<リプレイ>
「ふに〜、こっこ兄様と一緒に行くのじゃ〜♪ 楽しみなのじゃ〜お弁当作っていくのじゃ」 夜鍋で作ったリザードマンの着ぐるみを背中に担ぎ、白桃の魔法騎士・ラピス(a00025)がストライダーの牙狩人・ティルコット(a00054)と一緒にお弁当を持ってピクニックにむかう。既に本来の目的を忘れているためか、特攻野郎を倒す事さえ頭からすっぽりと抜けている。 「特攻野郎ええチーム。な〜んてな」 ラピスと仲良く歩きながら、ティルコットが義妹シーラに懺悔する。 (「フガイねぇ俺ですまねぇ……お前の分も依頼を堪能してきてやるぜ」)。 拳をグッと握り締め、ティルコットが涙を拭う。 「……世の中には理解不能な輩が多いな」 アンニュイな様子で溜息をつきながら、エルフの紋章術士・ネイ(a00322)が紫風の剣士・ベリィ(a01892)と一緒に歩く。 「でも〜なかなか愉快そうな人達ですね〜♪ もちろん、人様の物を盗む事は悪い事ですから阻止しないと駄目ですv 葱神さま……どうぞ見守っていて下さいね!」 葱神様に祈りを捧げ、ベリィがペンダントを握る。 (「……ベリィは何も言わないが、ネイと一緒が良いとビシビシと電波が伝わってくる……なんと言っても親友だからな……くつくつ」)。 そんな事を考えながら、ネイがベリィにむかって微笑んだ。 「今回は同じ旅団のネイさんも一緒なので心強よく……ないです〜〜(T▽T)。また……何か企んでそうで怖いです。……きっとまた……酷い目に〜〜」 不審そうな視線でネイを見つめ、ベリィが身体を震わせる。 「あらあら、あの時の四人組さんが相手なの〜☆ これは〜際どい下着を引き締めて張り切らなくっちゃ〜☆」 口元に指を当てて考えながら、爆乳女拳士・アイリューン(a00530)が大きな胸をプルンと揺らす。 「無理せずがんばってくれよなぁっ!」 胸の谷間に埋もれるようにして抱きつき、ティルコット(a00054)がアイリューンにむかってニコリと笑う。 「おおっと手が滑ったのじゃ」 豪快にメイスを振り下ろし、ラピスがティルコットにツッコミを入れる。 何か嫌な音が響いたが、何とか息はあるようだ。 「……変な4人組もいたもんだね。だからと言ってこのまま放っておくわけにはいかないから、ひとつお仕置きをしておきますか」 そう言ってヒトの武道家・レオフラウ(a00880)がノソリンに餌を食べさせる。 「……決して盗賊風情でくすぶってるやつらではないと思うのだが……金のために筋の通らぬ事をするような命知らずとあれば、見過ごすわけにはいかないな」 真剣な表情を浮かべながら、スワッシュバックラー・アルフリード(a00819)がノソリン車に荷物を積む。 「しかしあいつらも良くやるねぇ……。この調子では今回も捕縛に成功しても脱走されそうな感じだな。ま、どうでもいっか。その分オレらの報酬が増えるわけだしな」 特攻野郎の懸賞金が微妙に上がり始めている事もあって、サイコマーダー・カイ(a02188)が気楽な様子で微笑んだ。 「……今回もリザードマンさんの悪さをしているですか? しっかり退治してあげないと、駄目みたいですね!!」 特攻野郎のメンバーが変装している事に気づかぬまま、エルフの牙狩人・セイナ(a01373)がリザードマンの打倒に闘志を燃やす。 「とりあえず奴らを誘き出すため商隊に成りすまし、被害が頻発している街道を進むとしよう」 そう言ってアルフリードは商人に変装すると、ノソリンを引き森の奥へと姿を消した。
(「来た来た……何も知らずにこの街道を通るとは……まったく馬鹿な奴らだぜっ!」)。 草むらの中から邪悪な笑みを浮かべながら、バラカスが紐を引いてトラップを発動させる。 それと同時にノソリンが足を引っ掛けバランスを崩す。 「にゅ〜。今日はいい天気とっても眠いのじゃ。夜鍋で裁縫してたからちょっと一眠りするのじゃ」 眠い目をモショモショと擦り、ラピスが荷台の上でスヤスヤ眠る。 「……なんで驚かねぇんだ? 失敗か?」 大粒の汗を流しながら、バラカスが紐を引いてタライを落とす。 「仕方ない。このままリザードマンに扮して、奴らのノリソリ車を襲撃しよう」 そう言ってジョンがバラカスと一緒にリザードマンの着ぐるみを被ってノソリン車を襲う。 「あなた達ぃんっ! 命が惜しいと思うのなら、その荷物をこっちに渡しなさぁい!」 バラカスと一緒に凄みを利かせ、ジョンがリザードマンのメスを演じてニヤリと笑う。 「リザードマンの侵攻により世が荒んでいるからこそ……我々冒険者が人としての優しさを忘れてはなるまい」 やる気なさげに啖呵を切って、アルフリードがレイピアを構えて穴に落ちる。 「……すっぽり入ったな」 感心した様子でバラカスがボソリと呟いた。 「フッ……私はここまでのようだ。みんな、後は任せた……俺の屍を超えていけ!!」 なにやらヌメヌメとした生物に襲われながら、アルフリードが落とし穴の中へと沈んでいく。この様子では色々とネチャネチャしたものが穴の中にたくさん入っていたらしい。 「ひぃ!」 それと同時に冥き鎧を纏いし騎士・エルムドア(a00886)が長剣を投げ捨てダッシュで逃げる。 「あたしらのシマぁ、荒らすたぁ良い度胸じゃないかい」 不機嫌な様子で鼻を鳴らし、レオフラウがバラカスの頭を殴り飛ばす。 「よくもバラカスちゃんっ!」 ノソリン風の天使達に連れられ天に召されようとしているバラカスを悔やみながら、ジョンがオカマちっくに悲鳴を上げた。 「ちょっと待ちなよ。あんたの相手はあたしじゃないよ……先生お願いします」 エルムドアにむかって一礼し、レオフラウが後ろに下がる。 「ど〜ら〜」 着流し一丁に刀と片手に瓢箪といった素浪人風の格好で、エルムドアがノソリン車の荷台からゆっくりと顔を出す。 「お前さん方には恨みはねぇが、これも浮世の義理って奴さ」 クールな笑みを浮かべながら、エルムドアがジョンを睨む。 「あなたってさっき逃げた人じゃないの? ……ダッシュでさ」 エルムドアにツッコミを入れ、ジョンが地面に落ちた長剣を拾う。 「うっ……斬るっ!」 気まずそうな様子でジョンから長剣を奪い取り、エルムドアが雄叫びを上げて斬りかかる。 「アルフリードさんの仇ですっ!」 シールドボウを構えてジョンを狙い、セイナが容赦のない一撃を放つ。 「足を潰すのは、依頼の基本!」 紐を外してノソリンの事を逃がしながら、ティルコットが貫き通す矢を使ってジョンの事を威嚇した。 「誰か助けてぇん」 わざとらしく腰を振り、ジョンがカイにむかって抱きついた。 「ここは俺に任せておけっ! ・・・ってそんなわけねぇだろう! バレバレだぜ! 変装は標準体型以下でなけりゃいけねぇんだよ! 次はダイエットしてきやがれ!」 そう言ってカイがジョンの身体を抱きしめると、そのまま後方にむかって反り返りジョンの頭を地面にむかって叩きつける。 「ぐごぉ」 妙に野太い悲鳴を上げ、ジョンがその場で泡を吹く。 「取り合えずレグルスの人達を助けるための人質交換として、身柄を確保させて頂きますね。私も心が痛むけど……我慢してね。近いうちにレグルスに移送になると思うから、リザードマンさんも仲間さん達と合流出来るよ☆」 気絶しているジョンの事を縛りながら、セイナがニコリと笑って何かに気づく。 「せっかくだから、これでも中に入れておくか」 カサカサと動く謎の怪奇生物『G』をジョンの着ぐるみの中へと放り込み、カイが念入りに背中の紐を締めなおす。 「これって被り物だったんですか? ……うううう、騙してんですね。嘘つきは泥棒さんの始まりですよ(TT」 そしてセイナは着ぐるみの背中から見えるジョンの背中に幻滅しホロリと涙を流すのだった。
「たくっ……。ジョンの奴、おせぇな。あっちで何かあったのか?」 ノソリンに干草を食べさせながら、マードックが疲れた様子で溜息をつく。 「ここに脱走した患者がいるという通報を受けたの。痛い注射と、拷問のような治療を行う病院に搬送を依頼されているので、おとなしくしてね」 極太の注射器を構え、重拳の反逆者・アルシー(a02403)がマードックを脅す。 「あっ……待てッ! 逃げるな、シルバーッ!」 あまりの恐怖で逃げ出したノリソンにむかって手を伸ばし、マードックが悔しそうに唇をかみ締める。 「お前のかわいいノソリンが死んでもいいのか! 素直にお縄につけぇ!」 混乱しているノリソンの首に縄をつけ、カイがマードックにむかってニヤリと笑う。 「マードック、おとなしく病院に戻りなさい」 そう言って射干玉の探索者・カルーア(a01502)がマントを脱ぎ捨て、白衣姿でマードックの逃げ道を塞ぐ。 「びょ、病院? な、何の事だっ!」 怯えた様子で愚痴をこぼし、マードックが慌てて木に上る。 「やはり彼の正体は猿ね」 納得した様子で頷きながら、アルシーが目の前にある木を蹴った。 「ぎゃああああああああああ」 それと同時にカルーアがマードックの落下地点に陣取ると、アルシーから巨大な注射器を受け取り彼の尻をめがけてズブリと刺す。 「新たな喜びを知ってしまったようですね」 恍惚とした表情を浮かべるマードックを見つめ、カルーアが遠い目をして注射器を抜く。 「旅団にはマードックのために改造設備……もとい治療設備を用意してくれたらしいから、ちゃんと治療してあげるわね」 マードックの顔をボコボコになるまで殴りながら、アルシーが彼に真っ白な白衣を着せると拘束具で身体を縛り、そのまま担架で運ぶ準備をする。 「あとはシルバーの帰巣本能を信じて、盗まれた金品を取り戻すだけですね」 そしてカルーアはシルバーの荷車にマードックを移し、黙ってその場を後にした。
「クククッ……随分と可愛い寝顔じゃないか」 コッソリと屋根つきの荷台に忍び込み、ペックがラピスの頬を優しく撫でる。 「兄様〜♪」 指をくわえて寝言を呟き、ラピスがその場で寝返りを打つ。 「……誰だっ!」 突然、自分の背後に立ったベリィの口を慌てて押さえ、ペックが囁くようにしながら彼女に問う。 「わ、私は通りすがりの……ナイスパイじゃなかった……ライスガイでしたっけ〜? えっとぉ〜ナイスガイかも知れませんv」 落ち着いた様子で答えを返し、ベリィがニコリと微笑んだ。 「その天使のような肌を傷つけるつもりは私にないからね。ここで見た事は秘密にしていてくれるかな?」 そう言ってペックが爽やかな笑みを浮かべると、ベリィのおでこにキスをする。 「ああ〜……私ッたらこんなセリフ赤くなってしまうなんて……まだまだ修行がたりません〜〜〜(><)。葱神さま……未熟な私をお許し下さい……ブツブツブツブツ……(T人T)」 葱神様に祈りを捧げ、ベリィが静かに涙を流す。 「困ったな、レディを泣かすのは趣味じゃない。君が落ち着くまで僕が傍にいてあげよう」 優しくベリィの頭を撫でながら、ペックが甘い言葉を囁いた。 「……ん? 奥にも誰かいるのか?」 警戒した様子で目を凝らし、ペックが荷台の奥を睨みつける。 「い、命だけは……お助けください……」 潤んだ瞳でペックを見つめ、アイリューンが身体を隠す。 「……奴隷か。どこかに売り飛ばされる予定だったのかい? いま縄を外してあげるからね」 後ろ手に縛られたアイリューンの縄を外し、ペックが彼女の手を引き幕を開ける。 「ヘッヘッヘッ……ようようォ〜兄ちゃん。こいつが目に入らないかのかい? おおっと〜〜動いてもらちゃあ困るな。動いたらこの女の首を掻っ切るゼ! まずはその武器を捨てて……そうだな〜地面に這いつくばりな! 豚の様によぉ〜〜ゲラゲラゲラ〜」 相手を見下した様子で下品な笑みを浮かべながら、ネイがベリィを人質にとるとペックの事を挑発した。 「クッ……レディを人質にとるとは、なんと卑劣な奴らなんだ」 アイリューンを守るようにして前に立ち、ペックが悔しそうにネイを睨む。 「……前回も使った手なのに……又も引っ掛かるなんて〜進歩の無いひ・と・♪」 それと同時にアイリューンが後ろからペックの股間を蹴ると、ボロボロの衣装をすらっと脱ぎ捨て凶悪なV字カットの水着姿で登場する。 「き、君は……」 信じられないといった様子で股間を押さえ、ペックが声を漏らして膝をつく。 「わたくし、残酷ですわよ☆ 今回のお仕置きは覚悟して貰いましょう〜♪」 そう言ってアイリューンが豪快に荒縄を振り回し、れんぽーのデルタ木馬にペックを重石付きで乗せ、真っ赤に燃えるロウソクを彼の身体に垂らしていく。 「ほらそこ、頑張って〜。……いやぁ、商人の役っていうのも結構楽でいいね〜」 のんびりとした様子でペックが調教される姿を見つめ、レオフラウがひらひらと手を振り声援を送る。 「みねうちじゃ。安心せい」 仕事をサボッとているレオフラウにツッコミを入れながら、エルムドアがペックを自警団に突き出すために縄を拾う。 「#$%&))$)5$%+*{_〜&#〜!」 言葉にならない悲鳴を上げ、ラピスが勘違いしたままエルムドアをどつき、彼をお空の星にする。 「これが大人の世界なんでしょうか……スゴイです〜(><)」 色々な意味で恍惚な表情を浮かべるペックを見つめ、ベリィが恥ずかしそうに溜息をつく。 「ラピス、一気に片すぞ! 必殺! 兄妹刃戯(きょうだいじんぎ)!」 そのためティルコットがラピスの前に飛び出すと、シールドボウを構えて木馬ごとペックを貫いた。 「フフフ、還ってきたぞ、私は還ってきたぞ……ってもう終わってるのかっ! クッ、今日の俺、美しくないぜ!」 そう言ってアルフリードが妙な匂いを漂わせ、夕陽にむかって孤独な笑みを浮かべている。 「こ、こんな事をしてタダですむと思うなよ」 エルムドアの事を睨み返し、ペックが言葉を吐き捨てた。 「やっぱり〜ピンヒールでのお仕置きが足りなかったかも〜☆」 妖艶な笑みを浮かべて指を舐め、アイリューンがペックの身体を撫で回す。 「クッ……あん……」 少女のような声を上げ、ペックが潤んだ瞳で彼女を見る。 「もっとご褒美が欲しいのなら、私が相手をしてあげようか? ……この拳でさ」 天使のような笑みを浮かべ、レオフラウが拳をパキポキ鳴らす。 「お天道さまに逆らうような真似を、もし又繰り返すようなら……覚悟しておけよ」 目の前の岩を真っ二つに割りながら、エルムドアが特攻野郎を黙って睨む。 「こやつら……当局に逮捕ようが、そんなとこでくすぶってる俺達じゃない、とかいって脱走するんじゃろうのぅ」 そしてラピスはジョンに『どろり濃厚ピーチミルク』を飲ませながら、今回の戦いを思い出しティルコットと一緒に妙なテーマソングを口ずさむのであった。

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参加者:12人
作成日:2003/10/01
得票数:コメディ21
えっち2
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冒険結果:成功!
重傷者:なし
死亡者:なし
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