魅惑のバザール



<オープニング>


「あっ」
 薄紫の光に満たされた姦淫の都に小さな悲鳴が上がる。
「あぁ……、何て事なの」
 声の主はストライダーの霊査士・レピア(a90040)。苦渋の表情を浮かべる彼女の視線は、自らの身を包む白いコートの一点に集中していた。
「やぁ、レピア。どうしたんだい?」
 そんな霊査士とは対照的に、幻奏猟兵・ギャロはいつもの如く飄々と現れる。
「ごきげんよう、ギャロ。書き物をしていたのだけど、コートにペンのインクが飛んでしまって……」
 見ると、彼女のお気に入りである純白のコートに黒いシミが一つ。これは直ぐに処置を施したとしても落ちるかどうか。いや、もう完全には落ちないかもしれない。
「成る程ね、だが安心してくれ。今日は今の君にちょうど良い物を持ってきたんだ」
 無精髭を撫でた手が腰に下り、ウエストポーチから霧吹きの様な物が取り出される。「いいかな?」と尋ねるギャロに、レピアは藁をも掴む心境でコートを差し出した。
 渡されたコートをテーブルに広げると、霧吹きに入れられた謎の液体を何度か噴射し、待つこと10数秒。今度は水に濡らした布巾でシミの部分をスッと一拭き。すると――何とあの黒いシミが綺麗に拭き取られているではないか。
「素晴らしいわ! ギャロ、どんなマジックを使ったの?」
「こいつさ。この中に入っている液体の成分がシミを分解し、浮き上がらせる。インクの他にも、コーヒーやジャムの汚れだって、こいつを吹きかければサッと一拭きだよ」
 ギャロは何故か普段より若干明るめの口調になっている。
「これもミュントスで扱っているのよね? どこに行けば手に入るのかしら?」
「よし、それじゃ今回の村について説明しよう。メモの用意はいいかい? ああ、インクは幾ら飛ばしても構わないよ。今日はこれがあるからね」
 二人はしばし、楽しげに笑い合った。

●バザール村
「……というわけなの」
 レピアは、集まってきた冒険者達に事の顛末を告げ、続いて詳細を説明し始めた。
 バザール村と呼ばれるその村では、たとえば話にも出てきたシミを落とす薬品の様な、生活する上で便利な品、或いは健康を助長する品、或いは娯楽を提供してくれる品を製造しているという。
「しかも、ただ作っているだけではないわ。彼らは、村を訪れた人の前で自分達が作った品を実演して、その品の良さをアピールする事に長けているのよ」
 その様子を見ているだけで楽しいと、一部のノスフェラトゥの間では評判らしい。勿論、紹介されている品々は実際に手にとって試用する事も出来る。
「それと一つギャロからの伝言、『もし君達にも何か紹介したい面白い品があるなら、村で言ってくれ』ですって。実演する場所を用意してくれるよう、伝えてあるそうよ」
 村では様々な品が冒険者達の到着を待っている。見て触れて回るだけでも十分に楽しい一時を過ごせるだろう。見てもらう側に回るのも良い。どの様に楽しむかは自分次第だ。
「へぇ……、地獄ってもっと怖い所かと思ってたけど、何だかランドアースに負けず劣らずって感じで面白そうだね」
 さり気なく同席していたプーカの忍び・ポルック(a90353)は、紫に光る空を見上げながら呟く。地上だけでは飽きたらず、面白いものを求めてついに地獄にまで、その手を広げてきたようだ。
「村の人は貴方達をお客様として丁寧に扱ってくれるけど、あまり変な事をしてはダメよ?」
 ポルックからプーカ独特の雰囲気を感じ取ったのか、レピアが釘を差す。
 はてさて、どうなる事やら。

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参加者
陽射の中で眠る猫・エリス(a00091)
黒衣の閃迅・レオニード(a00585)
紅炎の紋商術士・クィンクラウド(a04748)
暁に誓う・アルム(a12387)
雷神天狐・シーグル(a27031)
墨色導士・コシロ(a31185)
瑠璃色の魂抱く大地の守護者・ペルレ(a48825)
裏山の百鬼夜行・タクミ(a52755)
バカサバイバー・グレッグストン(a63039)
紅風・リヴィール(a64600)
NPC:トリックオア・ポルック(a90353)



<リプレイ>


「こんにちは、ナビゲーターのユカです!」
 村に到着した黒衣の閃迅・レオニード(a00585)を、滑舌の良いヒトの女性が出迎えた。
「早速だが、室内で使用可能なエクササイズ用品を見せてくれるか? 出来ればダイエット用の軽いものではなく、各部の筋肉にしっかりと負荷をかける事の出来る本格的なものが良い」
 しかし、本格的な筋力トレーニングを目的としたものは無いとの事。レオニードにしてみれば半ば予想通りの回答だったが、さてどうしたものか。
「それじゃあ、腹筋を鍛える道具なんてのはどうかなぁ?」
 裏山の百鬼夜行・タクミ(a52755)も、狙いはエクササイズ用品だ。それならと、ユカは二人をとある建物へと案内する。立てかけられた看板には『アブストライダー』と書かれていた。
「ようこそ! これさえあれば、君もはじける肉体を手に入れられること間違いなし!」
 現れたのは、妙な器具を手にしたストライダーの男性。男は鍛えられた肉体を誇示しつつ、数名の仲間を引き連れて、軽快なかけ声やステップで場を盛り上げた後、おもむろに腹筋運動を開始した。
「こうして首と背中をサポートする事で、無理なく続ける事が出来るんだ」
 説明が入ったところで、また別の女性が姿を見せる。
「少し前までは体重計を見るのも嫌だったのに、アブストライダーを使い始めてからは体重計に乗るのが楽しみになったのよ。本当に素晴らしい器具ね!」
 購入者の経験談っぽいが、全身くまなく鍛え上げられたその肉体は、どう考えてもこの器具で作られたものではない気がする。
「ちょっと試させて貰っていいか?」
「もちろん! さあ、どうぞ!」
 使用感を確かめるレオニードにあわせて、アブストライダーチームも規則正しく腹筋を繰り返す。その間も男のトークは止まらない。
「たるんだお腹とは今日でおさらば! 余分な脂肪を落として君もストライダーの様な素早い反応を手に入れよう! 合い言葉はビバミュントス、ビバミュントス! 今すぐコールナウ!」
 建物から出てきたレオニードの手には、しっかりとアブストライダーが握られていた。

 次に案内されたのは、あまりに過酷な為に逃亡者続出と噂の全身運動プログラム。
 そこへ偶然にもプーカの忍び・ポルック(a90353)が通りかかるのを見て、タクミの笑みに不適なものが宿った。
「ポルックくん、ちょっとちょっと」
 呼ばれたポルックが隣までやって来た時、ちょうどプログラムが開始される。
「ビーンズブートキャンプへようこそ! 準備はいいかい?」
「え?」
 インストラクターらしきスキンヘッドの男が激しく動き始めると、周りはいつのまにかお揃いのTシャツを着た村の住民でいっぱいになっていた。逃げる隙間もない。
「それ、アッパーカット! ポルックくんもほらほら!」
 タクミは既にノリノリだ。
 一番前で実演する男の、豆のようにつるりとした頭に汗が滲んでいく。
「変わりたいと願う気持ちさえあれば、自分は変えられる!」
「いや、ボクは今のままで十分――」
 ポルックのささやかな抵抗は、繰り返される「ワンモアセッ!」にかき消されていった。

 そんな様子を、横目でちらちら伺っている女が一人。ハーシュミストレス・エリス(a00091)だ。
 かつて同盟を苦しめたザンギャバスにマルヴァス、彼らから受けた強烈な悪印象により、彼女は大のノスフェラトゥ嫌いになっていた。今回参加したのはあくまで敵情視察としてであり、決して面白そうだとかそんな浮ついた気持ちではない(本人談)。
「……べ、別に楽しそうだなんて思ってないんですからねっ!」
 その台詞は誰に対してのものなのか。
「あそこで売ってる高枝切り鋏も、このお腹に巻くだけでウェストが細くなる箱も、あっちにある飲むだけで痩せるジュースも、珍しくも何ともないですっ」
 どうやら『視察』は大変順調に進んでいるようだ。


 所変わって、こちらのスペースでは掃除に関連した品々が所狭しと並べられていた。エクササイズ用品と肩を並べる2大アイテムとして村での人気も高い。
 去年の秋、少しばかり年季の入った屋敷を購入したという紅炎の紋商術士・クィンクラウド(a04748)がここへ来るのは必定であった。
(「古いだけあって、壁やら調度品やら色んな所に気になる汚れが……」)
 そう、多くの時間が経過した汚れは、少しこすっただけで簡単に落ちるものではない。
「あー、どこかに掃除が苦手な俺でも簡単に綺麗に出来るような夢のような掃除用品はないかしら!」
「そこでクイックブラスト!」
 自分の口調の変化にツッコミを入れる暇もなく、唐突に掛けられた声。目の前にばばんと出された白い缶。これが求めていた掃除用品なのだろうか。
「こびりついた頑固な汚れにお悩みじゃありませんか?」
「ああ、実は……」
「そこでクイックブラスト!」
 間髪入れずに繰り返される商品名。これもテクニックに違いない。クィンクラウドは心にメモを残す。
 男は高級そうな絨毯を取り出すと、その上に様々な汚れを作り始めた。シロップや絵の具をたらす度に、いつのまにか現れた見物客から悲鳴が上がる。
「とどめはこれ!」
「うわぁ、ソースは落ちないんだよな……」
「でもクイックブラストなら、どんな汚れもたちどころに、ほら!」
「おぉ〜!」
 通りがかった雷神天狐・シーグル(a27031)も思わず目を丸くしていた。
 落ちすぎて絨毯の色まで薄くなっているなど手加減のきかない辺り、どこぞのアビリティに通じるものがある。しかし、目に見える効果に見物客のボルテージは上がりっぱなしだ。今やクィンクラウドは周りのサクラと一体となってはやしたて、シーグルの派手なリアクションも相まって、実演販売は大いに盛り上がっていた。ちょっと雰囲気に流されている気もするが、
「気にしたら負けさ、なあエリス!」
 遠目からチラチラと覗いていたエリスは、突然のクィンクラウドの声に、慌ててそっぽを向いてしまう。あくまでも敵情視察という堅い態度を崩さないつもりらしい。
 そこでシーグルもようやく我に返る。
「……はっ、いかんいかん。今日はこんなコトをしに来たんじゃなかったっ!」
 探さねばならないのは、子供が生まれたという知り合いへのお祝い品だ。育児に役立ちそうな何かを求めて歩き出したシーグルは、とある屋台に行き着いた。
「……お、おおっ? おおぉ〜!」
 並べられたベビー用品の中で、一際シーグルの目を引くキャッチフレーズを持つものがあった。
『どんなにむずかる赤ん坊も、これさえあればぴたりと泣き止む魔法のオルゴール!』
「スゲェーー! コレだーー!!」
「お客さん、お目が高い! たとえ泣いてなくても、一度泣かせてからあらためて泣き止ませるとまで言われるこのオルゴール、現品限りです!」
 何か今の説明で一気に胡散臭くなった。迷うシーグルだが、考え抜いた末に、素朴で温かみのある一品を選んで購入した。


「はーい、地獄の皆さんこんにちはー。今日は生活に潤いを与えるステキなアイテムを紹介するでー」
 黒山の人だかりの中、孤独の太陽・グレッグストン(a63039)の舌が回る回る。例のプログラムから解放されたポルックを隣に置いて、ランドアースから持ち込んだ『万能包丁10点セット』を地獄の奥様方にアピールしていく。
「ほらこれ! すごいやろ? 形の崩れやすいトマトもスーイスイや!」
 瑞々しいトマトが綺麗にスライスされていく。沸き上がる歓声。魚はどうかと聞かれれば、まな板に一匹丸ごとの魚を乗せて一刀両断。骨など無いかのように無造作に包丁を入れていく。
 何故かポルックの動きが鈍い為、グレッグストンは一人気を吐いていた。
「ポルックはん、もっとしゃっきりせな。ほれ、死んだ魚かてこない元気に動いとるで? せめて切り身には勝とうや!」
 ぶつ切りにされた魚が跳ねて回るのをネタに、軽快な喋りで奥様方の笑いを誘っていく。
「そこの奥さん、ちょいと来てやってみ」
 実際に体験してもらう事は、販売の促進に繋がる事が多い。村の所々に立てかけられている看板にも、『お試し期間30日』『全部使い切っても返品可能』などと派手な謳い文句が乱れ飛んでいる。
「切れ味バツグンやろ? おっと、でも旦那さんとの縁までは切っちゃいけないよー、ハッハー」
 絶好調のグレッグストン、もうどうにも止まらない。
「今なら『簡単にできるお料理レシピBest100〜ランドアース編』をつけて提供や!」
 ランドアース料理のレシピが功を奏し、包丁セットは飛ぶように売れていった。購入者の中にエリスが含まれていたのは、あまり声高には言わないでおこう。彼女の名誉の為に。

 時を同じくして、暁に誓う・アルム(a12387)も台所用品のコーナーに足を踏み入れていた。
(「……それにしても……売り場の人……パフォーマンスが上手いなぁ……」)
 ここに辿り着くまでにも、何度も呼び止められては流暢なセールストークで足止めをくらっていたのだ。戦争以外で訪れたのは今日が初めてだが、まったくもって地獄は恐ろしい所である。
「マイケル凄いですなぁ〜ん!」
 どこかで聞いたような声がした。そちらを向いてみると、そこで行われていたのはフライパンの実演。ちょうど良かったと近づいたアムルの眼前で、墨色導士・コシロ(a31185)が尻尾をふりふり、実演者の熟練された手捌きに見入っていた。先程の声は彼のものだったようだ。
 手早く割った生卵を、マイケル(?)がフライパンへと滑らせる。
「油をひかなくて良いのかなぁ〜ん?」
「それがこのフライパンのすごいところ! 表面に特殊な加工がされているから、油をひかなくてもこびりつかないんだよ! しかも火が通りやすいから出来上がりも早いのさ!」
 本当にあっというまに目玉焼きが完成した。
「でもそれ……練習しないと……上手くいかないんじゃない?」
 冷静にアムルがツッコミを入れる。こういった物を求める人の大半は、料理の腕には自信がないが、道具がその分を埋めてくれると期待しているものだ。素人でも上手く扱えなければ価値は無い。
「よし、じゃあ勝負をしよう! 比較の為に僕は普通のフライパンを使うからね」
 有無を言わせぬ展開で、アムルVSマイケルの卵焼き勝負が始まった。が、結果はすぐに誰の目にも明白なものとなる。マイケルがフライパンに火を通し、油をひき、とやっている間に、アムルはどんどんと焼き上げていくのだ。マイケルが焦っている様子はどう見ても演技だが、特殊加工とやらの効果は間違いなさそうだ。
「ご好評のマイケル・クックウェア、今なら何とグリル鍋もついてお値段据え置き!」
 本当にマイケルだったらしい。
「……あ……おまけはいらないよ」
「通常5年保証が今なら安心の10年保証!」
「……聞いてる? ……おまけはいらないから……その分安く出来ない?」
「使いやすいピーラーも付いてくる!」
(「……なんでこの村の人は……おまけを付けたがるんだ……?」)
 そういう村だからさ!


 散々見て回った森に眠る風・リヴィール(a64600)だが、髪飾りのようなアクセサリーを扱っている場所はなかなか見つからなかった。
 張り替え用の弓の弦を目当てにやって来た瑠璃色の魂抱く大地の守護者・ペルレ(a48825)も同様で、今は二人揃って休憩中のようだ。
 リヴィールがちらりとペルレを見る。ズボンである。残念ながら風のいたずらの出番はなさそうだ。そんな事を考えていると、向こうからポルックがふらふらと歩いてくるのが見えた。
「ポルックさん、何か探してるんですか?」
「うん、ちょっと携帯用のパワーポイントをね」
 それは欲しいかもしれない、リヴィールは一瞬本気で考えてしまった。相変わらず嘘八百ぶりを発揮するポルックの腰に、ペルレの目がとまる。
「そういえば、ポルックさんのヨーヨーの糸って付け替えたりするのでしょうかぁ?」
「もちろん替えてるよ。糸っていうか鎖だけど、金髪エルフの霊査士さんとはよく一緒に買いに行くね。何だかよく千切れちゃうらしくて」
「そ、そうなんですか……」
 双六大会で騙されたのをすっかり忘れているペルレは、何かとても恐ろしいものを想像したようだ。

 その後、ようやく体力が回復したポルックを交えて歩く二人の耳に、やたら甲高い声が届く。
「今日はこちらのニーソックスをご用意致しました! ニーソニーソニーソ! 色違い3点セット!」
 ダカタと名乗るスーツ姿の店主は、他店にはない豊富な品揃えが自慢だと語る。早速、リヴィールは伝声管の前の辺りの髪を指して、丁度良い髪飾りが無いか尋ねてみた。
「えと、出来れば金木犀っぽい感じだと嬉しいんだけど……」
 ダカタが奥から持ってきた箱を開けると、そこには正に要望通りの髪飾り。
「この髪飾りは本当にすごい品なんです! なぜならば素材が違う! フォーナインという言葉をご存知ですか? フォーナイン! 金の純度を表す言葉なんです! 99.99%純金! 99.99%ですよ!」
 独特の声で矢継ぎ早に行われる商品説明。
「分割払いも大歓迎! 金利手数料はもちろんダカタが負担致します!」
「わーいっ、すごい、すごい!」
 リヴィールは見事に乗せられてしまっていた。
「あの、張り替え用の弓の弦はありますかぁ?」
 ペルレの希望する品もダカタにかかればすぐに出てくる。
「ミュントスの一流弓職人の手による最高級品! 予備の1本がついてこのお値段!」
 安いかどうかは微妙だが、ダカタは更にまくしたてる。
「それだけじゃないんです! 専門家が貴方の下を訪ねて張り替えてくれるんですよ! 面倒な調整は全て専門家がやってくれます! これで注文が来ないわけがない!」
 我に返ったペルレの前には、勢いだけで買ってしまった品が山と積まれていた。
「こんなに買っちゃってどうしましょうですぅ……、楽しかったからいいのですけどぉ」


 心ゆくまで買い物を楽しんだ冒険者達は、帰る前の一時を村の一角にあるカフェで過ごしていた。
 地上ではもう夕日が沈んだ頃だろうか。二十歳を過ぎた者には軽めのアルコールが振る舞われる。
 危険人物の姿が見えない事に安堵したコシロだったが、世の中にはハイドインシャドウという便利なアビリティがあるのも忘れてはいけなかった。
「!!」
 口いっぱいに広がるめんつゆの香り。しかし、せっかく村の人が用意してくれたのだ。ここで吹くわけにはいかない。そのまま呑み込んで一言、
「うまい! もう一杯ですなぁ〜ん!」
 男である。
「そういえばあのピチピチ飛び跳ねてた魚の切り身、どうしたんだっけ? あんまり食べ物を無駄にすると、色んな所から苦情が……」
 お前が言うなと言われそうな台詞を吐くポルックに、グレッグストンは笑って答えた。
「ポルックはん、そういう時にはな、こう言うとけばいいんや」

 『このあと冒険者達がおいしくいただきました』


マスター:東川岳人 紹介ページ
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参加者:10人
作成日:2008/02/01
得票数:ほのぼの1  コメディ29 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
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