すてきなちょうろうこんてすと〜最高のふわもふなぁ〜ん



<オープニング>


●すてきなちょうろうこんてすと
 それは、カレー色のヒトノソリン集落が巨蟹の聖域への帰還を果たして暫く経った時のこと。
 時には居眠りしたり、居眠りしたり、居眠りしたり。
 割といつも通りに過ぎていく中で、巨蟹の聖域を治める巨蟹の長老は言った。
「カレー色の者も戻り、五色が揃った今こそ、新しい長老を決めるに相応しいと思うんじゃなぁ〜ん」
「それはとっても大切な祭りになるなぁ〜ん。色んな者に参加して欲しいなぁ〜ん」
 すると、カレー色代表が。
「ついこの間、交流に来てくれた者に色んなお祭りの話を聞いたなぁ〜ん。特に大運動会の話には、ワイルドファイアに居たのに参加できなかった事を残念がる者が多くてなぁ〜ん……できれば、大運動会の演目でわしらだけでもできそうな物があったら、取り入れて欲しいんじゃが、どうかなぁ〜ん」
 それを聞いて、なるほどと頷き合う長老様達。
「『水着こんてすと』はどうかなぁ〜ん?」
「セイレーンも『こんてすと』で新女王を決めたそうじゃなぁ〜ん」
「では真似をして、装飾品で競うのはどうなぁ〜ん?」
 かくして、次期長老選出の為の『すてきなちょうろうこんてすと』の開催が決定したのであった。

 報せは先ずGパンポルナへ届けられた。
 護衛士団内で意見を出し合った結果、一部を依頼として酒場へ持ち込むことになる。
 沢山の者が参加し一緒にお祭り騒ぎを楽しむことが、ヒトノソリン達の意にも添うからだ。
 そして、当の長老候補達は『長老に相応しい』コンセプトを掲げ『こんてすと』に備えていた。

 緑色の候補は『大自然と調和』。
「ワイルドファイアの住人として、大自然こそ敬うべきじゃと思うなぁ〜ん」

 白色の候補は『癒しと優しさ』。
「『なぁ〜ん』に集約される癒しこそ、忘れてはならん心なぁ〜ん」

 黒色の候補は『強さと逞しさ』。
「長として、強さは外せん要素だと考えとるなぁ〜ん」

 ピンク色の候補は『文化と最先端』。
「文化交流を通じて、ワイルドファイアをリードしていきたいなぁ〜ん」

 カレー色の候補は『刺激的な未来』。
「新鮮な刺激こそ、活力溢れるワイルドファイアをもっと素敵にできるなぁ〜ん」

 これらのコンセプトに相応しい装飾品で身を飾り『こんてすと』本番に望む。
 その装飾品を作るための『材料集め』こそ、『すてきなちょうろうこんてすと』への第一歩なのだ!

「ふわっふわもっふもふで、ふかふかの真っ白な肩掛けを作る毛皮が欲しいのなぁ〜ん」
 白い耳のヒトノソリンの少年は、目をキラキラさせて言った。
 人が癒される時の一つは眠りにある。心地よい眠りは子供たちの健やかな心を育み、大人たちにとっても疲れた体を癒す大切な時間だ。
 そのためには心地よいマクラが必要なのだと。だが『こんてすと』でマクラを出すの問題があるのではないか? という意見が出た。考えた末に、肩掛けならば良いだろう。という結論になったのだ。
 冒険者たちのまとうマントのように体を守る物にもなるし、眠くなったときにはいつでも毛布やマクラとして使える。もちろん、それ以外の使い道もたくさんある。
「身につけている者は心地よくて、見た人もうっとりしてしまうような気持ちのいいのが欲しいなぁ〜ん」
 ふわふわもふもふしたものならば、誰でも見るだけで思わず笑顔を浮かべてしまうような、喜びにも似た感情がこみ上げてくるはずだ。可愛い小動物を見たときのように。
 ささやかでも心に優しさを生み出すものが身近にあるだけで、人の心とは穏やかに優しくなれるのではないだろうか?
「なにか変な目で見てるけど、決してぽかぽか陽気でうっかり居眠りばかりしてほしくなったわけではないのなぁ〜ん!」
 ぷう、と少年は頬を膨らませた。でも機嫌を直して話を続ける。
「とびきり素敵な肩掛けにする為には、西の山に住むあんごらの毛皮がぴったりなぁ〜ん。でもあんごらの巣穴はたくさんの枝道に分かれているから、見つけるのがとても大変なのなぁ〜ん」
 そこまで言うと少年はきっと気を引き締めた。
「巣穴に入って、毛皮をたくさん集めるのを手伝って欲しいのなぁ〜ん。たくさん集めて、その中からとびっきり綺麗な毛皮を選んで肩掛けを作るのなぁ〜ん」
 欲しいという量を表すかのように、少年は両手を大きく広げた。そして目を輝かせ、満面の笑みを浮かべて言った。
「最高のふわもっふなぁ〜ん」


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参加者
眠らぬ車輪・ラードルフ(a10362)
翠麗花・リアンシェ(a22889)
野良ドリアッド・カロア(a27766)
空仰鵬程・ヴィカル(a27792)
砂の孤城の・リオン(a59027)
手当て・ライク(a59554)
樹霊・シフィル(a64372)
七竈・エッシェ(a69115)


<リプレイ>


 白い二本の尻尾が揺れている。
 まるで犬の様に左右に大きく揺れていて、それを見ているだけで楽しみにしているのが分かってしまう。
「ふわふわなぁ〜ん。もふもふなぁ〜ん」
 空仰鵬程・ヴィカル(a27792)とヒトノソリンの少年シロンは、歌の様に口ずさむ。
 その姿を仲間たちは微笑ましく見ていた。
 やがて前方に大きな山が見え始める。
「あそこにあんごらがいるんですね」
 翠祈花・リアンシェ(a22889)が山を見て呟く。
「きれいな毛をい〜〜〜っぱい刈るなぁ〜ん」
 シロンは楽しみなのか非常にテンションが高かった。彼の声に釣られて手当て・ライク(a59554)もはしゃいでいた。
「一緒にがんばりましょうですなぁ〜ん」
「なぁ〜ん、ってライクはヒトノソリンじゃないだろ……」
 眠らぬ車輪・ラードルフ(a10362)がぼそりと突っ込みを入れるが、当の本人は全く気にしていない。「なぁ〜ん、はやっぱり和みますよね」とか言っている。
「しかし本当に刈るつもりなんだな……」
 ラードルフはてっきり、落ちている毛皮を集めるだと思っていたのだ。時折山を訪れる人達もそうしているというから。
 だが彼らは違った。あんごらから直接毛皮を取る気満々だった。それもあってシロンはテンションが高いのだ。おそらく、直接刈るなんて考えてもいなかったのだろう。
「『こんてすと』なのですから、とびきり良い品質の物を集めるのは当然ですわ」
 そういうのは樹霊・シフィル(a64372)だ。彼女も意欲に燃えていた。
「良い素材を集めて、良い肩掛けを作って頂くために私達はいるのですから」
 シフィルの言う事はもっともだった。そのために皆、櫛や熊手を用意してきている。
「とびっきりの毛皮を集めるのなぁ〜ん」
 数回目になる掛け声を上げて、元気にシロンは山に向かって駆け出していった。


 巣穴に入り、いくつかに枝分かれしている道を、二組に分かれて進んだ。
 それぞれの分かれ道にはマーキングをし、迷わないように七竈・エッシェ(a69115)と野良ドリアッド・カロア(a27766)でマッピングをしていく。
「土がけっこう磨り減ってるから、よくあんごらが通る道みたいです」
 しゃがんで地面を調べていたカロアが立ち上がり、服についた土埃を払い落とす。
「だいぶ奥に来たから、一匹位はいてもいいころじゃないかな?」
 砂の孤城の・リオン(a59027)が先頭を歩き出す。しばらく進んだところで、カンテラの灯りにぼうっと白いものが浮かび上がった。
「あれですね」
 カロアがあんごらに近づく。掌より少し長い真っ白い毛皮に覆われたあんごらは、カロア達の姿に気付く。警戒されたり逃げられない様に、リオンは持っていたオカリナで静かな曲を吹き始めた。
 シフィルは魅了の歌を歌い、優しくあんごらに囁く。
「貴方の毛皮を少し分けてくださいます?」
 あんごらは目をぱちくりさせたが、害意がない事を知ると快く了承してくれた。
 オカリナの音色に耳を傾けているあんごらは、とても大人しく、その場に座ったまま四人が近づくのを眺めていた。。
「ありがとう、なるべく早く済ませますね」
 カロアが毛皮を梳くために、櫛の変わりに持ってきたプラチナフォークを取り出す。濃紺のリボンが巻いてあり、可愛らしさをアピールされた両手杖だ。
 三つに分かれた杖の先端が、カンテラの灯りに照らされてキラリと輝く。
 それが鋭く見えたのか、あんごらはびくりと体を震わせると、夢から覚めたように慌てて奥へと逃げていった。
「ちょっと怖かったのかもしれないなぁ〜ん」
 ヴィカルが残念そうに呟く。リオンもそっとため息を洩らした。
「たまたま臆病な子だったのかもしれないよね」
 
「可愛い♪」
 リアンシェは目の前にちょこん、と座るアンゴラを見つめた。
 ピンと立った耳は毛がふわふわで、大きな体もふわっとした毛で包まれている。丸い赤い瞳は、好奇心いっぱいで五人を見つめている。
「餌をあげたら食べるかなぁ〜ん?」
 シロンは持ってきた荷物の中から、大きな人参を取り出した。リアンシェも荷物から青々としたレタスを差し出す。
 あんごらは人参をパクッと食べ、今度はレタスを上機嫌でに食べてた。
「可愛い〜〜♪」
 シロンとリアンシェが歓喜の声を上げる。
「これはどうかな?」
 ライクがそう言って取り出したのはチョコレートだった。甘さが控えめなので、あんごらも食べれるのではないかと思って持ってきたのだ。
 見慣れないものにあんごらは警戒していたが、先ほど美味しい食べ物を貰ったとあって、しばらく臭いを嗅いだあと、チョコレートをパクリとクチに入れた。
 あんごらの目がパチリと驚いたように開く。だが、次の瞬間にはとろっと目じりを下げて、くぅ〜と喉を鳴らした。
 甘さにうっとりとして嬉しそうだ。
「か〜わ〜い〜い〜〜〜♪」
 思わず全員の口から歓喜の声が漏れる。きゅ〜ん。と自分達の心が高鳴っているのがわかる。
 歌で魅了するどころか、自分達があんごらの可愛さに魅了されていた。
「草食系だと思っていたから、チョコは口に合わないかもしれないって思ってたけど、気に入ったみたい」
 ほっとライクは胸をなでおろした。
「それもいいが、そろそろ交渉してみないか?」
 エッシェの言葉に、本来の目的を思い出した四人は、魅了の歌を使ってあんごらと交渉を開始する。
『美味しいものくれる〜?』
 それがあんごらの返事だった。
「くいしんぼうさんなんだね」
 ライクがおかしそうに笑う。
「お礼はもちろんするよ」
 エッシェの言葉に、あんごらは嬉しそうに頷いた。


 カロアたちは気を取り直して、新たなあんごらを探していた。
 道や巣穴の壁に付いている毛皮の状態を調べながら、進んでいく。そして通路を曲がった先にいたのは、四人が予想をしていない姿の生き物だった。
 細くて真っ白なふわふわの、毛の滝があった。
 先ほど見たあんごらよりもずっと毛が長く、体の形がまったく分からない。丸いふわふわの物体に見える。
「ふわっふわのもっこもこ……」
 思わず絶句して立ちすくんでしまった四人に気付いたのか、その巨大なあんごらが向きを変えた。
 ふわふわもこもこ、付け足してふわさらな毛並みの奥にあんごらの鼻と口があった。目は長い毛に覆われて見えない。その口が斜めを向く。頭を傾げたらしい。そして、くぅ。と鳴いた。まるで誰? と尋ねているように。
 その場にいた四人は、全身に稲妻が走ったのを感じた。気のせいだったとしても、確かに体の内を何かが走り抜けていった。
「なんてことでしょう………」
 シフィルの体がぐらりと傾ぐ。
「可愛いすぎますわ……」
 あまりの可愛らしさに悶絶してしまう。
「この子を見て、心ときめかない女の子がいるはずありませんわ〜!!」
 おそらく男でもときめいてしまうだろう。四人の中、唯一の男の子のリオンも、目をキラキラさせてあんごらに見とれている。
 カロアも陶酔した顔で「ふわもふ、ふわふわ」としきりに口ずさんでいる。誰でもふわふふわもこもこしたものは好きだ。女の子なら尚更だろう。
 だが可愛らしさに心ときめかせるのも良いが、肝心の毛の収集がまだだ。
「絶対にこの子の毛皮を貰うなぁ〜ん」
 決意を胸にヴィカルがあんごらに語りかける。でも帰ってきたのは断りの返事だった。
 だからといって二度も失敗するわけにはいかなかった。ふわふわに魅了された乙女達は熱心に口説き始めた。
「まるで空を舞う鳥のような素晴らしい毛並みではございませんか。わたくし、その素敵な毛並みに一目惚れしましたのよ」
 目に涙を溜めて、シフィルは感極まった思いを切々とあんごらに訴える。
「せめて、毛皮のお手入れしてみませんか? こんなに綺麗なんですから、きちんとブラッシングしたほうが長持ちしますよ」
「ブラッシングすると、もっと綺麗になれるし、痒いとこなんかもなくなってすっきりするなぁ〜ん」
 刈る。という事よりも、お手入れ。という事をアピールしてカロアとヴィカルは説き伏せていく。
 始めは乗り気ではなかったあんごらは、徐々に3人の説得によって心を開いてきた。
「このすいか、とっても美味しいですよ。これを食べている間に終わりますからね〜」
 あんごらはカロアが切り分けたすいかに噛り付く。味に満足したのか、嬉しそうに目を細めて喉を鳴らした。
「可愛い〜〜〜〜〜♪」
 上がる乙女の歓声。そして、きゃいきゃいとはしゃぐ乙女達を見守る少年が一人。
「うう……、こういうときの女の人たちって、なんか怖い……」
 リオンは可愛いものを目の前にした乙女達のハイテンションに、一人取り残されてしまっていた。

 巣穴の一角を淡い光が照らしている。
 ライクの作ったホーリーライトだ。あんごらが眩しくないように明るさが調整してあった。
 その光の下で、リアンシェは細い眉をしかめた。
「何度してもこの箒では、毛皮が絡まってしまいますわ」 
 それは巣穴に入る前に、木の枝で作った即席の箒だった。
 長さは均等に切りそろえていたのだが、枝だと表面がでこぼこしているので、梳くにはあまり向かないようだった。逆に痛めてしまう可能性もある。
「なら毛が所を解いてもらえる? 櫛を通したりしていないから、場所によっては随分と絡まってて解くの大変なんだ」
 エッシェの言葉にリアンシェはあんごらの体を見回す。よく見るとあちこちで毛皮が絡まっていた。
「分かりましたわ。梳かしながら解いていくと時間がかかりますものね」
 リアンシェは毛皮が絡まった所を見つけては解いていく。その作業にはシロンも加わった。
 ラードルフはせっせとあんごらの毛皮を持ってきた熊手で梳いていく。
 お腹を地面につけて寝そべったあらごらの背中に乗り、熊手を首筋からお尻の方へと滑らせる。それを何度も繰り返す事で、纏まりなく飛び跳ねていたあんごらの毛並みが綺麗に整っていった。
「ここの絡まったのはとれたなぁ〜ん」
 シロンが手を振って場所を教える。
「ありがとう。他にも絡まってる所があったらよろしく頼むよ」
「任せてなぁ〜ん」
 元気よく返事をしてシロンは、今度は別の場所の毛並みを調べ始めた。そしてラードルフは解けたばかりの毛皮を熊手で梳いていく。それを何度も繰り返す事で、手入れの行き届いていなかったあんごらの毛並みは、どんどん綺麗になっていった。
「よし。ここの長い所は切りそろえたぞ」
 エッシェが刈り取った毛皮を、用意していた袋へと詰め込んだ。
 毛皮を梳かしていくことで、微妙に長さがちぐはぐになっているところが見つかり、その場所をおかしくないようにハサミで切りそろえたのだ。
「だいぶ綺麗になったな」
 エッシェは大きなあんごらの体を見上げた。
 所々長くてぴょんと飛び出たところは無くなってしまったが、最初に見た時よりも毛皮は綺麗になり、艶艶としていた。
「ふわふわ感が増したような気がする」
 そういってエッシェはあんごらに抱きつき、きゅっと抱きしめた。
 天気の良い日に干した暖かい羽毛布団のように、ふかふふかしている。
「気持ちいい〜〜」
 うっとりしたエッシェの声に、あんごらは楽しそうに声を上げた。
「ずるいなぁ〜ん。僕もするなぁ〜ん」
 シロンもあんごらに抱きつく。
「おいおい。そういうのは終わってからにしてくれ」
 ラードルフが注意するが、あんごら自身は楽しそうで、手でシロンを突付いて遊んでいた。
「楽しんでいるようですから、良いのではありません?」
 シロン達を見守るリアンシェの言葉にラードルフは苦笑した。
「それもそうだな」
 今度はあんごらは側にいたライクをつつく。ライクが顔を上げると、あんごらは期待に満ちた目でライクを見つめていた。
「もう食べちゃったの? ちょっと待ってね」
 ライクは離れたところにおいてあった荷物から新しいチョコケーとを取り出すと、あんごらに差し出した。
 あんごらは嬉しそうにチョコレートを頬張る。
「お礼も兼ねているんだけど、餌付けしちゃったみたい……?」
 何はともあれ、五人の作業は順調に進んだ。


「ふかふかがいっぱい取れたなぁ〜ん」
 目の前に集まった袋を見て、シロンは歓喜の声を上げる。
 毛皮刈りが終わり、巣穴の前に集まった一行は、お互いが持っている袋の中身を見せ合っていた。
「思ったよりたくさん取れたね」
 リオンが袋の中身を取り出す。
「ここからが、もう一仕事!」
 ラードルフが言って今度は皆で集めた毛皮を選別していく。長老候補の肩掛けを作るのにふさわしい、綺麗な毛皮を選ぶのだ。
 二組に分かれて毛皮を取ってきた為、かなりの量があったが、めげずに頑張る。きっと皆、自分の為のふわふわも欲しかったから大量なんだろう。と思いつつも、それは口には出さずに九人は黙々と作業を進めていく。
 太陽が大きく西に傾いた頃になって、ようやく選別は終わった。
「後はこれを集落に運んで終わりです」
 ノソリンに変身したヴィカルの体に、ライクは毛皮の入った袋を括り付ける。そして皆も一袋ずつ持っていた。余った毛皮を分けたのだ。
 シロンは途中で疲れて眠ってしまい、エッシェに抱かれて彼女のグランスティードに乗っていた。
「どんな肩掛けが出来るか楽しみだね」
 先頭を歩くリオンが皆を振り返える。隣を歩くラードルフが頷き、口を開く。
「肩掛けはもちろんですが『こんてすと』も楽しみですね」
 より良い毛皮は集まった。きっと集落の人たちが、とびきり素敵な肩掛けを作ってくれることだろう。
 そう信じて一行は集落の門をくぐるのだった。


マスター:暁なお 紹介ページ
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参加者:8人
作成日:2009/02/14
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