ミッション・インヴィジブル



<オープニング>


 8月も終わりに近づいた、とある日のこと。
 連日茹だるような暑さに見舞われていた冒険者の酒場に吉報がもたらされた。
 プーカ領内に、未知のドラゴンズゲートが発見されたというのだ。
 どよめき。そしてそれはすぐに歓声へと変わっていく。
 沸き上がる熱い冒険心。
 皆、夏の暑さなど忘れて霊査士の言葉を待っている。
 そして明らかになる驚愕の事実。
「そのドラゴンズゲート『インヴィジブルキャッスル』の一番の特徴は、『見えない』ことだ」

●驚異の透明ドラゴンズゲート
 冒険者達が驚く様を一瞥し、緑柱石の霊査士・モーディ(a90370)は説明を続ける。
 それによれば、床、壁、天井、階段等、全ての構造がプーカ領の峡谷にある『濃密な空気』によって形成されている為、肉眼では一切見ることが出来ないという。
「とはいえ、ある程度近づけば『そこに壁や階段がある』のは分かるようだ。歩いていたら突然壁とごっつんこ、なんてことは無いから安心したまえ。それに、敵や宝箱はちゃんと見える」
 無数の物体があたかも宙に浮かんでいるような、そんな楽しげな光景が脳裏に浮かぶ。
 しかし、どこに何があるか先に分かるというのは、逆に少々厄介かもしれなかった。
 敵が見えたからといって、そこを避けるのが正しい道のりなのかは分からない。
 正面に見える宝箱は、他の階からでないと辿り着けない部屋にあるのかもしれない。
 冒険者の1人が口を開いた。
 敵がドラゴンズゲートの特性に合った能力を獲得している可能性は無いだろうか、と。仮に敵が『見えない壁』を自在に認識出来るとしたら、それを利用して奇襲をかけられる危険もある、と。
 しかし、霊査士は首を横に振る。
「怪物達は、どうやら壁の向こうを見渡せないか、あるいは、壁越しに見えていても完全に無視してくるようだ。高い知性を持っているわけでもないから、壁の位置を記憶しておいて戦闘に利用するということもない」
 更に、強さについては他のドラゴンズゲートと同様、徘徊している敵の多くはさほど強くなく、パワーポイントでの回復を怠らなければ特に問題は無いとのこと。
 最上階に姿が見える10m級のモンスター、いわゆる『ボス』だけはやはり別格だが、それもそこまで飛び抜けた強さではないという。
「こう……、イタチのような姿をしていてな、周りの大気を操る能力を持っている。かまいたちの様な現象を起こしたり、突風を起こして撹乱してきたり、圧縮した空気を操作したり、色々出来るらしいが、あまり詳しいことは分からなかった。まぁ、君達なら普通にやれば勝てるだろう」
 そう言って霊査士が見せてきた羊皮紙には、非常に可愛らしいイタチが「きしゃー」と鳴き声を上げて威嚇する様が描かれていた。
「という事で、行きたい者は――」
「はいはーい♪」
 即座に手を挙げたのは、プーカの忍び・ポルック(a90353)。
「プーカ領で発見されたんだから、やっぱりプーカが一番乗りしなきゃねっ!」
 既に行く気満々で荷物まで用意している。
「……まぁ、よかろう。折角の機会だ、皆も楽しんできたまえ」
 冒険者達を送り出す霊査士。その顔には、自分も行けないのが残念だと書いてあるようだった。


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参加者
久遠槐・レイ(a07605)
月無き夜の白光・スルク(a11408)
かはたれのひかり・オーロラ(a34370)
天魔伏滅・ガイアス(a53625)
灰色の守護騎士・ヴィクス(a58552)
草を撫でる風・スージィ(a63178)
白月・ミネルバ(a73698)
力を求める者・グロウスグロウ(a74145)
南の星・エラセド(a74579)

NPC:トリックオア・ポルック(a90353)



<リプレイ>

●遙かなる旅路
 心地良い風が髪を揺らし、見上げる空には雲一つ無い。
 まるで世界に祝福されているような、この上なくご機嫌な日。
「……ポルック、おひさしぶり……元気、してた……?」
 久遠槐・レイ(a07605)は、ガイド気取りではしゃぎ回るプーカの忍び・ポルック(a90353)にそっと微笑みかけ――、
「え、どこかで会ったっけ?」
 膝から崩れ落ちた。
 抜けるような青空の下、レイの周りにだけどんよりとした空気が流れ始める。
「あはは! ウソウソ、嘘さっ。おねーさんのこと忘れるわけないって!」
 からかわれたと気付いたレイは、笑い転げるポルックに恨めしげな目を向ける。
 彼女はかつてトロウルの脅威からプーカ領を守り、プーカを同盟入りさせた一人だ。ポルックにしてみれば恩人もいい所なのだが、それを微塵も感じさせない振る舞いは、やはりプーカがプーカたる所以なのだろう。
「……ま、何はともあれ、久々の何のしがらみもない冒険……だ、ね。……ん、少し楽しみ、かも」
 レイは立ち上がり、空を見た。降り注ぐ太陽の光に、鼻を擽る草の匂い。
 気分は上々。やっぱり今日はご機嫌な日だ。

「最近は魔石のグリモアだドラゴンロードだと大きな話ばかり相手にしてきたが、足下にある大地にさえまだまだ未踏の地はあるのだな」
 延々と続く草原の先を見つめ、力を求める者・グロウスグロウ(a74145)は感慨深げに呟いた。
「喜ばしいことですわ」
 かはたれのひかり・オーロラ(a34370)は、ころころと笑う。
 冒険の場は今まさに無限の広がりを見せている。それを聞いて高揚する心は、彼女が真に冒険者であることを物語っていた。
「……しかし、2年前に何故そこは狙われなかったんだろうな。透明だから判らなかった、とか?」
 灰色の守護騎士・ヴィクス(a58552)が首を捻っているのは、約100体のドラゴンが各地のドラゴンズゲートを目指した、世に言う『ドラゴン襲撃』事件のことだ。
「うーん、どうだろ? ソルレオン王国でも未発見のドラゴンズゲートが見つかったらしいし、透明だからってより、単に見落としがあったんじゃない?」
 ポルックの意見は単なる思いつきだが、
「まあ、本当のところは奴らしか知らないしな。考えても仕方がない、か」
 ヴィクス自身が言うように、謎のまま残る謎もある。割り切りが必要であった。
「それより、グロウスグロウもヴィクスも大丈夫か?」
 南の星・エラセド(a74579)が心配そうに声をかけると、仲間達の視線が一斉に2人へと集まる。
 実はこの2人、先日行われた戦いで深い傷を負っていた。待ち合わせ場所に包帯まみれの彼らが現れた時はみな驚いたものだったが、生粋の冒険者である彼らは根性で痛みを乗り越え、今もしっかりと自分の足で歩いている。大丈夫だと言う2人の姿に、燃える冒険者魂を見た。
 気がした。

●見えないということ
 最寄りのドラゴンズゲートからの長い長い道中の末、ついに件の峡谷へと辿り着いた冒険者達。
「中々にプーカ領らしいといえば、らしいドラゴンズゲートじゃな。面白い光景で」
 月無き夜の白光・スルク(a11408)が見上げる先にはインヴィジブルキャッスルがそびえ立っているはずであったが、もちろんそれ自体は全く見えない。魔物がうごめく姿や、宝箱らしき物体がそこかしこに『浮いている』のが見えるだけだ。
「あらためて見ると……、足場が見えないというのはやり辛そうですね。重傷の方もいらっしゃいますし、油断は禁物。気合を入れていきましょう」
 槍斧を構え、白月・ミネルバ(a73698)が見えない城へと一歩踏み出す。
「透明な床……。んふふふ〜、ポルック君。スカートはいて来なくてゴッメンね〜♪」
 草を撫でる風・スージィ(a63178)にそう言われ、きょとんとするポルックだったが、彼女の言わんとする事はすぐにピンと来た。
「ちょ、ちょっと、なんでボクに謝るのさっ!」
「んふふ〜♪」
 『見えない』ということは、『見える』というなのだ。『何が』というのは別にして。
「んじゃ一番乗りさせてもらおうかねぇ……」
 おいかけっこを始めたスージィとポルックを尻目に、最初に外壁に触れたのは、天魔伏滅・ガイアス(a53625)であった。
「あっ、待ってよっ!」
 ポルックが一番乗りは自分だと走り出す。
「プーカが一番乗りは賛成だけど、一番乗りは私がしてやるっ!」
 スージィもそれを追う。しかしガイアスが中に入る様子は無い。ぺたぺたと壁に触れたかと思えば、仲間達の方へと振り返る。
「……入り口どこ?」
 つまりそれが、このドラゴンズゲートで最初にクリアすべき関門であった。

 エラセドを筆頭に、外壁に手を当てながら城の周りを辿っていく冒険者達。
 立ち止まったスージィがミストフィールドを展開すると、辺りには瞬く間に霧が広がっていった。
「んー?」
 目を凝らしてみると、本来もっと向こうまで届くはずの霧が壁に遮られているのが見える。壁の位置を特定するのに、『注意深く周囲を確認する』のと同程度には効果があるようだ。
 そうして何度か使っていくと、霧が不自然な形で内部まで届いている箇所が見つかった。
 入り口だ。
「それにしても、まったく見えねえんじゃあお話にならねえしな。まずは目印代わりに、傷でもつけさせてもらうか」
 ガイアスは入り口付近の壁に向かって槍を振るう。
 攻撃が当たった所に触れてみると、たしかに傷がついていた。通常のドラゴンズゲートであればこうはいかないだろうが、しょせんは空気という事だろうか。
「しかし……、全く見えんな」
 当然といえば当然だが、これではあまり目印にはならない。
 と、壁がむにょむにょと動き始め、傷を塞いでしまった。アビリティで攻撃してみるが、先程より多少大きな傷がついただけで、結局すぐに塞がってしまう。
「お手上げだな」
 ガイアスは諦めて奥へと進んだ。
「遮蔽物が無いと落ち着きませんわ……。何だか、こう、常に誰かに見られてるような、そんな気分になってしまいます」
 城に入って以来、ずっとそわそわした様子のオーロラ。
 ふと見上げると、上の階に居る大きな獣と目が合った。
 しかし、獣はこちらを気にする様子も無く、ぷいと顔を背けてどこかに行ってしまう。
 霊査士が言った通り、とにかく戦える場所で出会うまでは放っておいて良さそうだ。

●迷宮攻略法
 重傷者を守るように隊列を組んだ冒険者達は、曲がりくねった通路を抜け、慎重に階段を上がり、城の中を進んでいく。
「ねぇ、さっきからそれ何やってんの?」
 ミネルバ達が左手を壁に添えながら歩くのを見て、ポルックは不思議そうに訊いた。
「迷路になっている所ではこうして一方の壁伝いに進むと良いと言われてるんですよ。造りが簡単ならゴールまでいけますし、最悪でもスタート地点に――」
「ストップじゃ!!」
 スルクが大声を上げ、ミネルバを止める。
 見ると、彼が持っていた棒の先が、床があるべき高さより下でふらふらと揺れていた。
「……落とし穴じゃな」
 穴の底を確かめようと棒でつついてみる。どうやら下の階まで突き抜けているようだ。
「落とし穴有り、と」
 マッピングを任されたヴィクスが早速地図に書き加え、隣では、スージィも独自の地図の作成に着手していた。実用性の高いヴィクスのものと比べるとかなりアバウトだが、見ていて楽しくなるような書き込みが随所に見受けられる。
「おっ、敵だ。レイ、頼む」
 エラセドが前方の敵を指差す。壁の向こうに居るらしくこちらに向かってくる気配は無いが、レイは無言で頷き弓を構えた。
「……撃つ、よ?」
 放ったのはホーミングアロー。敵を自動的に追いかける矢が壁を避けながら飛んでいくなら、その軌道から通路の造りを見極められるかもしれない。それがエラセドの案だった。
 が、矢はそのまままっすぐ飛んで壁に当たり、激突音と共に消滅。ホーミングアローの追尾性も万能ではないようだ。
 ちなみに、壁の向こうで何が起きようと気にしない魔物達も、冒険者達が近づくと決まってスイッチが入ったかのように襲いかかってくる。
 しばらく進むと、10匹ほどの小さな毛玉モンスターが現れた。
「多いですね。ではまず私が……!」
 初撃はミネルバの流水撃。更にグロウスグロウのニードルスピアが続き、からくも生き残った毛玉には、逆棘を生やしたガイアスの槍と、ポルックの飛燕連撃が叩き込まれる。
 出てくる敵があまり強くない為、戦闘は瞬時に終わるものがほとんどだった。傷を受けても、オーロラのヒーリングウェーブと戦闘後の休憩で完治する程度。
 休憩中、一心不乱に何かに励むスルクの手元を覗くと、そこにはここで出会った敵の姿が全てスケッチされていた。感心するポルックに、スルクは手を止めて応じる。
「危険であると同時に新たな発見もある、新しいドラゴンズゲートを訪れる時の醍醐味じゃな」
 その後も慎重な探索は続き、戦闘、休憩、辺りは次第に暗くなっていき、そして、日が落ちた。

 2日目。エラセドやグロウスグロウが持ってきた食糧をありがたく頂戴した冒険者達は、探索を再開する前にいくつかの確認を行うことにした。
 レイは地図をもとに、周辺の壁の配置に変化があるかを見て回る。もし変わっていれば地図も無駄ということになるが、幸い変化は見られなかった。
 ヴィクスが行ったのは、風が吹く方向と城の構造の関係調査。結果はといえば、風の向きは特に決まっていないという事が分かったのみだ。
 探索が再開され、昨日と同様、フロアを一つ一つ虱潰しに回っていく。
 フロアは単純な迷路ばかりではなく、上に行くほど様々な趣向が凝らされていた。
「床がありませんわ……」
 全面吹き抜けに、幾つかの小さな足場が設置してあるだけのフロアもあった。
 左右から吹く風を受けながら、バランスを取って進むオーロラ。次の足場を探す時などは、冒険者達が持参した長い棒がこれまでに無い大活躍を見せていた。
「壁が無いですね」
 大きなホールのようになっているフロアもあった。ミネルバが武器を振り回しても、どこにも当たる気配が無い。一体どういう構造になっているのか、外壁以外は柱の1本すら無かった。どこかに上へ通じる階段があるのだろうが、これでは左手法も通じない。
 そこでエラセドは、土塊の下僕を四方八方に散らばらせ、何かにぶつかったら戻ってくるように指令を出した。
 戻ってきた下僕を向かわせた方へ行ってみると、
「階段だ! 案外近くにあったな」
 しかし、意気揚々と登っていくその動きが途中でぴたりと止まる。
 階段は天井で行き止まりだった。つまり、ダミーだ。
「……イラッと来るぜ」
 数々のひねくれた仕掛けに翻弄されながら、彼らは最上階を目指していく。

●インヴィジブルアタック
「このパワーポイント、本物だろうなぁ?」
 そろりと片足を上げるガイアス。足をつけると、柔らかな光が彼を包み込み、傷を癒し、アビリティを復活させていった。
 すっかり疑心暗鬼になっているのは、ここに来るまでに何かあったせいだろう。
 とはいえ、そんな大変な道のりもようやく終わりの時が近づいていた。全長10メートルのボスイタチモンスターの姿が自分達と同じ高さにある。ここがゴールなのだ。
「は、早く終わらせちゃおぉ……」
 珍しく元気の無いスージィ。どうしたのかと思えば、高さで足がすくんでしまったらしい。
「ほら、シャキッとしてよ。そんなの下を見なきゃいいんだって」
「ポルック君がそう言うってことは、下を見ればいいんだっ! ……ひぃっ」
「何やってんのさ。もうっ、とにかく突撃っ!!」
 ポルックに背中を押されて進むスージィ。仲間達も後に続く。

「きしゃー!!」
 先手をとったのはイタチだった。咆哮から無数の真空の刃を生み出し、飛来する見えない攻撃はエラセドの左肩に大きな裂傷を残していく。
「本当にそう鳴くのか!」
 お返しにと放たれたソニックウェーブ。強烈な衝撃波がイタチの体を強かに打ち、続いてミネルバのサンダークラッシュが駆け巡る。
 のたうち回るイタチに向けて一気に距離を詰めたスルクは、大きな跳躍からスパイラルジェイド。
 万全の状態で放たれた一撃が巨体にめり込んだ。
 反撃を試みんとするイタチ。だがその前に、
「……いくよ、ポルック?」
「まっかせてよ!」
 レイのホーミングアロー、そしてポルックの飛燕連撃が巨体に深々と突き刺さる。
 甲高い声を上げて後方へと跳んだイタチは、体毛を逆立たせ、大きく体を震わせた。
「気をつけろ! 何か来るぞ!!」
 叫んだ直後、ヴィクスは背後から壁を叩き付けられたような衝撃に襲われた。
「これは……」
 飛び起きたヴィクスの目に映ったのは、幾人かの前衛が後ろに、そして後ろに居たはずの自分が前に出され、無茶苦茶にかき乱された陣形。
「やってくれるな」
 ニードルスピアで反撃するグロウスグロウ。
「ヴィクスさん! グロウスグロウさん! ご無事ですか?」
 オーロラのヒーリングウェーブが仲間達を包み込み、傷を癒していく。
「うぅ、可愛いけど容赦しないよ〜!」
 イタチの動きを止めるべくスージィの手から粘り蜘蛛糸が乱れ飛び、粘着性の糸に絡め取られたイタチにガイアスの槍が牙を剥く。
 糸から抜け出したイタチの瞳が、一瞬、妖しく輝いた。
 何かがスージィ達の体にのしかかる。間一髪で避けたスルク。仲間を抑え付けている『何か』は見えないが、その正体には察しが付く。
「圧縮した空気を押しつけておるのか……」
「こちらはお任せを。スルクさんは攻撃をお願いしますわ!」
 オーロラの祈りが次々に仲間の自由を取り戻し、スルクの手から放たれた気の刃はイタチの生命力を奪っていく。
「大分弱ってきていますね。このまま押し切りましょう!」
 ミネルバの槍斧に宿る強大なエネルギーは紫電となって迸り、レイの手から離れた矢は避けようとするイタチを追って見事着弾。同時にエラセドが床を蹴る。目にも止まらぬ身のこなしで、懐深く潜り込んだエラセド。すかさず斬り上げる、振り下ろす、
「これで終わりだ!」
 胴を横薙ぎに切り裂きながら一気に駆け抜けると、インヴィジブルキャッスルの主は、きゅぅぅ、と悲しげな声を上げ、その場に崩れ落ちた。

「しかしこのゲート、一体誰が何の目的で作ったのやら……」
 まるでテーマパークのようなこのドラゴンズゲート。その製作者に思いを馳せ、深い溜息をつくグロウスグロウ。その傍らでは、いつのまにか戦闘不能になっていたポルックに対し、ガイアスの命の抱擁が始まるところであった。皆、生暖かくその光景を眺めている。
「ボクとしてはパワーポイントの方が」
「もうねえよ」
「誰か他に」
「俺だけだ」
「ごつごつする……」
「うっせえ、黙って抱かれてろ!」
 夕日に染まるプーカ領の峡谷。木霊する悲鳴と笑い声。
 こうして彼らの冒険は、無事成功を収めたのであった――。


マスター:東川岳人 紹介ページ
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白月・ミネルバ(a73698)  2011年06月30日 23時  通報
DG探索依頼。
初めてみる形式の依頼だったのでプレとか考えるのが凄く楽しかったです。
直前に最終決戦が終わっていたので比較的すっきりしていましたし。

ちなみに私は静寂草を頂きました。
この地方に生息する植物で鎮痛作用があるんだとか。
……ボスがカマイタチに見える辺り、もしかしたらボスが使っていたのかも?

灰色の守護騎士・ヴィクス(a58552)  2009年09月16日 22時  通報
俺はアイテムとして、『インヴィジブルブレード(透明に近い不思議な材質で作られた長剣)』って言うのを手にいれたんだが、皆は何を手にいれたんだろう?