きたるべき未来の為に:PALPUNTE



<オープニング>


●きたるべき未来の為に
「皆様、ドラゴン掃討とランドアース街道の整備、お疲れさまでした」
 エルフの霊査士・ユリシア(a90011)は、そこで一呼吸置いて、本題に入った。
「皆さんの活躍で、円卓で提案されていた『やるべき事』も残り僅かとなりました。
 残る課題の中で、今回皆さんにお願いしたいのは、ランドアース大陸に残る、モンスター、ピルグリムグドン、ドラグナーを発見して倒すという仕事です。
 同盟諸国により、ランドアース大陸の列強同士の戦争はなくなりましたので、今存在するモンスターを倒してしまえば、新たなモンスターが現れる事はありません。
 ピルグリムマザーとギガンティックピルグリムが滅び、ピルグリムトロウルも存在しない今、全てのピルグリムグドンを滅ぼしてしまえば、もう二度とピルグリムが現れる事はありません。
 七体のドラゴンロードを倒し、ドラゴンの掃討も完了していますので、現在存在するドラグナーを倒してしまえば、新たなドラグナーが発生する事はありません。
 つまり、この仕事を完遂することができれば、未来永劫、同盟諸国の人々は、モンスターにもピルグリムグドンにもドラグナーにも生活を脅かされないという事なのです」
 これは、同盟諸国の未来のために、とても意義のある事なのだとユリシアは説明を続けた。
「ルラルさんの超霊視によって、ランドアースに存在する全てのモンスター、ピルグリムグドン、ドラグナーの居場所の特定が既に完了しています。つまり、インフィニティマインドでランドアース上空を巡り、ドラゴンウォリアーの力で、その全てを撃破することができるのです」
 そう言うと、ユリシアは、長大な手書きのリストを冒険者に示した。
 それは、ルラルの超霊視を元に、霊査士達が協力して完成させた、モンスター、ピルグリムグドン、ドラグナーの居場所のリストであった。
「今回は数名ずつでチームを組み、それぞれに数十箇所の敵の居場所を担当して頂きます。それぞれのチームの担当については、後ほど説明しますので、確認してくださいね」
 そう言うと、ユリシアは微笑みながら、冒険者達に一礼したのだった。

●PALPUNTE
 その霊査士は、やたらと芝居掛かった挙動で、討伐リストを見せてきた。
 長大な紙にびっしりと記された討伐対象、その数250。
 驚くべきは……その全てがモンスターだというのだ。

 しかも。
 どれもこれもが、変である。
 この霊査士の趣味で選んだのではないかと思わずにおれぬほどに、変なモンスターばかりが並んでいる。
 ……いや、実は、説明書きもこの霊査士がやった可能性もなくはないが、それがまた、妙に、実に妙な説明ばかり。しかも、大半が冗談かと思うような容姿をしている。よくもまぁ、こんな妙なものばかり集めたものだ、と関心してしまいそうだ。
 何故かやけに多い生活用品型モンスター。
 食料品に酷似しているくせに、サイズが全く違ってバレバレな者も居れば、武器型のそこそこ見栄えのする者もいる。
 もちろん、複合型も。しかしながら、普通、複合型といえば、上半身が人で下半身が獣であるとか、獣と獣の特徴が合わさっているとか、そういうものを想像するのだが……ここに書いてあるモンスターは変である。とにかく変である。
 かまどに乗った鉄釜・煮え滾る具入りとか。
 旗を立ている四角形の板状の物体とか。
 盾を構えた窓枠とか。
 思わず「なんだよこれ!?」と叫んでしまいそうになる奴らばかりなのだ。
 ちなみに、奴らは街道や人家付近など、わりと人目に付き易い場所に居るらしい。しかも、冒険者を見つけると大抵は自然に寄って来る奴が多い。嬉しそうだったり、興味津々だったり、怒っていたり等、どういう動機で近づいてくるかは個性に因るそうだが。

 そして、霊査士は高らかに言う。
 集まった冒険者達よ!
 このなんだかよくわからないモンスター250体を、なんだか判らないうちに粉砕して、より一層なんだか判らなくしてやれ!
 ……と。


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参加者
紅炎の紋商術士・クィンクラウド(a04748)
白鴉・シルヴァ(a13552)
楽園の大地に生きる・サーリア(a18537)
愛と正義と黒バニーの使者・アリス(a20132)
深き海と森の詠唱者・エウリューシア(a44181)
ガラクタ製作者・ルーン(a49313)
小さな薔薇の笑顔・ニンフ(a50266)
花紅・イク(a60414)
白鱗奏恍・ラトレイア(a63887)
樹霊・シフィル(a64372)


<リプレイ>

●EYES MEET
「あ、やっぱりあった」
 白鱗奏恍・ラトレイア(a63887)は何かを見つけてこっちを見た。
 樹霊・シフィル(a64372)も見た。緑から銀に変わった髪を結い上げ、赤い瞳で何かをこっちを見た。
 そして、言う!
「えぇと……なんだかよくわからないけど、とりあえず」
「『なんだよこれ!?』を始めよう」

●ENTER
 謎の敵との最終決戦……今こそ、ドラゴンウォリアーに目覚めた正義の力を見せ付ける時!
 刹那、眩く輝く、愛と正義と黒バニーの使者・アリス(a20132)の頭部。全周囲100mに渡って照射される、ある意味本当にスーパーなスーパースポットライト!
「貴方達の悪事も今日までですぅ!」
 インフィニティマインドを見つけて何故か出てきていた数体の怪物達が、光を認めて動きを止める。そんな目前へ、ヴォンテージ風味なバニー服を纏い、蝙蝠を思わせる皮膜の翼を羽ばたかせ、華麗に宙返りして着地するアリス!
「愛と正義と黒バニーの使者アリス。参上ですぅ!」
 そして、素早くイリュージョンステップの構え!
 そんなアリスに続けとばかり。
 スーパースポットライトの逆光に、揺れる黒髪ツインテール!
「魔法ノソリンのサーリアですなぁ〜ん。今こそ全てを終わらせる時ですなぁ〜んっ」
 右手を上げ、テンション高めでお送りするのは、楽園の大地に生きる・サーリア(a18537)!
「一匹でも濃ゆいのにこんな沢山……」
 不意に呟く、白鴉・シルヴァ(a13552)。勿論、仲間のことではない。
 何にしろ、遠くから眺めてる分には面白い奴らに見えるが、一般人にすれば恐怖の対象でしかない。一匹残らず退治するべし!
 ランドアースの皆が平和に暮らせるように。
「でもなぁ〜ん……全くこれ、なんだこれ! の大サービスなぁ〜ん?」
 いつもよりもずっと大人びた容姿で、小さな薔薇の笑顔・ニンフ(a50266)が小首を傾げる。
 とにかく、良く判らない物に一気にけりをつける日が来た……何なんですかと言いたいけれど、このまま過去形にしてやろう。背に生えた蜻蛉の翅で風を切り、ガラクタ製作者・ルーン(a49313)は大空へと飛び発つ。
 同じく、空へと身を預ける、紅炎の紋商術士・クィンクラウド(a04748)。
 思い返せば初戦闘依頼も敵はよくわからないものだった。
 ……よくわからないものに始まりよくわからないもので終わりそう……だがそれがいい。
 とまれ、同じ冒険者だった彼らを倒す事も、もう無くなる……裾の短い黒い着物を身に纏い、黒い刃を手にインフィニティマインドから飛び立つ、花紅・イク(a60414)。
「さぁ、しっかり片を付けようか!」
 その言葉に頷き、青い紋の入った白磁の鎧を纏う、深き海と森の詠唱者・エウリューシア(a44181)が、純白の翼で共に空を舞う。しかし、何というか……見事な大行列だなとも思う。とりあえず『家具っぽい』群は、色々な意味で迷惑だし、発見次第徹底的に片付ける構えで、大地に佇む……箪笥へ目掛け、急降下した。

●MYSTERY
 最初の集団家具を、主にエウリューシアが完膚なきまでに粉砕した後。
 皆は、二人一組の計五班に別れ索敵に取り掛かる。
「あぁでも、嬉しそうにひょこひょこ寄ってこられると何かちょっと……かわい……」
 気配を察して出てきた、布団型の物体に、シルヴァは微笑ましげな視線を……。
「……いような気がしていたが、そんな事はなかったぜ!」
 だめだ。
 微笑ましくない!
「小屋サイズのチーズケーキなぁ〜んてあり得ないなぁ〜ん!」
 ニンフも思わず突っ込む。
「何コレ。変なの」
「……もうわざわざ探す必要がないかも、なぁ〜ん」
 真顔で余裕の本音を暴露するシルヴァに、頷きながらリストの敵と照合していくニンフ。何しろ奴らは勝手に寄って来る。だからこそ採れる一網打尽作戦。
 一網打尽……。
「ベッドにノソリン足が生えるはずないなぁ〜ん!」
 そんな叫びを微かに聞くエウリューシアとイクの足元にも、妙な形の怪物が。
「……はっ」
 木陰から飛び出す気配に、改めてイクが目にしたものは!
 歩く等身大コケシ・つぶらな瞳からビーム付き。
「なんだよこれ!?」
 思わず噴き出すイク。一方のエウリューシアは、これを家具と呼ぶべきか否か密かに迷う。いや、考えるだけ損だ!
「こうなれば何であろうと徹底的に……です」
 手にした竪琴を爪弾き、生まれた魔力をニードルスピアに換えて解き放てば、ビームも届かぬ上空から強かに打ち抜かれ涙目で息絶えるコケシ。
 方々から戸惑い、もとい、突っ込みの声が上がるのを感じつつ、サーリアも魔法少女ちっくな黒地のミニスカート衣装を風になびかせながら、低空飛行で偵察中。
「まったりな平和のため、最後のおしおきですなぁ〜んっ」
 瞬間、待ち構えていたようにひょっこり現れる……なんだあの丸焼き!
 既に調理されているのに生きてる……生きてるのに調理されている? 流石だ、訳判らん!
「笛吹いたら行列作れそうだなあ」
 飛び回るだけでぽろぽろと出てくる――無論、生息箇所が事前に判明しているからこそだが――奴らに、クィンクラウドが零す。個性的な奴らが見られなくなるのは残念だが、モンスターはモンスター。これが見納めになるように頑張らねば……と、手にした杖で虚空に紋章を描き出す。
 握る金属杖の先、紅珠を抱く紅い金属の鳥の翼が、魔力を帯びて力強く羽ばたく。
 その身を包む法衣と握る杖だけが、重厚に、そして、幾ばかりか煌びやかに。金を思わせる輝きを虹色の雨に替えて、解き放つエンブレムシャワー。
 その光を遠く、緑に染まった瞳で確認して、ラトレイアは背に生まれた左右非対称の――黒い羽毛の翼と白い皮膜の翼を翻し、シフィルと共に空を翔る。
 変なモンスターってどんな奴だろう。想像もつかないけど……なんて思う耳に、突如届く「ちぇーっく!」という謎の叫び。
「……まさかねぇ?」
 肩を竦め、首に添えた大きな鈴を鳴らしながらシフィルを振り返る……が。
 シフィルは、何処か妖艶に着崩した着物の襟元を風になびかせながら、極真面目な表情のままラトレイアを見つめ返す。
「間違いございません」
「それって……」
「はい。先ほどから後ろにおります。等身大物差しが」
「えー!?」
「……順調に集まっているみたいですね」
 響く驚愕の叫びにルーンが見つめる先では、アリスが軽やかな身のこなしで怪物達の攻撃をかわし、一箇所へ誘導している。
 理由は不明だが、奴らは人里近くに居ることが多い。そんな奴らを惹き付けて人々の安全を確保するのも大切な役割だ。しかし、それにしても……イリュージョンステップを考慮しても、数体のモンスターの攻撃が全く掠りもしないなんて。なんという見切り感! 流石ドラゴンウォリアー!
「さぁ、仕上げですぅ」
 アリスがふわりと宙返りで距離を取った刹那、ルーンの周囲に浮かんで規則的な動きをしていたタロットが輪を描き……紋章を形作る。
 擦り切れたローブから覗く、蠍の尾。色褪せた砂のような色彩――病と熱風、死を象徴する神を模したその姿とは対照的に、タロットは眩い虹色を発し、エンブレムシャワーとなって降り注いだ。

●ENIGMA
 最初は興味津々、突っ込みを入れ捲っていたニンフも。
「あんた椅子だから剣を構えないでなぁ〜ん!」
 余りのカオスさに段々と苛立ちが募り。
「そこのドレス、気持ち悪いからうにょうにょ阿波踊りするな、せめてダンスしようなぁ〜ん」
 古めかしい木製の杖と、体に巻き付く青葉の蔓。その葉がわさわさと揺れるのは……ニンフがわなわなと震えているからだ!
 あれ、なんか、ストレス溜まってる?
 ニンフの様子にふと首を傾げつつ……白から黒へ、本来とは逆の色彩を得た髪と着衣をなびかせながら、シルヴァは敵をひきつけるべく大挑発で大地を軽やかに駆ける。
「ふふっ。ほーら、こっちへおいで〜」
 何故か妙に優しい声で呼びかければ、もっさもっさと付いてくる毛布。
 毛布。毛布は強敵だ。これからの時期は特に!
「あいつ、俺を捕まえて離さないからな……おぉ怖い怖い」
 でも愛おしい。もふもふ可愛い。
 ……そんな呟きに、つい加速する毛布!
「いや、動かない普通の毛布が、な!」
 瞬間、勢い良く振り返るシルヴァ。その手に携えた巨大剣が、周囲の景色を歪ませる。
 今は白く染まった刃に灯る、特大の闘気。反動は気にしない、ニンフが治してくれるから。だから今は思い切り解き放つ、レイジングサイクロンを!
 凄まじい勢いで立ち昇る嵐の螺旋と、その渦に飲み込まれて細切れになっていく何かを遠く見つめ……しかし、シフィル達もそれどころではなかった。
 いつの間にか周囲に集まっていた穀物の集団。なんだか賑やかだな……と思った時には、菓子パンを筆頭に、コーンにナン、丼物、釜飯まで揃って主食選り取り見取り!
 しかも!
「犬小屋がー!?」
 ラトレイアの叫び通り、綺麗に編隊飛行する犬小屋戦隊が、食料行列に加わる。
「見事なまでのオードブルモンスターズだな」
 まぁ、寄って来られても食えないが。食えたとしてもきっとお腹に厳しい。
 適当に命名しつつ様子を伺うクィンクラウド。
「……片付けるか」
 応じて、共に飛翔開始するサーリア。
 一方で……一応、惹き付けている二人は。
「ちょ、ちょっと! 何ですの? このカビの大群は!?」
「でっかい軍手まで出てきたっ!」
「あ、熱うございます……だ、誰ですの? カレーを飛ばして来るのは!?」
「ビーチサンダルまで飛んでるー!」
 などとてんやわんや声を上げながらも、そこはドラゴンウォリアー。
 シフィルは軽やかに描き出した紋章から光を、ラトレイアは空中で踵を返すと、手首や尾に絡みつく青い鎖を小気味良く鳴らして、高めた力を針の雨に換える。
「詩人だって前衛に立ちたい時くらい……ある!」
 びしっ! とラトレイアが指し示した刹那、迫る敵へ容赦なく降り注ぐ光と針が容赦なくオードブルモンスターズを打ち据え砕く!
 だが、その猛攻に耐え抜いた一体に戦慄するシフィル。
「おかしゅうございます。この、あんぱんが妙に強うございますわ」
「そんな奴はエンブレムノヴァでこんがり焼きたい気もしたけど今回は活性化してなかったぜ!」
 そんな事を口走りながら辿り着いたクィンクラウドが、追加で降らせる虹色のエンブレムシャワー。
 そして、あんぱんが怯んだ一瞬。
「魔法ノソリンの力を見せてあげますなぁ〜んっ」
 横合いから滑り込むようにやってきたサーリアが繰り出す爆砕拳!
 隔てた空間ごと吹き飛ばす衝撃に、遂に砕け散るあんぱん。中身は漉餡。
 一頻り片付いた……かと思ったその中にまだ残る歩く宝箱を、サーリアは見た。ちらりと覗く隙間から、星型の財宝が見え隠れ……!
「うぉーかーな財宝……ここで全ての決着をつけますなぁ〜んっ」
 一方で。
 見事なまでに粉砕された残骸の上空で、エウリューシアが撃墜数を確認している。箪笥、鏡台、炬燵、絨毯、椅子……他の皆が倒した物も合わせれば、残っているのは十体かそこいらだろう。
「再度、数合わせをしませんとね」
 その時。
 突如現れる、新手!
「む、あれは確か、上段に構えた杵を餅つきのように打ちつけてくるまな板型モンスター!」
 瞬時にリスト内容を思い出すイク。
 この敵は、まな板が、ぺったんぺったんと……。
「……むぎゃーー!!」
「イク様、ここは是非コンビネーションを……!」
 エウリューシアが金地の竪琴を爪弾き、立ち昇る魔力でニードルスピアを形成する間もなく、イクは怒りのスパイラルジェイドでまな板に向かって飛翔していた。
 正直、射程10倍なので、直接当てずとも衝撃派でまな板は粉々になっていたはずだ。だが、勢い任せの至近距離回転攻撃に、まな板は粉々どころかさらっさらの砂状態に!
 そして、怒りに燃えるのはイクだけではない。
「もう、見るだけでイライラなぁ〜ん!」
 余りのカオスに限界突破したニンフが、腹いせニードルスピアを出血大サービス!
「こんな変なものばかりで、昔の列強種族って一体なんなんだなぁ〜ん!」
 そういえばそうだよなぁ、的な表情で考え込むシルヴァ。
 そんな中、ルーンが対峙する敵は比較的まとも……な、気がする。
「……トランプ? タロット?」
 人ほどの大きさの、巨大なカード。一組が束になり、ふわふわと浮く様を観察して後。
 急激に動き始めるルーンの周囲のタロット。眩い虹色の光を発したかと思うと、それは燃え盛る火球と化しカードの束へ飛来。
 最早、屋敷一軒飲み込むのではないかと思うばかりのエンブレムノヴァは衝撃でカードを粉砕すると、火の粉となって残骸と共に散り消えた。
「あとは……こ、この敵は! ですぅ!」
 リストを確認していたアリスが、唐突に周囲を見回す。
 するとそこに。
 丸い輪のような形をした謎の物体が、転がり出て……かと思うと、散らばっていた他の敵の残骸をくっつけ始め、見る見るうちに大きさを増していく!
「間違いないですぅ、『なんだよこれ!? マインド』ですぅ!」
 ……とは言うものの。
「大きくなっているだけですよね……」
 エウリューシアの言うとおり、実際は合体でも、吸収でもなく、単に残骸を集めているだけなので、中心部の強さは変わらない。
「これで最後ですぅ!」
 赤暗色の槍を手に、軽やかに舞い上がるアリス。
 穂先を軸に、先端に行くほど広がっていく螺旋の装飾。それらが鋭く風を切った瞬間……全てを貫く音速の衝撃派が、中心部の謎の輪に向かって迸る!
 集めた残骸は最早無機物。
 つまるところ、ソニックウェーブの前には無意味なのだッ!

●COMPLETE
 一度大きく震えた後、崩れていく残骸。
 それを背に、アリスは空中で決めポーズ!
「正義は勝つ! のですぅ〜♪」
「よくわからない敵との戦いも、これで終わりか」
 零すラトレイアに、イクもしみじみと。
「僕が人生で最後に倒したモンスターは……とてもよくわからない奴らでした。まる」
「なぁ〜んで、もうこんなよく分からないモンスターに会えなくて、少し寂しい気がしなくてもないなぁ〜ん……」
 まぁでも、平和は何よりだ。思うニンフ。だが、シフィルは。
「今回はひとまず掃討致しましたが、長い年月を経れば色々と発生するのでしょう。とかく、この世は何が起こるか分からぬものでございます」
「え、まだ居んの!?」
 思わず反応するシルヴァ。いや、後世への憂いはここで払えた、はず。と強く思うエウリューシア。
 ともあれ。
「有難う、あなた達の事は忘れないよ……」
「『なんだよこれ!』な連中がいた事は忘れません」
 インフィニティマインドから眼下を見下ろす皆。
 そして、サーリアはこちらを向いてポーズを決める!
「私たちの力が未来の平和に繋がると信じて……ご愛読ありがとうございましたなぁ〜ん♪」

 有り難う、ドラゴンウォリアー!
 君達の想像力を忘れない!


マスター:BOSS 紹介ページ
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ガラクタ製作者・ルーン(a49313)  2011年11月22日 22時  通報
なんだかよく分からないもの、総決算。

これだけひとところに揃っていると、
自分の常識が間違っているんじゃないかと不安になったりしました。
なんだかすっごく大切な結界っぽいものが壊れて行きそうな……損なちょっとした不安。
……でも、一つ一つじっくり見ていきたかったかも。

楽園の大地に生きる・サーリア(a18537)  2010年06月29日 22時  通報
第一部完、ですなぁ〜んっ(?)