンは押さえ込まれる格好で悶絶した。
(「ハッ……! いいねぇ、最高にくそったれだよテメェ……は……」)
 意識が遠のいてゆく。
 
(「あれ、いいなあ……」)
 遠目にこれを見て、シルトはかすかに思うのだが、いまは目の前の敵に集中すべく頭を切り換える。「近い順に潰します!」
 仲間によびかけ剣をふるう。これにすぐさまクオンが反応し、一刀両断、眼前の敵を葬り去った。
「……この剣に、神妙宿りて……」
 つぶやくクオンの背後から、レイニーが負けじと飛びだした。血の覚醒も発動させて、彼女の勢いは最大級!
「ええい、負けん! 妾こそが最強にして最美なのじゃー!」
 またもレイジングサイクロン、これで手下軍団は壊滅寸前、とどめとばかりにオペラが
「おっとっと、まだ寝ない子は誰かなー?」
 とエンブレムシャワーを発射する。かくして手下軍団は一掃された。すぐにかれらはお姉さま撃破に加わるのだ。
 さすがのお姉さまも、倍加した人数を足技だけではさばききれない。徐々に押されていった。シルトは力強く攻撃する。
「やはり私にはメビュルスさんが一番です!」
 想いを込めたサンダークラッシュだ。メビュルスはこれを聞いて、わずかに赤面した。
 この間隙をついてトワイライトが、お姉さまを拘束するのに成功する。
 このとき必殺の一撃は、半泣きでやってきた。
「あなたを倒すことで師を越えますっ! お姉さまに怨みはありませんが御覚悟めされませっ、なぁん!」
 そうとも! それはルシエラだった。ルシエラは泣きわめきながら猛然、デストロイブレードを振りおろす。今度はクリーンヒットだ。直後、耳をつんざく爆発音とともに、お姉さまは砕け散ってこの世から消滅した。
 
●似合い、ますか?
「マカロニにヒレン、仇はとったぞ。安心して逝ってくりゃれ……」
 キウイフルーツを存分ほおばりながらレイニーは大空を見あげた。そこには笑顔の二人が大写しで浮かんで……ない。
「いや、生きてるんだよ。重症だけど」
 へばった状態にてマカロニはつっこむ。ヒレンもケガしているが命には別状なく、黙って煙草をふかしていた。
「わ、甘くて、すっぱい、ですね☆」
 とフルーツを食べていたアールコートだが、マカロニがうめいているのを見て駈け寄った。
「なにかほしいものないですか? マカロニさん」
「お姉さまの水着かな。できればここですぐアールコート君が着てくれるとなおいいと思うんだ」
 キラン、へばりながらもあいかわらずのマカロニだ。しかしトワイライトが無情なる真実を告げる。
「残念な話だがなマカロニ、破裂して四分五裂しちまった。今回は衣装なしだ」 
「な、なんだってー!」
 マカロニは燃え尽きた。再起不能(リタイア)のようだ。
 クオンは手に美白ローションの小瓶をもち、ながめている。
「……結局これ、つかうタイミングがありませんでしたね……」
「ほふーん、それはなんですかなん?」
 興味津々といった感じで、オペラがこれを見にやってきた。
「肌が白くなる乳液なんだそうです。私たちには必要なさそうですが……」
「なるほど、それではあとでマカロニさんにふりかけてみるのはどうでしょん?」
 クオンとオペラは顔をみあわす。一体どうなるのだろう。どうもならないかもしれないが。
 一方ルシエラは、みながキウイを食べているのを、岩陰から恐る恐る見守っていた。やっぱりまだキウイフルーツは、恐い。

 仲間たちからはなれて、シルトは森の木陰にいる。
「メビュルスさん、どうしたんですか? こんなところにきて?」
 すると、かさ、と音がして、メビュルスが姿を見せた。
「怪物の服はなくなったけど、似た感じで服をまとめてみました」
 聖衣をしばって下着をみせて、メビュルスはすこし、大胆な格好である。
「どうでしょう……似合い、ますかなぁん?」
 頬を染める。ここまでして見せるのは、やっぱりシルトが好きだから。
 シルトは面くらい、しかしすぐに真剣な目をして、
「……綺麗だよ」
 といって破顔一笑したのだった。

 今回は、これまで。


マスター:桂木京介 紹介ページ
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