ミュリンの誕生日〜ラベンダー祭



<オープニング>


●ミュリンの誕生日?
「さて。早速だが、君たちにアレのお守りを頼みたい」
 眠そうに欠伸を1つ。 突然そう切り出した斜陽の霊査士・モルテ(a90043)に、冒険者達が目を瞬かせて。
「……アレって、アレのことですか」
「うむ」
 そう言う冒険者達とモルテの目線の先……そこには。
 白銀の霊査士・アズヴァル(a90071)の細い糸のような銀髪を、嬉しそうに三つ編みしている金狐の霊査士・ミュリン(a90025)の姿。
「やっぱりアズヴァルちゃんにはブルーのリボンだよねv」
「……………」
 最早諦めているのか、それとも慣れているのか。全く動じることなくきゅっきゅとリボンを結ばれているアズヴァル。
 今ここに宿望の黒騎士・トール(a90101)が居たら、女をはべらせて良いご身分だな……とか言う嫌味の1つでも飛んで来るのだろうが。
 ここにいる冒険者達からは主に同情の眼差しが向けられている(ぇ)。
「……まあ、普段はああやって私達がお守りをしているんだがね」
 普段からああだと言うことは……モルテの頭にもリボンが結ばれちゃったりしてるんだろうか。
 ちょっと想像して、顔が緩んだ冒険者達にモルテが咳払いをして。
 そして、手にした1枚の羊皮紙を彼等に手渡した。
 そこには『ラベンダー祭』と書かれていて……。

 ラベンダー祭。
 同盟領内にティムと呼ばれる小さな村がある。
 その村には広大なラベンダー畑があり、年に一度、ラベンダー祭と呼ばれる祭を開催している。
 その村には昔、村が流行病に苦しめられた時、ラベンダーの花を手にした女神が現れ、村を救ったという伝説が残っており、今でもラベンダーがとても大切に栽培されているらしい。
 実際、ラベンダーには解熱、鎮痛作用などがあり、薬膳として使われている他、愛らしいその姿は人々の目を楽しませ……この季節にはあちこちから観光客が訪れる場所となっているのだそうだ。

「……このラベンダー祭がどうかしたんですか?」
「うむ。ここにアレを連れて行ってやって欲しい。……すっかり忘れていたんだが、17日がアレの誕生日でね……」
 チラシを覗き込んで首を傾げる冒険者達。
 続いたモルテの言葉に、彼等も納得したように頷く。
 誕生日祝い代わりに、ミュリンに休日を与えてやろうと。そう言うことなのだろう。
「花より団子のクチだから、食べ物を与えていた方が喜ぶかもしれんが……」
 苦笑する彼の言葉。悲しいがそれは多分事実で(ぇ)。
「まあ、お祭と言うことなら、屋台も出てるだろうし……」
 呟く冒険者に、眠そうに目をこすりつつ頷くモルテ。
「このチラシを霊査した限りだから絶対とは言えないが、当日は晴天に恵まれそうだ。どうせ行くならのんびり楽しんで来てくれたまえ」
 欠伸をもう一つ。もう一度寝ようと椅子に腰掛けた彼は、思い出したように冒険者達に向き直った。
「……ああ、そうそう。ラベンダーには『想いに応える』と言う花言葉があるらしい。……ラベンダーを想い人にプレゼントすると、良いことがあるかもしれないね」
 そう付け加えて、少し悪戯っぽく笑う。
 そして。
 ……彼と冒険者達がそんな話をしている間も、ミュリンに髪を弄ばれ続けていたアズヴァルであった(ぇ)。

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参加者
NPC:金狐の霊査士・ミュリン(a90025)



<リプレイ>

●誕生日のお祝いは
 広いティム村中に咲き誇るラベンダー。どこまでも続く一面の美しい淡い紫色。
 それは、まるで夢のような光景で。
「うわぁ……」
「心休まる風景ですね」
 感動の溜息を漏らすリューシャ(a06839)と目を細めるアンリ(a00482)。
 食欲魔神のミュリンも、この景色にはさすがに目を奪われたようで。
「ラベンダーって、いい香りだよね……って、まさかミュリンさんこれも食べるのっ?」
 彼女の目線を食い気によるものと思ったらしいイサヤ(a02691)に、仲間達が笑い声をあげて。
「ミュリンさん、お誕生日おめでとう」
「少しお姉さんになったのですわね」
 そう言って微笑むアニタ(a02614)とナナカ(a00009)。
「初めましてですね」
「依頼等でご一緒した事はないのですけど、お祝いさせて下さいね」
 そしてミスティア(a04143)とファオ(a05259)の暖かい拍手に、少し驚いた顔をしたミュリンだったが、すぐに幸せそうに顔を綻ばせる。
「レジスさんもミュリンさんと同じお誕生日で、イサヤさんもお誕生日近いんですよねぇ。みんな、おめでとうです〜♪」
「僕もちょっとびっくり……」
「わーいv ありがとうだにょ〜」
 続いたエリス(a00091)の言葉。それにレジス(a09204)とイサヤも目を瞬かせつつ微笑んだ。
「これ、プレゼントね」
 シュウ(a00014)から微笑みと共に差し出された『簡単美味しいレシピ全集』。
 それが合図になったか、手渡されるプレゼントの山、山、山。
 白桃と桜桃のゼリーキャンデー、バニラフレーバーの紅茶、可愛く飾り付けされたサクランボのジャム、某有名レストランのデザート食べ放題券、ラベンダーのポプリ、ラベンダー染めのリボン、ブルーサファイアのペンダント、ラベンダーのサシェ、ワイルドストロベリーの鉢植え……。
 その数たるや凄いもので、あっと言う間にミュリンが埋もれてしまう。
 心の篭った数々贈り物の中で、彼女は嬉しそうに笑っていた。
「……プレゼントですけど、わたくしからは食べ物が良いだろうという事になりましたの」
 ナナカが出して来たのは、ラベンダーから取れた蜂蜜やジャムをふんだんに使ったフルコース。
「あら。丁度良かったですわ。私はラベンダーティーを淹れようかと……」
 ティーセットをしっかり準備して来たメルセドア(a02069)も微笑んで。
 それに続けとばかりに、珈琲マーブルシフォン、ラベンダーのシュークリーム、ラベンダーサブレ、レジスの義兄が焼いたと言うクッキーが次々と並べられ。
「私も屋台で色々買って来ましたよ。……さあ、ミュリンさん。どうぞ」
 アンリが優雅に椅子を引き、彼女を誘う。
 彼が急遽設置したテーブルと椅子のお陰で、花畑近くの一角はさながらお茶会のようになっていた。
「折角ですし、皆で戴きましょうかv」
「ええ。沢山ありますしね」
「わーい!」
 手際よく支度しつつ微笑むのメルセドアとナナカの声に、仲間達も一斉に席につき……何だかいつもと変わらない様相ですね。
「エリスからのお祝いは……エリスの『おごり』で……」
 そこまで言って、自分のお財布を覗き込むエリス。何だかでっかい冷や汗が流れたよーな……。
「エリス、無理はするな……」
「だ、大丈夫ですよぅ。ケーキ1つづつくらいなら……」
 心配そうに覗き込んでくるアヤノに、あははは、と笑い返して。
「……ミュリンの遊び代は、俺が全部持つから」
 そんなエリスに助け船を出すようなカズハ(a00073)の言葉。
 それにミュリンは飛び上がって喜び、周囲の者は青ざめる。
 そ、そんな事言っちゃって大丈夫なんですか?
 こいつ、食いまくりますよ?
 既に覚悟完了な様子の彼の勇気を、仲間達は涙しながら称えるのだった(マテ)。

●ラベンダー祭で
「ふむ。ラベンダーには殺菌、鎮静、鎮痛などに効果あり……か」
 呟きつつ、メモに書き取っているティキ(a02763)。
 彼は何だかお祭りを楽しむというより、研究的好奇心を満足させているようで。
「へぇ〜。そんな効果もあるんですね。僕も育ててみようかな〜」
「ああ。どこまで多彩な活用法を考え出されてきたかを見るのも面白いよな」
 レジスの言葉に、ティキが頷き……通じるものがあるのか、花畑を探索しながら2人は植物談義に文字通り花を咲かせていて。
「あははは〜♪」
 その向こうには、花畑を愛鳥と一緒に駆け回るイサヤの姿。
 ニューラ(a00126)も、花畑に埋もれて優しい香りを楽しんでいるらしい。
 ラベンダーの香りは心と身体を癒すそうで。
 彼女の泣きたい程疲れた心も、これで少しは慰められるかもしれない……。

 そして……。
「そうか、6月17日が誕生日なのかー」
 そんな事を呟くアルシェンド(a01411)は、片恋相手の誕生日も知らなかったらしい。
 彼の横にはミュリン、そして本日の金ヅル……もとい。スポンサーであるカズハとエリス。
「ミュリンさん。後でハーブバスに一緒に入りましょうか?」
「あら、素敵ですわ。ご一緒して宜しいかしら」
 そしてその横には、当然のように一緒にラベンダー摘みを楽しんでいるメルセドアとナナカ。
 更にその横にはやっぱり当たり前のようにアーシア(a01410)がいて。不思議に黒く重いオーラを漂わせている割に顔は微笑顔なのがまた怖く。
 はっきり言って前途多難。デートどころの騒ぎじゃない。
「すまない、ミュリン……」
 溜息交じりに言うアルシェンド。
 ……いや、本人全く気にしちゃいないと思うのがまた切ないんですが(ぇ)。

「わー。美味しそう♪ ウォーレン、早く!」
「おいおい、そんなに引っ張るな。屋台は逃げないぞ」
 一緒のお出かけは久しぶりで、嬉しくて仕方ないらしいエレアノーラ。
 ウォーレン自身、そんな事をぼやきつつはしゃいでいる彼女を見て楽しんでいるようで。
「あのお菓子も食べたい」
「お前、甘いものばっかりだな……俺は酒だ。酒」
 ――こんな気さくに話しているように見える2人だが、以前彼女に想いを告げられて断って以来、微妙な空気が流れていて。
 気まずくならぬよう明るく振舞っているエレアノーラを見ていると……彼の心にラベンダーの花言葉が突き刺さる。
「ウォーレン? どうしたの?」
「いや……何でもない。あっちにラベンダーアイスがあったぞ」
 まだ想いに応えてやれなくて、ごめんな……。
 屋台に向かって走ってゆく彼女の背に、そっとそんな事を思うウォーレンだった。

「へぇ……確かに顔はいいな」
 1人でいるシギルを見つけて、ニヤリと笑う女性が1人。
 彼に歩み寄り……目が合って。挨拶代わりにいきなり襟首掴んで唇を寄せる。
「お嬢さん。こう言うのに焦りは禁物だ。それが色恋のルールだろ?」
 それに驚く様子もなく。人差し指だけで唇を押し戻すシギル。
「ふーん。まんざら嘘でもないって事か……」
 そう呟いて。悪びれる訳でもなく身を離す。
 振り返れば、そこは一面の花畑。
「……綺麗だよな。花なんて別に好きじゃないが。死んじまった人に、こんな風景見せたかったな」
「……その人の分まで良く見とくんだな。あの世に行った時の土産話になるだろ」
 彼女に何か問うでもなく、軽口で返して来る彼に微笑んで。
「……ああ。名乗ってなかったな。あたしはリシェールだ。今度は酒場で一緒に飲もうぜ、色男」
 リシェール(a00788)の言葉に、シギルはただ笑って頷いた。

「シギル様。突然ですが、ミュリンさんはどんなお方なのでしょう?」
 談笑中にやって来たアーシアの問いに、首を傾げるシギル。
「兄が、その……ミュリンさんに酷く肩入れしているのです。もしかしたら、シギル様があの方の恋人という事もありえるかと……」
「それは絶対にないな」
 おかしな質問だと思っているのか消え入りそうな彼女の声に、シギルがキッパリと答える。
「アイツは身体はそこそこ育ってるが、精神がガキだからなあ。範囲外だ」
「……そうですか。そうですわよね。私だって、兄様に相応しい方でしたら祝福しますわ。でも何だか、可愛いというか幼いというか……。兄様、そういう趣味が……」
 その返答は妙に納得させるものだったが、彼女の中に新たな疑念を呼んでしまったらしい。
「そうそう。シギル。風の噂で聞いたが……お前、酔ったカルロスに迫られたんだって?」
「……ハ?」
 悩み始めたアーシアを他所に飛んで来たシュウの言葉。
 それに、酒を飲んでいたシギルの手が止まる。
「ま、そういう恋愛もありでしょ」
 腕を震わせて俯くシギルの反応を照れ隠しと判断したのか、爽やかに笑って続けるシュウ。
「照れるなって。二人とも幸せにな」
 ――ぶち。
 何かが弾けるようなイイ音に、カガリ(a01401)が首を傾げて。
「コ……コロス!!」
 ……あ。シギルさん、キレたみたいです(ぇ)。

 さて、突然始まりました! ガチンコバトル in ラベンダー祭!
 矢をつがえようとするシギル選手に気付いて、慌てて押さえ込むカズハ選手!
「あらあら。暴力はいけませんわ〜」
 脱兎の如く逃げ出そうとするシュウ選手にルナ(a03236)選手のブロウとベアナックルが炸裂!
 何故かティキ選手まで一緒に喰らって吹っ飛んだー!
 おーっと! ここで終了のゴング!
 早速ルナ選手にヒーローインタビューをしてみましょう!
「あら。すみません、お酒が美味しかったもので……」
 野郎2人お星様にしておいて、素敵な言い訳ですね!
 実況はわたくし、アニタでお送りしましたー☆(ぇ)

「シギルはん……ホントに苦労してはるなぁ」
「お嬢さんに囲まれてるならともかく……男に絡まれてるのはどーなのよ?」
 その様子にほろりとするカガリに、呆れたようなパオラ(a02342)の呟き。
「嘘だぞ!? 事実無根だからな!」
「はい、分かってますわ」
「甘い物食べて疲れとって、あんま苦労せんとなー」
「……野郎といちゃつくのと素敵な女性達と歩くのと選ばせてあげるわ。どっちがいい?」
 穏やかなルナの微笑み、差し出されるカガリのお菓子、そして茶目気たっぷりに笑うパオラ。
 優しいお嬢さん方の心遣いに、子供のように怒っていた彼にようやく笑みが戻って。
「それにしても……さっき、豆鉄砲食らったみたいな顔してたわよ?」
「シギルさんでもあんな顔なさるんですね……」
 クスクスと笑うパオラとルナ。
「頼むから忘れろ。シュウの話ごと」
「んー。どうしようかしらね?」
 遠い目をするシギルに、ニヤリと笑う女性陣。
 ……思わぬところで、彼に貸しが出来たようだった。

「すまんな、アヤノ。付き合わせて」
 カズハの言葉に、首を振るアヤノの表情がとても柔らかくて。
 彼女の肩にさり気なく回される手。
 顔を朱に染めているが、微笑んだまま特に逃げる様子もない。
「やはりお前と一緒が良くてな……」
「……私もカズハと一緒は嬉しい……かな」
「……ん? 何だって?」
 消え入りそうな声。アヤノの口元に耳を寄せる。
「聞こえてたでしょっ」
「もう一度聞きたい」
「ば、バカっ」
 カズハの手に何やら押し込んで、走り去って行くアヤノ。
 手を開くと、そこにはラベンダーのサシェ。
「ラベンダー……『想いに応える』だったか?」
 これは早いところ、これの真意を問い質す必要がありそうだ。
 カズハは少し笑って、彼女を捕まえるべく走り出した。

 花畑が一望出来る高台で。
「シギルさんは……花は好き?」
「ああ、好きだな。見るのも愛でるのも。今の時期は薄着になっていいな」
 彼の返答に、不思議そうな顔をするアリーシャ(a04067)。
 シギルの言う『花』はアリーシャの言うそれと違うようだが……彼女には分からなかったようで。
 隣で、花畑を見ているシギルの顔をじっと見つめるアリーシャ。
 年上だし、きっと言われ慣れていると思う。
 自分が彼の何になれるかわからないし。
 けれど、好きだとは思う気持ちに嘘はなくて。
 まだ彼の事を良く知らないけど……。
 そこまで考えて、シギルの手をそっと取る。
 彼の手に、そっと指で想いを綴って……。
「……ん? 何かのまじないか?」
「そ、そんなところです」
 書かれた言葉が分からなかったのか、首を傾げるシギルに慌てて俯く彼女。
 まだ面と向かって言う勇気はないけれど。
 いつか……きっと。
 そんなアリーシャの決意を、ラベンダーの優しい香りを乗せた風が包みこんだ。

「ラベンダーの花言葉って、ロマンチックですよねー」
 花畑に囲まれた道を歩きながらご機嫌のリューシャに、ミスティアが頷いて。
「……この香りにのせて、私の想いも届けばいいのですが……やはり、口に出して伝えないと駄目ですかね?」
 そんな事を呟いて、少し寂し気な笑みを浮かべる彼に、元気に笑うリューシャ。
「うーん。この花に願いを込めれば、ミスティアさんの想いにも応えてくれるかも!」
「……ありがとうございます」
 そんな彼女の励ましに、何となく心が慰められたような気がして。
 いつかはこの想いを言葉に出して伝えると……静かに誓うミスティア。
 その横で、私の想いにもいつか、応えてくれるかな……そんな事を考えるリューシャ。
 そんな2人の話を聞きながら花を観賞していたファオが、ふと思った事はある人の事で。
 『思い』や『悔い』がまだあるのならば、きっと眠れぬ夜もあるのだろう。
 彼女自身、そう言う夜があるので……せめてあの人には、安らかな眠りについて欲しい……。
 願う気持ちは、彼女の足を立ち並ぶ屋台へと向けさせた。

 一面広がる薄紫の絨毯。
 結い上げた髪に白いリボン。ラベンダー色のワンピースに身を包んでそこに立つルシール(a00620)は、何だか舞い降りた女神のようで。
 遠慮がちに、半歩後ろを歩くバルト(a01466)はそんな彼女を微笑ましく見つめていて。
「なあに? バルト」
「ん? 何でもない」
 時々振り返るルシールに、ただ微笑みを返す。
 ラベンダーの香りは心を落ち着かせる香りと言うけれど、ルシールのずっと心臓は踊りっぱなしで。
「……何度言っても、構いませんよね。……好きです、バルト」
 ルシールの何度目かの告白。そんな彼女を、バルトはそっと抱き締めて。
 ラベンダーの花言葉のような台詞は貰えないけれど。
 大好きな花の中で、大好きな人といられる。
 そんな幸せをルシールはそっと噛み締めた……。

「ミュリン、プレゼントだ」
 アルシェンドが差し出したのはラベンダーの押し花。
 隙を見て、屋台で見つけて来たもので……花の変わらぬ姿に、篭る想いも変わらないと……そんな願をかけて。
 それを嬉しそうに受け取った彼女を見て、いつか自分の想いにも応えてくれるかなー……なんて。
 1人想像して赤くなるアルシェンドだった。

 初夏の爽やかな陽気の中、こうして『ラベンダー祭』は終わりを告げた。
 お土産を手に、家路につく……前にイサヤが行方不明。大捜索が行われて。
 花畑の中で眠っていた彼を回収した後、いい気持ちで帰還したのだった。


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