迷子のエンジェルさん〜鳥達の楽園〜



<オープニング>


「やはり鳥はいいですね……一つ一つの小鳥のさえずりが、耳に心地よい物です……」
 愛鳥と共にこのホワイトガーデンへとやって来た闇耀なる翼・バラン(a00202)は、仲間と共に、森で野鳥観察を行っていた。
 周囲からは、たくさんの野鳥の囀りが、幾重にも聞こえてくる。
 一見、傍からにはただやかましいだけかもしれない。でも、バランにとっては、一つ一つの囀りが心地よい響きである。
 しかし、そんな囀りの中に……。
「……ぇぅ……えう…………」
 小さな子供のすすり泣く鳴き声が、バランの耳元まで届く。
 小鳥の囀りとは違い、悲しそうな鳴き声……バランは耳をそばだて、その声の元に向かう。
 ……そこには大きなたんこぶを作った、エンジェルの少女。年の頃……7歳位の少女が、樹の前で泣いていた。

「おや……どうしたのですか?」
 と……バランが優しくその少女に語りかける。しかしその少女は……。
「迷子に……なっちゃったの……。怖いの……助けて……なの……」
 泣きながらバランに縋り付いてくるその少女。
 貫頭衣のような服に身を包み、純朴な格好。
 そして首から提げた首飾りには……白と虹色の羽根が付けられた首飾りが下げられている。
「……これ……は……」
 平静を装いながらも、バランはその羽根飾り見覚えがあった。
 そう……彼女が首から提げるその首飾りの羽根は、自分が捧げた形見の羽根と同じ物。
 彼女は……もしかしたら、妹の生まれ変わりなのではないか……そう思ってしまう。
 他人事とは思えなく……バランは彼女に話を聞き始める。
 しかし……名前、住んでいた場所……それら全ての記憶を失っていた。そして目の前の大木には、少し窪んだ跡があるわけで……きっとこの少女は、ふらりと風に飛ばされ……この大木に激突し、それにより記憶を失ってしまったのだろう。
 だからこそ、唯一の手がかりは……彼女の首に下げられた首飾りだけ。
 手がかりは少なく、彼女の住む家を探すのは困難な状況……しかし、既に彼女のことを他人とは思えなくなっていたバランは……。
「……解りました。何も思い出せないのですね? でも大丈夫です……私達が、きっと見つけ出してみせますから……」
 と……彼女をユーリと名付け、ユーリの家探しに足を踏み出すのである。

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参加者
闇耀なる翼・バラン(a00202)
柳緑花紅・セイガ(a01345)
冥府に降りし白雹の凶・ヴァデッド(a02782)
幾穣望・イングリド(a03908)
紅炎の紋商術士・クィンクラウド(a04748)
饗宴の思索者・アレクサンドラ(a08403)
木陰の医術士・シュシュ(a09463)
貴腐なる吟遊詩人・アルバート(a21107)


<リプレイ>

●涙を拭いて
 わんわんと泣き叫ぶ少女……その頭上に膨れている大きなたんこぶ。
 木陰の医術士・シュシュ(a09463)は、慌てて駆け寄ると。
「あらあら……痛かったでしょう? 今すぐ直してあげますからね……?」
 と、ヒーリングウェーブを少女に掛けると。……みるみるうちにその腫れは引いていく。
 突然のことに少女はぇ……と驚き口を開る。
「痛くなくなりましたか? 他に、どこか痛い所はありませんか……?」
 目線を合わせ、問いかけるシュシュ。しかし少女は……まだ何が起こっているのか理解できていない。
『ぇ……あ。その……ぇ……? ……ぅぅ……』
 見知らぬ人達に囲まれている事に気付くと……少女は再び目に涙を溜める。
 そんな彼女に冥府に降りし白雹の凶・ヴァデッド(a02782)は。
「これはまた……可愛らしい迷子さんだな。でも可哀想に……」
 と思う。それに頷くのは、柳緑花紅・セイガ(a01345)。
「こんな所で記憶喪失で彷徨うだなんて……それは心細かっただろう」
 そう言うと、セイガはそんな少女の頭に手を当てて。
「大丈夫……俺達が、必ず住んでいた所に返してやるから……な?」
 出来る限り、柔らかく話しかけるのだが……少女は。
『ぅ……ぅ……ぅぇーんっ!!』
 記憶の無い事に対する不安。そして……見知らぬ人達に囲まれているという状況が、彼女に極限の怖さを与えていた。
「あ、ああ……な、泣くなよ……そうだな……」
 ヴァデッドはそんな少女に、荷物の中から、幾つかの指人形を取り出し、動かし始めるのだが……少女は泣き止まない。
 そんなヴァデッドに、哉生明・イングリド(a03908)もしゃがんで、少女と目線を合わせる。
「……わたくしはイングリドと申しますの。ここにいるのは、皆雲の下の世界からやって来ましたのよ。貴方の名前は何て申しますの?」
『……ぁ…………ぇ……っと、わからない……の……』
 全て忘れてしまった少女……闇耀なる翼・バラン(a00202)は、首から下げられた羽根飾りを見て。
「……ユーリ……大丈夫。私達が、必ず家に連れて行ってあげますから」
 彼女の羽根飾りに、亡き妹の姿を重ね合わせるバラン。そして少女は……そんなバランの言葉におずおずながらもこくり、と頷く。
「大丈夫……俺達が、必ず住んでいた所に返してやるから……な?」
 少しぎこちないが、優しい言葉で語りかける。ユーリはそんなヴァデッドにうん……と頷き、彼の肩に乗る。
「良かったですね……それでは、ユーリさんの家を探しに行きましょうか」
 と、シュシュは微笑んだ。

●手がかりは虹
「それにしても……保父さんみたいでかっこいいな♪ バランもそう思わないか?」
「そうですね……とってもお似合いですよ?」
 と、ユーリを肩車するヴァデッドに、そんな言葉を掛けるセイガと、微笑みながら頷くバラン。
「お前ら……変な事言うな……」
 と、そんな二人の言葉に、少し額に皺を寄せるヴァデッド……しかし、微笑みを浮かべながら、シュシュが肩の上に乗るユーリを指さして。
「怒っちゃ駄目ですよ……怖がるでしょう?」
 とシュシュが耳打ちする。ヴァデッドはむぅ……と複雑な表情をしながらも……努めて優しい声で。
「ユーリ、どうだ肩の上の世界は? 色々な鳥が見渡せて楽しいだろう? この中に、お前の見た事のある鳥はいるか?」
 話しかけるバランに、ユーリは首を横に振って答える。
「そうか……この中にはいないんだな? 大丈夫、思い出したらで構わないからな」
 そんな三人を初めとして、ユーリと交流をしている中……貴腐なる吟遊詩人・アルバート(a21107)と、饗宴の思索者・アレクサンドラ(a08403)の二人は、ユーリのぶつかった樹とその周囲を調べていた。
 アレクサンドラは、その地面に彼女の羽根意外に、何か持ち物が落ちていないか……そしてアルバートは、樹の窪みの方角から、彼女が飛来してきた方角を。
 ……しかし、羽根は一杯落ちていた物の、それ以外に彼女の消息の手掛かりになるような物は落ちておらず、方角に目星を付けられたとしても……多くの森や街が有るだろう。
「まぁ、ユーリはこっちの方角から飛んできた……って思えるし、こっちの方角に向かえば間違いないんじゃないかな?」
「……そうだな。まぁ……歩いていればみつかるだろう」
 と一つでも手掛かりが得られれば……と、アルバートの提案に頷くアレクサンドラであった。

「……それにしても、方角以外の手掛かりはそのユーリの首飾りだけか……。これは中々難しいぜ……」
 そう呟いたセイガ。ユーリの首飾りに手を掛け……かけたその時。
『……! 駄目ぇっ!』
 首飾りを強く握りしめる。
 突然のユーリの行動に驚くと共に、セイガはその頭を撫でて。
「あ、すまん……取ろうとしている訳じゃないんだ。ちょっと見せて貰いたいだけなんだ。な……見せて貰っていいか?」
 セイガの言葉に、うー……と低く唸るユーリ。
「ユーリさん……御願いします。ほら、クィンも一緒に御願いして貰えますか」
「え? ああ、ほら……飴玉やるから、機嫌直せ……な?」
 灼杖の紋商術士・クィンクラウド(a04748)から飴玉を受け取るとユーリは……ぅん……と首飾りを外し、セイガの手に渡す。
 二枚の羽根のコントラストが印象的な首飾り。
 白い羽根は何度か見た事があるが、虹色の羽根は無い。
「……虹色の羽根を持つ、虹色の鳥……でしょうか。きっと……彼女の住んでいた村の近くにいたのは」
 ……それ位しか首飾りから予測出来ることは無かった。
 更に他の手掛かりを得る為に、バランは少女に絵を描かせる。
「何でも構いませんからね?」
 彼女が描いたのは牧歌的な風景。山々に囲まれ、色々な花が咲く風景。
 更に、クィンクラウドが虹を指さして。
「俺は今まで、あんな丸い虹を見た事が無かったんだが、ユーリが見た虹っていつもあの方角にあったのかな?」
 と問いかけた時、一寸小首を傾げて……その絵に丸い虹を書き加える。
「虹が東に描かれている……という事は、こちらの方角で良さそうですね。これも、一つの手掛かりになりそうです」
 と、一つ一つ小さな事を……思い出し始めるユーリ。
 そんなユーリに、セイガは先日のミルファクを村に連れて帰った事を話す。
「俺が以前……ここに来た時には、綺麗な水と風、花のある場所まで行ったんだぜ? ユーリみたく、迷子になってたエンジェルを村まで送ったんだ。だから任せとけ……俺が絶対に村に返してやるから、な?」
 目の前に広がる美しい風景……そして様々な鳥の囀りの中。
 セイガの言葉に、ユーリはうん……と頷くしか出来なかった。

 夕刻……空が次第に暗く成り行く。
「この辺りで……野宿しませんか? あまり進みすぎても危険ですよぅ」
 というシュシュの提案に野宿の準備を始める。
 力仕事となるテント張り等は、セイガとヴァデッド、食事の準備をするのはアレクサンドラとシュシュの二人。
 食事の準備中……降ろされたユーリの隣にイングリドは座る。
 周りの鳥達の囀りが耳に心地よく……イングリドはユーリの頭を撫でながら。
「……貴方の首から提げたその虹色の羽根の首飾り……本当に綺麗ね」
 微笑むイングリドに、肌身離さず持つその首飾りを改めて見下ろす。
 今まで沢山の鳥を見てきたけれど、虹色の鳥はまだ見ていない。
「きっと……その虹色の鳥さんは、こんな鳴き声かしら……」
 と、鳥の鳴き真似をするイングリド……するとユーリは、首を横に振る。
『違うよ、私、知ってるもん』
 そう言いながら、ユーリに逢わせて鳴き声を口ずさむ。高い鳴き声……しかしそれ以上に、ユーリがその鳴き声を思い出した事に。
「ユーリ……何か、思い出したの?」
『え……? あ……えっと、うん……でも、なんでだろう……?』
「名前とか、思い出した?」
『…………ううん……』
 ……俯くユーリ。
「そう……そうやって、一つ一つ思い出していく事が大事……そうすれば、きっとお父さん、お母さんに会える筈ですわ」
 とイングリドは優しく微笑んだ。

 そしてシュシュとアレクサンドラの競作の食卓が出来上がる。
 食卓歓談衆の団長のアレクサンドラ。そして料理作りが趣味のシュシュ。
 二人の技術と本の知識が合わさった料理は美味しい。
「それにしても……空の下で、草の上に広げた食卓を囲むのも良い物ですね……青空と虹と、夕暮れと星空……とっても綺麗です」
 と、シュシュが微笑みながら大空を見上げる。
 ランドアース大陸では見られない位に透き通った夜空……もう、今にも手が届きそうな位間近にある星空。
 そして、鳥たちの囀りは、星の瞬きに合わせて高く、低く響き渡る。
 その星空の下……アレクサンドラはこほん、と咳一つして注目を集める。
「さて……腹もいい具合に膨れた所で、皆に一つ問いかけたいと思うのだが……バナナはおやつに入ると思うかね? それとも入らないと思うだろうか?」
 突然の、バナナはおやつかおやつじゃないかの議題提案。
 バナナを頬張るアルバートが、少しきょとんとしながらも……その話から派生して、様々な食べ物がお菓子か否かの議論。
 そんな話し合いに対し、アルバートは。
「……そもそも、何で一般的な議論の対象がバナナなんだろうな?」
 アルバートの言う通り、確かにそれは昔からよく言われる議題……。
 ただいつまでもその結論は出ず、バナナだけはおやつには含まれない……となるのであった。
 そんなアレクサンドラの議論の横……ユーリはシュシュとイングリドの二人と共に、同じテントの中に居た。
 眠そうに目を擦るユーリ……シュシュはそんな彼女に寄り添いながら。
「のんびりした時間……ユーリさんも、こういう時間は好きですか?」
『うん……お姉ちゃん達と一緒にいると、なんだか嬉しいの……あ、そうだ……お姉ちゃん、教えて欲しい事……あるんだけど……』
「ええ……わたくし達で解ることであれば」
 微笑むイングリド……女同士のおしゃべりのは……夜遅くまで続くのであった。

 そして……幾つもの朝と夜を迎えながら、諦めずにユーリの村を探す冒険者達。
 ユーリも一生懸命探してくれる冒険者達に、少しでも応えようと……一つ一つ記憶を取り戻していく。
 しかし……中々核心に迫る物は出てこない。そして今までのバードウォッチング等でで出てきた情報を整理し、街や村の住人達に訪ねる。
「この子のような虹色の羽根と、白色の羽根の首飾りを掛けた人達を見たことが無いか? それと、この虹色の羽根を持った鳥を見たことは無いかな?
「ああ……この子、迷子なんだ。だから俺達がその家を探してるんだ。何か些細な事でも構わないから、解ることは無いかな?」
 アルバートとクィンクラウドの二人の言葉……しかし村人達は首を振るう。
 そこでイングリドは切り口を変えて、ユーリの飛んできたと思われる時間、この辺りの風はどこから吹いてきているのか……という事を訪ねる。すると、村人達はある一つの方向を指さす。
 村を訪れ、風の方角を聞き、そちらの方向へと向かう……何度も何度も同じ事を繰り返した時。
『……ここ……見覚え、ある……』
「本当か? どれどれ……」
 と、クィンクラウドが遠眼鏡で辺りを観察すると……遠くに見えるは、七色に輝く虹色の鳥。
「本当にいたんだな、虹色の鳥……」
 そう呟き、クィンクラウドは虹色の鳥の居る方角へと走る。
 ……その目前に現れたのは、寂れた小さな村。
『ここ……私の……家……』
 と、ぽつりユーリは……呟いた。

●再会
 そして……ユーリの村に辿り着いた冒険者達。
 すっかり少女と仲良くなったのに……別れの時がやって来てしまう。
 ヴァデッドにと手を繋いでいたユーリも、その時に気付いているようで……ぎゅっ、とヴァデッドの裾を握りしめる。
「ん……? どうしたんだ?」
『何でも……ない……』
 離れたくないと言えば、楽になる。でも……お母さん、お父さんに会いたい。
 複雑な心境のユーリの、精一杯の言葉がそれだった。勿論その事は、バランだって、イングリドだって……痛い程解る。
「ユーリ……大丈夫。あともう少しで、お父さんとお母さんに会えますから……ね?」
 と、バランは微笑むと共に、間近に迫った別れの時に、寂寥の念を感じていた。

 ……夕陽の沈み掛けた頃。村の中を歩く。
『あ……パパ、ママぁっ!!』
 村の一角……その家の姿は、先にユーリが描いた絵の通りの風景。
 ユーリは家の中に駆け込み、父親の胸に飛び込んで……泣き叫ぶ。
 父親も、恐らく彼女を捜していたのだろう……突然のユーリの帰宅に驚くと共に、彼女を強く抱き締める。
 ……ユーリが泣き止んだ後、冒険者達の姿に気付いた父親。ユーリから、自分をここに連れ帰ってくれた人達だよ……と言われる、深く頭を下げる。
『本当に……本当にありがとう御座います。私達が探しても、全く見つからなく、途方に暮れていたのを……本当に、感謝しております……』
「いえ……褒められるような事ではありませんよ。それよりも……この子を大事にしてあげて下さいね?」
 離れたくない……でも、バランはそれをおくびにも出さず、そう両親に告げる。
 そんなバランに対し、泣き止んだユーリは近付いてきて……今までに見たことのない様な笑顔で。
『バランお兄ちゃん、本当にありがとう。私から……お礼、なの……』
 すると少女は、虹色の羽根を一枚差し出す。バランは……その羽根を手に取りながら、ユーリに視線を合わせて。
「……ありがとうございます。貴方も……その首飾り、大事にして下さいね……」
 微笑むバランに、ユーリはうんっ、と頷く。そして続いてクィンクラウドは
「いいか、また今度迷子になっても知らないからな?」
 とちょっとからかうけれど、ユーリは頬を膨らませて。
『もう、迷子になんかならないもんっ!』
 たった数日だけど、クィンクラウドの言葉の裏返しはユーリにも解っていた。
「はは……まぁ、またホワイトガーデンに来ることがあったら、俺達のガイドを宜しく頼むとするかな? 頼りにしているからな♪」
 と、ウィンクするクィンクラウドに頷くユーリだった。

 そして……別れの時。
『お兄ちゃん、お姉ちゃん……またね!』
 去る後ろ姿に、大きく手を振るユーリ。
 ……離れたくなくて……足取りが重いバラン。
「ほら……あたくし達も、迷子にならないうちに帰りましょ。またいつか……逢いに来れるわ」
 イングリドはそう言いながら、バランの背中を軽く押す。
 彼女と一緒のテントの下……彼女が語った夢……。
『いつか……イングリドお姉さんみたいな、冒険者になりたいなぁ……』
 ユーリのささやかなる夢……イングリドは。
(「きっと……いつかはなれる筈ですわ。信じる事は、強い力ですもの……」)
 と、心の中で、彼女の夢の実現を、心底から強く祈るのであった。


マスター:幾夜緋琉 紹介ページ
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作成日:2005/06/30
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