ブレントの誕生日:噂の真相を究明せよ!



<オープニング>


「すっごい、すっご〜い美人な奥さんがいるらしいよっ!」
「奥さん似の可愛い子供がいるらしいってのも聞いたわ」
「…………何の話をしているのですか?」
「あ、ユリシア」
 酒場の片隅でぺちゃくちゃ噂話に花を咲かせていたリゼルとルラルの所へやって来たユリシアは椅子に腰掛けた。
「実はね、どこかにすっごい美人な奥さんがいて……しかも、奥さんの方からプロポーズして来たらしいのよ!」
 眼鏡だけでなくその奥の瞳までキラキラと輝かせながら言うリゼルにユリシアは微かに眉を寄せた。
「話が見えないのですが。一体、誰の事を言っているのです?」
「ブレントちゃんだよ、ユリシアちゃん」
 猫背のオッサンである噂の当人をちゃん付けで呼んだルラルは身を乗り出して声のトーンを抑えた。
「ブレントちゃんっていっつもお酒飲んでるけど、お金はどうしてるのか気にならない? あのね、みつがせてるんだって!」
 『貢がせる』の意味をちゃんと理解していないルラルだが、どこぞの眼鏡霊査士にイケナイ事だと吹き込まれたらしく、口を小さく尖らせながらユリシアに言った。
「それは本当の話ですか?」
 聞き返すユリシアに今度はリゼルが井戸端会議のおばちゃんよろしくしゃべる。
「しかも、しかも! 結婚詐欺で泣かせた女は数知れず、今でも甘い言葉を囁いては数多の女性から貢がせてやる事やってるらしいわよ」
 実に楽しそうなリゼル。
「やる事ってな〜に?」
「あなたが知るのはまだ早いです」
 大人の男女のお付き合いなど知らない純粋無垢な子供がきょとんと目を瞬かせ尋ねるが、真顔で返したユリシアは眉を寄せて小さく唸った。
「それが本当なら、由々しき事態ですね」
 んー、と三人揃って腕組みし唸る。
「あ、あとねもうすぐブレントちゃんの誕生日なんだよ♪ 知ってた?」
 これは噂ではなく事実。一年前に本人から仕入れた情報を自慢げにリゼルとユリシアへ話したルラルはニコニコと笑いながら続ける。
「んっと、ブレントちゃん今度のお誕生日で39才になる……んだったかな? ちゃんと覚えてないけど、でも何才になっても誕生日って楽しいよね♪」
 屈託のない純粋な笑顔のルラルとは対照的に渋い表情をするユリシア。にやりと笑み眼鏡を光らせたリゼルは顎に手を当てぽつりと呟いた。
「誕生日を口実に更に貢がせる気なんだわ……」
 ガタン、と盛大な音を立てて立ち上がったユリシアは少し青ざめた無表情な顔で酒場内の冒険者達を振り返った。
「皆さん、聞いて下さい。今、霊査士としてあるまじき行為が行われようとしています。即刻、事実を確認し悪事を止めなければなりません! 皆さんの力を貸してください」
 根も葉もない噂話に何をそんなにムキになっているのやら、とも思うがこれが本当ならまさに由々しき事態であり、霊査士だけでなく冒険者の株を落としてしまう事をユリシアは懸念しているのだ。
「最近特にお酒には困ってないみたいだから、ますます怪しいわよね。皆、頑張って!」
 こちらは目が笑い、完全に楽しんでいるリゼル。
「ルラル、お誕生日会のケーキはフルーツがたくさんのった甘〜いのがいいな♪」
 お子様には大人な噂話より、もしかしたらおこぼれにありつけるかもしれないケーキの方がいいらしい。
『よろしく』
 霊査士3人娘に声揃えて言われた冒険者たちは顔を見合わせた。
 

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参加者
NPC:昼行灯の霊査士・ブレント(a90086)



<リプレイ>

●マルタイを追跡せよ!
 それは朝と昼の間。酒場へと歩いていたブレントは立ち止まり、背後を振り返った。そして、注意深く辺りの様子を伺う。
「……最近どうも誰かに監視されてるようでならんなぁ」
 頭を掻き、再び歩き出したブレントの背に、影達は動き出した。
「こちら、αチーム。御大の命により、これよりマルタイの調査に入る」
 建物の影からマルタイこと、ブレントの挙動を鋭い視線で追うチアキ。
「おお御大をキズモノに……死を持って償へー!!」
 怒りに打ち震える拳を押さえ、ハイドインシャドウで情報収集……のつもりが、活性化し忘れて使えない。チアキ、テンパってます。
「……どうせ、噂に尾鰭背鰭胸鰭がついて広まっただけでしょ……? 興味無いわ……」
 そう呟くエクセル。その格好は某金髪エルフ霊査士っぽい服装でちゃりちゃり鎖の音を立てながら、『はいどいんしゃどう』と汚い文字で書かれた板に隠れて移動するチアキと共に、何故か必死でブレントを追跡する。
「ブレントさの生き別れの兄弟にゴージャスなブランドさ、とか珈琲片手に持っていそうなブレンドさがきっといるんだぎゃ! 確かめるぎゃ!」
 拳を握ったその笑顔はとても爽やかなセナ。真相を確かめる、というより勝手に噂を作って楽しもうという感じもする。
 いや、セナはまだ可愛い方だろう。真実の報道と称するドラゴは手当たり次第に人を掴まえ嘘情報を振りまく。
「ブレント殿には一人称ボクの血の繋がらない金髪エルフの妹がいるそうでござる」
 とか、
「ブレント殿には刺青が貢がせて来た女の数だけあるそうでござる」
 とか。
 実に面白可笑しくホラ吹き歩くドラゴ。
「それは本当の話ですか?」
 運悪くドラゴに掴まったアラストールだが、逆にドラゴに詰め寄る。彼女もまた女性に不実な噂の数々を聞き、その真相究明に乗り出した一人であるが、他の参加者とは違い生真面目に動いていた。
「拙者、真実の報道をモットーにしているでござるYO!」
「何という事……そこまで不逞な輩だったとは!」
 騙されているとも露知らず、メラメラと正義の炎を燃やすアラストールは拳を握った。
「俺は見届ける……愛と憎しみを冥府の果てまでも追いかけて……!」
 ラクダ色のコートの襟を立て、サングラスをかけたシェイは壁にぴったりと身を寄せ建物の影からブレントを見ていた。その手にはいつでも紋章筆記使用可能とばかりに羊皮紙の束が握られている。
 そんなシェイの頭上、建物の屋根からもブレントを見る6つの目。黒スーツにサングラスという何とも怪しい格好のチェリート、シュリ、ルナシアの三人組。
「あれが今回のターゲットよ」
「これよりコードネームBの追跡を開始します」
「アレコレソレの噂の真実、見届けさせていただくです……じゃない、させてもらう」
 通りを歩くブレントを見下ろしながら、精一杯の低音で言うシュリとチェリート、そしてルナシアのチーム【雪月花】。
「【月】から【花】へ! Bが屋内に入ります!」
 屋根の上で、しかも近くにいるチェリートへ大声で言うシュリ。
「はぅ。【花】から【雪】へ! 犠牲者が増えたです」
 売り子のねぇちゃんと話すブレントに声を上げ、犠牲者(会話&接触者)数をメモするチェリート。
「【雪】から【月】へ。Bが南へ行ったぞー」
 ルナシアの言葉に真顔でシリアスな雰囲気漂わせてすっと立つシュリ。
「……【月】追跡開始します」
 華麗に屋根を飛び移ろうと黒づくめが宙を舞い……落ちる。
「げぶぅっ?!」
「いたた……うぅ、ブレントさんのせいだっ」
 運悪くシュリのクッションとなってしまったシェイが何ともブサイクな呻き声をあげるが、さらりと無視しつつブレントの所為にするシュリ。
 下の二人を見下ろし、ちょっぴり遠い目をしながらルナシアは呟いた。
「……しっかし、何やってんだろうね俺ら」
 それは追跡だったり情報収集だったり観察でプレッシャーだったり……
「ん?」
 感じるイタイ程の視線に振り返ったブレントはたらりと冷や汗を流し、視線を逸らした。ブレントが視線を逸らした先の壁には、顔を半分だけ覗かせジーっと観察中のプレストの姿。自分ではばっちり隠れて見つかっていないつもり。
「ブレントさん!」
「おーテルル。どうした〜?」
「いつもお世話になってるっすから、今日は団長にお付き合いしようかと思って」
 笑顔で言ったテルル少年だが、その心中や真っ向勝負で調査してやる! ダメならハイドで何処までも尾行してやるぜ! と気合充分である。
 場所は変わり、霊査士たちに精力的な聞き込みをしているユーリリィはメモ帳に熱心にメモっていた。ほとんど全部がでっち上げの噂であるが、その噂を来る夏のティアナ祭に……と一人ぽわんとした顔で悦に入っていたりする。
 そんな何時にも増して落ち着かない雰囲気の町中を愛しい恋人の姿探して歩くゴードィ。
「エクセル……おっとスマン。エクセルどこだ?」
 軽くブレントと肩がぶつかったりしたが、エクセルを探してゴードィは右往左往するのであった。

●酒場にて〜尋問・詰問〜
「お〜れの〜武器をぅ知ってるか〜い♪ 手錠! カツ丼! 取調べ用ランタン! 逮捕してやる!!」
 作詞作曲歌レイード。自分のテーマを歌い、満足そうに息を吐いたレイードは唖然とした表情で座るブレントの肩へ静かに手を置いた。
「さぁ、そういう事でキリキリ吐いて貰いましょうか、団長!」
「何をだー!!」
 叫ぶブレント。
 彼は今人垣で完全に包囲されていた。頭の上と椅子の下以外、人、ヒト、ひと。酒場の中央は噂の真偽を確かめる事に熱意を燃やす人々で実に暑っ苦しい。
「ウェスター様。今、町で飛び交っている噂をご存知ですか? 同盟の冒険者として恥ずかしくは無いのですか!?」
「マテ、何の事だ!?」
 今にも掴みかかろうかという剣幕で詰め寄るユリーシャにブレントは目を白黒させる。
「多くの女性、それも年端もいかない女性に手を出すだけでなく、御大にまで手を出し、コスプレをして御大の目まで汚すとは……許せませんね。御大に代わり、成敗して差し上げましょう」
「火の無い所に煙は立たぬ。貴方って人は……許すまじ! しかし、ユリシアさんも何故にああまで反応を? 昔、何かあったか……それとも皆と噂があるのに何故私にはちょっかい出さないのっ!? という女のプライドか?」
 ふふふ、と怪しく笑みにじり寄るネフェルと一人考え込むイワン。
「取材によれば、Tさんが肩を抱かれ、Cさんが本棚の裏に隠し部屋。Oさんは団長に手抜きをされなかった、など等続々と証言があります。僕は団長の味方だから……隠し子が何人いるのか白状してください」
 確実に根も葉もない噂だと分かっているが、世の流れにノッて至極真面目な顔で言うキルシュにダラダラとブレントの額から冷や汗が流れる。
「ぉい……一体、何の話をしている?」
「噂ですよ。私が聞いた話ですと、エルフのユリシアさんをはじめとして、9つの種族に恋人がいるとか流れてますよ。色々噂があって大変ですね。あ、もちろん私はセイレーンの奥様と娘さんがいたけど離婚して今はバツイチという話を信じています。悪評に負けずにヨリを戻せるように応援しますね」
 瞳をキラキラさせて言ったサラサにあんぐりとブレントは口を開けた。
「シルビーはベルフラウさんとの浮名っぽいのを聞いた事あるにゃ? ラブラブ説もあるけど、背中に一頭の蒼いドラゴンが刺青で入ってるとかなんとか……」
 のほほんと呟くシルビー。
「ブレントさん、世間で言うところの両刀でしょうか? いや、あの、男性にまで手を出して……怪しい噂が多々出ているようですが」
 少し戸惑い気味にブレントを見るマイトの隣で元気一杯手を伸ばしリドは言った。
「ずばり噂の正体はブレントさんのそっくりさん、ブランドさんだ!」
「そうよね。去年の今頃は健康的に運動していたあなたが……女教師と入浴だとかおじいちゃまにおイタしたとかは噂の一字違いの名前のご兄弟の所業よね?」
 静かに問うクレイだが、横手から別の声がブレントを問い詰める。
「此処は……はぐらかさずに……ちゃんと話したら? 恋愛なんて人それぞれ、だけど……誰かを泣かすようなら、容赦はしないよ……うちの店員(ボギー)とかね?」
 静かな口調でニコリと微笑んだアルムだが、目が笑っていない。
 そんな喧騒に包まれる酒場中央取調べ室。噂の人物蚊帳の外で、それぞれ仕入れた噂情報を公開しあう面々にブレントの姿は埋もれて見えない。
 カウンターではそんな群集を傍観していた。
「うわぁ〜ブレントさん、完全に取り囲まれてる」
「え〜と……なんじゃこりゃ? ブレントに関していろいろな噂が飛び交っているのは知ってたが……放っといてやればいいのにブレントも災難だな」
 小さな歓声をあげて傍観しているセッカの隣ではとても遠い目をしつつ、ティキが心の中でブレントに合掌する。
「いやぁ、スゴイ噂の数々だよ……人気モンだ」
 くっくっくと笑うキアーロ。
「僕としては噂の真相はゼロじゃないと予測する。デキる女性はダメな男に惹かれるもんだ! だから僕に貢いでくれる女性が居ないんだ!!」
 と何故か涙目で訴えてみるディリアス。良いのか? 男としてそんな根性で。
「しかしえらい騒ぎになってるなァ。大体あの団長が女にマメな訳ねェって。ま、判ってて騒いでるだけだろうからなァ」
 小さく肩を竦めて言ったトバイアスに、ニヤリとオーソンが賭けを持ちかける。
「ブレントに甲斐性があるかないか、一つ賭けよーじゃねーか。あ、俺が胴元な。賭けに乗る奴ぁ他にいねーか?」
「じゃあ、俺は甲斐性ある方に。しかし、俺はセクハラ三昧がユリシアにバレてユトゥルナに飛ばされたって聞いたがな」
 胴元に言うウォーレンはのんびりと取調べを眺める。
「甲斐性なしに全財産!!」
 カウンターにジョッキを叩きつけながら言ったのはニューラ。がぱがぱと自棄酒し目が据わっていて、コワイ。
「ボクは甲斐性ある方にひとつ。んーおっちゃん、やるな」
 同じく取調べの群集を見ながらマージュも賭けにのる。
「私も甲斐性ありで。それにしても、とんでもない誕生日になってしまいましたね」
 苦笑し騒ぎを肴に酒を飲むのはシェード。
「噂は噂。不確かな情報で踊らされる事は馬鹿げておろう。冷静になれ! ……と叫んだところで聞いてはおらんな」
 騒ぐ冒険者たちに一喝してみたデュークだが、だーれも聞いちゃいない。ある程度予測していたらしく、ちびちびと酒を引っ掛けはじめた。
「なんか何もやる事がない気がして仕方ないんだが……いやもう、この人数でこの状況だとほっといてもネタが溢れるよな」
 呆れ顔でエッジは騒ぎを眺めた。

「居た。おい、頼まれた酒持って来たぞ!」
 人垣掻き分けブレントの傍までやって来たジィーンはどさっと大量の酒をテーブルの上に置く。
「ったく、毎回毎回酒代ださせやがって……ん? 皆、どうした?」
 酒とジィーンとブレントを見比べて動きが止まる周囲の面々にジィーンは不思議そうに首を傾げた。
「このお酒って……」
「あぁ、俺が良く名前を間違えるからな。呼び間違えるたびに酒を奢らされてるのさ」
「毎度ど〜も」
 にやり、とジィーンに笑んだブレントは周囲の人垣を見渡した。
「何を勘違いしてるかは知らんが、そーゆー事だ」
「あら。じゃあ、お酒の話は本当にただの噂だったのね。でも、噂はまだまだ残ってるけど?」
 噂調査に奔走する人たちへの差し入れに、と料理を作り運んでいたリュウカだが、しっかりとお耳は聞き逃してないようだ。
「いいえ。詳しく知らないけど、皆勘違いをしている。この人が悪い事するはずがない!」
 と、割って入って来たのはロック。
「お久しぶりです、ブレントさん。覚えていますか? ずっと昔に助けてもらって、僕はブレントさんに憧れて冒険者になったんです」
 突如展開される感動の再会……
「あー……そう、だっけか?」
 じゃなさそうだ。本当は初対面なのだが、面と向かって堂々と言われれば人は惑う。ロックは続ける。
「そういえば姉さんはどうしてますか? 一度、ブレント様の傍に居られて幸せ〜って手紙をくれただけで連絡なくて……」
「なにー?! 既にニューラという『いたいけな』女性が犠牲になっているというのに、他にも毒牙にかけた女性がいたのか!」
「ちょっと待てー!? これは罠だ!!」
 レイードの叫びに涼しい顔で微笑んでいるロックを指差し、テーブルを叩くブレント。
「ぼ、僕の恋人のニューラさんにぃぃ! 天誅ぅうっ!」
 シャラン、と剣を引き抜き問答無用で人込みの中ブレントへと特攻するヒロシの殺気=戦闘発生。途端に気絶しブレントは引っくり返ってしまった。
「ブレントさんに何すんだー!」
『おわっ!?』
 泥酔しつつも強力なニューラのフールダンス♪ にヒロシだけでなく周りの何人かも一緒に踊りだす。
「ブレントさんはそんな人じゃないもーん!」
 と、涙目でデロデロなニューラはヒロシに駄々っ子ぱんち。そんな恋人にどうすれば良いか判らずオロオロするヒロシの目の前で、ニューラは気絶しているブレントに抱きつく。
「もし万一ブレントさんがスケコマシのロリコンの結婚詐欺師で両刀使いの(以下略)だったとしても! 私にとっては大切な………………ぐぅ」
「お、おい。ニューラ? ……寝てる」
 傍観していたものの、流石に刃物が出て来た事で慌てて助けに駆け寄ってきたラディアスだが、泥酔の為眠ってしまったニューラに安堵の溜息を吐く。
「やれやれ。とんだ誕生日になってしまったのぅ」
 ぷるぷると羽を震わせているヒロシの肩を宥めるように擦り、シュエは苦笑いした。
「兎に角、二人を移動させよう」
「『二人だけ』で寝かせるとまたいらぬ誤解を招きそうだ。ホント、団長も大変だな」
 邪魔な二人を酒場の隅へ移動するアールグレイドとヨアフ。それに乱痴気騒ぎも収束してきたようだ。
「ブレントとアソコに行こうと思ってたんだが、今日は無理かねぇ」
 酒を呑み呟いたゼイム。アソコとは女性と一夜の火遊びを楽しむ場所だが、無理っぽい。
「おーい、誰かエクセル見なかったか?」
 まだ、エクセルを探していたらしいゴードィに酒場内は一気に沈静化した。

●エピローグ
「……全てを知っていましたね?」
 事が過ぎたある日。酒場の隅で山羊ミルクを飲みながら静かに問うヒカリ。目の前の人物はただ微笑み、ちゃり……と小さく鎖が鳴った。
「色んな意味で師匠さ。まぁ、水虫持ちなんだけどね」
「ところで先日の手紙はなんだったのだ?」
 カウンターで仲間にそう談笑している赤髪の紋章術士の後ろのテーブルでは、神秘的な雰囲気の霊査士の女性に仲間の邪竜導士が尋ねていた。
 祭の後の静けさ。
 ブレントが目覚めた時には既に39歳になっていた。


マスター:桧垣友 紹介ページ
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桜奏・チェリート(a16606)  2009年10月26日 23時  通報
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雷獣・テルル(a24625)  2009年09月12日 13時  通報
真実はどこだ!どこにあるんだ!?
ブレントさんカムバーックッ!!