【ミュントス五番勝負!】ボヤボヤしてるとレースクイーンもバッサリだ! どっちも、どっちも。どっちもどっちも!



<オープニング>


 彼女は、ストライダーの霊査士・レピア、マニキュアの乾き加減を気にしながら、
「世の中には色んな女王様がいるのね……?」
 と思いついたように言った。
「れーすくいーん、ですって」
 そこにやってきたのは幻奏猟兵・ギャロである。折角整えた髪であろうに、無造作にこれを指でかきまわし、ギャロはレピアに笑いかけた。
「俺から説明していいか?」
「どうぞ」
「では遠慮なく」
 ギャロは仰々しい仕草でレピアの前に出て告げる。
「温泉と旅館はどうだったかな? いくらかは骨休みになったと思う。気に入ってくれたなら嬉しいぜ。さて今回の話のテーマは、レースクイーンと云う奴だ」
 レースクイーンとは元々、貴族が犬等のレースをする際、試合会場に華を添える存在を云った。いずれも若く魅力的な女性で、スポンサーとなる貴族の紋章を記した水着を着てパラソルをさし、おまけにハイヒールという特殊な格好で大会を彩る。
「ところがその風習はいつか変質して、武闘会にせよ展覧会にせよ、とかく何らかの会場でこういう服装をして祝福してくれる女性はレースクイーンと呼ばれるらしいな。彼女らの役割は祝福する事だ。勝者にキスをして、なぜだかスパークリングワインをぶっかけられたりするらしい」
 そして今回のテーマは、そのレースクイーンばかりが集まった村だというのだ!
「レースクイーンはこれまでの職業とは違い、些かプライドの高い淑女達だ。基本的にツンとすましているのが佳いとされる。出迎え等はして呉れないばかりか、はっきり言って普通の客には目もくれないだろう」
 これまでと違うのか、と云う疑問を見透かしたようにギャロは笑った。
「心配するな、そういう『プロ』だと云うだけの事だ。冷たいのは見せかけだけさ。彼女らの仕事は勝者を祝福する事だ。客として赴くなら、どんな事でも佳い、何かしら自慢になること、他人より秀でていると思うことをアピールすれば、彼女達は突然『み、見直したわけじゃないんだからね』とか言って祝福してくれる。能力的に優れているばかりが良さということでもない。さりげない優しさを見せたりするのも効果的だ。一旦彼女らの心を掴めば、あとはキスを浴びるなり称賛の眼差しでモテモテになるなり、発砲ワインをガンガン振って浴びせるなり好きにしたらいい。ええと、こういう女の子を何て云うんだったかな?」
「……ツンデレ」
 レピアがそっと言い添えた。
「おう、それそれ。レースクイーン体験をする積もりなら、そのツンデレとかいう技術も学んできたらどうだろう? もちろん、難しそうなら自己流でやってくれて構わない。
 又、これまで誰にも評価された事がないが褒めて欲しかった特徴や技術や過去があったり、辛い事が続いて自信を無くしかけている者があれば、この機会にクイーン達の祝福を受けてプラスイメージに変えるのも精神衛生的に佳いだろうな」
 と云ってもやはりレースクイーンにも新人はいる。彼女達に指導する人材も求められているのだ。従って、自らクイーンの一人となってツンデレと祝福の限りを尽くすも良し、その熱血指導をするも良し、はたまた彼女らの一風変わったサービスを満喫するも良いという事だ。
 レピアが言った。
「例によって情報に間違いが無いか、霊視して調べておいたわ。今回も大丈夫。危険は無いから安心して楽しんできて」
 猶、現地レースクイーン達の水着は、ワインをかけると微妙に透ける構造になっていると云う。
 健闘を祈る!


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参加者
炎に輝く優しき野性・リュリュ(a13969)
紫月姫・シュビレ(a31087)
リリカル武闘少女・ミオ(a36452)
故意の奴隷・ネンヤ(a36532)
綾なす火炎の小獅子・スゥベル(a64211)
白薔薇の紋章術士・ベルローズ(a64429)
えきぞちっくますこっと・トミィ(a64965)
白銀煌・レンシア(a67271)
着せ替え武人・タリム(a68968)
吟遊詩人・ヒロミ(a72098)
歌姫修行中・マナヤ(a72408)
湖夢・オルファリエ(a72583)


<リプレイ>

●雅
 大きな旗が揺れる。旗中央には『雅』の一文字、浮かぶフワリンの尾から垂れ下がっていた。故意の奴隷・ネンヤ(a36532)が召喚したものだ。
「今回はお客様として参加しますわ」
 待ちかまえるは百戦錬磨のレースクイーン、ツンデレ揃いと伝え聞く。
「ツンデレにはツンデレでお返しします!」
 ネンヤの目がキラリと光った。
 レースクイーン村に入ったものの寂しい。迎えがないからだ。そういえば一連のミュントス接待で、誰も出迎えに来てくれなかったのは初めてなのである。
 歌姫修行中・マナヤ(a72408)はそんなレースクイーンの一人だ。
(「やっぱりお姉さん達のスタイルの良さは凄いね。何か秘訣でもあるのカナ?」)
 ちらちらと同僚を眺めつつ、マナヤはいささか自信喪失気味。だがマナヤよ、気落ちするものではない。今のマナヤはいわゆるスクール水着、黒くて平板なデザインだが、無性に男性の心を掻き立てる装いなのだから!
 吟遊詩人・ヒロミ(a72098)は泰然自若。
「古諺に曰く『慌てるアッー! は貰いが少ない』……がっついては駄目ということですね」
 今日のヒロミはこれまでの彼とはひと味違う。
(「思えばこの連続依頼、私はペースを乱されっぱなしでした。然し今日は違います。私はクールです。私はがっついてはおりません」)
 そのときじっとヒロミを見つめる目があった。えきぞちっくますこっと・トミィ(a64965)である。今日のトミィも蠱惑な扮装だ。ハーフトップの水着は最低限の部位しか隠しておらず、ホットパンツからは太腿全体が絶賛露出中、パレオはミニドレス風にネック巻きし、虹色のアンブレラを差している。
「……」
 だがトミィは、ヒロミがこちらを見ると視線を逸らせてしまう。見事な小悪魔ぶりだ。
 会場は優雅なカクテルパーティといった様相、天女の如き美貌のレースクイーン達が思い思いに楽しんでいる。例外なく水着姿、強いて分類すればゴージャス系が多いか。
「あら、来たの?」
 その一人、白薔薇の紋章術士・ベルローズ(a64429)が通りかかった。ベルローズの肢体を隠すは薄い布のみ、ふるると揺れる双つの果実は宛ら、その窮屈さを訴えているよう。
「ゆっくりしていって……じゃなくて、ゆっくりしたいなら勝手にすれば?」
 ツンと言いのけて立ち去ろうとするが、
「甘い! 甘いぞベルローズ!」
 ジャキン! 扇子からメタリックな音を立て、綾なす火炎の小獅子・スゥベル(a64211)が登場! 本日の彼女は「超」がつくほどに際どい水着である――うっかりすると大変なものが零れ出しそうな程に! 今日も勿論仁王立ち! 天下無双の仁王立ち!
 ベルローズは目を輝かす。だが、素直になれず俯いた。
「か、カッコいいなんていわないからね! でも努力してたのは評価するわ」
「わ、私も指導員ゆえツンデレなくてよいっ……ということはともかく!」
 スゥベルは高らかに告げた。
「忘れるな、ツン時は徹底的に冷たくあしらえ、だ! 甘いところを見せてはいかん」
 さらにスゥベルの指摘は、これを見物していた 着せ替え武人・タリム(a68968)にも及ぶ。
「ほらタリム、ツンが足りないぞ!」
「え〜。だから、あたしは褒められて伸びる子なの〜」
「ツンは伸びるものではない! 深めるものだ! 実践せよ!」
 ムキになるちっちゃなスゥベルを何となく可愛いと感じつつ、しょうがないわねぇ、とタリムは、もう一人の客人ことリリカル武闘少女・ミオ(a36452)に躙り寄った。
「な、なぁ〜ん? タリムちゃん?」
「ふふん、いらっしゃい」
 豊満な突起を見せつけるようにしてタリムは言う。
「あんたのその程度の自慢であたしが祝福してくれるとでも思ってたの?」
「ま、まだ自慢してないなぁ〜んね」
 ミオは困ってしまったが、話を切り出してくれたので得意技を披露するきっかけが出来た。
「ミオの得意技は知恵の輪なぁ〜ん!」
 その声に呼ばれるように、紫月姫・シュビレ(a31087)が姿を見せた。
 本日のシュビレの扮装はもしかしたら、今まで彼女が試した中で一番似合っているかもしれない。豊満な身ははちきれそう、前も後ろも大変なことになっている。
「ふふ、どうしてもというなら観覧してあげます♪」
 言いながらシュビレ、偶然持ち合わせていた(?)知恵の輪をミオに手渡す。
「さあ、これで私を熱くしてみてくださいまし」
「ミオはおりこーさんだからこんなのかーんたん☆ これまでのぶきっちょぶりなんてみんな忘れちゃうなぁ〜ん!」
 喜び勇んで挑戦したミオだが、
「……あれ、あれれぇ〜? 何だか抜けないなぁ〜ん」
 どうも上手くいかない。これを見ていた 炎に輝く優しき野性・リュリュ(a13969)は、居ても立ってもいられなくなる。
(「ツンデレとは、普段冷たくも本当は優しい女の子のはず、なぁ〜ん」)
 地獄は初めて、ツンデレも初めて(?)というリュリュであるが、恵まれた体もありレースクイーンに溶け込めていた。今、ミオが頑張っている処は素直に褒めてあげたいけれど、ツンデレの身ではそうもいかない。だがフォローはしたい! 
「こ、ここはリュリュのセクシーアピールで助けるしかないなぁ〜ん!」
 という信念の元、ぎゅっと絞った水着の食い込みをさらに強調させ、リュリュはパラソルを持って走った。
「ひ、日差しがきつくなってきたのでパラソルをどうぞ、なぁ〜ん!」
 小麦色の肌したリュリュの健康美、その中央を飾るは、胸の間に柄を挟んだパラソルだ。だがそのパラソルを強く押し込みすぎて薄い水着が……裂けた!!

 ここで白騎士・レンシア(a67271)に視点を移動したい。
(「こ、こんな服装……恥ずかしいです」)
 レンシアは本日も過激な扮装だ。白と青のチューブトップとタイトなマイクロミニだけでもかなりの衝撃、さらには白いハイヒールと大胆な見せパンツまで装着しているのだからもう大変。実際、見ないふりして時々見ているマナヤの視線が熱い。
 レンシアを火照らせる要因はそこに止まらない。
(「その……オルファリエ様に見つめられると、身体が熱く疼くのは何故でしょう……?」)
 これまでの体験により、レンシアはもう、湖夢・オルファリエ(a72583)を意識せずにいられなくなっていた。依頼の日でなくとも、思い起こされるはオルファリエの瞳、吐息、そして指づかい――眠れぬ夜を幾晩過ごしたことか。
「レンシアちゃん………今回はどうなのかしら?」
 レンシアに飲み物を手渡しつつ、オルファリエはさりげなく囁いた。
「どう、って……」
「可愛がって欲しいのかしら」
「そんな……あ、あまりいい気にならないで下さいね。……あっ、ご、ごめんなさい……」
 一応ツンデレしてみようとするレンシアだが、オルファリエに抗えるものではない。
「今のアナタも、メチャクチャになったアナタも……私、どっちも好きよ?」
 オルファリエは艶然と微笑むと、レンシアの胸の谷間に氷を一粒落とした。
「はうっ、らめぇ……」
 フワリンが下げていた『雅』の大旗がひらりと落ち、女二人を覆い隠す。

●ツンとデレのカクテルを
 ミオはまだ知恵の輪にチャレンジ中。
「この前練習した時は抜けたのになぁ〜ん。もう少し力を入れたら……」
 ぼきん、と嬉しくない音がした。折れたのである。
「き、きっと品物が悪かったのなぁ〜んね」
「そうですわね。まだ知恵の輪はありますわよ」
 シュビレが新しい輪を渡してくれた。今度こそ!

 危機一髪! ヒロミはマントを脱ぎリュリュにかけた。
「ふ、ふなぁぅん、少しは見直したなぁっ、ぁぁんよ?」
 リュリュは最大限のツンデレを発動する。声がふにゃふにゃ、顔がぐにゃぐにゃ、尻尾がゆらゆらなのは見逃してあげてほしい。
「優しいのね」
 ヒロミは胸が高鳴る。トミィが近づいてきたのだ。然しがっつかない、困ったような笑顔を返す。
「もしかして私に興味があるんですか?」
 だったら嬉しい、と言い添えるのを忘れない。するとトミィはプイと横を向いて、
「恋ってそんなに甘くないのよ」
 ぴしゃりといいのけた。嗚呼――ヒロミの心は滂沱の涙。ところが、 
「莫迦ね、こっち向いて」
 トミィははにかんだような笑顔を浮かべていた。小さな手で彼の頬を抱え、小さな背を伸ばすが……距離が埋まらない。
「ちょっと屈みなさいよ。届かないじゃないの」
 髪をかきあげ軽く頬に、柔らかく、キス。
 トミィは猫のようにするりと抜けて振り返り
「勘違いしないでよね。今回は特別なんだから」
 たたっ、とそのまま駆け去ってしまう。
 頬が熱い。ヒロミは幸福感に包まれながらこれを見送るのであった。
 猶、トミィが少年であることは未だ露呈していない。

 ぼきん。また知恵の輪が折れた。
 シュビレはまた一つ知恵の輪を渡してあげる。
「ふふ、頑張りましょうね。あなたは出来る子ですわ」
 だが数秒持たずして、またも ぼきんという音がする。

 流石ネンヤである。ソファに腰かける彼女の周囲に、いつしかツンデレクイーンたちが群れなしている。
「あらあら、そのような態度をしてよろしいのかしら、しつけのなっていない子猫ちゃんたちね」
 ネンヤの言葉には魔力があるのか、かく言えばクイーンも、たちまちしおらしくなってしまう。
「これ位でツンツン出来なくなるなんて可愛い子猫ちゃんね」
 右の娘の頭を撫でる。左の娘にはキスをする。なのに正面の娘にはわざと冷たくし、相手を焦らして焦らせる。相手を挑発しつつも『押し』と『引き』のタイミングを忘れないのがネンヤの極意だ。
 だがクイーンたちのデレっぷりはネンヤだけの功ではない。熱血指導員スゥベルの、デレデレ指南にて磨かれていたためである。
「一度デレたら何かのリミッターは外す! そう、あなたしか見えない、ナンバーワン! 水着を活かしてセクシーに密着せよ!」
 スゥベルの指導は厳しいのだ。

「じろじろ見ないでよ……べ、別にキミに喜んでもらいたくて、この格好をしてるんじゃないんだからねっ!」
 とマナヤが頬を染めれば、タリムも
「あんたのその程度の格好であたしが祝福してくれるとでも思ってたの?」
 言いながら思わずマナヤの水着に頬ずりしてしまう。
「勘違いしないでよマナヤちゃん、ちょっとその水着の材質を見たいだけなんだから」
 タリムは目を閉じた。マナヤも、同じ。
「そんなの嬉しくないけど、一応褒めてあげるよ。だってタリムさんがあんまり一生懸命だから」
 というのは口調だけだ。もしかして、気持ちいいかもしれない……。
 史上初? ツンデレ合戦が幕をあげていた!

●泡立つ雨! 
 ぼきん、また折れてミオは涙目になってきた。だけど諦めない。シュビレに新たな輪を求める。
 シュビレはその一生懸命な姿に胸を打たれた。
「勝者というのは、諦めない人のことを言うのですわ」
 優しく背中をさすってあげる。もう少しだと励ます。
 そしてついに、
「あ!」
 試行錯誤の末に偶然、ミオの知恵の輪が外れた!
「どうなぁ〜ん? すごいでしょなぁ〜ん!」
「ふふ、頑張りましたね。おめでとうございます」
 シュビレも目の裏にじんとしたものを感じていた。自分のことのように嬉しい、
「ミオはがんばってないなぁ〜ん、当然の結果なぁ〜ん」
 と照れ隠しでミオが笑ったそのとき、
「がんばってないのなら祝福してあげるべきかしら?」
 オルファリエがやってきた。手には大きな発砲ワインのボトルがある。
「なんてね、おめでとう! ……これでツンデレになってるかしら? まあいいか」
 オルファリエは力の限り振って、一気にその中身を噴き出さす! 透明のワインが雨と降る!
 ありがとうと応える声、拍手と歓声、そこに
「お疲れさまなぁ〜んっ♪」
 とリュリュも加わった。リュリュは両手に一本ずつ特大のボトルを手にしている。ポンポンッ、と開けて集中豪雨だ! 馥郁とした香りが場に満ちゆく。
 雨雨、勢いよく甘い雨、ベルローズもボトルを手に、
「皆さん、顔は避けてかけましょうね」
 といいながらクイーン達の水着に的確にシャワーを当てるサービスぶり! さすがベルローズ、よく判っている。
 そしてよく判っている人がもう一人、
「ぅにゃぁ〜〜♪♪ 透けちゃぅ〜♪」
 タリムである。廻転してじゃんじゃんシャワーを受けている。肌に貼りつく水着がタリムのボディを晒していった。
 レンシアは真っ赤、すでに甘い雨をたんと浴びている。
「はう……身体中がベトベトします……」
 気のせいか胸ばかりかけられているレンシア、このままやられっぱなしではいけない。
「それでは失礼して……」
 とレンシアもちょろちょろとミニボトルで参戦した。
 トミィは声をあげて逃げまどった。
「こ、来ないで! いやぁ〜ん」
「トミィさん! 私が護ります」
 ナイトよろしくヒロミが参上! トミィをかばうように立つが、
「なんてね! ヒロミさん、ごめんあそばせ!」
 当のトミィはぺろっと舌を出して振り向く。手にはボトル、炭酸キツ目のシャワーをヒロミにお見舞いする。しかもトミィのボトルは特製!
「これカレー風味なの。とっておきだよ!」
「おわぁーー! でもこの胸のときめきは何ーー!?」
 嬉しいやら痛いやら辛いやら! 忙しいヒロミである!
 飛沫で自分も濡れ鼠になりながら、トミィは肌をほのかに朱にして笑った。
 マナヤも参戦。黒い水着は全然透けないので、純粋に水遊びとして満喫している。
「頑張ってる人を応援する技術、これを覚えれば人の役に立つよね?」
 いいながらあっちにシュパー、こっちにブシャー!
(「帰ったらお兄ちゃんにもやってあげようかな? でも、お兄ちゃん、この依頼の話をしたらあんまりいい顔しなかったな……なんでだろ?」)
 マナヤはふと考えるが、今は悩んでも仕方がない。楽しむとしよう!
 濡れ鼠になりつつ、リュリュはかけるそばから飲んでいるので頭がくらくらしてきた。
「なふっ、胸の間にたまっちゃってるなぁ〜ん」
 ボトルを置いて胸の谷間を寄せてみる。雫が滴り落ちた。
「飲んでみるなぁん?」
 その状態で、ついとネンヤに迫ってみる。
「あらあら、どうしようかしら?」
 ネンヤはくすりと微笑んだ。この甘露、どう味わうかが問題だ。
 傘で雨を受けながら、ベルローズは自身の水着をスゥベルに見せた。
「じわじわと肩から透かせてみました。どうでしょう?」
 するとスゥベルはベルローズをぐっと抱き寄せたではないか!
「そうだ、その焦らしこそツンデレの要! 偉い、ホントに頑張ったっ!」
「ス、スゥさんにしてはストレートな評価ですね……嬉しいですけど」
「……あ、いや、……そりゃあたしだって褒めもするさ」
 思わずスゥベルは赤面してしまう。
「お、思い上がっちゃいけないよ、ツンデレの道は険しいんだから!」

 白熱あるいはピンク熱、発泡の雨はまだまだやまぬ。
 それでは今回はこの辺りで。
 次の夢はまた、近いうちに……? 


マスター:桂木京介 紹介ページ
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作成日:2008/05/18
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