氷冠のシュロス



   


<オープニング>


●氷冠のシュロス
 雪融けの遠い山裾に、白々とした城がある。
 凍てついた湖の傍に、寓話を思わせる城がある。
 幾年月をかけて重ねられた氷の壁に支えられ、生きる者の侵入を阻む堅固なつくりの城がある。
 金と暇を持て余した誰かが買い取り、溶けず輝き続けるよう手を施され、雪がちらちらと舞う頃を待って月夜に輝く城がある。
 火を燈した洋灯を片手に煌く通路を選んで歩めば、耳が痛むほどの静寂と共に鎖された広間が姿を見せる。星明かりの他に導を持たず、ぱりりと音を立てる絨毯を踏み、氷のタイルを避けて歩けば、目新しい場にも出会えよう。花ごと凍れる侘しい庭園、霜の張りついた宝物庫、主も消えた優美な玉座に、月影の伸びる冬の露台。
 小さな階段を選んで走れば、やがては塔の上にも至る。
 迷い宮を終える合図は誰よりも高い地から音が響くまで続く。
 誰かの歌が聞こえたならば、シュロスは輝き夜明けまでの宴を開く。

●暁を待つ迷い宮
「氷に覆われた城がある」
 毀れる紅涙・ティアレス(a90167)は言葉を選びながら続けた。
「美しい城だ。感謝祭を前にした一夜のみ、凍りついた門が開かれる」
 どのような空間を有す場かすら誰も知らない。
 眠り姫の如きシュロスを覚ますのは、城の中央から伸びた塔の天頂、そこで奏でられる音色なのだと彼は語った。静謐なる迷宮を楽しめるのも、暁の音色が奏でられるまで。楽曲の反響に包まれた城は、光り輝く王宮へ変じる。
「……情緒のない表現でも構わんだろうか」
「ティアレスさんに今更そんなこと期待しないです」
 深雪の優艶・フラジィル(a90222)の言葉に、彼は少しだけ目を細めて笑った。
「詰まるところ、『暗い城を迷路感覚で探検して楽しもう』と言う類の誘いだ。しかし、この城が最も輝くのは、至る箇所にある燭台に火が燈された後」
 火を燈すタイミングを知らせるのは、塔上からの歌唱もしくは演奏なのだと語る。
「氷に包まれたお城が光で満ちれば、きらきらして凄く素敵なんでしょうね」
「塔上から引き続き音楽が奏でられたなら、閑散とした広間も、明かりを浴びて華やぎを増すだろう。暖かに着飾った上で、望むように円舞すれば良い。熱を帯びた酒を片手に語らうも良かろう」
 ただ探索は光のない間に終わらせておくのが決まりだと、彼は簡素に言葉を結んだ。


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参加者
NPC:毀れる紅涙・ティアレス(a90167)



<リプレイ>

●寓話の氷城
 凍れる艶は傍目に優美だ。
 無防備な眠りに沈む城は、貴婦人の繊細な美しさに似る。
 そそられるか、とエリファレットは低く呟き星明かりの道を行く。暁の音色に誘われるまで愛撫を続ける探索とすれば、通路を歩むだけの時間が実に蠱惑めいて思えた。氷の壁面に掌で触れ、融けもせず熱を馴染ませる、氷の壁面を掌で頼る。辿り着ける先を何処と知らずとも、彼女の纏う薄布を剥ぐように、秘めた姿を暴く行為はひどく楽しい。煌びやかに着飾った様もまた、きっと心を惹くのだろう。
 冬に覆われた城は過去を思い起こさせるも、礼を紡ぐかと逡巡した後、夜の闇を彷徨う機会にレイは思案の色を深くした。
「楽は、奏でに行かんの……?」
 嗜むのであれば音を聴きたいと静かに告げれば、エテルノは楽しげに眼差しを細める。城に命が吹き込まれれば、居場所を見失う気がして、彼女は帰途に着く時間を紡いだ。すると彼は、声を上げて愉快だと笑う。
「君の口調は耳に心地良い」
 悩むのであれば私の傍に居れば良いのに、と惜しむように唇を歪めた。
 手繰られた縁を思えば己が好むものさえ見える。迷宮に用意された様々な舞台を渡り歩く、今宵の充実を予感してドライザムは顔を綻ばせた。ふわりと鼻先を掠めるのは、蝋燭から溶け出た紅熟の香りだ。ベアトリーチェは、貴方が何の努力もしていないとは思いませんのよ、と笑んで囁く。
 気の向くままに足を運べば、連なる回廊の中に凍りついた扉も見えた。
 行き止まりか開ける道かを逡巡し、エルサイドは火のない洋灯に目を落とす。
 広大な城は人影を見る角もなく、己の靴音が消えた場には、耳に痛いほどの静寂が続いていた。
 琥珀の酒以上に待ち望むのは夜明けかと自身の内情に苦笑する。
 暗闇の中に差し込む綺羅星の煌きを追って、ふたりは城の奥でも人が向かわぬ空間を目指した。硝子の砕けた窓辺から覗くは、黒々と聳える静かな砦。繋いだ手に篭める力の加減と、交わす目配せだけで互いの思いを伝え合う。巡り合う他者も見い出せぬ間に、行き着いたのは小さな客間だ。
 通路よりも音の響く場に足を止め、紫水晶の嵌められた外套を翻し、アーウィンは重ねた手を離すように解いた。彼に贈られた薄い紅紫の透かし織りを羽織り直して、リクリスは指先の行く先に笑む。彼が甘く暖かな調べを知っているように、彼女もまた白銀な音色を繊細なものだと知っていた。
 淡い金髪の上に掲げられた輪は、冴え冴えとした青さで澄んだ氷の世界を照らす。
 赤みを廃した光は幻想を引き立て、美しさを感じるほど口数も減り、ふたりきりの回廊に閉ざされるような錯覚を得た。儚くも思われるのは心の在り方が理由か、それとも他の地では何れ融けるものだからか。掠れかける声でヨハンは不意に、互いが新たな関係を築くに至った瞬間を示唆する。
「……君のもとへ帰りたい、と言ったよね」
 旅立ちの前に約束を結べるほどの確信はなく、ただ深き毒を抜けたときには何より強く希求した。心の動きをなぞって語ればセラも応えて、不安は幾度も夢に見たのだと冷えた頬に指先を添える。
 ただいまと告げれば、ありがとうと返されて、愛の深さに包まれるようだ。暗がりで軽く口付ければ、触れた途端、柔らかな熱が伝わるようで頬が緩む。
 月は静かに位置を変え、音も生まずに天頂を目指した。

●庭園の氷花
 聞こえるのは自らが前に踏み出す靴音ばかりでも、白銀の導は不思議と心を弾ませる。
 辿り着く先は何処なのか、凍れる扉の先には何があるのか。城が煌く瞬間を絵に描き留められたら、どんなにか幸福な記憶になろうかと、夢にも似た期待を胸にエルスは足取りを弾ませた。吐息も白い城の中だけれど、繋いだ手は優しいぬくもりを教えてくれる。
「……なんて綺麗な城」
 ミレイナの瞳には凍れる姿が頑なに来訪を拒む様と見えて、恥じらう少女のような姫君の気配を間近に感じた。このシュロスは人の想いすら内包し、多くの歴史と物語と共に誇り高くも佇んでいる。宝物庫には欲望が秘められ、玉座には高邁な御影が今も在るかと、賛歌の宝石に飾られた様々な場まで探索を伸ばした。
 凍りついた蔦の先に広がる寂れた庭園は、見方を変えれば可憐な泉とも言えようか。
 ヴィアドは水質の煌きに気を惹かれ、足を踏み入れて目を瞬く。
 夜空を見上げた友人の姿に、微かな躊躇の後、良い夜をとだけ声を掛けた。毀れる紅涙・ティアレス(a90167)は声もなく笑い、良い夜だ、と視線の代わりに浅い頷きを向けて応える。彼を追い越して庭園の奥へ向かえば、霜の張りついた白い花々の姿に枯れた命を想わされた。人のために在るのなら、咲く身は何を思うのか。気持ちを切り替え、孤独さの薄れる機会かと捉える。戯れな歩調の先には城の目覚めがあるのだろう。その瞬間を厭うでも乞うでもなく、ただ独り遊びの時を楽しむ。
 ふと覗いた窓辺から求める人の影を見つけて、短い逡巡を経た彼は階段を下り庭園に足を踏み入れた。向けられた視線に内心が揺れて、寒いな、と誤魔化すようにメローは笑う。慰めに寄り添うことを嫌う様は目に痛いほど美しくて、浮かべるものが独り善がりな妄想だろうかと自嘲するほど、いつかの灯火が待ち遠しくも想われた。
 寄り掛かるのではなく信じることに似るのだと紡げば、ティアレスは滲ませるように破顔して、信じて望める貴様の在り方は時に羨ましくも思えると笑う。決してそう在りたいとは思わないまでも、根底の導は似た側を指しているのだろうと言葉を続けた。
「氷城は綺麗だけれど、静か過ぎるのも怖く思うことはない?」
 恐れているのは孤独か、それとも裡にあるものか、と彼は目を細めて呟くように言う。響く声音が途切れれば不安も掻き立てられるようで、もう少しだけ傍に居て欲しいとレインは小さく囁いた。明かりが燈れば暖かくもなるのだろうかと未来に言の葉を向ければ、ティアレスは微かに眉根を寄せる。
「哀しくはないのか」
 深くは語らず、答えも求めず、吐息のみ洩らした。
 氷柱を垂らした細長いベンチに腰掛けて、愛しい妻を抱き寄せる風に膝の上へと座らせる。優しい熱に触れて視線を交わせども、過去は何処か遠くに置き去られたようで、想いの道筋が正しく在れたかと問うように零した。彼女を危険な場所に連れたいとは思えずとも、離れ離れでいることが今は随分辛くも想える。時を埋めるように過ごす間に、滑らかな頬へゼオルは掌で触れた。
「往くときは、わたくしもお連れくださいませ」
 コトは桜色の唇から白い息と共に甘やかな言葉を紡ぎ、冷えた彼の手を温めるように指先を重ねる。幾ら祈り馳せれども、ただ待つ日は辛いばかり。淡い薔薇色で包んだ身を、そっと彼のもとへ寄せた。光が燈された後には、いつもの時間を得て、緩やかな語らいを持とう。

●告天の氷塔
 足音を殺して駆け上った先で見たのは、暗闇の中にも静謐な輝きを宿した氷の城。
 未だ誰の姿もない塔の空気は痛いほどに澄み切って、何処までも続くかに思える重厚な沈黙を守り続けていた。ミルッヒの背筋をぞくぞくとした昂揚が這い登ったのは、奏でた「合図」の後に広がる絢爛を贅沢と知っているから。人々が集えば時を合わせて響かせようと胸をときめかせる間にも、静かな気配たちが音調の舞台を目指して登り来る。
 終わりを知らぬ夜の探索は心細さも引き立てるけれど、ふわりと弧を描く冠の先に蒼白い月を見い出せば深くも安堵の息が吐けた。白雪を思わせる柔らかなコートに包まって、栗色に染めた手袋で指先を温めてソウェルは待つ。彷徨えど光すら遠い迷宮の裡は、自らの心の姿にも似て胸を締め付けた。しかし歩きついた果てに時を経れば、やがては昇華の気配すら見られるのだろう。
 夢見の世界で触れた硝子は、月光を透かして切なくも煌いた。
 曖昧な時間をそれぞれに重ねて、集う人々が静かに音を生み出していく。
 心を映して想い想いになぞられる曲は、まるで聖堂に響き渡る鐘の音のようだ。
 音の始まる地で見つけた姿に、サフィアルスは仄かに胸を高鳴らせる。募る想いから久しいと紡げば、自らが望んだものが溢れるようで、真っ直ぐに見詰めるのも難しい。健気な女性も好きですが、と緩やかに前置き彼は微笑む。
「誰も私を誘わなければ、邂逅は今宵も失せたでしょうね」
 流れる雲となだらかな峰々に目を向けるエテルノに、寝覚めの調べは悪くない余興となろうにとイグニースが声を掛けた。彼は笑みを絶やさぬ間に、望まれて奏でるのは冥利にも尽きます、と視線を手元の木管に落とす。
 重ねられた深みを耳に、拭われ始める闇を思えば、沈み込んだ身すら浮かび始めた。
 幾つもの音は荘厳に響いて、凍れる城に天上から染み渡る。
 シュロスを感じながら琴を爪弾き、ラジスラヴァは音色の行く先を探った。甘い恋を歌おうか、それとも女神を讃えるか、姫君の美を謳おうか。そっと伸ばした手の先に白い花を捧げ持ち、綿を抜いて鈴の音を自由に放つ。静寂を破る瞬間は背後から迫るような怖さを覚えるも、暁を呼び起こせば胸の奥で静かな熱を燈り始めた。旋律に添えて鈴を鳴らすのは許された行為なのだと、感謝が祈るようにエッシェの心を満たしてくれる。塔上から光が落ちる様を慈しみながら、生まれたものは何処に届くだろうと果てを見遣った。
 回廊も光に満ちた頃合いだろうと、ティトゥーラは誘いの言葉を口にする。
 勝手な推測かと悩みながら呟けば、彼は笑みを深めて「君も?」とだけ問い掛けた。答えの変わりに悪い女は好ましいのかと言葉を重ねる。誑かしたいというのではないんです、けれど退屈はさせませんからと早口に言い足す彼女にエテルノの笑みを深みを増した。
「君が混乱しているのは、背伸びを望むせいでしょうか」
 そして、期待していますと楽しげに添える。
 光の始まりは息を呑むほどに美しい。
 黄金色に照らされた城を庭園から見上げ、ナナミは指先に触れる冷気すら忘れる。
 遠く響く音楽に合わせて声が洩れるほど、地上に降りた星の瞬きを綺麗だと確かに感じた。眠る人にさえ届くと信じ、自らの進み行く道を意識する。
 凍りついた花々が彩りを取り戻すように見えるのは、心の持ち様から生まれた錯覚か。
 或いは、冷たい華やかさもまた真実なのかも知れない。
「今年も、一緒に踊ってくださいませんか?」
 大切な妹からの誘いに、彼女は微笑んで頷いた。
 姉と慕う彼女から贈られた手袋で、彼女の手を温めるように包み、百合の花が揺れる色違いの襟巻きを靡かせて踊り出す。足取りは軽くも庭園の佇みを守り続け、不意に強く引き寄せて抱擁もした。ユウノは彼女の身体を優しく抱き返し、一緒に居てくれることが何より嬉しいと小さく囁く。気恥ずかしくも思えて目を伏せながら、クーヤは彼女の冷えた手の甲に丁寧な口付けを落とした。

●暁光の氷姫
 回廊に並ぶ蝋燭に火を燈し、人々は一夜の輝きを城に与える。
 光の宮から外へ向かう露台は、煌びやかな姿を熱に馴染ませた。
 月影の先に見えたのは霞むような星明かり。凍てついた水に映るシュロスは幻想の色合いも濃く変わり、人に厳しい冬の白さは碧に輝く湖をより美しく照らし出す。
 このぬくもりがある限り、微かな不安すら退くのだろう。
 風を阻む氷壁も何故か暖かに思えるのは、愛しい人が隣に居るからかとタケマルの心は揺れた。響く旋律と共に感謝の想いが心に満ちて、大好きな彼女を強く抱き締める。珍しい行為にカガリは瞳を見開いて、声を出す代わりに彼の顔を覗き見た。そのまま落とされる口付けから、想いが伝わるようで自然と胸が温かになる。
 迷いながらも辿り着いた城の広間で、エレストは小さな世界が切り替わる瞬間を捉えた。
 壁に掛けられた燭台たちに火を与え、遠い調べが次の曲を紡ぎ出す間にも大きな扉を再び潜る。しかして何処ならば城の姿を見渡せるだろう。外に出れば寓話の挿絵とも思える、光の姿が在るのだろうか。年を重ねるごとに何を失うこともなく、満ちるものが続けば良いと彼女は静かに笑顔を祈る。
「……何だ、それは」
 広間の片隅で壁を背にしていた男は僅かばかり眉を寄せた。
「……勇者の証、かな」
 隠し階段の先に居た巨悪を倒したら貰えたんだ、と曖昧な説明と共に氷の剣を軽く掲げる。
 浪漫を掌中にした感触はあれど、世の中には不思議な出来事が多いものだ。
 シュウは気を取り直すように頬を掻き、いやね、と言葉を選びながらも語り掛ける。今日は随分と穏やかに見えるから、彼は常よりも自らの慎重さを削ぎ落とした。改めて口にする感謝は互いに照れ臭さを呼んだけれど、問題ない、とティアレスは息を吐きながら悪い気はしない風に微笑を洩らす。
 関係が踏み込める線を示すなら、如何な態度も傷は生まずに済むのだろう。
 毛糸の帽子に耳まで隠して、ユーティスは親しい相手に身を寄せた。甘い香りは恋人たちに相応しいと笑えば、苦笑混じりに言い返される。流れるように続く会話の本質は、幾ら揶揄を交えようと揺るぎはしない。大好きだよと微笑む彼に、ナギは互いが心地良く思える言葉で返答する。虚言に塗れた世界でも重ねた時間だけは嘘を吐かない。こんな自分ですら愛が叶えられ、軽口を叩き合える友が居るのなら、何を捨てる必要があると言うのか。
 円舞曲と言うには定まりのない音色を耳に手を取った。
 眩暈にも似たひとときは夢を紡ぐように、程好く滑る靴裏の気が向くままに踊り出す。
 季節は移ろおうとも想いは変わらず胸にあるのだとエニルは笑んだ。蝋の燃え上がる瞬間、感じる温みは安堵染みたものを呼ぶ。貴方の描く像が見たくもあるけれど、とベアトリーチェは微笑んだままに言葉を切った。
 過去を得るがための道は言葉にも出来ぬ代物を生む。
 声を洩らせぬ間に過ぎる時すら胸を満たすも、願うのは怯える工程に似て息が詰まった。
 絨毯に導かれた先の露台は城の高みにて、寒々とした暁の燈る夜を展望させる。漆黒の外套を羽織らせた上からロザリーを抱き寄せ、輝く世界に白の溶け合うほど隔てない静寂を経た。背を撫でながら低く囁けば、細い腕が縋るように絡められる。美しさと対比して満ちる恐怖は刺すように痛くて、傍に在ることが傷を癒すよう標を探した。爪先立って唇を重ねて、想いの深さに涙を零す。同じものを求めているのねと、声を詰まらせて彼女は泣いた。
 腕の中に留めたまま消えぬよう、確かめるようにイドゥナは僅か眼差しを伏せた。
 童話に綴る優雅な城は凍れる棘も融かさずに、夜明けの目映さを臨んで再び深い眠りに落ちる。
 空の雪は眩しいほどに煌いて、音もなく冬の朝にぬくもりを齎した。


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