夏の思い出、ください 〜恋人たちのホワイトビーチ



<オープニング>


 ※「大波小波で元気印! 〜遊び尽くそうホワイトビーチ」オープニングからの続き

「そういえば今年も、ビーチの夜景を見られるんですか?」
 はじまりは・プルミエール(a90091)が問う。葵桂の霊査士・アイ(a90289)はこたえて、
「もちろんだ。ホワイトビーチの夜景は素晴らしい。見ておかない手はないぞ。日没の光景を一緒に見たカップルは幸せになるとも言われているしな。あー……つまり、陽が沈むと恋人たち向けの姿になるわけだ」
 うんうん、とうなずくのである。頬がかすかに色づいている。
 プルミーはジロリと、鋭い目でアイを見る。
「アイさん……恋人さんと行く気ですね」
「え? いや、それはどうだろう?」
「何をいってるんですかー!」
 がし、とプルミーが手にしたのは、アイが一人でしていた書き物である。封筒にしまわれているが、恐らく中身は便箋だろう。
「こうやってお誘いの手紙まで書いていたではないですかー!」
「い、いつの間に読んだかっ! こら! ひ、人が見ているぞきみッ!」
 猛烈に慌てたアイは口調が変だ。するとたちまち破顔一笑して、プルミーは手紙をアイに返す。
「なーんて♪ 語るに落ちましたね。さすがの私も、人の手紙を盗み見たりしません。コナをかけてみたんですよーん♪」
「……き、今日のプルミーは悪知恵が働いてかなわん……」
 アイは真っ赤になりながら、いそいそと手紙を懐に隠した。目をきっと吊り上げつつも、少し瞳が潤んでいる様が少女のようである。そんなアイを可愛いと思いつつプルミーはいう。
「恋人同士じゃないと夜の部は参加したらダメなんですか?」
「ダメではないが……ちと寂しいかもしれないぞ」
「じゃあ私はユウキちゃんと行きま……あー!」
 プルミーが振り向くと、セイレーンの重騎士・ユウキ(a90384)はもういない。話の流れからいち早く悪い予兆を感じ、すでにユウキは逃げ去っていたのだ!
「……」
 プルミーは「ぷー」と口でいって頬を膨らませていたが、
「アイさん」
「なにかな?」
「今からでも遅くないから、私に乗り換えなさい」
「今からでも遅くないからプルミー、頭を冷やせ」
 プルミーとアイはそのまま、しばしにらみ合うのであった。
 近くでは、ユウキがおろおろしていた。

 陽が落ちてからのビーチは、昼間とは様相を一変する。
 ここからの時間は、二人の時間だ。
 燃えるような夕焼け、つづいて空を彩るは手に取れそうな星々――囁くような潮騒が情感を高めるだろう。
 恋人同士、夫婦、あるいは、もう少しで素直になれそうな者同士、砂浜を散歩してみよう、想いを告げよう、椰子にもたれて口づけをかわそう。夏の夜は、そんな二人の味方だ。
 あるいは、波の音を聞きながら部屋で愛を交わしてもいい。海岸沿いのロッジは昨年大きく改築されたそうだから、一泊する者は楽しみにしてほしい。窓から海と星を眺められるから、ベッドに横たわって二人、自然を味わうのも楽しみ方だ。
 夜の海は、そんな二人を待っている。


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参加者
NPC:葵桂の霊査士・アイ(a90289)



<リプレイ>

 あれほど暴れた太陽なのに、海に沈むその様は、素直。
 ロッジのバルコニー、ラムナの肩に頭をもたれさせライは呟いた。日没と共にキスしたい、と。
 二つの影が重なりあう。ライの希望は、叶えられた。
「ライの水着姿、見惚れてしまったよ。だから」
 ラムナはライを抱き上げ、優しくベッドに着地させる。
「理性、飛んじゃったかも……」
 彼の首を抱き、ライは囁いた。
「ね、ラムナん……夏の思い出、ください――」

 浅瀬に素足をひたし、沈む夕陽を並んで眺めた。
「ジェイド、こっち向いて?」
「うん? ……わっ!」
 ジェイドはたちまち水浸しだ。ハニエルが勢いよく水をかけてきたのだ。
「それなら負けないよっ!」
 ジェイドも浴びせ返す。二人、はしゃぎながら浅瀬を追いかけあった。
 だけどハニエルは体勢を崩し転びそうになる。咄嗟に支えようとしたジェイドだが間に合わず、濡れた体を絡めあい浅瀬に倒れてしまった。
「……ごめん」
 照れくさそうなハニエルの唇を、ジェイドが唇で塞ぐ。
「貴方といると……ずっとドキドキしてるんだよ?」
 その呟きは、ジェイドに届いただろうか。

 クルシェとアオイ、身を寄せあいながら、夕焼けに染まるホワイトビーチを歩む。
「クルシェと来れて本当に良かったよ。二人っきりで過ごせて嬉しいな」
「はい……」
 クルシェはアオイの右腕に抱きついている。日没を共にできた幸せをかみしめながら。
 夜が訪れたら散歩は終わりだ。
 その締め括りは、甘いキス。
「またアオイさんと一緒にここに来たいです……」

 白い仮面も夕陽の色。アズライルは仮面姿で、アイリスと浜辺にあった。
「わああ……綺麗……」
 空が宵闇に変わる様を、彼女はうっとりと眺めている。
 太陽が完全に消えたとき、彼は仮面を音もなく外す。
「愛している、アイリス。この世の誰よりも、何よりも……キミを愛している」
「ありがとう……嬉しいの……」
 見上げるアイリスの瞳に喜びの涙があった。
 アズライルは口づけで、自身の言葉を証明してみせた。

 浜辺で弦楽器をつま弾くはネーヴェ、風に溶けて恋人たちに、祝福の意を伝えてくれればいい。
 前を横切ったアストが、軽く指を立ててくれるのがわかった。そういえば昨年の時点では彼も、随分やきもきさせてくれたものだ。
 ネーヴェは微笑した。祝福あれ。

 昼と夜の狭間――薄闇の中を、レグルスとアーリスは連れだって歩む。
 レグルスは迷っていた。手くらい繋ぐべきなのだろうか、と。アーリスも意識しているのか顔を紅潮させている。
「どうせならこっちの方が良い……だろ?」
 レグルスは大胆になる。指を絡めるも一瞬、するりと離しアーリスの腰に腕を回した。これにはアーリスも大いに動揺し、やっとの思いで
「……もうっ」
 とだけ言い、紅潮した頬を彼の腕に寄せるのだった。

「潮風が心地良いですね」
 ブルームは微笑みかける。夜の海岸はとても静かだ。
「そうだな」
 アークの返答は短いが、そこに込められた感情をブルームは知っていた
 彼は彼女を抱き寄せた。壊れ物を扱うように、ブルームの顔を上に向ける。
「ブルーム、愛してる」
 ブルームは瞳を閉じる。初めての……そして永遠に忘れられないであろう、キス。
「私もアークさんの事……愛しいます」

 海は、完全に夜の姿へと変わった。
 シャイレイルはポムの肩を抱く。
「こんな風にのんびりするのも悪くないな」
 ポムは笑顔だ。翼がぱたぱたと上下している。
「いつまでも傍にいさせてください〜♪」
「ああ。俺はポムにとって永遠に、大切な存在になりたい」
 シャイレイルの心に陰がさした。不老種族でない己の身を哀しく思う。
 別れはきっと、訪れるのだから。
 だからそれまでは、ずっと、愛しつづけたい。

 ミナルディアはホレイトと並んで歩きながら、尻尾を彼の尻尾に絡ませてみる。
 ホレイトは尻尾でそれに応えてくれた。
「星の光って、いつまでも変わらないですね……」
 夜空を見上げて彼女は、そっと彼の頬に口づけた。
「いつもありがとな……ミナ……」
 ホレイトからのキスは、唇に。
「ホレイトさん……好き……」
 彼の腕にもたれながら、ミナルディアの胸は幸福にはちきれそうだった。

 友達以上恋人未満、アスタとジェフはそんな関係。ビーチを散策し他愛ない話に興ず。
 会話が途切れたそのタイミングで、
「抱きしめて……いい、かな?」
 ジェフは腕をのばしかけた。だがアスタは首を振る。
「そこから先に進むなら、かしこまった態度をもうちょっと何とかできないかな? ずっと今みたいじゃ疲れちゃうわよ」
「え? 態度……か。頑張って何とかするから、それまで少しだけ、待ってろっ」
 今日はここまで。でもきっと、次は。

 砂浜、プルミエールとスノゥは話しこんでいた。
「ほら、わかります?」
「本当に動いてますね♪」
 スノゥは七ヶ月目のお腹を触らせているのだ。
「家族なんて危なっかしいもの……砂山のようですけどね」
 だからこそ、とスノゥはいう。後悔はしたくないと。

 昼はパパとして活躍したクルドも、夜は夫としてユーナを迎えた。
「……恥ずかしいので、じっくりと見ないでくださいね」
 おずおずとユーナが露わにしたのは白のビキニ、水色のパレオが鮮やかだ。そのまま、
「おいかけっこしませんか?」
 と走り出す。
 椰子の間を経巡り、彼女を抱きしめクルドは囁く。
「捕まえた。ご褒美が欲しいな、甘くて柔らかいものだと嬉しいんだけど?」
 ユーナは頷いた。ロッジの部屋は取ってある。

 椰子の木の下、アイが恋人を待っている。
「誘ってくれてありがとうな」
 背中より抱かれ、アイの心臓は飛びだしそうになった。
「ァ、アスト! 不意打ちは……」
「不意打ちは?」
 アイの背の柔らかさを意識しつつ、アストは問い返す。
「……ちょっと嬉しい、かも」
 アストは笑ってしまった。不器用だけど変に素直、それが彼の恋人なのだ。
「着てくれたんだな」
 アイの白いビキニは彼からのプレゼントだ。
「礼として……キスさせてくれるか?」
「喜んで」

 ロッジの一室。
 星明りに照らされながら、ミリィはヨウに身を任せた。
 背中から抱いて服の合間に手を入れ、彼女の柔らかな感触をヨウは味わう。
「抱きしめる度に綺麗になっていく気がするよ、ミリィは……」
「もしそうなら……」
 首を曲げてキスをして、ミリィは吐息混じりに告げる。
「……貴方がこうやって愛してくれるから、ね」
 今宵の物語は、朝まで途切れることがないだろう。

 昼間に遊びすぎたかミズキとペルレは、ロッジの部屋で疲れをとる。
 ベッドに寝そべり話を重ねるうち、二人の距離は狭まっていった。
「ペルレ様とここに訪れることができて本に嬉しゅうございました。この瞬間ほど、このような関係になれたことを幸いに思うことはございません」
 ミズキの真心を聞き、ペルレは心を決めた。
「あの……ミズキさんになら私、何をされてもOKですから」
 後悔は無い。
「愛しております、ペルレ様……」
 ミズキも心は同じだ。最愛の人に口づけ、その唇を、鎖骨、胸の谷間へと滑らせてゆく。

 ロッジのベランダにテーブルと椅子。
 間に揺れる美酒はレシャール、発泡ワインの名酒だ。
「適度にこういう時間を持てれば理想なのですが……」
 ミュカレは微笑した。グラムは頷き、
「こうして、波の音を聞きながらグラスを傾けるのもいいもんだね」
 透明な液体に、星の光が映りこむ。
「……久しぶりに若い気分になってみるかい?」
 穏やかにグラムが告げた。
「情熱的な恋人だった、あの頃のように?」
 彼女が返すは、宝石のような眼差し。

 並んでシーツにくるまり、ヨハンとセラは身を横たえている。
 情熱的に交わした愛、その残り火が快い。
 セラに腕枕しながら、ヨハンは彼女の髪を撫でつけている。あまりにも幸せで、つい乱暴にしてしまったかもしれない。
「ごめんね、疲れてない?」
「ん……大丈夫よ」
 セラは彼の額にキスをした。
「そうやっていつも気遣ってくれるところが、好き」
 ヨハンは再び、自身の火種が燃え始めるのを感じていた。

 潮騒は夜想曲、ダンドリオとリタは並んでベッドに腰かけていた。
(「恋愛小説の主人公になった気分です」)
 彼の指を自身の指と絡め、リタは告げる。
「ダンドリオさん、二人で夢を紡ぎませんか?」
 その真剣な眼差しに、彼は彼女の求めるものを理解した。
 頬へのキス、唇への、首筋への、そして……
 リタの服がベッドに滑り落ちた。
 未来へと連なる、夢の始まり。

 ユウヤは回想にひたっていた。
(「俺とプラチナは一年前にここから始まった。そして今日ここで、関係を一歩進めよう」)
「ユウヤ殿、そろそろ寒うなった……部屋へ、入らぬか」
 この日、プラチナのほうから宿泊を提案したのだ。
 部屋の扉を閉めると、プラチナは急に恥ずかしくなったのか床を見つめた。
「わ、妾とて枕事位は知っておる、知ってはおるが……」
 口説き文句を考えるユウヤだが、無理はやめ、行動で語ることにする。いくらか荒っぽく抱いて、彼女の服をつ剥いでゆく。
「妾の全部を貴方に差し上げる、貴方だけのものにしてくりゃれ」
 現れた美しい肌に、ユウヤの目は眩んだ。

 寄せては返す波、満天の星。軽食も用意した。
 エルはシェードにもたれ掛かる。
「砂浜で愛する人と一晩を過ごすというのもいいものだね」
 シェードは彼女の肩を抱いた。
 エルは呟くように、
「最近、戦争が多いから……こういう幸せ、大事にしたい……」
「そうだね」
 シェードは彼女の小さな唇に、唇で触れた。
「エル、愛しているよ」

 星明かりがサフィールの、淡い桜色の水着を照らす。
(「トール様と居るから怖くはないけど……」)
 彼女にとっては思い切った格好なのである。しかし照れも、トールの優しい言葉に溶ける。
「手も、髪も瞳も、今日の水着も、かけらと残さず愛おしい。この腕の中に閉じ込めてしまいたくなりますね。どうか離れずに傍にいてください、フィー」
 トールはサフィールの手を取り、恭しく口づけた。

 キールディアとシェルディンはかけがえのない時間を過ごした。夕陽を見て星を味わい、貝殻を集めて……。
 シェルディンの仕草一つ一つにキールディアは目を奪われ、真情を吐露する。
「きっと今回の思い出も、シェルの顔しか浮かばないんだろうな」
 嬉しさと恥ずかしさで硬直する彼女を、キールはお姫様のように抱きあげた。
「部屋へ行こうか、新婚旅行みたいに?」
 ヒャッ、と声をあげた彼女だが、素直に身を任せてくれる。
「少し気恥ずかしくて……でも、嬉しいです」

 エルスは、自身の心に気づくのに三年かかった。
(「最初は可愛い、次が心配……その挙句が、か」) 
 彼女を大切だと思う。しかし、今夜想いを告げれば彼女は困るかもしれない。
 その矛盾を知りながらも、彼はこれから伝えるつもりだ。
 プルミーが好きだ、と。

 さりげない誘い方、それが問題だ。バルトは考える。
 最初は世間話がいい。そのうち、寂しい、という話になるかもしれない。
 寂しかったら彼氏でも作ればいいじゃねえか? と話を振ってみよう。
 そして、さりげなく、あくまでさりげなく、最後はこう告げたい。「プルミー、試しに今夜だけ、俺と付き合ってみないか?」と。これでいってみよう。

 夜の砂浜、プルミエールは一人、砂山を作っている。
「プルミー」
 と同時に声をかけたのは二人、エルスとバルトだ。
「あらエルスさん。バルトさんも?」
 きょとんとした目でプルミーは振り返った。
 エルスとバルトは、互いに似た目的があることを瞬時に悟り、牽制しあう格好となってしまう。
 ――今夜は機が悪そうだ。
 ぎこちなく挨拶し、切り出せず引き返すことになった。 

 金色亭・海の家店。
「夜半も過ぎたし、皆ロッジに引き上げましたか」
 無人のカウンターを見てフェイトは店じまいを決めた。宵のうちまではカップル客がいたものだが。ネーヴェも海に光弾を上げに行ったし、もう訪れる人もなかろう。
 そのとき、
「フェイトさん……まだ営業してます?」
 顔を出したのはユウキだった。
「ええ、大丈夫ですよ」
 フェイトは微笑した。彼のことだ、道を間違えただかで帰れなくなったのだろう。
 でもユウキには連れがいた。
「お邪魔します」
 すらりとしたエルフの女性――イアナが入ってくる。
「ユウキさん、こんなおばさんの相手をさせてごめんなさいね。プルミエールさんを探していたのですが、彼女、取り込み中みたいだったので……」
「そんな……おばさんじゃないです、ぜ、全然」
「お世辞でもありがとう。なら今夜は、今はもう居ないあの人の思い出話につきあってくださいね?」
 何度かまばたきしてから、フェイトは二人の前にキャンドルライトを置いた。

 炎天下の漢談義、それも楽しからずや。しかしレナートにとってはロッジの部屋こそが本番……なのに愛妻のセイカは元気がなさそうだ。
「ごめんね、最近体調悪いのー」
「大丈夫かい?」
 心配そうなレナートに、セイカはだしぬけに告げた。
「すっぱいもの食べたいなー」
「えっ!?」
 椅子から転げ落ちてしまうレナートである。それって、まさか!
 夏バテ防止的な意味なのに、何を驚いているのかな――とセイカは思った。

 黒い波を眺め、オルファリエは呟いた。
「暗くて底が見えないせいか、何か怖い……なのに心地良いの。私によく似てるのかもね?」
「なら私は」レンシアは彼女に身を寄せ吐息を漏らす。「オルファリエ様の波に……溺れたいです」
 オルファリエはレンシアを包むように抱き唇を奪った。そのまま木陰に押し倒し愛し始める。部屋まで戻るのすらもどかしい。
「いいわ。一晩中、可愛ってあげる……」
「あ、やん……優しく……っ」
 言葉とは裏腹に、レンシアは身を捩ってさらに求めた。
「……らめぇ……っ」

 プルミーは自分が浮いているような気がした。なぜかとても、安心する。
「これからも依頼を一緒に頑張ろう。君の背中は俺が守る」
 ――どこかで聞いたような、だけど初めて聞くような声。
 はっとして起きると、プルミーはベッドに寝かされていた。砂浜でうたた寝したかと思ったのだが。
 ロッジの部屋だった。テーブルにはレシャールの瓶とウナギボーンが置かれている。
「ジースリー、さん……?」
 窓の向こうに遠ざかる背中が、よく知っている人のようにプルミーには思えた。飛びだして追いかける。

 東向きの窓、白みだす空をファルは眺めていた。
 一睡もしていない。妻のフェリシスの求めは激しく、交歓は今し方まで続いたのだ。
 ファルは呟く。
「娘たちが将来キミほど美人になるかと思うと少し複雑だ」
 フェリシスは微笑した。彼の不安を忘れさせる方法は一つ。身を寄せ、柔らかな膨らみを押し当てる。
「すまない。そうだな、せっかくの場所と時間だ」
 ファルは笑った。ならば陽が昇るまで楽しもう。

(終)


マスター:桂木京介 紹介ページ
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