【ファインディング・ミステリー・ツアー】インセイン! 転がる頭部は狂気のラブリー? そんなパンダとミステリー



<オープニング>


「んふふ、私はフライドであるぞ? はじめての人にこんにちは、旧知の人にもこんにちは?」
 偽フライド出現! 紙製のトサカを頭に乗せ、同じく紙製のクチバシをつけた謎の人物が、ワイングラス片手に持って一同の前に立っている。何者なんだ!?
 ……誰がどう見ても、はじまりは・プルミエール(a90091)だが。
「空中フライドチョップ喰らわせるぞ小娘ーっ!」
 あ、本物が出てきた。そう、フラウウインドの霊査士・フライド(a90396)が「シャー!」と鼻息も荒くカウンター裏から走り出てきたのだ!
「きゃー!」
 とか言ってプルミーは、偽トサカを落としつつ早々に退散してしまう。
 しかしフライドは、そのまま再びカウンター裏に隠れてしまったのである。
「……手間のかかるおじさんですのう♪」
 事情を理解したプルミーが、戻ってきて皆に呼びかける。
「すいませんね〜。やはりあれをやらないと正式には出てこないみたいです。それではご一緒に!」
 せーの!
「フライドさーん!」
 声がハモる。
「んふふ。呼ばれて飛び出て、フライドであるぞ。素敵大陸フラウウインドに諸君を導く霊査士である。初対面の者は以後よしなに。旧知の者は改めてよしなに」
 というわけで、フラウウインドの霊査士・フライドが颯爽と登場した!
「うむうむ諸君、先日は巨大アリ退治、お見事であった。詳細な報告にも感謝する」
「アリアリアリアリ……」
 どういたしまして、というようにプルミーがオリジナルアリ語で返事する。そして今回の依頼だ。
「パンダだ」
「なんと!」
「しかも、頭部だけの」
「なんとーっ!」
 プルミーは、いろいろに大ショックである。
 この恐るべきジャイアントパンダは、本当に頭部しか存在しない。ほとんど球体、それでもちゃんと目鼻があって耳もあり、ごろごろと転がってくるという。ただしその頭部……いや、この場合全身か……はとても大きく、人間一人をはるかに超える直径らしい。
「目の周りは黒く、耳や鼻も黒く、あとは白、まさしくジャイアントなパンダであるな。一見、愛らしいかもしれないが、よく考えてみればパンダは熊の仲間である。近くで見ると目つきは鋭く、牙もまた鋭いぞ。目からほとばしる怒りの視線は、うかつに浴びると意気消沈してしまうかもしれぬ。牙はこちらの防具を無視し、出血の効果を与える確率が高い。恐ろしい敵なのだ」
 冒険者にとって幸いなのは、パンダが単体で出現するということだ。好戦的で怒りっぽい性質なので、群れを成すことができないらしい。
 パンダは、ある一定区域を「テリトリー(なわばり)」と考えており、ここに入ってくるものを凄まじい勢いで排除する。逆に言えば、テリトリーから逃れればそうそうは追ってこないわけだ。しかし今回は調査の必要上、あえてその危険区域に入りパンダを迎え撃ってほしい。
「なに? テリトリーの広さはどれくらいか、とな? ふむう、残念ながらそれは私にもわからん。可能であれば調査してほしいものであるよ。体格が凄すぎるからか、このパンダは雑食で、笹がなければ生きられんということもなさそうだ。つまり、笹がないから安全地帯、というわけではないのだよ。気をつけるがよい」
 うむうむ、と言いながら、フライドはワインを力強くあおるのである。
「それでは諸君、『健康』を祈る!」
 すっく。フライドの前に偽フライドが立ち、宣言した!
「だから小娘っ! それで私の真似をしているつもりかーっ!」
 シャー! 変なチョップの体勢に入りながらフライドは吼えた。
「私はもっと、ハンサムである!」
「……えー」
「その冷めたリアクションをやめいっ!」


マスターからのコメントを見る

参加者
ストライダーの牙狩人・ジースリー(a03415)
平穏と慈愛の導き手・シフォン(a22985)
お手紙配送人・シルキー(a59995)
春陽の・セラ(a60790)
猫の忘れ物・ティセ(a68887)
春夏冬娘・ミヤコ(a70348)
時の流れに任せる流水・レラ(a70801)
射通す白羽・ミスティ(a72785)
春告げの風・リト(a75409)
悠悠閑閑・キズナ(a76546)
NPC:はじまりは・プルミエール(a90091)



<リプレイ>

●ご一行様、新年早々の上陸!
 すっかりおなじみ、愛と勇気のフラウウインド大陸である。
 年も改まり新年一発目のご挨拶! やるとしよう!
 全員、横一列に並び、まばゆい朝日を浴びながら一斉に!
「フライドさ〜ん♪」
 間を開けず、射通す白羽・ミスティ(a72785)が音頭を取った。
「つづけて参りましょう。せーの」
 重なる声は、
「プルミーちゃ〜ん♪」
 はじまりは・プルミエール(a90091)は恥ずかしくて、うひょう、とストライダーの牙狩人・ジースリー(a03415)の影に隠れた。ジースリーはそんな彼女を愛おしむように、頭を撫でてやる。(寡黙な男ジースリーも、宣誓にはタスクリーダーで参加している)
 でも今日はこれで終わりではないのだ。時の流れに任せる流水・レラ(a70801)が声をかける。
「それでは仕上げと参ろうかの」
 さん、はい、と声合わせ、一同は朝日に向かい叫んだ!
「新年明けましておめでとうございます!」
 息もぴったりである。めいめい、互いを祝福するように手を叩くのだった。
「ふむ、こういうのもいいものじゃの」
「これをやってから始めると、うまくいくような気がします」
 レラとミスティは微笑みあった。
「改めてお名前を呼ぶと……なんだか照れちゃいますね」
 春告げの風・リト(a75409)が告げると、プルミーは「嬉し恥ずかしです♪」と頬を染める。
 愛用の双眼鏡を手に、悠悠閑閑・キズナ(a76546)はスルスルと手近な木に登る。
「さてさて、今年も元気に活動できることを祈りつつ、噂のパンダを探すとしようか〜」
 今回はナワバリ調査もするんだよね、とキズナは言って、
「パンダだけに白黒はっきりつけろってことね。あははは」
「お上手ですのー」
 春夏冬娘・ミヤコ(a70348)は鈴が鳴るように笑う。そんな彼女に、
「例のパンダって、どんな感じなのかなぁ?」
 平穏と慈愛の導き手・シフォン(a22985)が問うた。
「それはもう……可愛い動物の代表格『パンダ』なのですから可愛いはずですわ。新春早々、楽しみですの」
「うーん……でも」
 シフォンは、メモ用紙と筆記具を用意しつつ言う。ちなみに彼女の記録、いわば『シフォンレポート』は、これまで出会ってきた動物についてその生態、特徴を詳しく記したものであり、霊査士フライドにも大変好評なのである。
「でも?」
 と小首を傾げるミヤコに、お手紙配送人・シルキー(a59995) が告げる。
「でも生首だけなんだよね……。巨大生首がごろごろと……これを可愛いというのは難しいよ〜」
「そ、そんなはずはありませんわ!」
 自分でも本当は想像つくところだが、ミヤコはふるふると首を振ってそれをふるい落とした。
「きっと可愛い、きっと可愛い……」
 と自己暗示をかけておく。
「そうであってほしいものです……」
 エンジェルの医術士・セラ(a60790)も同様の不安があるようで、うっすら汗をかいていた。
 キズナの報告によれば、それらしい姿は見えないという。ならば探しにいくとしよう。
 出発進行!

●ラブリーポップ狂気
 魅了の歌でシルキーは森の友達に呼びかけている。
「ごろごろ転がる、白黒の頭だけの大きな動物、どこにいるか知らないかな?」
 するとたちまち青い小鳥が、お教えしましょう、と彼女の手の甲に乗った。
「……ふんふん。なるほど、ありがとう〜」
 シルキーの周囲を二、三度めぐり、小鳥は空に戻っていく。
「少し遠いみたい。このまま進めばいいって」
 時間が過ぎ、そろそろ昼というところ、猫のリグレット・ティセ(a68887)は草木に変化を見いだしていた。
「おかしいですよね、これ?」
 猫手棍棒でついついと示す。なぎ倒された跡があったからだ。それでも多くの植物は、たくましく再び立ち上がっている。
「……」
 ただちにジースリーが傍らにしゃがみ、何か調べ始めた。
「何を調べてるんです……おお」
 ジースリーはティセに顔を向け、手にしたものを見せた。
 ――長くて白い毛が数本。黒い毛も混ざっている。
「その付近が『ナワバリ』ですね……巨大生首の……」
 セラも確認し、これから待ち受けるであろうものへの恐れと、不思議なときめきのような感情を覚え、白磁の肌に緊張の色をはしらせた。
「ミスティさん。こちらへ」
 セラは召喚獣グランスティードを寄せ、背にひらりと飛び乗る。
「お願いします」
 手を引いてもらいセラと同じ鞍に上がると、ミスティは皆に呼ばわった。
「どうやらこのあたりが危険区域のようですね。それでは『この子』に先行してもらいましょう」
 ミスティが召喚した『この子』とはクリスタルインセクトだ。インセクトはがさがさと草をかきわけ、ナワバリ内へと侵入する。
 冒険者はあらためて陣形を確認し、少し距離を開けてこれにつづくのである。
 しかしまもなく!
「うわなにこれ、パンダー!?」
 プルミーは仰天して叫び声を上げた。
 狂気、それは突然にやってくる。しかもラブリーでポップな狂気だ!
「危ない!」
 警戒していたリトはすぐに危険を察知し、プルミーの肩を抱いて引き寄せた。
 電光石火! それはパンダ! ビッグフェイスのパンダが参上! 森の顔役は俺だと言わんばかりに、雷のような音で爆走してきたが、一同はこれを回避する。
 クリスタルインセクトの先行方向ではなく、パンダは側面から彼らを狙ったのだ。ミスティはインセクトとの視野共有を解除した。
 パンダは急ブレーキをかけた後、でろりと振り返ってメンバーの顔をにらむ。
「顔だけ……なんですよね。食べた物はどこへ……」
 リトが真顔で考えてしまうのも無理ないところ。『風澄』の鞘を払い、距離を詰めつつ呟いた。
「顔だけ見ると可愛いと言えないこともないですが、全体的に見ると……ちょっと……」
 正真正銘、顔だけのパンダなのである。
 プルミー程度なら軽くひと呑みにできそうなほど大きな口、半月型に怒らせた両眼は充血まっさかり、歯並びだってノコギリのようで、キスしたいなんて気はさらさら起きない。おまけにギャアとかオギャアとか、ろくでもない鳴き声で威嚇している!
「きっと可愛い、きっと可愛……無理です! 暗示失敗ですの〜」
「しっかりせい、傷は浅いぞ(心の)」
 ふらり、ミヤコがよろめくのを、レラが支えてくれるのだった。
 この間に冒険者たちは、手早く戦闘準備を整える。さすがこのチーム、団結力はめざましく、無駄や齟齬なく事を進める。
 そのとき、ジースリーが警告のタスクリーダーを発した。またもパンダが転がってくると!
 まるでボーリングだね、とシフォンが声を上げる。
「そー簡単に、ストライクなんて決めさせないんだもん!」
 シフォンの言う通りだ。さっと左右に分かれたチームは、再度パンダ突撃を回避するのである。

●パンダ、その愛
 パンダは程なく停止し、なぎ倒した草木をひねりつぶすようにしながら振り返る。
 冒険者と、パンダ。両陣、距離をつめ相対した。
 最初にしかけたのは、ティセ、
「今年の干支は熊猫! ……でしたっけ?」
 猫棍棒を放し両手でつかみかかって、
「もふもふかどうか確認してみます!」
 と、巨大パンダ頭をつかんだ! されど!
「あ……う……猫なだけに親近感……いえ、あたしはヒトなのです……けど……」
 なぜかティセはいきなり士気を失い、手を弱々しく下ろしてしまう。見るまい、としていたのに、不覚にも真正面からパンダの視線を浴び、攻撃の意志を奪われてしまったのだ。
 同時にパンダの牙がティセを噛むが、これは、
「いけませーん!」
 と飛び出したプルミーが彼女をかばって、地面に押し倒すことで避けることができた。ただしプルミーの肩口からは、鮮やかな血が四散している。
 一騎の黒駒、火のたてがみなびかせて疾風、ティセとプルミーの前に飛び出してパンダを遮った。
「……!」
 騎手はジースリーである。しかも彼は、その地点よりガトリングアローを放つ。
 怯んだパンダこそ香餌なれ。若鹿のように飛びついて、リトはこれをぐんと持ち上げた。
「少し大人しくしてて下さいっ!」
 命じて叩きつける。パンダの巨体が鞠のように跳ねた。
 追い撃つはシルキーの歌声。
「そんなに怒っちゃだめだよ、パンダさん♪」
 魅了の歌だ。パンダを虜にしたいのだ。
 しかしパンダ、着地すると歯を剥き出し、吼えるのみである。麻痺も魅了もできなかった。
 だが冒険者の勢いは止まらず。
「指一本でも威力は十分……ってね。せぃっ」
 キズナが指天殺で突く。
「その行動……止めて見せます」
 キルドレッドブルー従えて、ミスティが魔氷込みの矢を放つ。これと同時に、
「プルミーさんしっかり、私がついています」
 とセラは、癒しの聖女を召喚しプルミーの流血と傷を癒した。シフォンも毒消しの風を喚び、
「ファイト千発! えいおー〜!!」
 ティセの消沈状態に活を入れてくれる。
「新年早々重傷者、というのは医術士として見たくないものでな」
 レラもヒーリングウェーブを発動している。口元には微笑――笑みが自然と出せるようになってきた彼女なのだった。
 そしてミヤコ、ショックからはもう立ち直ったのだろう。地面をしかと踏みしめ、
「まるで大きな鞠……いえ、お手玉? 相応しい手で遊んで差し上げますわ」
 巨大な手を虚無の世界から導くのだ。ヴォイドスクラッチ! パンダの面の皮を張り飛ばす!
 見事な連携による反撃で、一行は乱れかけた陣立ての再建に成功する。これがチームプレイというものだ。こうでなくては!
 されど戦いは、ここから膠着状態に陥った。その原因の最たるは敵の視線だ。見ぬようにして戦うのは楽ではなかった。
「少々読みが甘くなりますが仕方ない所……」
 ミスティは睫毛を伏せつつ胸の内を明かした。それでも彼女の矢は敵に当たるが、決定的打撃とならないのは否めない。
「あはは、そんなに見つめられたら溶けちゃう……なーんちって」
 キズナは鷹揚に笑っているが、無論考えていないわけではない。何度も傷を受けたが、少しずつ敵の行動を観察できるようになってきている。キズナは言った。
「俺のことが好きなのかな? さっきからパンダ、位置移動しなくなってきた気がするんだよね〜」
「動かない? なんかひっかかります〜」
 ティセはできるだけ敵の攻撃を受けるようにしていた。彼女の身にはプロテクトコアの力が働き、パンダの牙が持つ『防具無視』の力を相殺しているからだ。
「確証はありませんが……試してみる価値があるかもしれません」
 なにか閃いたらしく、リトはプルミーに言う。一度敵の注意を惹きつけてほしい、と。
「おっけーです♪ プーミン、参ります! てやーっ!」
 プルミエールは堂々、敵の視界に飛び込んで雷光の刃を抜いた。
 これにパンダの視線が向いた。プルミーは消沈させられてしまう……が!
 その隙をつきリトが、後衛位置から急迫し、パンダに破鎧掌を見舞ったのである!
「飛んでもらいます!」
 生首パンダが、飛んだ。着地したのはメンバーから離れた位置だ。
 すると生首、居心地が悪そうにぐずぐずと、戸惑うような声でうなり始めたのである。
「そうか……ナワバリ! あの場所はテリトリーの外なんだ! あのパンダ、自分のナワバリから出ると弱っちゃうんだ!」
 シフォンはすぐさまその意味を察し、メモ用紙にペンを走らせる。
 得たりとシルキーが歌う。ウサギハンドの手を振って、ぽんぽんと鞄を叩きつつ楽しく歌う。
「落ち着こうね〜。魅了されたらちょっとは、愛らしい顔を見せてくれる……かなぁ?」
 シルキーの歌は、太陽から降り注ぐ黄金の日差しのように、優しくパンダ首を包み込んだ。
 するとパンダは、とろんとした目をしてコロコロ転がり、くーんと鳴いて愛情を示したのである。
「……可愛らしくなったかも……」
 きゅん、とセラは胸を締め付けられる想いを抱いた。ああ、可愛いさは罪――そういえばプルミーのことも、ずっと十五、六歳だとセラは思っていたのだ。
 怒りの視線を失ったパンダを、もう恐れる理由はない。寡黙な戦士ジースリーは、良く狙ってガトリングアローを立て続けに撃ち込んだ。
 ミヤコが、ふふ、と芝居がかった口調で問う。
「さあ、レラお嬢様、お手玉のご用意はよろしくって?」
「お嬢様!? ……あー、うん、お手玉は良いものじゃのう。いや……こういう場合、『よくってよ』と返事すべき……かの?」
 きちんと応じつつ、照れが抜けきれぬレラなのである。青い髪を揺らしレラも構えを取る。
 二つのヴォイドスクラッチが、パンダお手玉を手にした。
 先行、ミヤコが投じた『お手玉』を。
「邪竜の力……医術士の身じゃが、妙な魅力があるのぅ……」
 と言いながら、レラのヴォイドスクラッチが弾き、地面に叩き落とす!
 うまくこれを地上でキャッチし、ほい、とキズナは撃ち返した。
「上手だよお嬢様たち……じゃあ仕上げとするかな♪ 飛んでけっ」
 技は破鎧掌! パンダヘッドは地に落ちダウンしたのだ。
「はっはっは。我々の猛攻の前に生首パンダは手も足も出ないのであった。……あ、元々ないのか」

●新年早々縁起良く
「あ、さっきの鳥さんだ。おーい♪」
 シルキーが手を振ると、青い小鳥が飛んできて彼女の肩に乗った。踊るように歩み、感謝の意を表してくれる。
 かくて勝利、パンダのナワバリの範囲を、一同は綿密に調査するのである。とりわけジースリーは綿密に調べ上げ、その領域をほぼ特定している。どうやら今日の戦いは、そのナワバリ端付近で戦っていたようである。
 シフォンはパンダの生態調査も行っている。
「う〜ん。パンダの体は、最初からないのではなく、退化して顔面に吸収されてしまったんだね〜」
 毛に覆われているものの、ちゃんとヘソもあったりする。レポートに記しておこう。
「それで、パンダの名前はどうしましょう?」
 ミスティに問われ、レラは思ったことを口にしてみる。
「回っておるし、ロールパンダというのはどうかの?」
 リトも同じ案らしく、ダジャレですけどね、と笑っていた。
「ゴロゴロしてくるから『パンダ五郎』は? まあ、メスでも五郎になっちゃいますが」
 とはティセの意見だ。シルキーは肩に小鳥を乗せたまま述べた。
「両方の意見を混ぜて、『ゴロゴローリングパンダ』はどうかな? 長い?」
 プルミーが問う。
「セラさんはどう思います?」
「では少し短くして『ローリングパンダ』でどうでしょう。新年っぽいかしら?」
「私も同じ案ですわ。『転石、苔を生ぜず』と申します。ローリングといっても石ではなくパンダですが、『活発にしていれば、いつまでも古くならない』という意味がこの言葉にはあることですし、新年の門出にいいのではないでしょうか」
 ミヤコがふわりと笑った。

●結果
 今回の未発見動物:存在は頭部のみ! 巨大パンダヘッド(一頭)
 命名:『ローリングパンダ』

 ――次回はついに最終回、おっ楽しみにー!


マスター:桂木京介 紹介ページ
この作品に投票する(ログインが必要です)
冒険活劇 戦闘 ミステリー 恋愛
ダーク ほのぼの コメディ えっち
わからない
参加者:10人
作成日:2009/01/05
得票数:冒険活劇1  ほのぼの11 
冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
   あなたが購入した「2、3、4人ピンナップ」あるいは「2、3、4バトルピンナップ」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
 マスターより許可を得たピンナップ作品は、このページのトップに展示されます。
   シナリオの参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。
 
春夏冬娘・ミヤコ(a70348)  2009年10月16日 04時  通報
年越しプレイングは良い思い出ですの(笑)