≪さいはての村パルシア≫夏祭りの夜



<オープニング>


 毎日暑い日が続くわね。
 それでも日が落ちれば山から涼しい風が吹いて、窓を開けると、ほら、とてもいい風が入ってくるわ。この時期は夜の方がずっと過ごしやすいわね。

 夜を楽しめるこの時期に、パルシアでは夏祭りが開かれるの。
 その日はパルシアのメインストリートや村の人の家の前に灯りがともされて、とても幻想的なの。灯りに彩られるだけで、村の雰囲気もがらっとかわって見えるのよね。
 いつもは、早く寝なさい、と言われてしまう子供も、夜祭りの日だけは遅くまで遊んでいられるの。夜に遊ぶの、ってちょっとわくわくしない? こんな村だと、なかなかそういう機会はないものだから、余計に特別っていう感じがするのかもしれないわね。

 広場の付近には夜店も並んで。
 ちりんと鳴る風鈴屋さん、灯りにきらめく飴細工。
 貴重な氷室の氷も切り出されて、かき氷としてふるまわれるのよ。冷たくて甘いかき氷は、夏のいちばんのごちそうだわ。

 今回の依頼は、この夏祭りに関してなの。
 異形騒ぎがあったから、村の人の中にはまだ不安が色濃く残っているわ。
 お祭りは楽しみだけれど、やっぱり怖い、という人が多いの。
 護衛士さんの姿があれば村の人も心強いだろうから、村の人との親睦を兼ねて夏祭りに参加してもらえないかと思って。

 そしてもうひとつ。
 夏祭りでは広場で出し物が催されるのだけれど、そのうちの時間を少しもらってあるの。
 そこで異種族に関する説明をしておいてもらえないかしら?
 同盟の発展に伴って、いろいろな種族の人と接することも多くなると思うけれど、村の人はそういう情報には疎いから。いざ接した時に、驚いたり、恐怖を感じたりすると、その後の交流にも差し支えてしまうと思うの。お互いに理解しあう為にも、事前の知識って大切なのよね。

 といってもあまり小難しく考える必要はないわ。
 いろいろあって護衛士さんたちも疲れているでしょうから、お祭りも充分に楽しんでちょうだいね。
 私もお祭りに行くつもりだから、参加する人はよろしくね。

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参加者
翡翠色のレスキュー戦乙女・ナタク(a00229)
萌笑の唄い手・ニケー(a00301)
妖精弓の射手・シズク(a00786)
天狼の黒魔女・サクヤ(a02328)
月莱馨・エリス(a02805)
薬師・リルフィール(a03341)
元リディアの護衛士・バルトロー(a04273)
猫風仔・クッキー(a06505)
NPC:リディアの霊査士・グリシナ(a90053)



<リプレイ>

●お祭りの始まり
 夕暮れが村を染める頃、村のそこここに灯りがともされる。
 小さな灯りが連なるパルシアの通りにそっと夜が降りてくる……。

「わーい夏祭りだ」
 柔らかな灯りが続く道。風に乗って聞こえる祭りの音。どこか浮かれた様子の村人達。
 村にたちこめる祭りの雰囲気に、翡翠色のレスキュー戦乙女・ナタク(a00229)の血が騒ぐ。祭りというものはどうしてこう心を揺さぶるものなのか。
「シルエラおねぇちゃん、向こうでグラスベル売ってるよぉ」
 萌笑の愛し児・ニケー(a00301)はシルエラの手を引いて夜店を覗いた。風が吹くたび、ガラスが透き通るような音色を奏でる。
「涼しげな音色ですわね」
 澄んだ音が醸す涼感は、通りに残る暑さの名残も忘れさせ。
「風の歌なのね♪」
 僅かな空気の流れを歌いあげるベルに、吟遊詩人のニケーは心地よさそうに耳を傾けた。

「ミルカの為にもたくさん掬わないとねっ」
 金魚掬いのポイを手に、妖精弓の射手・シズク(a00786)は腕まくり。すいすい泳ぐ金魚をじっと見定めて、すっと掬い上げる。
「いい手つきですわね」
 シズクの素早い手さばきに、月莱馨・エリス(a02805)は微笑み……ふとその顔に寂しげな表情がよぎる。祭りは楽しい。仲間と一緒なら尚のこと。だけど……隣にいるのが大切な義姉であったなら、と思いかける弱気を、小さく首を振って振り払う。
 折角の祭りなのだから楽しまなくては。村人、護衛士、今傍らにある人々と共に。
 エリスが微笑を取り戻したその時。
 背後で小さな悲鳴があがった。
「レディ?」
 ふらりと倒れるグリシナをパルシアの護衛士・バルトロー(a04273)が受け止める。何があったのか、と見れば。
「クッキーっ、何してんだっ?」
 天狼の黒魔女・サクヤ(a02328)の叫びに、グリシナの腕にかぷっと噛みついていた夜猫子・クッキー(a06505)は、ぼんやりとした目をあげる。
「はぁ〜ん?」
「はぁんじゃないっ。霊査士に噛みついたらダメだろう」
 霊査の能力と引き替えに戦いの場にいる力を失った霊査士は、攻撃されれば気絶する。たとえそれがクッキーのひと噛みであったとしても。
 サクヤに怒られているのを感じているのかいないのか、クッキーは全く動じない。
「くぅ、グリシナしゃん、食べるのね」
「あの、それは……グリシナさんを食べるのではなくて、グリシナさんと一緒にお祭りで何かを食べよう、という話だと思うのですが……」
 薬師・リルフィール(a03341)が説明しても、クッキーはどこを見ているのか解らない目をぽやっと泳がせ。また噛みつこうとする首根っこをサクヤがひっつかまえる。
「ダメだって言ってるだろっ」
「はぁ〜ん?」
 やっぱり解っていないその口にサクヤは干魚を押し込んだ。クッキーが美味しそうに干魚を囓り始めると、グリシナがようやく目を醒ます。
「私……どうしたのかしら」
 事情の分かっていないグリシナに誤魔化し笑いを向けつつ、サクヤはクッキーに首輪をつけ。どこかの木にでも縛っておこうかと見回す処に、エリスが手を出す。
「私が牽いて行きますわ」
 ……ほとんどペット? という扱いではあったが、当のクッキーは干魚を銜え幸せそうなのだった。

●準備は万端?
 心沸き立つ夏祭り……とはいえ、遊んでばかりはいられない。村人とふれ合えるこの機会に、新規護衛士受け容れ準備を兼ねて異種族の説明をしておく、という仕事が待っている。
 説明会の時間が近くなると、祭りに散っていた護衛士は広場へと集まった。
 村人にも手伝ってもらって組み立てた人形劇の舞台の裏側で、ニケーはグリシナが夜なべして作った指人形を箱から取り出し皆に配る。
「ナタクおねぇちゃんがソルレオンなのね。ストライダーがサクヤおねぇちゃんで……えっとそれから……」
「ほぉ……似ていますかな?」
 ドリアッド人形を受け取ったバルトローは、自分の顔とそれを並べてみせる。人形のウェーブのかかった緑の髪にはクロッカスの花。
「エルフを動かすんではなくて、エルフのお人形を動かすということでしたのね」
 真っ直ぐな黒髪の人形をはめてエリスは指を動かしてみた。指のちょっとした動き1つで、人形は様々な表情を見せる。
「ボクはミルカ人形だね。ミルカを村人に受け容れてもらえるように頑張るよ」
 シズクは大張り切りで、小さな翼のついた人形を動かし。
「人が足りないのね」
 ヒトとリザードマン役がおらず、敵役のモンスターを繰る手も足りず。ニケーはリュートを置いてヒトの人形を取り、残りの人形はシルエラとグリシナに渡す。
「手伝ってなのね!」
 グリシナは、あらまぁ、と言いながらモンスター人形を眺め、くすっと笑う。
「なんだかこういうの、楽しそうね」
 ……ほんとのほんとに大丈夫?
 微妙に不安はありつつも、説明会の時間は迫っている。
 もう一度ざっと打ち合わせをすると、護衛士は人形を手に、舞台の幕があがるのを待った。

●人形劇のはじまりはじまり〜
 ――それは、東から西へと旅をする冒険者たちの繰り広げる冒険譚。
 ヒトである主人公と共に旅をするのは、ストライダーとエルフです。
「俺はストライダー。すばしっこいのと、尻尾があるのが特徴なんだ」
 ストライダーは後ろについているふさふさの犬の尻尾を振りました。
「エルフの特徴といえば、この尖った耳と、夜でも生物の姿を見ることのできる目ですわ」
 暗闇の中で生き物の姿が浮かび上がって見えるのが、エルフの不思議な目の能力です。
 ヒト、ストライダー、エルフはパルシアにもいるお馴染みの種族ですね。
 仲良く旅をしていた3人は、ある時深い森の中で迷子になりました。
 森は迷路のように入り組んで、どうしたら外に出られるのかも分かりません。
 困っていると緑の髪、緑の瞳の男性が現れ、親切に声をかけてくれました。
「道に迷ったんだね。ドリアッドの住処の周りの森は迷いやすいんだよ。良かったら私が案内してあげよう」
 ドリアッドは3人に森を案内してくれました。歩く道すがら、ドリアッドを見たことのなかった3人に、男性は自分のことを説明してくれました。
「額の宝石が珍しいですかな? これは皆さんの爪と同じようなものでしてな。宝石に見えても価値はないのですぞ」
 痛いから無理にはがしてはいけませんぞ、とドリアッドは笑ってから、3人の髪を珍しそうに眺めます。
「同盟の方々の髪や瞳の色はいろいろあるのですな。ドリアッドはみんな緑色の髪と瞳をもっていましてね。ドリアッドかどうかは、この色で見分けるといいかもしれませんな」
 緑の髪にはクロッカスの花が咲いています。生まれ月によって咲く花が違うので、その花を見れば何月に生まれたのかすぐに分かるのだそうです。
 森の中で出来た緑のお友だちに別れを告げると、3人はまた旅を続けました。
 ある村を訪れた時には、背中に翼のある不思議な女の子に会いました。
「わたしは地上に世界に落ちてきてしまった、空の世界に住む翼持つ旅人なんです」
 空に帰れなくなってしまったその子は、地上の人と仲良く暮らしながら、この世界のことを学んだり、空に帰る方法を探しているのでした。
 その子が早くお空に帰れるように祈りながら、3人は村を出て、また旅を続けます。
 旅は楽なものばかりではありません。
 ある時3人は深き沼の中でモンスターに出くわしました。
「が……がぉ……」
 さあ大変。
 そこに現れた猛き隣人リザードマン。
「わたくしにお任せくださいな」
 リザードマンは、3人とモンスターの間に立ち塞がるとモンスターに飛びかかり……あっ。
 ばたっ……。
「おばさま!?」
 飛びかかられた途端、モンスター役、いえ、モンスターが倒れてしまいました。な、なんという強さでしょう……。こほん。
 3人がお礼を言いながらも、その見たこともない姿に目を注いでいると、リザードマンはくすくす笑いながら自分の腕を見せてくれました。
「この肌が珍しいかしら? リザードマンは男性も女性も、こうして鱗に覆われていますの。硬い鱗は敵の攻撃から身を守ってくれるのですわ」
 姿形は違っても、話す言葉、会話の内容は普通の人と変わりません。そのリザードマンは、荒っぽい処はあるものの、その分真っ直ぐで頼りがいがある人のように感じられました。
 この世界にはいろいろな種族がいるのですね。
 3人が感心していると、そこに、ふさふさしたたてがみを持った人がやってきました。どうやらとても怒っている様子です。
「待ち合わせの時間はとっくに過ぎているぞ」
「あら、ごめんなさい。ちょっと用事が……」
 リザードマンが言葉を濁すのを、たてがみの男性、ソルレオンは厳しく追及しました。
「俺たちはソルレオンは、嘘を見破る事が得意で、嘘が嫌いな心正しい種族なのだ。約束を破るなどともってのほか」
「それは……」
「恥を知れ!」
 すっかり怒ったソルレオンは、リザードマンの言う事を聞こうともしません。
 3人の旅人は顔を見合わせた後、ソルレオンを説得にかかりました。こちらの言う事を聞こうとしてくれないので苦労しましたが、やっと事情が分かるとソルレオンはリザードマンと仲直り。融通がききにくいけれど、分かってもらえれば気の良い種族のようです。
 ほんとうに世界には色々な種族がいて、そのそれぞれに特徴を持っているのですね。
 でも、この旅の中で3人は知ったのです。
 どんな種族でも分かり合うことができれば、友達になれるのだと。
 様々な種族がいて、その種族の中にも様々な人がいて。それで世界が成り立っているのだと。
 3人の旅は続きます。もっとたくさんの世界、もっとたくさんの種族に出会う為に。
 これからもびっくりするような種族に出会うことでしょう。でも……きっと友達になれますよね。そしていつか世界が1つの大きな輪になれる日が来るのです。いつかきっと――。


 人形劇が終わると、シズクは『漫画でわかる同盟の歴史』という手書きの紙を配り、ニケーは人形劇中で説明しきれなかったセイレーン、チキンレッグ、プーカ、ヒトノソリンも含めた種族の紹介ペーパーを配った。
 これで分かってもらえただろうか。種族、というものを説明するのは難しい。
 まだソルレオンの人形を手にはめたまま、ナタクは苦笑する。
「ソルって昔のボクに酷似してるんだよなぁ……。思わず力入っちゃった」
「グリシナさんが倒れた時にはどうなるかと想いましたが……無事に終わって良かったです」
 リルフィールに言われ、モンスター人形で遊んでいたグリシナは、恥ずかしげに笑う。
「シルエラが真剣に飛びかかってきたものだから……」
「ごめんなさい……でも、お芝居は真剣に演じるものですもの……」
 ごにょごにょと反論しつつ、シルエラはリザードマン人形を手から外す。
 見せ場の大活劇があっという間の幕切れになってしまったけれど、とりあえず劇は最後まで続けられたから、よしとしよう。
 人形劇に使ったものを箱の中に片付けると、後はまた自由時間。
 バルトローはペーパーを眺めている村人に寄って行き、穏やかに声をかける。
「リザードマンの最初の印象は、粗野、怖い、でしたが、付き合ってみたら、純粋一途、信念がある、頼りになるといったイメージを持った、という方もいらっしゃいました。リザードマンはお祭りも好きなようですから、パルシアのお祭りを一緒に楽しめるようになるといいですな」
 人はどうしても見かけに左右されるもの。大きなもの強そうなものには恐怖を感じ、自分と隔たった姿であればあるほど遠いものに感じる。
「おねぇちゃんは、他の種族さんをどう思う?」
 ニケーに見上げられ、シルエラはちょっと首を傾げる。
「特にどうとも思いませんわ。ただそういう特徴を持った人がいる、という程度にしか」
「伝説には数多の種族の源はヒトでありグリモアの力によって分かたれた……ってあるけど、ボクはその『色々』が『面白い』と思うのね」
 大事なのは個人の人柄。冒険者がグリモアの下で皆を想う気持ちは一緒。種族という括りで怖がられる事のないように、ちゃんと説明出来ただろうか。
 皆で仲良く出来たら、世界はもっと楽しくなる。この人形劇も、皆が楽しくなる為のお手伝い。
 種族のペーパーを興味津々に眺めている村人にニケーは笑顔を向けた後、シルエラの手を引く。
「おねぇちゃん、リクエストは? ダンス曲が良い?」
「ええ。みんなが思わず踊り出してしまうような、楽しい曲をお願いしますわ」
 ニケーのリュートから流れ出した軽やかな曲に、シルエラは村人を誘って踊り始めた。

●夏祭りの夜
「さあ、ご覧あれ〜!」
 高く投げ上げたリンゴにシズクの矢が飛ぶ。真ん中をきれいに射抜いた見事な腕前に広場にどよめきが走る。護衛士の腕を披露して見せるのは、異形の恐怖もまだ生々しいパルシアで、村人が少しでも安心できるようにという考えから。
「るんたらった〜♪」
 ニケーの奏でるリュートにあわせ、サクヤは即興で歌を歌う。ペットの動物たちもみんな祭りに連れてきて、村の子供達と一緒に遊ばせ。怖がって手を出せない子供には、
「噛まないように言ってあるから大丈夫だよ」
 と声をかけ、その手を柔らかな毛皮に乗せてやる。
「ねえねえ、かき氷食べに行かない?」
 弓の芸を見せ終わったシズクが皆を誘う。
 祭りのご馳走のメインは、氷室から出してきた貴重な氷。ふんわりかかれた氷の上に甘い蜜をかけて。
「全種類制覇に挑戦!」
 ここぞとばかりにシズクは氷を口に頬張り……。
 キーーン。
「う……」
「冷たいですから一気食いはやめておいた方が……」
 呻いて座り込んだシズクに、リルフィールが微苦笑を向ける。
「どんどん氷が運ばれてきますわね」
 削っても削っても奥から運ばれてくる氷に興味を惹かれ、エリスが氷屋台裏の幕をちらりと開き見る。
「あ、そこは決して覗いてはならないと……」
 氷を削っていた男性が、エリスの動きに気付いて止めたが、その時にはもう遅く。
 ばきっ☆ ぱらぱらぱら……。
「ナタクさん……?」
「あっ! や、やだなぁ。恥ずかしいから覗いちゃダメだって言っておいたのに」
 拳で氷を砕いていたナタクが照れ笑い。鋸で軽く切れ目を入れておいてから技攻撃で割って。カキ氷の為の氷割りを手伝っていたのだ。
「良い事をしているのですから、隠れる必要はないのではありませんの?」
「そうなんだけど……あはは」
 裏称号の1つ、『破壊乙女』の名をこれ以上広めない為にこっそりとやっていたのだとは言えず、ナタクはただ笑う。
「氷、どんどんお願いします!」
「あ、はーい。ってことで、またね」
 さっとナタクが下ろした幕の向こうで、また氷が砕ける音がした。

 今日は夏祭り。見て楽しく参加すればもっと楽しく。こうして笑いあえればきっと、種族の隔たりは夏の氷のように溶けて消えるだろう。いつかきっと――。


マスター:香月深里 紹介ページ
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