真夏の海辺の鍋パーティー



<オープニング>


 ざざぁぁぁ……ざざぁぁぁぁぁん………ざざぁぁぁ……ざざぁぁぁぁぁん……。
 絶え間なく寄せては返す波の音を聞きながら、思いを馳せる。
 思い起こせば、最初の依頼をしたのは、初夏のまだ幾分か日差しもやわらかだったころだったか……。立っているだけで、滲んでくる汗を手の甲で拭いながら、黄昏の霊査士・ユノ(a90341)は強い日差しの主を見上げた。
 場所柄、流石に普段のローブ姿ではない。草木染めの麻のシャツに、膝までのパンツ。足元は草履のようなサンダルを突っかけていた。何よりも目を引くのは、身につけた真っ白な割烹着。何故……海で割烹着?
 その背後にある、白い布をかけられた小山も何やら怪しい空気を醸し出している。
「おーい、ユノ!」
「何かありましたか」
 お前が酒場の外にでるなんて、珍しいな。軽快な足音と共に、大きく手を振りながら、見知った冒険者達がやってくるのが見えた。
「よく来たな」
 いつも変らぬ、台詞。ユノの動きに、シャランと、腕の銀鎖が澄んだ音を立てる。
「うわっ………」
「なんだ」
 まじまじと霊査士とバックの青く広がる海を見比べて、一人が呻くように漏らす。すなわち『……似合わねー……』と。感じていた違和感はそれだったのか……。何人かがその言葉に得心を得たように頷いた。アウトドアがこれほど似合わない男も珍しい。
「やっ……」
 やかましい! そんなことは関係ないだろう。
「で、なんかようがあったんだろ?」
 絶妙のタイミングでかけられた問いかけに、ユノはぐっと言いかけた言葉飲み込む。
「………先日のマリンキングボスに付随してきた、怪獣関連の依頼してきた村々からお礼があった」
 依頼を完遂した面々はご苦労さん。
「でだ……これがお礼のしなと……プラスして、村でも食いきれそうにないから、捨てるのももったいないし……責任とって全部食えということだ」
 バッと背後の白い布を取り去ると、小型の船いっぱいに、魚貝が山と積まれていた。ごろごろと所狭しと転がっているヤシの実。エビやらカニやらが、ぴちぴちととび跳ねている様子に思わずあっけにとられる。その間に怪しい足と、ある意味不気味な灰銀色の猫の頭が、こっそりまぎれていたりいなかったり……。「ちょっ、ユノあれはお前宛のお土産だろ」
「あれは食えんだろう……」
「食べ物を粗末にしてはいけないからな、今日は海鮮鍋でパーティーするぞ」
 一部の抗議を無視して、あまりの食材の量に呆れている面子に向きなおる。このくそ暑いの鍋……作る前から、あつさでバテてしまいそうだ。
「とりあえず左から、水炊きと、ブイヤベースと、土手鍋にしようとおもっているのだが……」
 準備してある大鍋は4つ。あと1つは、作っているうちに思いつくだろう。料理はフィーリングだからな。作る前からグロッキーになりそうな、顔はすべて見なかったことにして話を進める。
「自分の食べる分は、自分でなんとかしろ。以上だ」
 食って、食って食いまくれ。灼熱の鍋パーティーが幕を開けようとしていた。


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参加者
NPC:黄昏の霊査士・ユノ(a90341)



<リプレイ>

●ドキッ!? 生モノだらけの鍋パーティー
 辺りを見れば、食べきれない程の食材がならんでいた。生ものは早めに腹の中にいれるに限る。各自手分けしての準備を始めた。何だか人の足っぽい物はあえて視界にいれないようにして、とりあえず見てわかる食材を手に取ってみる。
「はふぅ、目移りしてしまいますね」
 いろいろあって、クラクラしてしまいそうだ。不思議の卵・ロイナが、コロンとしたヤシの実を拾い上げた。傍に並んでいた、人の顔ほどの吸盤があるタコの足とか、自分の身長と同じくらいある巨大な茶色いカニのハサミとか……依頼で入手した戦利品を見かけ、ちょっとだけ遠い目。でも、大騒ぎしながら解決した依頼を思い出し自然と笑みが零れた。
「レグルス殿とアオイ殿が女装姿で奮闘してくれたあの依頼、拙者のよーなぷりちーな乙女すら顔負けの女役っぷりに脱帽したでござる」
 うんうんといつの間にか、隣に来ていた武人型狐スト忍者・アリエーテが深く頷く。
「アオイ姫の艶姿か……興味があるな……」
 旅団仲間から誘われてこの場を訪れていた、九天玄女・アゼルが少しだけ表情を緩ませた。給仕用にフリルのエプロンでもいい。彼女を知る者が見れば、楽しげに微笑んでいるのだという事に気づくだろう。
「えっと……向こう手伝ってきますね」
「………お? ラートリ忙しそうだな。丁度いいクルシェ……働け」
 不穏な空気を察した月下黎明の・アオイが、いそいそと場を外し。抜き足差し足で逃走した黒焔の執行者・レグルスはといえば、流木を両肩に担いでやってくるチキンレッグとすれ違い、弟子の光明の詩を紡ぐ・クルシェを手伝いとして差し出すのであった。
「あら〜。助かりますわ。でも宜しいのかしらん?」
「うわーん私はか弱い女の子なんですよ〜……ってラートリさんも女性!」
 大の男が女の子に力仕事をさせるなんて……ひどすぎる。拳を握り締めて、力いっぱい抗議するが……。
「聞こえんなぁ〜」
 師匠の言う事はちゃんと聞くもんだ。にや〜りと意地の悪い笑みを浮かべたレグルスには、乙女の抗議もきいちゃいない。終いには耳までほじりだしている。
「ラートリさん……盛大にぶつけましょうか………ししょーにっ!」
 えいやっ。むんずっとラートリの手にしていた流木をやり投げの要領でレグルスに向かって投げつけた。
「こらーっ」
 師匠を殺す気か!?
「あらあら、仲良しさんですわね」
 じゃぁ、もっと持ってまいりますわね〜♪ 悪鬼の形相で、レグルスを追いかけまわすクルシェの姿が暫く波打ち際を賑せていた。
「まったく……散らかすなと、口で言わなければわからんのか」
 そもそも、ラートリの性別は男なんだが……然程、重要な事でもないから……ま、いいか。
 鍋のかまどにくべる薪を拾いにいった、チキンレッグは戻らず、代わりに浜辺に大量に突き刺さった流木の柱が並んでいた。溜息付きつつ、かっぽう着姿の黄昏の霊査士・ユノ(a90341)が、一本の柱を引き抜こうと手をかけ力を込めた。……が、深く突き刺さった柱はびくともしない。
「鍋パーティーのお誘いありがとうなぁ〜んっと、これでいいのかなぁ〜ん?」
 さて、どうしようと、思う間もなくやってきた巨漢が事もなげに無造作に引き抜いた。
「あぁ、助かった」
 自分の細い腕と、高らかに響く腹音・クルックの二の腕を見くらべて更に深いため息をつく。
「なんか、すげぇキツいのも混じってっけど、マジ食えんのかなぁ〜ん?」
 どこからどう見ても人の足とか……大丈夫なのかなぁ〜ん? 自己申告によると、しばらく田舎に帰っていた所為で、食材の出所を知らないグランスティード爆走族・アシャンティも、容易く砂浜から引き抜き、数本まとめて流木を担ぎあげやってきた。
「毒は入ってないから大丈夫だ」
 普通に食べる分には多分大丈夫……多分な。一部盛り上がっている、面々の笑顔がちょっぴり恨めしい……そんなお年頃。
「あ、それなら大丈夫だなぁ〜ん」
「まずくても目を瞑ってかっこめば、きっと大丈夫なぁん!」
 ユノの心配とは裏腹に、ワイルドファイアで鍛え抜かれたヒトノソリン達はあっけらかんと頷きあうのであった。
「こんにちわvv」
 足取りも軽やかに、巨躯を誇る乙女風鬼百合・ジョニーがスキップしながら駆けてくる。
「まぁ、ジョニー様!」
 よく来てくださいましたわ〜☆ ラートリが科を作り砂煙を立てながら駆けて来た。勢い序でに、ボーンとユノが突き飛ばされて宙を飛んだのはご愛敬。
「おぉー。よく飛んだなぁ〜ん」
 遠くで上がった水柱。乙漢パワーは強烈だ。
「彼女と一緒にきちゃいましたv」
「まぁ。そうでしたの」
 素敵ですわ〜♪ ばっさばっさと黒い翼のついた腕を上下させる。
「なぬっ!?」
「ジョニーに彼女?」
 空耳。いや、確かに彼女とか聞こえたぞ。じゃれあっていた面々が怖いもの見たさでわらわらと集まってきた。
「おれもいるぞー!」
 ところで、ジョニー彼女いたのか? 丁度ジョニーの陰になって目立たなかった晴天戴風・マルクドゥが元気よく手を振る。
「あぁん、わたしは貴女の何なのー?」
「ジョニーはおれの……お母……お姉……おっきな彼女だ!」
 潤む瞳の訴えに、マルクドゥは何度かつっかえながら答えにたどり着いた。
 マルクドゥなりに空気を読んだ……つもりだったのだが、その言葉を聞いたジョニーは砂浜に崩れ落ち泣きぬれる。
「一緒にいられるなら……わたしが彼女でもいいわ」
 誰がなんと言っても、とかげちゃんが可愛いんですものっ。本人が幸せならば、それでいいのだろう。その様子に、集まった外野もそっと目頭をぬぐうのであった。

●れっつ! くっきんぐ!!
 ひどい目にあった、割烹着とシャツの裾を絞り、プルプルと頭を振って水気を飛ばす。もちろんそんなものでどうにかなる物でもないが……気分の問題である。
「終着の地、エルヴォーグとか似合いそうだな。炊き出しとか。あ、マッチョとか、イロモノが出ないからだめか」
「そうか?」
 依頼依存症・ノリスに手渡されたタオルで、大雑把に海水をふき取った。どの辺が似合うのか甚だ疑問は残るが……。水を滴らせながら、鍋の元へ戻る途中の岩陰で動く影を見かけ足を止めた。
「何を……ぅ……」
「……見たな?」
 黒のランニングに動きやすい迷彩柄のパンツとコンバットブーツ。何時もと変わらぬ服装にエプロンを身につけた蒼き炎・アーリスが岩陰から身を起こした。手にした肉包丁の刃がギラリと光る。
 その横に、ぶつ切りにされた怪しげな肉の山。
「ふ、任せなさい。こう見えても私、中華料理屋で店長代理をしてるのよ」
 深紅のスリットが悩めかしい公文書偽造疑惑・フォクサーヌが胸をはる。特に修行をしたわけでもないが……それでも店を任されるというだけあって見事な手さばきで肉と魚を捌いていく。
「海辺での海鮮お鍋〜、おいしくて楽しい思い出になるといいです〜♪」
 手にしたミントやバジルなどの香草を心に眠る闇を隠し奏でる天使・リンディーユがすべての鍋に投入し。
「水炊きには野菜は欠かせないのですが、それが無いのは大変いけないと思います」
 確かに鍋に野菜は付き物だ、だがプーカの忍び・アグロスが手にしているはズッキーニと既に油漬けにされた朝鮮薊の蕾、それに刻んだツルムラサキの束。
「まてまてまてー!」
 アーリスとフォクサーヌの解体ショーに気を取られている隙に、戦いの幕は開いていた。
「入れるならこっちにしておけ」
 煮込みに薄い葉の香草はあまり向かない。駆け付けたユノが、清涼感のあるハーブをひとまず引き揚げ、ブイヤベース用の鍋にローリエの葉を乾燥させたものを放り込む。
「それはこっちでもらおう……たまには海の物も悪くない」
 水炊きの鍋のズッキーニをソニックハウンド・カリウスが横からさらっていった。
「……小魚でスープ……白身魚と野菜をハーブで煮込み……ふむ、こんな物か?」
 ま、元は漁師の作ったごった煮らしいし、細かく拘る事もあるまい。レシピを確かめながらナイスなフォロー。
「水炊きにいれるなら、白菜だろう」
 不似合いな野菜を拾い出し、レグルスは高原白菜とアーリス達が捌いてきた普通の魚の切り身を鍋に入れ蓋をして火をつけた。
「もう少し火を落として、じっくり煮込んだ方がいいかもしれません」
 ブイヤベースの鍋を覗き込んだクルシェが、竈の薪をかき出し火の調節に余念がない。
「これはどうしましょう」
 名称不明な程ミンチにされたものから、ちょっと元の形が思い出されるような代物が山となる皿を手に、ロイナが途方にくれる。
「そういうものは一番右の鍋に入れろ!!」
 ノリスがまだ水だけした入っていない鍋を指さした。
「怪しい食材は皆これに放り込むのよ」
 ヤドカリもシオマネキも猫も……謎な代物もいっしょくたん鍋からあふれ出るほど山盛りにすべてを押し込み、無理やり蓋をしめた。後は煮込むだけで大丈夫であろう。
「カリウスー。ハートクエイクは?」
 米酢と黒酢のビンを二刀流でかまえたマルクドゥがちょいちょいとカリウスの袖を引く。
「大体アレは多少のハプニングを笑ってすませられる状況でしか使えん。今回はユノの主催だぞ、ギャグやネタなどの入る余地があるはずなかろう。なぁ、ユノ?」
 すでに怪しい妖気のようなものを漂わせている右はじの鍋の、出来上がりを予想して、思考停止状態のユノがのっそりと顔を上げる。すでに大半がネタに走りまくっている状況をどう説明したら……
「ユノさん!!」
「どわぁっ!?」
 パタパタ中堅観察者・エリンが涙に濡れた眼差しで飛びついて、そのままユノの体を押し倒す。
「足を挫いてしまいました」
「あ? 大丈夫か。ちょっとまて今メイリィを……」
「ユノさんがキスしてくれれば、すぐなおります」
「………あんまり、挑発するなよ」
 俺の柄じゃないんだが……とぼやきながら、いたいのいたいのとんでけ。これでいいのか? ユノはエリンのおでこに軽く唇を寄せた。
 その遠くでは。
「サフランの入ってねぇブイヤベースは、ただの漁師鍋じゃねぇか、なぁ〜ん」
「どうだ、今回はスペシャルにロイヤルカラーだぞ」
 大量のサフランやローズマリーがブイヤベースの鍋に放り込まれたのが見えた。あれだけ入れてしまったら……味も何もなくなる気が……細かい事は気にしてはいけない。食べられる鍋がいくつ残っていることやら。
「拙者とくせいジュースでござる……アーリス殿はそれ一缶入れてしまうのだな、チャレンジャーでござるな」
 もはや怪しさを隠しようもない、闇鍋を通り越し混沌鍋と命名された鍋にアリエーテがぼこぼこと音を立てるどろり爽やかフルーツジュースを入れた。よそ見をしていたアーリスの手からざらざらとカレー粉が大量に投入された。その傍でアゼルが大量の唐辛子も両手に持てなり程鍋に放り込む。これを食べられる辛党仲間が現れれば重畳。
「針千万本さん……こんな姿になってしまって……あなたのツッコミ、私忘れませんから」
 鍋から突き出した怪しい足に、そっとクルシェが手を合わせた。
「ラートリ、きっとこの鍋コラーゲンとかいっぱいはいってて美容にきっといいぜ」
「まぁ、そうですの!」
 ではっ、鍋に飛び込むチキンレッグ一匹。混沌鍋に鳥の出汁が加わった。

●灼熱浜辺の鍋パーティー
 いろいろ激しい攻防へて、4種類の鍋が完成しようとしていた。
「これで部位ヤベェ酢完成だー」
 マルクドゥが鍋に勢いよく酢を瓶ごといれた。
「あーーーーーーー!!」
「まてこらっ!」
 ブイヤベースを食べようとしていたメンバーが悲鳴をあげるが後の祭り。酸味のきいたツーンとした匂いが鼻につく。
「まぁ、たべられないことも……ないだろう」
 がんばれば。味に深みがでた……かもしれない。カリウスは肩をすくめて酢のにおいがきつい、明らかにサフランの量も多いスープを椀に盛った。
「エクゥ、エクゥ、あーん」
「はぁい、ぱくっ」
 ブイヤベース改め部位ヤベェ酢に動じず食べさせあう二人の愛に世界が涙した。
「リンディーユ……あーん」
 鍋の中身よりも真っ赤に頬を染める恋人同士の語らい。
「水炊きと土手鍋を少々頂こう」
 ブイヤベースの前で撃沈している男衆とらぶらぶカップルを横目にアゼルが食べられそうな、普通の魚の切り身と野菜をとっていく。
「わたしも土手鍋をたべよう」
 アーリスがちょっとだけみかけたハサミの残骸はアゼルの椀の中に横流し。
「や……何か私の椀の中に先程までなかった具があるような……?」
 そんな講義はどこ吹く風。箸を動かすのに忙しい。
「旨いものは、ガツガツいくなぁ〜ん♪」
 んで、皿に盛られたものは全部食べるのが礼儀なぁ〜ん!しっぽをゆらゆらさせたヒトノソリン達が鍋に取り付き食べまくる。体格も見事ならば食欲もまた見事であった。
「とっても楽しい時間をありがとうね、ユノくんvv」
 依頼のおかげで、知り合いが増えていくのがたのしいのだとジョニーがユノの前に座る。
「それはよかった」
「はい、あーんして?」
 皆がつくってくれた力作よぅ。くろぐろとした何が入っているかすら定かでない椀の中身にユノがごくりと喉をならす。
「お、ユノさん! いつも面白い依頼ありがとなぁ〜ん♪ はい! お礼なぁ〜ん!」
 一部のメンバー力作の混沌鍋がもう一皿追加された。
 その横で同じく試練に立ち向かう男がもう一人。
「食べてくれる、よな?」
 エプロンについた捌いていた時の血などの汚れもそのままに、アーリスが妖気を放つ椀をレグルスに差し出した。
「う………」
 覚悟を決めた男は勇者であった。力いっぱいかき込み噛むのもおろそかに、流し込むように腹におさめる。いやな脂汗が、滝のように滴り落ちる。味などもはや判別不可能な代物である。
 口のなかにはしる辛味による激痛、ねっとりとした甘味は、だれだ餡子をいれたのは!
 それを見たユノも箸をつけた。
「こういうパーティーって初めて参加するけど……何だか今から楽しいな♪」
 食べられそうな鍋を適当につつきながら、アオイが浜辺に腰をおろす。
「はい、みんなで一つのお鍋をつつくのはたのしいですね」
 えへっと大好きなアオイの隣に腰をおろして海を見る。沢山の出会いと、沢山の冒険があった。
 食べられる物に群がり。食べられないものをいろいろ理由をつけては、他人に押し付ける。そのやりとりを聞いているのもなんだか楽しい。
「ユノさん熱くないですか?」
 水着にエプロンをしたエリンが甲斐甲斐しく額に浮いた脂汗をふき取る。ランドアース用語で『セワニョウボウ』という古き良き習慣らしい。
「おかわりはたくさんありますからね」
 邪気なき笑顔が恨めしい。
 鍋いっぱいの怪しい代物を……律儀な霊査士は食べきったのだという。
 その後謎の腹痛に悩まされ、ベッドの上の人となった。


マスター:青輝龍 紹介ページ
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