お菓子の世界で甘い夢〜ようこそ、プルミエールの誕生パーティへ!



   


<オープニング>


 彼女にしては珍しく、はじまりは・プルミエール(a90091)はこのところ多忙である。
「もふー」
 冒険者の酒場の椅子に腰かけ、ぐったー、と伸びている。多少ハードな毎日のようだ。
「お疲れですね……あの、かしわ餅食べます?」
 セイレーンの重騎士・ユウキ(a90384)が声をかけてくれる。手にした皿には山盛りの、みずみずしいかしわ餅、葉っぱの緑が鮮やかだ。
「うぃ、いただきます」
「それではこの桃色のをどうぞ、そして……お誕生日おめでとうございます。プルミエールさん」
 これはプレゼントですよ、とユウキは皿をテーブルに置く。
「えっ!」
 プルミーは、ひょいと顔を上げた。
「あの……」
 ユウキは戸惑った。プルミエールがその大きな瞳を、いっぱいに潤ませていたからだ。
「ユウキちゃん……」
「な、なんでしょう……」
「女の子が怖い、とかいって私からも逃げ回っていたユウキちゃんが、こんな女心をキャッチする行動をとるようになってくれるなんて……プルミおねーさんは嬉しいですよ☆」
「……そんなつもりでは……でも、喜んでもらえて嬉しいです」
「疲れいてちょっぴり孤独で、心のスキマが空いているこのタイミングにアタック……いま私を口説いたら、コロリとなびいちゃうかもですよ☆」
「それはないです」
「即否定するなー!」
「ひゃああ!」
 ユウキの首にヘッドロックして、ぐいぐい揺らしていたプルミーは、ハタと手を止めた。 
「何やってるんだ、そこ」
 葵桂の霊査士・アイ(a90289)だった。
「女心の機微を教えておるのです♪」
「そんな風には全然見えんが」
「き、きびー」
 やわらかなプルミーの二の腕と腋に顔をはさまれ、ユウキは顔を真っ赤にしている。息苦しいのではなく、別の意味で苦しいのだ。
 アイは持参の花束を手渡す。春の花をまとめものだった。
「それはそうとして、おめでとう」
「わあ綺麗、ありがとうございまーす」
「今年で十六歳だったかな」
「いいえ、二十三歳ですよーん♪」
「……だよなあ」
 しげしげと顔を近づけてアイは不思議そうな顔をした。
「知り合ってからもう四年目になるのかな……なのにプルミーはあまり、変わってないなあ」
「まるで成長してない……」
「自分でいうな。まあ、それはそれとしてだな。こういうのを企画している」
 と、アイがとりだしたのはスケッチブックの一ページ、多少デフォルメされたプルミーが、こちらを向いてニッコリしている姿が描かれている。その下には『バースディ・パーティ』の文字があった。告知ポスターの下絵なのである。
「キャー☆ 毎年すいません」
「今年のメイン演出は何がいいかな、と思って」
「希望はありませんか? 僕も何でも協力しますよ」
「じゃあ、ユウキちゃんが女の子用の体操服とブルマ姿で接待してくれるという演出を!」
「……それ以外でお願いします」
 お菓子がいいです、とプルミーはいう。
「それも、とーっても大きなお菓子の家! 会場の真ん中にドーン! と置いて、中に自由に出入りできるようにするんです」
 無理ですか? と恐る恐る問うものの、やってみよう、とアイは請け負ってくれた。
「作る段階から参加者を募れば、できないことはなさそうだな」
「土台を組んで、上に乗れるようなケーキも作りましょうよ」
 ユウキも乗り気である。お菓子の家にお菓子の木、ケーキのお城に飴細工の動物たち……想像が広がってゆく。
「よし、ではそれでやってみよう」
「やったー! あとユウキちゃんの体操服姿もー!」
「なんでそんなマニアックなチョイスなんですかー!」

 かくなる次第でプルミエールの誕生パーティ、今年はお菓子のワンダーワールドが展開されそうだ。二部構成ということにして、お菓子の家やケーキの城づくり、これを食べるパーティ、その両方を堪能しよう。菓子作りの段階から参加する人は着替えをお忘れなく。
 世界情勢は大変ではあるが、この日だけはそれを忘れよう。
 プルミーは、みんなの参加を待っている。


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参加者
NPC:はじまりは・プルミエール(a90091)



<リプレイ>

 プルミーに右手を振って見せたのは、Tシャツ姿のイクだ。
「お菓子の森を作ってるんだ。待ってて」
 と飴細工の大木を起こそうとしている。
 ツクモもプルミーに挨拶した。
「おめでとうございます。それと神の世界への御使者、名誉な反面、大変な任務と思……」
 という言葉も終わらないうちに、
「……お、重!? ……つ……ツクモーっ!」
「って早速か!」
 ぐらりと大木が、イクにのしかかって倒れそうなのである。三人は一緒になってこれを立てた。
「こんな幕開けってのもいいんじゃない?」
 イクは笑う。プルミーも満面の笑みで応じる。
「はいっ♪ 今日は一日、よろしくお願いしま〜す☆」
 なんと二十三歳(!)、プルミーの誕生会が幕を開ける。

●お菓子作りもグレイトに
「流石に重かったですわね」
 ユリーシャは平らな大理石を見下ろす。これは彼女の「まな板」なのである。横には巨大鍋。
「飴生地が欲しい方はいらっしゃいまし。ここで大量に作りますわ」
 かくて作られし飴細工、これを主材料としてお菓子の世界が建造されてゆく。とりわけ会場中央の家は立派で、本当に人が入れるサイズだ。何人も参加し、手分けして制作している。
(「こうやってプルミエールの誕生日をお祝いするの、何回目かな……」)
 ふと思いつつ、マサトは柱の仕上げ中、これはパン生地でできているのだ。
 壁には補強のため大きなウェハースを貼る、これは、エプロン姿のビューネが手がけていた。
「完成が楽しみですよね」
 眼鏡についたクリームを拭い、ビューネは上を見上げた。そこには、
「屋根は板チョコなのです〜♪」
 脚立に登り作業しているクゥがいた。チョコ屋根を葺いてゆく。まろやかな茶色が目に優しい。
「中はどうですか〜?」
「がんばってまーす」
 屋根の隙間を見上げ、プルミーがクゥに手を振り替えした。
 こちらを内装にどうぞ、とミヤコが手渡したものを見て、
「きれいです、すごいです☆」
 とプルミーは目を丸くする。
「そろそろ暑くなってきたので、涼しげな金魚鉢を用意してみましたの」
 本当の金魚鉢ではなく、それを模したお菓子なのである。赤い金魚にはこなしを使い、水草は落雁、底石も鉢そのものもすべて食べられる。
「見事なものじゃの」
 というのはレラ、フラウウインドでの旧交をミヤコたちと温めつつ、お菓子の家の庭を手がける。チョコレートを花型に焼いたものを植えているのだが、なかなか巧くいかない。
「難しいのぅ……ジースリー殿はどうしてそう上手なのか」
 これを手伝うのはやはり、フラウウインド仲間のジースリーだ。彼は不思議な仕草で『こういう作業は慣れているから』と応えた。
 会場奥にはお菓子のお城だ。もこもこしていて美味しそう。クッキータイルの外壁、土台も堅焼きしたクッキーだ。ルーシェンが内側の壁にスポンジケーキを埋めていた。
 外側の城壁はチョコレート、アールコートが作業している。
「なんだか城壁らしく見えてきましたね♪ レティリウスさんはどうですか〜?」
「順調だ。終わったらアールコート殿を手伝おう」
 レティリウスは、お菓子のベッド(なんと実物大)を城の中央に設置していた。。枠は飴で作り、そこにグミキャンディを敷き詰める。
「これだけグミを振りまくと壮観だな」
「大量のマシュマロがシーツなんだね〜♪」
 エルは目を丸くしつつ、自身も忙しく飴細工をこねている。
「そういうエル殿の作っているのは?」
「実はこれ……」
「……ほぅ、それは楽しみだな」
 二人は顔を見合わせて微笑した。

 結局、普段の格好で来たユウキである。ケーキ焼きを手伝っていたら――ばしゃ。頭から炭酸水を浴びていた。
「ごめんなさい……ベトベトだね。着替えないとダメだね」
 これをかけてしまったのは、エプロン姿のトミィ、用意周到、ブルマと体操服を手渡さんとするも、悪い予感がしたのかユウキは後じさった。
 しかし、
「ちょうどよかった……はい、ご用意しておきました」
 謎めいた笑みをにこりと見せて、リナリーが手渡したのである。
 白い体操服と小豆色のブルマのセットを。
「是非」
 リナリーの瞳が、きらりと光った。

「皆さんのように大きくないし上手なデキとはいえませんけれど……」
 リトルは自信なさげにクッキーを焼いている。形はちょっといびつだが、杏を入れたものやチョコ味もあって豪勢である。
「おいしいですよ♪」
「あ、プルミーさん」
 ポリポリ、味見と称しながら三つも四つも食べつつ、プルミーは嬉しそうだ。
「ユイナさんもどうですか〜?」
 二人に声かけられ、ユイナは気づいてやってきた。彼女は城の外装と、その周囲に植える抹茶綿菓子の木を一心不乱に作っていたのだ。
「お久しぶりです。お二人とも」
 かくてルーエの英雄たちが、三人も顔を合わせるのは久々のこと、しばし談笑する。

「一刀入魂……ちーん」
 イッキュウは巨大キャンディを彫刻している。
「本格的ですね。神像でも彫るので?」
 ナハトが声をかけると、
「ある意味それに近うございますな」
「その部分、下着に見えるんですが」
「否とよ、アンダースコートであります」
 彫っているものが何か判った。それを聞いてリルはユウキに言う。
「お坊さんもああいっているのなぁ〜ん。『パンツじゃないから恥ずかしくないもん!』と。それも似たようなもんだから恥ずかしくないなぁ〜ん♪」
 どこか妙なリルの言説だがユウキは信じて物陰から出てくる。例の体操服&ブルマ姿で。
「あら、可愛らしい服ね。このままゴチになっちゃおうかしらん?」
 シオンは素早くこれを見つけ、ウインクしてくれるのである。少年はたちまち紅くなる。
「ふっふっふ、いいもの見ちゃいましたの〜」
 ずんずんアラタのフウが来て、なにやらメモ帳に書き込んでいる。
「ユウキくんは女の子の体操服やブルマが好きなんですね! さっそく報告しないと」
「そ、そういうわけでは!」
「団長に報告だ〜っ」
 フウはそのまま疾風の如く逃げる。追うユウキは、ほんわりしたものに行く手を防がれた。
「あらユウキくん。ある意味私より似合うかも。可愛い〜」
 思わず抱きしめる格好となる。それはミネルバ、彼女も体操服である。ただし、丈が短すぎてなにかはみ出しかけているが! ユウキは「何に」ぶつかったか理解した。
「ご、ごめんなさ〜い!」
 そのまま凄い勢いで回れ右だ。
「ユウキさんが体操服を着るのはチョコで汚れても大丈夫だからですね……エロい感じに」
 最後のフレーズは小声で告げて、フラレはユウキを招いた。
「私と並べばごく自然ですよ。体育の授業みたいで」
 フラレは運動ジャージなのである。お菓子の家用窓ガラス(飴細工)を作成中。
「それでは、座っても大丈夫なくらい堅いビスケットの椅子を作りましょう」
 体育の授業の格好で二人、不思議なお菓子の制作に入るのだ。

「頑張って美人に作らないと!」
 マナヤはこの会場で最大の建築物……砂糖菓子の巨大プルミー像を彫っている。
「……あ!」
 だが気合いが入りすぎてポロリと、胸の部分がそげ落ちてしまった。
 それを見上げていたルビナスが、ふとつぶやく。
「う〜ん、それくらい削れたほうが実物に近いかも……いえ、何でもないです」

「プルミーお誕生日おめでとう。カノンもご挨拶して」
「カノンさん……? あっ」
 プルミーは、アルトが赤ちゃんをおぶっているのに気づいた。
「可愛い、赤ちゃん大好き♪」
「手をにぎにぎすると喜ぶので、試してみてね」
「抱かせて下さいネ。うわーい、私も赤ちゃんが欲しいです♪」
 といってふと振り向いたプルミーと、ルーシェンの目が合ってしまった。
(「……深い意味のある発言じゃないですよね?」)
 ルーシェンは、少し焦ってしまった。

 お菓子の家のそばにプール? いや、それはプリンの容器だ。
「生地をかき混ぜるときはゆっくり、それがコツだ」
 料理上手のアストは、アイに説明しながら作っていた。
「よくわからんなあ」
 と言って、照れくさそうにアイは付け加える。
「……だからその……、手を取って教えてくれると、嬉しい」

 城の内壁に使うスポンジケーキが足りないという。リリムは至急これを焼いていた。
「げ、下僕さんも、手伝って下さい」
 あくせく働くリリムはふと、しょんぼりしている人影に気づく。
「ェ、エルスさん、ど、どうしました……?」
「!?」
 慌ててエルスは、眺めていた設計図を懐に隠す。
「ヘタレな自分にヘコんで……いや、なんでもない。ははは」
 彼が隠したのは、等身大プルミー菓子の設計書だった。やりだすと、途中で別の世界に旅立ってしまいそうなのでやめたのである。

 アークがユウキを呼び止めた。
「そのまま動かずに……よし、もういいぞ」
「どうしました?」
「これの仕上げをしていたのでな、実物と比べておきたかった」
 アークは微笑した。彼はマジパンで、ユウキの等身大人形を作っていたのだ。
「すごいです!」
 そのときふと、ユウキは聞き覚えある声を耳にしていた。
「ユウキ……?」
「フェイトさん来てたんですか……あぅぅ……!」
 自分の格好を思いだしたらしい。穴があったら入りたい、といった様相で縮こまる。
「大丈夫ですよ。ユウキ、気にしないで」
 むしろ、ちょっと見たかったくらいです、というのは黙っておく。
「そろそろ開幕ですね。一緒に行きません?」
 メイド姿の彼女は、ブルマ姿の彼の手を取った。

●お菓子の国でパーティを
 ギターをつま弾く。
「皆、準備はよろしいか?」
 ネーヴェだ。黒をベースとしたドレス着て、氷の彫像の前に立っている。彫像は、プルミエールを彫ったものだった。
「それでは、プルミエールの十七歳の誕生日を祝して……冗談だ。二十三歳を祝して!」
 乾杯! 数多くのグラスが合わされ、どっと歓声が場を満たした。
 会場は、めくるめくお菓子の世界だ。お菓子の家があり城があり森もあり、プルミーをかたどったお菓子もあちこちにある。
 ハープを奏でつつ、アウィスがプルミーに挨拶した。
「おめでとうございます。同盟も大変な一年になりますが、変わらず笑顔を振りまいて下さい」
「はい、神の国への旅もよろしくお願いします」
 ぺこりと頭下げるプルミーは年相応にしおらしいが、
「もひょー、このケーキおいしーです」
 クリームを口の周りにつけてニコニコしていると、やはり十代に思えたりもする。
「私が作ったんですよ。奥さんの見様見真似でしたが、喜んでもらえて嬉しいです」
 そこへ、
「ビーチバレイの死合いでは世話になり申した」
 ジャムルがやってくる。
「ヴォルガノン洞窟の『炎の虎』を模したケーキなど如何かな」
 運んできたのは本当に、虎ほどもある大きなケーキだ。ご覧あれ、とジャムルはケーキに、さらさらのイチゴペーストをまぶす。
「これぞヴォルガノン洞窟ケーキ! 古代ヒト族のエネルギーを存分に吸収し給え!」
 勇ましくて格好良くて美味しそう!

「ケーキのお城でケーキを食べる。まるでお菓子の国の住人ね♪」
 というルビナスと、プルミーは並んでお城を探索する。
「ベッドのケーキもありますね♪ あ、ドラゴンのケーキ??」
「ボクが作ったんだよ。お城を壊しに来たドラゴン、食べて退治しちゃおう♪」
 一抱えもあるドラゴンを運びつつエルが笑っていた。
 ユリーシャが包みを手渡してくれる。
「今年のプレゼントは、いつぞやと同じくスパッツを贈らせて頂きます」
「はいな♪ では……」
「こ、この場で履いてはなりませんわ!」
 ユリーシャは眼を細めた。彼女、ちっとも変わっていない。でもそこがいいと思う。
 宴は和気あいあいと進んでいた。懐かしい顔ぶれ、初めて会う人、プルミーは誰と話すときも笑顔を絶やさない。
 ディランも初対面の一人だ。
「良く言うだろ? 『武器は戦士の魂』ッてさ。……オレの自作だ」
 と渡してくれたのは、ディラン作のプルミーの武器(型の菓子)なのだった。
「では私も、これを」
 プルミーはチョコの短剣を差し出した。魂の交換となったわけだ。
 アリエノールはスコーンを入れた袋を渡して、
「神の世界に行かれるとのこと……頑張ってくださいね。ご無事でお戻りください」
「はい、必ず」
 プルミーは凛とした表情を見せた。はしゃいでいても、使命の重さを自覚しているのだろう。
「クーカさんとモイモイさんがお待ちですよ。さあ、こちらへ」
 アリエノールはプルミーを、お菓子の城へ連れて行く。
「クーカ・クア・レルカは悪の妖術師である。以下略。なのです」
「自分で言ったらダメなぁ〜ん。あ、プルミーさん!」
 クーカとモイモイは、お菓子で舞台を作り上げていた。二人は姿を消し、代わりに人形がひょこっと出てくる。彼らのプレゼントは人形劇なのだ。
「私は悪の人形、サイモンくんなのだ〜。菓子で虫歯や肥満を増殖し、冒険者を無力化するのだ!」
「そんな悪事は合体変形超合金DXゼルファルドが許さないなぁ〜ん!」
「すまん嘘なのだ」
「なら許すなぁ〜ん」
「でも反応した人は、体重を気にしてると見た!」
「やっぱり許さないなぁ〜ん!」
 とお、とゼルファルドがサイモンを退治してめでたしめでたし(?)。

 お菓子の家を見上げてミレイラル、その見事さにしきりと感心する。
「やればできるものですねぇ……それはそうと、あれは?」
 ミレイラルが視線を向けた方角に、プルミーのキャンディ人形が立てられていた。その傍には、ツノを頭につけたイッキュウが控えている。
「ユウキ殿、では台本通りに」
「はぁ……これ、どんな意味が……」
 応えず、ツノ付小坊主はプルミー像にタックルする!
「ゲェーッ、プルミーさんの体が7つのパーツに……!」
 棒読みでユウキが叫んだ。
「ユウキ殿には腰のパーツを。気になるあの娘にプレゼントして二人で舐め回すと吉ですぞ」
「いえ、右足とかでいいです……」
「その歳にして足フェチとな!? ユウキ、恐ろしい子……!」
「やめなさい!」
 しぱーん! 一瞬だけ眉が太くなったプルミーがイッキュウにツッコむ!
 そのとき、ふと、プルミーは声を聞いた。
「大役、頑張って下さい。貴女なら、貴女だから出来る。一段落したらまた一緒に冒険に行こう」
 プルミーは目を閉じた。誰のメッセージなのかは、判っている。

 マナヤが彫った巨大プルミー像の足元、そっとテルミエールは小さな菓子箱を置いた。
 なんと、箱には今日参加したすべての人をかたどった人形が入っている。ビューネの人形は矢をつがえ、アストとアイの人形は寄り添い、箱の縁には、マサトの人形が腰掛けていた。体操服姿のユウキ人形を、同じ格好のトミィやミネルバの人形が追っている。
「……みんなとの幸せな一年の始まりになりますように」
 プレゼントは、箱の脇に。
「テルミーさーん、どこですか〜?」
 自分を探す「年上の妹」の声が聞こえる。テルミエールは、くすっと笑って、
「いま行きまーす」
 と応えるのだった。


マスター:桂木京介 紹介ページ
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