【ミュントス五番勝負!】兎の穴〜兎だ! お前は兎になるのだ!



<オープニング>


 カツ、カツ、と靴音も嵩く、外套を纏った女性が顕れる。濡れた唇、黒真珠の如き瞳、見え隠れする柔肌、そのすべてが、ぞっとするほど冶かしい。外套は純白、ドレスは黒、歩む姿は宛ら黒薔薇。彼女は、ストライダーの霊査士・レピアという。
「うさぎ……」
 紊れたヴェールを手で払い、レピアは冒険者達に眼を向けた。
「うさぎおんなのこってご存じかしら?」
 冒険者達は虚を突かれた様な表情だ。
「要するに、バニーガールってことだな」
 幻奏猟兵・ギャロが姿を見せた。
 それでも未だ、事情は見えない。
「失礼、端的に話そう。ミュントスの片隅に奇妙な村がある。驚く勿れその村は、奉仕種族のバニーガール村なんだ」
 周知の向きもあろう。ミュントスには、特定の職業の奉仕種族だけが集まっている村が幾つも存在する。今回彼らが話題にしているのはその内の一つである。それにしても、奇妙な村落もあったものだ。この村はその全体が酒場のようになっており、訪れる者は、『全員が若い女性のバニーガール』という無茶な住民たちから丸一日接待して貰えるという。
 バニーガール、それは、躰のラインが鮮明に出る黒や赤のレオタードを纏い、兎を模した耳付ヘアバンド、首に蝶ネクタイをした淑女達を指す。ヒップを彩るは尾の飾り、そして網タイツも目に眩しい。皆個性的だが何れも美女揃いだというのも嘉しいではないか。
「ま、イベントを楽しむ積もりで気軽に参加して呉れればいい」
 と云ってギャロは完爾とするのである。
 レピアが霊査した所、彼の情報に間違いは無く、危険も一切無さそうである。純粋にバカンスとして楽しめば佳いだろう。レピアは続けた。
「兎、もとい、バニーガール達から存分に接待を受けてきて頂戴。接待に就いて一家言ある人の参加は特に歓迎らしいわ。村には、ベテランのお姉様バニーガールから、新人のルーキーバニーガールまで幅広く揃っているの。だけどお姉様バニーガール達も中々後進の指導にまで手が廻らないみたい。だから、新人バニーガールに対し厳しい目で彼女達の接待ぶりを評価し、必要とあれば容赦なく指摘して呉れる御客様は、彼女達にとってもプラスになる筈よ。村は彼女達が一流バニーになる為の試練場でもあるの、遠慮なくビシビシ鍛えてあげて」
 勿論、そのような事を考えず、素直に接待を受けても良いのでご安心あれ。
 魅惑のバニーガール達が諸君を待ち受けるだろう。成人であれば酒も饗される事だろう。女性冒険者であればバニーガール衣装に挑戦してみても佳い(どうしても、というなら男性でも……)。
 そうと決まればいざや行かん。欣喜雀躍、胸高鳴らせて、バニーガールの待つ村へ!


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参加者
紫月姫・シュビレ(a31087)
故意の奴隷・ネンヤ(a36532)
封印の蒼・マルエラ(a55737)
リザードマンの吟遊詩人・ササウル(a56533)
綾なす火炎の小獅子・スゥベル(a64211)
えきぞちっくますこっと・トミィ(a64965)
太陽と大地の狭間に・ミシャエラ(a66246)
白銀煌・レンシア(a67271)
着せ替え武人・タリム(a68968)
吟遊詩人・ヒロミ(a72098)
歌姫修行中・マナヤ(a72408)
湖夢・オルファリエ(a72583)


<リプレイ>

●バニー……デビュー!
 締め付けるコスチュームの色は赤、胸の部分は編み上げで、白桃の如く魅惑の隆起二つ、今にも零れ出しそうな勢い。腿の上はハイレグカット、背も大胆にカットされている。
「……恥ずかしいのであまり見ないで下さいね」
 頭には兎の耳カチューシャ、頸のチョーク、網タイツも極上に似合う。爽やかに色気匂わすその姿――白騎士・レンシア(a67271)の扮装である。
「あ、あの……おかしくは無いでしょうか……?」
 レンシアは、着せ替え武人・タリム(a68968)に訊ねた。
「大丈夫、可愛いわよ」
 タリムは恍惚と目を細める。
 タリムもバニー姿、レンシアの初々しきバニーとはまた違い、流石
「冒険者より前、女優になる前は、こういう所でバニーガールを……やってた……はず?」
 と言うだけあって見事な着こなし。出せる部分は惜し気なく晒し、秘密の部分はより謎めかし、大抵の男であればむしゃぶりつきたくなる程『見せ所』を心得た肉体だ。タリムの装いもも朱である。
 紫月姫・シュビレ(a31087)の扮装も完了した。
「お待たせ致しました。こんな感じでいいのかしら……」
 と現れたシュビレは、オーソドックスな黒白バニー。但し『地味』という言葉とは無縁だ。敢えて小さめにしたコスチュームが、豊満な肢体をセクシャルに際立たせており、紫混じりの銀の髪も相まって「そそる」事この上なかった。
「なにやら恥ずかしいですわね……」
 折角の晴れ姿と云うのに、シュビレはバストとヒップを手で隠そうとしている。
 シュビレのバニーが正統派なら、えきぞちっくますこっと・トミィ(a64965)のバニーは変化球、
「バニーガール一日体験、楽しみだよ〜」
 脛まである髪をリボンで纏め、たれ耳っぽく表現してみた。無い胸も寄せて集めて、それでも足りない辺りをパットで埋めている。白をベースに青みを帯びたファー製コスチュームは極限までの愛らしさ。唯一惜しまれるのは……嗚呼! 実はトミィが男の子という事である!
 プーカの吟遊詩人・マナヤ(a72408)は着換えに随分時間がかかった。
(「胸とか……何かぴったりしすぎて落ちつかないかも。詰め物したほうが良かったかなあ」)
 しかし時間をかけただけあって、マナヤの扮装は目を惹くキュートさだ。選んだ色は橙、きゅっと絞って活発さをアピールする。後程ステージに上がる予定なので、ぴしっとした上着も仕立てて貰っている。
「他のお姉さんたちはスタイルいいなぁ……」
 バニーに扮した仲間達、それに現地のバニーを見てマナヤはぽつりと言う。
 その頬に頬を寄せ、吐息と共に、
「大丈夫、マナヤさんはこれからだ成長期、直ぐに追い付くわ」
 と勇気づけてくれる声があった。マナヤは じわりと紅潮する。
 声の主は湖夢・オルファリエ(a72583)だ。本日はオルファリエの依頼デビュー、そしてバニーガールデビューの日!
「……何か着るだけでドキドキしてくるカンジね?」
 仲間達の着替えを手伝い、コーディネイトのアイデアを出したりしていたオルファリエ、彼女自身も見事な艶姿である。髪や瞳の色と配色を考え、バニー衣装は青基調を選んだ。同性が憧れ異性を魅了するプロポーションにて、蠱惑的に微笑する。
 封印の蒼・マルエラ(a55737)のバニーは、尻尾のみ鼠の儘だ。
「ほら鼠も兎も同じ、げっ歯類だし許して?」
 と言ってストライダーのアイデンティティを守らせて貰ったのである。コスチュームは紺色、網タイツとカフス、兎耳も装着済、その姿でぴょんと、
「かぁいいー! バニーさんかぁいぃー!!」
 現地のバニーガールの一人に抱きついている。相手は黒髪、背も低く大人しい雰囲気の幼い少女だ。
「はわわ……」
 彼女はマルエラにどう応対すべきか困っている様子。人形のように可愛らしい少女兎である。
「私、旦那は居るけど、女の子も好きなんだっっ!!」
 言いながらマルエラ、少女を指で弄ぶ。
「きょ、恐縮です……あ、そんな処触ったら駄目ですぅ……」
 
●教官も……デビュー!
 バニーは斯くしてスタンバイ。次は御客様達の来場である。
「いらっしゃいませ」
 会場として設えられた館。年長と思われるバニーが凛然と、されど相手に威圧感や緊張を与えないよう配慮しながら扉を開けてくれた。
 地獄の紫の陽を受けて、鈍く輝くサングラス。いかにもコワモテ、マントの下は黒いロングコートに黒タイツ、ロングブーツの踵も高く、鬼教官が見参! 太陽と大地の狭間に・ミシャエラ(a66246)である!
「……アヤシイなんて言わないように」
 綾なす火炎の小獅子・スゥベル(a64211)も来場だ。
(「接客はかつて必要に迫られ身体に叩き込んだスキル……冒険者となってから発揮する気はありませんでしたが」)
 ついにこれを活かす機会が訪れたと云うわけだ!
 スゥベルの着衣は、バニーに似た部分もあるががダークグレーの迷彩柄というカスタマイズぶり、頭には鍔のある帽子、手には指導用扇、本邦初公開! これが教官バニー服だ!
「熱血指導でいくよ! さあ、歯ァ食いしばってついてきな!」
 スゥベルは腕組んで仁王立ち! 真実の身長を忘れるほど巨きく見えるのは何故なのか!? 故意の奴隷・ネンヤ(a36532)は普段の格好であるが、彼女もビシビシいく予定。ネンヤには、バニーの立ち居振る舞いに一家言あるのだ。
「バニーさんの心得九箇条、そのいち! 常に背筋を伸ばして立つこと!」
 居並ぶバニーを一喝、先ほどマルエラに可愛がられていた黒髪の新人バニーが驚愕して姿勢を正した。しかしネンヤは追求を止めない。
「そのに! 指先はものを持つとき以外は握ってはいけません!」
「はいっ!」
 少女は指先を伸ばした。
「そのさん! いつもにこにこ笑顔で愛想良くお客様に応対!」
 少女は半泣きで笑顔を作った。
「はいぃっ!」
「そのよん、常に丁寧な言葉遣い……は守られていますわね」
 ネンヤは微笑して案内されてゆく。嵐が過ぎ去ったような静寂が残された。
「いやあ、ははは、私たち男性二人は純粋に接待されにきただけですからね」
 恐る恐る、といった体で吟遊詩人・ヒロミ(a72098)が入ってきた。いささか緊張気味なのは、シャンデリアが吊され革張りのソファが置かれ、クリスタルのテーブルのある広い部屋、そして居並ぶ美女達の美しさに圧倒されたからだろうか。そんなヒロミに
「お席までご案内致します」
 といって手を引いてくれたのはトミィである。
「うわ、君みたいな可愛い子が手を引いてくれるなんて……感激です」
「まあ、お上手」
 どうやらヒロミは、トミィを女の子だと信じて疑ってないらしい。
 リザードマンの吟遊詩人・ササウル(a56533)はその隣にあって、
(「冒険者になっても接待が受けられるとは思わなかったな、それが聞いてびっくり地の底でなんて……世の中広いもんだぜ」)
 しみじみ感慨を抱くのである。ここは楽しまなければ損! ササウルはそれを知る粋な男だ。
「綺麗処が揃っている事だし、接待のいろはなんぞ、味わせてもらうぜ、かっかっかっ……」
 ササウル、大いに笑って案内を受け進んでゆく。
「さあ、こちらへ」
 館の扉が音もなく閉じられた。
 館の名は『兎の穴』、本日は冒険者の貸し切り。宴の一夜の始まりだ。

●接待づくし!
 ふかふかのソファ、両隣には空想の世界から抜け出て来た様な美女、テーブルには山海の馳走、手には美酒のグラス、二十歳になったばかりのヒロミはすっかりテンションが上がっている。
「こういう時呑めるというのは嬉しいものですね。では―――乾杯!!」
 ササウルもグラスを掲げた。
「おう、お互いの友好祝してかんぱーい!」
 といって一気に干す! 素速い飲みっぷりに拍手喝采が湧き起こる。
「ササウルさん逞しいわね。もう一杯いってもらおうかしら」
 さりげなくオルファリエが勧めると、
「オルファリエもその服装、似合ってるぜ。エッチぽいよな!」
 と褒め返し、ササウルはニヤリとした。楽しくなってきたぞ! 
「いただきます」
 トミィは微笑してヒロミとグラスを合わせた。さっきからヒロミは目尻が下がりっぱなしである。
(「……知らない方が幸せな事もあるよね」)
 性別については黙っておこう、とトミィは思った。

 自分の周囲に新人を集めるよう希望したスゥベルは、鬼教官ぶりを炸裂させていた。
「まず基本の基本、魂に刻め! 兎の皮を被った狼になれ! ……あーつまり『顔では笑って心で泣け』!」
 新人達は怯えていたが、それを隠して笑顔を作る。
 おしぼりの渡し方、飲み物の注ぎ方等、作法に関するスゥベルの指導は細を穿ち微に入る。経験に基づくものだけに的確だった。
 さすがは、と感じ入りつつシュビレは努力する。
(「わたくし、めげませんわ! だってバニー道を極めるためですもの!」)
 その甲斐あって、シュビレは立ち居振る舞いにめきめきと実力をつけてゆく。
 スゥベルの指導は続く。
「突然胸や尻を触られても笑顔でスルーすること! ムッとするのは問題外……頭の中でどう考えてるかはまた別として、ね?」
 言いながら彼女は、手近なレンシアの胸の谷間にさっくりと手を入れる!
「お、お触りはいけませんよ……!」
「貴様ーッ! 話を聞いておらんかったのか!」
 レンシアは半泣きだ。しかし!
「怒ってばっかりでイヤ〜ん。あたしは褒められた方がいいタイプなの!」
 それまで平然とこなしていたタリムが突然声をあげた。
「きっさまー!」
 ちょあー! スゥベルのハリセンがタリムに飛ぶ!(※音は凄いが痛くはない)
「は〜い♪ 気をつけます」
 タリムは舌を出して笑った。
 このとき、シュビレだけが気づいた。タリムはさりげなく、身を以てレンシアを庇ったのだ。
(「タリム様……貴女はバニーの鑑ですわ」)

 ミシャエラも接待を受けている。
「グラスを置く動作ひとつでも魅せる……さすがね」
 ベテランといっても何れも若い女性なのだが、年季の入ったバニーのサービスには、ミシャエラも目を見張るものがあった。その一方で、
「うっはー!」
 慣れないマルエラは盛大にグラスをひっくり返している。慌てて片づけるがなかなか上手くいかない。ミシャエラはそっとマルエラをカウンター裏に連れ、静かに指導する。
「ミスは仕方ないわ。肝心なのは、そのあとのアフターケアよ?」
 口調こそ優しいが、厳しいミシャエラの言葉である。しかしこれでマルエラのやる気に火がついたようだ。
「OK本気見せちゃうよ! うっさうさにしてやんよ!」
 兎力(バニーぢから)二倍! マルエラのサービスに磨きがかかった!
(「……うん、この姿を旦那が見たら、泣くね。きっと」)
 ふっとマルエラの脳裏をそんな思いがよぎったが……忘れる!
「さあ、失敗した分はサービスでカバー。お客様の満足が一番のチップよ」
 立ち働くマルエラ達を励ましつつ、ミシャエラは自身も身が疼くのを感じていた。
「えい、こうなれば実践指導よ!」
 ミシャエラがコートを脱ぎ去った。現れたのは赤い燕尾服と白いバニー服、サングラスを外し兎耳バンドもしっかり登場! 鬼教官から鬼バニーガールへ転身、ミシャエラもご奉仕に精をだすのだった。

 酒は進み宴は熱し、ヒロミの目は半分閉じてきた。
「ごめんなさい、ボク、とろいところがあるよね?」
 と上目遣いでいうトミィに、ヒロミは胸がキュンキュンしてしまって、
「そんな貴女も可愛らしいですよ……」
 なんて口説くのだが、ここでトミィが悪戯っ気を出す。
「こんなことしても?」
「ちょちょちょっ髪を引っ張らないで! アッー!」
 でも楽しそうなヒロミである。トミィの真実は知らないままのほうが良さそうだ……。

 スゥベルの指導はつづいている。
「自分を一番素敵に見せる姿勢をやってみなさい」
「あらスゥちゃん、私がやるの?」
 話をふられオルファリエは目をぱちくりした。
「スゥちゃんではない! 教官と呼ぶように!」
 オルファリエはしばし考えたが、
「じゃあ教官、お手本を見せてくださいな」
 するとスゥベル、真正面から少し首をかしげて上目遣いになり、
「ありがとーございます♪ えへへ」
 と無垢な笑みを見せた! やるときはやるぜ!
「あら可愛い」
「うむ、こんな感じた」
 そのとき、スゥベルはふと、オルファリエが脚を絡めてきたのに気づいた。
「じゃあ教官、私はこれで」
 胸を押しつけ、それでいて体重をかけず、オルファリエはしっとりとしなだれかかる。豊満な肉体でスゥベルを抱き、髪で頬を撫で、耳に唇を寄せて甘い息で囁きかけた。
「……気に入って?」
 さすがの鬼教官もこれには昇天、脳みそがとろけながらも言う。
「よ、より良くあるよう努力を続けろ! はぅう〜」

 バニー達の指導にネンヤは余念がない。
「心得そのろく! 歩くときはお尻を振るように!」
(「わわっ、難しいなっ。でもがんばるよ!」)
 マナヤは忙しく給仕に立ち回る。ネンヤの指導のお陰か、段々動きが色っぽくなってきた。それを確認してネンヤは、
「それでは心得そのきゅう、心得歌と踊りやげいをみがく、を実践して戴こうかしら?」
 とリクエストを飛ばした。すなわち、ステージを見せてくれと云うことだ。
 願ってもない、とマナヤはステージに上がり、ステッキを手にしてシルクハットを被った。
 館の灯火が落ち、ステージに脚光が当たる。軽快な音楽が流れ出した。
「待ってましたー!」
 骨付き肉料理を片手に、ササウルが上機嫌でコールした。
「ボクは色っぽいのとか苦手だから大丈夫かな?」
 緊張しながらもマナヤは、高く足を上げ歌い踊る。踊りはじめればこちらのもの、歓声が場を満たした。
「いいぞー!」
 ひときわ大きなササウルの声だ。いつの間にかササウルは両肩に美女を抱き寄せている。うち一人はシュビレだったりする。
(「これがバニー道! 険しい道ですわね」)
 ちょっとくらい触られたって気にせず、笑顔でシュビレは手拍子していた。
 反対側はタリムだ。
「そういうのはぁ、他の所でお願いね♪」
 タリムはやんわりと肩の手を外す。ササウルは外されたことに気づいていない。これぞ極意。
 妖艶とはいえないが、うっすらと肌に汗をかくマナヤには、健全な色気が感じられた。
「つぎはレンシアさんが登場♪」
 マナヤがそういって舞台を下りると、天井からするすると一本のポールが下りてきた。
「え、ええっ!?」
 と赤面しながら、ちゃんとダンス用の靴に履き替えているレンシアだ。音楽は些か淫らに転調する。
「こ、こうでしょうか?」
 ポールを抱くようにし体躯を弓なりに逸らせ、レンシアは心を込めて舞う。
「あー……、このダンス……凄く恥ずかしいんですが」
 それもまた一興。レンシアのダンスは衆目を魅了していた。
 かくて享楽の夜は更けてゆく。
 いつ終わるとも知れぬ『兎の穴』の一夜……今回はこのまま筆を置くとしよう。

 次の夢はまた、近いうちに。


マスター:桂木京介 紹介ページ
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作成日:2008/04/10
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歌姫修行中・マナヤ(a72408)  2009年09月02日 03時  通報
思い出深いミュントスのシリーズ依頼。
もうミュントスもなくなってギャロさんにも会えないんだね‥‥