【トレジャーハンティング】鐘守の見た風景



<オープニング>


 その小さな塔を見た者はかつて、美しいと語ったと言う。
 白い石を積み作られた塔は、それだけでも美しく。
 その塔の一番上に据え付けられた鐘は、更に美しかった。
 誰が作ったのかは判らない。鐘にも、白亜の塔にも、製作者の銘は記されていなかったからだ。
 けれど、誰もそんな事は気にしなかった。
 日に何度か鐘守が鳴らす鐘の音は素晴らしく、それだけで癒されたからだ。
 それ以上など、誰も望まなかった。
 鐘守の老人は、いつも硝子の鐘を鳴らし。
 鐘守の孫娘は、いつも祖父を誇らしく思っていた。
「けれど、そんな日々にも終わりがきました」
 夜闇の霊査士・ミッドナー(a90283)は、悲しげな口調で語り始める。
 鐘守の老人亡き後、鐘守の孫娘は1人で塔を守り続けた。
 毎日、毎日。祖父のように塔の掃除をして。
 毎日、毎日。祖父のように塔の鐘を鳴らした。
 何故、そうするのか。1人でそんなに頑張らなくてもいいじゃないか。誰もがそう口にした。
「いいえ、それでも。私は誇りだった祖父と同じように生きたいんです」
 いつも、少女はこう答えて首を振るばかりだった。
 けれど、悲しい事に。少女の言葉を額面通りに受け取れぬ輩とは、いつの時代も存在するものだった。
 その男は、少女が寝静まった隙に塔に忍び込んだ。
 元より誰もが入れる塔ではあったが、彼は塔に宝物があるのでは、と踏んだのだった。
 そしてそれは、少女と男の会話に起因する。
「そんなに離れたがらないなんて、あの塔に大切なものでもあるのかい?」
 そんな男の言葉に、少女は笑って答えたのだ。
「はい。祖父から受け継いだ大切なものが……あります」
 男はそれを、即物的に宝と結びつけた。実際、塔には古く錆び付いて開けられない扉が何枚か、存在していたのも男の想像に拍車をかけたのだろう。
 そして、男は2度と帰っては来なかった。何処からか聞こえた、断末魔の悲鳴を残して。
 鐘守の少女は、何事かと塔に駆けつけた。付近の村人も同様に集まってきたが、塔は怖いほどにいつも通りであった。
 そしてそれは、錆び付いて開けられない扉も同様。
 ……いや、同様に見える、というだけだった。誰も、その扉に近づく勇気は無かった。今まで誰も入った事の無い部屋へと続く扉。もし、開ける事が出来たとして。中に先程の悲鳴の原因となるものがあったなら。
 結果として男の捜索は打ち切られ、村人達の恐怖の対象は塔自体にも及んだ。
 呪われた塔、などという噂が流れるのにも然程時間はかからない。
 村の子供達の中には、自分と然程年の変わらぬ鐘守の少女に対して呪い士、と面白半分に蔑んで石を投げる者すら現れた。
 子供の他人に対する態度とは、常に身近な大人の態度のコピーでしかない。
 つまり、大人達とて正面切って口には出さずとも、そう陰口を叩いている、ということだ。
 鐘守の少女はあっという間に1人になり。
 それでも、塔を離れない。
「……今回の依頼を受け、霊査を行いました」
 結果として、2つの事実が浮かび上がった。
 塔には確かに「宝」が存在していて。
 青年が死んだ原因も「宝」であった。
「……不愉快な事実ではありますが。件の被害者となった青年の考えは、ある意味正しかったわけです」
 何に対して不愉快といっているのかは図りかねたが、ミッドナーが相当不機嫌である事は確かなようだ。
 それは、いつもなら宝と聞いただけで大騒ぎするトレジャーハンター・アルカナ(a90042)が珍しく静かな辺りからも判る。
「恐らくは、塔の何処かに宝があるのだと考えられます。」
 霊査で見えたのは、何処かの暗い部屋。
 そこに存在する、崩れてきた宝の中の武器に貫かれ、絶命した青年の姿。
 どうやら死した後もアンデッドとなり、部屋の中を出口も判らずウロウロとしているようだ。
「欲をかいた人間の末路……といった所でしょうか。己の欲を貫けば自滅する。それは何も、冒険者に限った事ではありません」
 確かに、ある種の天罰であるように見えないことも無い。
 塔の1階の中心部には、2階へと続く大きな石の階段。石畳で覆われた1階の床は、何処と無く怪しい雰囲気が無いことも無い。
 実際、何か響くような音がする、との話もある。
 塔の2階の奥には、やはり3階へと続く大きな石の階段。
 鐘守の少女の部屋も一角にあるが、この階の扉は、ほとんど錆び付いて開かないようだ。
 此処も怪しいといえば怪しいには違いない。
 そして3階、ここは鐘の設置された場所である。
 半分屋上といっても差し支えはないが、この上の三角屋根部分に、窓の格子のような鉄扉があるのが見て取れる。
 そんな普通では上れないような場所にあるのは、如何にも怪しい。
「……怪しいところだらけなんだよ」
「そうですね」
 ミッドナーは軽く流すと、机の上のグラスを手に取る。
「今回の依頼内容は、アンデッドと化した件の男性を見つけ出し弔う事です。それと……鐘守と村人の関係の修復です。どうすれば、根本的な解決となるのか……難しいかもしれませんが……」
 ミッドナーは一礼すると、冒険者達に声をかける。
「それでも、信じています。どうか……最良の、結末を」

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参加者
漢・アナボリック(a00210)
燃龍ブ・ルース(a30534)
光纏う白金の刃・プラチナ(a41265)
琥珀の牙・ティグル(a41918)
書庫の月暈・アーズ(a42310)
蒼紅の焔・ラキ(a61436)
夜空を見上げし・カルネイヒ(a70130)
天狐の巫女・レイヤ(a71186)
NPC:トレジャーハンター・アルカナ(a90042)



<リプレイ>

「そういえば以前にもアルカナ殿とは依頼をご一緒した事があったの、もう1年半位は前になるかや?」
「ん? もうそんなになるのかな……冒険ばっかりしてると、ついつい時間の感覚を失いがちなんだよ」
 光纏う黄金の刃・プラチナ(a41265)の言葉に、トレジャーハンター・アルカナ(a90042)は記憶を探るかのように額に指を添える。
 燃龍ブ・ルース(a30534)の慈悲の聖槍によって一撃の元に打ち倒された青年のアンデッド……今は死体となったものは、マントに包まれて安置されていた。
 すでに霊査によって存在が確認できた「宝」は、彼等の目の前に積み上げられている。
 何年か、何十年か。埃の被った宝の数々は、恐らくはこの場所に置かれてから誰も触らなかったのだろう。
 一階の石畳は良く調べると動く箇所があり、塔を壊さずとも現在居る地下へと降りる事が出来たのだが。
「調べようと思わなければ……意外と判らないものよね」
 書庫の月暈・アーズ(a42310)は、降りてきた隠し階段を見上げて呟く。
「……まさか、こんなものが……」
 戦いの音を聞きつけて降りてきた鐘守の少女、グリンは悲しそうに呟く。
 並みの人間なら心揺れ動くであろう宝の山を前にして彼女は、微塵もそのような様子を見せていない。
「ねえ、グリン。君はこの宝物、どうしたい?」
 アルカナの言葉に、グリンは困ったような顔を浮かべる。
「私には必要のないものではありますが……冒険者様に、全てお任せします」
 複雑な心境も、無理からぬ事ではあろう。
 自分の長年住んでいた塔に自分の与り知らぬ宝が存在していて。
 それが原因で、一人の男が死んだ。
 例えそれが、男のある種の欲の果てのものであったとしても。
「……君の祖父とこの白亜の塔と君の誇り、想いは守る。約束した通りにな」
 悲しそうな顔をしたグリンの肩を、ルースは優しく叩く。
「ありがとうございます。私は2階に戻っていますので、何かありましたら……」
 静かな足取りで階段を上っていくグリンを見届けた後、プラチナは1本の剣を取り出して床に放る。
 それは、アンデッドと化した青年に刺さっていた剣。
 青年の命を偶然にも奪う結果となった剣だ。
「これは処分した方がよいじゃろうか……」
「かもしれないわね」
 呟く夜空を見上げし・カルネイヒ(a70130)の視線は、その放られた剣に注がれる。
 鈍く輝き、血の跡のついた剣。何とも生々しく惨劇の跡が残されている。
 何やら文字が彫られているが、血で汚れていまいち読み取りにくい。
「その剣、さ……」
 アルカナの呟きに、カルネイヒは振り返る。
「その刀身の文字。『己が枠を超えるなかれ』……だってさ」
 己が枠。いつも通りの日常で満足しなかった青年は、それを超えたが故に死んだのか。
 それとも、いつも通りの日常で満足していたグリンがそれを超えなかったが故に青年が死んだのか。
 両方かもしれない。
 どちらが悪いかといえば、前者である。しかし、割り切れるものでもない。
「すごく綺麗な塔だけど何のために建っているんでしょね?」
 この塔に来る前にストライダーの紋章術士・レイヤ(a71186)の語った台詞が蘇る。
 誰が、何の為に、こんなものを。こんな宝を残したのか。
 それを知るためにレイヤ、琥珀の牙・ティグル(a41918)、漢・アナボリック(a00210)の3人は2階を調べていた。
「此処も開けられた形跡はない、か」
 扉の蝶番の錆びを確認していたアナボリックが、そう呟く。
「宝もアンデッドも下で見つかったみたいだしな」
「そうみたいですね」
 ティグルの言葉にレイヤも頷くと、壁をペタペタと調べ始める。
 どうやら、隠しボタンや扉の類は無いようだ。
「よし、開いたぞ」
 アナボリックが開けた扉の中にあったのは、古い書斎のようだった。
「……読める?」
「全然だ」
「読めますよー」
 アナボリックとティグルが早々に諦め、レイヤが本を読み始める。
 この辺りが、狂戦士や武道家と紋章術士の違いだったりするのだろうか?
「日記みたいですね……擦れてほとんど読めませんけど、昔から一定の間隔ごとに鐘を鳴らしてたみたいですね」
 つまりは、時間を知らせる為の塔だったのだろう。
 そのようなものなど知らせなくても過ごせはするが、鐘の音があれば「区切り」となって行動できる。
 鐘もなったし、今日はこのくらいにするかー、とか。
 恐らくは、昔からそのような切り替えをさせる役割として役目を果たしてきたのだろう。
「どっかの偉い領主が作ったみたいですよ。えーと……」
 レイヤの告げた名称は、アナボリックもティグルも聞き覚えが無かった。
 恐らくは、もう無い領地の、もう居ない領主の作ったものだったのだろう。
 それが領主の気まぐれだったのかどうかは判らないが、地下にある宝物に関しても、ある程度納得がいくというものだ。
「さーて、「最良の結末」か。必ずたどり着いてやるぜ!」
 3階から屋根に上っていた神ノ手ヲ振リ払イシ・ラキ(a61436)が、塔の屋根の窓に手をかける。
「ぬ、く……」
 当然風雨に晒され、錆びていて開きにくい事この上ない。
 途中での聞き込みはほぼ不発に終わってしまったが、とりあえず出来る事は全てやっておくべきだ。
 そう考えて扉を開けるべく、しかし壊さないように丁寧に力を込める。
 これが中々に難しい。壊せるように力を込めるのは簡単だが、壊さないように力を込めるのはもっと難しい。
 そうこうしている内に仲間達が上ってきて、丁度さび付いていた扉が全開になって開かれる。
 差し込み始めた太陽の光は屋根の中で反射し、硝子の鐘へと降り注いでいく。
 綺麗に磨かれた鐘が美しく輝き始め、ルース達は感嘆の溜息を漏らす。
「私の知らない事が……この塔には、本当にたくさんあるんですね」
 グリンは呟き、塔の屋根を見上げる。
「「祖父から受け継いだ大切なもの」ってさ」
「はい?」
 アナボリックの言葉に、ぼう、としていたグリンはハッとしたようにふり返る。
「下にあったような宝じゃなくて、鐘守としての心意気とか心構えとかプライドとか、そう言った内面の物じゃないのかなぁ」
「ご期待に添えなくて申し訳ありません……私は、そんなに立派な人間じゃないです」
 どうやら、違ったらしい。
「私は……御孫さんの仰る宝と言うのは、御爺様と過ごした日々や護ってきた場所そのものを示している様に思ったの」
 アーズの言葉に、グリンは寂しげに笑って肯定の頷きを返す。
「此処に居て……鐘を鳴らす。それだけで、祖父と一緒に居られる気がするんです。此処で鐘を鳴らす意味。いつか判るって、いつも祖父は言っていました」
 今はまだ判らないのですけれども、とグリンは少し恥ずかしそうに笑う。
「……それを理解して貰えず隔てられると言うのは……悲しいと思うわ」
 アーズの言葉に対する無言の笑顔は、どのような意思の表れだったのか。
 やがて連れられてやってきた村人達は、一様に不満げな表情だった。
 青年に関する真実を知ってなお、「まあ、冒険者様の言う事だから」といった顔で一杯である。
 今更引けないというのもあるだろう。
 あれだけ蔑んでおいて、今更手のひら返しなど簡単には出来ないのかもしれない。
 逆はあれ程簡単に出来たにも関わらず……である。
「鐘の音に癒されてきた奴、どれ位居る?」
 ティグルの言葉に、村人の1人がピクリと反応する。
「あの塔を美しいと思ってきた奴、どれ位いる? 本当に呪われていたのだとすれば、なんでそんなにも自分達を見守っていてくれた?」
 ティグルの、想いを吐露するかのような演説は続いていく。
「グリンはただ尊敬する祖父と同じ生き方を望んだだけだ。褒められたかったわけじゃない。誰かのためにいたかったわけでもない。ただただ、尊敬し愛した祖父の想いを継いだだけだ」
 静かに、しかし確実に動揺する様子が広がっていく。
 判っている事実を叩きつけられるという事は、痛みを伴う。
 しかも、直接攻められているわけではない。
 自分達が悪いと言われているわけではない。
 しかし、そうであると自覚せざるを得なくなる。
「恐怖の対象はどんなものでもなり得るさ。けれども、毛の先ほども信じられないままに、はなっから恐ろしさだけを募らせていくのか?」
「しかし……俺達は……」
「確かに人が亡くなった場所を恐れるのは解る。じゃがだからといって、其処に関わる者まで悪し様にいうのは違うじゃろう? 怖いからと探されもせず、親しい者も居るじゃろうに弔われもしない。塔と共に恐怖の対象にされては男性が可哀想だと思うのじゃ」
 壮年の男の言葉を遮るようにして紡がれたプラチナの言葉に更に続け、ティグルはたたみ込むようにして叫ぶ。
「勇気にしろ優しさにしろ、なんにしろ。結局のところはテメーの中から搾り出すもんだ。最後は自分達の目で確かめてくれ。本当に想うべきものがなんだったのか。思い出してくれ。その為にできることがあるんならなんだってしてやるさ。今回の依頼。心で受けて心で動く。それが多分、俺がじーさんと彼女と、死んだ奴と、あんたら村の奴らのためにしてやれることだと、思ってる」
「実際塔に立ち入って戴ければ、広い中で確り管理された様子から、どれ程あの場所を愛し生活しているか伝わると思うの……同行御願いします。ただ一人でも守ろうとした「宝」も……理解してあげて」
 続けるアーズの言葉に、一番老齢の男性が進み出る。
「判ってはいましたとも……それでも、恐怖を抑えきれんかった……こんな小さな子供に……グリンに責任を押し付けるつもりは無かったが……いや、もう何も言いますまい」
 老人はグリンの前に進み出ると、その小さな手を静かにとる。
「すまんかったの……グリン。今回の事……何も出来んかった……いや、何もしなかった私を許してくれとは言わん」
 話の流れからするに、この老人が村の村長格なのだろう。
「いえ、私も……塔の事をあまりにも知らなさ過ぎました。それが、結局は……」
 老人が進み出た事で、きっかけが出来たのか。少しずつ村人達が進み出ていく。
 恐らくは、先程の演説が老人を縛りつけた「今更どうにもならない空気」という鎖を引きちぎったのだろう。
 そして、リーダー格とも言える老人の率先した行動により、他の村人達も鎖を千切り始めたのだ。
 ……たぶん、最初から皆判っていたのだ。
 青年の生死が判らず、恐怖に怯えたからといって、その責任を小さなグリンにまで押し付けてしまう愚を。
 しかし、だからといって塔を自ら探す勇気は無い。
 勇気が無い事を自ら自覚する勇気すら無い。
 それにより、「呪いの塔」という都合の良い呪いが生まれた。
 呪いは塔を汚し、少女グリンを貶め。果てはその祖父をも貶め。
 果ては、自分達の生活の一部であった鐘の音すら「呪いの音」に貶めた、その時。
 恐らく、一部の人間はすでに気づいていただろう。
 自分達のやった事が、どれ程愚かしい「呪い」かを。
 人を呪わば穴2つ。気づいた時にはすでに、「呪い」は「あんな噂なんて根拠は無い」などと言えない場所まで来ていた。
 後ろめたさを隠すには「呪い」に便乗するしか無く。
 こうして、この村の「呪い」は強固なものとして仕上がっていたのだ。
 恐らく、アンデッドを倒して青年を弔うだけでは最良を迎える事は不可能だっただろう。
 アナボリックが、ルースが、プラチナが、ティグルが。
 アーズが、ラキが、カルネイヒが、レイヤが。
 それぞれがそれぞれの想いで塔に秘められたモノを探すべく行動した事で、「呪いの塔」と呼ばせる隙を全て取り除き。
 心からの演説で、残された鎖を千切らせる手伝いをした。
 ……そう、「呪いの塔」は、元の通りの「鐘の塔」へと戻ったのだ。
「鐘の音と鐘守さんと村の方々が……永く、共に在る事を願うの」
「なあに、きっと大丈夫さ」
 アーズの言葉に、ラキは笑いながら答える。
「少なくても、この塔には皆の心を癒す、一つの宝があるわけだしな?」
 グリン自身は語らなかったが。ラキは、こうも考えていた。
 グリンが受け継いだ大切なものの中には、「皆に安らぎを与える鐘守の仕事」というものもあったのではないだろうか、と。
 果たしてそれがそうであったかどうかは、今はまだ判らない。グリン自身にもきっと、今は判らないだろう。
 しかし、いつか。今ではないけれど、きっと近い「いつか」、その時に答えは判るのではないだろうか。
 まだぎこちないが、互いに柔らかな雰囲気を出す村人達やグリンを見ていると、意外とその時は早いのではないかと……そんな事を考えてしまう。
「あ、そうでした……そろそろ鐘を鳴らす頃でした!」
 グリンの姿が塔の中に消えてから、しばらくして美しい鐘の音が鳴り響く。
 太陽の光を存分に受けて輝く硝子の鐘は美しく、その音色は更に美しく響いて。
 もう、何も心配は要らないと。
 鐘の塔を魅入ったように見上げる村人達の顔は、語らずも冒険者達にそう告げていて。
 冒険者達もまた、鳴り響く鐘の音に、静かに耳を澄ますのだった。


マスター:じぇい 紹介ページ
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作成日:2008/02/10
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